アメリカは10月のハロウィンを皮切りに、
11月のThanksgiving、
12月のハヌカ(ユダヤ教の人のお祭り)、
クリスマス、
クワンザ(アフリカ系アメリカ人のお祝い)
1月のニューイヤー
2月のバレンタインデー
4月のイースター
と、イベントが目白押しなのです。
その中でも、この11月のThanksgivingは特別。
まるで日本のお正月のように、ほとんどのお店はお休みに・・・。
そして、帰省ラッシュ。
家族や親しい人たちとご馳走を囲み、家族の時間を大切にします。
その時に必ず振舞われるのが、ターキー(七面鳥)です。
どうしてかと言うと・・・。
Thanksgivingの由来にその答えは隠されているのです!
1620年の11月、メイフラワー号に乗った清教徒が、新天地を求め、祖国イギリスから2ヶ月余りの厳しい航海を経てアメリカのマサチューセッツ州プリマスに到着しました。上陸した年の冬は寒さがとても厳しく、さまざまな困難にも見舞われました。そんな彼らにネイティブアメリカンの人たちは、食糧を分け与え、とうもろこしなどの農作物の種を譲って作り方を伝授し、大自然の暮らしの様々なノウハウを教えてあげたのです。ネイティブアメリカンにならって入植者も一生懸命働きました。そして翌年1621年の11月に、お世話になったネイティブ・アメリカンたちを招いて、初めて収穫した作物や山で獲った野生の七面鳥(ターキー)を食卓に載せてお祝いの席を開いたのです。友人と神の恵みに感謝したのがThanksgiving Dayの由来です。
そして、今では毎年11月の第4木曜日がサンクスギビングデーの祝日とされ、アメリカ人は家族や親しい友人と、ご馳走を囲みます。
日本の御節料理のように、各家族によってこだわりや伝統があり、味付けが違ったり、付け合せのものが違ったり…。
集まる親戚のいない私たち家族は、親しい友人家族をまねいたりして、お祝いをしています。
お正月におせち料理が欠かせないように、Thanksgivingにはターキー(七面鳥)が欠かせません。
なので、こんな風にゴロゴロと売られているのです!
ちょっとビックリですよね!
もちろん、調理済みのターキーも売られていますよ。
で、ターキーの味はと言うと・・・。
チキンをもっと淡白にして、もっと、パサつかせたような感じです。
そんなターキーを美味しく焼くために、色々なレシピがあるのですが・・・。
オーソドックスなのは、Brineと呼ばれる塩水に1晩つけて、焼く方法です。
でも、いざ漬け込んでおくと言っても、丸々のターキーをつけておくだけの容器もなかなか無く・・・。
小さなターキーを買っても、チキンの3〜4倍くらいの大きさはあるので・・・。
人によっては、クーラーボックスを利用したりしているようです。
でも、さすがお道具大国?!アメリカ。こんな優れものがうっているのです。
Briningバッグです。
Brine専用の袋なので、袋から有害物質も出てこないように作られているとの事です。
これならしっかりしているし、液漏れの心配も無く、ターキー1羽も十分入ります。
チキンよりもパサつきがちで淡白なターキーはこうやってBrine液につけると、とってもジューシーで柔らかくなるのです。
チキンも同じようにBrine液につけて焼くと、とってもジューシーで美味しくなりますよ♪
クリスマスにチキンのローストを考えている方、是非試してみてくださいね。
そして、忘れてはいけないThanksgivingのもう一つの風物詩というと・・・。
NYメーシーズ百貨店のバルーンパレードです。
このパレードを見ようと、朝からマンハッタンは人・人・人。
我が家はおそらくTVで観賞することになりそうです。
そして、そして、Thanksgivingの翌日はBlack Friday Sale。
以前、記事にも書きましたが、この日はお店が黒字になるほどの大きなセールがあるのです。
今年はどんな戦利品を手にすることができるやら・・・。
という訳で、日本より一足早い、ホリデーシーズン、楽しませていただきます♪