Posted by 湯河原こむぎ

「滝を見にいく」という7人のおばちゃんが主役の映画を観に行きたかった。11月の公開時にはロケ地である新潟と新宿のたった二館での上映でした。神奈川県に住む私は友達と新宿に行く計画を立てましたが、友達が熱を出して中止となりました。
それでも「いつか行きたいな〜」と思って機会を狙っていました。
三月に隣県の静岡で上映されることがわかりました。静岡は遠いですが新幹線で行けば小田原から48分で行けます。往復で6780円もかかりますが。その友達とは毎月近くのシネコンに映画を観に行っています。「たまには旅行気分で行くのもいいよね?」と富士山を見ながら「滝を見にいく」を観に行くことにしました。

「静岡シネ・ギャラリー」は駅から徒歩五分。地図とスマホを駆使して歩いて行くとこんな素敵な建物にたどり着きました。
「
サールナートホール」という建物の三階が小さな映画館になっています。

一階にはこんな素敵なスペースもあります。私たちはテンション上がりながら二回目の上映のチケットを買いました。
現在11:00。開始の13:55まで付近をぶらぶらしてランチをしましょう。

一本だけ桜が咲いていました。
映画館から五分ほどのところに「鷹匠」という地区があります。こんな一画があるらしく行ってみる事にしました。

静岡と言えば「お茶」。家族へのおみやげを買って行きたいな。

パサージュ鷹匠の中に素敵なお茶屋さんがありました。小さなカフェスペースもあり、ギフトにも喜ばれそうなかわいいパッケージのお茶がたくさんありました。
「chagama」・・・ここでお茶を買い、帰りに駅の「一茶」に寄りました。水色の紙袋を見た店員さんが「chagamaに行って来られたんですね〜」と声をかけてくださいました。
静岡駅地下の「一茶」は静岡茶商工業協同組合が運営しているカフェで、静岡の約50店のお茶がすべて500円で買えるのでおみやげにぴったりです。ここでもお茶をひとつ買いました。

路地を曲がってみると古い民家をリノベーションしたこんなお店がありました。
「
ONIWA Garden & Cafe」

昭和の間取りの階段を上がって二階に上がるとカフェがあります。スープカレーを食べました。
隣に座っていたおされなお兄さんたちが食べていたジャムの瓶に入った「野菜プリン」もとってもおいしそうでした。

一階はお花屋さんになっています。素敵なセンス。

道を歩いていると古い建物をそのまま使ったステンドグラス屋さんがありました。

おしゃれなお店と古いものとが絶妙に混ざり合った静岡の街。
こんな貼り紙があって心がほっこり。
映画を観る前にこんなに満喫しちゃってどうしよう〜!!眠くなっちゃうかもーって思ってたのに映画は最高におもしろくて杞憂でした。
帰りは小田原のエキナカで夕飯のおかずを買って家には19:00前に着きました。充実した一日でした。また明日から頑張れます。
一緒に出かけたのは高校の三年間バトン部で一緒に頑張ったよりりん。卒業後は別々の学校に進み、その後結婚・出産・・・年賀状だけの付き合いでした。10年前に偶然再会し、それから月に一度、映画を観てランチする事を続けています。親が入院したり、娘が病気になったり、いろんな出来事が起こるので時々何カ月も空いたりしますが、ずっとずっと続いています。
ミニスカートでバトンをまわしていた私たちがいい感じにおばちゃんになりました。先日は、よりりんの54歳のお誕生日にプレゼントを贈り、「出会ったころはこんな日が来るとは思わなかったね(杏里の「オリビアを聴きながら」みたい)」とふたりでしみぢみとしました。
私たちと同じ、こんなふつうのおばちゃんが山で迷う映画です。ひとりひとりに大切な家族や日常があると思います。若くてかわいかった(?)過去もあると思います。どんな事も前向きに乗り越えられる・・・そんなおばちゃんに私はなりたいです。
ひとりひとりのバックグラウンドに想いをめぐらせながら、ぜひ「滝を見にいく」を観てください。
http://www.wmstyle.jp/archives/2015/03/14_152306.php新幹線に乗って「滝を見にいく」を観に行く
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