ワーキングマザースタイルインタビュー第14回目は、感性リサーチ代表取締役 黒川伊保子さん




2006年08月13日

インタビュー第14回目は、感性リサーチ代表取締役 黒川伊保子さん

Posted by 村山らむね

■しあわせな天才脳に育てるために

「しあわせ脳」に育てよう! 子どもを伸ばす4つのルールの著者である、黒川伊保子さん。脳をエンジニアリングの立場から研究。株式会社 感性リサーチ 代表取締役社長でもある黒川さんに、最近注目を集める脳と子育てに関して、お聞きしてきました


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- まずこの本ですが、もし自分に資産があれば日本のお母さん全員に配りたいくらい、今、日本のお母さんに必要な本だと感じました。

黒川伊保子さん(以下黒川さん):そんなに思ってくださって、本当にありがとう。でもね、逆に聞いてもいいかしら、らむねさんはこの本のどこにそんなに感動しましたか?

- お母さんは、もちろん私も含めてですが、ついつい子供を「いい子」に育てたいと思いがちですが、この本の「しあわせ脳」に育てようにあるように、幸せとは脳の状態であって、それはこの本にあるようないくつかのルールを守れば叶えることが可能なのだということが、まず、目からウロコでした。

「しあわせ脳」に育てよう! 子どもを伸ばす4つのルール黒川さん:脳のあり方に感動してくださったということですね。・・・ごめんなさいね。こんな聞き方をしたのは、私の本に書いてあることは「早寝、早起き、朝ごはん、読書」の推奨。あまりに当たり前のことなので、どこに感動してくださったのかな?と、純粋な質問だったの。らむねさんは、そういうことをしっかりやっているお母さんのように見えましたので。

私は、理系で技術畑の人間なので、どうしても、物事の定義をきっちりしないと気がすまないの。子どもを産んだとき、この「子育てプロジェクト」の目標を明確にし、中長期計画を立てなきゃ、と、自然に思った(笑)。それとスローガンも立てなきゃ、と。

私は人工知能の専門家として、脳の機能論を研究する立場。なら、いっそ最高の性能の天才脳に育てようと決心しました。でも、ほら、その前に「天才脳」とは何かを定義しなきゃならないでしょう? そうしなきゃ、その目標に向かえない。「天才脳とは何か」の探求に何年もかかってしまいました。でも、見つけたの。それが、この本の冒頭に書いた「幸福な天才脳」という状態なんです。
脳をどう育てるべきかという研究の成果が、どうしたら「幸福な天才脳」に育つのかが、この本に結実しています。

ただね、天才脳の定義に8年もかかってしまって、当然、うちの子は8歳になってまして(笑)。育て方を確立したときには11歳になっていたかしら。親として脳を育てられるというのは15歳がギリギリなんです。そもそも12歳の段階で大人脳は完成するんです。私自身の子育てというか、脳育てについてみれば、かなり手遅れ。つまり私自身の研究成果は、私の息子には反映できなかったんです。

- そう冒頭でも、書いていらっしゃいますよね。

黒川さん:そうなの。息子には申し訳ないことをしたなと思うんですが。せっかくですからこれから子育てをする人たちに、つまりまだ間に合う人たちに、この本を活かして頂ければなと。

- ありがとうございます。たくさんのお母さん方に代わって、お礼申し上げます。

 生きる力
 幸福に、生き抜く力
 母としての私が、息子に、どうしても持ってほしい能力だった
 同じような思いのある方に、きっと楽しく読んでいただけると思う

わたしは冒頭のこの部分にじーんときてしまって。今、たくさんのお母さん方が、情報過多のなかで、子供をどう育てたらいいのか悩んでいると思うんですね。この「幸福に、生き抜く力」という言葉が、すごくシンプルだけど、ひとつの解なんじゃないかなと、この部分だけでも、たくさんの人に知ってほしいなとつよく思いましたね。

いい教育とは何かということを考えるときに、この「しあわせ脳」という言葉がそれを解くひとつのキーワードになるのではないかと。この「幸福脳」という言葉に込めた思いを、もしよろしければお聞かせいただけますか?

2006_0704_144104.JPG黒川さん:実はね、私は「天才脳」という言葉を使っていて、「しあわせ脳」という言葉の名付け親は編集の方なんです(笑)。私が使う「天才脳」というのは、ちょっとそのまま使うと、誤解を招くので、「しあわせ脳」としたんですよ。

私が定義する「天才脳」というのは、つきぬけたインスピレーションをもつ人たちなんです。予知能力が高い、もしくは予知能力事態が顕在意識にないままに、自分につなげていける人たちなんです。だから、 「私って運がいい」と思っているひとなんです。

誰が幸福だったとか、たとえば松下幸之助さんが幸福だったとか、そういうことではなく、純粋に脳科学からの立場なんですけど、直観力が働くということはですね、まあ、専門的に言うと皮質を超えた長い軸索のニューロンが発達した脳なんですね。つまり脳として科学的・機能的に定義できるんです。その人たちが現実的にどんな人たちかというと、

本からの引用

「頭もいいけど、それ以上に運がいい人」といわれる人たちなんですね。具体的にいうと、いつもしみじみとしあわせそうで、常に好奇心と意欲を失わず、健康で穏やかであったかい。おっとりして見えるのに、決断は早い。集中力があり、短いことばに説得力がある。頼りがいがあって、飾らない人柄なのに、なめてかかれない威厳を持っている。いつも、何かに感謝している。(7ページより)

これは、軸索の長い皮質を超えるニューロンが活性化した脳をもつ人の特徴なんです。だから、普通のお母さんが、「天才脳ってノーベル賞の田中さんみたいな人なのかしら?アインシュタインみたいな脳なのかしら?」いうのとまったく逆のアプローチで、もっとも脳のベースの機能が活性化した時に、その人の脳がどんな特質をもっているかということから導き出しているんです。

私自身は、息子に引用部分のように育ってほしいと思ったんですね。科学者であろうと、エンジニアであろうと、研究者であろうと、経営者であろうと、どんな職業であろうと自分の好奇心を追求できるだろうし、人に会いたいなと思わせる魅力をもつだろうし、どこへ行っても「僕は運がいいんですよね」と言いながら幸せになっていく。私はこれが“天才脳”だと思っているんです。

世に言う天才脳っていうのは目立つということがすごく重要だけど、わたしが言う天才脳の持ち主は、別に世の中に目立たなくてもいい仕事をして穏やかな一生を過ごしたりするんだと思うんですよ。人に天才と言われていない人が大部分だと思いますよ。脳科学的に見て、もっとも本人が幸福で、かつ脳が活性化した状態というのを、定義して、かつ、「しあわせ脳」と名づけていただいたんです。

- 今、脳ブームで、巷では脳を鍛えるものが溢れてきていますよね。計算力とか記憶力とか。いわゆる左脳的な、情報処理能力としての脳にクローズアップして、あなたの脳は何歳だとか。そういうなかで、同じ脳に焦点を当てながらも全然違いますよね。

黒川さん:今日、午前中取材だったの。一度、「脳のアンチエイジングについて取材したい」と言われたときには、断ったの。だって、アンチエイジングっていう考え方って、ものすごくナンセンスだと思っているから。

脳は一生、穏やかに成熟しながら階段を登っていくもので、アンチエイジングということを言う人たちは、ある年齢の脳を頂上に見立てて、そこから階段を降りないようにしようという考え方だと思うのね。

脳というのは、生殖適齢期、つまり子供を生んで育てるときに、もっとも過敏に動きます。記憶力もすごくあるし、100なら100、全てを読み取る力もある。それを短期間で処理する力もある。いわゆる頭のいいといわれる状態ですね。これは動物でもそう。今日落ちた穴に、明日も落ちていたら、えさは永遠に巣に運べないわけだし。子育て期間中は、記憶力が生きる力の必然なんです。

人間は18歳から20代までは、記憶力もはたらくし、多数のタスクを処理する能力がもっとも働く時期なんです。だけど、そういうときは、物事を俯瞰する能力は働きにくいんですね。目の前のことを処理することはできても、長期的に物事をとらえられない。

でも、脳が成熟してくると、達観して、より本質的なことを見極められるようになるんです。物事を、遠く、高く、深くみることが出来るようになるんです。脳の質が変わっていくんですね。余分なことは忘れるようになる。

若いときは、短い軸索のニューロンがくちゅくちゅ動いているんです。どうしても左脳偏重型になって、つかみに力が弱くなる。見通す力、待つ力がないんです。それが、30代後半になってくると、そういう力がどんどんでてくるんですね。脳が成熟したり、逆に赤ちゃんのときは、長い軸索のニューロンがはたらくんですね。そんなときにですね、記憶力がちょっと弱くなったからといって、脳をちょこちょこ使う力を鍛えてどうするの?本来、次のステージに上がるべき脳の力なのに。だから、脳のアンチエイジングってほんとナンセンス!何を考えているんだと。私たちの脳は完成に向かってゆっくりと成熟しているから、いつだって1年前より高いところにいるんです。

なんで世の中の人たちが、短い軸索のニューロンのくちゅくちゅ動くものにこだわっているのか。つまりテストの点数なんかは、とれるわけですよ。そっちのほうが。物忘れもしないしね。

でもなんで、その20代の脳を、人間の脳にとって一番いい状態と過信するのか、それから成熟していく脳を、まるで悪くなっていくかのように捉えるのか。それが不思議なんですよね。

短い軸索のニューロンと長い軸索のニューロンは同時に同質には活性化できないんですよ。計算の得意な脳は、予知能力は低いし、生物としての魅力も低いはずなんですよ。だから、そういう未成熟の脳を最高とみたてて、みんながそこに向かって伸びようというのが、私には理解不能。

アンチエイジングも子育てもそう。いい学校に入れるということはなんなのかということも、私には理解不能。だから本当にもうしわけないけれど、「ここが間違っている」という指摘は私にはできない。どうしていい学校とされる学校にみんなが邁進するのか、私にはまったくわからない。私の立場からは、間違っているとも言えないし、痛々しいとも言えない。

子供の成績がいいとか、いい学校に入ったとか、何がそんなにうれしいのか、まったくわからない(苦笑)。

- その感じはよくわかります。なぜなら、この本の13ページまで読むと、今まで私が“いい”と思っていた常識から、ぽーんと突き抜けた表現がたくさん出てくるんです。そして、その後を読み続けると、そのことがいかに脳の仕組みにとって合理的で、自然なことかがわかりやすく書かれているんですね。

たとえば、「早寝、早起き、朝ごはん」という最近、巷(ちまた)でもよく言われることですが、それが脳の仕組みにとってどのように大切なのか、成長過程のどの時期に重要なのかが、精神論ではなく、具体的にかつ科学的に書かれていますね。だから、この本は日本のお母さん必読だなと、もう心酔してしまって。

編集者:でもこれは、絶対こうしなくてはいけないということではなくて、あくまでも黒川さんの一意見ですよね。

黒川さん:そう。わたしの方向からは、子育てはこうとしか見えない。だからゼロ歳児から塾に通わせるとか、一番睡眠が重要な時期に、眠りを削ってお受験をさせるとかについては、もう、どうしてさせるのか全然わからない。

何かをさせるときには、必ずそのことのゲイン(効用)とリスクを考えますよね。まあリスクに気がつかなかったとしてもゲインをなんだと思ってやっているのか。逆に聞きたいくらい。

- お受験させたいという親御さんを代弁すると・・・。いい学校に入れたいというニーズには、いい教育を子供たちに受けさせたいという思いとともに、いい人間関係を提供したいという思いも十分あるのではないでしょうか?たとえば、私なんかも慶應に大学から行っていますが、慶應の幼稚舎(小学校)コミュニティーなんていうものには、大学からぽっと入った私なんかはまったく入り込めない、強固なネットーワークになっているわけです。そういう人たちのご家庭は、それこそ、親の代どころか3代前から日本に対して大変な貢献をしていたりするわけで。知識が身に付くからというだけでない、人間関係の環境という面で、いわゆる“いい学校”に入れたいというニーズがあるのではないでしょうか。

黒川さん:それならいいんじゃない?それはそれで。基本はお母さんがいかに幸せかっていうことだから、お母さんが幸せだと思う道を選ばれたらいいのではないでしょうか。

この本は売れたら売れたでいいけど、売れないほうが幸せなのかなと思うんです。この本に書いてあることは、眠りを削ってお受験なんていうことに、直感的におかしいなと思っているお母さんなら気づいていることばかりなのですから。

脳というものをひとつの製品に見立てて、どのように機能向上するかというものの見方を、楽しんでいただければと思いますね。全てのお母さんが間違っているとも思わないし。

編集者:こういう考え方もあるというくらいにとっていただいたほうがいいかもしれません。

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黒川さん:脳は傷ついたら傷ついたなりの、偏ったら偏ったなりの、生き方ができるんです。たとえば、早期教育をさせた脳は、発想力は枯渇しちゃうんですね。だけど、単純なタスクを繰り返す能力はあって、官僚には向いてるわけ。

アインシュタインとか、物理学者の有名な人たちなんかの多くは、伝記を読めば分かりますけど、小さい頃、熱病にかかって死にかけたりしているの。アインシュタインは5歳の頃まで言葉をしゃべらなかったと言われているのね。どっかがショートしているから、「時間が相対的だ」なんて発見しちゃうわけ。ある意味、狂っているのね。狂ったら狂ったなりの、使い前があるのね。だから脳なんてどう育ってもいいのよ。本当は。

お母さんが目標を立てて、こう育ったらうれしいと考えて、育てたのであれば、いいんじゃないでしょうか。まあ、火をつけられたら困るけど、でも自分の子供に火をつけられたら仕方ないじゃない?子供の脳ががストレスを受けて育ったら、それなりの生き方があるわけで。

ただ、この本のように育てると、とりあえず偏りのないように育つんですね。偏りがなく育つと、選択肢の幅が広がるんですね。クリエイターにもなれるし、研究家にもなれる。学校の先生にも、分析家にもなれる。全方位の選択肢がうまれるわけです。

3歳のころから指をたたいてヴァイオリン習わせたら、普通はろくな大人にならない。でも100人のお母さんがそういうことをして、99人は失敗しても1人芸術家が育てば、いい育て方として世間は認知しちゃうわけ。音楽やスポーツには、早期教育でしか身に付かないこともあるので、それがごくまれに、それを受け入れる子供に当たれば、天才が生まれるのね。親の思い込みが大ホームランにつながることもあるわけです。

もっとも幸せな方法論を、お母さんそれぞれが探していけばいいのではないでしょうか。

- 今、お母さん方はたくさんの情報に囲まれて、右往左往しているような気がして、少々可哀想な気がします。いかがですか?

黒川さん:選択をするということは、捨てるということ。自分の子供のために情報を選択するということを、お母さん方には凛々しく考えて欲しい。お母さんは被害者じゃないんだから。基本的にどちらかといえば加害者の立場なんだから。だからわたしは、お母さんが大変とも、かわいそうとも思わない。ワーキングマザーにも自己憐憫の気持ちはもってもらいたくない。私自身、生まれてこの方、自己憐憫の気持ちは持ったことがないのね。「わたしって可哀相。わたしにごほうび」なんて思ったことがない。でも、最近女性誌の取材とかで「わたしって可哀相」とか「がんばったわたしに、ごほうび」なんていうテーマで聞きにこられて。わたしは大人の女性が自分をかわいそうにおもったり、自分にごほうびを上げる心理がわからないから。

みんな大人なんだから、凛々しく自分の足で立とうよ、って思いますね。





あまりの私の著書への心酔ぶりに、少々ブレーキをかけられたご様子。少々厳しいような文面にはなっていますが、まっとうなことをまっとうにおっしゃっているその明快さに、感嘆するばかりです。少々、タイミングは逸しましたが、「早寝、早起き、朝ごはん」とりあえず、新学期から家族で励行したいと思います。最後の最後で、また叱られちゃいそうですが、ほんとうに本、すばらしいので、ぜひ。(村山)

黒川さんが代表取締役を勤める株式会社感性リサーチのサイトです。
感性リサーチ

本のもとになった、MouRaの黒川さんのブログです。
黒川伊保子「こたつ亀おやこのまどろみ日記」 





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コメント

黒川さんの理路整然として、そしてきっぱりとしたお言葉、非常にわかりやすかったです。
今、早寝、早起き、朝ごはん、読書のうち、朝ごはん以外できてないことに気づきました。
休日は限りなくブランチになっているので、全部できてないかも(汗)
母として大反省中です。
最近物忘れが激しいのですが、
>私たちの脳は完成に向かってゆっくりと成熟しているから、いつだって1年前より高いところにいるんです。
に励まされました。
素敵なインタビュー、本当にありがとうございました。

Posted by: みほっち at 2006年08月14日 07:54

ニューロンからのアプローチとは驚きました。脳のアンチエイジングがナンセンス・・・だなんて、目からウロコです。でも、大納得!
すぐにでも著書を読んでみたくなりました。これまで私が漠然と考えていたことと一致しているようで。「しあわせ脳」っていい言葉ですね。イメージがふくらみます。
素敵なインタビューありがとうございました!

Posted by: かほる at 2006年08月14日 20:17

私ももう子供が大きいのでちょっと遅かったという感じですが、こういった観点から子育てを考えるとまた違っていたのかもしれないなと思います。
「早寝 早起き 朝ご飯 読書」のうちの最初の3つまで今もちゃんとできていないので耳が痛い話ですが、この4つがちゃんとしていることは人として生きる上で本当に大切なことと思うので、できるときだけでも努力しようと思いました。

Posted by: リオ at 2006年08月15日 20:08

まずは、テープ起こし、お疲れ様でした! 文章で読めると、インタビューの全体もぱっと把握できるし、もう一度読みたいところにすぐ戻れたりして、助かります。音声には、「肉声の生々しさ」というメリットもあるので、どちらがよいとは言い切れないとも思いますが・・・。

らむねさんがおっしゃるように、最近随分「早寝、早起き」がいいと言われてますよね。私も努力しようという気持ちはあるのですが、今までの(夫も含めて)夜型生活が染みついているため、早寝はともかく、早起きは難しいです。早起きした時の気持ちよさ、一日がスムーズに動く快感など、早起きのメリットはわかってはいるのですが。根が怠け者なので、朝寝が好きなのかもしれません。

でも、この本を読めば、もう一度、しっかり動機付けができそうな気がします。私みたいに「いいと思っていてもできない」人に、やる気を起こさせてくれることを大いに期待しつつ、本を手にするのが楽しみです。

Posted by: カトウ at 2006年08月16日 12:01

がーん、うちの子は10歳(もうすぐ11歳)なのでもう間に合わない~!しあわせな脳に育っているかしら?でも

>狂ったら狂ったなりの、使い前があるのね。だから脳なんてどう育ってもいいのよ。本当は。

この言葉に励まされる私。

それから、

>脳は一生、穏やかに成熟しながら階段を登っていくものなの

というお言葉。確かに、一年前の私より、今の私の方が、いろんな事を知っているし、周りへの気を使い方も上手になっているかも。「年取ってるからだめだあ」なんて言わずに、自信を持って生きたいと思います。

「早寝、早起き、朝ごはん、読書」・・・お恥ずかしい。きちんとできるように頑張ります。みほっち家と同じように、お休みの日は、必ずブランチです。そして前の日は、遅くまでDVDを見たりするのが楽しみな私。反省・・・です。この本、ぜひ読みます。

とても大切な事をたくさん教えていただきました。ありがとうございました。


Posted by: こむぎ at 2006年08月17日 22:55

遅くなりましたが、本日、読み終えました!

うちの母が口うるさく言っていた「早寝、早起き、朝ごはん」は、脳にとって金のルールだったんですね。読書も含め、脳にとっては最高の子供時代を過ごさせてもらっていたことをありがたく思いました。

自分の子育ては・・・というと、読書以外は、ちゃんとできていなくて、反省。まずは、少しでも早く寝られる環境を作ろうと、数日前から、お風呂をタイマー予約し、帰宅したらすぐに入れるようにしてみました。少し、時間の余裕がもてるようになりました。

とくに最終章は、温かいメッセージがたくさんで「お母さんが、幸福で、一生懸命であること。私は、それでいいと思うよ」という言葉に、励まされました(他にもあるのですが、あまり挙げるとネタバレするので、1つだけ)。

ありがとうございました。

Posted by: るか at 2006年08月23日 23:12

ステキな内容でした。

小林

Posted by: Setsuko Kobayashi at 2011年11月27日 01:16

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