9月の前半の金曜日に会社の遠足「イザールの川くだり」があった。私が勤める会社では、年に何回かこういったイベントがある。夏はバーベキューパーティー、秋はオクトーバーフェスト(世界最大のビール祭り)、冬はクリスマスパーティー(忘年会)。誕生日っ子がケーキ等を持ってきてお祝いする誕生会もあったりする。
そして、一番ステキだなあと感じるのは、パーティーのときは、上下関係なくいろんな話ができること。会社のスタイルにもよるかもしれないが、みんなが名前で呼びあうアットホームな雰囲気なので、上司と部下との関係が親しみのあるものになっている。
バス酔いと船酔いをする体質の私は、当日の朝、ドキドキしながら集合場所に向かった。
もちろん、いかだで川を下るのは初めてのことだ。行きのバスの中では、部下を隣りに座らせて、ずーっとおしゃべりしていた。バスに酔うことなく、目的地に着くことができたので、それだけでほっとした。
そして、船酔いしないことを望みながら、いかだに乗り込んだ。なんと、いかだは、急流に出合わない限りは、まったく揺れないのだ!もちろん、足元を見れば川なので、水の上を渡っているのだが、前方だけを見ると、まるで道の上を走っている気になる。ポジティブな驚きと共に、船酔いする心配がないことがわかり、感激したのは言うまでもない。これで、いかだ生活が楽しめると思った。
バイエルン州の川くだりの歴史はとても古く、12世紀に逆のぼる。ミュンヘンのイザール川のいかだくだりは、1158年に始まったらしい。いかだは長さ18メートル、幅が7メートルで、重さは20トン。写真のようにトイレまでついているのだ。
このいかだは、目的地に着くと解体され、トラックでまた出発地点まで搬送される。そして、また一から作ることになるそうな。100年前と同じ方法が、今でも行われていることに、伝統を感じる。
いかだをこぐ人は二人いて、前がリーダーで、後ろがアシスタント(この写真はリーダー)。
川くだりの途中で、アヒルや白鳥がたくさん集まってきた。いかだの上で出されたパンをちぎって与えると、みんな喜んでパクついていた(この写真は白鳥)。
いかだの上では、バイエルンの生演奏が聞けて、おいしい生ビールが飲み放題で、本当に楽しい一日を過ごすことができました。
みなさんも、ミュンヘンに来られた際には、一度イザールの川くだりに挑戦してみてくださいね。
欧米のアウトドアは日本より楽しいと聞いたことがあります。私も子供のキャンプの手伝いでカヌーにいき最初は怖がってた子供も1日乗ってるとちょっとした急流でも下れるし私の子供も楽しいと何回も参加して長男は高校生になると子供のお世話がかりで参加してました。日本も川くだりがありますけど土地が狭いせいか短いし観光化してるので楽しくありません。
はなさん、コメントありがとうございます。こうやって、はなさんと毎日のように、コメントでおしゃべりできるようになるとは、思っていませんでした。私の記事を気に入ってくださり、本当にありがとうございます。
このイザールの川くだりは、途中のお昼休憩をはさんで、6時間イカダに乗ることになります。でも、大きな川をゆっくり進んで、美しい景色を楽しんで、陽気な音楽とおいしいビールを飲んで、本当にアウトドアライフが満喫できるようになっています。
アウトドアの講演会で欧米の話は聞いてましたけど日本とは全然違うしこれからもいろいろお話をお願いします。私は自分なりの楽しみ方で時々山歩きをしますけど自分のペースで歩けばよいことだし歩ける人について行こうとは思いません。歩けばお腹が減るので普段より食べるし喉も渇きます。
はなさん、これからもミュンヘンのイベントに参加したとき、記事を書いていきますね。よろしくお願いします。