ワーキングマザースタイルどうか「私は貝になりたい」を子供と一緒に観に行ってください




2009年01月07日

どうか「私は貝になりたい」を子供と一緒に観に行ってください

Posted by 村山らむね

封切り直後に観に行きました。SMAPの中居くんが主演だし、まあ、私なんかが宣伝しなくても、当然みんな見るんだろうと思っていました。だけど、意外と周囲が見ていない。150万人突破したというけれど、実際映画館で見たお客さんたちは年配や若い人が多く、子供づれがあまりいなかった。

1945年から64年が経ちます。戦争を小学校時代に体験した私の両親は、70歳を超えています。従軍した私の伯父は、80歳を超えました。自分の体験として、従軍経験や戦争体験を語ってくれる人が、どんどん少なくなっています。

格差論争の中で、赤木智弘さんの『「丸山眞男」をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。』というような論文が共感を集めています。もちろん、この論文のもっとも言いたいことは「戦争を望むこと」ではなく、あくまでも「戦争でも起きないと覆りそうもないような絶望的な格差」についてですが。カリカチュア的な修辞技法であったとしても、「希望は戦争」という言葉を見過ごすわけにはいけなかった。

戦争は格差を緩和するのか?その答えのひとつが、「私は貝になりたい」には、あるような気がします。

何人かのお母さんは「「私は貝になりたい」は絶対に見に行けない」と言っていました。でも、だからこそわたしは願います。一人でも多くの子供たちが、この映画をみて、戦争の本当の恐怖を感じてもらいたいと。

日本のA級戦犯起訴人数は28人。そのうち死刑判決が下ったのは7人。
BC級戦犯起訴人数は5644人。そのうち死刑判決が下ったのは934人(執行920人)。

戦犯刑死者のうち、将校についで多いのが下士官です。

戦犯と言えば、A級戦犯をすぐに思い出しますが、実際に刑で死んだのは、命令を忠実に執行した中間管理職や係長・主任クラスということなのです。戦争で、格差は助長されこそすれ、格差を補正することにはならないのです。

中居くんが演じた豊松は、悲劇的な人物です。でも、上司の命令だったとはいえ、本当に彼は悪くなかったのか?それは私にはわかりません。言えることは、戦争は絶対にだめだということ。

それを、恐怖と共に子どもにわかってもらいたい。戦争は、一生懸命、ふつうに生きている人に、最も大きなダメージを残す。どんなに生活が苦しくても、戦争というものに希望を託すことは間違いだ。それを、言葉を尽くして若い人に説明することは難しいけれど、たぶん、この映画のようなものを通して、それを感じてもらうことも、ひとつの道なのではないでしょうか。

戦争はだめだというバトンを、私たちも子供たちに受け渡せるように、辛い映画ではあるけれど、その時間を子供と共有することは、とてもありがたい時間なのではないかと思います。

被害者になる恐怖と、それを凌駕する加害者になる恐怖。そして、敗者は勝者にのみ裁かれることの重さ。

もう一つ、お母さん方におすすめしたいのが「ママはイラクに行った」

もし再放送の機会があれば、ぜひ見てください。ここ何年かで見たテレビ番組でこれほど強烈なものはありませんでした。あまりの衝撃で涙も出なかった。豊松の時代とは違い、豊松の恐怖は、女性・母性にも無縁ではありません。つまり「私は貝になりたい」は、戦争が起こった時には、私自身に当然起こりうる物語なのです。そして、息子だけではなく、娘にも。

そうしないために、いったい何ができるのだろう?






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コメント

昨日、らむねさんの、このエントリーとリンク先を読んだからでしょうか。

昨晩の夢が、現実では2女1男の母である私が、
何故か3男1女の母になっていて、
しかも上の男の子ふたりが、まだ小学校高学年なのに
(現実には、上の女の子2人は低学年なので、大幅にズレあり)
徴兵が決まってしまい、でも、本人たちはそのことの重大さがわかっていなくて、ケロッとしていて・・・。

という何とも寝起きの悪い夢でした(苦笑)。


起きた瞬間、横で寝てた子どもたちを見て、どっとイヤな汗が噴出しましたが、
あぁ、夢でよかったーー!とも。

裏を返すと、ホント、今の日本は平和なのですよね・・・。
経済的にいろいろあっても、少なくとも、今すぐ徴兵されることは、ないですから。

また1つ「小さな当たり前の幸福をもっと意識して過ごそう」と、そう感じた出来事でした。

Posted by: ゆうこ at 2009年01月08日 10:58

中居君、熱演でしたね。かなり泣きました。

中居君が主演するという事に大きな意義があったと思います。

親も戦争を知らない世代の若い子達がこの映画を観て「戦争は絶対にしてはいけない!」と思ってくれたらいいなと思いました。

Posted by: こむぎ at 2009年01月08日 19:03

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タイトル: 私は貝になりたい
ブログ名: ★mugimugiのアンテナ★
日付: 2009.01.08
内容: 中居君と仲間由紀江のお話です。中居君があちこちのテレビ番組に出て宣伝していたので
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