ドイツのゲッペルみどりさんからのレポートです。
ドイツのクリスマスのカウントダウンは、アドベントカレンダーと共に始まります。
アドベントとは、待降節のことで、クリスマス直前の日曜日が第四アドベント、その前の日曜日が第三アドベント、その前が第二アドベントと逆算していき、毎年11月末または12月最初の日曜日から、第一アドベントが始まります。
アドベントカレンダーとは、12月1日から24日までの扉がついている日めくりカレンダーのことです。毎日カレンダーの数字が書かれてある扉を開けては、クリスマスまであと何日とわくわくしながら過ごします。扉の中に隠されているチョコレートやグミ菓子が食べられるので、子供たちにとても人気のあるカレンダーでもあります。写真のアドベントカレンダーには、19世紀のベルリンが描かれています。
私が住む地方では、第一アドベントの週末だけ、クリスマス市が行われます。教会前の広場に、多くの屋台や露天が並び、クリスマスツリーに飾る物や、プレゼント用品、お菓子、アドベント用のロウソク、グリューワイン(熱くて甘い赤ワイン。オレンジの皮やシナモンなどの薬味が入っていて香りもよい)、キンダーパンチ(子供用のノンアルコールの温かい飲み物)、焼き栗等が売られます。
そこで、今年は「クリッペ」の展示も行われていました。このクリッペとは、馬小屋で生まれたイエス・キリストが、その後飼い葉おけの中で安らかに眠っている場面を人形で見せるもので、工芸品として高価なものもあるくらいです。私が驚いたのは、国によって信仰されているイエス・キリスト像が違っていること。例えば、写真のチリのクリッペのイエス・キリスト像は、チリ人になっているんですよね。
第一アドベントの前の日に、娘を連れて、マリエンプラッツの市庁舎前のクリストキンドルマルクト(ミュンヘン最大のクリスマス市)も見に行ってきました。ものすごい人だかりで、娘を連れて歩くのが大変でしたが、なんとかお店を見て回って、写真も幾つか撮ってきました。
この写真は、リンダーマルクトの8メートルの高さがあるクリスマスピラミッド。今年初めての展示らしく、ミュンヘンが今年のクリスマス市に力を入れているのを象徴するかのようです。優しいメロディーと共に、愛らしい人形がくるくると回っていました。
同じリンダーマルクトには、天使の像もありました。キラキラしてすごくステキでした。
目玉はなんといっても、市庁舎前の巨大なクリスマスツリーではないでしょうか。娘が満面の笑顔で、「ママ、きれいなクリスマスツリー!」と言って喜んでくれたので、とても感激しました。
みなさんは、今年はどんなクリスマスを迎えられるのでしょうか。楽しいクリスマスになるように、お祈りいたします。
みどりさん!
もうクリスマス市始まっているんですねっ^^。
写真に、私が歩いた風景があってほんとに「うわーっ」って感じです(感激)。
美味しいフライドポテトと暖かい赤ワインの飲み物を手に、寒さを凌いでたくさん歩いてまわりました。フルーツをアメでコーティングしたお菓子もほんとに美味しかったので忘れられません。確か、駅からちょっと歩いたところにスケートリンクがあったと思いますが、その風景も私の思い出のドイツミュンヘンのクリスマス風景でした。
あー、また絶対行きたいです~。
薫子さん、コメントありがとうございます。
先週の土曜日もクリスマス市に行ってきました。でもこちらはなぜだか暖かくて、初秋のような気温でした。だから、暖かい赤ワインがそれほどおいしく感じられなかったのですよ。とほほ、、。あの赤ワインは寒いときに飲むからこそ、ほかほかと体の中が暖かくなって美味しく感じられるのです。
野外の特設スケートリンクも、マリエンプラッツのクリスマス市の近くにあります。すごい記憶力ですね。
今年は薫子さんとオフ会でお会いできて本当に嬉しかったです。良いお年をお迎えください。
わぁ~、さすが本場のクリスマスですね。
フランスでも、元ドイツ領のアルザスが一番クリスマスマーケットで有名です。
そういえば、パリも例年にない暖かさだそうです。
今年が初の私にとってはじゅうぶん寒いのですが。
みほっちさん、コメントありがとうございます。
初めてのパリの冬は寒いですか?大阪出身の私ですが、10年以上住んで、やっとドイツの冬に慣れてきたように思います。
今年は本当に暖冬で、なんだか変な感じです。
楽しいクリスマスと良いお年をお迎えくださいね。