ワーキングマザースタイル【シネマ・こむぎスタイル】第5回 カーズ




2006年07月06日

【シネマ・こむぎスタイル】第5回 カーズ

Posted by 湯河原こむぎ

ディズニー・ピクサー カーズ オリジナル・サウンドトラック カーズ
毎月1日は「映画の日」。家族3人で観たい映画はこの日に!7/1公開のディズニー・ピクサーの映画「カーズ」。行って来ました、3人で。

ストーリーは・・・
ライトニング・マックイーンは、新人ながら、有名なレース「ピストン・カップ」に出場する若き天才レーサー。彼はいつもピット・クルーと仲が悪く「レースは自分ひとりで戦っている」と思っている。今シーズン限りで引退を決めているキングと、いつもキングに邪魔され万年二位のチックと、マックィーンは、レースで三台同着だった。そして決勝レースは、一週間後にカリフォルニアで行われる。

マックィーンは、専属トレーラーのマックに乗り、カリフォルニアへ向かう。その途中、彼のスポンサーから電話が入り「決勝レースのチケットを、君の友達20人に送っておくよ。誰と誰に送ればいい?」と聞かれたが、マックィーンは、答えられない。そう、彼には友達がいないのだった。

休憩せずに、カリフォルニアへむかうが、疲れたマックが居眠りしている間に暴走族にイタズラされ、トレーラーの後のドアが開いてしまい、マックィーンはずり落ちてしまった。あわてて、マックに追いつこうとやみくもに走ったマックィーンは、ルート66沿いの田舎町に迷い込んでしまい、めちゃくちゃに走り回って道路をぐちゃぐちゃに壊してしまう・・・というお話。

その田舎町で、マックィーンはいろいろな車に出会う。おんぼろレッカー車のメーター、判事の長老ドック・ハドソン、タイヤ店のオーナー、ルイジ・・・。都会では有名なマックィーンの事をこの町では誰も知らない。ある日、サリーに連れて行かれた丘の上から雄大な峡谷の景色を目にする。このサリーはポルシェ911、声を戸田恵子さんがやっています。

二台が、丘の上に立って景色を見下ろしながら、サリーが話をするところがとてもいいんです。かつて、ここには、かつてルート66で一番人気のあったモーテルがあったの。でも時間を10分短縮するために高速道路が出来てからは、誰もここを通らなくなったの。以前、車は「楽しみに行くために」走ったんじゃなくて、「楽しみながら」走ったの。・・・戸田さんの声がいろっぽくて、そしてせつない。

そうですね、ストーリーは「ベタ」です。早く走る事に命をかけ、「なんでも自分ひとりで出来る」とまわりを跳ね返して来たマックィーンが、この町で、みんなのあたたかさに触れ、友情に目覚める・・・。

でも、この映画。すごくよかった!ディズニーの映画はいつもそうですが、大人も一緒に楽しめる。車好きなパパさんも大満足出来る作品です。カーレースのシーンは、低いアングルで、ものすごい迫力でしたし。夫は「V8エンジンがちゃんとV8の音がした。」とか「マックィーンが塗装しなおした時の色が初代コルベットの色だった。」・・・と、マニアックなところに感動。先日テレビでピクサーの特集をしていましたが、この映画では、画面に映らないものすごく下の中の方のボルトまでちゃーんと描かれているのだそうです。そういう丁寧な仕事がきっと伝わるのでしょう。

私はね、もう音楽と映像に完全にノックアウトされました。フィフティーズっぽくアメリカンな曲。よみがえったラジエータースプリングスの街のネオン管にくらくら!大好き!こういう世界。車のステッカーや看板のデザインが、ポップでやたらステキ!それから、いつもながら「小ネタ」が満載で、「ぷぷぷっ」と思うところがたくさんありました。私が一番好きだったのが、トレーラーのマックが、銀色のタンクローリーの後を走っている時、自分の顔を写して百面相をしていたシーン。私も銀色のタンクローリーの後ろを走ると、そこに映ったうちの車が「ハナデカペット」みたいにかわいくて、写真を撮ったりするので(もちろん、助手席でね!)、そのシーンは大ウケでした。

娘は「おとうさん、映画の中でサリーはポルシェって言ってたでしょう?マックィーンはなんなの?」
夫「コルベットだよ。」
娘「ルイジは?」
夫「フィアット500。Sおじちゃんのお兄さんは、あれの緑色のに乗ってるんだよ。」
娘「そうなんだー!」
・・・などと、お父さんとの話題もはずんでいました。

エンドロールもとっても凝っているので、席を立たずに最後まで見てくださいね!

家に帰って来てから発見しておもしろかったのは、マックィーンのファンの双子の姉妹がいるんです。車種はユーノス・ロードスター。これは、アメリカでは車名が「ミアータ」。甥っ子が持っていた「カーズ」の絵本を見たら、この姉妹の名前が「ミア」と「ティア」でした!こまかーい!
探せばもっともっといろんな「こだわり」や「小ネタ」が見つかるでしょう!

そうそう、おんぼろレッカー、メーターの声を山口智充さん、フェラーリが大好きなフィアットのルイジの声を、ちょいワルオヤジのジローラモがやっていて、そのこだわりにも拍手(^^)//゙゙゙パチパチでした。

「カーズ」公式サイトはこちら



ディズニー・ピクサーの他の作品
ファインディング・ニモ
「ファインディング・ニモ」。木梨憲武さんと室井滋さんの吹き替えが本当にピッタリで、おもしろかったです。海の中に差し込む光、キラキラする海水の細かいほこりや揺らぎの表現が見事でした。
モンスターズ・インク
「モンスターズ・インク」。これも「でぶや」石ちゃんと、爆笑問題のタナチューの吹き替えがぴったり。サリーのふわふわな水色の毛並みが本物みたいでした。クロゼットのドアからドアへ移動して、いろんな国に行けちゃうのがすごくおもしろかったです。






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コメント

いいですよね、カーズ。ちょっと前の記事なんですが、トラックバックさせていただきました。

サントラのCDはねらってます。最近は子どものリクエストで童謡ばっかり。カーズの音楽をつなぎに、ドライブのBGMも洋楽にシフトしていきたいなと。

Posted by: キミコ at 2006年07月06日 20:47

こむぎさん、いつもすっばらしい映画レビューをありがとうございます。とっても参考になります。

実は、、、私もディズニー映画のファンなんです。
というか、厳密にはピクサー映画の大ファンです(ピクサーは、ディズニーに買われたので、今はディスニーなのです)。

「ファインディング・ネモ」も、「モンスターズ・インク」も、DVDで持っています。「ミスター・インクレダブル」もとってもおもしろいですよ!

Posted by: みどり at 2006年07月07日 00:33

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タイトル: カーズ、みてきました
ブログ名: Notebook :: Hibi no Note
日付: 2006.07.06
内容: 「カーズ」、映画館で見た久しぶりの映画です。カズマがおなかにいるころのモンスター...
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