ワーキングマザースタイル【大学院に入院!】第9回 社会人が大学院で学ぶことの意義(その2)




2009年03月28日

【大学院に入院!】第9回 社会人が大学院で学ぶことの意義(その2)

Posted by fellow

 先日、博士課程の入試が終わりました。

 結果は・・・・・・メルマガ風ですが、文末で発表させていただきます☆
 
 さて、前回、自分の中でスッキリしないことを整理する、という側面から「社会人が大学院で学ぶ意義」について少し述べました。

 学ぶことで視野が広がることは、大きな収穫の一つだと私は思います。ただ、こういう厳しいご時勢でもあり、訴求ポイントがそこだけでは、カルチャースクールでは満足できない有閑マダムの贅沢な娯楽・・・?程度に終わってしまいかねません。

 今回は、それ以外の「社会人が大学院で学ぶことの意義」について、思うところを述べてみます。
 

1.職務経験を生かして再就職ができる(かも)

 先日、学部生から「博士号とか取っても、非正規雇用の人が多いんですってね」という情け容赦のないコメントをいただき、答えに窮しました・・・。

 就職する!という強い意志を持っている院生も少なからずいますが、現実が厳しいのは事実。
 とくに、社会人の場合、年齢的にも不利な場合もあるし(奨学制度や研究職の公募に応募できなかったり・・・)。

 しかし、暗い話ばかりでもありません。
 大学の専任講師の職を得た先輩も、身近にいます。
 その人も社会人院生で、職務経験が生きる分野で博士号を取得。その分野に進みたい学生のための授業を担当するそうです。

 このように、職務経験を生かせる分野で、学んだことを社会に還元することも、不可能ではありません。 

 では、どのような分野なら、社会人経験と大学院での研究を生かせるか

 それについては、一般公開されている研究者人材データベースの募集内容で「実務経験がある方が望ましい」とされている場合がありますので、興味がある方はご参照ください。こういう募集もあるんだ、というゴールを先に知ることで、お先真っ暗感(?)が、多少なりとも払拭される場合もあるかもしれません。


2.仕事で得た知見を学術研究に反映できる

 先日提出した修士論文のなかで、自分では常識だと認識していることを簡単に書いた部分(メインテーマではなく序論)があります。指導教授いわく「先行研究ではこれまで雑に扱われてきた部分だが、現場経験がある人ならではの指摘。これを丁寧に掘り下げたら、論文が1本は書ける」とのこと。
 正直、自分的にはさほどの重要性を感じていなかったのですが(気づいていなかった、ともいう)。

 事件は現場で起こってたようです。
 「社会人ならでは」の可能性もある、という事例として挙げました。

 あと、学部の授業運営を大学院生が担当するTA(ティーチングアシスタント)という制度がいろいろな大学でありますが、ゼミなどの場合、学生と教授の板ばさみになることが、しばしばあります。しかし、社会人なら、上司を立てながら若手のやる気を引き出す、みたいなことって、経験ありますよね? 
 社会人経験のない若者のTAがニガテとする根回しやプロジェクトの進行管理・・・etcといった雑務を軽くこなせると、重宝されるかも(本業がおろそかにならない程度に・・・ですが)。


3.いったんリセットして人生をやり直せる

 どこがメリット? マゾ?って思うかもしれませんが、人生中盤で社会人院生になったことは、いい修行になりました。
 会社では役職順のホワイトボードも上のほうに名前がある状態だったのが、いい年こいて学生になり、いちばん下の新人からやり直しに・・・。
 英語力もさび付きまくっていたし、学生時代の専攻とは異なる分野だったこともあり、はっきり言って、その中でも底辺層でした。

 研究計画は、既存のやり方では部分的な答えしか出せないと思ったので、ちょっと欲張って複雑なメカニズムの考察を試みて、ドツボにはまり、悪戦苦闘。しかし、あるとき、それについて「そんな連立方程式みたいな解き方をしようとしてるから、葉山さんは、できないんだよ!」と10歳以上年下の先輩に言われました。
 このときは、批判の内容よりも「できない人」認定に、ショックを受けました(方法については賛否両論だったので、結局、初志貫徹でしたが・・・)。
 
 しかし、こういう「何者でもない自分」になって、いい年こいてアホなことに挑んでる自分をアハハと笑えるようになると、精神的に、ラクにはなりますね。
 とはいえ、いつまでも万年学生でいるほど経済的な余裕もないし、仕事から離れたことで空虚感みたいなものも感じるので、5年以内に再就職したいと考えています。

 ただ、「経済活動に参加している人のほうが偉い」といった固定観念は人間の長い営みの中ではつい最近確立されたものに過ぎず、働いていないこと自体を卑下するべきではないんですよね。・・・というか、そう考えるようにして、精神衛生を保っているような、今日この頃。


☆大学院入試の結果ですが、現在の大学と第一志望の大学の2校を受験し、第一志望のほうに進学することになりました。次回は、大学院入試対策について書く予定です。






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