ワーキングマザーなら、子供を産んですぐにもお世話になるのが、保育園。私は長男を保育園に入れたのが三歳児からでしたから、もう早12年も父母会やPTAなど、ノンストップで続けてきました。子供が三人いると、必ず毎年どこかで役員を引き受けることとなり、結局休みはありませんでした。昨年度は保育園でアルバム委員、今年は中学で校外を引き受けました。
12年の間には、PTA会長も引き受けたことがありました。この年私は離婚を経験したこともあり、非常に忙しかったのですが、他の役員さんに助けられなんとか乗り切ることができたんです。
結局、暇な人なんていないんです。でも子供のために誰かがやらないといけない。私はそう思って、けっこう積極的に参加していたほうだと思います。先生の名前を早く覚えたり、他のお母さんと話す機会があったりと、メリットもあります。だけど、ほとんど仕事が一個増えるような覚悟じゃないと、勤まりませんでした。これは、専業主婦が多かった頃の名残?一部の母親に負担がかかりすぎる現状のPTAって、どこか間違っている気がしてなりません。
公立高校でもPTAがあります。役員になったら、それこそ、一仕事です。広報もプロ並みの技術を要求されてしまい、出来る人も限られてきます。
タダ働きがいやってわけじゃないけど、一部に労働と経費(電話代、印刷代、目に見えない経費がけっこうかかります)を多く負担させ、しかも文句言われたりしたら、本当に悲しい体験になってしまいます。そんなことではいけないと思います。
PTA会費から、役員には手当てを出すとか、学校の事務局が業務は負担するとか、他に負担を分担させる方法はないだろうか。でも改善するには、自分が長に立ち、周りからの軋轢に耐え学校からの軋轢にも耐え、交渉しなければ改善しません。どうしてそこまでやらなきゃいけないんだろう....むなしくなっちゃいます。
12年もPTAとつきあってると、逃げ方もわかってくるので、今はできるだけ、負担の軽い役を受けるか、引き受けないようにしています。よく「一度やればもうやらなくて済む」と言いますが、実際には自分が体験して苦労したりすると、申し訳なくてまた、引き受けてしまうものなんです。やらない人は通して一切やりませんから、結局負担は「頼めばやってくれる人」「断れない人」に回ってくるのです。
あなたがとても忙しく、パートナーもPTAに協力的で理解を示すのではないのなら、できるだけ避けるべきです。非難を承知で書きますが、正直そう思います。PTAで重い役を受けて、夫婦が不仲になった例を、何件もみています。そこまでしてやることはないんです。
逆に私みたいに、夫がいない人のほうが、マイペースで活動できるかもしれません。ただし、夜の活動には一切参加できませんでしたけれどね(子供を見てくれる人がいませんから)。
上の子が高校生になり、小学生の末っ子の面倒をみてくれるので、今はやっと時間も作りやすくなりましたが、昔のいろんな体験から、どうしてもポジティブにPTAを受け止められません。そして、引き受けてくださった方には心から感謝し、できるかぎりのサポートを惜しみません。フォローもします。
みんながもう少し、役員を引き受けた人の身になって考えれば、PTAの活動もずいぶん楽しいものに変わると思うんですけれどもね。あと12年は続く、PTAとのつきあい。がんばります。
現在、PTAで大きな役に就いている者です。
すごく良く分かります。
萎えることがたくさんあります。
クレームの予防・対策のためにかかる労力の大きさ・・・。本業にかけるエネルギーを割いて、不慣れなことを無償でやっているのに、もう少し、温かい目で見てくれたり助けてくれる雰囲気があってもいいのでは?と思ってしまいます。
あと、役員の中にめんどくさい人がいます。過去にも役員経験があり、何かにつけて、理由なくそのときのやり方を強要してきたり、当日の昼過ぎに「今日じゅうに○○の書類を作ってください!」とムチャ振りしてきたり・・(仕事してるって知ってるのに。しかも、自分も同じ役職なんだから、自分でやればいいのに指図したがる)etc
ここは、エネルギーの余った「困ったちゃん」の受け皿? とか、イジワルなことを思ってしまったりします(そんな人は少数派ですけどね)。めんどくさい人の凝り固まった考え方を変えるのは不可能(「当日に言われても、すぐには対応できないので・・・」と言っても、同じことを繰り返す)。ムチャ振りへの対応は、帰宅後にこなすとか(あの~子どもの世話ができないんですが・・・!)、先回りして対応するしかなく(今のところ主にこれ。でも、先回りしすぎるとヘソを曲げるので、さじ加減が大変)、その人の面倒くささは温存されたままです。
「いちばん大きな目標は、子どもたちの笑顔を増やすこと。そこだけに集中して、とりあえず任期を乗り切る!」と思っています。