今、小学生の育児のさなかにいるワーキングマザーの声を聞きたくて、
キッズペースキャンプ、Warisと共同で実施した調査の結果がいよいよ発表されました!
「仕事と育児」について政策から子供達への意識まで聞いたこのアンケート。興味深い結果が出ているのでいくつかご紹介します。
まず、ワーキングマザーが仕事を続けている理由について、最も多かったのは「やりがいを感じているから」で54.7%でした。
第二位には「一度やめると、現在の仕事や収入、ポジションを維持するのが難しいため」がランクイン。どちらも身にしみて感じる方が多いのではないでしょうか。ワーキングマザーを取り巻く状況が浮き彫りになる結果だなと感じました。
将来的にめざすポジションは、「管理職以上をめざす」ワーキングマザーが38%。「特にこだわらない」人が50%で最多ではありましたが、「管理職になりたくない」という人は12%に過ぎず、自然体でありながらも仕事に意欲を燃やすワーキングマザーの姿勢があらわれています。
安倍政権がかかげる「上場企業で役員に一人は女性を登用する」という政策についても66%が肯定的な見方を示していました。女性の意欲と政策がかみあって実現していくといいなと思います。
直近の「女性活用」の政策の中で最も支持を集めたのは「待機児童を5年でゼロにする」で賛成・どちらかというと賛成をあわせ、87%でした。まずは子供を預ける先がないことには安心して働くこと、働き続けることができないので、5年後ぜひ実現していて欲しいです!
子ども世代の仕事と育児との両立について尋ねる設問もありました。
「男の子が将来父親になったときに、育児休暇を取得すること」に86%が賛成
「女の子が将来母親になったときに、仕事と家庭を両立すること」に96%が賛成
と、子どもの性別に関わらず、両立に対してとても前向きな意識をたくさんのワーキングマザーが持っていることに、感激しました。
仕事と育児を両立することは素敵なことだ、当たり前のことだ。どちらも素晴らしいのだから、どちらも体験しないことにはもったいない!という意識を持っていることがうかがえます。
今回、アンケートの設問を考えるところから、実施、まとめについてまでワーキングマザースタイルとして関わる中で、一番心動かされたのがこの子ども達世代が作る未来への思いでした。
ワーキングマザーの姿勢はきっと子ども達にもじんわり伝わることと思います。私にも小学生の子どもがいます。彼女が今の自分くらいの年になっている姿はまだ想像つかないけれど、彼女達の世代がパートナーと仕事も育児も楽しんでいてくれたら本当にうれしいし、そのために今できることをしていきたいなと改めて思いました。
アンケートの結果はキッズベースキャンプのホームページに掲載されています。結果の詳細はこちらのPDFで御覧いただけます。紹介した内容の詳細の他、子供が小学生になる時退職を考えたかなどについての結果もありますので、ぜひ御覧下さい。
年末にアンケートの告知をしました折には、「いいね!」やツイートなどで多くの方に告知の協力をいただきました。ありがとうございました。「アンケート答えたよ!」という声もたくさん聞きました。今回の調査にご協力いただいた方、ご興味を持って下さった皆様に心よりお礼申し上げます。
<追記>
日経DUALにてこの調査の詳細が紹介されています。
自由回答欄に寄せられた生の声も多数紹介してあり、とても興味深い記事となっています。
ぜひご一読下さい。
↓
日経DUAL「ワーママは『待機児童5年でゼロに』に賛成87%」(2014.1.23)