このタイトルを聞いただけでドキっとしませんか?この映画が公開された時、なんとなく心ひかれて、公式ページを見てみました。そこに23歳の彼女が考える「死ぬまでにしたい10のこと」のリストが載っていました。それを読んだだけで、もう泣けて来ました~。特に「娘たちに毎日『愛してる』と言う」「娘たちが18歳になるまで毎年贈る誕生日のメッセージを録音する」のところが~っっっ。
そして、ある水曜日に一人で映画館に観に行きました。(仕事を辞めた時「仕事をやめたらしたい10のこと」リストを作りました。その中に「水曜日に一人で映画を観に行く」って言うのもあったんだー)
この映画を「観よう」と思う人は、きっと世の中にそう多くはないだろうし、感情移入できる人もそんなに多くはないと思う。未婚の男の人は、まず、観ようと思わないだろうし、キャリアウーマンの人も観ないかも。ロード・オブ・ザ・リングとかハリーポッターとかみたいに、壮大な映画でもないし、賞もとらないだろう。ごく普通の生活の中の、ごくごく小さなストーリー。だけど、「結婚してて」「主婦で」「娘(子ども)がいて」+「婦人科系の病気の経験がある(これはオプション)」という私には、ほんとにツボだった。はあ・・・・・っっ(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)(T-T)お誕生日のテープのシーンでは号泣・・・(映画館だから声を出さずにね) 彼女は強い。病気の事を誰にも言わずに死んで行く決心をするんだよ。彼女が医者にがんだと告知される場面で「若いのでがんの進行が早く、どうする事もできない。せめて、あと20歳年をとっていたら」と言われるのね。それを聞いて「あ゛ー、私の年なら大丈夫なのねー。よかった~」なんてストーリーとは違う事を考えたよ。
細かい事を言えば、そんなにうまく行く訳ないじゃん!と思うところもある。優しくてステキなだんなさんがいるのに、別の人と浮気をする・・・自分と同じ名前のステキな女性が隣に引っ越して来る(子どもたちの新しいママになってもらいたい)・・・そんな事ないよね、普通。私だったら「もうすぐ死ぬから」って「わざわざ」「これから」「相手を見つけて」浮気はしないだろうな。でも、彼女は「17歳でファーストキスの相手と出来ちゃった結婚」そして、現在23歳だったら、やっぱり心のこりかな。
原題が「MY LIFE WITHOUT ME(私のいない私の人生?)」って言うんだけど、ラストの方に、玉のれん(英語でなんて言うのかわかんない。もっとかわいい名前なんだろうけど)の向こう側で、みんなが食事をしているシーンを、こちら側のBedから、彼女が見ているシーンがあるの。それがすごく「MY LIFE WITHOUT ME」な感じを象徴しているように思えたなー。
この映画が公開されてた時、よく「あなたがもし死ぬとしたら『死ぬまでにしたい10のこと』はなんですか?」ってよく、テレビでも雑誌でも話題になってた。私もちょっと考えてみたよ。リストは秘密♪みなさんのしたい「10のこと」は?
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見ました。号泣でした。わたしは死ぬまでに一度は浮気したいです。
玉のれん、きれいでしたね。