前回のエントリーに、たくさんのコメントありがとうございました。子連れ海外旅行を計画しようと思っても、大きな障壁になるのは、やはり長い時間のフライトで子どもに負担がかからないかどうか、ということみたいですね。今回は、飛行機内での過ごし方に絞って、アイディアを提案したいと思います。
コメントに質問いただいた幼児雑誌、私は5歳児には小学館の「幼稚園」という雑誌を与えました。普段からこういうのは買い与えず、旅行のときだけにするのがコツ。目新しいので結構時間つぶしになります。
普段子どもをおとなしくさせたいとき、事前に思いっきり遊ばせて疲れさせておく…というのは、よくある手ですが、飛行機に乗る前はやめておいたほうがいいかも。子どもにもよりますが、飛行機に乗るというだけで興奮状態なので、遊ばせるとさらに興奮してしまい、眠いのに寝られないという事態もありえます。飛行機に乗る前には、できるだけリラックスするように仕向けてください。
つい、お菓子やジュースを過分に与えてしまいがちですが、これも、体調を崩す原因になります。いつもどおりにしておくのが無難ですよ。
それと、これはよくあることなんですが、飛行機に乗っていると、直前まで忙しかったであろう夫婦が、眠そうにしていて、子どもが暴れまわるというケースに直面します。これは周りの人にもひんしゅく買うので要注意。子連れで旅行する場合、飛行機内では子どもにずーっとべったりくっついて、休みなく遊んであげましょう。最初からそう覚悟しておけば、寝ない子に不機嫌に接することもないはず。本を読むなり、お絵かきするなり、折り紙するなり、貼り絵をするなり、あやとりや、水塗り絵を持っていくのも有効!じーっとしてくれる遊びならなんでもいいのです。不安を取り除けば、機内が暗くなれば寝てくれるのが子どもです。たくさん、濃密なスキンシップをしてあげてね。
12時間以上のフライトなら、トイレにいくついでに、機内をちょっと見学させるのもいいでしょう。窓際じゃない席に座っている場合でも、出入り口付近に窓があることが多いですから、そこから景色を見せてあげると喜びますよ。
他の子どもの乗客に近づきすぎないことも大事です。子どもって友達がいると、ついはしゃいでしまいますから。ハイテンションにさせないのが、コツなのです。先日ギリシャに行ったときの機内では、周りが関西のおばちゃんの集団で、しきりに息子に話しかけたり、お菓子をくれたりして、少々困ってしまいました。なぜなら、外面のいい息子は、有頂天になって、声が大きくなったりしたのです。
スチュワーデスさんに「絵本ありますか」と聞いてみるのも手です。シンガポール航空などでは、日本語の絵本の貸し出しがありますし、キッズ用のアメニティグッズも、おもちゃがいっぱい。ぜひ活用しましょう。もっともシンガポール航空では、アニメ映画を専用スクリーンで見れるので、まったく問題なかったですけれどもね。
子どもが前の座席に足でドンドンするのは、つい見逃しがちですが、やられてみると結構ストレスがたまります(笑)足はお行儀よく。もしくは、ママのひざにのせてねと、きちんと教えてあげましょう。
そうそう。機内のトイレをいやがる子も多いです。3歳くらいまでは、おむつを念のため持参したほうがいいかも。おしりふきもね。もちろん着替えは絶対手荷物にして持ち込みましょう。ロストバゲッジの可能性は0ではないですから、子どものだけでも。我が家では3歳のときから子どものリュックに入れて、自分で持たせるようにしています。持参のおもちゃもそれに入るだけ、お土産もそれに入るだけしかだめと言っておくと、制限できていいですよ。
そうそう、もうひとつ、コメントにあった質問。席の確保ですが、席がいらないのは2歳児まで。どうせほとんどだっこで過ごすことになるのですから、余分に席を確保する必要はないと思います。子連れだと空いている席の横にしてくれる場合もありますし(スッチーさんにもよるけど)。息子は4歳からだっこしなくても済んでいますが、小さめのお子さんなら、一人で座るのは限界があります。だっこして、ゆさゆさしたりして、たまに軽く運動させましょう。
思いつくままかいてしまいましたが、とにかくフライト中はずーっと子どもにつきあう覚悟をすれば、大丈夫!あとは食べ物や体調に気をつけて、楽しんできてくださいね。
また質問がありましたら、コメントでお答えしますので、遠慮せず書き込みしていってくださいね!
すごいですねぇ。とことん一緒に遊んであげようという心の余裕がお子さんに伝わっているのでしょうね。なかなかできることじゃなさそう(ギリギリまでドタバタしてて)。
時差ってどうなんでしょうか。子連れで行ったのは遠くてシドニーで、時差のあるところは経験したことがなく、二の足を踏んでしまいます。私も旅行しはじめの頃はなかなか寝なくて時差に悩まされて丸1日頭痛でつぶすなんてこともやってました。こどもがうまく寝てくれなかった場合はやっぱそうなっちゃうんですかねー・・・
iemvyさん、コメントありがとうございます。
時差ですが、ギリシャと日本ではサマータイムでも6時間の時差があります。
時差の対応策は、なんといっても「機内が暗くなったときだけ寝る」に限ります。すなわち、明るいときは寝ないようにするのです。
飛行機にのったら食事が出て映画が終わるまで子どもを起こしておくと、暗くなったら寝やすくなります。たとえ日本時間の真夜中でも、機内が明るいうちは声をかけて起こしちゃいましょう。
帰国のときは、ずーっと寝てることが多いですが>息子の場合(^^;