ワーキングマザースタイルドイツで働くワーキングマザー 本当に働きやすいのか?




2006年07月23日

ドイツで働くワーキングマザー 本当に働きやすいのか?

Posted by fellow

友人知人の中に、ワーキングマザーの女性たちがいます。ドイツでは、3年の育児休暇を取ることが一般的で、育休中でも、週に19時間から30時間までなら仕事をしてもよいことになっています。

まずは、私のママだちたちがどんな仕事人生を送っているのかを紹介していきたいと思います。

【友人A(ドイツ人)の場合】
ドイツの大手電子製品開発会社秘書として仕事していたが、2人の子供を育てるため、育休を6年取得。今年に入って復帰したい旨を上司に伝えたところ、会社から出張が多いポジションに変更、または遠距離の場所への異動を命じられ、退職を決意(間接的な解雇)。大ショックを受け、どうするか迷っていたが、最終的には、退職金をもらって、現在失業中

【友人B(日本人)の場合】
1人の子供のお母さん。ドイツ人の夫を持つ。失業時代に、子供をだんなさんに見てもらいながら、夜間の学校に通い、ドイツ企業で仕事をするための資格を取得。日系企業で一般事務に従事した後、会計事務所経理担当として働き、現在に至る。子供は全日制の小学校に通う。

【友人C(ドイツ人)の場合】
2人の子供がいるので育休6年取得。週に2日、日本貿易振興会アルバイトとして勤務。子供は代理ママが見ている。

【知人A(ドイツ人)の場合】
娘と同じ幼稚園に通う子供のお母さん。2人の子供を持つ。銀行で週20時間勤務。渉外担当。週20時間で仕事が終わらないと嘆いている。

私の場合、育児休暇を1年取得して、2003年10月1日に復帰しました。その間に、実は会社の仕事をしています。恩人のドイツ人の社長から時々翻訳を頼まれたり、私の代理が夏季休暇を取った際に、メールによるエンドユーザーサポートをしたりしました。そして、10月1日に、週20時間、4日間はSOHOで、仕事を再開しました。

マネージメントアシスタントだった私の仕事は、ファイリング、ユーザーサーポート、ニュースレター作成、ホームページ更新、日本のお客さんのケア、翻訳等、ほとんどメールで片付けられる内容でしたので、会社と交渉して、自宅勤務が可能になりました。ファイリングをするためだけに、週に1回会社に行けば良いだけでしたので、その当時、1歳の娘を育てながら仕事をするのには、本当に理想的な仕事環境だったと思います。

仕事量がどんどん増えるにつれ、労働時間が長くなっていきました。2004年11月から、QAマネジャーの仕事を週30時間しています。会社と自宅の両方で働けるので、融通が利きます。私も終わらない残業という問題を抱えていますが、自宅で仕事がこなせるのでまだまだ幸せなのかもしれません。

ドイツは日本と比較すると、ワーキングマザーが働きやすい環境にあるかもしれませんが、子供を育てながら仕事をするのは並大抵のことではありません。

それに育児休暇後、会社はワーキングマザーに仕事を与える義務があるのに、友人Aのようなケースもあったりするのです。ドイツはまだまだ景気が悪く、大手企業のリストラは引き続き行われていくと思います。

しかし、育児休暇を終えて、さあ、仕事に復帰しようと思うワーキングマザーにとって、会社から「よく戻ってきてくれた」ではなく、物理的に不可能な労働条件を押し付けられる現状はショック以外のなにものでもありません。こんなことがあっていいのでしょうか。






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コメント

訂正です。友人Cのところで、「代理ママ」と書きましたが、今ググって見たところ、「保育ママ」が正しい言葉でした。すいません、、、。

ドイツ語では、TAGESMUTTER(ターゲスムッターと読んで、一日ママさんという意味になる)。TAG(タークと読む)は、「一日」という意味で、MUTTER(ムッターと読む)は、「母」という意味になります。

自分が子供がいて、家で子供を預かる、いわゆる家庭保育園のようなスタイルをとるターゲスムッターもいれば、子供がいる家に行って面倒を見るターゲスムッターもいます。

友人Cのところは、家に来てくれるタイプの保育ママです。


Posted by: みどり at 2006年07月24日 13:15

日本の会社でも第一子につき3年の育児休暇がとれる会社はありわたしの妹は2人子供を出産して5年とりまた複帰しました。妹は私で前例を作り女性を働きやすくしてやるという意気込みで日本の会社では第一子につき3年とは決められてるけど本音と建前にはいかない社会です。欧米人みて思いますけど日本人よりははっきり言えるしそういう社会なので働きやすい環境ができたんでしょうね。わたしも外国人と話してると日本人のなのにダイナミックな人だと言われます

Posted by: はな at 2006年09月20日 08:35

はなさん、コメントありがとうございます。私の記事に関心を示してくださっているので、とても嬉しいです。

妹さん、すばらしいですね!パイオニア精神にうっとりするくらい尊敬してしまいます。「自分が前例を作って、女性を働きやすくする」っていう気持ちが本当に素晴らしいからです。

私の場合、ドイツ人に対して、ストレートに自分の意見が言えるところは、日本人っぽくないって言われるときがありますが、仕事のスタイルは、日本的な部分をまだ引きずっているようで、社長から、「ここはドイツで、日本ではないんだぞ。君は、ドイツの会社で仕事しているんだぞ。なぜ、日本人のクライアントにノーと言えないんだ。」と、たまに言われます。

Posted by: みどり at 2006年09月20日 13:11

私の妹は男女雇用平等法が決められ時の就職で付いてたんだと思います。私の時は結婚したら仕事をやめるということが当たり前でした。働くママから欧米はいいわね女性が働きやすいと聞きますけど何の仕事にしてもそれなりの努力は必要です。私の知り合いの大学教授で日本の1920年頃の女性史の研究をしてる先生がいます。女性の仕事の変化や洋服の研究をしとぃます。私の父の叔父さんが75年まえに背広に皮靴,帽子でハレーデビットソンのオートバイに乗つてる写真がありましたので差し上げたらそのような写真を集めてるそうでとても喜びました。その写真は親戚が戦時中に防空壕でもつてたそうです。女性史の研究している先生はアメリカ人で佐藤バーバラという名前で女性史の研究の本も英語でだしてます。

Posted by: はな at 2006年09月21日 19:03

はなさん、コメントありがとうございます。

はなさんはいろんな方とお知り合いなのですね。素晴らしいです。

私も人の縁を大切にしています。それに、ネットワークって、大切ですものね。

Posted by: みどり at 2006年09月22日 00:37

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