専業主婦から仕事を始めると、今まで自由に使えた時間がすごく減ります。
仕事をしなければ、のんびり朝食とりながら、今も朝の連続ドラマを堪能できただろうし、新聞もチラシも、すみからすみまで読めた。子供達と突然「動物園に行こう!」なんてプチイベントを思いついて行動できたりねー。そうそう、特に目的もなく、歩いて二子多摩のデパートへ遊びに行ったりなんてこともしたなぁ。
庭ではガーデニング。季節の花がいつもいっぱいで、見ているだけで和みました。春はチューリップを摘んでご近所に配ったり、ヨモギを摘んで草もち作ったり。子供を通じてできた友人とも遊べたし、なんだかあせってはいたけれど、物足りなさは感じていたけれど、優雅で楽しかったです。
今振り返るとこういうことすべて、今は失ってしまいました。
で、得たものはというと、収入、キャリア、自立、自信、充足感、そんなところかな。
でも私にとって「自立」はとても大事で、楽しかったあの時間を引き換えにしても、ほしいものだったんです。あの優雅な時間をもう一度ほしいとは、今は思わないです。あのときだから楽しかったんだと思います。
仕事始めた当初は、SOHOなんだから休みなし!10分でもできるときに仕事する!なんてストイックに自分に課していたけど、最近は仕事する時間を固定してるので、週末は休むし、夜の付き合いは断わるし、出張は子連れと決めている。クライアントも、そういう人だと理解した上で、依頼してくる。こうなると仕事は生活の一部みたいなもので、何かを「犠牲にしてる」などとは思わなくなってきます。
働きたいと思うからには何か理由があるはず。私はそれを達成するために仕事しているだけ。だからといって、育児や家事にしわ寄せが来ちゃうと長続きできない。モチベーションも下がっちゃう。「なんのために仕事してるんだろう」なんて思ってしまったら、意味がない。
守備範囲は死守しても、それ以上は手を出さない。
だから主婦は......って言われても、主婦ですから。失うものは極力少なくしたいです。
>こうなると仕事は生活の一部みたいなもので、
>何かを「犠牲にしてる」などとは思わなくなってきます。
同じく、SOHOで仕事をしている私は「そうだ、そうだ!」とうなずきながら読みました。今回のテーマで、何を失っただろう、と考えていたのですが、確かに、京太さんのいうような「優雅な時間」はないものの(元々、私の場合、そんな時間はなかったとはいえ・・・)、本当にそれが必要かというと、けっしてそうではないのですよね。(少しは欲しい気もしますが・・・。)
>「なんのために仕事してるんだろう」なんて思ってしまったら、
>意味がない。
この部分にも、心から同感!です。