最近 カーシェアリングと言う言葉をよく耳にするようになりましたが、
NYでカーシェアリングと言えばZipcar。
最近、あちこちでよく目にするようになりました。
カーシェアリング 、その名の通り、車を共有すると言うコンセプトですね。
私は郊外に住んでいるので、車がなければ生活が出来ませんが、マンハッタンのような大都会のど真ん中にいれば、車がなくても生活に支障はありません。むしろ、車を持つ方が大変。でも、郊外へ行ったり、ちょっと週末買出しに行ったり・・・。やっぱり車があると便利ですよね。 そういう時に活躍するのが カーシェアリング。 必要な時に必要なだけ使う。
今の時代ともマッチしているのでしょう。
年々、Zipcarを目にする機会が増えています。現に年々シェアーを拡大しているとの事。
仕組みとしては会費を払ってZipcarのメンバーになると、カードが送られてきます。
オンラインで(最近はスマートフォンからも)事前に予約(使用時間、どの車にするか、どこの駐車スペースに止まっている車にするか・・・etcを選ぶ。)をすると、そのデーターが車に送られます。後は利用するときに、会員カード(最近ではスマートフォン)をその車にかざせばロックが解除され、車に乗り込むことが出来る仕組みになっています。会員カードが車の鍵の役割を果たすわけですね。
もちろん、カードが作動するのは、予め予約した特定の一台のみ。だから、駐車場に止めておいたら、別の会員が間違って使っちゃったなんてこともありません。
走行距離、乗った時間などがすべてコンピューターで遠隔管理されるようになっていて、利用時間に応じて使用者のクレジットカードに課金される仕組みになっています。
レンターカーと似ているようですが、違うポイントは・・・。
レンターカーだと乗り降りするときに、レンタカーのオフィスまで出向かなければいけません。が、Zipcarは街のいたるところに駐車スペースがあるので、かなり近くの場所から乗り降りすることが出来ます。最近ではマンハッタンのアパート(マンション)の下にZipcarの駐車スペースがあるところも結構あるようです。
そして契約です。レンタカーだと借りるたびに契約をしなければいけませんし、その都度保険にも入らないといけないのですが、Zipcarは会員になってしまえば、後は使う前にオンラインで予約をするだけです。
何よりも大きな違いは、Zipcarは短時間での利用が可能なことでしょう。
1時間単位で借りられるのです。
ちょっと買い物に行く!とか、ちょっと友人の家に行く!など数時間での利用が可能なのです。
Zipcarはガソリン代もいりません!レンターカーだとガソリンを満タンにして返さないと、最後に高めのレートでガソリン代を請求される羽目になりますが、Zipcarは使用料にガソリン代も含まれているので、そういった心配はないのです。そうは言っても誰かがガソリンを補給しなければ車は走りません。なので、足りなければ使っている人がガソリンを入れるのです。でもご心配なく!だって、ガソリンスタンドで無料で給油できるカードが車内にあるので、それを使って給油をすればいいのですから。
と、私は利用者でもないのに熱弁を振るってしまったのですが・・・。
でも、これからの時代、所有より共有だな〜と思う日々です。それぞれのライフスタイルに合わせ、所有するのではなく共有し、必要なときに必要な分だけ使うって言うシステムって素敵だな〜と思います。(車に限らず・・・)
現在ジップカーは、アメリカ、カナダ、イギリスの50以上の都市で、 20万人以上の会員が5,000台の車を 共有しているそうです。その会員全員とは言いませんが、その会員の内の1/4が車を買っていたと考えると・・・。約5万台が街にあふれていたことになりますね。そうすると、駐車スペースだけを考えても、すごいことになりますよね。それに付随し、交通量も排気ガスも増えていたでしょうし・・・。
そう考えると、このカーシェアリングという考えは、環境保護にも貢献している本当に素晴らしいシステムなんです!
そして、このZipcarの創設者は女性(ロビン・チェイス)なのです!
ドイツにもありましたよ〜。環境に優しく経済的ですよね。中国人もこういうことしてほしいです。ま、しばらくは、ありえないでしょうが。上海は、せまーい町なかで、巨大な車(車はステータスなのでミニなんてありえない)が増える一方です。