ワーキングマザースタイル人と防災未来センター




2008年08月14日

人と防災未来センター

Posted by 湯河原こむぎ

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暑い日が続きますね。毎日暑いって言うのに神戸に行って来ました。


神戸に行って「私のしたい事」


「かわいい雑貨屋さんを周ること」「異人館を見ること」「きれいな夜景を見ること」「おいしい神戸牛を食べること」「おいしいスイーツを食べること」「ステキなホテルに泊まること」・・・全部軟派な目的。・・・これらについては、また後日・・・。


「夫のしたいこと」は省略(ま、写真を撮ること・・かな)。


もう一つ。娘の夏休みの宿題で「自分の選んだ都道府県の新聞を作る」というものがありました。最初に「どの県にするか」を、自己申告をしておいて、夏休みに新聞を作って提出するらしい。娘は、旅行で神戸に行くので「兵庫県」を選びました。硬派な目的。


神戸と言ったら「1995年の阪神・淡路大震災」抜きには語れない。ワーキングマザースタイルのスタッフで神戸在住のりこさんにリサーチし「人と防災未来センター」の事を教えていただきました。

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ここは「防災未来館」と「ひと未来館」とに別れています。


まず、防災館に入ると「4階のシアターへ上がってください」と案内されます。この4階の「震災追体験フロア」は衝撃でした。


最初に入る「1.17シアター

上映時間7分で、「1995年1月17日 午前5時46分52秒」に起こったあの地震を体験できます。シアターが揺れるわけではないのですが、ものすごい轟音と映像で、度肝を抜かれます。私は以前「シネマ・こむぎスタイル」に「ありがとう」という映画のレビューを書いた事がありました。
その映画の震災シーンもすごかったのですが、昨日・おとといと神戸の街をいろいろと歩き回ったあとに、この、たった7分の映像をみると、「本当にこの場所で起きた出来事だったんだ!」と胃を掴まれたような思いでした。模型やCGを使った再現映像だと思いますが、衝撃的です。


上の写真は、地震によって起きた火災で焼けた鷹取商店街のアーケードの一部です。

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この写真は側溝のフタ。不自然に曲がっています。よほどの大きい力がかからない限り、こんな曲がり方はしないでしょう。

「1.17シアター」のあとは、震災直後の町が再現された通路を通って「大震災ホール」へ行きます。


このホールでは、約15分間、震災で姉を亡くした女の子の体験を、震災から復興への道のりを、女の子自身のナレーションで伝える短編映画のような作りになっています。実際の映像もたくさん使われていて、これも、胸をつかまれる思いでした。ホールのあちらこちらで鼻をすする音が聞こえました。私もかなり泣きました。


瓦礫の下にお姉さんがいるのがわかっているのに助けられない。「いいから逃げて!」とお姉さんの声。やりきれないです。本当に。


地震が起きた後の街は、戦争のあとのように焼け野原になっていました。誰も悪くないのになぜ?と何度も何度も考えました。私達3人は、無言のまま「大震災ホール」を出て、3階に降りました。

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3階は「震災の記憶のフロア」。

たくさんの写真と、上の写真のような側溝のフタ、焼け落ちた看板、5時46分で止まったままの時計など、震災の記憶が展示されています。

震災から復興までを模型や絵でたどるコーナーもありました。

パソコンを使い、自分で地区を選ぶと、その地域の特徴が表示され、震災の時のその地域の様子が映し出される展示もありました。私は、おととい、自分達が泊まって歩き回った「三宮」地域、昨日泊まった六甲アイランドなどを見てみました。

実は、三宮付近を歩き回っていて、ごくごく普通の街並みだったので「この辺は、きっと地震の被害がなかったんだね~」と夫と話していたのです。でも、このパソコンで調べてみると、震災の時によくテレビで見かけた傾いたビルや、ブラインドが垂れ下がったビルも三宮だった事に、本当に驚きました。


そして、陣内・紀香の挙式が行われた、あの美しい生田神社は屋根が落ちてぺしゃんこになっていたのでした(この上の写真)。


六甲アイランドは、人工島のため、あちらこちらで液状化現象が引き起こされ、泥水が噴出していたそうです。六甲ライナー(島に行く鉄道)が止まったそうです。孤立状態になってしまったでしょうね。


しかし、このような大打撃、壊滅状態から、10年(かからずに)で、今のように美しい神戸に復興している事が本当に素晴らしいと思いました。それをやったのは人間です。人間の力って素晴らしいですね~。


この「人と防災未来センター」の存在の意味がわかったような気がしました。誰も、震災の事を忘れてはいけないのです。


あとで、りこさん達(神戸のママ達)に聞いたら「(この「人と防災未来センター」に)子ども達は学校の行事で何回も行ってる」って。今後、「震災を知らない子ども達」がどんどん増えて行きますからね。誰かが語り部となって伝えて行かなければならないのです。震災の悲惨さはもちろんですが、神戸の方々にとって、その状態から、現在までの素晴らしい街に戻すことが出来た!という「みんなで力を合わせるとなんでも出来る!」という前向きな自信も、胸を張って子ども達に伝えたいですよね。

震災を経験した事もなく、他県から数日旅行に来て、数時間展示を見て、ちょっと泣いたり、ちょっとびっくりしたり、ちょっと感動したからって、「人間って素晴らしい」とか言うな~っ!て言われそうですが、でも、みんなが知らないといけない事だと思いました。この「灼熱神戸旅行」の最後に、ここを知ることが出来て本当によかったです。

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2階は「防災・減災体験フロア」では、非常用持ち出しグッズの展示があり、Checkリストももらえます。

この「世界地震分布地図」を見ると絶望的な気持ちになります。日本なんてまっかっかで、もはや見えません・・・・。。゛(ノ><)ノ ヒィ

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パソコンを自由に使って自分の県の地盤の揺れやすさを調べる事も出来ます。

もちろん、自分の住む神奈川県も見てみました。もうわかりきっているのですが、我が家は断層の近くなのです。実家は、(たぶん)断層の上に建っています。この震災が、次に自分にも起こる可能性はかなり高い・・・と思いたくないけど、高いと思います・・・(∨∨)

防災未来館を出ると「起震車」が停まっていて「阪神・淡路大震災」の時の震度7を体験出来る!という催しをしていました。(いつもやっているのかどうかはわからない・・)私達も乗ってみました。

いきなり震度7で揺れ、6強になったり7になったりします。その衝撃と言ったら・・・今まで経験した事のある地震とはまったく違いました。

朝、寝ている時にこの揺れが起こったら、何が起こったか?きっとわからないと思います。大きな大きな怪獣とか巨人とか・・・そういうありえない生き物が、自分の家を掴んで持ち上げて揺すっている?とか、とてつもない事を考えてしまいそうです。

私、座っている椅子から動けませんでした。しかも、なぜか足を床につける事が出来ず、ぶらんこに乗っている時みたいに、足を床から浮かせていました。

強い揺れのあと、震度3とか4になります。ふだん経験する地震の時、震度3だと「すごく揺れて恐かった~!」って思いますよね。でも震度7を経験したあとだと「揺れがおさまった」「もう揺れてないじゃん」と思う事にびっくりでした。震度7がこの車の上だけでよかった・・・

「神戸新聞」を作るのに、充分すぎるほどの体験・勉強をいろいろしました。さて、うちの娘はこの貴重な一日をきちんと生かして新聞を作ることができるでしょうか!?

娘のために行ったのに、親の私達の方がかなり真剣に震災について考える一日となりました。気づいたら3時間以上、ここで過ごしていました。



阪神・淡路大震災10年全記録―被災地は復興したか
この本を買って来ました。


「ここでしか買えない」という「1.17は忘れない ~記憶を未来につなぐ~」人と防災未来センター図録という本が欲しかったのですが、現在は品切れ、いつ入荷するか未定との事で、とても残念でした。







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コメント

こむぎさん、「灼熱の神戸」にようこそ。
せっかく来てくださったのに、お会いできなくてごめんなさい。
「人と防災未来センター」の詳細レポートありがとうございます。
戦争と違って人間の力ではくいとめることができない地震。もし地震が起こったときにどうするか。心身ともに立ち直れるか。人間力が問われます。
震災が風化していかないよう、私たちはあの時の話を語り伝えていかなければ、と思います。
そういう意味でも「人と防災未来センター」がもつ意味は大きいですよね。
こむぎさんが詳細にレポートしてくださったこと、嬉しく思っています。

Posted by: かほる at 2008年08月14日 09:44

かほるさん
コメントありがとうございます!ここではほんとに頭を殴られたような衝撃を受けました!明日、自分が経験する事になるかもしれない地震です。非常用持ち出し袋を整備しなければ!と思った私です。

でも、ほんとに神戸の人はすごいよ~。ほんとにほんとにすごいと思いました。(^^)//゙゙゙パチパチ

Posted by: こむぎ at 2008年08月16日 00:04

こむぎさん、暑い神戸にようこそ。
おあいできてとってもうれしかったです。
もっともっといろいろご案内できたらよかったのにと思っています。
ここの防災センターは子供たちは学校から遠足や郊外学習で行っています。
たいていこういうお勉強系の郊外学習はつまらないものですが、ここは素晴らしいと言っています。
そういいながら私はまだ記憶が生々しくって、行けていません。
もう少し時間がたったら必ず行って、きっといっぱい泣くと思います。
ここは震災を経験していない方々に是非みていただきたいところなので、こむぎさんの渾身のレポート本当にありがとうございます。
記事を読んでるだけで、ジーンと来てしまいました。

Posted by: りこ at 2008年08月16日 20:51

りこさん
神戸では本当にお世話になりました。

りこさんとちゅうりっぷさんに会った時「神戸の人はここに行かなくちゃだめだよ~。」と安易に言ってしまいましたが、この記事を書きながら「神戸の人だからこそ、行けないんだ~。」と気づき、無神経な事を言ってしまったなーと反省しました。ごめんなさいね。

子ども達に、自分の口からは、この地震の事を伝える事が出来ない人もたくさんいると思います。恐ろしい体験がよみがえって来たりして。この施設の存在価値は素晴らしいですね。

私が「すごい!」と思ったのは、ボランティアの方かな?って感じのお年寄りの案内係の男性が、最初は中国語で、次は英語で、外国からの観光客に詳しく詳しく説明していたこと。

中国の方は団体でした。オランダから来た若い男性は「オランダには地震がないから、ここの展示は非常に興味深い」と言っていました・・・と、そのおじさんが言っていました・・・^^;

外国人の方で、ハンカチで目を押さえながら、一人で展示を見ていた方もいました。

ここに来場した人には、「神戸」が、人の心に強く訴えかける「大切なこと」を、心を開いて受け止めてほしいですね。「旅行で来たから他人事」・・・ではなくて。

Posted by: こむぎ at 2008年08月18日 09:59

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タイトル: 探しています!エアゾール式消火具(ヤマトプロテック製)
ブログ名: ネット専用商社 特選館
日付: 2008.08.20
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