毎月一回友達と映画を観に行きます。「今月何にする?」と近くのシネコン2館の上映スケジュールを確認してみたら「きっと、うまくいく」がありました。「これfacebookのらむねさんのウォールに書いてあった映画だ〜」と思って内容はまったく知らなかったんだけど「これ観てみる?」という事になって決まった偶然でした。
そしたら、これがすごくよかった!もうびっくりしました。
とりあえず映画サイトのあらすじをここに貼りますが、これだけで「特におもしろくもなさそう〜」と判断してほしくない。
行方不明だったランチョー(アーミル・カーン)が街に戻ってくると聞き、ファルハーン(マドハヴァン)とラージュー(シャルマン・ジョシ)は母校に向かう。10年前、三人は名門大学の学生だった。真っすぐなランチョーは異議があれば学長にすら物申し、好きなことに打ち込んでいた。しかし、ランチョーと学長の娘・ピア(カリーナー・カプール)が接近したことから、3人は卒業目前で退学を言い渡されてしまう。シネマトゥデイ
インドのエリート教育の問題やら学生の自殺が多い社会、貧富の差の事、親子の問題など。それが時におもしろおかしく、時にショッキングに、時に「それやり過ぎじゃね?」な感じに描かれています。大笑いして号泣してあったかい気持ちになって映画館をあとにする・・・。私の一番好きなタイプの映画でした。とってもとってもいい映画でした。
最初からいろいろな伏線やネタが星のように散りばめられていて、最後には全部完璧に拾われて行きます。これがとっても気持ちいい!
インド映画お約束のダンスシーンもあります。「All is Well〜♪(きっと、うまくいく)」と歌いながら踊りまくります。それを観ているとだんだん、志村けんの「だいじょぶだ〜」に聴こえて来ます・・・(^^ゞ
上映館が限られていて、私が観た時、神奈川県の上映館はたったの4館(東京でも6館)。そのうちのひとつが家の近くだったのが奇跡。
このシネコンはいつも全然人が入っていなくて「女子カメラ」を観た時は私ひとりでしたし、「ViVA!Kappe ビバ!カッペ」っていうのを観た時は友達と2人だけ。そのいつもガラ空きのシネコンの席が半分以上埋まっていました。どこからかこの映画の評判を聞きつけた人々が遠くから足を運んでくれていたんだと思います。
評判になって上映館が増えるといいな〜って思ってたら、今現在(6/21)、東京が8館に増えましたし、神奈川県は4館だけど辻堂のテラスモールでもやっています。お買い物のついでにいかがですか?去年の後半けっこう話題になった「最強のふたり」。これも評判になってどんどん上映館が増えました。・・・ただ、この映画は評判になってたけど、私の心にはまったく響かなかったんだけど。
「きっと、うまくいく」、ぜひぜひ多くの人に観てほしい。いろんな事で迷っている人、悩んでいる人。進路に迷っている学生には特に観てほしい。人生観が変わるくらいの映画でした。
この映画を観てから、私は布教活動につとめています。インド映画で上映時間170分だけど、ぜひ観てほしい。きっと誰かに薦めたくなるはず。私はスマホにYOUTUBEの予告編を保存してあって、会う人ごとにそれを見せて「ぜひぜひ」と薦めまくっています。今までに3人が映画館に足を運んでくれ、そして「すごくよかった〜!」と感想のメールをくれました。「インド映画だから」「長いから」と敬遠せずに皆様もぜひ。
登場人物が誰に似てるか・・・日本だったら誰がやったらいいか・・・で、観た後ご飯食べながら盛り上がりました。
ランチョー・・・チャーリーシーンに似てる。でもミスタービーンにも似てる。「ゆず」の岩沢さんにも・・・。
ファルハーン・・・カンニング竹山か、みや○ん(←会社の人^^;)
ラージュ・・・我が家の坪倉か谷原章介
ピア・・・アンジェラ・アキ+石井苗子÷2
サイレンサー・・・赤信号・小宮(でもちょっと宮本亜門にも似てないとも言えなくもない←どっちだよっ)