ミュンヘンは暑い日が続いているので、娘を近くの小川で遊ばせることが多くなってきました。ひんやりしたお水に足をつからせるだけで、十分体がクールダウンできるようです。
土曜日に夫と私と娘の3人で、小川に水遊びに行きました。私たち夫婦はベンチに座り、娘は水着を着て川でぴちゃぴちゃ。アヒルの親子も川で遊んでいました。ママアヒルと子アヒル4羽です。「かわいいねえ~」と、私と娘は感激していました。
そこへ、老犬が暑そうに、とぼとぼやって来ました。「ありゃりゃ、気の毒に、、」と思っていたのもつかの間、信じられない出来事が起こったのです。
川で遊んでいたアヒルの親子を襲撃したのです。ワンワンと吠える犬。ガーガーと騒ぐアヒル。
私は飼い主がなぜ止めないのだろうと腹立ち、おとなしい夫までもが、「犬!!」と激怒。娘は興奮して、犬が動く方向に合わせて、行ったり来たりしています。
飼い主はなんと、ドイツ人のおじいさんで、まったく犬をしからずに、見て見ぬ振りをしていました。
怒りが頂点に達した私は、おじいさんに向かって、
「犬を止めさせてください。アヒルの親子が怖がって逃げ回っているのです。あなたは飼い主なんでしょう!」
と叫びました。
おじいさんは無言で犬を連れて帰りました。「なんだ、この老人は??」と私は思いました。飼い主としてあるまじき行為です。モラルを重んじる私にとって、ルールが守られていない出来事は信じがたく、相手が老人であろうが、子供であろうが、日本人であろうが、外国人であろうが、機関銃のように相手を叱りつけます。
犬が去った後、アヒルのお母さんが狂ったように子供たちを探していました。犬を怖がって、まだ川の草たちの間に隠れているのかもしれません。アヒルのお母さんが気の毒で、私は涙が出そうになりました。
うう、涙が出ちゃう。そのおじいさんは何を考えていたのでしょう。野良犬でおなかが空いていて、アヒルちゃんを狙ったというのなら(それもいやだけど)罪はないけれど、飼い犬ならおなかが空いてるわけないですもんね。
老人に甘い私ですが、これは私でも指摘したとおもいます。みどりさんエライ。
京太さん、コメントありがとうございます。
ほんと、泣ける話でしょう。ううう。
犬がアヒルを狙うのは本能かもしれないので仕方がないとしても、おじいさんの飼い主には本当に頭がきました。
いやー、ドイツ語で知らないドイツ人をしかりつけれるのですから、自分のドイツ語力に感心してしました。
えらい!って言ってくださってありがとうございます。
今後も道理に合わないことがあれば、びしびし怒っていきたいと思います。