ワーキングマザースタイルインタビュー第9回目は、グッドバンカー代表取締役の筑紫みずえさん




2005年09月07日

インタビュー第9回目は、グッドバンカー代表取締役の筑紫みずえさん

Posted by 村山らむね

■専業主婦業と社長業は似ている

今回お話をお伺いした筑紫みずえさんは、株式会社グッドバンカーの代表取締役でいらっしゃいます。SRI(社会的責任投資)という言葉が、全く一般的でなかった1999年に、日本初のSRI型金融商品エコファンドが発売されましたが、それをゼロから企画して日興證券グループとともに発売にこぎつけたのが、筑紫さんが率いるグッドバンカーです。投資行動はマーケットに自分のメッセージを伝える手段という視点から、エコファンド、そして、2004年には女性が働きやすいファミリーフレンドリー企業に的を絞った投資信託を企画(発売は三菱信託銀行)なさいました。

また、9月5日に男女共同参画社会づくり功労者として内閣総理大臣表彰を受賞なさいました。理由のひとつに『平成16年、仕事と生活を両立でき、多様で柔軟な働き方を選択できる「ファミリーフレンドリー企業」を対象としたSRIファンドを創設。育児休暇等の制度内容や運用実績等を基準として企業を評価している。これらの活躍は、育児等でいったん仕事を中断した女性が「再チャレンジ」を志す上でロールモデルとなるものである。』と挙げられています。「育児で中断するにせよ、工夫して働きつづけるにせよ、時代は本当にワーキングマザーを待っているのです。私へのこの表彰を、全てのワーキングマザーにささげます」というメッセージをいただきました。

インタビューではワーキングマザーの大先輩として、育児を仕事に活かすということ、そして、経営者の立場から見たワーキングマザーの心構えなどを、伺って参りました。


― まずはじめに働き始めた経緯を教えていただけますか?息子さんが3歳半のときですね?

筑紫みずえさん

筑紫みずえさん(以下 筑紫さん):フランス語を勉強しておりましたので、翻訳とか通訳などアルバイト的には仕事はしていました。企業の中で、組織人として働いたことはなかったんですね。事務的なOLの経験がまったくなかったんです。自分はそういうのに向いていないと思っていたんですね。年をとってからでも通訳のような自由業はできると思ったんです。でも、事務的な仕事の基礎は若いうちに雇ってもらってそこできちっと勉強しないと身に付かないと思って。

― 結局、採用されたのが、フランス系企業ということですか?

筑紫さん:日本の企業に応募したんですけど、全然相手にされなくて。結局、フランスの会社に拾ってもらったんです。そのときに採用してくれたフランス人が「あなたの年齢で子供がいるのは当たり前だ」と言ってくれたんですね。それまで日本の会社は「えっ?結婚してる?」と既婚であるだけで撥ねられてしまっていたんです。新聞広告で人材採用をしているところに片っ端から電話をかけたんですが、当時の日本の企業には相手にされなかったんですよ。見事に。

― 当時はまだ結婚退職が当たり前だった頃ですね。

筑紫さん:そう。フランスの企業は、結婚しているとか子供が居るとかではなく、“今、何ができるか”で判断してくれたんです。

― 片っ端から電話をかけるなどしてでも就職したいと思われた動機って何ですか?

筑紫さん:経験してみたかったというだけなんですよ。今の人たちみたいにキャリアプランニングをしていたわけではなく、意識が低いと言われちゃうかもしれないけれど、ただただ、勤めてみたかったというのが正直なところです。ただ実際に仕事をしてみたら、知らないことがたくさんあったし、おもしろさも感じましたね。それから子育てが仕事にとっても役に立つということも発見しました。仕事にとって子育ては、デメリットではなくてメリットだということが日々確信できた。

― そのあたり、ぜひ具体的にお聞かせ願えますか?

筑紫さん:家にいると家事をしても育児をしても当たり前のことでなかなか評価してもらえないけど、会社で同じことをやったらみんなが褒めてくれる。お給料も上がる。楽しくて仕方がありませんでしたね。わたしは知らないことを知るのがすごく好き。会社で働くことはお茶汲みひとつとってもやったことがなかったから、楽しい。コピーも初めてだからおもしろい。小さな会社だから、上司もどんどん任せてくれる。タイプを打つにしても、ドラフトがあって打つのだと面白くないので、そろそろ挨拶状を出す頃だなと思ったら、見計らって上司に言われる前に先んじて打って、持っていく。すると彼はすごく喜んで、私もおもしろい。言われてするよりも、自分のイニシアティブで仕事をするほうが楽しいので、そうしていました。

葉山瑠奈(以下 葉山):結婚して子供を育てるという過程でいろんな経験を重ねたことで物事が先読みできるようになって、仕事でもそれが活きたということでしょうか?

筑紫さん:そうそう、そういうことよ。その通りでございます。子育ては、仕事をする上でも、本当に活かされるんだなってつくづく思いましたね。苦労も多かったんですよ。たとえば英文タイプなんていうのも、ちょっとしたコツがわからないものだから、たくさん失敗もしてね。だからこそ、上達するのが楽しかったですね。技術的なことでは、初めてということでのハンデも多かったですよ。でも、たとえば上司が何を今望んでいるかなんていうのは、子育てしていればまるでトレーニングをしていたみたいなもので、「今はお茶が欲しそうだとか」とかすぐわかる。専業主婦だったから、夫を喜ばせるためにしていたことを、そのまま上司にしたら、本当に喜ばれて褒めてくれる。

― 学校を卒業後、結婚や出産を経て家庭に入る人は多いですが、子育てを終えてから社会人デビューして、それがまた大成功なさるというのもとても面白いですね。

筑紫さん:私はただ、サービスをしていたんですね。上司の彼の立場になって彼にサービスをする。それって、子育てや専業主婦と同じじゃないですか?子育てや専業主婦の経験がこれほど活かされるとは!と、実感しましたね。二・三年でやめるつもりだったのが、仕事がどんどん面白くなってやめられなくなって、今までずるずる来てしまいました(笑)。

― 最初の会社に入られてからここまでで、どこかターニングポイントのような契機はありましたでしょうか?

筑紫さん:マネージャーとなったときは迷いましたね。1980年に31歳で社会人になって、88年に銀行に入ったんですね。そして90年にスイスの銀行(UBS信託銀行)に入るときに、役職がマーケティング・マネージャーとして誘われたんですね。わたしは、まずとにかく面白い仕事・いい仕事がしたかった。だから、それまでタイトルや肩書きには関心がなかったんです。でも迷っているときに、ある企業の方に相談したら、「マネージャーというようなものは、多くの人がやりたくてもやれないものだ。だから話が来たときにはお受けするべきだ」とおっしゃったんですね。

結局、お受けして、苦労したことも多くあるんですが、その頃からですね。タイトルや肩書きなどの重みを感じたり、与えられた責任に対してベストを尽くすことが働く人間の役割だということを強く意識したのは。

― 今、女性がマネージャーなど管理職になることに戸惑いを感じているというような記事を読んだりもするのですが、それについてはどう思われますか?

筑紫さん:私は自分の人生で無理をしてきていないんですね。たとえば留学する直前に結婚したときも、パリで勉強をするつもりが途中で妊娠がわかって日本へ帰るという決断をしたときも、まったく迷わないんです。フランス人の人から「仕事や勉強はいつでもできるけれど、本当に愛する人にはいつ会えるかわからないんだから愛する人を取るのは当然だ」と言われて、なるほどと思ったんです。私は仕事と子供だと迷いなく子供をとる。

私は人と比べてどうだということを考えない。自分自身でターゲットを設定して、自分がいい仕事をしているかを自分で感じているんです。言い換えれば、自分にとって自然だと感じられる道を選択しているんです。だからあんまり葛藤がないのね。

キャリアを優先したり、家庭を優先したり、それは価値観だと思うんですね。だから私は悩んでいる人たちに「こうあるべきだ」ということは言えないけれど、ただ、自分の人生を振り返ってみてつくづく思うけれど、子供を産んで育てたということが一番面白かった。間違いなく私にとって最高の体験だった。私の場合は出産後、体も丈夫になったし、精神的にも安定したし。やっぱり女性にとって自然なことだから、これ以上の仕事があるのかしら?って思っちゃう。

― 日本の企業は、拘束時間も長く、どうしても仕事か育児かという二者択一を迫られるという側面があって、なかなか自然には産めなかったりするようなこともあると思うんです。私の友人がフランス系の会社に勤めているのですが、夕方6時以降会社にいると軽蔑されるというんですね。欧米と日本ではプライベートな時間に対する考え方が違うのかなとおもうのですが、日本の企業独特の育児と仕事の両立の難しさについてはいかがですか?

筑紫さん:私は日本の会社に入ったことがないので、あまり見えないんですが、フレキシビリティみたいなものが欠けているのかと思いますね。フランスの会社に勤めていたときに、上司から「僕、今日は子供が熱を出したから病院に連れて行くので、僕の代わりやっておいて」なんていう電話がありましたよ。だから、私も子供が病気のときなどはなるべく休まないようにしていたとはいえ、やむにやまれず休むときなど、まあ少しは気分的に楽だったりもしましたね。私たちのときは、“めしキャリ”つまり“めしつきキャリアウーマン”と言ってね。それは実家に住んだり、地方からお母さんを呼んだりして、食事の世話など全部やってもらって、それではじめて仕事ができる、そんな状態の女性が多かったですね。

葉山:子供が小さいから、自分のキャパシティを100としたら50%くらいを仕事に注ぎたいと希望しても、100の仕事をやらないのであれば20%の仕事しかありませんよ、というのが日本の企業の実態で(笑)。二者択一で前者を選ぶとしたら、余力がない分を実家に頼るとかお金で解決するなどのチカラワザが必要になってくるんですね。

筑紫さん:ただ、それでも私はめげないで欲しいと思う。私の場合は、どんなこともあまりネガティブに捉えず、ポジティブに考えるようにしてきた。ある一時期は自分の仕事をトーンダウンさせて、育児に力を振り向けても、必ずその先では、育児や家事の経験が生きてくると思うのね。仕事に時間が割けないとなれば、その短い時間でどう仕事を組み立てようかとか、いろんな工夫ができます。社会全体がナレッジつまり知識集約型になっていくという研究があるんですが、そうなればなるほど、私は女の人が有利だと思うんですね。たとえば、赤ちゃんの面倒を見ているときに、ふっとアイデアが湧くとかいう経験は、みなさんお持ちだと思うんです。長時間拘束される人にはない、クリエイティブな面が引き出されると思うんですね。たくさんの引き出しを持てるわけですから。

子育ての時間を持つと言うことは、女性でも男性でも、明らかに知性の広がり・深まりと言う面でよい影響を与えると思うんですね。そういうよい影響を与えられた人が、よい仕事をすると思うんです。

― 子育て中の方を雇用する経営者の立場ではいかがですか?

tukushi3.jpg筑紫さん:経営者の立場から言えば、子育て中の人が時間がないとか、この時間で帰ってしまうというようなことは、もちろん制約です。本当は時間的な制約がない人のほうが、迅速に対応できるわけなんですね。制約がある人ばかりだと、その制約条件のなかでうまく対応しなければいけないから、その分、戦力的に落ちるし、リスクも大きくなるんです。

今、この会社では、会社を評価する仕事なので、それはSOHOでもできるわけだし、アウトプットがレベル以上であればいいわけだし、いろいろな形の雇用の取り組みをしています。週3日勤務だとか、残業はしないとか、いろいろな人が働いています。一人一人の事情が違う人たちを、マネージメントするというのは、ものすごく大変。同質な人たちをマネージメントするのとは違う能力が必要なんです。でも働いている人たちが多様である、能力も多様であるということは、とても重要なことでもあるんです。変化に対して、より対応力があるということにもつながりますから。

― そうですね。なかなかグッドバンカーのように、子育てを人間の付加価値として認めてくださったり、多様性を価値と認めてくださる会社が、まだ日本には少ないかもしれませんね。一度、家庭に入ってしまうと、再就職が難しいというような話もよく聞かれます。ただ、派遣会社などは、ママの再就職支援に乗り出すところも少しずつですが出てきたようで、心強いですね。

筑紫さん:うちも子供がいるということで、時間的に限定的に働いている方も複数いるんですが、もちろん、全てのケースが順調だったわけではないんです。仕事をすることは契約でもあるので、ある一定のアウトプットは出してもらうことは当然とするこちらの考えと、働く側の考えが合致を見なかったこともあります。でも、こちらもまた変化するかもしれない、相手も変化するかもしれない、またいつか幸せな結果を生むかもしれない。失敗したとは思っていないんです。

ただね、小さなことなんだけど、休んだりしたらやっぱり周囲に負担をかけるんだから、お菓子の一つでも持ってくるとか、そういう工夫をすることもとても大切だと思うんです。人と人のつながりで仕事は動くんですから。

― 耳が痛いですね。

葉山:周囲の人たちと気持ちよくコラボレーションしていくための努力って、重要なんでしょうね。

筑紫さん:子供が病気で休むというようなことは、会社から見ればダメージなわけで、そのダメージを最小限に食い止める努力はしてほしいと思うんですよ。それを雇ったんだから、すべて受け入れなさいと、経営側に要求するのは、それは違うなと思います。経営は不確実性を減らしていくことなんですね。それを客観的に知っておいてほしい。

― 子育てと仕事を両立しようと思うなら、全て自分で抱え込むのではなく、マネージメントするような気持ちで、家族や有償のサポートを上手く利用しながら、家庭と会社のリスクを最小限にしていく努力が必要なんでしょうね。

筑紫さん:そうそう。だからマネージメントの側も、すぐに「ああやっぱり使えない」と結論を出すのではなく、「ここをこう変えて」というように、お互い言い合えるような関係を作るべきでしょうね。やっぱりコミュニケーションの問題でしょうかね。

― これは私自身を反省して思うのですが、30代にもなるとなかなか人からのアドバイスや苦言を受け入れられないようにもなってくるのですが、柔軟さや謙虚さを、ワーキングマザーこそ持っていたいなとつくづく思いますね。

ところで、1998年に筑紫さんはグッドバンカーという会社を興されて、1999年にエコファンドを日興證券グループと商品化にこぎつけられました。その後、第2弾として世界で初めての試みとして「ファミリー・フレンドリーファンド」を出されました。これは穿った見かたをすると、日本だからこそ出てきたファンドではないかと思うのですが。日本の企業が“ファミリー・フレンドリー”でないからこそ登場したファンドという印象を受けたのですが。

筑紫さん:そうですかねえ?私がこのファンドを世に出すために、フランスを始め、いろいろと調査したんですけれど、日本の行政は子育てへのサポートをずいぶんしているんですよ。ただね、フランスなんかはマネージメントレベルの人はものすごく働くけれど、一般の人は、早く帰って家族と食事しないと離婚されてしまうということはありますね。でも、施策そのものはたいへん日本は進んでいるんですよ。

ただ、会社のマネージメントする立場の人たちが、育児をしながら働く女性に対して、評価しているかといえば、なかなかまだ難しいところがあるのかもしれませんね。出産・育児を多様な価値の一つとしてきちんと受け止めた会社は、実際、強いと思うんです。それに気がついた企業は、少しずつでもこれから変わっていくと思いますよ。それに女性もそれを後押しするような働き方を、自覚を持ってする必要がありますね。

― 私なんかも、出産して職場に戻ったら、すぐに出向と言う形で元の部署には戻れなかったりもしたのですが、そういうことも新しい出会いとして楽しむような柔軟性を持つべきだったのでしょうね。

筑紫さん:そうです。だって男の人なんて、そういう目にしょっちゅう会っているでしょう?なんでも出産のせいにするのは間違っていますよ。経営の立場からみて、それは出産のせいではなかったかもしれない、でも出産のせいだと経営側が思わせてしまうのであれば、女性が産まなくなってしまうのも仕方がないと思いますね。だから、もちろん企業のほうでの努力も必要だけど、そればかりではない。女性のほうも出産や育児が付加価値だとアピールしないと。育児をしていることでどれだけ仕事の能力が高まったかを示せなかったということも、厳しい言い方かもしれないけど、ちゃんと認識してほしいですね。

― 少々辛口で耳に痛い部分はありますが、まったくおっしゃるとおりだと思います。

葉山:先ほどの「働いている人たちが多様だと、変化に対してより対応力がある」というお話が印象的でした。私は出産を機に、進みたい方向性を考えて会社を辞め、フリーになったのですが、今はまた別の会社に勤めています。でも、ここにいたるまでの数年間は、一見まわり道のようでムダではなくて、いろんな風景を見たからこそ、今の仕事でのアウトプットの質が上がったと実感できる場面が多々あるんです。

筑紫さん:知的筋力が付いたんですね(笑)。100%働けない時期も確かにあるでしょう。でも長い目でみれば必ず糧になると思うんですよ。人と比較するのではなく、自分が面白いと思う仕事をぜひしてほしい。そしてベストを尽くすこと。それを忘れないで欲しいですね。




子供がいなくて時間を自由に使える人や独身時代の自分と比べて、もどかしくなる瞬間があるのは、ワーキングマザーの常(私だけ?)。「他人と比べずに自分自身がターゲットを設定し、いい仕事をすることに意識を向ける」という考え方をすることで、ラクになれそうな気がしました。「同じように働ける、管理しやすい人ばかりを集めるメリット」よりも「メンバーの多様性が組織を強くするというメリット」を認める企業が増えれば、眠れるパワーを有効利用できて、ニッポンの未来はもっと明るくなるはず! 後者の生きた見本になれるよう、精進したいと思います。(葉山)




専業主婦業と社長業は似ているという言葉は2001年の筑紫さんのコラムのタイトルからいただきました。似ている理由として以下のことをあげていらっしゃいます。

一度に多くのことを同時並行で処理する力、優先順位をつけること、決断の早さ、相手の気持ちを読んで前もって準備しておく能力などは、育児中の平均的な専業主婦なら必要に迫られて自然に身につくものだと思うからだ。

という一節に、少々、胸が痛みもしながらも、うなづく点も大いにあります。育児は仕事の足を引っぱらない。長い目で見れば、育児は必ず仕事の糧になる。ものすごい勇気が出る考えではありませんか?筑紫さんのお話はとにかくポジティブで、歯切れがいい。そしておしゃれでとても可愛らしい。本当に素敵な女性でした。何よりもうれしかったのは、かなりワーキングマザーに対して厳しいこともたくさん言っていただいたこと。出産を言い訳にしない。自分に戒めてきたことだけれど、まだそういう部分が自分にたくさんあることが発見できたことに、冷や汗をかくとともに、いい時期に自分の修正ができるのではないかと、感謝しています。(村山)

グッドバンカーが企画した商品は現在3つ市場に出ています。

日興エコファンド

興銀第一ライフエコファンド

三菱SRIファンド(ファミリーフレンドリー)


 






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コメント

>ある一時期は自分の仕事をトーンダウンさせて、育児に力を振り向けても、必ずその先では、育児や家事の経験が生きてくると思うのね。

という言葉にすごく励まされました。
今、まさい100%の力が出せない状態ですごく悔しい思いをしています。
長い目で見れば、と頭ではわかっていても、実際に身動きがとれないことが本当に悔しくて。(自分のマネジメント能力の問題もありますが。)
ただ、自分ひとりの問題ではなく無理をすることで失うものの大きさもわかっているつもりなので、筑紫さんのおっしゃるよう、ポジティブにいろいろ工夫をして頑張ろうと思います。
本当に励まされました。
素敵で意義のある商品を開発されてる方だけあって、本当に素敵な方ですね。
ありがとうございました。

Posted by: みほっち at 2005年09月07日 16:24

「子供を産んで育てたということが一番面白かった」とサラリと言えるように、今のドタバタ生活を楽しまなきゃ損だなぁなんて思えました。
日々ドタバタしていると、「子育て」と「仕事」は、お互いが足を引っ張り合うような関係に思えてしまうのですが、そうではないのですよね。
何だかとっても心に響くインタビューでした。ありがとうございます。

Posted by: ふうこ at 2005年09月07日 16:59

筑紫さん、内閣総理大臣表彰受賞おめでとうございます。ワーキングマザーの大先輩の受賞、心から嬉しく思っています。

筑紫さんの自然体のワーキングスタイルに感激しました。仕事をしていると、ついつい無意識に肩肘をはっている自分に気が付きます。葛藤もいっぱいあります。でも、自分にとって、家族にとって、何が一番大切なのか・・・常にそう考えることが大切ですね。

私もこれから自然体で生きていきたいと思いました。素敵な勇気をありがとうございました。

Posted by: かほる at 2005年09月07日 18:23

ワーキングマザーのみならず、「仕事だけじゃなくて子育てもちゃんとやってよ!」とプレッシャーをかけられているパパたちにも、ぜひ読んで欲しいインタビューでした。

ファミリーフレンドリーファンドの今後に、大いに期待しています!

Posted by: カトウ at 2005年09月07日 21:33

子育てって、本当にいろいろなことを学ぶことができるんだなぁ・・・って思っています。再就職をする際は、「子育てに関わって、独身の頃よりも今の自分の方が企業にとって使える人間になった」と、いろいろな点を堂々と・自信を持ってアピールできる自分を作っていきたいと思います。
なにか、辛いことにぶつかった時、この記事を読みに戻ってきそうです。ありがとうございました。

Posted by: ひろみ at 2005年09月08日 01:31

今の自分、これからの自分を見つめるとつい後悔や迷いがよぎってしまうのですが、「自分にとって自然だと感じられる道を選択している」というお言葉にお力を分けて頂いた気分です。無理する必要はないんだ、自然が一番なんだ・・・と。

これからも力む事無く自然体で、自分なりのワーキングマザー道を歩んでいこうと思います!

Posted by: マオ at 2005年09月08日 04:23

ファミリーフレンドリー企業へのファンドの記事を新聞で拝読してから、筑紫さんってどんな方なんだろう、と感心を持っていたので、このインタビューとっても興味深く読ませんていただきました。
雇用する側の視点からのお話は、働く側にもとっても有益だと思います。
専業主婦もその時期一生懸命取り組めば、今まで自分になかったスキルが自然に身につき、それをまた社会に貢献できると前向きにとらえると、肩肘張らずに、ワーキングマザーへの一歩が踏み出せる、そんな励みになります。

Posted by: りこ at 2005年09月08日 09:53

子育て中の方を雇用する経営者としてのお話は大変参考になりました。スタッフそれぞれのライフスタイルに無理のない仕事の依頼の仕方をちょうど考えていたところでしたので心して読ませて頂きました。
まだ経営者1年生で、いろんなことにアップアップしていますが、筑紫さんのような大きな視点で暖かく人を見守れるような存在になりたいとひとつ目標ができました。

Posted by: ゆり at 2005年09月09日 01:57

子供が病気で休む際のお話が非常に心に響きました。

日本企業は働く母に優しくないとの一般的見解がありますが、それは行政や法律的にではなくおそらく、実際に雇ってもらえるかという入り口であったり、働き始めれば会社の雰囲気であったりするのだと思っていました。

が、もしもそれが事実であったとしても、知らず知らずのうちに自分は働くママなのだから優しく受け入れられるべきという態度をとってしまったとすれば、余計に悪化させるだけだなと考え直しました。

ポジティブな態度は大事ですよね。自分をアピールすることが必要で、それは子育ても含む、というお言葉に元気がでます。

Posted by: 柚子 at 2005年09月09日 10:06

知的筋力、ちゃんとついてるかな?自分。
と振り返っております…。
読み応えのあるインタビューありがとうござました!


Posted by: ゆうこ at 2005年09月09日 10:34

内閣総理大臣表彰受賞おめでとうございます。

>育児は仕事の足を引っぱらない。長い目で見れば、育児は必ず仕事の糧になる。

素晴らしいお言葉です。たしかに、若い頃の自分は、小さなことにも腹を立てたり、気分がすぐに顔に出たりしていましたが、結婚して、子どもを産んで、いろんな経験をした今は、前よりも気分が穏やかになり、人にも(お客様にも)優しく接する事が出来るようになったような気がします。一人の子どもを育ててみると「物事は何でも自分の思い通りに進むものではない・・・」という事がよおくわかるので・・・?どっしりかまえる事ができるようになったのかなと思います。

子どもを産めてよかったです。(今日も娘と大喧嘩をしましたが・・・)ステキなお話ありがとうございました。これからも頑張る元気が出ました。

Posted by: こむぎ at 2005年09月09日 23:18

とても有意義なお話、ありがとうございました。
出産や育児を付加価値として捉える、自分の中で探していた言葉でした。私が会社勤めをしていた頃は「家庭を持つ女性、子どもがいる女性」とひと括りで評価されていたように思います。ワーキングマザー、一人一人の能力や個性をバックグラウンドを含めて社会に認めてもらえることは、素敵なことだと思います。もっともっとアピールしていきたい・・・。子育ても仕事も楽しめる社会になってほしいです。

Posted by: しゅうこ at 2005年09月10日 11:58

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