東日本大震災で家族がいなくなった4歳の愛海ちゃんが「ままへ。いきてるといいね おげんきですか」と1時間近くかけて書き、疲れて紙の上に頭をのせ寝入っている写真<2011.3.31読売新聞>を見た時、胸がつぶれるという言葉の本当の意味を初めて知りました。すぐにいって抱きしめてあげたい。いてもたってもいられない気持ちになりました。
しかし、落ち着いて考えてみると、愛海ちゃんに必要なのは、知らないおばさんに抱きしめられることではなくて、これから生きていくために必要な環境が得られ、サポートされながら大人になっていくこと。
被災地の子供達のための活動に協力していくことが、小さくても一つの支えになることを願い、すでに活動している団体と活動内容を調べてみました。
被災地の子供のために活動したい、寄付したいと考えている方のご参考になればうれしいです。
あしなが育英会
親を亡くした子ども達を支える民間非営利団体。
今回の東日本大震災の遺児に返済不要の特別一時金の給付を行なっており、0歳〜大学院生まで439名が申し込み(4/19現在)しています。
阪神大震災後「神戸レインボーハウス」を建設して子供達を物心両面で支援してきたあしなが育英会。スタッフを被災地に派遣して子ども達の心のケアを現在行なっているとともに、2年以内に仙台にもレインボーハウスを開設し、長く震災遺児を支えていこうとしています。
日本ユニセフ協会※
どんな場所でも幼稚園・保育園活動ができるように約50人分の知育玩具をセットした「箱の中の幼稚園」や約90人分のスポーツ用品やぬいぐるみなどの玩具をセットした「レクリエーションキット」等の支援物資を用意して、子ども達が「ふつうの日常生活」を取り戻す手伝いをしています。
また、「ユニセフ ちっちゃな図書館」プロジェクトに寄せられた絵本や児童書のうち、約10万冊が被災地に届けられ始め、60ヵ所以上に「ちっちゃな図書館」が設置されました。
ワールドビジョンジャパン※
子どもを支援する国際NGO。
紙オムツ(P&G寄贈)13万枚、生理用品(P&G寄贈)10万枚、羽毛布団(イケア寄贈)4,500枚等を宮城県登米市に搬送、配布。気仙沼市の子ども達に学用品を届ける支援も。子ども達が安心して安全に遊べる環境が十分にない被災地。思い切り遊ぶために「チャイルド・フリレンドリー・スペース」を開設しています。岩手県一関市に事務所を開設し、約2年間に渡り被災した子ども達を支援します。
国境なき子どもたち※
大規模自然災害の被災児などを支援するNGO。
これまでに毛布、紙オムツ、粉ミルクなど支援物資を北茨城市市役所へ届けたそうです。今後はジャパンプラットフォームの支援を受けて岩手県陸前高田市で現地の若者と協力し、教育支援をする予定。被災地の子供達へ本を届ける運動「友情のライブラリープロジェクト」も開始。
パレスチナ子どものキャンペーン※
86年に日本の市民が作ったNGO。パレスチナの子ども達を支援してきましたが、今回、被災地の子ども達の支援も行ない、被災地に卵や豆腐など栄養価の高い食品を届けたいと募金活動中。
岩手県大槌町にジュース4800本、生活物資4トン車1台分、パン200個、果物600個、おもちゃ1140個、子ども下着300着、歯ブラシ4700本などを搬入(3/31現在)。
今後牛乳24,000本、絵本1000冊など搬入予定です。
避難所で幼児・小学生向けに毎日遊びの時間を提供。中学生向けの補習クラスも週3回運営。
写真、アルバムの汚れ落としの手伝いも。ジャパンプラットフォームから支援を受けている。
日本グッド・トイ委員会※
NPO法人。
被災地の子供達の心のケアを行なう「あそび支援隊」を発足。
「安心して遊べる環境」と「良質なおもちゃ」を現地に届ける活動です。
4/13にNEWS23でもとりあげられていました。
↓
http://goodtoy.org/ttm/curator/shientai_01.html
おもちゃセット制作費、被災地キャラバンのための支援金を募集しています。
湯沢町の宿泊施設に赤ちゃんがいらっしゃるご家庭に避難してもらうプロジェクトで、今24組受け入れ。(4/21現在)100組まで受け入れ予定。
運営はNPO法人全国商店街まちづくり実行委員会
(早稲田商店会がとりくんできた活動が発展したものです)や、日本ファーストエイドソサエティ、宮城復興センター、災害人道医療支援会など4NPO法人が中心。地域のNPO法人と自治体とが連携して進めているプロジェクトです。小児科医、看護士、子供達の遊びや勉強のサポーター、ヨガや体操、遠足、音楽などのリーダーが現地でできるサポートメンバーも募集しています。
他にもまだ喜ばれる支援をしている団体があるかと思います。ぜひコメントで教えて下さい。
※がついているのは、寄付金控除対象団体です。活動内容で寄付先を選ばれると思うのですが、一つの情報として付記しました。
ワーキングマザースタイルでも、震災後から何とか力になりたい!という思いがずっとあり、ワーキングマザー同士の連携で今プロジェクト内容が固まってきています。もうすぐ発表できると思います。熱い思いをあちこちでかたちにして、被災した子ども達を応援していきたいですね。
涙なしでは読めない話。やるせないですね。
支えてあげることが、遠くからでもできること、一つずつやっていこうと思います。
お手紙のエピソード、せつないですね。。
少しでも、力になれればと思います。
子ども達関連で支援をしてくれる団体についてですが、ちょうど私も昨日からツイートしてみなさんにお知らせしたいと思っている団体が一つあります。 団体名を『Child Fund Japan』といいます。
設立の歴史は、ぜひHPでお読みになっていただければと思います。
実は、私は娘の学校のバザーでこのCFJの里親制度のサポートをして、事務局にも伺い責任者の方にもお目にかかりました。とても誠実で堅実な団体でしたので、私自身も8年前からフィリピンの一人の女の子の里親になっています。
東日本大震災に関する活動については、以下にまとめられています。
http://www.childfund.or.jp/?p=1992
キリスト教系の団体ではありますが、サポーターに対して宗教に関する強要はいっさいありません。 私も、未だにクリスチャンではありませんし(笑)
長くなってしまって申し訳ありませんが、参考にしていただければ幸いです。
柚子さま
支えられるようなこと、具体的にたくさん動いていらっしゃる柚子さん尊敬です!私も一つ一つ見つけて力を尽くしていきたいです。
ucoca22さま
「チャイルド・ファンド・ジャパン」、早速HP見てみました。今までずっと活動していた内容もすばらしいですし、今回の震災でもすでにたくさん物資を運び支援しているんですね!
「被災地の子どものこころのケアの手引き」
→http;//www.childfund.or.jp/?p=2126 からPDF入手可能
は、5歳以下の子ども、6歳〜12歳の子ども、ティーンエイジャーそれぞれに家族や学校、地域社会の人に何が出来るかが具体的に書いてあってとても良く、ぜひ多くの人に読んで欲しいと思いました。
子供の笑顔のために活動している素敵な団体を教えて下さり、本当にありがとうございます!!