子どもに身につけたい力とされてきた「読み、書き、そろばん」。それにこれからはプログラミングが加わるという説を聞いたことがあります。英語よりプログラミングを習わせたいという意見を小耳にはさんだことも。
しかし、プログラミングって、コンピューター関係の専門家があやつっている難しいものなのではないのでしょうか?! そんなプロの知識を誰もが必要とする時代がくるのだろうか、、、と頭の中が?でいっぱいになっていた私。ある日、TEDという世界的に有名なプレゼンテーションの場で、「子どもにプログラミングを教えよう」という講演をしているのをNHK「スーパープレゼンテーション」という番組で見ました。
MITのミッチェル・レズニック氏が作ったSCRATCHという子どもでもわかりやすいプログラミングの学習環境が紹介されていたのですが、動作のブロックをはめこむと画面の中のキャラクターがその通りの動きをしたり、なんだか簡単で楽しそうです。
近くにプログラミング教室ができたのをきっかけに小3の末っ子と一緒にプログラミングを習ってみることにしました。
まずTEDでも見たSCRATCHに親子で取り組んでいます。キャラクターを動かしてみたり、動作に音をつけてみたり。末っ子はパソコンに親しんでいたわけではないので、いきなりプログラミングを習うなんてハードルが高過ぎるのではと懸念していたのですが、ブロックを組み合わせるだけで、思い通りに動いてくれるので、楽しいようです。子どもはさすがに飲み込みが早くカンもいいので、私よりもいろいろ工夫を加えたりもしています。。。
キャラクターに動作させる時、ひとつひとつの動きがみえやすいように「1秒待つ」というブロックを間にはさんでいるのですが、繰り返しの指示をしてみると、何回かに一回動きが速すぎてぎこちないところがありました。何でだろう、、と悩んだのですが、それは最後の動作の後に「1秒待つ」を入れていなかったので、瞬時に最初の動作に戻ってしまうせいだということを発見!
一つ一つどう命令が積み重なっていっているのかを見直すことって、論理的に考える訓練になるなあと思いました。意見を言う時に論理力は必要ですが、普段の生活の中ではなんとなくわかったり、気持ちを察することもできます。しかし、プログラミングは命令した通りにしか動きません。妥協したり、先回りしてわかってくれたりは一切ないので、筋道が通っているかどうかが日常生活以上にシビアに鍛えられます。
なんで思い通りの動きにならないのかを考え、試行錯誤を重ねる中で原因がわかり、解決できた時の爽快感はなかなかのものです。
高校の数Iで出てくるらしい「かつ」や「または」などもキャラクターと遊びながら楽しく概念がわかるので、それもいいなあと思いました。
「わけのわからないもの」としか感じていなかったプログラミングが、少しずつ自分の思いを実現できるものとしてわかってくるのがとても面白いです。
こどもがプログラミングを学べる場をいくつか調べてみました。
ご興味ある方は詳細問い合わせてみて下さい。
TENTO
ひとりひとりに合わせたプログラム。東京、神奈川、埼玉、千葉に校舎がある。
なつやすみ特別講座も。
Tech Kids CAMP
夏休みや連休を利用して短期間で学べる小学生のためのプログラム入門コース。
東京(渋谷)、横浜、大阪などで開催。
二子玉川 はじめてのプログラミング教室
少人数制で各自の理解にあわせ、楽しく教えてくれる。
夏休み特別講座あり。
親子受講可能。
CoderDojo Tokyo
毎週日曜日、ボランティアによるプログラミング道場(下北沢)を開催。
ロジコICT教室
東京(眦椎肋譟砲砲童鎚婿愼魁小学生対象。
長期休みに親子プログラミング教室を開催。