震災から4ヶ月。ボランティア、お仕事など様々な形で、被災地を訪れた方もだんだんと多くなっているのではないでしょうか?
私も6月に、保育園で子供たちを励ますボランティアのイベントのお手伝いで、石巻を訪れるチャンスを得ました。被災地を一度自分の目で見たいと思っていたので、よい経験をさせていただきました。
津波に飲まれた街の様子には、言葉を失いました。高台から町を見渡すと、被害の地域が本当に広範囲に渡っていることが一目でわかります。色々な方から震災当時のお話も聞きましたが、想像を絶しています。自然にはこんな恐ろしい破壊的な力もあるんだと、改めて思いました。この町の様子、ご家族や家や職場をなくされたという現実、言うまでもありませんが、現地の方々が希望をもつのは、たやすいことではないでしょう。
それでも、保育園でのイベントに大喜びする子どもたちの笑顔はキラキラしていて、子どもたちの元気さが、大人たちを元気づけていると、保育園の方々もおっしゃっていました。やっぱり子どもの力ってすごいです。こんなとき本当に、「子供は社会の宝」だと感じます。ただ、一見子供たちに心の傷跡は見受けられませんでしたが、当時や今の状況をお聞きすると、少なからず心に傷を負っていると思いました。
健気にがんばっている現地の方や子どもたちを、これからもできる限り支えていきたいと感じました。
それから、一つ強く思ったのは、「このままこの地にまた町を作ってはいけない」ということです。このままこの地にまた町を作って数十年後に津波がやってきたとしたら、それは「天災」ではなく「人災」だと思います。もちろん、長年住んできた土地に愛着がある地元の方の気持ちはよくわかります。でも、今後の人々の命を救うために、土地の利用を制限したり、土地を失った方の支えをするなど、国などが率先して進めてほしいと、強く思いました。そして、そのスピードも非常に重要だと感じました。高台移転のプラン、是非早く進めていただきたいと思いました。
それから別件で、もう一つ。
「ふんばろう日本」 http://fumbaro.org/
というサイトでマッチングしていただいて、洗濯機を2台陸前高田市に送りました。まだ使えるのに不要になっていたので、生かしていただける場があって、うれしかったです。
「届きました」と直接お礼のお電話をいただいたのですが、仮設住宅のストレスを訴えていました。突貫の新築なのでシックハウス症候群の方も多い、洗濯機がないので、ずっと手洗いしていた等々・・・。
まだまだ支援や現地での問題解決が、たくさん必要だと思いました。
私もできることを一つずつ、やっていこうと思います。