「天使と悪魔」みなさんはもうご覧になったでしょうか?
私は先日娘と観に行って、久しぶりにとても面白い映画に出会ったと思いました。
特に、バチカン市国のサン・ピエトロ寺院やその広場、周辺のローマの歴史的建造物などは昨年訪れたところも多く、まだ記憶に新しいので、映画でどのように表現されるのかとても興味がありました。
映画を見て教会でよくそんなロケができたものだと驚いたのですが、実際はロケは一部で、そのほとんどがソニーピクチャーズのスタジオで実物大のスケールでセットを再現したようです(バチカンからは撮影許可が降りなかったと監督がインタビューで言ってました)。屋外の広場などもセットを半年掛りで組んだと知って、その技術と表現力に感動しました。
作品としての映画の面白さはもちろん、そういった舞台裏を含めて、改めて「映画って素晴らしい!」と思った一作でした。
映画のレビューはいずれこむぎさんが出してくれることを期待して今日はフォトをご覧ください。
カトリックの総本山でもあるサン・ピエトロ寺院。バチカン市国の中心にあり、そのスケールはやはり他の教会とは比べ物になりません。40万人を収容できるというサン・ピエトロ広場(ベリーニ作)と大聖堂だけでもあまりにも大きいので写真に全体感は収めきれませんでした。
「天使と悪魔」のオープニングもこの広場でのローマ教皇の葬儀から始まります。
実はここではちょっとしたアクシデントがありました。
ひとつは、ショートパンツをはいていた娘が入場拒否されてしまったので、カーデガンを腰に巻いてなんとかスイス衛兵隊のイケメンの兄さん(容姿の規定があるといううわさ)に頼み込んでいれてもらいました。
そして帰り際に待ち合わせ場所の勘違いで、巨大な敷地の中で1時間以上探してさまよう羽目になってしまいました。写真にある巨大な回廊の柱の下で娘と会えずに心細かったことを今でも思い出します。
それでも一生記憶に残こる素晴らしい場所でした。
「天使と悪魔」を見てから実物を観に行くなんていうのも良いかもしれませんね。