子供とミュージカルを! その2 劇団四季「キャッツ」前回は、子供とミュージカルを!導入編として、どの作品にも共通する楽しむための工夫や注意事項と、劇団四季のファミリーへの配慮をまとめました。
さて、今回から作品編。子供と大人が思いきり楽しめる、一流の作品をご紹介いたします。
まずは私にとってもっとも思い入れの強いミュージカルである「キャッツ」から。「オペラ座の怪人」などで知られるアンドリュー・ロイド・ウェーバーの出世作。
とにかく、すごい。
たぶん、ミュージカルというものを根本から変えてしまった金字塔的な作品なのでしょう。全世界で愛されている理由がよくわかります。
よく知られている「メモリー」をはじめ、音楽がすばらしい。出てくるのが全部猫というのもすごい。
初めて20歳で見たときのあの衝撃。舞台というものがこれほど人を感動させるという事実に驚きました。子供から大人まで、あらゆる人が楽しめる、素晴らしいミュージカルです。
●物語
満月の夜に、毎年一匹だけ「ジェリクル・キャッツ」が選ばれ、永遠の命を与えられます。選ばれるのは誰だろう?ということで、裏街に住む個性豊かな猫たちが、順番に紹介されていきます。
●おすすめの理由
・話がとてもシンプル。あえていえば全員が主役。必ず共感できる登場人物(猫)が見つけられます。
・せりふに特に大きな意味がないので、子供が理解に苦しむようなところがない。
・ちょっと猫たちの踊りが多く、飽きるかもしれませんが、一匹でもお気に入りを見つけて、その猫ちゃんを眼で追うと、楽しめますよ!
・ニューヨークでブロードウェイ版も見ていますが、劇団四季のレベルの高さはかなりかと。(ブロードウェイ版は、衣装が地味で、四季のほうが見た目に綺麗だった気がします。何より、言葉の壁も大きいために、四季がよりよく感じられたのかも)
●お楽しみポイント
・早めに劇場に行って、探検しましょう。ゴミ箱をイメージするつくりになっていて、おもしろいゴミがたくさん見つけられます。
●席取りポイント
・回転席は最初に動くだけなので、回転そのものは期待しないでください。ただ、舞台の至近距離なので、ものすごい臨場感が味わえます。(奮発して、回転席の中央の2列目という席をとったら、バストファー・ジョーンズが赤いカーネーションを娘に向かって投げてくれました♪)
・専用劇場だけあって、すり鉢上の、後ろでも見やすい席になっているうえに、つねにあちらこちらに猫がうろうろするので、どの席をとっても楽しいと思います。
・クリスマスは特別のショーがつき、ちょっとお得な気分。
●おすすめの年齢層
・5歳くらいからでもOKですが、理解するには小学生になってからがいいでしょう。
・ちなみに、グリザベラは元娼婦。
・怖いシーン、残虐なシーンは、特にありません。(戦闘シーンは、劇中劇でひとつあり)
●事前の準備
・特に必要ありません。込み入ったあらすじのミュージカルではないので、十分楽しめます。
●らむねの思い入れシーン
わたしが一番好きなのは、列車猫スキンブルシャンクスのシーン。青春そのものを感じるシーンです。出発や、旅立ちを意識させるとともに、大好きなことを見つけられた人(ここでは猫)だけがもつ、楽観的な強さが、見る人になんともいえない爽快感を感じさせるシーンなのです。20歳なのに、まるでグリザベラのように疲れはてていた私は、このシーンがまぶしくてたまらなかった。青春とはこうであるべきなのに、未来にむかって笑顔を向けるものであるはずなのに、わたしは・・・。と、泣けて泣けてしかたがなかったのを思い出します。そして、20年後。またそのシーンを娘と旦那と家族で見ることができました。あのころはこんなふうに幸せを味わえるとは、とても思えなかった。娘に「どうしたの?」と言われるくらい、しゃくりあげて泣いてしまったのは、とっても幸せだからです。好きな仕事を見つけ、愛する家族と過ごす。そんなシンプルな幸せが、今、自分にはあることに感謝しての号泣してしまいましたっけ。
■チケット入手方法
●劇団四季
オンラインチケット予約ができます。席の指定もできるので、おすすめです。
●チケットぴあ
オンラインチケット予約ができます。
■劇場アクセス
山手線五反田駅徒歩8分/山手線大崎駅東口徒歩8分
東京都品川区東五反田2-18-1
→専用劇場キャッツシアターの地図
大崎駅と五反田駅のちょうど中間あたりにあります。
どちらからも同じくらいの時間です。
■関連グッズ
劇団四季のCDは2種類出ています。我が家は、観劇後すぐに、劇団四季ミュージカル 「CATS」オリジナル・キャストのほうを購入しました。そのほかに、CATS ロングラン・キャストも出ています。
違いは、オリジナルキャストではグリザベラが久野綾希子さん。ロングランキャストでは志村幸美さん。ロングランキャスト版のほうが収録時間も長いだけあって、より実際の劇と近いようです。
それでは、次回もお楽しみに♪
●子供とミュージカルを!その1 導入編
子供づれのミュージカル観劇の注意など、基本的なことをまとめてありますので、お読みください。
これ私が観た唯一のミュージカルですが、その衝撃はすごかった!ちなみに私は22歳@イギリスです。
だって、まさに猫ですよ!猫!あの動きは!!
って、とてもチープな感想になりますが、感動はそれに尽きます。10年以上経った今でも細かな動きが蘇りますもの。「どうせ観るならまたいつか本場で」と思って四季のは観た事が無いのですが、子供連れで行ってみるのも面白そうですね。