窓ぎわのトットちゃん窓ぎわのトットちゃん。ある年齢以上の人なら、大ベストセラーだったこの本をリアルタイムで経験していると思います。私も、初めて読んだのは子供の時です。それ以来、読み返したことは、ほとんどありませんでした。でも、黒柳徹子さんの小さいときから考えてきたことを最近、読む機会があって、久しぶりに「トットちゃん」も手にとってみたくなりました。
やっぱり、子供の時と親になった今とでは、読み方が全然違うものですね。トットちゃんが通った小学校の校長先生、そしてトットちゃんの母親が、ある種の「問題児」(今で言う「学習障害児」みたいな感じ)だったトットちゃんに対して、なんて懐の深いこと! 「大人」の余裕を感じます。
たとえば・・・大切なお財布を落としたから、と、その頃はくみ取り式便所だったトイレのくみ取り口から、ひしゃくで中のものをくみ出して探し続けるトットちゃん。授業開始のベルが鳴ってもやめずに、周りには、「中のもの」がどんどん山となって積み上がっていく・・・そこへ通りかかった校長先生は「なにしてんだい?」「お財布落としたの」「そうかい」・・・それだけで行ってしまう。その後、またやってきた校長先生は、財布がまだみつからないと知ると、「終わったら、みんな、もどしとけよ」と言って、そのまま行ってしまうのです。(私だったら、「授業が始まってるから、また休み時間になってからやったら?」とか言いそう。)なかなか、できないですよね、こういう対応。
もうひとつ、感心したのは、学校に持ってくるお弁当。「海のものと山のもの」が入っていればいい。一番シンプルなのは「海苔と梅干し」でもいいのだけれど、栄養とかごちゃごちゃ難しいことを考えずに、「海のものと山のもの」というルールさえ押さえておけばいい、というのは、親にとってはありがたいですよね。結果的にバランスのとれたお弁当にもなるわけだし。
「窓ぎわのトットちゃん」を読みながら、「星の王子様」(最近、新訳が相次いでますね)の「みんな子供だったけれど、そのことを覚えている大人は少ない」(うろ覚えですが)という一節を思い出しました。いざ親になってみると、「子供だったことを覚えている」のがいかに難しいか、毎日痛感します。ユニセフ親善大使として、不幸な子供たちを抱きしめ続けている黒柳徹子さんは、「そのことを覚えている」数少ない大人のひとりです。
カトウさん!
私も「窓ぎわのトットちゃん」の中で一番おぼえているエピソードは「海のものと山のもの」です。最初は野菜とお魚だったけど、そのうち(戦争ででしたっけ?)なかなか食べ物が手に入らなくなり、山のものはご飯で、海のものは海苔だけになった・・・って言うのがすごく心に強く焼きつきました。私も「海のもの」と「山のもの」っと思いながらご飯を作っています。お魚あんまり好きじゃないので、海のものは「わかめ」になりがちですが・・・ヾ(*゜▽゜*)ノ
こむぎさん、コメントありがとうございました。本題とは関係ありませんが、お弁当に入れるわかめのおかず、どんなものなのでしょうか? 私はよく、醤油でじゃじゃっと油炒めします。ゴマ油ともよく合いますよ~!