長女が4月から就職するのをきっかけに家を出て、もう1ヶ月くらいたちました。
娘の巣立ちの寂しさを埋めたいのと何か新しいことをはじめたいと思って企画した「ホストファミリーで外国人留学生を受け入れよう!我が家のグローバル化計画」が実現しました。
4月の頭から、イタリア人の24才の女子大生が日本語の語学留学に来るのを1ヶ月間受け入れることになったのです。
その様子を3回に渡ってレポートします。
外国人留学生といえば高校生が主流ではありますが、実は大学生や社会人の需要も結構あるのです。大学や企業も外国人の採用も多いですからね。
期間も2,3日のものから1年近いものまでいろいろあり、ボランディアベースのものから生活費として月7〜8万円いただけるものまでいろいろあります。
高校や大学などの学校が募集するケース、ボランティアベースの団体が募集するケース、専門会社が募集するケースと様々で、私が当初考えていたよりも選択肢が広かったです。
今回私は、専門の会社にホストファミリーとして登録して、朝食付きの1ヶ月間(1500円/日)の受け入れをすることになりました。
登録してから1週間くらいで打診があったのでちょっと驚きました。きっと4月という時期が良かったんだと思います。
「ホストファミリーなんて、英語ができて、なおかつ経済的な余裕がかなりあるウチでないとむずかしいんじゃない?」と最初思っていたのですが、いろいろ調べてみると案外そうでもないんですよ。
まず基本的に英語力があることを求められていません。
日本語を学びに来るのでむしろ日本語でゆっくり話してあげるなどしたほうがいいようです。
また部屋などはお金をいただくような場合はやはり個室が与えられることが条件となりますが、ボランティアベースの場合は、子供と相部屋などでもOKのところもあるようです。
共働きで3人の子持ちなんていうご家庭でも、受け入れたいという気持ちがあれば可能です。
それを知って大分敷居が低くなりました。
こちら側の条件は聞かれますので、女の子がいいとか、欧米人がいいとか年齢はどのくらいとかそういった大雑把な希望を伝えることができます。
うちの場合は、主人に抵抗がないように「女性で大学生以上、英語もできる欧米人が希望」と出しました。
登録すると仲介する団体が「この人はどうですか?」と勧めてきます。
うちは2人目の紹介で決めました。
私が知る限りは、例えば写真付きのリストがありこちらが任意に選べるというものではありません。実際私たちも当日会うまではどんな人が来るのかわかりませんでした。
もちろん基本情報はテキストでもらえますが、その日になるまで顔を含め細かいことはわかりませんでした。(そのあたりは団体によっても違うかもしれません)
当日、私たち家族はちょっとドキドキしながら彼女たちを待ちました。(もうひとり近くのファミリーに行くお友達がいて、最初は二人でうちに来ることになったんです)
少々行き違いがあって、1時間ほど待つはめになりましたが、無事に会うことができました。
(トラブルや思惑が行き違ったことなどはまた後にエントリーします)
二人ともイタリアで日本語を3年学んだだけあって、ほぼ日本語での日常会話が可能です。
見た目は本当に「リアルイタリア人!」という感じで最初圧倒されましたが、でもすぐに打ち解けました。
ちょうど待ち合わせた駅で満開の桜並木を見せることができて良かったです。
その日は二人をディナーに招いて、手料理をご馳走しました。
と言っても、そんなに豪勢なものではなく、家庭料理で得意なもの、そして彼女たちが違和感なく食べられそうなものを用意しました。
こんな感じです。
・ツナと新玉ねぎ、卵マヨネーズのカナッペ
・具沢山シーザーサラダ
・ヨーグルトとトマトの酸味のあるチキンカレー
・黒米
・ブルーベリーとヨーグルトのパンナコッタ風
どれも「とっても美味しい」とおかわりしてくれたし、食べっぷりのいい子なので気に入りました。
こんな風にして、1ヶ月間のホストファミリー生活がはじまりました。
新しい家族スタイルとして、なかなか面白い体験だと思います。
普段の仕事も生活もそのままに、お金をかけて海外に行かずしても異文化交流できます。
家族それぞれにとっても刺激的な体験で、とても楽しいです。
もちろん家の中に違う文化で育った人が入るわけなので、多少の違和感はあると思いますが、得るものは今のところそれ以上です。
次回は彼女とどんな風に過ごしているのか、体験記をご紹介します。
どうぞお楽しみに!
タイムリーに拙ブログのコメントのやりとりで「ホストファミリーになってみたい」と話題になっていたので、TBしますね。
今後の記事も楽しみです。参考にしたいです。