字のきれいな人に憧れます。
大きくなったら大人っぽい字が書けるようになるのだろうと幼い頃は想像していましたが、二十歳を過ぎても、国語の教員免許をとっても私の書く字は稚拙なまま。やっぱり努力しなくちゃと、今まで何冊もペン習字練習帳を買いました。買った時はやる気満々だけれど、忙しさにかまけやり通せたものは一冊もない有様。当然字もきれいにはならず、いつも急いでいるせいか独自のくずし字が発達してますます読みにくくなってきました。
そんな時、近所に公文書写の教室を見かけました。
子どもが大きくなったら通おうかな…と通りすぎてから、「待てよ!子どもと一緒に通うという手もある」と思い付きました!
さっそく娘はかきかたの子ども用教材、私はペン習字を始めることにしました。同じ教室で書道も習えることを知り、これもプラス。
最初の書道の課題は「一」。どうやって筆を置くのか、など一緒に説明を聞いていると、末娘がいつになくうれしそうな顔をしています。7才の子にしてみれば、親はいつも子どもに教えたり注意したりする存在。その親が自分と同じように生徒となって同じ課題に取り組んでいる姿が新鮮に映ったようです。
先生に毎週会わなくてはならない教室通いだと全く宿題をやらずに行くのも心苦しく、ちょっとした時間をみつけてペン習字を練習するようにもなりました。持っていくとほめてくれます。いくつになってもほめられるのってうれしいです!
超スローペースで進んでいるので半年たってもまだひらがな学習中の私。漢字は習っていないのですが、冒頭にアップした写真の字、少しだけ整った気がしませんか?(上が習い始めの昨年11月、下がこの5月に書いたもの)
先生から字が大きくなった、自信がついたから大きくなったのかもしれませんねと言われました。自信とまで言えるかどうかわかりませんが、自分の字がそんなにきらいではなくなってきました。
公文書写は普通の公文教室ではなく、公文エルアイエルという教室で習えます。公文グループの会社の一つで、エルアイエルは" Lifelong Integrated Learning" つまり”生涯学習”の頭文字をとったものだそう。大人がほとんどの教室かと思っていたのですが、私たちの通っているところは小学生が断然多いです。
小学生の普通の公文は1教科6300円。かきかたは3150円(子ども)と半額です。国語の公文教材とかきかたの公文教材は最初のひらがな練習部分などは大差ないように思うので、お得な気がします。ただし、普通の公文教室は入会金なしですが、公文エルアイエルは入会金3500円と年2回の認定費用(1回300円)がかかります。
娘と一緒に教室に通う時間は今では親にとってもかけがえのない楽しい時間になっています。自分の苦手だったことを子どもと一緒に始めてみる。これって思っていた以上に楽しくてオススメです!