わらじで歩いたことはありますか?
いにしえの人の旅の足下といえばわらじですが、実際に着用して歩いてみたことはありませんでした。
小田原・箱根元気フェスタ(2013年9月22日まで)にて「歩くことが旅だったーわらじで石畳を歩こう!!ー」というイベントがあることを知って、家族5人、わらじで街道を歩いてみることにしました。
スタート地点の甘酒茶屋で、わらじの履き方について丁寧に教えてもらいます。わらじは基本的に大中小のスリーサイズ。先端の鼻緒を足の親指と人さし指ではさんで履くので指はほぼすべてにょきっとわらじから出ます。なので細かいサイズはなくてもいろいろな足のサイズに対応可ということのようです。事実27.5センチの夫から小2の娘までカバーしました!
先端のひもを横の穴に通して後ろまで。
通し終わったらわらじを水にざぶんとつけていよいよ履くことに。
水につけることで丈夫さが増し、履きやすくもなるそうです。
五本指ソックスを用意していてくれてこのソックスの上からわらじを履きます。
親指と人さし指で緒をはさみ、指をにょっきっと出して足の裏にわらじを密着させるようにしてひもを引っ張っていきます。
足首でひもをクロスさせ、すねの低いところで巻きつけて結びます。
こんな感じ。
履いてみてびっくり。すっごく軽いし、足裏にぴたっとついていて歩きやすい!!足首がしっかりホールドされているのもかなりいい感じです。
甘酒茶屋の方に葉っぱで作ったバッタを道中のおともにいただき、いざ出発!
茶屋の後ろから少し歩くと「箱根旧街道」の看板が見えてきます。
道はこんな感じでとっても風情があります。
木かげでとっても涼しい道。それだけに石畳はしっとりしていて、苔がいっぱい生えていたり。
靴の人が「けっこうすべるよー」と教えてくれたのですが、わらじは恐るべきホールド力でしっかりと石をとらえ、滑らずすいすい歩けました。
一時間ほど歩くと箱根の関所までたどりつけるそうなのですが、芦ノ湖まで一度降りてしまうと登るのがきついかなあと、芦ノ湖がちらりと見えた地点を我が家的ゴールにして折り返しました。
石畳のひとつひとつをつかむようにして歩くので、足裏マッサージをずっとしているような時間だったせいでしょうか。茶屋に戻ってわらじを脱ぐと足裏がほにゃほにゃにほぐれていてあたたかい。
実をいうと申し込んだものの体験する前は「大変そうだなあ、、」とびびっていたのですが、意外や意外、とても楽しい時間でした。履物をかえてみるだけで歩くことがこんなに刺激的な体験になるなんて!と驚きました。
9月22日まで毎週土日11時から体験できるのでご興味ある方はぜひ!
参加費は一人1000円。甘酒茶屋で甘酒一杯つきです。使い終わったわらじとソックスはお土産にいただけます。
申込はこちらのフォームからか電話で0465-23-1811(平日9時〜17時)へ!