ワーキングマザースタイル【シネマ・こむぎスタイル】第33回 最高の人生の見つけ方




2008年05月15日

【シネマ・こむぎスタイル】第33回 最高の人生の見つけ方

Posted by 湯河原こむぎ

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映画館で予告編を観た時から、公開を楽しみに待っていたこの作品。名優、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの共演。パンフレットによるとアカデミー賞受賞とノミネート、二人合わせて、なんと16回!だそうです。

末期がんで「余命6ヶ月」と宣告された二人が「死ぬまでにやりたいことリスト(棺桶リスト)」を作り、二人で一緒にひとつずつやって行く・・・というお話。

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★あらすじ★ カーター(モーガン・フリーマン)は、46年間自動車修理工としてコツコツと地道に働き、3人の子どもを育てて来た。エドワード(ジャック・ニコルソン)は、自分一代で巨万の富を稼いだ実業家。全く関係ない二人であったが、ある病院の一室で顔を合わせる事になる。「末期がんで余命6ヶ月」・・・それが二人の共通点だった。

この病院はエドワードの持ち物。エドワードのお見舞いに来るものは秘書ただ一人。一方、カーターは奥さんをはじめ家族が見舞いに来る。お金持ちなのがいいのかな、貧しくても家族の愛がある方がいいのかな。

二人は、日々病室で、お互いの状態を見ながら過ごす。

そのうち、言葉を交わすようになり、トランプをするようになる。ある日、カーターが書いた「棺桶リスト」を見たエドワード。棺桶リストにはこんな事が書かれていた。
○荘厳な景色を見る
○見ず知らずの人に親切にする
○マスタングの運転
○泣くほど笑う

エドワードは「こんなんじゃダメだ、もっといっぱいいろんな事を」と書き足す。
●スカイダイビングをする
●ライオン狩り
●世界一の美女にキスする

スカイダイビング?無理!というカーターであったが、残り時間の少ないじじい(←映画の中でエドワードが自分の事を「じじい」と言っています。)2人でリストに書かれた事をひとつずつ実行して行きます。

★見どころ★
☆名優二人がとにかくいい!ジャック・ニコルソンの子どもみたいにやんちゃな笑顔、モーガン・フリーマンの落ち着いた誠実な雰囲気。ほんとにステキ!

☆お金があるってすばらしい!二人の冒険旅行、「夢の世界一周」みたいでうらやましい!本物のライオンをjeepに乗って見ながら、じじい2人が「ライオンは寝ている」を歌うところは爽快!

☆私は「マスタングの運転」のところが泣けました!←あまりここで泣く人はいないと思うけど。
病院にいるカーターに、孫が何かのおまけみたいな赤いマスタングのキーホルダーをくれます。マスタングはカーターの憧れの車らしい。スカイダイビングをする時にも、そのキーホルダーをしっかり握りしめていました。エドワードの財力でサーキットを借り切り、赤と黄色、2台のマスタングも用意されている。カーターが「やっと会えたね」と、手のひらで愛おしそうに赤いマスタングのボンネットをなでるシーンではかなり泣いちゃいました。そのあと2人で「よーし、負けるもんか〜っっっ!」と子どもみたいに走るシーンはo(^ー^)oワクワクでもあり、そして胸がいっぱいになりました。



ここまで昨日書きました。先ほど母から電話がかかって来て、私の大好きなある近しい人が今日「余命3ヶ月、長ければ6ヶ月」と宣告を受けた・・・という、このタイミングでウソみたいなホントの話を聞きました。年の頃は、ちょうどこの2人と同じくらいの年の男性。今のところ本人には知らせていないのですが、入院したという事でした。

とってもユーモアのある人で、私、本当に大好きな人。この2人みたいに命ある日々を楽しく過ごしてほしい!・・・とは思うけど、やはり映画のようには行かないだろう。映画を観ている時にも「もし本当に『余命6ヶ月の末期がん』だったら、熱が出たり、吐いたり、倒れたり、痛かったり・・・こんなにうまくは行かないだろう」と心のすみっこで思ってはいた。

記事が書き終わらないうちに、急にテンションが下がってしまって申し訳ないです。

でもでも、出来れば、一日でも楽しい日を増やしてほしい。彼がかなえたい事があるのなら、私も一つくらいお手伝いしてあげたいな。



さて、「余命6ヶ月」の真っ只中にいる方、そのご家族に「この映画を観て!」とは、とても言えません。でも、命の期限を宣告されてどん底にいる人が、この映画を観たら気分が変わるかもしれません。本人が観たいと思ったら、ぜひ観てほしいです。

そうですね、まだ「死」なんて言葉がはるか遠いかなたにある、若い人にもぜひ観てほしいです。余命宣告されていなくても、棺桶リストは、常に作っておいて、毎日を悔いのないように生きて行く事ができればそれが一番いいのかもしれません。

・・・でも、この映画、いい映画でした。泣かせよう!というわざとらしい演出はなく、しみぢみと心に入って来る映画でした。余命が残り少なくなってから、自分とまったく違う境遇・性格の人と知り合い、今までのある意味完成されていた「自分」というものの枠を破ってみる事が出来た。カーターとエドワードの「出会い」こそが「最高の人生(もう短いけど)」を見つける第一歩でした。多くの方に観ていただきたい映画です。ぜひ、夫婦で観てほしいです。



シャイニング 特別版 コンチネンタル・バージョン
映画歴の短い私は、有名なカッコーの巣の上でも観ていない。このシャイニングも、ジャック・ニコルソンが恐すぎて最後まで観ていない!でもでも、この顔!本当に恐かったです。
恋愛適齢期
私は、この映画が大好き。ジャック・ニコルソンとダイアン・キートンがとてもかわいい。こんな風に年をとりたいってつくづく思います。こういうテイストの映画ってほんと大好き。私の大好きな映画「ホリデイ」と同じナンシー・マイヤーズ監督です。
ディパーテッド
この「ディパーテッド」は、香港映画「インファナル・アフェア」のリメイク。第79回アカデミー賞の作品賞を受賞した映画です。私は香港版の方が好きですが、ジャック・ニコルソンは圧倒的な存在感でした。レビューはこちら
ショーシャンクの空に [DVD]
モーガン・フリーマンの出演作では、「ショーシャンクの空に」がオススメ!ぜひぜひご覧になってください。。
かもめ食堂
この映画とは、一見何の関係もなさそうな「かもめ食堂」。実は大アリ。「コピ・ルアク」という言葉が、この映画にはよく出てくるのですが、それは、「かもめ食堂」の中でもよく出て来ます。この「コピ・ルアク」がリストの中のひとつをかなえるのに重要な役割を果たします。
象の背中 スタンダード・エディション
「余命6ヶ月」もの。「象の背中 」。とっても期待していた映画でした。私の年齢だったら、とても身近に感じてきっと号泣!と思って観に行きました。でもぜんぜん入り込めませんでした。理由はこちら。観た方いらっしゃったら、ぜひ感想を聞かせてほしいです。
死ぬまでにしたい10のこと
「リスト」もの。「死ぬまでにしたい10のこと」23歳の若い女性の10のリストです。ワーキングマザースタイルがオープンしたての頃に書いた記事です。この映画、号泣でした。






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コメント

この映画私も予告で見たいと思っていました。
俳優からしてきっといいに違いないと。
私も棺桶リストは是非作りたいですね。

「シャイニング」「カッコーの巣の上で」もかなり昔に見ました。スティーブン・キングファンになったのもシャイニングからで私の中ではかなりランク上位の作品です。うちの娘たちはあまりに「怖くてキレイ」なキューブリック作品の映像が子供心に強烈だったようで、なんども繰り返し見てました。是非一度。

Posted by: リオ at 2008年05月16日 02:30

こむぎさん、

この映画とってもみたいのでこむぎさんレビュー読ませていただきました~。そうかぁ、いいのかぁ、よくないはずはない、とは思っていましたが、やっぱりいいですかぁ。みたい!

こむぎ女史ともあろうものが、カッコーの巣の上でをみていないというのは、問題です。笑 ぜひみてください。私はとても心が動きました。何日も、考え込んだ作品でもあります。

Posted by: 柚子 at 2008年05月16日 09:32

リオさん、柚子さん
コメントありがとうございます。「カッコーの巣の上で」って、いいらしいですよね。・・・というか心にずしりと来る問題作。絶対に見ますね!

私のオススメの「恋愛適齢期」のジャック・ニコルソンとダイアン・キートンもとてもかわいいので、ぜひ見てくださいね!

Posted by: こむぎ at 2008年05月22日 16:48

こむぎさん、こんにちは。
実は昨日、これ見てきました!
行ってみたら、思ったより若い人がたくさん
入っていて、ちょっとビックリ。

観ていて涙する場面、笑ってしまう場面ありますが、
ほんと、深いなぁ~と実感しました。

それに、これって若い時に観るのと、私ぐらいの
年になってみるのとで、かなり印象もかわるんだろうなぁ、
なんて感じました。

でも、これから先、元気に明るく生きる力を
もらった気がします。(^^)v

Posted by: みらい at 2008年05月26日 16:17

みらいさん
私は、最初の方で、あのじいさん2人がまだ仲良くない時に、一人が具合悪くて苦しんでいるのをもう一人が、だまってその背中を見守っている・・・というシーンが好きです。かわりばんこに具合が悪くなってたりして。そして「同士」みたいなキモチが沸いてくる。

「象の背中」は、好きではない映画ですが、その映画を作った秋元康の言葉で「みんな余命6ヶ月と思って生きようよ。」という言葉があります。悔いがないように毎日を無駄にしないようにしたいですよね!私達の年になると・・・^^;

Posted by: こむぎ at 2008年05月31日 01:24

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