Keyword : 目覚まし時計
もうすでに出回り、終わりも近くなってきた菜の花。つぼみが固くて茎の切り口がみずみずしいものを選びます。この写真のものは、花が開いてしまっているので風味が一段落ちます。(私の場合、花開いた菜の花はテーブルに飾ります。)カロテン、ビタミンC、B1、B2も豊富だけれど、鉄分リン酸、カリウム、カルシウムも多く含みます。緑黄色野菜のエースです。
春野菜の苦み。これは、アルカロイドという微量栄養素(ファイトケミカル)の苦み。
ワインで一躍有名になった微量栄養素、ポリフェノールとお友達。このアルカロイドは菜の花のほかにもフキノトウ、山菜にも含まれます。この春の芽吹きの苦みが半分眠っていた私たちの細胞を目覚めさせ、新陳代謝を促します。中国では長寿の野菜と珍重されているとか。
保存する場合には野菜室で立てて。劣化が早いのでなるべく早く食べてください。ゆでてそのままお浸しにするのが一番手軽ですが、ゆでる時間は2-3分。えぐみのシュウ酸はホウレンソウよりは小さいのですが、気になる場合にはゆでた後ほんの少しの間だけ水にとって。
(ゆでる+炒める)葉の花パスタ
菜の花 適宜
オリーブオイル、にんにく、アンチョビ、パスタ、塩コショウ
1.パスタをゆでている間、ゆで時間最後の3分に菜の花を投入
2.同じタイミングでフライパンでオリーブオイルでニンニクを炒め、アンチョビも投入
3.ゆであがったパスタ+菜の花をフライパンに入れて塩コショウで味をととのえる
※パスタと同じ鍋でゆでると時間と手間も短縮ですが、菜の花の風味と栄養もパスタに取り込まれるので、おすすめ!