子連れ出勤で話題の授乳服メーカー「モーハウス」代表の光畑由佳さんの初の著書が、この『働くママが日本を救う!〜「子連れ出勤」という就業スタ.イル」です。
これまでも、会社が家族経営であったり女性が経営者をしている場合、子連れ出勤をしているケースをよく耳にすることがありました。でも、モーハウスさんのスゴイところは、それを自分ごとに終わらせずに社会にそのワーキングスタイルを問いかけ、一石を投じているところです。
また、経営者だけではなく、社内全体で子連れ出勤をしているというのも、大変画期的です。
この本を読めば、今、最も注目されている「ワークシェア」「ワークライフバランス」が、この会社の中ではあまりに自然体で実現できていることに、感動することでしょう。
リクルーティングの面においても、子連れ出勤制度に魅力を感じ、全国から優秀な女性の人材がたくさん集まってくるというエピソードに、大いに納得!
なぜなら現状の社会では、子供を産んだ女性がとれる選択肢は、「子供を保育園に預けてフルタイムに近い時間働く」「会社を退職して育児に専念する」という2つが主流を占めるからです。
「子供を保育園に預けたくない、もしくは預けられないけれど、社会と繋がっていたい」というのは、多くの女性の願いであり、弊社でもそのような働き方を志向する女性が多くいます。
先日、日経新聞(6月1日付け)で、日本IBMが在宅勤務制度を大幅に拡充し、オフィスへの出勤をほぼ不要(週4日以上の在宅勤務可)とする新制度を導入したという記事を読みました。
今後、在宅勤務、子連れ出勤など、ワークスタイルの多様化は、ますます加速しそうです。
弊社は原則SOHOで働く形態をとっていますが、子連れでの毎週のミーティングを2年間実施してきました。その間、大人が会議に夢中になっている間に白い壁一面に子供たちが落書きをしてしまったりと、トホホ・・・と思うような出来事も何度かありました。
メリットもたくさんある反面、子連れでの仕事の難しさを実感しています。
また、交通渋滞や移動距離の関係で車での通勤が難しい東京の場合、事務所のある都心まで電車で子供を連れていなかくてはいけないというのも、ネックになります。
今回、この本の中ではあまり詳しく語られていませんでしたが、子供を職場で安全に楽しく過ごさせるためのノウハウを、ぜひ知りたいと思いました。
女性の活用を考えている経営者の方にも、ぜひ読んでほしい一冊です。
一人目がゼロ歳児のとき、1ヶ月ほど子連れ出勤を経験しました。
ネット系ベンチャーで、古参社員&産休・育休取得第1号だったことから、「とにかく、やってみよう」ということで、いろいろやらせてもらった中で、最後のチャレンジがこれでしたが、結局「お客様から電話がある環境で、子連れ出社はムリ」という結論になり、こちらからギブアップ!翌月からは、会社近くの託児所を利用することになりまして。
子どもの泣き声がしても違和感のない職種なら、これほど効率のよいこともないと思うんですけどもねー。
現在、フリーランスでSOHOな私ですが、やはり一同に介して仕事することでモチベーションがあがったり、ふとした雑談から新しいアイデアが生まれたり、という部分でのメリットは大きいと思ってます。
なので、これから、様々な規模の企業で、育児ルームを設けるなどして子連れ出勤OK!なところが増えるといいなぁー、と思いますねーー。
ゆうこさん、コメントありがとうございます。
やはりSOHOもいいけれど、人が一同に介して新しいアイディアを生み出すという事務所の効用も、捨てがたいですよね〜。これから子供の学校も夏休みに入りますし、子供を連れていける仕事場がどんどん増えればいなと思います。