私はサンタクロースの存在を信じています。
・・・ってなことを書くと「唐土かほるって頭が変」と思われそうですが、まあ聞いてください。
私だって真っ赤なコートを着た白ひげのサンタクロースが煙突から入ってきてクリスマス・イブにプレゼントを持ってくる、なんてことはあり得ないと思っています。だいたい煙突なんてないし、今の時代、つっこみどころ満載のお話ですよね。
それでも私はサンタクロースはいる、と信じているのです。
私が信じているサンタクロースはやっぱり雪深い北の国に住んでいて、ふとっちょで白ひげをたくわえた風貌のおじいさんです。でもそのおじいさんは魔法使いで、クリスマスの時期になると、子供たちが幸せな気分になるように私たち大人に魔法をかけるのです。魔法をかけられた大人たちは、ある時期がやってくると「今年は子供たちにどんなプレゼントをあげようか」「クリスマスにはどんな御馳走を作ってあげようかな」「クリスマスイブぐらいは仕事を早めに切り上げて子供たちと一緒に過ごしてあげよう」などと心を砕くようになるのです。
サンタクロースの魔法は素晴らしく、子供たちだけでなく、兄弟や恋人や友達にまでプレゼントをあげたくなるほどの影響力をもっています。
魔法にかかった大人たちは、ある時期になるとクリスマスソングを耳にするとワクワクし、部屋をクリスマス色に飾り付けようとします。デパートなどのスタッフたちもみんな魔法にかかっているものですから、「サンタの格好をして子供たちを喜ばせよう」などと考えます。こうして街はあっという間にクリスマス色に彩られるのです。
さらに世界平和のことまで気になりだして、「うちの子はプレゼントをもらえて幸せだけど、プレゼントどころか日々の暮らしにも困っている子供たちのために何かしてあげたい」と思い立ち、ユニセフでクリスマスカードを購入したりしてしまいます。恐るべしサンタクロースの魔法の威力。
サンタクロースの魔法がおよぶところは宗教も国境もこえてものすごく広い範囲になっているようです。日本では魔法にかかる時期が年々早くなっているような気もします。みんなの心のトゲトゲをサンタクロースが嘆き悲しんで魔法をかける時期を早めているのかも知れません。
こうして親はみな子供たちが幸せな気分になれるような演出をあれこれ試み、親だけでなく「恋人がサンタクロース」になったりもして、みんな平和で楽しい胸ときめくシーズンを過ごすのです。
うちの双子はまだ4才なので、昨年あたりからやっとサンタクロースの存在を認識しだしたばかりですが、やっぱり小学生になると「サンタなんて本当はいないんじゃない?」と聞いてくると思います。そしたら、私はこう説明するつもり。プレゼントを持ってきてくれるのは本物のサンタクロースではないけれど、サンタクロースは本当にいるんだよ、って。
現に私はサンタクロースの魔法にかかっているんですもの。皆さんも気づかないうちにサンタの魔法にかかっているかもです。偉大な魔法使い・サンタクロースに乾杯!
【今日の1冊】
サンタクロースっているんでしょうか?
私のお気に入りの本の中の一冊です。この本を読んで、私はサンタクロースはいる!と確信した次第。「サンタなんていないんじゃない?」とお子さんに聞かれるようになったら、ぜひ読んであげてください。
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私も「サンタクロースっているんでしょうか」という本が大好きです。コドモの頃に母が買ってくれたその本を今でも持っています。えんじ色の布張りで薄い冊子です。サンタがほんとにいてもいなくてもいーや、って思った覚えがあります。要はその存在がいかに素敵かってことですものね。
Naokuma705さん、はじめまして!コメントありがとうございます。
布張りの表紙のものをお持ちだなんて素敵ですね。今売っているものは、普通の紙の表紙です。
今年のクリスマス、どこかの誰かがサンタの魔法にかかってNaokuma705さんに素敵なクリスマスタイムを演出してくださいますように・・・。
我が家の息子の誕生日は12月なので、誕生日とクリスマスとプレゼントは一緒にするだろうと思います。先日、夫と話していた時、「もうちょっと大きくなって、『どうして家にはサンタさん来ないの?』と言われたら、どうする?」ということになったのですが、この本を読ませてみようかな、と思いました。
そうそう、日本人でも、正式に認定を受けたサンタクロースがいるそうですよ。
カトウさん、コメントありがとうございます。この本、ほんとオススメです。
日本人でサンタクロースに正式認定された方がいらっしゃるなんてビックリです。でも一体誰が認定するのでしょう。お会いしてみたいですね。
はじめまして!
この本のタイトルで検索しててかほるさんのブログにたどりつきました。
小さい頃、母に読み聞かせてもらって
気持ちがすごくキレイになった思い出があります。
今、何十年たってもこの本のタイトルを忘れていないってことは
幼心にすごく印象的な内容だったんだろうなぁって思います。
子どもができたらプレゼントして読んであげたいな
みちさん、こんにちわ。
みちさんのコメントで、この記事をまた読むことができて幸せです。というのも、小3の娘に「ママはサンタ、いつまで信じてた?」と聞かれたのです。
正直ショックでした。でも、この記事やみちさんのコメントで、もしかしたら今、この本を必要としているのは、私と娘なのではと、すごく癒されました。
ありがとうございます>かほるさん、みちさん
みちさん、コメントありがとうございます。
お母様に読んでいただいた記憶が今まで残っていらしたなんて・・・やっぱり素敵な本なんですね。我が家の双子も今年は6歳になりました。あと2,3年したら、この本を読んでやりたいと思っています。
らむねさん、コメントありがとうございます。
この本は単に「サンタクロースなんていないんじゃない?」と聞かれた親のアンチョコ本じゃないですよね。それだけに、読んでやる時期(年齢)は慎重に選びたいなと思っています。また魔法の季節がやってきました。皆さんにとって、幸せな週末になりますように。