「RRRINGO DER NEUE FAMILIENRATGEBER FUER MUENCHEN」は、ミュンヘンに住むファミリー向けの新しい無料情報カタログです。インデックスは次のとおり。
(1)官庁、役所、社会
(2)託児所、保育園、幼稚園、学校、勉強
(3)健康、栄養
(4)ショッピング
(5)レクリエーション、文化
(6)スポーツ、音楽
育児給付金や子供の病気や昨年新しく導入された「学生のための本代を親が負担する」法律等、情報満載のアドバイス本で、住所録や子供向け遊戯施設等のクーポンが付いています。
このカタログには、他にもコラムが掲載されていて、「仕事と家庭の両立」という記事に目が留まりました。「フレキシブル性が成功の鍵」という内容で、要約するとこうなります。
1957年に1.1%だった女性労働者の割合が、現在は58%と大幅に上昇し、ドイツ経済の成長と共に働く女性たちが増加した。現在、100人のドイツ人労働者が、44人の年金生活者を支えている。ドイツの人口構成は急激に変化した。4世帯ごとに18歳未満の子供がいて、子供を持たない大卒の女性は40%に達する。1964年以降、2.3人だった出生率が下がり続け、現在は1.4人。長期的に人口を維持するには、2.1人の子供が必要になる。
このままの状態が進むと、ドイツは2035年に、世界一の長寿国家になる恐れがある。2050年には、100人のドイツ人労働者が、78人の年金生活者を支えることになるだろう。
この記事の投稿者は、更にこう問いかけている。「少子化を止めるには、昔のように女は家にいて、子供を産めば良いのだろうか?いや違う!女たちが子供を産んで、安心して働ける環境作りをしなければならない。仕事と家庭の両立が必要なのだ。そのためにはどうすればいいのか?」
ドイツの現状は、理想とは程遠く、ワーキングマザーが働きやすい環境は今だに整っていない。働くお母さんの認知度が低いこと、社会からの不十分あなサポート、そして企業は子供がいなくてフレキシブルな独身女性を求めていること等、様々なマイナス要因がある。
更に、ドイツはスペイン、イタリアに続いて、一番少ない女性労働者数を持つ国でもある。非常に嘆かわしい現実で、この国では、「ワークライフバランス」を持つ女性だけが、「仕事と家庭の両立」の切符を手に入れることができると言える。
日本に負けず劣らず、少子化の道を辿っているドイツ。私の娘が通う幼稚園で働くお母さんたちが少ない理由を、再認識してしまった。お隣の国フランスのワーキングマザーへの手厚い配慮が羨ましい。ドイツは一体いつになったら、フランスのようにワーキングマザーが働きやすい国になるのだろうか。
みどりさんの言われるように 働くママの支援がないこも確かです。
母子家庭はまだいいんですけど 父子家庭はもっと支援がないのです。
主人の会社も以前は、病気で亡くなったりすると正社員とアルバイトの中間のような役職を与えて雇ってもらえましたけど今は、労災のみになってしまいました。
東京も区によっては、働くママの支援を低料金で幼稚園の送り迎えや子供が急に体調が悪くなったときお手伝いをやってます。
わたしの知り合いもサポートをやってますけどもらえる時給は1時間800円で 少しでも自分の小遣い程度にはなるからと何年もやってます。
考えてみれば 民間のベビーシッターは、高いので多いに利用すべきですよね。
ご主人が病気で仕事できなくなりお母さんが仕事してる人も子供の入学式や行事もいけない人が多いのが現実です。
わたしの妹のように産休を5年取るという勇気がまだまだ必要ですね
ドイツの現状も厳しいようですね。でも、みどりさんやコラムの筆者のように、現状を変えていこうとする人たちのエネルギーでなんとか変わることを期待しています。そんな中、育児と仕事と両立して、なおかつ子どものドイツ語と日本語の教育を両立しているみどりさんはすばらしい!
はなさん、いつもコメントありがとうございます。
父子家庭はもっと大変ですよね。働くママやパパの支援を社会がもっとするべきでしょう。
そうそう、ドイツには、保育ママ以外に、保育オーマ(オーマとはドイツ語でおばあちゃんという意味です)がいます。つまり、おばあちゃんが他人の孫の面倒を見るということになります。
私が欲しいのは、病児保育のサポートです。ドイツの社会的支援が本当に不足しているので、現実的に働けないお母さんたちが多くなってしまうのですよね。
みほっちさん、コメントありがとうございます。
>そんな中、育児と仕事と両立して、なおかつ子ど>ものドイツ語と日本語の教育を両立しているみど>りさんはすばらしい!
ありがとうございます。とっても励みになります。
みほっちさんのフランス生活は少し落ち着いてきましたか?有意義なフランス生活になることをお祈りしています。
ミュンヘンに来られるご予定はおありですか?ぜひお会いしたいです。