★子どもの性教育&安全教育の第一人者、北沢杏子さんのインタビューはこちらから。(2004.7.14追記)
我が家の子供たちが通う小学校も、ようやく新学期が始まりホッと一息。うちは学童に行っていないので、春休み中はずっ~と子供が家にいました。
「ママは仕事で忙しいんだからどっか遊びに行ってきなさい!」とキレても、「だって公園に行っても誰もいないし~」と家の中で1日パソコンをやってゴロゴロ。私の住んでいる地域は日本屈指の子どもが多い地域ですが、確かにここ数年、公園で子どもを見かけることがめっきり少なくなりました。子どもを狙った犯罪が多発しているご時世なので、昔のように「一人でもテキトーに遊んで来なさい!」と無理強いすることもできません。
そんなとき読んだのが、この「知らない人にはついていかない」。「知らない人に話かけられても絶対についていったらダメ!」という警戒心をトレーニングする絵本です。特に、いちばん下の保育園の子が気に入ったようでした。巻末に練習問題もあり、子どもたちは、ロールプレイングをして、盛り上がっていました。
たとえば、太ったやさしそうなおじさんに「犬を抱っこさせてあげるからおいで」と言われても「いや!」と叫んで逃げるなど、徹底しています。
この「いや!」というのが子供にはインパクトがあったようで、その後も、
「今日、友達から遊ぼうと言われたけど、用事があるからいやっ!と断ることできたよ」
と得意げです。知っている人、知らない人を問わず「いや!」というのが悪いことではないということが、子ども心に学べたようです。
また、「「ありがとうございます。でも、今お腹いっぱいだからいりません」の方が相手が傷つかないよね?」などと自分で相手に失礼にならない断り方もアレンジしていて心強く思いました。
親が口をすっぱくして言うのも大切ですが、絵本で楽しみながら、自然と知らない人への警戒心や、「NO!」という意思表示の方法を身につけてくれればと思います。
自身のブログで「防犯絵本」について、エントリーしました。こちらの記事にリンク、トラックバックさせていただきましたので、ご連絡まで。