こんばんは、りこ@神戸ど真ん中、です。
土曜日未明に降ってわいた、新型インフルエンザ国内発生第一号騒動ですが、渦中のど真ん中にいて、思うことがたくさんあります。
そもそも、今の政府などの対応は、強毒性の鳥インフルエンザを想定したもので、それを今回の新型インフルエンザにそっくり当てはめること自体、違和感があります。
国内第一号の子は、”たまたま検査したら、そうだった”ということで、周りには同じような症状の人たちがたくさんいて、皆自然に治っています。
勿論未知のウィルスですから、油断は禁物ですが、たいていが軽い症状で済んでいるわけですから、その中には全くインフルエンザだとも思わないで、終わった人もたくさんいると考えられます。
ということは、新型インフルエンザのウィルスはもう普通のインフルエンザと同じように、日本国内どこにでもあると考えられるのですから、日常生活の中で、ひとりひとりが感染を予防し、健康を管理することが必要だと思います。
やれ、パンデミックに備えて食料備蓄だとか、マスクが売り切れだとか、マスコミがあおりすぎているように思えてなりません。
マスクさえつけていれば、OKみたいに思っている人も多く、今日も買い物に行った先々で、マスクはしているけど、口だけ覆っている人、顎につけている人を多く見かけました。
それによって本当に必要な人、つまり今せきが出ている人、インフルエンザ様の症状がある人がマスクを手にいれたくても、売っていない、という事態を招いています。
保育園を含めてこのあたりの殆どの学校などは一斉に休園、休校になってしまいましたが、看護師や医師の中にはは子供を預かってもらえないために、ただでさえ人手不足の中、出勤できなくなっている人も少なからずいます。
マスコミの過剰反応、政府の柔軟性のない対応によって身近に起こっている例を紹介します。
例1 「こどもの鼻がちょっとでている状態で、今回の報道を見て、新型インフルエンザだったら大変と思い、あわてて近所の医院に行ったけど、何ともなかったわ。」
もし新型インフルエンザだったら、この病院は、今の政府の方針だったらこのあとしばらく休診になってしまいます。
本来新型インフルエンザが疑われる場合は、まずは発熱相談センターに電話して、それから発熱外来を受診することになっていますが、実際にはこの例のように、不安をあおられて直接医院、病院に行く人が多数います。
この時期に、あちこちの医院、病院が、休診になってしまったらどうなるでしょうか?
また、ちゃんと発熱相談センターに電話する場合でも、あまりにマスコミがあおるので、ちょっとでも風邪のような症状があったり、感染している人の周りにいた人が、相談に殺到して、本当に必要な人が相談しようとしても、いっぱいになっています。
例2「軽いインフルエンザ様症状だけど、もう殆ど治りかけているので、今から受診して、新型インフルエンザと確定してしまったら、マスコミにはまるで殺人でも犯したかのように扱われるし、自分や自分の周りの多くの人たちが今から一週間も隔離されるのはたまらないからこのまま自然に治そう」
新型インフルエンザは今のとこと殆どが症状が軽いようですが、そこは新しいウィルスなので、油断は禁物で、適切な治療は受けるべきです。でも今の状況では、この例2の様に考える人がいても仕方のない状況です。
かかった可能性のある人が、普通に診察、治療を受ける機会をマスコミや、政府の極端な対応が奪っています。
高校の周りを取り囲む報道陣たちを見ていると、病気に対する偏見などの過去の教訓は何も生かされていないことを痛感します。
渦中のちゅうりっぷです。
全く今回の騒動は国、マスコミともの考えなしの結果だと思えます。
よく分からない間は仕方がなかったかもしれないけど、今となっては、通常のインフルエンザと同等の対応でいいと思います。大阪の橋本さんもおっしゃってましたよね。
感染力は強いかもしれないけれど、毒性は弱いということですし。
高校は明日から中間テストだったし、中学はトライやるも近いし、学校は色々な対応でこれからすごく大変なことになると思います。
そうでしょうか?
新型インフルエンザには誰も免疫を持っていないので(60歳以上には免疫があるという説もありますが)、一旦大流行すれば日本の6〜7割が感染する恐れがあるそうです。
死亡率は高くなくても、6割、7割がかかってしまえば、それこそ府知事の言う「都市の機能がマヒ」してしまう事態になるのではないでしょうか?(もちろん一斉にかかるわけではありませんが、同じオフィスで6割が欠勤することはありえますよね)
医療機関、交通機関などのマヒによって、インフルエンザではなくても本当に深刻な被害を受ける人が発生することを思えば、政府はやはり真剣に感染拡大を防ぐようにしないといけないのだと思います。
そういう意味で新型は、症状や死亡率は従来型と同じでも全く違う対応が必要なのではないでしょうか。
むやみに恐れてパニックになる必要はないと思いますが、かからないようにがんばることや、正確な情報を得ることが大切だと思います。
渦中のみなさま、がんばってくださいね。
あんこさんの仰るとおり、かからないように皆が留意することと、正確な情報を得ることが一番大切だ思います。
府知事は今の政府の対応をそのまま当てはめると「都市の機能がマヒしてしまう」といっておられて、それもその通りだと思います。
普通のインフルエンザと同じ対応とするのは、まだ早いのではないでしょうか?
なぜ高齢者の感染者が少ないのかも解明されていません。
今の時点で弱毒性であっても、未知のウイルスであるのはかわりません。
冷静な対応は必要ですが、慣れてしまうのも怖いと思います。
WMさんコメントありがとうございます。
普通のインフルエンザと同じように、という言い方は確かに、言葉が足りなかったと思います。
未知であるからこそ、パニックにならずに、何か変化が起きたときに軽症や症状のない人で病院がいっぱいで対応が遅れるという事態にならないようにしないといけないですね。
りこさん、本当に貴重な記事をありがとうございます。
本当にたいへんですよね。休校で自宅待機と言っても、かなりストレスがたまるかと思います。
感染力が強く、弱毒性という今回のウィルス。行政は一番悩ましいところではないでしょうか。強毒性であれば、感染力の強弱にかかわらず、かなり強い対処が必要ですが、今回は、まだ未知のウィルスで、かつ、感染力が強く、弱毒性。
かかりやすいが、治りやすい。
なので、かからないように最善を尽くしても、かなりかかってしまう人が多いでしょうし、実際にかかった人はすぐに治るので、最善の対処をすると、少々オーバーなことにもなりかねない。
自分がこのような行政にかかわる立場なら、どうふるまうか、考えてしまうところです。
記事を読みましたが、私も強く同感です。
感染者のでた高校では、嫌がらせ電話が多くて困っているそうですから、「例2」のように感染を隠したがる人が大勢でてもおかしくありません。
無論、それがさらに感染を拡大させることになるわけですが・・・。
これから暑い夏になるので、梅雨明けと共に今回の騒ぎは急速に終息するでしょう。
そもそも弱毒性のインフルエンザですからね。
高温多湿はインフルエンザの大敵です。(笑)
しかし、夏場は潜伏していたインフルエンザが、秋になって流行した場合、今度は本格的な大流行になるかもしれません。
本当に警戒すべきなのは、むしろ今年の秋以降の流行でしょう。
オオカミ少年じゃないですけど、その時になって警戒心を怠るような事態に今回の騒動がつながらなければよいのですが。
私も、今回はメディアが騒ぎすぎの部分があるかと思います。病状や予防方法を発信するのは良いし必要ですが、この報道って、渦中の高校や生徒の心を痛めやしないのか??と。(ぶひぶひさんはそのような電話があったと書いてありましたね。ひどいですね。悪者じゃないのに。)
私たち一般人がメディアの情報をただ丸呑みにするのではなくちょっと疑いを持った立場で、自分で考えて行動しないといけないですよね。
記事を読んでぞぞぞっとしてしまいました。
すごく冷静に分析された内容もさることながら
書く事での反響を考えるととても勇気がいったと思います。
新しいものなので難しいですが、政府ももうちょっと柔軟で素早い対応を願いたいですね。
関西の皆様が、一刻も早く普通の生活に戻れますように。(インフルちゃん)
連休直前にハワイから帰ってきたのですが、何とその時点でハワイにはまだ感染者は居なかったのに、一緒に行った友人は検査結果が白にも関わらず10日の自宅待機!!
その後まるで犯人探しの様な報道が続き、まだ日本で感染者が出る前からマスク人口が急増し、弱毒性との報道にも関わらず、「保育園も一斉休園」「銀行員も支店の行員がほぼ全員一週間自宅待機」・・・・と、あまりの事態に、ちょっと驚いています。
もちろん、警戒は必要だという事は十分分かっているのですが、学校行事で海外へ行き感染したのは、ある意味被害者だと思いますが、この報道のされ方にはちょっと疑問が・・・。
マスコミには報道されない「事実」を色々教えてくださり、ありがとうございました!
予防は大事ですが、必要以上にパニックにならない様にしなければ。
すみません。先ほどのコメントの最後、
インフルもちゃんと収まりますように。
と書きたかったのですが、すごくふざけた内容になって終わっていました。
大変失礼いたしました。