ワーキングマザースタイル休暇の意義 - 自分のライフスタイルを見直す時間




2006年09月02日

休暇の意義 - 自分のライフスタイルを見直す時間

Posted by fellow

3週間の里帰りで得たものは大きい。仕事のことでいっぱいだった私の頭の中を、からっぼにすることができス。もしかしたら、これが休暇の意義かもしれない。

頭の中をからっぽにして、新しいエネルギーを思いっきり吸い込む感じ。

そして、実家の母から子育てについていろいろ指摘を受けた。

● 私が娘を構いすぎる傾向にあること。
● 娘が甘やかされていること。
● 娘が小食で偏食であること。
● 規則正しい生活をしていないこと。

母と話ながら、原因と対策を考えてみた。

娘を構いすぎて、甘やかす傾向にある原因としては、娘に対する罪悪感だ。自分が毎日忙しく働いているので、娘との時間を十分に取ることができない。この罪悪感のために、娘を甘やかしてきたのだと思う。

娘の小食と偏食については、もっと食事を工夫して、根気よく食べさせる必要があったのに、そうしてこなかった。忙しくて、子供に付き合ってる時間がなかったからだ。今、そのつけが返ってきていると言える。娘は、好き嫌いが多くて、小食の子供に育ってしまった。

規則正しい生活をしてきてこなかった原因は、娘が自分から眠たいと言うか、寝入るまでほったらかしにして、自分の時間(仕事と趣味)を優先させてきたからだ。

具体的にはこうだ。朝6時起床。8時まで、コンピュータで仕事や趣味の作業。夫が娘のお弁当を作る。娘は7時半から8時に起床。8時半から9時に娘を幼稚園に連れて行く。会社に直行で、10時出勤。15時半までノンストップで仕事して、いつもあわててバスに乗る。16時半ぎりぎりに娘のお迎え。帰宅後、17時までにコンピュータで仕事を開始。19時まで、メールを書いたり、チャットで部下に仕事の指示。娘はその間、ビデオを見て、お菓子を食べて、時には大泣き、時には2時間夕寝。夫が19時から20時に帰宅。夫が調理したものや、インスタントものを食べる。娘はママと一緒に22時ごろ就寝。忙しいときは、たまに、夜中に起きだして、コンピュータで仕事の作業。

今まで「仕事をこなさなければならない」という責任感だけで、仕事をこなしてきた。頭の中が仕事のことでいっぱいで、休暇に入る前の2ヶ間は、娘との格闘が続き、本当に修羅場だった。特に、娘が夕寝しないときは、泣き叫ぶ子供の声を聞きながら仕事をした。誰か助けてくれと思った。

母にこのことを話しながら、ふと涙がこぼれた。でも、今まで家庭をおろそかにして、仕事を優先してきたのだから、報いを受けているのだと思う。自分のライフスタイルを振り返る時機に来たのだ。

母からの助言もあり、ミュンヘンに戻ってきてから、規則正しい生活と、娘にご飯をしっかり食べさせることを実践している。夫も協力してくれている。二人で娘の食育に力を入れていくつもりだ。とは言っても、毎晩、怒りながら、娘にご飯を食べさせている。でも、その甲斐があって、初めて夜通し眠ってくれたのだ。21時に就寝して、7時まで爆睡してくれた。今まで、「トイレ」や「おなかがすいた」や「のどが渇いた」と言っては、夜中に目を覚まし、何か食べさせたり飲ませたりビデオを見せたりして1時間くらい起きていることもしばしばあった。

水曜日からしていることは他にもあって、娘のお弁当と自分のお弁当を朝6時に起きて作っている。洗濯も朝やって、娘の幼稚園に連れて行くのとお迎えも私が引き続き担当。夫は娘のお弁当を作る必要がなくなったので、朝早めに出勤して、早めに帰宅することができる。みんなで一緒に18時に夕食。21時に娘を寝かせるのを続けるつもりだ。これで、やっと規則正しい生活ができる。

夜、1時間もらって、仕事や趣味の時間に充てる。書くことは私にとって、ストレス発散の時間。必要不可欠であることを感じながら、このエントリを書いた。






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コメント

里帰りの最中に、みどりさん一家にお会いしました。愛くるしい娘さんと優しいダンナ様、そしておおらかで優しいお母さんという印象のみどりさん・・・私にはそんな印象のご一家でしたよ。
なので今回のエントリーを読んで、ビックリ。どこのご家庭でも、いろいろと大変な状況があるんですね。我が家の場合は夫が双子を育てていますが、昨年の交通事故で右肩をいためて以来、食事を作るのが不自由だったり、面倒だったりするようで、夜ご飯は店屋物や買ってきたお総菜や外食が多くなっています。しばらくは仕方がない、と目をつぶってきましたが、もう1年近くになり、そろそろ子供の情操面でもよくない影響が出てきそうでこわいです。
「夕食を作るのは夫」と私は仕事が忙しいことにかこつけて、子育ての大事な要素なのに、ほったらかしにしてきたように思えます。
今回、きちんとライフスタイルを見直されたみどりさんはえらいです。優しいご主人と協力して、頑張ってくださいね。私も見習わなくっちゃ。

Posted by: かほる at 2006年09月03日 05:38

かほるさん、コメントありがとうございます。

そうなんですよ。それぞれの家庭で、いろんなことがあるんですよね。。。

かほるさんのダンナさまの右肩は回復しているのでしょうか?お大事になさってくださいね。

「夫婦は協力しあって、お互いが必要なときに助け合っていくもの」って、常々感じています。だって、お互いさまですものね。

かほるさんも、がんばってください。

Posted by: みどり at 2006年09月04日 05:02

みどりさん

初めてコメントさせて頂きます花といいます。
2児の母、フリーの翻訳者をしています。
育児の修羅場という言葉、ホントわかります。
私も修羅場ありました。
何が怖いってし渦中にいると自分が思い込まれている事ことに気がつかない事さえあるんですよね。
みどりさんは異国でWMとして頑張っていらっしゃること、頭が下がります。働きながら軌道修正は大変だと思いますが、これを機会に良い方向にいくといいですね。
私も修羅場ひと段落したと思いきや、夫の転職先が見つからないというちょっと困った事態。夫婦力を合わせてとおっしゃっているみどりさんをお手本に頑張らなきゃいけません。がんばらなきゃ。

Posted by: はな at 2006年09月06日 13:39

はなさん、コメントをありがとうございます。

育児の修羅場を理解してくださり、嬉しく思います。はなさんも大変な思いをしながら、子育てと仕事を両立されているのですね。ご苦労をお察しいたします。

だんなさまの転職先が早く見つかるとよいですね。応援しています。

お互いにがんばりましょうね。

Posted by: みどり at 2006年09月07日 00:44

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