すごい勢いで出版している勝間さんですが、今度のお題は「終身雇用」。内容はちょっと堅いですが、働く母として幸せに生きるためのヒントがあるように感じました。
社会で起こっている様々な問題の原因の一つとして、終身雇用が潜んでいるんですね。具体例がたくさんあってわかりやすかったです。
・ワークライフバランスに企業が乗り気でない←より良い会社を求めて社員が移動する仕組みがないために、企業がワークライフバランスを人材確保のための戦略として受けとめていない。
・女性が働きにくい←出産・育児の時期に辞めざるを得ないケースがある。また終身雇用では再就職にも不利。
・企業の不正、偽装←同じ場所にいつづけて企業への忠誠が最重要事項になってしまう
・世襲政治家が多い→政治の正解と企業を行ったり来たりできないので、会社員が政治家に転身するのはは危険すぎる。
なるほどでした。
それから、リスクをとれる自分でいる大切さにも気づかされました。自分の頭で考え、常にリスクの存在を意識しないと、落とし穴がいっぱい!年金の問題でもわかるように、お上に任せておけば大丈夫なんてことは全然ないし、これからの世の中、自分がしっかりしてリスクをマネジメントできるようにならないと と思いました。子供にもそうなってほしいので、教育も大切ですよね。
確かに年功序列は、今の急激な状況の変化には対応できないシステムだと思いました。でも正直、終身雇用がない社会って、弱肉強食の実力社会のようなこわーいイメージもあります。リスクを知って強い自分になって立ち向かっていけば大丈夫なのかな?勉強を続けなくちゃと改めて思いました。
というわけで、次に読もうと思っているのは、ちょっと反対意見?のこの本です。