ワーキングマザースタイルペットの死に想う




2008年05月01日

ペットの死に想う

Posted by 湯河原こむぎ

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我が家の娘は12才。娘が生まれるより前から飼っている「うさこ(♂)」(白い子)と「すみれ(♀)」(しましまの子)という猫がいます。二匹は兄妹猫で、外に出さずに家の中だけで飼っています。1992年12月生まれの15歳。老猫です。

4月始め頃からすみれの具合が悪くなりました。ご飯をあんまり食べなくなって、時々痙攣したりする。今までは元気にしていたのに。

4月3日
動物病院に行きました。症状を説明すると、高齢なので血液検査をさせてくださいとの事で血液検査をしました。すると腎臓の機能がだいぶ落ちている事がわかりました。病名は「尿毒症」でした。普通は尿と一緒に体外に排泄される毒素が、腎機能が低下している事によって、排出できなくなっているとの事。人間だったら透析を行うのだが、猫は出来ないので・・・という事で点滴をしました。

家に帰ったら、私と一緒に二階まで駆け上がり隅っこでじっとしていました。外に出た事がないので、外に出る事はすごいストレスだと思います。隅っこで心を落ち着けていたのだと思います。

4月5日
動物病院へ。先生の話だと、意識もしっかりしてるし、水も飲めるなら、まだ大丈夫。腎臓が悪いと胃まで荒れたりして、胃が荒れると口の中まで荒れて来てしまうとの事。今日は、口に血がついてたの。やっぱり口の中が荒れているらしい。口が痛くて食べられないのかな。今日は、この間の点滴に、口の傷を治してもらう抗生物質も入れてもらう。

先生は、水も飲まない・おしっこが出ない・吐く・・・となったら入院するしかないけど、あまり入院はさせたくない。(環境が変わるため、猫がストレスを感じるから)との事。私もそう思う。犬が入院してたりするとドキドキするだろうし。

4月7日
動物病院へ。すみれは、まったく何も食べなくなっちゃって、ぐったり寝ている。お水は飲んで、おしっこも出る(ただし、お漏らし)。吐かない。私としては、「15年の間、家から外に出た事がないすみれにとって、入院はものすごいストレスになると思うので、出来るだけ入院させたくない。もう高齢で直る見込みがないなら、家で静かに最期を迎えさせてあげたいと思う」と伝えました。・・・すでに私と娘は泣いてます。

先生は、「ほんとに入院はストレスになると思うので、できればさせたくないし、家で看取りたいというのもとてもいい事だと思います。でも、入院させれば24時間かけて高カロリーの点滴を入れる事も出来るので、それをやると、一時的によくなる可能性もあります。が、やはり高齢なので、またいずれ、今の状態に戻る事にはなると思う。」と言う。私は泣きながら「じゃあ、一晩預けてもいいですか?」と言い、預けて帰って来ました。さくらは、もう一人で病院の外に出て泣いていました。

「11歳以上の猫用」というごはんを買って、すり鉢ですりつぶして、指につけて「食べな」と口の前に出しても「いらない」と顔を背けてしまうの。食欲ないんだと思う。人間だって何も食べたくない時ってあるじゃん。で、食べないからぐったりしちゃってる・・・。だから「高カロリーの点滴」は救いの神かも~!とわらにもすがる思いでした。

4月8日
すみれを迎えに行きました。元気に「にゃーお」と鳴く姿を期待して。

病院の診察台の上のすみれは、ぐったりと横たわっていて、猫らしく丸まって寝ていなかった。足も手も投げ出した感じで。私が「すみれー」って言っても目もうつろで。先生も「思ったよりも点滴の効果が出なくて残念です。」と言っていた。血液検査もしたら、この間した時よりもすこーし悪くなっていたって。治療しているのに悪くなる・・・覚悟を決めた方がいいかもって思った。

助手席にすみれを乗せて「おうち帰るよ、すみこ。」と言って走り出すと、今までどよーんと横たわっていたすみれが、顔を自分で持ち上げて、目もいつもみたいに真ん丸くなり「どこ行くの?おうち?」みたいに私の方を見た!顔をなでると、手で私の手を触る。病院にいた時とえらい違い!やっぱり入院はイヤなんだよ。うん。

娘を塾に迎えに行って、車の中ですみちゃんが点滴したけどよくならなかった事を伝えると「しょうがないよね~。」と意外とあっさりしていました。

でも、家に帰ってすみれを見たらポロポロ涙を流して大泣き。「さくらは・・・小さい時から・・・ずっとすみちゃんと一緒で、うさちゃんは、さわらせてくれないけど(加減を知らないあかちゃんの時にぎゅーっと抱っこされた事がトラウマとなり、娘の事をこわがっている)、・・・すみちゃんは、強く抱っこしても平気で・・・死んじゃうのはやだけど・・・でも、思い出もいっぱいあるから・・・えっえっ・・・」ともう大変でした。ほんとに私もたまりませんでした~。

4月9日
夕方、娘と病院へ。点滴をしてもらいました。

昨日、病院に迎えに来た時は、ぐったりして横たわっていたけど、家に帰ったら少し元気になった。今日は、ちゃんと猫らしく丸まって寝ているし、座って顔も上げられる。家では、起き上がって、カゴから出てヨタヨタと歩いたりもする。少ししか歩けないけど。相変わらず、何にも食べないけど、ちょっとうれしい。

4月10日
一泊入院したあと、一度も痙攣も起きていないし、だいぶいいな・・・と思っていたら、夜、大きな痙攣を起こしました。抱いてあげたらすぐに落ち着いたけどびっくりしました。一進一退です。

4月11日
明け方、すみれは何度も「んなーお」と泣きました。枕元にすみれのかごを持って来て、すみれが泣いたらすぐに手をのばしてなでてあげました。なでてあげると安心して眠るみたい。でも、また泣いて・なでて・ねむって・・・・・泣いて・なでて・ねむって・・・・・を繰り返して朝が来ました。

仕事が終わって、最寄り駅について「今日も点滴に行かなくちゃ」って、ATMでお金おろして、娘に電話してみた。
私「すみちゃん、具合どう?」
娘「おかあさん、あのね、すみちゃん死んじゃったの。おかあさんがお仕事に行ったあと、鳴いてたらしいんだけど、そのあと、おとなしいなって思っておばあちゃんが見たら、息してなかったんだって。」

・・・・ぐがーん・・・・。

娘は、今日二時過ぎに帰って、かなり泣いたらしく、私が帰った時には、もう自分の気持ちに一段落ついていたようでした。

すみれを見たら「の」みたいに丸まって、いつものかごに寝てた。

病院に預けた4/7、迎えに行った4/8。その二日にもうかなり泣いた娘と私。4/8に迎えに行った時は、かなりぐったりしていたので、私は心の中で「きっと今晩死んでしまうに違いない」と思いました。

でも、お家に帰ったら、少し元気を取り戻したので、すごくうれしかった。15歳という年を考えても(病院の表に猫の15歳は人間の76歳って書いてありました。)、もう今までどおりになる事はない・・・と分かっていても、ちょっとだけ元気になったのはうれしかった。なーごなーごと鳴くたびに、なでてあげるとおとなしくなるのもうれしかった。安心してるんだなーって思って。

娘にも「先生が、この病気は痛みはないって言ったから、大好きなおうちで眠っている間に、すみちゃん自身も気づかないうちに安らかに息を引き取れれば、きっと一番幸せだと思うよ。すみちゃんは、さくらのお家で飼われて、すごく幸せだったと思うし。」と話しておいた。「死」という事が必ずしもすみれにとってサイアクの事態ではないと、説明しておきました。

娘が「すみちゃん、こんなに長生きしてくれてよかったよ。」と、言ってました。「長生き」・・・それはもちろん、15年という長い歳月の事もある。もうひとつ、入院した後の3日間、ほんとに具合悪かったのに、悪いなりに、歩いて見せてくれたり、顔をあげてくれたり、「おうちが好き」っていう態度を見せてくれた。3日間という短い期間だったけど、私達にとっては、充分すぎるすみれからの「最後の三日間、渾身のメッセージ」でした。すみちゃん、ありがとう。

4月12日
お寺で焼いてもらいました。お寺では号泣しましたが、もう泣きません。
娘が中学生になるのを見届けてから静かに亡くなったすみちゃん、本当にありがとう。

「こんなに悲しいなら飼わなきゃよかった」なんて絶対に思わない。だって、いっぱい楽しい思い出あるもんね。
これからは、すみれの分も、うさこをかわいがって行きます。(うさこは、ちょー元気。)



長々とすみませんでした。昨今、空前のペットブームです。しかし、その陰には人気のなくなった種類のペットや、病気になったペットを捨ててしまうという悲惨な現状も隠れています。動物と言えども家族ですから、病気になった時、老いた時、ちゃんとめんどうを見ることが出来るかどうかを考えた上で飼ってください。お願いします。







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コメント

こむぎさん!
私は、犬ですがずっと飼っていました。
私が中3の時に迷い込んできたことがきっかけ
で飼いはじめた花子というメス犬の事を思い
出しました。

高校卒業して東京へ出たので、離れていた時間
も長かったのですが、次女の里帰り出産の時
病院から退院してきたその日に、切ない声を
出して鳴く花子がいつもと違うので、びっくり。
その日の内に・・逝ってしまいました。癌だった
のですが、次女の無事の出産を見守ってくれた
ような気がしてほんとに辛かった。もっと、
遊んであげればよかったって思いました。
ペットの死はほんとに辛い・・。
こむぎさんと共に娘さんを見守ってくれた・・
大切なものをくれた猫ちゃんのご冥福をお祈りさ
せて下さい。

Posted by: 薫子 at 2008年05月01日 22:43

こむぎさん、ご愁傷様です。ペットの死、本当に心に来ますよね。私はリスを飼っていました。亡くなった時はワンワン泣いたけど、やっぱり「感謝」しか思い浮かばなかった。ウンチくさかったけど、ぜんぜん手乗りリスにはならなかったけど、でも、とっても可愛くて、たくさんの幸せをもらえたっけ。

湯河原家がすみちゃんに幸せにしてもらった分と同じように、すみちゃんは幸せだったと思います。写真を見て「なんてキレイな幸せそうな猫ちゃんなんだろう!」って思ったもの!!!!!。

Posted by: hiromi at 2008年05月01日 23:17

私までもらい泣きしてしまいました。
でも、すみれちゃん、今も天国からおうちをじっと見守っていますよね。家族にいっぱい愛してもらって、幸せな最期、幸せな一生だったと思います。
我が家の長男ルークは今8歳。寿命まではまだまだあるけど、いつ病気などでどうなるかわかりません。双子が中学生になる頃がお別れの時期になるかと思うと、今から胸がキュンとなります。私もルークが病気などになった時は、できるだけ家に長くいさせたいと思いました。

Posted by: かほる at 2008年05月02日 09:18

おはようございます。そよかぜむらのたかひろです。
ペットというか、家族ですよね。楽しい思い出いっぱい。
癒してくれたり、家族の大切さや絆、色々なことを教えてくれる。
とっても素晴らしいと思います。
ありがとう!、すべてのペットを飼っている人が
そういう気持ちで接してくれればいいのにと、
心から思います。
心がジーンとなりました。ありがとうございます。

Posted by: そよかぜむらのたかひろ at 2008年05月02日 12:24

私も貰い泣きです。悲しいですね。でもペットを飼う以上来るべき試練ですよね。うちも猫がいるので、すごくよくわかります。私は子供の頃から飼っていた犬の死に目には会いませんでしたしお葬式にも立ち会えませんでした。
今のうちの子はちゃんと看取りたいと思います。

Posted by: リオ at 2008年05月03日 11:05

みなさま、あたたかいコメントありがとうございます。

薫子さん
花子ちゃんは、絶対に見守っていてくれたんですよ。ずっと会っていない薫子さんに会いたいなって思っていたと思うし、あかちゃんが無事に生まれるまで!って頑張っていたと思う。動物ってすごいよね~。

うちも金曜日に亡くなったので、娘は大泣きしても塾に行く日じゃなかったし、土日で元気になる猶予もあったの。ほんっとすみれちゃん、ありがとう!って感じでした。

hiromiさん
>ウンチくさかったけど、ぜんぜん手乗りリスにはならなかったけど、でも、とっても可愛くて、たくさんの幸せをもらえたっけ。

そうそう!死んだ時の悲しみは本当に大きいけど、たぶん、一緒に生きて来た時間分の「楽しかった事」と「死んだ時の悲しみ」を天秤に乗せたら、圧倒的に「楽しかった事」の方が重いよね。

人にはそれぞれの考え方があるから、否定したりはしないけど「死んだ時、悲しくていやだから動物は飼わない」とは、「私は」思わない。悲しみの何倍もの「しあわせ」「たのしさ」「責任」「おもいやり」を知るチャンスを放棄してしまうような気がするから。

かほるさん
ルークちゃんも長生きしてほしいですね!お家にわんこがいる事で、双子ちゃんも、より多くの事を学んでいると思います。ずっと一緒に成長して行ってほしいですよね!

今回、よかったのは、痛みのない病気で、眠るように静かに亡くなった事です。これが、とても痛い病気で、痛さで泣き喚き、もがき苦しんでいたら、私もちょっとどうしていたかわからないです。入院させてしまったかも・・・。かわいそうで見ていられない・・・。そのあたりもすみれちゃん、ありがとう・・・って気持ちでした。

そよかぜむらのたかひろさん
ありがとうございます。「もう泣かない」って決めていて、淡々と毎日を過ごしていました(うさこもいるし)が、みなさんが温かいコメントをくださったり、このエントリーを読み直してみたりすると、またどんどん涙が出て来ます。

でも、この悲しい出来事さえ、知らずにいるよりは、経験出来た事に意味があると思います・・・。大人はもちろん、娘にも。

リオさん
猫ちゃんがいるんですね~!ずっとずっと長生きしてほしいですね!いっぱいかわいがってくださいねっ☆⌒(*^-゜)b

私、結婚してから飼った猫は4匹。

一匹目は「梅吉」・・・朝は元気だったのに、交通事故で帰って来たら亡くなってたの。まだ1歳になったばかりでした。いきなり死んだので、ショックでショックで三日三晩泣きました。

二匹目は「麦」・・・まだ生まれてから3週間の小さい小さい猫でした。おじいちゃんが間違って頭を踏んでしまい(!!!)頭蓋骨にひびが入ったので、入院させるしかなく、結局1週間後に死んでしまいました。

そして、そのあとが「すみれ」と「うさこ」です。

Posted by: こむぎ at 2008年05月05日 09:55

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