ワーキングマザースタイル公立中学校を選んで




2007年04月04日

公立中学校を選んで

Posted by 武田りこ

我が家のある地域は、昔からの住宅地と商業地が混在する地域で、とても教育熱の高い家庭も多い反面、その対極にある家庭(家庭が成り立ってない場合も)も多くバラエティーにとんでいます。

小学校になるとまわりは中学お受験の話題に花が咲き始めますが、私はあえて公立中学にこだわりました。
どんどん塾通いの子供たちが増えていくなか、このこだわりを貫くのはかなり大変でした。

さて、この度上の娘は3年間の公立中学生活を終え、無事志望校に合格したので、公立中学の三年間を振り返ってみようと思います。

まずは公立中学がよいと思った点
○近い
我が家から徒歩5分。通学に多くの時間や労力を取られるのはかわいそうだ、という思いからでした。
さて現実は 何かあればすぐに学校に様子を見に行けますし、仕事をしていて役員をすることも近いので可能でした。

○いろいろな人たちがいる
私立はどうしてもある程度似通った人たち(経済的だったり、成績だったり)が集まります。
きっとその方が心地よかったり、平和だったりするのでしょうが、ひとたび社会に出ればどんな仕事についたとしても、いろいろな環境の人たちと折り合っていかなくてはいけません。
自分の想像する一般家庭とは全然違う人たちとお友達になったり、なれなかったり、そういう経験をして欲しい、やわらかい心でそれができる最後のチャンスだと思いました。

さて現実は 娘の性格によるところが大きいのですが、それはそれはバラエティーにとんだお友達との交友が生まれました。
ずっと公立育ちの私でもびっくりするような事情のお友達がたくさん遊びに来てくれました。
小中付属だったオットには刺激が強すぎたかも。
ここで問題になるのが、どうしてもお友達に引きずられることでした。
家庭によっていろいろなルールが違いますが、中には親が完全にほったらかしのお友達などもいて、子供はすぐに「うちは厳しすぎる」と文句を言うようになりました。
娘が楽しいと思うお友達は、ちょっとびっくりするような子が多くて、ルールに関するバトルはそれはそれは壮絶でした。
(だって、女の子が泊まりたいって突然やってきて、親には連絡が取れない、って言うのは絶対だめだと私は思うんだけど。)
自分のやらなくてはいけないことはきっちりやった上で、いろいろなお友達と楽しむ、というのはなかなかやらせるのは大変でした。

○地域と密着している
大人になっても実家に帰ってくると昔の友達がいるのはいいことだと思います。
この地域は、そのままここで暮らしている人も多くて、娘や息子の友達の親御さん同士同級生などということがとっても多いのです。
それだけ居心地のいいところなのだと思うのです。

実際は とてもよかったです!
PTAの役員の方たちの尽力もすばらしく、PTAからの贈り物として講演会やライブがあったり(しかもライブはこの中学出身のかた)学校と協力している姿を目の当たりにしました。
子供の友達たちも先ほど書いたようにいろいろですが、基本的に近所に住んでいるわけで、親御さんを知っていたり、直接知らなくても、大体把握できます。
道でであったら一見とっても怖そうな子でも、クラスメートとして娘といい関係を築いているので、大きな声で挨拶してくれたりすることもしばしばです。

公立中学校で心配だった点
○学力
こんなに授業が少なくていいのか?
どのレベルに合わせてやってるの?
など、確かに心配になって当然です。

ではどうするか。
ここはある程度親がかかわって子供に勉強してもらうしかありません。
子供の力を信じて、最短距離で大学なりに入れないかもしれないけれど、少しくらいの遠回りはあるかもしれないけれど。
それぞれの学力に合った塾なども近くにたくさんあるので、小学校まで存分に遊んだんですもの、そろそろ塾で勉強してもいいのでは。
ただ、公立だからみんな勉強ができないか、というと決してそんなことはありません。
運動も勉強もできて、リーダーシップもある、そんな子ももちろんいて、それもバラエティーのうちのひとつです。

○交友関係
先ほどのよいと思う点のいろいろな人がいる、ということの裏返しなのですが。

ではどうするか。
これもできる限り親がかかわることで、子供が大きく道を外れないように努力するしかありません。
我が家の場合は、おもてなしは大変ですが、できる限り遊びに行くよりは、来てもらう
とにかく子供の友達と顔見知りになることを心がけました。

○学校や先生
兵庫方式をご存知の方ならお分かりでしょうが、内申を握る先生がた。
問題がないとは言いません
ここをなんとかしないと、いえ、ここさえなんとかなれば、もっと公立はよくなると思います。
でも全般に私たちのころと比べると先生方本当によくがんばっておられると思います。

幸い娘は熱が出ても学校を休みたくないほど、中学生活が楽しかったようです。
もちろん、同じ学校に通っても、楽しくなかった方もおられるでしょう。
私立のほうがあっているお子さんもいらっしゃると思います。

我が家の下の息子は同じ学校の新2年生、彼が卒業したときに私がどのように思うかは今はわかりません。

ただ、公立中学校も捨てたものではないし、地域の中にあるからこそ、保護者たちの力でいい方向に持っていくことも十分可能だと思うのです。
娘たちのこの学校も7~8年前までは荒れていたらしく、それからここまでPTAの方たちの尽力はすばらしいものでした。
私たちの税金で私たちの子供たちのためにある公立中学校、それが充実してこそ日本の未来があると思うのです。







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コメント

>私たちの税金で私たちの子供たちのためにある公立中学校、それが充実してこそ日本の未来があると思うのです。

まったくその通りですね。

我が家の場合は小学校だけでは学力がつかない(私たちのころから3割授業時間が減っている)状況で、それを補完するために塾に行かせる。その延長線上で中学を受験させるかもというコンセプトです。ある意味、勉強がしっかり出来ている子ほど、中学は公立でも大丈夫かもしれませんね。

3年生の春に娘がもらってきた教科書の薄さとあまりのわかりやすさ、そして娘のとってくる通信簿。その2つが私の今回の大変貌の根っこにあるんですよね。

Posted by: らむね at 2007年04月05日 02:03

私もりこさんと同じような考えですので、とても共感できました。バラエティに富んでいるお友達、多分トラブルなどもあると思いますが、どんな仕事につくにしても、そういう、「自分とは違う価値観で生きている人々」とのかかわりはあると思います。

何より、地域の学校をよくしたいと、地域の親が思わなければよくならないのではないかと思うのです。私立のほうがあっている人は私立に行けばいいと思うけど。

不安ありますけどね。荒れるかどうかは、学年で大きく違う場合もあるだろうし。

Posted by: おそなえ餅1号 at 2007年04月05日 15:13

私も今年子どもが公立中学校に入学しましたが、りこさん、おそなえ餅1号 さんの意見に賛成です。
昨日入学式に参加して、大勢の地域の仲間とともに中学生活を送ることができることは、幸せなことだと実感しました。出席した親たちも、新入生の名前が呼ばれる度に、地域の他の子の成長に目を細めたり喜んだり。
自分の子どもばかりではなく他人の子どもにも興味を持ち、地域をよくしていきたいという親の気持ちが、日本を変えるのではないでしょうか。

Posted by: あかね at 2007年04月06日 20:10

らむねさん、おそなえ餅1号さん、あかねさん、コメントありがとうございます。

らむねさん、お嬢さん小学校高学年になってまさに渦中ですね。
自分の子供にとって何がいいかは本当にいくら考えても正しい答えの出ない問い、だと思います。

おそなえ餅1号さんがかいてくださったとおり
>地域の学校をよくしたいと、地域の親が思わなければよくならない

と、私も強く思います。
私立受験をなさって、結局最終的に公立にいかれることになった方で、中学に入ったら学校の活動に関心のない方も多くおられます。
私立受験のときに自分のお子さんのために使った時間やエネルギーの一部でも、地域の学校をよくしたいというエネルギーに使って欲しいな、と思います。

>自分の子どもばかりではなく他人の子どもにも興味を持ち、地域をよくしていきたいという親の気持ちが、日本を変えるのではないでしょうか。

あかねさんのこの言葉が私の言いたいことを代弁してくださっています。

私も娘の中学の卒業式は自分の娘もさることながら、よちよち歩きのころから知っている子、小学校のときよく遊びに来た子、やんちゃだった子など、一緒の大きくなってきた子供たちの成長した姿に涙がでてきました。

Posted by: りこ at 2007年04月11日 09:24

かなり出遅れたコメントでごめんなさい。

りこさんのような経済レベルのご家庭が、阪神間で「あえての公立」を選択なさるというのは、ものすごいことですし、とてもとても大事なことだと思います。

公立がだめだから私立・・・という選択だけでは日本の学力ひいては国力が低下していく一方ですよね。

そうわかっていても、いざ自分の子供のことになると守りに入ってしまう気持ちもわかります。そんな阪神間で、りこさん一家の「あえての選択」は本当に素晴らしいです。

Posted by: かほる at 2007年04月12日 21:41

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タイトル: 塾通いはカワイソウか
ブログ名: 子育てアパブロ
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