ワーキングマザースタイルイギリスのサマーキャンプに行ってきました。




2010年08月21日

イギリスのサマーキャンプに行ってきました。

Posted by 津田実穂

 今年、イギリスのサマーキャンプに行ってきました。
息子が。
1週間の泊まりのものです。(7泊8日)
ちょっと遠い場所ですが、興味がある方の参考になればと思い、キャンプ探しから申し込み、現地の様子などを書いてみます。

DSC06469.JPG

 去年、サマーキャンプデビューをしてからサマーキャンプ大好きになった息子。
 今年も絶対行きたい、と言われていたものの、次はどこにしようかさっぱり決めていませんでした。そんな今年の2月にWMSでこんな記事が。
 スイスのボーディングスクールの各学校の素敵なサイトを見て熱のように浮かれてしまいました。(スイス熱?)
 7歳から参加できるところも多かったので、冷やかし半分本気半分で見ていたのですが、何せ金額が高い!
 どうせ英語だったらイギリスでもいいのかな?とイギリスのを調べ始めたらスイスよりもずいぶんお手頃な価格だったのでイギリスに方向転換。最初からイギリスだけを見ていたら、やっぱりトータルすると高いので申し込んだか微妙です。 

 ちなみに調べた方法は、普通にネット検索です。イギリスの知人や掲示板(日本語)等も利用しましたが自分がネットで調べる以上の情報はなかったので、普通にいろいろ検索して調べました。

 息子は、学校で英語の授業はあるものの家では完全日本語なので、英語を使う機会がないな、とは薄々感じていました。
息子に、「英語で過ごすサマーキャンプもあるよ。」と言うと「行きたい!」と言うので真剣に探してみました。
 最初は、スイスの流れでサマースクールを探していましたが、サマースクールはたいてい2週間からなのと(息子は2週間以上の長期を希望していたけど、予算面で却下。)、夏休みまで勉強しなくても、と思ったので途中からスクールではなくキャンプを中心に探しました。
 
 結局、息子が行ったのは、PGLという、カヌーやクライミングやいかだ作りなどアウトドアのアクティビティがてんこ盛りのキャンプで、運営団体は50年以上の歴史と実績があり、イギリス国内の林間学校等でも使われている、老舗のキャンプです。
 
 探す時に重要視したのは、「英語」「イギリス」という事がなくても行かせたい内容かどうか(本人が行きたいか)。
言葉はあくまで手段だし、言葉をキャンプの目的にしたくはなかったので(あくまで我が家の場合)、本人が徹底的に好きな内容のものを探しました。
そういう意味でもサマースクールは早めに対象外になりました。(苦笑。まだ勉強するより遊びたい年頃ですもんね。)
 息子が大好きな、がんがんアウトドア系とスポーツキャンプ中心に探しましたが、スポーツキャンプはこの年齢だとデイキャンプ(日中だけ)が多かったので、アウトドア系に絞りました。

 次に重要視したのが、初めての海外キャンプということで、きちんとした運営母体のところかどうか。
 何かあったらやっぱり怖いので、最初は大手にしようと思いました。
 息子が行ったPGLは、前にも書きましたが50年以上の歴史と実績があり、イギリス国内の林間学校等でも使われている、という老舗。
 もう一箇所似たような大手のところがありましたが、そこもよさそうでした。細かく比較するのが面倒で、最初に見つけて熟読したPGLにしました。
 当然大手の方が値段は高めでしたが、スイスの値段が頭にあったせいか、信用第一、スイスより安いし、と、値段はあまり気になりませんでした。この時は。
 息子の好きな、アウトドアアクティビティてんこ盛り、系は大手しかなかった事もあります。大きな施設が必要ですもんね。
 大手のキャンプは、空港までの送迎オプションがある事が多い=外国人の受け入れに慣れているに違いない、と思った事も大手を選んだ理由のひとつです。

 とりあえず資料請求したら、施設紹介のDVDまでついた、立派な資料一式が送られてきました。写真は資料の一部です。
 この立派な資料の分は参加費に入ってるのよね、と思いつつ、
 楽しそうな写真満載の資料を見た息子は「ここに行くの?わーい楽しみ!早く行きたいな♪」と行く気満々。
親が連れて行ってあげれない(いや、行きたくない)内容だし、家族で行くこともなさそうだしちょうどいいかな、と思い申し込みました。
 時期がまだ早かった事と(3月下旬頃でした)資料が届いて何日以内ならOKという早割りを使って、少し安く申し込むことが出来ました。

 私は大自然の中での泊まりキャンプ、しか調べなかったですが、ロンドン近郊には、地元の子向けや外国人向けのキャンプ(泊まりも通いも)が星の数ほどありました。

 キャンプの値段は、こんなものかな、と思っていましたが、やっぱりけっこうかかったのが交通費
 まず、大自然の中でのキャンプ、ということは公共の交通機関もなく、自力での送迎は無理。ロンドンから一番近いところを選びましたが、ロンドンからの送迎バス費用が80ポンド(1万円強)しました。空港での送迎は倍以上したので、どうせなら観光もしちゃおう、とロンドン市内の送迎ポイントまでは行きました。
 そして、海外からの参加となると、バカにならないのが渡航費。本人の往復の渡航費に加え、付き添いの大人の渡航費もかかります。はっきり言って、キャンプの費用より高くなります。
 また、ロンドンは物価が高くホテル代も高いです。滞在するなら滞在費もそこそこかかります。
 当初は「スイスより安い♪」とウキウキしていましたが、この辺を手配する頃には青ざめてきましたね。
 スイス熱がなければ申し込んだかわかりません。
 
 もし海外キャンプをお考えの方がいたら、航空券もキャンプも早めに決めた方が安くなるかとは思います。
 もしくは、直前だと、定員に達してないキャンプのバーゲンみたいなのもやっていてとても安く申し込めます。今も半額セールやっています。
 
 なお、ここ、参加した人のお友達割引、もあるみたいで、割引して欲しい方がいたらどうぞ言ってください。100ポンド安くなるみたいです。
実際の息子の体験は、また別記事にします。






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コメント

はじめまして。
小さい頃から色々な経験をさせるという事はとっても大事な事だと思います。きっとこのサマーキャンプは息子さんにとってとっても楽しいもので良い思い出になったと思います。我が家も15年以上前(まだインターネット等も普及してない頃)日本人の幼稚園生でも入れるサマースクールを探すのに苦労したのを思い出しました。
そんな子供達も本人達の意思で中学受験して入った第一志望の学校等を自主退学し、それぞれ違う国での高校ボーディングスクール留学を開始し現在は自分たちの将来の夢に向かいアメリカの大学1年生と2年生になりました。
このような選択肢も小さい頃からの経験があったからこそだと思います。これからもお子さんに色々な経験をさせてあげて下さい。

Posted by: あんず at 2010年08月26日 22:11

あんず様
コメントありがとうございます。
今は簡単にネットから情報をとれますが、15年前は本当に大変だったと思います。幼稚園のお子様をサマースクールに送り出す人自体ものすごく少なく、とてもご苦労があったのではないでしょうか。とても尊敬いたします。私なんて、本当に簡単でした。
サマーキャンプはとっても楽しかったようで親としてもほっとしています。
そして、あんず様のお子様達は、ボーディングスクールからアメリカの大学進学とは素晴らしいですね。うちの子達も、あんず様のお子様達のように、自分の意思で自分の進路を切り開けいて進んでいける子にぜひなって欲しいです。これからもいろいろな経験をさせたいと思いました。
本当にありがとうございました。

Posted by: miho at 2010年08月28日 04:08

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タイトル: イギリスのサマーキャンプに行ってきました。体験編。
ブログ名: ワーキングマザースタイル[wmstyle.jp]
日付: 2010.10.01
内容: イギリスのサマーキャンプに行ってきました。申込まで編はコチラ。  出発が近づくに連れ、親の方は「大丈夫かな、友達できるかな、言葉通じるかな、いじめとかない...
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