先日、スタジオジブリの最新作、風立ちぬ、をパリの映画http://www.wmstyle.jp/cgi/mt.cgi?__mode=view&_type=entry&id=4214&blog_id=2#館で見てきました。
フランス語のタイトルは「Le Vent Se Lève」
日本語のタイトル「風立ちぬ」の元になったポール・ヴァレリーの詩(フランス語)のタイトルがそのまま戻ってきた感じです。
フランスでは、1月26日から公開されました。
海外在住としては、子どもに日本語で映画を見せられる貴重な機会!しかもジブリ!宮崎駿の作品!と期待満々。
えぇ、この作品が子ども向けじゃない、って、全く知りませんでした。
大正、昭和の日本が舞台で、ゼロ戦の設計者の半生。話の展開が早く、説明(ナレーション?)がほぼないので、 生後3ヶ月からずっとパリ在住の娘はストーリーをほとんど理解できなかったみたいです。フランス人も、理解できたのか謎です。
まんが日本の歴史が大好きな息子は、なんとかついていけたようです。
海外在住の方は(そうでなくとも)、お子さんにまんが日本の歴史の近代の部分は読ませてから見せた方が、時代背景がわかって理解しやすいと思います。
ストーリーはわからなかった娘でも、結婚式の口上の部分はおもしろかったようで、日本文化を少しは伝えられたかなと思います。
映像もキレイだし、普段触れることの少ない時代の日本に触れられるし、わからない年でも連れて行ってよかったです。また、大きくなってから見れば、違う感想を持つでしょう。
私自身の感想はネタバレしたくないので控えますが、とりあえず、泣きました。
ユーミンの『ひこうき雲』、この映画より前に作られてた曲とは思えないくらいぴったりすぎで泣けます。
子ども達のこれなに????攻撃であまり集中できなかったので、また見たいです。
私が行ったのは公開されて最初の週末という事もあって、映画館はフランス人でいっぱいでした。ジブリはこちらでも本当に人気が高いです。日本人がもっといるかと思いきや、私達だけでした。
そして、席に着くと
「Salut! こんにちは。」振り返ると、すぐ真後ろの席には、なんと娘の担任の先生ご夫婦が!
「ジブリ、好きなの〜。これ、ハヤオの作品なんでしょ?」よくご存知ですね。
パリって、本当に狭い街です。