投稿者 湯河原こむぎ

らむねさんから「イ・ビョンホンの写真集&DVD発売の記者会見に行くように。」という夢のような指令を受けて、来日記者会見に行って来ました!
7月12日は、イ・ビョンホンの37歳の誕生日。この日に彼の3冊目となる、(DVDつき)写真集「パリイ」が発売されました。→公式ページ

当日は、武道館で『HAPPY BIRTHDAY TO LBH』というイベントが昼・夜二回催されました。記者会見の受付は五時から、会見は五時半からだったのですが、とりあえず早めに・・・と思って九段下の駅に降りると「なんじゃ、こりゃ!?」というおびただしい数の女性の大群。平均年齢は明らかにわたしより上。・・・ファン・イベントが夜、開催されるのは知っていましたが(友達が行くと言っていた。)、昼間も行われていたとは知りませんでした。この流れに逆流して、武道館にたどり着くのは至難の業でした。
やっとの思いでたどり着くと、グッズを買うところに長蛇の列。その横にロープが張られた入り口があったので、記者会見のお知らせのプリントアウトを入り口の方に見せました。すると「あ、これは、あのグッズ売り場の真ん中のところだと思います。」と言われたので「あ、そうですか」と歩きかけ、(もしかして、写真集を買いに来た、ただのおばさんと思われたかも~?・・・「ただのおばさん」の部分は正解だが・・・)と思って、その紙の「報道関係各位」のところを見せて「あの~、記者会見の写真を撮りに来たんですけど・・・。」と言うと「大変失礼いたしました。こちらです。」とロープをはずして入れてくれました。
記者会見はとても狭い会議室で行われました。幅が狭くて後に長~い場所でした。4時10分から並んだ甲斐あって、前から3番目の真ん中でした!2番目に座ろうと思えば座れたんですが、いかにもプロっぽい方たちが座っていたので恐くて。
会見が始まり、まずは、MCの方からの質問。
1・今回、国際的写真家・鋤田正義氏を起用し、すべての撮影をパリで行うという企画提案があり、賛同された理由を教えてください。
イ・ビョンホン「まず、パリという場所は鋤田さんが決めてくださいました。ご説明を聞いた所、普段、鋤田さんが考えていらっしゃるパリと、そして、普段考えていらっしゃる私の姿とを兼ね合わせて『パリにいるイ・ビョンホンを撮ってみたい』とおっしゃいました。その話を聞いた時に、自分自身もパリに身をおいたら自分はどんな風になるのだろうかと、とても気になりました。そして、彼の作品世界や哲学的なお考えを持っている方ですのでそういったところにも惹かれまして、パリの中の自分自身、そして鋤田さんの頭の中に描いている私の姿がどういうものになるのかという事で期待して、この仕事を始めました。
2・撮影は、3月に行われたという事で、パリはかなり寒かったようですが、苦労された点を教えていただけますか。
イ・ビョンホン「写真の撮影と言うのは、映画の撮影に比べますと、そこまで大変という事はないんですね。今回「撮影の作業そのもの」と言うよりも、取り巻く状況において、少し苦労した点がありました。
足を怪我して間もなかったので、本当でしたら足を保護する器具をつけている時期だったんですが、そういったものもつけられませんでした。
パリに行ってみたら、予想していなかった非常に激しい風も吹いていました。かなり体感温度が低かったのではないかと思います。
パリに着いたのが夕方だったんですが、翌日五時に撮影をスタートしていましたので、本当にキツい日程となりました。初日から疲れが出てしまって、少し顔がむくんでしまったりしました。非常にタイトな中で撮影を始める事となりました。
3・本日、写真集の発売を迎えたわけですが、感想と「お気に入りのカット」を教えてくだい。
イ・ビョンホン「今回、鋤田さんが作られる写真の構図ですとか、写真家としての芸術性に非常に感嘆しました。そしてそれと同時にパリと言う場所が与えてくれる妙な情緒がありまして、それがとてもステキな雰囲気を作り出してくれたという風に思います。ただ、先ほども言ったように、被写体にちょっと問題がありました。その点は大目に見ていただければと思います。
気に入っているカットは、私がカメラを持っている写真があるんですね。私は、もちろん被写体なんですけれども、まるで自分が鋤田さんになったような感じで鋤田さんを撮ってみたり、風景を撮ってみたりしたんですが、その写真がとても印象がよかったです。
マスコミからの質問。
1・お誕生日、おめでとうございます。私も今日誕生日です。(場内から笑い・・・MC「お年も同じですか?」「いえ、そんなにいっていません。」場内大爆笑・・・イ・ビョンホンの表情もゆるみ、キラー・スマイルが!)
37歳という年をどんな年にしたいと思っていますか?
イ・ビョンホン「自分自身は、そんなに肌で年齢を感じているわけではないのですが、とにかく家に帰ると母から『結婚しろ』と言われ続けた一年でした。個人的には、あさってから中国に行きまして、新作映画の撮影を9ヶ月間中国に留まって撮る事になりますので、きっと今年一年仕事をした結果が来年の初めにはお見せできるのではないかと思います。たぶん、一生懸命仕事をする一年になると思います。
「じゃ、来年は結婚ですか?」
MC「申し訳ありませんが、プライベートな事は・・・」
場内爆笑・・・・・翌日のテレビや、ネットの記事でも、この質問ばかりが取り上げられていました。一番上の写真は、この質問(私も誕生日、でも年はそんなにいっていません発言)で、引き出された笑顔です。
2・「イ・ビョンホンさんが撮影中にアイデアを出された事はあるんでしょうか?もしあるのでしたらどんなアイデアを出されたのでしょうか?また「パリイ」というタイトルが、どんな風についたか教えてください。」
イ・ビョンホン「タイトルは、私が考えたタイトルではなくて、制作してくださった方がつけてくださったんですが、『パリ』と『イ・ビョンホン』の『イ』をくっつけてつけたタイトルだと伺っております。」
「今回の写真の撮影で、私の方から、あえてアイデアを出すまでの事はなかったんですね。といいますのは鋤田先生の写真の撮り方と言うのは、私もちょっと最初、当惑した部分が多くて、あとで真意を知ったんですけれども、最初は写真をどういうふうに撮っているのかわからなかったんですね。この場には写真を撮られている方が多くいらっしゃるので理解していただけるかと思うんですが、普通被写体がいたら「こういうふうに動いてください」とか、いい写真が撮れたら『ああ、いいね』とか『ここは、ちょっとこんなふうにしてみようか』なんていうふうに言ってくださるのが普通かと思っていたんですが、鋤田先生の場合は、最初いいとも悪いとも言わないですし、何の表情も見せず、そして要求も何もしないんですね。たとえば私が何かをとって食べると、もくもくと後について来て、その姿を撮りますし、どこかに移動すると、またついて来て撮るんですね。タバコを吸っているところだとか、犬と遊んでいるところだとか、そういうものをその場で撮っていらっしゃったんです。だから最初はもしかして自分に対して何か怒っているのかなあ?と思いました。あとでお話を聞いてみたところ、『いや、自分は作られた表情を撮りたいわけではなくて、あなたのたとえば涙でもいいし、怒りでもいいし、楽しい姿、おかしくて笑っている姿でもいいし、ありのままのあなたの姿を撮りたい』と言ってくださいました。そのお話を聴いた時に『ああ、本当にこの先生は写真家としての大家なんだなあ』と実感しました。」

MC「本日、写真集の発売日であるとともにイ・ビョンホンさんの記念すべき37歳のお誕生日です。そこで発行元の角川マガジンズの代表より誕生日プレゼントを贈呈いたします。」
「今回、イ・ビョンホンさんの誕生された1970年製のフランス・ボルドー産ヴィンテージ・ワインを合わせてご用意いたしました。おめでとうございます。」
・・・その場で、ワインの木箱をすぐに開けるイ・ビョンホン
イ・ビョンホン「本当にありがとうございます。ワインはもともと大好きでワインをプレゼントしていただくと本当に気分がいいです。お花はいつもありがたくいただくんですが、残念な事に飛行機にのせられないというのが唯一残念ですね。」
MC「『パリイ』をご購入された方、そして、これからご購入される方に一言お願いいたします。」
イ・ビョンホン「楽しんで見ていただければ・・・と思います。」
その後、撮影タイムとなりました。

まずは、ワインありバージョン、という事で、先ほどのワインが手渡されました。普通、ワインを持って記念撮影・・・と言うと、やはりこういうポーズ・笑顔を想像しますよね。

ところが、彼は、まずワインを受け取ったら、一瞬、こういうポーズをとったんです。顔もぐっと引き締まって男っぽい表情。かっこよすぎる~っっ!
会場でも流されたプロモーション映像の中で(付属DVDの中にも入っています)、カメラマンの鋤田氏がイ・ビョンホンの魅力を語っていました。
「彼の魅力は一言では言えないんですけれども、まあ、プロって言いますかねえ、撮られる方と撮る方、そういうところの勘がよくて、こちらが『ほしいなあ』と思うと、彼は表情から何からとてもすばらしい。素晴らしい表情の一瞬を捉える事がたびたびあって、彼のファンがとても多いという事がよくわかりました。」
・・・・鋤田氏の言う『ほしいなあ』と思う表情というのが、まさにこのポーズにこの表情なのだ~!と思わず納得、大きくうなずくこむぎでありました。

そして、会見は終了。
私に手を振って(←妄想・・・)彼は、去って行きました・・・。
目線、キターーーーーーーー(・∀・)w-------------クラクラッ(◎-◎)
こむぎ感想。
この写真集のコピーは
パリ
-林檎
-誤解
-イ・ビョンホン
-本当のこと
しりとりのような言葉遊びになっているの。これの意味するところは?って質問したかったなあ。誰か、この意味わかる人、教えてくださーい。
「顔がむくんでたのはどの写真かなあ?」などと探しながら写真集を見るのも楽しい。私は、マルシェ(市場)の写真が好きです。
また、DVDは、日を追って「撮影日記」風になっているので、写真集と合わせてみると、その時の様子がよくわかります。イ・ビョンホンが日本語でしゃべっているのがおもしろい。お茶目な一面ものぞかせているところもあれば、プロとして譲れない事がある、というようなプライドも感じられ見ごたえがある内容です。
「パリイ」購入はこちらから。
「パリイ a monochromeman in a monochromecity」
撮影:鋤田正義
価格:¥9,300(税込)
体裁:A4変型判・本文160P・DVDブック(本編60分DVD1枚)付
*初版特典(B2ポスター)
発行:角川マガジンズ
発売:角川SSコミュニケーションズ
7月9日~15日まで 東京メトロ有楽町線有楽町駅のJR有楽町駅側改札・中央改札・日比谷側改札のエスカレーターおよび階段の両サイドで、パリの美しい風景とイ・ビョンホンの新たな魅力を、30カットの写真で満喫出来ます。
また、大阪地下御堂筋線、谷町線、千日前戦、四ツ橋線の沿線、名古屋名鉄線の沿線でも展開。これは一駅ずつ、すべて異なる写真が展示され、全部まわるとギャラリーを巡った気分を味わえる仕掛けとなっています。(大阪・名古屋は7月10日~16日)
子供とミュージカルを!その4 劇団四季 夢から醒めた夢
投稿者 村山らむね
前回ご紹介した「ユタと不思議な仲間たち」が、男の子を主人公にした「命」の物語とすれば、この「夢から醒めた夢」のほうは女の子を主人公にした「死」の物語です。
和製ミュージカルだからと言って敬遠している人も多いかもしれません。それはほんと劇団四季の損失ではなく、あなたの損失です。(っておおげさ)
このミュージカルは家族3人でいくはずが、旦那がインフルエンザになってしまい急遽私の母に同行してもらいました。意図せず、母、私、娘と、3代で見たことで、わたしはマコの母にも、マコにも激しく感情移入してしまい、それはもうとんでもない号泣で体が座席で斜めになるくらい嗚咽をしてしまいました。
舞台が終わって、母に「もうすごい泣けたね」といったら、「そう?」と言われ、かなりずっこけましたが。
■ 劇団四季 夢から醒めた夢
全国公演中
●物語
ちょっとだけ幽霊の世界をのぞいてみたい、なんて好奇心旺盛なピコは夜の遊園地で幽霊の少女マコに出会います。「ホ、ホンモノ?」 驚くピコに、マコは一日だけ自分と入れ替わってほしいと言うのです。突然の交通事故で命を落とした彼女は、嘆き悲しむ母親に一目会ってお別れが言いたい。そのために入れ替わってくれる人を探してさまよっていたのでした。身につまされるマコの話を聞いたピコは、マコへの友情、そして好奇心もあってマコの願いを聞き入れます。こうして一日だけ、という約束のもと、ピコの冒険は始まるのです。
●おすすめの理由
・思春期は女の子は、いろいろな形で死を意識すると思います。そんななか、命というものが一度失ったら決して取り戻せないものであることを、夢のようなファンタジーあふれた劇空間でやさしく伝えてくれる作品です。
●お楽しみポイント
劇が始まる前から、サーカスの雰囲気がいっぱい!ぜひ少々お早めに劇場へ。
●席取りポイント
・前のほうがいいですが、特に気にすることはないかと思います。
●事前の準備
なーんにも事前準備はいりません。わかりやすく誰にでも受け入れられる、ファミリーミュージカルの王道です。
●おすすめの年齢層
・娘は年長さん相当(6歳)でみましたが、十分理解できていたと思います。
・初見であれば、できれば小学校1年生以上くらいのほうが、いいかもしれません。
・一番見てほしいのは中学生から高校生の思春期の女の子。お母さんとミュージカルを見に行くのを嫌がるような年齢にこそ、見てほしいです。
●らむねの思い入れ
命。
なんで生きているんだろうと、生きているのが馬鹿らしくなる。そんな瞬間がみなさんにもあったと思います。戦時中のように、毎日生きるのが精一杯の生活と違い、食べるものにも住むところにも不自由しない。そんな生活の中で生きている実感がなくなっているのが現代社会でしょう。
このミュージカルには、生きてくるということがどれだけ奇跡的で、またいかに人間の生命が常に偶然の死と隣り合わせであるかを、思い出させてくれます。
特に、子供に先立たれる親の悲しみと苦しみを描いたシーンは、今も忘れられません。大切なあなたがもし先に死ぬようなことがあれば、あんなふうに、いえいえあれ以上に悲しむでしょうと、口に出さなくてもきっと感じてくれるでしょう。
お近くの街に来るようでしたら、ぜひぜひご覧になっていただけるとうれしいです。
■チケット入手方法
●劇団四季
オンラインチケット予約ができます。席の指定もできるので、おすすめです。
※ただし、全国公演は会場ごとにチケットの購入方法が変わります。
●
チケットぴあ 夢から醒めた夢
オンラインチケット予約ができます。
※ただし、全国公演は会場ごとにチケットの購入方法が変わります。
■関連グッズ
原作本が出ています。
夢から醒めた夢―冒険配達ノート
また、実況CDが出ていますが、私は持っていません。
でも、主題歌はいつも頭をめぐっています。

青少年の自殺とは直接つながりはないのですが、命を大切にというメッセージはきっと思春期の女の子に何らかのかたちで届くのではないかなと、思います。とかく子供にたくさんのことを要求しがちな私たち母親にとっても、「子供は生きていてくれるだけでありがたいもの」だということを教えてくれるミュージカルでもあります。
それでは、次回もお楽しみに♪
●子供とミュージカルを!その1 導入編
子供づれのミュージカル観劇の注意など、基本的なことをまとめてありますので、お読みください。
2007年06月17日
ワーキングマザー的海外ドラマ偏愛vol1 「ミディアム」のアリソン・デュボアに会って来た
投稿者 村山らむね
わたしは最近、りこさんの影響もあって慢性の海外ドラマ中毒となっている。月曜日は1から10年以上見続けているER、火曜日は4400とミディアム、水曜日はFBI、木曜日と金曜日は休息日&録画分消化日、土曜日はCSIとCSI:NYとデスパレートな妻たち。日曜日は大河ドラマ(実ははまっているて、ハイビジョン、総合、BS2と、3回見ちゃったりする)と、お茶の間は海外ドラマに席巻されている。そのほかに、夏からはCSIマイアミの第4シーズンと、コールドケース3も見るつもり。もう、大変です。HDDレコーダーも2台目です。
その中でも、コールドケースと並ぶくらい私が気に入っているのが、「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」。現在WOWOWで第二シーズンを放映中で、8月3日から第一シーズンのDVDがレンタル開始されます。
それを記念してなんと、パトリシア・アークエットが演じているアリソン・デュボア本人が、来日。山本モナさんとトークショーを行いました。プレスとしてワーキングマザースタイルも参加させていただきました。

左がアリソン・デュボアさん。右は山本モナさん。
もう、憧れの人を前にして心臓ばくばく。会場は立ち見もでるほどの立錐の余地のない状態。彼女の絶大なる人気がうかがい知れます。
「で、アリソン・デュボアって誰?」と思われている方も多いでしょう。この美しい女性。死者を見ることができるのです。死者とコミュニケーションができる能力を買われて、アメリカのテキサス州、ユタ州、アリゾナ州などの州警察の捜査に協力した経験があり、それが元になってNBCにてドラマ「MEDIUM」が制作され、大人気に。パトリシア・アークエットはエミー賞主演女優賞を受賞するほど。
死者を見ることができる、いわゆるリーディングという能力。これについての真偽は、正直私にはわからないし、実際アメリカ版ウィキペディアには批判も掲載されています。
私は、そういう霊能力については、「そういう能力を持つ人が、たくさんいるんだろうな」と思うくらいで、圧倒的に支持をすることはないにしろ、消極的に肯定しています。
ただ、このドラマの魅力は、霊能力とはまったく違うところにもあると思うのです。実際に、3人の娘を育てながら、霊視という24時間稼動、休みのない特殊な仕事を持つ女性が、夫の理解を得ながら、一つ一つのプロジェクトをやり遂げていく。その姿が、何より魅力的で、わたしたちワーキングマザーに共感を与えてくれるのです。
エンジニアである旦那さんと、3人の子供の送り迎えや食事・寝かせ付けの分担の生臭い(笑)やりとり。娘たちとの会話。仕事と家庭のバランスに悩む姿。その一つ一つが、切実に感じられて、ドラマの魅力を豊かにしているのです。
それはドラマの演出上のことではありません。
来日した実際のアリソン・デュボアが力説していたのが、家族の大切さ。彼女はそれを死者からも学んだといっていましたが、「私には世界にたくさんのファンがいる。もちろんありがたいとは思うけれど、あと何年もたって私のことを本当に思ってくれるのは、娘たち。そのことを大切にしたい」と言っていました。
また「一日くらい、無駄にしたっていいじゃない」とも。この言葉とっても素敵だと思いませんか?そして、サプライズゲストとして、実際のご家族が登場しました。

旦那様、とっても素敵でした。ドラマの中でも私は理想の旦那様として捉えていたのですが、ドラマ以上でした。霊能者の旦那様って本当に大変なんですよ。ぜひドラマをみて、彼に同情して差し上げてください。
ドラマは現在第2シーズン。でも、途中からでも全然OKです。実は私自身も気合を入れて見出したのは第2シーズンから。
事件にハラハラ、家族愛にキューン。ぜひ、WOWOWから、もしくはレンタルで、アリソン・デュボアにはまってください。
★ワーキングマザー的見どころ
⇒3人の子供を抱えたアリソンと旦那さんとの、家事・育児のやりくりと、二人の間の信頼関係とコミュニケーション(しょっちゅうキスしているなど、見習うべき点、多し)。
■アリソン・デュボア 公式サイト
■NBC MEDIUM
■WOWOW ミディアム 霊能者アリソン・デュボア
■パラマウントピクチャー ミディアム 霊能者アリソン・デュボア
●海外ドラマ見るならWOWOW
2007年06月06日
子供とミュージカルを!番外編 TOURSミュージカル「赤毛のアン」チケットプレゼント
投稿者 WMS情報局
子供とミュージカルに行きたいけど、なかなか機会に恵まれないという方に朗報です!
エステー化学が、この夏開催される、TOURSミュージカル「赤毛のアン」に、全国で1000組2000名を招待するそうです。
主演アン・シャーリー役に島谷ひとみ、マリラ役に安奈淳を迎え、8月18日の札幌市教育文化会館を皮切りに、全国8都市で11公演を行います。
インターネットからも応募可能なので、興味のある方はぜひ!
■2万人の鼓動 TOURSミュージカル赤毛のアン
2007年06月01日
DVD シャーロットのおくりもの
投稿者 村山らむね
いつの時代にもその仕事やライフスタイルをチェックしたいと思わせる女優がいる。
その一人がわたしの場合、ジュリア・ロバーツ。
2004年に男女の双子を出産してからの彼女は、それまでのちょっと政治的な硬派な仕事に加えて、子供関連の仕事に積極的に携わっている。
その一つが、このシャーロットのおくりもの
このお話は、世界中でも支持されている有名な児童書。知っている方も多いのでは?でも私は読んだことがなくて、このDVDを見て初めてあらすじを知りました。
主役は、天才子役少女ダコタ・ファニング扮する女の子だと思ったら、ジュリア・ロバーツが声を担当する蜘蛛なんですね!!原題は「Charlotte's Web 」。おお、本来のWebだよぉと、ちょっと感動。
物語はとても単純なので、ここでご紹介するのは控えますが、このDVDがすごくいいなと思うのは、日本語吹き替えがついていないこと。なので、子供にとって日本語字幕を読む、とてもいい練習になること。そして、使われている英語がとてもわかりやすいので、親もそしてたぶん子供も、英語に親しむことができること。
そしてもっといいのは、英語の原作本も入手できるので、英語本を読みながらDVDでも楽しむというような、メディアミックス(笑い)ができること。
そろそろ洋画でも字幕版に連れていきたいと思っている方には絶好の教材になるでしょう。

英語版 Charlotte's Web

シャーロットのおくりもの
2007年05月09日
子供とミュージカルを! その3 劇団四季「ユタと不思議な仲間たち」
投稿者 村山らむね
この「子供とミュージカルを!」というスペシャルレポート。以前から書きたいな~と思いながら後回しにして いた私。実は強烈に背中を押したのが、この久々の「ユタと不思議な仲間たち」の上演。
これをどうしても、一人でも多くの人に見ていただきたくて、どうしてもこのミュージカル「ユタと不思議な仲間たち」に関わる文章を書かなければと、使命感に燃えてしまったのです。 それくらい、このミュージカルが好き。
劇団四季のミュージカルは今でこそ、「キャッツ」「オペラ座の怪人」などアンドリューロイドウェーバーものやディズニーものが席巻していますが、オリジナルものにも名品が多いのです。
浅利慶太作・演出のファミリーミュージカルのなかでも、次回で触れようと思っている赤川次郎原作の「夢から醒めた夢」とこの三浦哲郎原作の「ユタの不思議な仲間たち」の2作品は、日本のミュージカルにもすばらしい、海外にはない独特の優しさがあふれた作品があることを教えてくれるのです。
実は私自身が、こういう作品にぜんぜん興味がなかったのです。NHKのBSでよく劇場中継があり、宝塚や四季の作品を放映していて、たぶん日を間違えて予約してしまい偶然ハードディスクにはいったことで暇つぶしで見てみたら、もうびっくり。そのおもしろさと、和製ならではの斬新さ。きれいな音楽と楽しい踊りとはちょっと違った、でも断然おもしろいエンターティンメントにあふれた時間。もう、ブラボー!!
■ 劇団四季 ユタと不思議な仲間たち
東京 四季劇場[秋]で5月27日(日)まで
その後、7月より全国公演
●物語
東京から東北地方に転校した勇太は、地元の悪ガキどもにいじめられる。そんなときに、生まれてすぐ、もしくは生まれることがかなわなかった子供たちの霊、つまり座敷わらしたちがユタ(勇太の愛称)を元気づけ、ユタもいじめから踏み出す勇気を少しずつ得るという話。
●おすすめの理由
・現代に共通する「いじめ」。周りの力を借りながら、最後はなんとか自分の力で克服することを教えてくれます。
・といった、「いじめ」問題ミュージカルという取り上げ方ももちろんできるのですが、それよりも何よりも、「生まれてくること」がどれほど、困難なことか、そしてありがたいことかが、説教臭くなく描かれています。
・飢饉、飢え。
普段なら出会わない言葉がふんだんに出てきます。
どうしてもそれについて親子で話し合うことになります。私も初めて娘と見たときに「飢えって何?」と質問されて、うまく答えられない自分にショックと、その幸運を、しみじみ感じました。
●お楽しみポイント
小学生の歌集によく入っている「友達はいいもんだ」が、メインテーマ曲。友達はいいもんだとは、思えない年頃も必ずあるはず。でも、やっぱりいいもんだと、いつか思ってくれるといいですよね。歌詞がしみじみ、じーんと来ます。
●席取りポイント
・東北弁が駆使されるので、子供の理解力に心配がある場合は、できるだけ前がいいと思います。ただ、座敷わらしたちの姿が、かなりインパクトがあるので、最前列はお子様の度胸とよく相談なさってください。
●事前の準備
歌やセリフなどが東北弁でかなり聞き取りにくいのは確かです。実況CDを聞いておくにこしたことはありません。でも、聞き取れなくても、ビジュアルがやしぐさ・踊りが抱腹絶倒なので、あんまり神経質にならなくてもいいかも。
●おすすめの年齢層
・娘は小学校年1年でみましたが、私の説明付きでのテレビでの観劇。
・初見であれば、できれば小学校3年生以上くらいのほうが、理解ができると思います。
・中学生くらいになり、一応いろいろなことを知ってから見るのが、一番望ましいのかもしれませんが、小学生の中学年以上に、社会の暗部を説明するいい機会でもあるでしょう。ただし、お母様の説明力はそれなりに試されます。
●らむねの思い入れ
命の大切さ、食べ物のありがたみ。豊な日本で、これらを体の芯から実感する機会はなかなかありません。でも、このミュージカルは、ゲラゲラ笑いながら、そしてちょっとしんみりしながら、終わった後には自分が今あることを、心から感謝したくなるのです。
だから、何度も見たいし、見せたいと思うのです。
「えー、キャッツのほうがいいよぉ。」と、お子さん、言うかもしれません。だけど、今の日本の子供たちにもっとも必要なミュージカルは、この「ユタと不思議な仲間たち」と、また機会を改めますが「夢から醒めた夢」なのではと思うのです。
だからこそ、劇団四季は、この2つのミュージカルの全国公演を決めています。また、児童を招待するという取り組みもやっています。どうにかして、一人でも多くの子供たちに命というものと向き合うひとときを持ってもらいたいそんな叫びにも似た取り組みだと感じられます。
お近くの街に来るようでしたら、ぜひぜひご覧になっていただければうれしいです。
■チケット入手方法
●劇団四季
オンラインチケット予約ができます。席の指定もできるので、おすすめです。
※ただし、全国公演は会場ごとにチケットの購入方法は変わります。
●
チケットぴあ
オンラインチケット予約ができます。
※ただし、全国公演は会場ごとにチケットの購入方法は変わります。
■劇場アクセス
山手線浜松町駅北口より徒歩7分
東京都港区海岸1-10-48→四季劇場 ・[秋]の地図
浜松町駅の新橋方向の改札から少しありますが、看板がたくさん出ているので、わかりやすいです。
■関連グッズ
原作本が出ています。
ユタとふしぎな仲間たち
また、実況CDが出ていますが、私は持っていません。ひたすらHDDレコーダーを見まくっています。

このミュージカルのいじめと、現在問題になっているいじめは、少々、というかかなりギャップがあるかもしれません。このミュージカルを薦めておきながら、少々冷静にならざるを得ない、自分もいるということを、蛇足ながら付け足しておきます。
それでは、次回もお楽しみに♪
●子供とミュージカルを!その1 導入編
子供づれのミュージカル観劇の注意など、基本的なことをまとめてありますので、お読みください。
2007年04月30日
ミュージカルマリー・アントワネットを母の日に
投稿者 fellow
いよいよGWに突入ですね。
さて、今年は一足早く母の日のお祝いもかねて、母を誘って帝国劇場でミュージカル「マリー・アントワネット」を観てきました。
正直言いまして、ミュージカルってちょっと抵抗あって今まで行ったことなかったんですが、いや~すごい迫力でびっくりしました。ミュージカル=子供向けのファンタジーというイメージを見事に払拭する大人エンターテイメントだったと思います。
普段映画やコンサートだとすぐ居眠りしてしまう母が、今回はかじりついて観ていました。それだけパワーがある舞台と言えるのでしょう。私もキャストのすばらしい歌唱力に感動しました。
マリー・アントワネットといえば私たちの世代ではやはりベルバラ。
昨年は主人の母が宝塚ファンなので、30年ぶりくらいに「ベルサイユのバラ」を観たんですよ。
それからまたマンガも全巻読み返し・・・とちょっと自分の中でもリバイバルしていたので、今回もとても楽しみにしていました。
ミュージカル「マリー・アントワネット」は、まずしい民衆側の視点で描かれたストーリーです。宝塚のようにオスカルやアンドレのようなスターが出てくるわけでもなく舞台装置なども派手ではありませんが、その分、演技と歌唱力、音楽など生の良さが際立っていました。ストーリーの背景はおおよそ同じなのですが、またベルバラと違う視点から観ることができて新鮮でした。
フランス革命という時代の流れに翻弄されるM・Aという同じイニシャルを持つ二人の女性(マリー・アントワネットとマルグリット・アルノー)の生き様を描いた作品ですが、身分の違う二人が互いに憎しみ合い、最後には立場をこえて、人として、ひとりの女性として心を通わせていきます。
同じ女性として共感できる部分も多く、それは私の母も同じようでした。
必ずしも勧善懲悪といった美化された話ではなく、人間の欲望や浅はかさ、弱さ、ずるさ、功名心など救われない哀しさの中で、それでも一筋の光がある、そんな余韻を残す舞台でした。
こちらの公演は5月30日までやっているそうです。
まだ空席もあるようでしたので、興味のあるかたは是非足を運んでみてください。
きっとミュージカルのイメージが変わりますよ。
しかし親子で一緒に何か観たり体験したりするというのは良いですね。
やはり物もいいけれど一緒に感動を分かち合えるってステキだと思います。
終わったあとあれこれ感想を話しながら美味しいものを食べたりするのもいいものです。
一足早い母の日プレゼント、また来年もなにか考えようと思います。
2007年04月29日
子供とミュージカルを! その2 劇団四季「キャッツ」
投稿者 村山らむね
前回は、子供とミュージカルを!導入編として、どの作品にも共通する楽しむための工夫や注意事項と、劇団四季のファミリーへの配慮をまとめました。
さて、今回から作品編。子供と大人が思いきり楽しめる、一流の作品をご紹介いたします。
まずは私にとってもっとも思い入れの強いミュージカルである「キャッツ」から。「オペラ座の怪人」などで知られるアンドリュー・ロイド・ウェーバーの出世作。
とにかく、すごい。
たぶん、ミュージカルというものを根本から変えてしまった金字塔的な作品なのでしょう。全世界で愛されている理由がよくわかります。
よく知られている「メモリー」をはじめ、音楽がすばらしい。出てくるのが全部猫というのもすごい。
初めて20歳で見たときのあの衝撃。舞台というものがこれほど人を感動させるという事実に驚きました。子供から大人まで、あらゆる人が楽しめる、素晴らしいミュージカルです。
■劇団四季 キャッツ
●物語
満月の夜に、毎年一匹だけ「ジェリクル・キャッツ」が選ばれ、永遠の命を与えられます。選ばれるのは誰だろう?ということで、裏街に住む個性豊かな猫たちが、順番に紹介されていきます。
●おすすめの理由
・話がとてもシンプル。あえていえば全員が主役。必ず共感できる登場人物(猫)が見つけられます。
・せりふに特に大きな意味がないので、子供が理解に苦しむようなところがない。
・ちょっと猫たちの踊りが多く、飽きるかもしれませんが、一匹でもお気に入りを見つけて、その猫ちゃんを眼で追うと、楽しめますよ!
・ニューヨークでブロードウェイ版も見ていますが、劇団四季のレベルの高さはかなりかと。(ブロードウェイ版は、衣装が地味で、四季のほうが見た目に綺麗だった気がします。何より、言葉の壁も大きいために、四季がよりよく感じられたのかも)
●お楽しみポイント
・早めに劇場に行って、探検しましょう。ゴミ箱をイメージするつくりになっていて、おもしろいゴミがたくさん見つけられます。
●席取りポイント
・回転席は最初に動くだけなので、回転そのものは期待しないでください。ただ、舞台の至近距離なので、ものすごい臨場感が味わえます。(奮発して、回転席の中央の2列目という席をとったら、バストファー・ジョーンズが赤いカーネーションを娘に向かって投げてくれました♪)
・専用劇場だけあって、すり鉢上の、後ろでも見やすい席になっているうえに、つねにあちらこちらに猫がうろうろするので、どの席をとっても楽しいと思います。
・クリスマスは特別のショーがつき、ちょっとお得な気分。
●おすすめの年齢層
・5歳くらいからでもOKですが、理解するには小学生になってからがいいでしょう。
・ちなみに、グリザベラは元娼婦。
・怖いシーン、残虐なシーンは、特にありません。(戦闘シーンは、劇中劇でひとつあり)
●事前の準備
・特に必要ありません。込み入ったあらすじのミュージカルではないので、十分楽しめます。
●らむねの思い入れシーン
わたしが一番好きなのは、列車猫スキンブルシャンクスのシーン。青春そのものを感じるシーンです。出発や、旅立ちを意識させるとともに、大好きなことを見つけられた人(ここでは猫)だけがもつ、楽観的な強さが、見る人になんともいえない爽快感を感じさせるシーンなのです。20歳なのに、まるでグリザベラのように疲れはてていた私は、このシーンがまぶしくてたまらなかった。青春とはこうであるべきなのに、未来にむかって笑顔を向けるものであるはずなのに、わたしは・・・。と、泣けて泣けてしかたがなかったのを思い出します。そして、20年後。またそのシーンを娘と旦那と家族で見ることができました。あのころはこんなふうに幸せを味わえるとは、とても思えなかった。娘に「どうしたの?」と言われるくらい、しゃくりあげて泣いてしまったのは、とっても幸せだからです。好きな仕事を見つけ、愛する家族と過ごす。そんなシンプルな幸せが、今、自分にはあることに感謝しての号泣してしまいましたっけ。
■チケット入手方法
●劇団四季
オンラインチケット予約ができます。席の指定もできるので、おすすめです。
●
チケットぴあ
オンラインチケット予約ができます。
■劇場アクセス
山手線五反田駅徒歩8分/山手線大崎駅東口徒歩8分
東京都品川区東五反田2-18-1
→専用劇場キャッツシアターの地図
大崎駅と五反田駅のちょうど中間あたりにあります。
どちらからも同じくらいの時間です。
■関連グッズ
劇団四季のCDは2種類出ています。我が家は、観劇後すぐに、劇団四季ミュージカル 「CATS」オリジナル・キャストのほうを購入しました。そのほかに、CATS ロングラン・キャストも出ています。
違いは、オリジナルキャストではグリザベラが久野綾希子さん。ロングランキャストでは志村幸美さん。ロングランキャスト版のほうが収録時間も長いだけあって、より実際の劇と近いようです。

我が家が買ったのはこちら

どちらかというと評判がいいのはこちら
それでは、次回もお楽しみに♪
●子供とミュージカルを!その1 導入編
子供づれのミュージカル観劇の注意など、基本的なことをまとめてありますので、お読みください。
2007年04月18日
子供とミュージカルを!その1 楽しむポイント編
投稿者 村山らむね
子供と演劇を楽しむというのは、なかなか敷居が高いです。演劇は基本的に静けさの中で見るものだし、子供向けと大人向け、しっかり区分けがあり、大人も子供も同じものを楽しむということはなかなか難しいこと。
でもミュージカルは、それが良質であればあるほど、大人と子供が同じ空間で楽しむことができるのです。つまり、大人も思いっきり楽しめるし、もちろん子供にとっても素晴らしい音楽と演劇と踊りに触れることのできる芸術の時間です。
今年は、ミュージカルの当たり年!
20周年を迎える「レ・ミゼラブル」をはじめ、ウィーン版「エリザベート」の来日公演、2年ぶりの宝塚版「エリザベート」、そしてロングランを続ける劇団四季「ライオンキング」「キャッツ」、久々の上演の「ユタと不思議な仲間たち」。
子供に見せたい素晴らしいミュージカルが目白押しです!映画を見るよりも高いけれど、心に残るミュージカルは何度も心で反芻できる、素晴らしい贈り物。

そんな子供と大人が一緒に楽しめるミュージカルを子供と見るときのポイントとともにを、ご紹介していきたいと思います。
まずは、総論編。全ミュージカルを通じた、お楽しみポイントです。
1●初めて子供を連れて行くなら劇団四季がおすすめ!
子供と一緒に大人向けのミュージカルを楽しめるようになったことの大きな功績として劇団四季のファミリーへのさまざまな工夫が挙げられます。
劇団四季は早くから子供向けミュージカルをたくさん上演しているのですが、それとは別にライオンキングやキャッツなど、大人がデートで見ても、ファミリーで見ても楽しめるミュージカルを上演しています。そしてほとんどの作品での3つの工夫がうれしいのです。
・親子観劇室
外からも見えるので、授乳室とは分けて考えましょう。
部屋の中の音は、外に漏れないので、子供が泣いたり落ち着かないときは、係りの人に言って、入れてもらうのがいいでしょう。場合によりますが、劇中でも入れてくれることがあります。
中は部屋の中のスピーカーで音を聞けます。わりと真ん中にあることが多いので、結構見やすいかも。
・クッション
ロビーにカウンターがあり、受け付けのお姉さんが、各子供の身長にあわせてクッションを渡してくれます。背の低い小さな子にはかさの高いクッション。大きい子供には、薄目のクッション。様々なサイズがあるので、前の人がじゃまで見られない、わからないから落ち着かない、周りの人にも迷惑になるという、悪循環を避けることができるのです。
・トイレがたくさん
幕間のトイレの行列ほど苦痛なものはありませんが、劇団四季の専用劇場はほとんど、驚くほどたくさんのトイレを設置しています。ですから、ロビーに行列があふれていても、回転はかなり速く、あまり待つことはありません。上演前、幕間、親も一緒に必ずトイレに行きましょう。
2●共通観劇ポイント
●●事前準備
・「シーッ」と言ったら、静かになるようになったら、ミュージカル適齢期です。
・座席は、通路側をとっておくと万一の場合、安心です。客席降りといって、出演者が通路を歩くミュージカルも多いので、思わぬ楽しみもいっぱいです。
・子供ほど集中力の問題で、できるだけいい席をとるのが、のぞましいです。せっかくの機会。ケチらずワンランク上の座席をとってみてください。
●●チケットの取り方
・チケットの取り方は大きく分けて4つあります。
(1)公式サイト
劇団四季などは、座席まで指定できるので、おすすめです。
有料の四季の会に入っていれば、先行予約も可能ですので、人気のミュージカルをいち早くゲット可能。
■劇団四季
クレジットカードを利用したリアルタイム予約が可能です。
■東宝
クレジットカードを利用したリアルタイム予約は、今のところ不可能です。
ナビザーブというシステムがあり、登録すると先行抽選予約が可能です。
テレザーブという電話でのチケット購入も可能です。
■宝塚
クレジットカードを利用したリアルタイム予約は、今のところ不可能です。
窓口と、プレイガイドからの購入が可能です。
(2)チケットぴあ、e+(イープラス)などプレイガイド系
他のエンターティンメントもあわせて楽しみたい人は、チケットサイトに登録して、メルマガなどのニュースを得ると、思わぬお得な情報を入手できます。
ほとんどは、クレジットカードを利用したリアルタイム予約が可能です。
■
チケットぴあ ミュージカルコーナー
■e+(イープラス) ミュージカルコーナー
(3)ヤフーオークションなどオークションサイト
すぐに売切れてしまうような人気のチケットも、正式に買うよりは高くなってしまいますが、購入可能です。また、思わぬ値引きチケットに出会うことも。一応、購入前に、相場感を調べるためにもチェックするといいでしょう。私はよくここで購入しますが、人気チケットであっても、正価の1.5倍と自分で価格のキャップを決めないと、たいへんなことになります。2週間前くらい先のものを購入するのが一番無難。それよりも至近になると、やりとりなどで焦ることがあります。
■
ヤフーオークション 興行チケット
(4)当日券狙い
これはお勧めしませんが、子供の場合、せっかく前から予定していても風邪を引いたりしてしまうこともあるので、駄目もとで並んでみるというのも、アリかもしれませんが。。。劇場や公演ごとに、当日券の発売の仕方は違いますので、よく確認して行って下さい。
●●劇場に着いたら
・劇場でも楽しめる工夫がたくさんあります。開演の30分前くらいについていると余裕を持って楽しめます。
・とにかく着いてほっとしたらトイレ。
●●観劇中
・子供が落ち着かなくなったときのために、音ががさがさしない包み紙の飴を用意しておき、口を塞ぎましょう。いえいえ、気をまぎらわせましょう。
・トイレは、子供はもちろん必ず。大人も必ず、上演前・幕間と、行っておきましょう。
どうしても劇中に行かざるをえないときは、かがんで移動してすばやく行きましょう。幕間に周囲に謝るのを忘れずに。
・できれば事前に実況CDなどを入手して、曲や劇の流れを予習しておきましょう。「あっ、知っている曲だ!」というのは、子供にとっては飽きない工夫のひとつになります。
・座席では飲食禁止が普通ですが、ロビーでは軽食が買えたり、持ち込んだものを食べることが可能な劇場が多いので、子供が小腹を満たせるようなおにぎりやサンドイッチなどを持っていく方がいいでしょう。ペットボトルの水もあった方が無難。こぼすことを考えて、水が一番だと思います。
・観劇後食事をする場所に困る劇場もたくさんあります(キャッツシアターや四季劇場 春など)ので、事前に調べておくと便利です。
●●観劇のあとに
・そして、もし事前に実況CDを購入しなくても、観劇後にはできればやっぱり実況CDを買いましょう。長いドライブのときにかけると、観劇の思い出がまざまざと再現されて、1回で何度も観劇の楽しさが味わえるでしょう。そうたびたび家族でミュージカルにいけるわけではありません。1回の楽しさを、長く味わうために、実況CDは強い武器になります。
・同じようにできればパンフレットを購入し、メンバー表を貼っておきましょう。特に劇団四季の場合、ロングラン公演で、出演者はめまぐるしく変わります。当日の出演者を書いた紙が配られていますので、それをパンフレットに貼っておけば、あとから、楽しめます。小さな役をやっていたあの人が、3年後は、別のミュージカルの主役に、なんていう楽しみも。
さあ、なんだか行きたくなってきましたか?
次回からは、もう、絶対のお勧めの作品を紹介していきたいと思います。お楽しみに~♪
2007年03月28日
キッズ・プログラム“ヴァイオリンを弾こう!”
投稿者 WMS情報局
丸の内で来る5月2日から開催される「熱狂の日」。クラシック音楽の祭典です。
午前中のプログラムは0歳児からOKだったり、夕方までのプログラムは3歳児までOKだったりと、小さな子供がいるためになかなかクラシックをゆっくり聴く機会に恵まれなかった人も、音楽を楽しめる工夫が満載のフェスティバル(プログラムによって、違うのでよく確認してください)
さて、子供向けワークショップも毎回好評だそうなんですが、去年大人気だったのが、このキッズ・プログラム“ヴァイオリンを弾こう!”
特に初心者向けの、無料のプログラムです。(期間中のチケットを購入していることが条件です)
すでに往復はがきでの申し込みは始まっています。
また、協賛の企画としてパレスホテル 親子ヴァイオリン体験教室(有料)というのもあります。
すでに電話での申し込みは始まっているようです。
ヴァイオリンとなると、ピアノのように、ちょっと試してみるという機会がなかなかありませんよね。ぜひこういう機会を利用して、お子さんに体験の機会を与えてみてください。末は、アルゲリッチか、五嶋龍か!
●
チケットぴあ特設ページ
2007年03月26日
「得チケ」利用で母娘デート(バレエ 白鳥の湖)
投稿者 fellow
少し前のことですが、レニングラード国立バレエの「白鳥の湖」を娘二人と一緒に見てきました。
我が家は娘たちが高校生と大学生と大きいので、情操教育の一環として連れて行くというよりは娘たちとデートという感じです。
普通は母娘でお出かけというとショッピングなどが多いのかもしれませんが、うちの場合は、映画、舞台、コンサート、美術館、プラスどこか美味しいところで食事というパターンになります。洋服やアクセサリーを買ってあげることはあまりありません(おしゃれ関係は自分のバイト料で買わせます)。
さて戻りますが、白鳥の湖といえばバレエの古典ですが、できれば今も昔も愛されているクラシカルなものは一度は見ておくことをお勧めします。やはり長く親しまれているだけあって、万人を引き込むパワーがあります。
実は私もレコード(まだCDはなかった)で子供のころからさんざん聞いていたので見た気になっていたけれど、実際生で見るのははじめてでした。
白鳥の湖ってストーリーをしっかり知っている人は案外少ないかもしれません。
あらすじはこちら
舞台は3幕ありますが、実は湖の有名なシーンの1、3幕より華麗な技を見られるのは中間の2幕だということを知りました。
主役のオデットは基本的に繊細に優雅に踊るけれど大技はあまりありません、2幕の悪役の黒鳥オディールのほうが圧倒的に技は多く、ブラックスワンの32回転を心待ちにする人は多いようです。
通常オデットとオディールは一人二役だそうです。
観客を飽きさせないようなかなかうまく構成されている舞台でした。
それにしても考えてみるとバレエってお得です!生のオーケストラが聴けて、演劇としての要素もたのしめて、スポーツとしての技も楽しめる、まさに総合芸術ですね。
できるだけこういう舞台は自分も見たいし娘たちにも体験させたいと思います。
でもでも、やはり大人3人分となるとなかなかお財布が痛いのです。バレエは1万円前後のものが多いですから。。。
そこで今回は「得チケ」を利用しました。
「得チケ」とは、イープラス会員のお得なチケットサービスで、公演間近なものの残席をディスカウントで売るサービスです。無料の会員登録をすれば「得チケ」情報のメルマガが届きます。
席は2階の奥でしたが、全体を俯瞰するにはよいし、音響のバランスも良いので5~6千円ならすごく良いと思いました。これくらいだったら2~3ヶ月に1度くらいは行けるかな?
そういうものが好きそうな子であれば幼稚園や小学生くらいでもどんどん見に連れて行くとよいと思います。確実に本人の中に強い印象として残りますし、大きくなったとき「あの舞台覚えている?」など話をするのも楽しいものです。
2007年03月01日
熱狂の日 ラ・フォル・ジュルネ ジャポン 3月17日よりチケット発売
投稿者 WMS情報局
すっかりゴールデンウィークの丸の内の風物詩ともなった、「熱狂の日」(ラ・フォル・ジュルネ ジャポン)。クラシックのコンサートのお祭りです。今年の日程は
東京国際フォーラム(全館):2007年5月2日(水)~5月6日(日)
丸の内・周辺エリア:2007年4月29日(日)~5月6日(日)
我が家はゴールデンウィークは毎年家族でキャンプに行くので、このコンサートには縁遠いのですが、今年はなんとかプログラムのひとつでも聞いてみたいなと思っています。(のだめカンタービレの影響?)134とか聞きに行きたいな。
第三回を迎える今年も、すでにプログラムが発表になっています。最初の年のテーマが「ベートーベン」、去年は「モーツアルト」、そして今年は「民族のハーモニー」。
公式サイトの「熱狂の日」の楽しみ方というページを見ると「のだめカンタービレ」の原作に出てきた曲が聴きたい!という人はコレなんていうコーナーもあって、わたしのようなミーハーな人間におすすめのプログラムも紹介してくれています。
なんといっても、ワーキングマザーとして見逃せないのは「0歳からのコンサート」。いろいろ賛否両論はあるようですが、赤ちゃんと一緒にクラシックのコンサートを聴けるチャンスなんてなかなかありません。5月3日から6日までの4日間、ホールAでの午前中のプログラムがこの0歳からのコンサートに当てられています。ぜひご家族でどうぞ。
それから夕方までのプログラムは、3歳まで入場可能です。(プログラムによって差異が多少ありますので、よく確かめてください)
■熱狂の日 ラ・フォル・ジュルネ ジャポン 公式サイト
●チケット予約について
●
チケットぴあ特設ページ
チケットぴあ会員向けに先行予約があります。
2007年01月27日
相撲を見に行こう
投稿者 fellow
ちょうど一年ぐらい前に、相撲のエントリーを書いた時、予想以上の反響をいただいたのに力を得て、今度は「相撲を見に行きましょう!」のお話です。
なんでもそうだと思いますが、やっぱりテレビと生は全然違います。お相撲さんの身体の大きさ、肌の美しさには、ほんとうに目を見張らされます。「普通の世界」に生きている人たちではないのだなあと・・・。まるで「異世界」ということでいえば、行司さんだってそうですし、呼び出しさんの朗々とした声も、お弁当を運んでくれるお茶屋の出方さんのたたずまい、始まりと終わりに打ち出される太鼓の音なども、相撲見物の楽しみ。歌舞伎や落語など、「和」のエンターテイメントが好きな人なら、そこに身をおくだけでも、絶対におもしろいと思います。
子連れで相撲って、どうなの?という心配もあると思いますが、歌舞伎や落語に比べれば、ずーっと敷居は低いです。
というのは、基本的に、自分の席から出入り自由なので、子どもが飽きてきたな~という時には、ちょっと連れ出して、売店をのぞいたり、軽食スタンドでおやつを食べさせたり(番付が下の方のお相撲さんが、コーヒーなど買いに来るのに遭遇することも!)、遠い席だったら、まだ空いている前の方まで行って見せたりすることもできるからです。なつかしの名取り組みを放送している大型モニターもあるので、タイムスリップしてみるのもいいですね。
売店といえば、お土産も、相撲見物ならでは!というグッズがたくさんあります。力士の錦絵絵はがきとか、千社札シール、大相撲トランプ(載っている力士がちょっと前ですが)、びんづけ油なんていうのも。力士の形をしたチョコレートが大小ずらりと箱詰めされている「人形チョコレート」は笑えます。
そうそう、場所中は、ちゃんこ茶屋もオープンしていて、日替わりで、味噌味、塩味などのちゃんこ(1杯200円)を食べさせてくれます。行列するほどの人気なので、スタート時間と場所を確認したら、早めに行くのがおすすめ。でも、取り組みと重なるので、相撲を取るか、ちゃんこを取るか、悩むところ・・・。
ちなみに、チケットの買い方などの詳しい説明は、日本相撲協会のサイトにあります。以前は、特別なつてがないと手に入らなかったようですが、今はぴあやネットでも買えるので、席に空きさえあれば、いつでも相撲見物をすることができます。赤ちゃん連れでなければ、椅子席が手頃でしょう。お値段も安いですし、身体もラク(桟敷って、意外とせせこましくて、膝が疲れるんです)、土俵までの距離も、意外と近いんですよ。国技館では、軽食スタンドや食堂は2Fにあるので、ちょっとぶらぶらするのにも椅子席は手軽です。
お茶屋さんを頼まないと、お弁当などの飲食物は自分で調達しないといけません。でも、売店には、人気力士の名前をつけたお弁当が揃っているので大丈夫。「朝青龍弁当」には羊肉が入っていたり、「高見盛弁当」には、りんご農園が実家という経歴のため、姫りんごの甘煮が添えられているなど、それぞれ工夫が凝らされているので、ご贔屓の力士のお弁当を探してみるのも一興です。また、国技館には、ちゃんこなどのメニューが揃う食堂もありますので、そちらで一休みするのもいいですね。
開門はなんと8時半!その気になれば、18時の終了時まで、一日いられるわけです。9時頃から、入門したての力士の卵たちの取り組みが始まりますが、まだ髷も結えない(髪が十分に伸びていないため)初々しい若者たちの相撲は、それはそれでいいものです。テレビ観戦だと、幕内力士の相撲っぷりに、「弱いねえ」などと言ってしまいがちですが、彼らはみんな、こうやって下の方の番付からキャリアを始めて、ここまで上り詰めることのできたエリートなのだなあと、ついしみじみしたり。
「関取」と呼ばれる、お給料をちゃんともらえるお相撲さんが登場するのは十両からで、化粧まわし(最低でも200万円以上!)をつけた姿が見られる土俵入りも十両、幕内だけ。十両土俵入りは14時30分頃で、この辺りから、場内も一気に華やかさを増してきます。幕内土俵入りは15時50分頃で、できれば、この頃までには席についていたいですね。ぜひご贔屓力士に大きな声援を送りましょう。
館内ではラジオ放送が聞けるので、小型ラジオをひとつ持って行くと、「今の取り組みの解説を聞きたい!」という時に便利です。館内FM(どすこいFM)も放送されていて、NHKとはまた違う雰囲気。ラジオがない場合には、保証金2千円(後で返金されます)を払って、借りることもできます。
この前終わった初場所、5月の夏場所、9月の秋場所は両国国技館、3月の春場所は大阪府立体育館、7月の名古屋場所は愛知県体育館、11月場所は福岡国際センターで行われます。特に、春場所の大阪府立体育館は、花道を引き揚げてきた力士を間近で見られる(あわよくば、背中に触ったりできる)ので、観戦の楽しみもひとしお。北桜(35才とおじさんなのに、がんばっています!)という十両力士は、ファンとハイタッチまでしてくれるサービス精神を発揮しているんですよ。
朝青龍の優勝ばかりが続き、「つまらない」と言われて久しい大相撲界ですが、実は、客足は少しずつ戻ってきています。この前の初場所なんて、休日は満員御礼、平日もかなりお客さんが入っていました。朝青龍の強さにはまだ及ばないものの、イキの良い若手が育ってきて、彼らの熱のこもった相撲に惹かれ始めた人が多いのではないかと思います。これで、一度綱取りに失敗した大関・白鵬が完全復活して横綱になったりしたら、もっと相撲もおもしろくなるし、お客さんも増えることでしょう。これ以上席が取りにくくなる前に、一度足を運ぶことをおすすめします!
2007年01月26日
大英博物館 ミイラと古代エジプト展 いよいよ2月18日まで
投稿者 村山らむね
去年の10月から開催されていた、国立科学博物館での大英博物館 ミイラと古代エジプト展がとうとう2月17日までとなりました。
まだ行っていない方は、ぜひぜひ行ってみてください。まず3D映像をみるために、少々並びますが、先週の日曜日に行ったときには、15分くらい並んだだけでシアターに入れました。当日券でOKです。

通常のエジプト展と違って、ミイラにこめた思い、それぞれの副葬品が、どの位置に埋葬され、どのような意味をもっているのかということに焦点を当てた展示になっているので、それほど展示の量はないのですが、エジプトを理解するという意味ではたいへん有意義な展示になっています。
そして、エジプトがわかる、というだけでなく、人間がわかるという、感想をもって会場をあとにしました。
いよいよ2月18日 日曜日まで
■国立科学博物館 大英博物館 ミイラと古代エジプト展
3月17日から6月17日まで
■神戸市立博物館 大英博物館 ミイラと古代エジプト展
■大英博物館 ミイラと古代エジプト展 公式ブログ
会場で売っている、子供向けのリーフレットがとってもおもしろくて、おすすめです。ヒエログラフで手紙を書きあうのが、現在我が家で流行中。
※日時が間違っておりましたので、訂正しました。(2/6)
2007年01月18日
DSで百人一首
投稿者 湯河原こむぎ

夫から「ほれ」と渡されたDSのソフト。
「タッチで楽しむ百人一首 DS時雨殿」。えー、百人一首~?なぜ、今~?と思ったのですが、始めてみたらはまっちゃって、お正月休みの間に百首覚えちゃいました!
「最近、百人一首覚えてるんだ~!」と何気なく会社のロッカーで友達に話したら、そこにいたほぼ全員が「小学生の時(とか、中学とか、高校とか)、覚えさせられたよね~!」と懐かしそうに言いました。でも、私は、今までに学校で百人一首を覚えさせられた事がなく、短大は国文科でしたが、「百人一首を覚える」という授業や課題もありませんでした。もちろん、百人一首を自分がやった事もありませんでした。
ゲームを始めてみると、短大の時に授業でならった歌がたくさん出て来て「あー、これかあ。」と懐かしく思い出しました。このゲームはランダムにDSが5首ずつ選んで、それを覚えて行くというスタイルで進みます。そういえば、娘がやっとひらがなを覚えたばかりの頃、「ぐりとぐらかるた」を買って、まずは「あいうえお」だけ5枚でやって、全部取れるようになったら、今度は「かきくけこ」だけでやって・・・という風に覚えさせていました。5枚くらいずつが集中できて、ちょうどいい分量ですね。

まずは、これが最初の画面です。「かるた五番勝負」は、DSの上の画面に「清少納言」とか「蝉丸」とか「紫式部」のムービーが(ほんとうの人間)、下の画面には下の句の札が出て来て対戦をするスタイルです。「初級」「中級」「上級」が選べます。私の場合は、まったく歌を知らないので「かるたを極める」というところをタッチします。

すると次はこの画面になります。このマスは100個あって、最初は全部グレー。一首覚えるごとにグリーンに変わります。お花は、とても早くとれた時につきます(早く取れるとギャラリーが『ををををっっっっ!』と言ってくれるのでちょっとうれしい♪)。「稽古」にタッチすると、これから覚える歌をDS君がランダムに選んでくれます。そして稽古。

まずは語呂合わせで覚えます。上の句が「このたびはぬさもとりあへずたむけやま」で、下の句が「もみぢのにしきかみのまにまに」だと「この・もみじ」と覚える。「この・もみじ」の文字とこの絵で覚えます。視覚で覚えるので、子どもでもなじみやすく、覚えやすいと思います。中には、どうしてもうまい語呂がないものもあり(しかたないですよね、100首もあるんだから)、かなり強引なこじつけみたいになっている句もあります。やはり、その句は覚えにくいです・・・。

そしたら「読札へ」をタッチすると、読み札が上画面に出ます。そして、上左に読み方がひらがなで出ます。
次に「歌意へ」をタッチすると、歌の意味が出ます。そしたら「覚えた」にタッチ。これで「語呂」終了。その後「反復」練習。それが出来たら「手合」で清少納言とかるた対決をします。全部取れたら合格。次の5首に進みます。
今のところ、私は「語呂」で覚えているので、まだ歌を全部は覚えていない状態。でも、上の句を聞いて、すぐに下の句がわかるようになったのでかるた対決では勝てるようになりました。
少しずつ覚えて来ると、「早く取りたい」というのもあるけど、歌も全部覚えて、意味も理解したくなって来るので(単純)、こんなページを探してプリントアウトして、覚えた歌に○印をしたりしていました。

挙句の果てに、この本まで買っちゃって、暇があれば歌を覚えています。本屋さんで、百人一首の本をいろいろ探してみたら、やけに詳しすぎる本もたくさんありました。私は「歌を覚えたい」というのが目的なので、文字が大きくてシンプル、10首ずつページの地色が違うので、視覚的に覚えやすいこの本を選びました。左ページに大きく上の句、ページをめくると下の句と歌意、難しい言葉の解説などが簡潔に出ています。
この本の最初の30ページには、ある小学校で「百人一首を覚える」という試みを始めたところ、あるクラスでは全員が100首を覚えた。すると、そのクラスは、次年度の学力テストの国語の平均点が県の平均よりも10点近くもよかった。百人一首を覚えることによって脳の記憶回路が開く・・・と言う事が書かれていました。さっそく、5年生の娘にすすめてみると、最初は「遠慮しとく。」と興味も示さなかったのですが、特に「語呂」のおもしろい歌の画面を見せると、顔がぱっと変わり「おかあさん、これ意外とおもしろーい!」と言いながら、少しずつ覚え始めました。
いやー、かなり楽しい、百人一首!会社で「百人一首すごく好きだった~!たぶん、今でも全部覚えてるよ!」と仲よしの友達が言ってたので、仕事で彼女のそばを通る時に「鵲(かささぎ)の 渡せる橋に 置く霜の」と上の句を耳打ちします。すると、次にすれ違った時「白きを見れば、夜ぞふけにける」と下の句を彼女が言います。そんな「秘密の百人一首ごっこ」も楽しい今日この頃。

今では100マス全部緑色!頑張って覚えました。
ネットでいろいろ調べていたら、去年の一月に京都・嵐山に「時雨殿」という百人一首をテーマにした観光施設が出来たんだそうです。だからこのソフトも「時雨殿」という名前なんですね。ここにも行ってみたいです。何事にもはまりやすい単純な私・・・。しかし、DSってほんとに楽しいソフトがいっぱいありますよね!私の場合「ぼけ防止」にも多分に役立っていると思います。←希望・・・。
武田りこさんのエントリー・・・
お正月には百人一首
横道みらいさんのエントリー・・・百人一首を覚えてしまった子供達
2007年01月10日
上越国際スキー場&ホテルグリーンプラザ上越でファミリー大満足
投稿者 村山らむね
お正月の3連休に上越国際スキー場に行ってきました。スイスっぽい外観が特徴的なグリーンプラザホテルに宿泊。わたしは初々しいOL時代に一度来たことがあるので、十何年ぶりです。
行ってみて、実感。
楽(ラク)。
●新幹線と駅からのバスで、楽(ラク)
もう車で何時間もかけていくスキーは無理ですね。新幹線とバスで2時間半。これはラクです。うちは事前に荷物は送らなかったのですが、それでもラクでした。バスは、越後湯沢駅そばの駐車場から出るのでわかりやすいし、バスは新幹線に合わせて待っていてくれることが多いので、寒さの中ふるえて待つことも最小限ですむようです。トイレは越後湯沢駅にしかないので、済ませておきましょう♪
バスは30分くらいでつきます。
●ゲレンデが目の前だから楽(ラク)
ホテルの部屋から5分でゲレンデに。レンタルスキーのカウンターがゲレンデの目の前にあるので、借りてすぐにゲレンデに。小さい子供がいるうちは、目の前ゲレンデが鉄則かも。
●子供のスキースクールが完備だから楽(ラク)
4歳から参加可能なスクールが完備。もちろん予約が必要ですが、2時間完全に親は解放されます!はっきりいってスクール効果は絶大。スキーが苦手だった娘も、これですっかり積極的に。見違えちゃいます。少々嫌がっても、ぶち込みましょう。いえいえ、入ってもらいましょう。
●パックだと食事もついているから楽(ラク)
ビュッフェ形式の夕食がついているパックを選べば、食事も楽です。繁忙期は込み合いますが事前の予約はできません。大人数で行くときはレストランに名前と人数を書いて、マネージャーに予想時間を聞いて、部屋で待機。予想時間よりも早めにみんなでレストランへ行きましょう。
4つあるバイキングレストランのうち、人気は、エーデルワイスや和食の雪路。私は、エーデルワイスが好きだったかな。子供はどちらにしても喜びます。
●部屋はメゾネットが楽(ラク)
子供も含めた複数家族で行く場合、メゾネットタイプを選ぶとラクです。ただし、子供はベッドで寝たがることを忘れずに人数配分してください。
●ママはエステが、楽(ラク)
初日、生理になってしまってスキーをパスした私は、なんとエステ三昧。意外とこれがよくて、マッサージだけと思ったのですが、インド流ヘッドエステも追加してしまいました。それほど値段も高くなくて、本格的で、かなりグッドでした!温泉も、本館とコネクション館2つあるので、混雑を避ければゆっくりできます。わたしは、ジャグジーのある本館の大浴場のほうが好きでした。
●帰りは越後湯沢駅で調達する駅弁が楽(ラク)
越後湯沢駅は屋台や駅弁を売るコーナーがたいへん充実。我が家も夕食用の駅弁を調達して、家で思い出にひたりながら食べました。
●ゲレンデの状態は
今回は雪が少なかったのでベストコンディションとはいえませんでしたし、ボーダーが多くて少々危険ではありました。でもゲレンデにボーダーが多いのは、もういたしかたないですね。うちの娘もボーダーと激突して、目の上を切り、かつほっぺたが内出血。小さいうちは、ヘルメットの着用をおすすめします。
というわけで、2泊3日で3家族。一家族あたり12万円くらい(昼食代やレンタルスキーは含まず)と、決して安くはありませんが、まあ、満足な旅行でした。
■上越国際スキー場
⇒えきねっと(JR東日本)で予約
パック商品がたくさん出ています。
⇒楽天トラベルで予約
楽天トラベルだと新幹線は別途予約になります。
2007年01月05日
ゲーム音痴の我が家がとうとうWiiを買った!
投稿者 村山らむね
TVゲーム嫌いで、絶対に今世紀中はゲームなんて買わないと思っていた私。なんとWiiが欲しくなり、「Wii欲しいな~」とつぶやいていたら、旦那が1月1日初売りのサクラヤに並んで買ってきてくれました。

任天堂恐るべし。だって、我が家にゲームを買わせるってすごいことですよ。
そして、結論。異常に、たのしー♪
何が楽しいって、みんなで遊べる!
子供や私たち親はもちろん、73歳のじいさんまで、思いっきりエンジョイ。私の母(70歳)なんて、Wiiスポーツのボーリングで、かなりのハイスコアを出して、息を切らして「ゲームって楽しいのね!」ですって。
もちろん私も、熱中です。
●ソフトは2本購入
「Wiiスポーツ」と、「はじめてのWii」

「はじめてのWii」では釣りゲームがおもしろい。本当の釣りのように、魚が食いつくとリモコンがブルッとくるのです。
「Wiiスポーツ」は、5種類のスポーツと、トレーニングと体力測定が楽しめます。
これはほんとおもしろい!
本当のゲームのような醍醐味があるし、かなり体力を使います。いちばん密かに気に入っているのが、かなりはあはあ言いますが、「ボクシング」。これおもしろい。
一番難しいのは、ベースボール。三振ばかりで、ストレスがたまります。
旦那のお父さんは、ゴルフに夢中でした。かなりこだわって、起伏を読んだり、クラブを変えたり。
体力測定では、旦那が77歳。わたしは59歳。18歳年下の妻です(うふ)
今までテレビゲームというものをまったく知らなかったからかもしれませんが、何をやっても新鮮!みんなでわいわいやるのが、本当におもしろい。
DSを買い与えるというのは、視力がとみに落ちている娘の場合、どうしても避けたかったので、Wiiで今のところいいかなと思っています。ちょっと反射神経に劣るところがあるので、ほんの少しでも鍛えられたらいいなと、思ったりして。
そして何よりも、わたしの運動不足を解消する意味でも、とても役に立ちそうです。すごく本物のテニスやボーリングをやりたくなった!
●付属購入品は
よほど広い家でなければ、リモコンは2つあれば十分。というか、それくらでないと危険です。リモコンとヌンチャクを1つずつ買い足すといいと思います。
●入荷情報
まだまだ簡単に買える状況ではないでしょうが、横浜のセンター南(小梅さん訂正ありがとう)のトイザラスではたくさん売っていました(1月1日)
楽天やYahoo!ショッピングではまだまだプレミアがついた状態で売っていますが確実に下がってきています。希望小売価格は、25000円です。
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在庫が全然なかったWii Sportsもかなり余裕が出てきました。
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まずは、定価で買えるお近くの電器店を探して見てください。土日の開店時が狙い目です。
2006年12月04日
Wii(ウィー)狂想曲
投稿者 fellow
12月に入ってクリスマスツリーを出したら、なんだか年末が目の前に迫ってきたような気がしてきた。そして子供が三人もいる我が家にはかなりの出費を覚悟しないといけない「クリスマス」がやってくるのだ。
5歳児はまだかわいい。サンタクロースを信じていて、「イブにはね、ホットミルクと、僕が焼いたクッキーを置いておくの」なんて言っちゃったり、欲しいものをカードに書いてツリーに隠したり、家族みんなで末っ子を見て癒されてます。
ですが、中2中1の長男長女はげんきんなもので、ここぞとばかり結託し「Wiiが欲しい。ちょっと早めに欲しい。クリスマスとお年玉とお小遣い兼ねてでいいから!」と迫ってきていた。こうなるとかわいくない。ファンタジーもない。買う気も失せて「ダメダメ」と言っていた。発売当日も、Wii狙いの行列に、並ぶ気力もおきなかった。
しかしこのWii人気と品不足が、私に火をつけた。またWiiを調べ、今までと違うモーションコントローラーに、興味を持ってしまった。さらに息子が執念で、近所のひなびたおもちゃ屋で売れ残っていたWiiを発見。根負けしてついにWiiをゲット。クリスマスと正月とお小遣い全部あわせてだぞっ!

もちろん子供たちは大喜びである。兄をリーダーに、妹と弟が仲良くリモコン振り回して遊ぶ。パーソナルなゲーム機のはずなのに、Wiiはみんなでできるのが楽しいね。けんかの多い長男長女も、なんだか楽しく遊んでる。振り回すリモコンが、二部形式になっているので、片側お兄ちゃん、片側弟なんて遊び方もできる。これが現代の家族団らんなのかもなぁと思いながら、私も参加。釣りしたり、パチンコでまと当てしたり、振り回す操作が楽しい。
Wiiが来た日。笑いが耐えない我が家。ま、来年の今頃は受験でひーひーいってるはずだし、今のうちかな。それにしても、もー、クリスマスはプレゼントなしだからねー!信じてる末っ子以外は.....。
2006年11月29日
キッザニア東京、予約は難関、入れば興奮!
投稿者 村山らむね

話題のキッザニア、行って来ました。結論。すっごくおもしろい。子供たちは夢中の5時間を過ごしたし、何よりも、大人にとっての最高のテーマパークでした。というのも、親にとって、自分の子供が夢中で何かをしているところを見る以上に、美しく心がとろける瞬間はないでしょう。その意味で、大人が本当にハッピーな空間でした。
■予約はとにかく、早めに
現在、予約はたいへん混んでいます。週末は2007年4月までいっぱい。平日も2006年の12月と2007年の4月に少々空きがあるくらい。2007年の1月、2月、3月は、どこも予約できません。すさまじい人気ですね。
我が家は、2ヶ月前に学校の創立記念日を予約。子供二人、大人二人で行って来ました。
クレジットカードで予約すると、折り返し予約番号が書かれたメールが来ます。そのメールをプリントアウトして持参します。メールを紛失したら、早めに、問い合わせしましょう。
※ 当日券も扱っているようです。(詳細はサイト上にも見つかりませんでした)
■子供2400円、大人1600円は、かなり安いと思う
料金表をみると、
平日は、2歳から3歳までが1200円、4歳から12歳までが2400円、大人が1600円
休日は、2歳から3歳までが1500円、4歳から12歳までが3000円、大人が2000円
平日、親子2組で8000円。一家族4000円。
作った作品はもらえたり、食べられるし、その上、働いた報酬(キッゾ)ももらえる。三井住友銀行のマークのついたお財布ももらえる。はっきりいって、かなりお得。日本有数の企業群のスポンサーシップのおかげでしょう。
■午後4時からの午後の部は何時に行けばいいの?
3時半に行くともうすでに入り口前に行列が。とはいえ、プログラムの開始は4時からだし、それ以前は各パビリオンには並べないので、入ったらすぐ人気プログラムのそばで、それとなくうろうろしていましょう。
■所要時間は、ひとつの体験で15分から長いものでも1時間
並ぶのもあわせると、大体1つの体験をするのに、1時間かかります。うちの娘たちは
・商店街の額縁作り(ほとんど並ばず)
・ピザ作り(40分並んだ)
・ハイチュウ作り(30分並んだ)
・シール作り(これはキッゾを払っての体験)
と、5時間で4つの体験をして、プラス、デパートで買い物を楽しみました。ものすごく要領よくまわったら10個くらい体験できるかな?
小3の彼女たちは、仕事の疑似体験というよりは、いろいろ作れる縁日みたいな空間と認識したかもしれません。すごく面白かったのが、かなりキッゾがたまるまでは、徹底的にキッゾを支払う体験は避けていたこと。かなりATM(!)に貯まってから、払って体験するシール作りを楽しんでいました。
■親は何をしているの?
プログラムはそれぞれ15分から30分。長いものでも1時間。必ず、どのプログラムも、所要時間が書いてあるので、子供を並ばせておいて、親だけ食事をしたり、ほかのプログラムを見学することが可能です。
もっと親と子供は隔離されるのかとおもったら、もちろん体験する部屋には同行できませんが、窓ガラス越しに写真やビデオを撮ることは自由で、そんな親たちをみるのも楽しかったです。
親がほとんどみんな座れるように、ベンチやテーブルがふんだんにありました。目に余るような場所取りも特になく、ディズニーランド客より、格段に質のいい客層でした。
■人気プログラム
ものすごい人気プログラムというのは、なかったような気がします。並ぶのは子供だけだし、子供は待つのが嫌いなのか、うまく平均化していました。とはいえ
・ジョンソン&ジョンソン(お医者さんや、看護士さんの体験ができます)
・ANA(パイロット、キャビンアテンダントの体験)
・R1/f(ジュース作り)
・PIZZA-LA(ピザ作り)
は、かなりの列ができていました。
またモデルショーに出演できるタカラにも、その受付時間には行列ができていました。
各プログラムの時間帯は、毎日変わるようなので、一回りしてチェックするのがいいでしょう。
■食事は?
おおむね安いです。体験でもらってきた焼きたてのピザは、本当においしかった!親が一番幸せでした。
あとは、R1/fのお惣菜がもっともメニュー豊富でおいしそうでした。が、「たくさんあるなぁ」とのんびりしていたら、7時半くらいにはほとんど売り切れ。カレーしかありませんでした。でも790円でとっても美味。ららぽーと内で調達したものを持ち込んでいる人も、見かけましたし、わりとそのあたりは鷹揚。
4時からだと、おなかがすくので、上手に栄養補給してください。子供も親も。私たち親は子供が体験しているすきに、そっとカレーを食べてしまったのですが、子供たちはピザ以外は口にすることなく、結局、帰路の有楽町駅のコンビニで買ったおにぎりを、上野始発の列車の中で食べるという悲しい目に合いました。(あわせるな)
■子供の感想
・「また行きたい!」
・銀行にお金が貯まっていくのが、すごくうれしかった
・親がちょくちょく見に来るのがいやだった
・ピザがすごくおいしかった
・カードがたまるのがうれしかった
などなど。近くて当日券を入手できやすい環境なら、毎週でも連れて行きたいですね。
仕事って楽しいんだ
子供だけで決めるっておもしろいんだ
ってぼんやりとでも思ってもらえるとすごくうれしかったりして。
■親の感想
親としては、ついつい「お医者さん」や「キャビンアテンダント」「モデル」など、華やかな職業を体験してほしいと思うのでしたが、作るのが大好きな娘たちは、職人系の仕事体験に夢中でした。次回は、ぜひ、「サービス系」「研究系」「エンターティンメント系」にも挑戦してほしいな。(ぼそり)
■自分たちで決めること
できるだけ親は口をはさまないようにと見ていました。また、体験コーナーや、デパートなどは子供しかは入れないので、親からの干渉から離れて、それぞれいきいきと“決定”を満喫する姿を見ることができました。でも、はさみたくなる潤オ!!「なんでそんなもん、買うの?」「もう銀行に入れるのやめなよ」「次は、モデルやりな」などなど、今思うと、結構はさんだかも。無視されたけど。
■あえて辛口
「すべての仕事が成功するのは、どうなのかな?失敗体験こそ、重要なのに」って、少々ですが、思いました。でも、それはテーマパークの仕事ではないでしょうね。
■キッザニア東京
●住所:東京都江東区豊洲2-4-9 アーバンドック ららぽーと豊洲
●電車でのアクセス:東京メトロ有楽町線・ゆりかもめ「豊洲」駅より徒歩3分
●車でのアクセス:首都高速枝川ランプより 約1km
地図
豊洲駅からの地図
アーバンドック ららぽーと豊洲もたいへん大きくて、充実したショッピングセンターでした。
2006年11月21日
ダリ展 上野の森美術館 わたしはダリでしょう?
投稿者 村山らむね
先日、上野駅の改札での「入場制限中」との表示に、仏像展に行ってしまった、懸案の「ダリ展」。子供がお休みの埼玉県民の日に平日だから空いているだろう、と行ってきました。
「平日がおすすめ」というCMにだまされてはいけません。平日もかなり混んでいました。
日本人がダリを好きなのか、世界的にダリが好きなのか、それとも連日のCMが効いているのか、とにかく人気でしたね。平日なのに、入場制限。20分くらいで入れましたが、人気の絵の周囲は人だかりの連続でした。
かなり説明の要する絵が多いこともあり(もちろんまっさらな気持ちで見ることも重要だと思いますが)、かつプログラムの質がよいので(フジテレビのアナウンサーの掛け合いで、とてもわかりやすいプログラムになっています。秀逸です)、音声ガイドを、ぜひ借りられるといいと思います。ペアで借りると安くなるという珍しいシステムもとっているので娘とペアで借りましたが、彼女、あっちゃこっちゃ行こうとするので、別々に借りたほうがよかったかもと、後悔。(犬の散歩状態でした)
見ていて優しい気持ちになる絵ではありません。心をひっくり返されたり、おもむろに不愉快に感じたり。自分でも持っていることを忘れていた孤独のアンテナに、たまにビビっとくるんです。そこがダリの魅力かな。
あと、途中、結構エロティックな絵があるので、母としては「ここ混んでいるから、向こう行こう」と、つい弱気に。この辺の意気地のなさ。ちょっと反省です。
わが娘。帰宅の途で、「今度、へんなものを描いてみよう」「絶対に何を描いているのか、ほかの人にはわからないものを描いてみよう」と、繰り返し言っていました。いいことなのか、悪いことなのか。
芸術とは、作品とは、何かを誰かに伝えるだけではないということを、私も感じたそんなダリ展でした。
「わたしはダリでしょう?」
駄洒落じゃなく、すごく深い意味に捉えられる、そんな展覧会でした。もしかしたらダリの人生とは、「Who I am?」を自分の作品に問いかけ続けた人生なのでは?と。
ちょっと高いけど、図録(2300円)もおすすめです。
■ダリ展
上野の森美術館で
2006年9/23(土)~2007年1/4(木)
午前10時~午後6時(入館は閉館30分前まで)
会期中無休
2006年11月20日
寒い冬こそ!清水公園のフィールドアスレチック体験
投稿者 村山らむね
フィールドアスレチック。なんだか懐かしい言葉ではありませんか?
もう2週間ほど前になりますが、天気のいい日曜日に、家族で野田の清水公園のフィールドアスレチックに行ってきました。
いや、おもしろい!!
清水公園はとても広くて、無料のゾーンと、新しくできた花ファンタジアというフラワーガーデン(季節によって料金がかわり、私が行ったときは大人630円、小中学生260円)と、同じく有料のフィールドアスレチックゾーンに分かれています。
フィールドアスレチックのコースは、
1、ファミリーコース(我が家はこれに参加)
2、アドベンチャーコース(ファミリーコースより、ちょっと大変)
3、水上コース(濡れる覚悟が必要)
の3つに分かれています。
それぞれ40の関門を体験するんですが、全部やる人はたぶん少なくて、できそうなものだけやるという感じで、みんな進んでいました。
だいたい最後までやるのに1時間半くらい。小学3年生の娘は、最初は異常に嫌がって「パパとママがやるのを見ている」などと言っていたのですが、なだめすかして、1個突破したら、かなりやる気になって、最後のほうは、ママである私が、リタイア。パパと二人で、楽しんでいたようです。
リタイアしたとはいえ、私も結構楽しみました。ふだん使わない筋肉を使ったので、2,3日体中が痛かった。でも、森林の中で、ちょっと汗をかきながら、家族で遊ぶのは最高に爽快でした。
虫が苦手な人は、秋から春にかけてがもっともフィールドアスレチック日和かと思います。
関東でもフィールドアスレチック結構あるようです。特に充実してそうなのが
■千葉県 野田市清水公園
■神奈川県 つくし野 フィールドアスレチック横浜つくし野コース
■埼玉県 森林公園
■東京都 中野区 平和の森公園
●楽しみポイント
・着替えは必ずもって行きましょう。
・準備運動を絶対に忘れずに
2006年10月28日
仏像展をはじめ、この秋、上野が熱い!
投稿者 村山らむね
先週の日曜日、娘が「わたしはダリでしょう」が見たいというので、上野へ。
いつも展覧会のチケットを買う、JRの動物園口手前のカウンターで、「ダリ展、入場制限中」との表示を見て、「仏像展にしようよ。すぐに入れるよ」と、娘をそそのかす。

上野は博物館や美術館がたくさん集まっていて、本当に楽しい!何にも予定のない休日、割と上野エリアにいることの多い我が家です。
駅から、出て左側は
■上野の森美術館ではダリ展(~07/1/4まで)
⇒ この秋、一番人気のようです。わたしも娘を連れて、必ず行くつもりです。
動物園のほうへ歩くと、まず
■国立西洋美術館ではベルギー王立美術館展(~12/10)
⇒ 話題は現存する油彩画が40点ほどしかないピーテル・ブリューゲル(父)(?)の《イカロスの墜落》が日本初公開されることです。イカロス、どれー?っていうくらいちっちゃく描かれているんですよね。
割引券はこちら
動物園が見えたら右に曲がって
■国立科学博物館では大英博物館 ミイラと古代エジプト展が開催中。(~07/2/18)
⇒ これは約400席の特設3Dシアターが話題になっていて、前売り券も買えるようです。
化け物展(~11/12まで)や南方熊楠展(~11/26まで)もおもしろそう。化け物展では、人魚のミイラがすごい。すごすぎる。
そして、正面にみえるのが
■東京国立博物館の子の秋一番のイベントが、仏像展(~12/3)
⇒ 子供といくなら、窓口でチケットを買ってください。看板が出ていて、「子供同伴割引」と書かれていました。常設展がそうなのか、特別展も割り引かれるのか、よくわからなくて、家に帰って調べようと思ったけど、サイトには特に記述なし。
そして動物園のわきにあるのが
■東京都美術館ではこの秋は大エルミタージュ展(~12/24)
⇒ 300万点もの収蔵があるといわれるエルミタージュ美術館から70点のヨーロッパ絵画がきています。
まあなんて、ゴージャスな秋なのでしょう?
仏像に、エジプトにベルギーに、人魚のミイラ。すげーな、上野。
というわけで、仏像展。
これが意外とよかったのです。音声ガイドが2種類あり、私は一般版、娘は初心者版を借りました(それぞれ500円)。
とてもわかりやすくて、特に初心者版はクイズなどもあり、珍しく、娘も集中して仏像を吟味していました。足の指や、手の指のポーズ、背中の部分など、注意して見るポイントが解説されていました。
展示物は、平安・奈良が一番多く、最後に、円空と木喰という二人の作品がたくさん飾られていました。これが心を打ちました。
さすがに子供はほとんど見かけませんでしたが、若いカップルも多く、結構混み合っていて、仏像の人気を思い知らされました。
というわけで、この秋の上野はバリエーション豊かな品揃え。ぜひ休日に行ってみてはいかがでしょうか?見るのに疲れたら、無料のこども国立図書館で休むのも、いいでしょう。(本は、ちょっと少なくて拍子抜けだけど。カフェはおしゃれです)
2006年10月26日
「のだめ」に続いてこちらもチェック!
投稿者 fellow
ゆうこさんがこちらで紹介されている「のだめカンタービレ
」のドラマ化。のだめ大好きな私も期待と不安が半々の状態で放映を待っていたのだけれど、先日の2話目にして録画ミスってしまいました・・・泣。愛が足りない!?
ところでのだめの作者、二ノ宮知子さんの作品が以前にもドラマ化されていた事をご存知ですか?原作は以下の2作品です。

天才ファミリー・カンパニー

GREEN―農家のヨメになりたい
「天才ファミリー・カンパニー」は、金儲けが大好きな主人公・天才高校生勝幸が母の再婚をきっかけに波乱万丈な人生を送る、サクセスストーリー。序盤の勝幸は正直嫌な奴!なのだけれど、ストーリーが進むにつれ義理の弟となった春や父の荘介、その他の登場人物達に感化されつつ魅力が増していきます。終盤のスリリングな展開にもドキドキさせられますよー。ゼヒ大人買いして一気読み(ここが重要!)する事をおすすめします。
ドラマ化の際は「あぶない放課後」というタイトルに変更され、嵐の二宮くんが主演でした。Wikiにはドラマについての詳細はあまり掲載されていなかったけれど、今回ののだめドラマ化に関する裏事情的な記事が掲載されていました。機会があれば原作との違いをチェックしてみたいと思ってます・・・が、違いだらけって話も。
そして「GREEN」。こちらは農業命!な農家の青年・誠に一目惚れした和子(ワコ)ちゃんが無事?農家の嫁となるまでの、こちらもある意味サクセスストーリー。猪突猛進なワコちゃんに振り回されっぱなしのマコトにのだめ&千秋の面影を感じるのは私だけではないはず!実際に農家のヨメになられる&なられた方の参考になったり共感できたりするかは謎ですが(苦笑)、農村という舞台がきっちりと生かされているところは読み応えがあると思います。巻末の実録漫画?も面白いですよー。
ドラマ化は「農家のヨメになりたい」というタイトルで、主演は深田恭子。原作ではワコちゃんが一目惚れをするところから話が始まるのだけれど、ドラマでは会社を辞め農業を始めた彼氏(=マコト)を追い農村へ・・・という展開。全5回のドラマなので、ストーリーにはかなり手が加えられているのでしょうね。(と言うか、原作通りではNHKでのドラマ化は厳しいものが・・・苦笑)
今回ご紹介した、いや、二ノ宮さんが描かれる作品全てに共通するのは、登場人物がかなり個性的で濃ゆい、そしてとても魅力的なところ。ドラマ化がきっかけでのだめの原作を手に取られた方、是非今回ご紹介した2作品もチェックしてみて下さいねー!
2006年10月23日
ドイツのお菓子事情 - いろんな色や形の砂糖菓子
投稿者 fellow
6月のマオさんの記事「お菓子大好き!-HARIBOのグミにハマってます」で、コメントを書かせて頂いた際に、マオさんから、ドイツのお菓子事情について、リクエストを受けました。
今回は、ドイツのお菓子事情として、「いろんな色や形の砂糖菓子」をレポートしたいと思います。
私の娘は、昨年の10月から、ミュンヘンの日本のプリ幼稚園「ポッポの会」に通っています。ここでは、日本語や日本の行事も学べるので、親としてはありがたい教育の場です。
さて、その日本の行事の一つに、11月の七五三があり、昨年は日本から「千歳飴」を取り寄せたのですが、今年は送料がかかるという理由で、ドイツで千歳飴に似た飴を買おうということになりました。
私は、ミュンヘンの市庁舎前にある「KAUFHOF」という総合百貨店に、リサーチのため行くことになりました(KAUFHOFは日本でいうと大阪の阪急百貨店)。
ドイツのお菓子は、とにかくどぎつい色のものが多いです。黒や濃い赤や濃い紫、変な色の組み合わせ、変な形。こんな色で形のお菓子をよく食べられるなあと思ってしまいます。
上の写真の説明です。緑色のカエル、茶色のワニ、赤い帽子をかぶった青い肌の小人、緑の頭の赤いイチゴ、白と茶色のコーラ、赤と黄色とオレンジのクマ、黒いうずまきがラクリッツ。
ドイツにも日本のような駄菓子があり、子供たちがすごく甘い砂糖菓子を、放課後一つ二つ楽しみに買って食べている光景をよく見かけます。
私が絶対に食べられない砂糖菓子があります。それは、「ラクリッツ」。味は石鹸のようで、匂いはアンモニア臭くて、口の中に入れただけで、すぐに吐き気を催してしまうようなお菓子です(ラクリッツがお好きな方、ごめんなさい)。日本人で、このラクリッツが好きという人を、私は聞いたことがありません。でも、ドイツ人は、私の夫も始め、ラクリッツが大好きなのです。
結局、今年のポッポの会の千歳飴は、ステッキ状の飴(上の写真。色がカラフルで、オレンジ味、イチゴ味、チェリー味)を使うことになりました。試食しましたが、おいしかったです。
2006年10月20日
祝ドラマ化!もっと楽しむ『のだめカンタービレ』
投稿者 有栖川ゆうこ
長年マンガ好きな私。そんな私の現在一押しなマンガ『のだめカンタービレ』(本日現在、16巻まで刊行、連載中)が、ついに今クールのフジテレビ月9枠でドラマ化されました。
10月16日(月)に放送された第1回、視た方はいらっしゃいますか?
私のハマリ具合は、ワーキングマザースタイルでも、昨年の秋に、
漫画、好きですか?(2)『のだめカンタービレ』
今年の秋はクラシック!
と立て続けに記事を書いていたほど。
ついには、連載しているマンガ雑誌『KISS』まで毎号買うようになってしまいましたし、私の「マンガ生活復活!のきっかけになった」作品なのでした。
●原作の大ファンから見た今回のドラマ化
ドラマ化に際しては、熱心な原作ファンの間では不安がる声もかなりあったのは事実。
でも、それを覆すような第1話でした。
私も、次の月曜日が楽しみで、楽しみで。
原作者である二ノ宮知子さんと多数の原作ファンへ敬意をはらってくださったのがありありと伝わるほど、これ以上はムリでは?というぐらい、原作に忠実でした!ドラマ化、というよりも実写化だ、とどこかで書かれているのを見ましたが、見る目の厳しい原作ファンたちを唸らすほどのできばえ!
ドラマスタッフのみなさん!えらい!がんばってる!!と、頭をなでなでしてさしあげたくなるホドでした(笑)
具体的には、登場するセリフ、シーンがかなり原作と同じなんです。
映像化の制約で1人だけかなり設定が変わっているキャラがいる(コンミスの三木清良)のですが、そのほかは忠実に原作のイメージを表現しています。
あ、ドイツ人なのに、日本人が演じているミルヒー役の竹中直人さんは、原作どおり、という意味合いでは別格なのですが(汗)。でも、あれはアリでしょう。と、個人的には。
主人公「のだめ」と「千秋」も、大納得のハマりぐあい。
サブキャラたちも適役が多くて、それだけで大爆笑でした。(特に「眞澄ちゃん」と、「ハム」早川くん!)
●ドラマの見所は?
ドラマ化のよいところは『本当に音が鳴ってる』ことで、逆にマンガのよいところは『あたかも、そこに音楽があるように感じる』『音の世界を読み手が自由に想像できる』部分。
第1回を視て『あぁ、この場面では、こんな音が鳴ってたんだ!』というのが形になっていることに、感動しました。
主人公のだめ役の上野樹里さんは、元々ピアノを習っていたとのことで、ここ半年はピアノを猛特訓中とか。その成果から、この手の演奏シーンがあるドラマでは、弾いてるシーンはたいてい「吹き替え」なのですが、のだめに限っては(音は吹き替えだそうですが)実際に上野さんが演奏している姿が、ちゃーんと使われているのには、スゴイ!と感心しちゃいました。
いちおう、恋愛の要素は存在するものの、やはり随所にちりばめられたギャグが必見ですね。
そして、音大生の世界。
クラシックといっても、お堅いことはないんだよー。
お堅いと思われがちな世界には、実は普通(ちと特殊ではあるけど)の学生たちの喜怒哀楽であふれてるんだよ。
というのが、きっと視聴者に伝わるんじゃないかな、と思います。
もちろん、のだめの変人ぶりと、千秋のオレ様ぶりにも、注目ですね!
●親子で楽しめる!
昨年から、ハマリにハマっている母を持つ、わが娘1号(6歳・年長)・2号(4歳・年中)。
ひらがな・カタカナは読めるので、やたらとハハが大事にしているマンガが目に留まるようで、新刊を買ってきたときは
『あ、のだめちゃんの新しい絵本だ!今度は何がおまけについてるの(わくわく)』
というぐらい、すっかりおなじみの存在に(笑)
(注:近刊は、限定版ということで、おまけつき版があるのです)
でも、悲しいかな、マンガのだめは、連載誌のターゲットが20代~女性なので、漢字にふりがなはありません。
娘たちはまだ読めないけど、でもとーっても気になる!という様子でいたのですが、今回はドラマなので、一緒に視て楽しんでます。
といっても、9時から放送なので、ビデオに撮りながら寝かしつけて、ですけどね。
でも、1回目は、結局2人とも大笑いしながら最後まで気合で起きて視てしまってましたけど…(ハハとしては反省…)。
翌日、保育園から帰宅したら、『のだめちゃん視たいー!』と即再生していたほど、幼児にも受けていたのはスゴイですよね~。
我が家の幼児以上に、小~中~高~大と、学生で吹奏楽、アンサンブルの部活に入っているお子さんがいらっしゃる家庭なら、もっともっと盛り上がるんじゃないでしょうか?
1話は、まだ序盤戦ですが、これからオーケストラの練習シーン、本番シーンがどんどん出てくるハズですから。
●原作マンガ、買うべき?待つべき?
まだマンガを読んだことのない方、きっとかなりいらっしゃるかと思います。
ドラマをより楽しむために、やっぱり、原作マンガをぜひ読んで欲しいなぁ、と思います。
ただ、原作に忠実な分、マンガを読むと完全にネタバレ状態に。
これからの展開を知りたくない方は、放送が終わってから読んだほうがいいでしょうね~。
ちなみに、今回ドラマ化されるのは、国内編の9巻まで。
それ以降は、パリ編に突入するので、ひとまず買いたい人は、9巻まででもいいかもしれません。(でも、きっと、すぐ10巻以降も買い揃えてしまうでしょうけど!笑)
●『のだめ』でクラシックを知りたい!と思った方にオススメ
昨年の記事で紹介した、
秋の夜長のクラシック~「芸術」を楽しむカジュアルガイド(日経スマートウーマン)
クラシック音楽再入門(nikkeibp.jp)
は、ドラマではじめて『のだめ』を知った方にも、ぜひ読んで欲しい「クラシック超入門」特集です。
とってもオススメですよ!!
■参考サイト・ブログ
▼のだめカンタービレ
定番ですが、ドラマの公式サイト。最近ドラマを真剣に視ることがなかったので、この手の公式サイトをまじまじとアクセスするのも久々で。動画があったり、かなり楽しめます。
▼Yahoo! JAPAN - のだめカンタービレ特集
2006年12月末までの期間限定で開設されてました。
クラシック解説なんかもあり。「のだめ」作中に登場した音楽を楽しみながらFlashアニメを楽しめます。
▼MouRa|のだめカンタービレ、ドラマ|のだめ王国~ドラマ化記念・特別サイト~
原作マンガ発行元の講談社運営。
ドラマ向けに作られた特設サイト。第1回インタビューは二ノ宮さんで、必見です!
▼“のだめオーケストラ”―“のだめカンタービレ”から生まれるリアル・オーケストラ
ドラマ・アニメ化のために結成されたオーケストラの情報サイト。
ドラマでBGMや演奏曲としてでてくる楽曲の着メロ配信があるとのこと。「のだめオケ」でコンサートもあるんですねぇ。メンバーによるブログもあるということで、リンクがはってあります。
▼Tomoko Ninomiya's Web(原作者、二ノ宮知子さんの公式サイト)
ドラマ1回目放送後、BBSが負荷がかかりすぎてダウンしてしまったようですねぇ(汗)
ここでしか見られないイラストなんかもあります。
二ノ宮さんのブログへのリンクあり。
▼茂木大輔:もぎ議録
音楽監修を担当されている、NHK交響楽団 主席オーボエ奏者・茂木さんのブログです。
俳優さんたちへの指導の裏側がよくわかって、興味深い!
スタッフの皆さんはじめ、すごーーくがんばってらっしゃるのが、よくわかりました。
▼のだめカンタービレからのクラシック入門
個人の方によるブログ。作中の曲を紹介や、関連グッズの紹介なんかも。
愛読者視点でのいろんな最新情報の紹介がチェックできます。
■おまけ情報
のだめがずっと持っているレッスンバッグもオフィシャル商品ができたんですね。

お子さんがピアノ教室に通ってます♪
なんて方はぜひ!
アマゾンの、今時点での書籍売り上げランキングが、すごいことになってますね。上位25位までの間に、1~16巻まで全てランクインしてました…。
楽天ブックスでも、【予約】 のだめカンタービレ 1~16巻セットというのが、予約受付中で、10月下旬発送とか。
【セット特典】として「マングースのうちわ」と「プリごろ太シール」付きだそうです。いいな、ほしいなぁ(笑)
すでに1400万部売り上げているヒット作品といえども、ドラマ化になって買うぞ!となった方がいかに多いか、ってことですねー。
年末まで続く、のだめ旋風。どれぐらい拡大するのか、本当に楽しみです。
ぎゃぼー!
2006年10月07日
ドイツの数独ブーム
投稿者 fellow
久しぶりに、ドイツのHUGENDUBELという本屋に行きました。日本で言うと、大阪の紀伊国屋になるでしょうか。
そこで、おもしろいものを発見しました。日本の有名な頭脳パズル「数独」の本が何十冊も山積みになっていたのです。
今年に入って、スーパーマーケットの書籍コーナーで「SUDOKU」と書かれた、うすべったい冊子を見たことはありましたが、「数独」の本の山を見たのは初めてでした。正直驚きました。ドイツでは、いやいや欧州では、「数独」は密かにブームなようです。
ドイツ人は元々クロスワードが好きなので、もしかしたら、「数独」はドイツ人好みのゲームなのかもしれません。
本のタイトルは、「SUDOKU」、「KAKURO」、「SAMURAI」、「NAZO NAZO」等いろいろあります。漫画のキャラクタが書かれてあるものや、子供用、上級者用、サッカーエディションもあったりして、とどまるところを知らない感じです。
そして、今週から、「SUDOKU - DAS QUIZ(和訳では、「数独 ザ・クイズ)」というゲーム番組まで始まりました。月曜日から金曜日まで毎日放映され、ゲストと視聴者の脳に刺激を与えようという試みのようです。一般常識に数字の謎がからんで、ハラハラドキドキの展開。毎週土曜日はファイナルバトルです。
私はクロスワードが苦手なので、今まで数独をしたことがありません。でも、日本のゲームが外国でブームになっているのは少し嬉しいです。
みなさんは数独をしたことがありますか?
2006年09月25日
イザールの川くだり
投稿者 fellow
9月の前半の金曜日に会社の遠足「イザールの川くだり」があった。私が勤める会社では、年に何回かこういったイベントがある。夏はバーベキューパーティー、秋はオクトーバーフェスト(世界最大のビール祭り)、冬はクリスマスパーティー(忘年会)。誕生日っ子がケーキ等を持ってきてお祝いする誕生会もあったりする。
そして、一番ステキだなあと感じるのは、パーティーのときは、上下関係なくいろんな話ができること。会社のスタイルにもよるかもしれないが、みんなが名前で呼びあうアットホームな雰囲気なので、上司と部下との関係が親しみのあるものになっている。
バス酔いと船酔いをする体質の私は、当日の朝、ドキドキしながら集合場所に向かった。
もちろん、いかだで川を下るのは初めてのことだ。行きのバスの中では、部下を隣りに座らせて、ずーっとおしゃべりしていた。バスに酔うことなく、目的地に着くことができたので、それだけでほっとした。
そして、船酔いしないことを望みながら、いかだに乗り込んだ。なんと、いかだは、急流に出合わない限りは、まったく揺れないのだ!もちろん、足元を見れば川なので、水の上を渡っているのだが、前方だけを見ると、まるで道の上を走っている気になる。ポジティブな驚きと共に、船酔いする心配がないことがわかり、感激したのは言うまでもない。これで、いかだ生活が楽しめると思った。
バイエルン州の川くだりの歴史はとても古く、12世紀に逆のぼる。ミュンヘンのイザール川のいかだくだりは、1158年に始まったらしい。いかだは長さ18メートル、幅が7メートルで、重さは20トン。写真のようにトイレまでついているのだ。
このいかだは、目的地に着くと解体され、トラックでまた出発地点まで搬送される。そして、また一から作ることになるそうな。100年前と同じ方法が、今でも行われていることに、伝統を感じる。
いかだをこぐ人は二人いて、前がリーダーで、後ろがアシスタント(この写真はリーダー)。
川くだりの途中で、アヒルや白鳥がたくさん集まってきた。いかだの上で出されたパンをちぎって与えると、みんな喜んでパクついていた(この写真は白鳥)。
いかだの上では、バイエルンの生演奏が聞けて、おいしい生ビールが飲み放題で、本当に楽しい一日を過ごすことができました。
みなさんも、ミュンヘンに来られた際には、一度イザールの川くだりに挑戦してみてくださいね。
2006年09月20日
小学生と行くヨーロッパ旅行 【観光編】
投稿者 村山らむね
ごくごくたまにしか行かない、海外旅行。それもヨーロッパとなれば、親は欲張る、子どもはポカーン。
旅行中、わが娘の言った言葉で多かったベスト3
1位、「お城はもういい」
2位、「また美術館?」
3位、どこ行きたい?と母に尋ねられ、「ホテルに帰りたい」
・・・・・・まあ当然でしょう。
親にとっては美しい風景やお城も、子どもにとってはまだまだ単なる田舎の風景に古い建物。げんなりするのも、よくわかります。
そこで、どうにか編み出した工夫や、ちょっと成功だったことをご紹介します。

●スーパーは楽園
ヨーロッパは日本のようなコンビニはあまりないのですが、スーパーはたくさんあります。
ウィーンではBILLAというスーパーがかなり目に付きました。信じられないほど豊富なチーズとソーセージ・ハム。安いチョコレートなど、一日中でもいられそうなご機嫌な空間です。オレンジを入れると、絞りたてのジュースが出てくる機械や、街中で買うとびっくりするほど高いミネラルウォーター(500mlで500円近いところもありました)が安く売られているなど。ホテルに泊まったら、すぐに近くのスーパーの場所と、開いている時間を確かめるといいですね。
●写真を撮らせよう
準備編でも書きましたが、カメラを持たせると、積極的になるようです。ヨーロッパの美術館は、写真撮影OKのところが多く、気に入った絵の写真を撮らせると、あとから記念になります。

●在住の家族とディナー
今回、娘がそして、わたしたちも最も楽しく感じたのが、ウィーンとパリ、それぞれで暮らしている私の友人家族との夕食。ウィーンでは以前取材していただいた新聞社の方がウィーン駐在でいらして、パリでは、そうみほっち家族との会食でした。
どちらもちょうど幼稚園世代の男の子がいらして、娘はすっかりお姉さん気分。本当に楽しい、すばらしいひとときでした。
両家族のみなさま、ありがとうございました。
●船に乗ろう
ウィーンではドナウ川下り、パリではセーヌ川くだりと、船に乗る機会があり、これまたとてもエンジョイできました。
ウィーンからのドナウ川くだりは、鉄道で拠点までいくので、ちょっとたいへんではあったのですが、英語もドイツ語もからっきし駄目なわたしたちでもどうにかたどり着けたので、おすすめです。8時半にホテルを出て、午後3時過ぎにはウィーン市内に戻ってきましたので、丸一日つぶれるわけではありません。
パリのセーヌ川下りは、水上バスレベルでたくさん本数が出ているので、ふらりと行ってふらりと乗るのがスマートです。地下鉄を使うよりも便利だったりするので、滞在する日数分パスを買ったほうが得かも。
●秘儀?美術館対策
ヨーロッパの美術館や博物館では、ほとんどガイドイヤホンを貸してくれます(有料の場合もあり)。ほとんどのところで日本語のものがあり、またよくできています(たまに大阪弁が入っていたりして楽しい。特に完成度が高かったのが、ウィーンの王宮とベルサイユ宮殿)。
ただ、子どもにはちょっとつらいかな。結構説明が長いものが多いので、時間がかかってしまったり。大人でも、飛ばしながら聞いていました。
大人も辟易としがちの美術館。我が家は、たいへん下品ですが、絵にかかれた裸体や、ちょっと変なものを探すゲームなどをしながら、子どもの興味を持たせました。(名づけて、ちんぱい探しゲーム。お下劣で、ごめんなさい>芸術の神様)
あとは、カフェで子どもを休ませて、親の一人がゆっくり展示をみるというのも何度かやりました。美術館のカフェは本当にゆったりできるし、メニューも本格的。だらだらいたら、びっくりするような勘定をとられて、しょげてしまったことも(ルーブル美術館)。
●マクドナルドよ、ありがとう
これはどうしても言わなければなりません。観光地や、駅などに必ずあるマクドナルド。わたしは日本ではほとんどマクドナルドには入らないんですが、今回、そのありがたみを痛感しました。
水、ポテト、そしてトイレ。特にベルサイユ駅前のマクドナルドは、トイレの行列ができるくらい、観光客考えること皆同じ。ちょっとした子供コーナーがあって、疲れた大人を尻目に、ご機嫌に遊ぶ世界の子供たち。麗しい風景でした。
【食とおみやげ編】に続く
ちなみに今回の写真はすべて、娘撮影のもの。(ずれとぼけは、お許しあれ)
2006年09月05日
小学生と行くヨーロッパ旅行 【準備編】
投稿者 村山らむね
今年の夏休み、家族3人でヨーロッパに旅行してきました。なんと贅沢なと、いぶかる方もいらっしゃるかもしれませんが、少々事情がありました。
うちの夫はサラリーマン。お正月、GWはそれなりに長いお休みがもらえます。でもお正月・GWに海外旅行に行けるほど我が家は裕福ではありません。
でも、夫の会社は勤続10周年から5年ごとに5日間のお休みがもらえます。そう。ちょうど5年前も、長い休暇がもらえると喜び勇んで、ハワイに行く予定を立てていました。9月13日発の飛行機で。あのテロの2日後です。飛行機は飛びましたが、ハワイは軍事基地。とてもゆったりとできるはずもなく、結局キャンセルして、伊豆の温泉に行きました。
それから5年。海外旅行なんてそれほど考えていなかったのですが
2月に母が倒れて(今はすっかり元気)、行ける時にとにかく行っておこう!と、できるだけ遠くてなかなかいけないところということで、パリとウィーンに行くことにしました!
はっきり行って、親の趣味です。そして、珍しく夫が「ウィーンとパリに行きたい」と、断言しました。
「うーん、子供にヨーロッパってどうなんだろう?」と正直思いましたが、結局、夫の希望を立てて、ウィーン&パリ決行!名づけて、家族で発奮!ハプスブルグツアー
●HISのツアー
ホテルや航空券を完全にフリーで手配するのは面倒だったので、ツアーのちらしを集めて、検討しました。H.I.S.のツアーは、ほかのと比べて割安だったので、ホテルをアップグレードして、延泊しました。また、ウィーンではザッハートルテを本家ザッハーで食べられるチケットとか、パリでは地下鉄チケットがついていたり、何よりありがたかったのは、空港からホテルまでの送迎がついていたこと。
空港からのタクシーで何度もぼられている経験を持つ私は、もう、このサービスがほとんど決め手になりました。ホテルとエアラインは選べませんが、わりと早く予約したので、それほどひどい目にはあわなかったつもりです(あったけど)。まあ、これはH.I.S.のせいではないので。
●子供用にカメラ
今回、子供にカメラを持たせることを検討。旅行に行ったときに、飽きるとよく私の携帯を使わせて、カメラ代わりに持たせると、がぜん元気になるという経験を何度かしていたので、海外では使えないDoCoMoの携帯を子供用カメラとして持参。かつ、かなりバッテリーがすぐにダウンするので、電池式の充電器もコンビニで入手しました。あと、落とされると困るので首からさげるストラップも。
このおかげで、ずいぶん、観光に積極的になってくれました。
●バッグ
キャスターつきのバッグを買いました。自分の荷物を自分で持つという意識を持ってくれて、かつ、かなり戦力になりました。(弱音をはかないことをいいことに、かなり重いものを持たせてしまったので)
ナルミヤのキャスターつきバッグは、なよなよしているかなと思いましたが、結構頑丈でした。ただ、ファスナーがあいてしまうので、別に鍵を買っておいたほうがよいかも。
●一番大事、事前学習
事前の準備でもっとも大事だったのが、ウィーンとパリの事前学習。
わたしは、ウィーンもパリも2回目なので、なんとなく観光スポットや、街の歴史もしっていたのですが、夫はもちろん、子供は初めて。
まずウィーン理解に用いたのが、宝塚花組「エリザベート」のDVDです。これは、家族3人で鑑賞会をやりました。これ、大正解!ウィーンはもう、エリザベートの街といっても過言ではないほど、エリザベートであふれているんです。もちろんモーツアルト生誕250年ということもあり、モーツアルトが街にあふれていましたが、でも互角の勝負。あっちを見ても、こっちを見ても、どの宮殿に行っても、とにかくエリザベートなんです。
エリザベートの人生を知っておくと、そのころのハプスブルグ家の状況がわかり、ウィーンという街をより深く味わうことができるのです。それには、ミュージカル!「エリザベート」は、東宝でもミュージカル化されていますが、映像化されているのは宝塚の、雪組、星組、宙組、花組、月組の5バージョン。
わたしは、月組以外のDVDはなぜか全部持っていて(汗)、よく友人に貸すのですが、宝塚に免疫のない人にも安心して貸せる(と思っている)のが、2003年の花組バージョン
。主役のトート(死神です)と、エリザベートともに、歌が上手いので、とても安心して見られます。これからウィーンに行く人は、ぜひ、見るといいと思います。もともとがウィーンで初演されたミュージカル
で世界的な評価も高い作品です。わたしが宝塚に入れ込んでいるときも、一切宝塚に関心を示さなかった夫も、この「エリザベート」に関してだけは、かなり興味を持って見て、かつ、「生で見たいな」と言い出すまでに。
そして、パリの勉強は「ベルサイユのばら」で。といきたいところだったのですが、あまりに「エリザベート」にはまってしまったので、ずっと前に買っていた学習漫画シリーズの「マリー・アントアネット
」と「ナポレオン
」を、復習させるくらいにとどまってしまいました。あと、偶然ですが、夏休みの読書感想文に「星の王子さま
」を選んでいました。
娘にとっては、エリザベートとマリー・アントワネットという2人のお姫様がいた街というくらいの予備知識はできたようで、それは、かなり旅行中、かなり助かりました。
子供と行く、ヨーロッパ。ハワイもしくは東京ディズニーランドに行きたいと言う、娘をなだめすかしてのヨーロッパ。親が楽しむためには、やっぱり子供も楽しんでもらわないと、もったいないですから、見るものに興味をもってもらえるために、少々の努力はしておくべきだと、つくづく思いました。今回は、ちょっと付け焼刃だったのが、反省点ではありました。
パリとウィーン以外でも、ゆかりの人物や画家など、史跡と関連のある物語や偉人伝を読ませておくのと、そうでないのとでは、だいぶ楽しみ方が違ってくるでしょう。学習漫画は、わかりやすいので、大人にもほんとおすすめです。ガイドブックとはまた違った、理解のしかたが可能ですよ。
【観光編につづく】
2006年07月17日
プライスコレクション「若冲と江戸絵画」展 に行ってきました
投稿者 村山らむね
東京国立博物館で行われているプライスコレクション 「若冲と江戸絵画」展に家族で行ってきました。壮観でした。まだ夢心地で、図録を堪能しています。
現在77歳のプライスさん。父の代からの富豪で、大学卒業を記念して父からもらったお金でスポーツカーを買おうと立ち寄ったニューヨーク。そこで、どこの国の誰が描いたとも知らずに、心を奪われて購入したのが、伊藤若冲の「葡萄図」。それが約600点の、世界有数の江戸絵画コレクションの発端だったそうです。
その後、日本人の女性と結婚(節子夫人)。カリフォルニアのプライス氏の拠点「心遠館」は、日本人の日本美術研究家も聖地として訪れるほどだそうです。
伊藤若冲は江戸時代、京都の商家の御曹司だったのが、趣味の絵画に入れ込み、家業もそっちのけ。しまいには40歳ほどで弟に家督を譲り、画業に専念。家に、何十羽もの鶏を飼い、はいつくばって生態を研究。生涯独身。写実的であるが、微妙にデフォルメされた独特の画風や、若冲以外は使わないようなオリジナルの画法が、魅力。近年かなり人気を集めています。
伊藤若冲の作品は、今回展示される101点のうち17点。他にも、同じく最近人気の曾我蕭白や、長沢芦雪などの、魅力的な作品が、どどんと並びます。
そして、素晴らしいのは、第4室の展示。これから見に行く人の興をそぎたくないので、説明は省略するが、たくさんの作品をみて、足も疲れ少々お腹いっぱいになってきた最終室。ゆっくりゆっくり見てください。
この展示を許してくれた絵の持ち主、つまりはプライス夫妻に心からの敬意を払います。たいへん勇気のいることだと思います。心から感謝します。
すでに見た人も、これから見る人も、プライス夫妻の勇気と、最高の状態で堪能させてくれようとしている美への姿勢に心うたれるでしょう。
ちょっと思ったのが、普段の美術展よりも子供が少なかったこと。ぜひ夏休みに、お子様連れでどうぞ。子供にこそ、日本美術を!!!
■プライスコレクション 「若冲と江戸絵画」展
東京国立美術館 平成館にて8月27日まで。
図録がまたすばらしいので、少々高い(2500円)ですがぜひ!
2006年07月16日
美しいミュンヘンを堪能あれ!
投稿者 fellow
昨日のミュンヘンは、透き通るような真っ青な空に白い入道雲が少しある程度で、まさに写真を撮るのには絶好な天気。デジカメを持ってミュンヘン市中心をうろうろしてみました。
まずは、ペーター教会の写真。ミュンヘンのマリエン広場から歩いてすぐの所にあり、ミュンヘンで最も古い教会です。この教会には、老ペーター (Alter Peter) の相性で親しまれている塔があります。ただし、約300段の階段ですので、上まで登るのは非常に辛いです。私は夫と一回、実父と一回登ったことがありますが、頂上に着いたときへとへとでした、、、。
次の写真は、ヴィクトアリエン市場(Viktualien Markt)の花屋さん。この市場は、1807年に創立され、ミュンヘン最大の青果市場です。毎日、地元の人や、観光客や、外国人がいっぱいで、活気がある場所です。ワールドカップの余韻が残っているのか、ドイツの国旗がまだ掲げられていました。
次も、同じくヴィクトアリエン市場で、八百屋さん。おいしそうな大根が山積みで売られていました。ドイツの野菜や果物のサイズは、ドイツ人の体格に合わせているのか、どれもとても大きいです。最初、私は「こんなん食べられへんわー」って思っていたのですが、住むうちにビッグサイズも大丈夫になっていくのですから、いやはや、人間の慣れとは恐ろしい、、。
またまた、同じくヴィクトアリエン市場で、スープ屋さん。立て看板が、なんと、ドイツ語、英語、フランス語と一緒に、日本語でも表示されていました。日本語表示の看板って、結構多いんですよ(多くの日本人は外国語ができないって思われているせいかもしれません)。ただ、中央駅のアジア系レストランの看板に、「いらっしゃいませ」ではなくて、「いらっしゃいました」と書かれていたのには、すっごく驚きました。一体、誰が和訳したの??って、目が点でした。
今後も、美しいミュンヘンを写真で紹介していきたいと思います!
2006年07月09日
ワールドカップ ドイツは世界で3位
投稿者 fellow
みなさん、昨日のドイツ対ポルトガル戦を観戦されましたか?3対1でドイツが世界で3位になりました。もう、最高の気分です。
私はテレビの前で、試合開始前の特別番組から、試合終了後のインタビューまで、ずっと食い入るように見ていました。夫も娘も途中で眠ってしまったので、最後は静か~に勝利を味わっていました。試合終了後、選手たちやファンたちが歓喜に沸いている姿を見るのは、本当に最高で思わず感涙。ドイツチームは3位で終わってしまいましたが、優勝したのと同じくらい感動を与えてもらいました。スタジアムで上がった花火の美しさが忘れられません。
今日はいよいよ決勝です。こんなにも盛り上がったワールドカップは今までにないくらい、ドイツ国内はワールドカップで大フィーバーしました。そして、ワールドカップ前は、ドイツ国民はすごく悲観的だったのが、ワールドカップが開始したと同時に、楽観的になり、それどころか、国民全体が優勝を願うようになっていったのですから、どれほどナショナルチームがすばらしいプレイをしたのか想像がつくと思います。
クリンスマン監督も同様に、3月のイタリアとの親善試合で1対4で負けたとき、国民からバッシングを受け国民の不信感がピークに達したのが、ワールドカップが始まって以来、誰もがクリンスマン監督を尊敬するようになり、今では、「クリンスマン監督、辞めないで」に変わっています。クリンスマン監督が辞めないように、オンラインで署名活動も数日前から始まり、1時間で2000名の署名が集まってるそうな、、、。実は私もクリンスマン監督辞めないでちょうだいって思っている一人です。
最後に忘れてならないのは、昨日の試合でゴールキーパーとして活躍したカーン選手です。試合終了後のインタビューで、「最後のワールドカップだ」と言ってました。カーン選手、本当にありがとう!
2006年07月08日
ドイツのおもしろ情報 ココロコランド
投稿者 fellow
みなさん、こんにちは。ゲッベルみどりです。ドイツのおもしろい情報をお伝えしていきたいと思います。まずは、子供天国「ココロコランド」です。
娘には、今、四人のドイツ人のお友達がいます。一人は保育園のときから知っているEちゃん。あとの三人は、幼稚園で一緒のSちゃん、Lちゃん、Rちゃん。幼稚園の先生の話によると、娘はいつも、Sちゃん、Lちゃん、Rちゃんと一緒に遊んでいるらしい。
四歳を目前にして、初めてお友達と呼べるような関係が築けたことになります。6月の半ば、娘はLちゃんのバースデーパーティーに招待されました。場所は、子供天国「ココロコランド」。私はどんなところなのか興味深々で、娘について行きました、、。
「ココロコランド」は、ミュンヘンの高級住宅街で、芸能人がたくさん住んでいるグリュンバルト(日本語に訳すと緑の森)に位置する、子供のためのレジャーランドです。迷路付き大型滑り台、電動ゴーカート、三輪車、スケーター、巨大なワニの滑り台等、子供たちにとっては魅力満載の遊び場と言えます。
ドイツらしく、すべての遊戯には安全が施され、子供が怪我をしないようになっています。夫いわく、ドイツは安全性における品質保証が徹底されているので、子供のための遊具は、100%の安全が保障されないと、設置することができないそうな。そのため、ドイツの試験認証機関「テュフラインランド社」の認証が必要になり、この認証機関はこの国では絶対的な権威を持っています。
「ココロコランド」では、子供のバースデーパーティーが行えるようにもなっていて、子供が大好きなチキンナゲットやフライドポテトが、パーティーセットになっています。アイスクリームやカプリソーネ(ドイツの清涼飲料メーカー「カプリゾンネ社」の果物ジュース)も安価で売られています。
一緒に招待されたRちゃんの親は付き添わなかったのですが(子供だけが招待されていたため、親なしでもよかったのだ。合理的なドイツらしい)、私は娘が遊ぶ姿を見たいと思って付き添いました。子供が遊ぶところを観察していると、どんなことができるようになったのかがわかっておもしろいです。
子供たちが本当に楽しそうに遊んでいたので、「ココロコランド」は、文字通り、子供のパラダイスでした。
2006年07月05日
ワールドカップ ドイツが涙の敗退
投稿者 fellow
みなさん、昨日のドイツ対イタリア戦を観戦されましたか?PK戦に備えていたドイツは、直前でイタリアに0対2で負けてしまいました。私は「えー、なんでやねん」と叫んでしまいました。夫はショックで呆然とし、しばらくこのショックから立ち直れそうにありません。
昨日は、まさにドイツ国民全員がドイツの勝利を信じていたので、まさかの敗退になってしまいました。でも、素晴らしかったのは、負けてしまった後も、「ドイツ!ドイツ!」とファンがナショナルチームに叫び続けたことです。
私は、遅い時間でしたが、娘と夫と一緒に試合をテレビで観戦していました。前半戦と後半戦の試合運びから、「ドイツチームの動きが少し固いなあ、、」って思っていました。延長戦でも、ゴールが決まらず、このままPK戦にもつれこめば、ドイツが勝利するはず、、と思っていたところ、悲劇が起きたのです。119分で1点、その後、ダメ押しの1点を、イタリアが決め、ドイツの優勝の夢がこっぱみじんに打ち砕かれました。イタリアに勝てないドイツの歴史が再び続くことになったのです。
私は最後までドイツの優勝を信じていたので、本当にショックで、悔しさでいっぱいです。
土曜日に3位争いの試合があります。それまでには私も復活していると思います。
2006年07月01日
ワールドカップ ドイツの劇的な勝利
投稿者 fellow
みなさん、昨日のドイツ対アルゼンチン戦を観戦されましたか?延長戦後、ドイツはPK戦に競り勝ち、ベスト4進出を決めました。
この日のドイツは、2日試合がなかった日が続いたせいか、静かにじんわりドイツ戦を楽しむ雰囲気がありました。夫も娘の幼稚園の先生も、「アルゼンチンは強いから、ドイツは負けるよ~」と悲観的。本当に典型的なドイツ人です(ドイツ人は悲観的な人が多いのです)。私は、そんな中、ドイツの勝利を信じていました。
前半で、アルゼンチンが1点入れて、ドイツはこのワールドカップで初めて先行される形になり、まずは同点に持って行けるかどうかが焦点になりました。
前半は、アルゼンチンの鉄壁な守りを崩せなかったのと、攻めのミスが目立ったこともあり、ドイツの選手たちはほとんど目立つプレイがなかったのですが、後半でじわじわと好プレイが出てくるようになり、80分クローゼ選手のヘディングにより、やっと同点になりました。
私はテレビを見ながら、「大丈夫。あきらめないで。同点にするんだ!」と、ずーっと唱えていました。そして、そのとおりのことが起こったんです。しかし、アルゼンチンは強かったです。延長戦でも両者譲らずで、試合は進み、PK戦にもつれこんだのですから、、。
みなさん、ご存知でしたか?ドイツは、ワールドカップで、一度もPK戦に負けたことがないんですよ。その記録が更新されたのです。そして、ドイツがアルゼンチンと延長戦で戦うのも初めてでした。ワールドカップの新しい歴史の誕生に、私は興奮して、「サッカー観戦はなんてすばらしいんだろう」と、酔いしれてしまいました。夫は、アルゼンチンに勝利したことがすぐに信じられなったようで、10分くらいしてから、「ドイツはアルゼンに勝ったんだなあ、、」と、一人でにんまりしていました。はー、、この反応の遅さ。
次は7月4日にイタリアと戦います。みなさんもドイツを応援してくださいね。
(画像は、近くの総合ショッピングセンターPEPの様子です。ドイツの試合が終わった後、娘を連れてアイスクリームを食べに行き、写真を撮りました)
2006年06月25日
ワールドカップ ドイツベスト8入り
投稿者 fellow

みなさん、ドイツがスウェーデンに2対0で勝利し、ベスト8の切符を手に入れました。ほんっとにすばらしい試合内容だったので、監督も、サッカー界のOBたちも、政界の方たちも、試合終了後のインタビューで、ドイツのナショナルチームをほめちぎってました。この日は、私は娘を連れて、ポッポの会に行ってきました。そのときの、ミュンヘンの町の様子をリポートしたいと思います。すっごい現象が起きていたのですから、、。
まずは、ポッポの会の説明から。ポッポの会とは、日本の幼稚園みたいなもので、毎週土曜日に、日本の子供やハーフの子供たちが集まって、日本の行事や日本語の歌をうたったりおどったりして、日本的な教育が受けられるようになっています(ポッポの会については、今度詳しく紹介させて頂きますね)。
14時半ごろ、私と娘は、ミュンヘンの町中心、マリエンプラッツにいました。市庁舎前の様子を写真に撮ろうと思って、通過したのですが、もう既にすごい人だかりで、ドイツファンとスウェーデンファンたちが、旗を振ったり、歌を歌ったりして、大騒ぎでした(画像はそのとき撮ったものです)。私たちは、なんとかその人ごみを抜けて、地下に潜りました。Sバーンに乗るためです(Sバーンとは市電のことです)。マリエンプラッツの駅には、Sバーンと、Uバーンが走っており、いくつもあるエスカレータ前の踊り場も、あふれんばかりの人でいっぱいでした(Uバーンとは地下鉄のことです)。
私は、エスカレータが使えないので、エレベータを使うことにしました。しかし、エレベータの前も人だかり。私の前には、車椅子の人が2人いました。私たちの番になったとき、周りの人たちが、「子供が先だ」と口々に言って、安全にエレベータに乗り降りすることができました。どこもかしこも、人の山で埋め尽くされていましたが、みんな平和に並んで待っていました。そして、車椅子や子供のような弱き者たちを優先してくれたので、フェアプレイができるドイツ人たちに感心したのは言うまでもありません。
帰りのバスの中で、こんなアナウンスがありました。
「オリンピック公園のファンフェスト会場はいっぱいなので、もう人は入れません。他の場所を利用して試合観戦してください」
ファンフェスト会場は、3万5000人が入れるんです。試合が始まる2時間前でいっぱいになるなんて、みなさん、熱気が伝わりますでしょうか。
娘は、この民族大移動の出来事を知ることなく、バギーに座って家に着くまで眠っていてくれました。私は炎天下と人ごみと無事に帰って来れたあという安堵感で、ドイツ戦前に少し眠ってしまいそうになったのですが、なんとかコーヒーを飲んで頑張りました!
この日は、真夏日のように暑く、ミュンヘンはワールドカップで陽炎が立つくらい燃えました。次は、アルゼンチンと対戦します。試合は、6月30日金曜日です。みなさん、ドイツを応援してくださいね。
2006年06月23日
ワールドカップ 前半45分の夢
投稿者 fellow
日本は、ブラジルに、1対4と、大負けしてしまいました。ブラジルの強さを見せつけられた試合結果になってしまったと思います。
しかし、みなさん、前半45分(ロナウドが前半ロスタイムで1点入れるまで)は、日本ファンにとって、本当に夢のような時間だったのではないでしょうか。
玉田選手が前半34分で、1点目を決めたとき、感極まって、私はテレビの前で、日本の旗を振って、踊り狂ってしまいました(娘から、「ママ、うるさい」と何度も言われながら、、)。
日本リードのきっかけを作ったのは、もちろんGKの川口選手の活躍があったからでしょう。ブラジルのするどい攻防を、彼が最高のプレイをして防いだからです。その姿は、ドイツのGKカーンを思い出させました。
日本にとっては、初戦のオーストラリア戦に負けたことにより、最後まで苦しい戦いを強いられたと言えると思います。でも、選手たちにとって、世界の舞台を踏むことは、貴重な体験のはずです。
日本は、予選突破できませんでしたが、前半45分の戦いぶりに、私は満足しています。夢を与えてくれてありがとうと、日本のナショナルチームの選手たちにお礼を言いたいくらいです。そして、次のワールドカップを目指して、気持ちを切り替えて、頑張ってほしいと思います。
2006年06月21日
ワールドカップ ドイツの快進撃
投稿者 fellow

昨日のドイツも、ワールドカップで揺れました!もう朝からミュンヘンの町中がすごい熱気で、ドイツの国旗色を顔に描いている人や、ドイツの国旗をまとっている人、もちろん、ドイツナショナルチームのユニホームを着ている人等で、文字通り「ワールドカップ一色」で、街はあふれかえっていました。道路を走る車も、ドイツの国旗があしらわれ、本当に国の式典があるのかって思われるくらい、今回のワールドカップはものすごい熱気なんです。
私の会社の社長は、大のサッカー好きなので、社員全員に、サッカーの試合を見たい人は、会社のテレビで観てもよいと前日に通達がありました。自宅、または他の場所で観戦したい人は、水曜日に少し早めに出勤するという条件で、間に合うように帰っても良いということでした。そのため、会社は、15時以降店じまいで、ほとんど人がいなくて、会社でテレビ観戦する人のみが残っていました。
ドイツ対エクアドルの試合は、ドイツ時間で16時開始でしたので、普通は働いている時間なのです。サッカーファンの社長の寛大な計らいに感謝しています。
夫の会社の社長は、サッカーファンではないみたいで、前日に、試合観戦は厳禁という通達があったようです。社長によって、こんなにも違うものなんだろうかと驚きました。
私は間に合うように帰宅するつもりだったのですが、プロジェクトの提出期限があり、前半はほとんど見れませんでした。後半も、イギリスのキャリアに電話したり、ドイツ人の同僚と電話したりして、あまり見黷ワせんでした。でも、イギリスのキャリアとは、もちろん英語で会話したわけで、仕事的にはとてもうまくいったので、満足感でいっぱいです。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、ドイツは3対0で、エクアドルを下し、グループ一位で、決勝トーナメント進出です。次の対戦相手は、スウェーデンで、6月24日土曜日に試合があります。みなさんも、ドイツの快進撃に注目してくださいね。
2006年06月19日
ワールドカップ 日本は引き分ける
投稿者 fellow

みなさんは、日曜日の日本対クロアチア戦を観戦されましたか?ゴールキーパーの川口選手が、クロアチアのペナルティキックを阻止した場面は見事でしたよね。それに、クロアチアの攻撃に対しトも、日本はよく守り抜いたと思います。でも、点が取れなければ、サッカーでは勝てないのです。勝ち点1ポイントを獲得した日本ですが、予選突破できるのでしょうか?
私たち家族は日曜日、ドイツ人の元同僚の誕生日パーティーに招待されていたので、試合の生中継をどうしようかと悩んだのですが、彼の家のテレビで観ることができました。元同僚は、日本語を学んでいるので、彼の日本語仲間もたくさん来ていて、試合観戦はすごく盛り上がりました。

試合終了後、日本語を学んでいるドイツ人の一人が、「ブラジルェオーストラリアに勝利すれば、次の日本戦で勝たせてくれるかもしれない」という希望的観測を言っていたのが、印象的でした。そのようになって欲しいと思っています。サッカーだけではなくて、スポーツ全般に言えることですェ、決してあきらめてはいけないのです。信じていれば、奇跡が起きるのですから。絶対に勝てないと言われている試合でも勝つことができるのは、この奇跡を信じているかどうかにかゥっているからなのです。私は、日本がブラジル戦に勝利して、決勝トーナメントに進出すると思っています。
土曜日は、2004年にミュンヘンの展示会場の街リームにオープンした、超大型ショッピングセンター「RIEM ARCADEN」に、娘を連れて行ってきました。120店舗がひしめきあっていて、まるで日本の百貨店を思わせるような作りになっていました。
目玉は、テディベアのワールドカップの展示です。ドイツ対オランダの試合をテディベアが行っていて、テレビ中継をしているテディベアや、負傷した選手を手当てしているお医者さんのテディベア等、とってもかわいくって、大人も子供も楽しめるようになっています。もちろん、ドイツファンのテディベア達で、サッカースタジアムはいっぱいになっていました。写真をお届けしますので、みなさんも「かわいいー」を絶叫してくださいね。

2006年06月13日
男の人ってどうしてサッカーに負けると、世の中が終わったような顔をするの?
投稿者 村山らむね
うちの旦那は特にサッカー好きというわけではない。なのに、今日は早く帰宅してテレビに陣取り、後半の勝っているときまでは、ニッコニコ。なのに、負けると、本当にがっかりして、あっという間にお風呂に消え、そして音もなく寝てしまった。
本当にがっかりしている。どうして世の男子たるもの、ここまでサッカーのことに心を奪われるのか?とっても不思議です。
わたしも結構がっかりしたんだけど、旦那のあまりのがっかりな様子に、逆に理性を取り戻したというか、「仕事できるからいいや」と、切り替えが早かったりしたんですけど、ほんと、泣いちゃうんじゃないかというくらいがっかりしていた。
息子さん、旦那さん、上司に、後輩。みなさんの周りの男子達はいかがでしたか?
2006年06月10日
ワールドカップが開幕しました!
投稿者 fellow

六月九日は、ミュンヘンはワールドカップで揺れました。ワールドカップで始まって、ワールドカップで終わったと言っても過言ではありません。
朝の通勤バスに、コスタリカ人の男性二人を見かけました。そして、通勤電車の中には、たくさんのサッカーファンが乗ってました。私はそれだけで、血沸き肉踊る状態で、18時のワールドカップ開幕が待ち遠しくてたまりませんでした。
祭典は、16時くらいからテレビでやっていたようですが、仕事のため見れませんでした(残念、、)。でも、娘と一緒に、ドイツ対コスタリカの開幕試合を見ることができたのでよかったです。
試合結果は、ドイツが4対2で、コスタリカに辛勝しました。途中、2対1や、3対2に追い込まれたので、はらはらしましたが、勝利で終わってほっとしています。やはり、試合前から懸念されていた、守備の弱さがまた浮き彫りになってしまいました。ドイツがいる予選チームAには、ポーランドとエクアドールと強豪がいないので、予選は突破すると私は予想しています。そのあと、ドイツはどこまで勝ち進めるのか?決勝までいくのかどうか?一戦一戦が見逃せません。
日本がいる予選チームFには、ブラジル、クロアチア、オーストラリアがいます。オーストラリアには勝利すると予想していますが、クロアチアに勝てるのかどうかで、日本は予選突破できるのかどうかが決まるでしょう。
ミュンヘンでは、センセーショナルな出来事が起きています。なんと、ワールドカップ期間中、お店が22時まで開いているのです。ドイツは、あまり働いてはいけない国なようで、数年前までは、木曜日以外は、18時半でお店が閉まっていました。土曜日も、13時まででした。日曜日は、お店は開いていません。数年前、法律が変更になり、月曜日から金曜日までは20時まで、土曜日は18時までお店が開くようになりました。ワーキングマザーにとっては、買い物しやすくなり、快適になったことは言うまでもありません。
最後の15分を見ずに、娘を連れて近くの総合ショッピングセンターPEPに出かけました。まず、普段は人や車でいっぱいな道路やバス停回りが、ほとんど人気がなくて、驚きました。国民全員がテレビに釘付けという感じだったのだと思います。
ショッピングセンターには、大きなテレビのブラウン管が、アディダスファンショップの壁にあり、サッカーが中継されていました。私はかろうじて、ドイツの勝利の瞬間を観ることができ、テレビの前で吠えてしまいました。
アディダスショップには、日本の中村選手の姿が他の有名選手に混じっていましたので、写真をお届けします。22時までの買い物は本当に快適で、ワールドカップが終了しても続けて欲しいと思ってしまいました。
2006年06月03日
ワールドカップだ~いすき!
投稿者 fellow
はじめまして。ゲッベルみどりです。これから、ワーキングマザースタイルのスタッフの一員として、ドイツのライフスタイルや、シゴト人生論、国際結婚のこと等、日々のつぶやきをコラムとしてお送りしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
さて、みなさん、ワールドカップが六月九日にいよいよ開幕します。それも私が住んでいるミュンヘンで、開幕試合は、ドイツ対コスタリカです。五月三十日のドイツ対日本戦をご覧になりましたか?私は、テレビで生中継を観戦しました。ドイツのブンデスリーガで活躍する高原選手の2ゴール、すごかったですねー。感激してテレビの前で叫んでしまいました。試合を見る前、ドイツと日本のどちらを応援すればよいのか、少し悩んでしまったのですが、高原選手が最初のシュートを決めた時点で、心は既に「ニッポン、チャチャチャッ」でした。。。
こちらでは、ワールドカップ開幕まで一ヶ月を切った頃から、ワールドカップ熱が強まってきました。例えば、スーパーマーケットのビニール袋にサッカーボールの画像が加わったり、ドイツの旗が売られたり、チュッパチャップスの包み紙がサッカーボールに変わったりと、販売者側は、今トレンディーなワールドカップを採り入れて、消費者の心を掴もうとしているようです。
また、ドイツの音楽のヒットチャートには、ワールドカップにちなんだ曲が上位にランキングされています。私が一番気に入っている曲は、スポーツフレンド・シュティラー(SPORTFREUNDE STILLER)が歌う「54,74,90,2006」です。彼らはビデオクリップの中で、54+74x90=2006だと叫んでいます(本当は、54x74-1990=2006が正しいのですが、、)。つまり、ドイツは今までに、1954年、1974年、1990年に、ワールドカップで優勝しているので、2006年も優勝するぞと歌っているわけです。
「ワールドカップまであと何日」とテレビで表示されるたびに、サッカーファンの私は、踊る心を抑えるのに苦労しています。しかし、実際のドイツチームは、対日本戦で、批判されてきた守備のもろさが浮き彫りになり、果たしてどこまで進めるのかといった感じです。優勝を信じている人は少ないと思います。しかし、サッカーはドイツの国技ですので、老いも若きも、男女も関係なく、また、サッカーファンであるなしに関わらず、ワールドカップはみんなの注目の的です。ドイツ、そして、日本チームの試合にみなさんも注目してください。一緒に手に汗握りましょう。
ワールドカップ イケメン探し
投稿者 村山らむね
ワールドカップといえば、4年に一度のイケメンの祭典。ミーハーなわたしとしては、観戦を100%楽しむために、事前のイケメンチェックが欠かせません(ハート)
前回、2002年のワールドカップでは、もうスペインのキーパーに夢中でした。可愛かった!その前の98年フランス大会は誰に夢中だったかよくおぼえていないのですが、そのまえの94年アメリカ大会では、メキシコのGKのカンポスにかなり惚れました。(割とGKに恋に落ちることが多いらしい)あ、もちろんバッジョにも。
さて、今回わたしがチェックしているのは・・・
グループ B パラグアイのFW サンタクルス(ラテンなダニエル・デイ・ルイス)
グループ C オランダのFW ファンニステルローイ(崩れる前のジョン・マルコビッチ)
グループ F ブラジルのMF カカ (普通に可愛い。伊藤英明タイプ)
グループ G トーゴのMF ロマオ (ゴリをめちゃくちゃかっこよくしたみたいな)
なんかがおすすめ。
なかでも、イチオシはサンタクルス!!今のうちにつばをつけておきましょう。(どこに?どうやって?)
チーム賞はやっぱりイタリア。イタリアは一人一人はそれほど美形じゃないんだけど、集団でいるとなんともいえないフェロモンを漂わせるのです。日本と対戦するクロアチアもレベル高し。ちなみに日本人選手では、やっぱり基本はしっかりと。宮本選手が好きです。
ヤフーでもこんな特集やっています。
●男子禁制?イケメン選手の部屋
みなさんのおすすめは、だあれ?
2006年05月23日
vol.79:トラックバックテーマは「私が一番好きな曲」
投稿者 村山らむね
先週までのテーマの、「上司に妊娠しましたと言ったとき」には、みなさんのご苦労や誠実な対応についてのコメントやトラックバックが垣間見られて、興味深く読ませていただきました。
さて、今週のテーマは 【自分時間モード】
「私が一番好きな曲」です。
最近ではいろいろなサイトで、かなり古い曲もダウンロードできるようになり、自分の中の名曲がぐっと身近になりました。ぜひ、みなさんの思い出の曲、元気を出すための切り札、など、好きな曲を教えてください。
●ブログを持っている方は、これについての記事を書いたら、ぜひトラックバックしてください。今まで書いた記事で、関連する記事のトラックバックも大歓迎です。
http://wms.kir.jp/cgi/mt-tb.cgi/2140
を、【トラックバック先のURL】に入れれば完了です!
●ブログを持っていない方は、コメント欄にぜひコメントしてください。
匿名希望の場合は、名前の欄に、「匿名」と入れてください。
メールアドレスは、入れないと投稿ができませんが、非表示ですので、ご安心ください。
さて、私の場合。
まあ、好きな歌という言い方がとっても大まかなので、自分で質問を作っておきながら、すごく困るんですが。
小学生時代に初めておこずかいで買ったのがABBAのアルバム。好きでしたね。
なかでもすきなのが
●That's me
わたしなんかで、いいんですか?という歌です。
●Angel Eyes
これは片思いの曲だったと思います。
・高校生時代の思い出のアルバム
●ビリージョエルのイノセントマン

・大学時代は佐野元春とレベッカに夢中でした
●彼女
●ブルーな日曜の朝
元春は、リズムのあるナンバーも好きだけど、どちらかというとバラードが好き!
●76th STAR
このレベッカの曲は、私のテーマ曲。
・最近のお気に入り
クランベリーズのDreams
これは自分のお葬式にかけて欲しいくらい、好きです。「恋する惑星」の主題歌。
・好きなアーティスト
ローリン・ヒル
もっともっと好きな曲はあるんですが、とりあえず、このくらい。いろいろとCDをひっくり返しては、思い出にふけってしまいました。
みなさんもぜひ、お気に入りの音楽、教えてください。そして、この機会に懐かしい曲を探してみませんか!それぞれ視聴もできるので、どうぞ楽しんでくださいな!
■iTunes Music Store
■楽天ダウンロード
■Yahoo!ミュージック
2006年05月21日
イングリット・フジコ・へミング ソロリサイタル
投稿者 fellow
イングリット・フジコ・へミングのソロリサイタルに行ってきました。

フジコは騒がれ出したときからTVなんかでは時々見てましたが、CDは買ってませんでした。フジコとの音の出会いは”生”からって決めてましたから。それでも3年越しくらいになってしまってやっと夢がかないました。
今はコンサート会場で買ったCD
フジ子・ヘミング こころの軌跡(CCCD)
を毎日聴いています。
生フジコは、夢見る少女をそのままおばあさんにしたような感じで、独特の衣装で現れてちょこんとお辞儀するのはなんとも愛らしかったです。
大きなホールでのリサイタルというのを忘れるような演奏でした。
「私、ピアノが弾きたいから、あなたそこで良かったら座って聴いててね」というくらいの感じで、そこがどこだろうと弾き始めればフジコワールドです。彼女の奏でる音の世界にみんなで入っちゃう感じですね。
おそらく家で猫を相手に弾いているときもきっと今と同じなんだろうなと思いました。
曲目はドビュッシーからはじまり、ショパン、スカルラッティ-、リストと合計23曲。もちろん最後はラ・カンパネラでした。MCもほとんどなく、時々曲順のメモを時々見ながら次々と演奏するという感じです。
音に関して言葉で表現するのは難しいですが、あえてつたない言葉で語ってみるとこんな感じでしょうか。
とても絵画的、例えばモネの睡蓮のようにやわらかさの中に豊かな色彩感と透明感がある音色だと思いました。ドビュッシーはまさしく目を閉じれば色が溢れ出すようなイメージでした。
緻密に描かれるデッサンとかではなく、油絵の筆でキャンバスに幾重にも色を重ねていく感じです。
浮遊した感じで音が固まりとして流動的に形を変えていくんですよね。
例えば寄せては返す海の波のようであったり、山にかかる霧のようであったり、刻々と色を変える夕暮れの空であったり、もくもくと沸いてくる雲のようであったり、キラキラと光る湖水のようであtったり。
特にリストは良かったです。
「愛の夢」も聞きほれましたが、フジコの代名詞でもあるラ・カンパネラはその1曲だけでも聴く価値があると思います。
私が物心つくときから今までに聴いた中ではもっともスローなラ・カンパネラでした。丁寧に愛情を持って奏でられる曲はすごくノスタルジックで美しいものでした。
ひとつひとつの音が身体に浸透してくる感じでした。
でもフジコの音が人の心を捉えるのは、ただ綺麗な描写的イメージなわけではなく、そこに人間の本質的な「希望」が感じられるからだと思います。貧しい部屋の片隅でもピアノがあればどんな美しい世界にも行ける、絶望的な孤独の淵からでも天上を見られる、光が感じられる、ある意味サルベージなんですよね。
本人は救済のつもりはなくても、彼女の創る世界を垣間見ることで救われる。。。私も少し救われたような気がしました。
「Life is Beautiful」と思えてくるんです。
お土産にフジコの描いた絵葉書を買いました。なんでもフジコの弟さんが売り歩いているそう。
画もとても可愛らしくてすごくいいです。ちょっとシャガールっぽいかな。
音楽の才能に秀でている人が、美術にも才能があることはとても自然なことですね。
2006年05月12日
ブロークバック・マウンテンを見てきました
投稿者 村山らむね
話題の映画、ブロークバック・マウンテンを見てきました。夫婦で。
正直、まだ感想というか、この映画に対する自分の立ち位置が確定できないままです。とてもいい映画だったと思う。誰かが誰かをとても大切に思う。そこだけに焦点を当てた、シンプルでストレートな映画だと。
だけど、やっぱり、複雑だ。
主人公は二人とも、結婚して家庭をもち子供ももうけます。そこにまったく愛がないとはいえない。子供のことは少なくとも、とても大切に思っている。
だけど、妻にしてみればやりきれないだろう。わたしは、双方の奥さんに感情移入してしまって、映画に単純には浸れなかった。どうしてもくぐもった怒りを感じずにはいられなかった。
蜘蛛女のキス、ブエノスアイレス、いわゆるゲイの恋愛を主題にした映画には心から喝采を送ったし、涙もした。だけど、このブロークバック・マウンテンは、主人公が(特に片方は)あまりに普通のどこにでもいる夫なので、キワモノ的に客観的に見られないところがあったのだ。リアルなのだ。
つまり、どうしても思ってしまうのだ。自分の夫が、隣で映画を一緒に見ている夫が、もし男性と恋に落ちてしまったら?と。
よく旦那と話すことがある。
相方が
・異性に心を奪われる
・同性に心を奪われる
・宗教に心を奪われる
・薬に心を奪われる
どれが一番つらいだろうか?という4択。
結構、議論になるところだ。以前なら、「同性を好きになっちゃったら、3人で飲みにいこうよ!」なんて明るく言っていたが、そうは絶対にならないことがこの映画を見てわかった。自分よりも愛する対象を夫が持っていると知ったら、それが誰であれ、何であれ、本当に寂しい気持ちになるだろうと。
ちなみに、主人公とその妻を演じた、ヒース・レジャーとミシェル・ウィリアムズは撮影中に恋に落ち、昨年娘が生まれたそうです。パンフレットに掲載されていたその事実を知って、わたしはなんだかとっても救われました。なぜだかよくわからないけど。
■ブロークバック・マウンテン 公式サイト
2006年05月04日
ナスカ展に行ってきました!
投稿者 村山らむね
話題のナスカ展に行ってきました!日曜日の午後だったのですが40分待ち。それでも行った甲斐がありました。
京太さんがものすごいナスカの地上絵ファンということで、誘われて行ったのですが、うーむ。こうやって知らない世界に誘ってくれる友人を持つのはいいものだと、しみじみ思うくらいに感動しました。
地上絵はもちろん、出土品のポップさ、最後の地上絵を空から体験できるシミュレータや映像など、たいへんおもしろい展示でした。
小学校3年生の娘に見せるのはどうかと思うようなかなり保存状態のいいミイラ(つまりかなり・・・)も2点ほどあり、見るのをいやがるかなと思ったのですが、近寄って凝視。買ってきたパンフレットも何度も何度も見るくらい、気に入ったようです。(お風呂も怖がって一人で入れないくせに、どうしたことか?)
家族連れはもちろん、一人でぶらりと来ているデザイナーっぽい男性も沢山見かけ、南米の遺跡が美術デザインに与えている影響なんていうものもちょっと感じさせました。6月18日まで。ぜひご家族で行ってみてください。
ナスカの地上絵はいったい誰が描いたのでしょう?帰ってから娘と延々と語り合いました。
結果?
私は、やっぱり宇宙人だと思います(爆)
■TBS ナスカ展公式サイト
割引クーポンは ここから
■国立科学博物館 ナスカ展
最後に、ぼそりと博物館や美術館に行くたびに思うこと。
・高い。音声ガイドを借りて、図録を買うと、2人で行っても5千円以上かかる。
・子供料金をとらないでほしい。最近、中学生まで無料のところが多くなったが、これは徹底して欲しい。
・早い。5時までで閉まってしまうなんて。せめて6時くらいまで開いていてほしいな。と、NYの美術館を調べたら、METもMOMAも5時半閉館でした。9時からやっているだけ日本の国立科学博物館のほうが優秀?
・子供が前に行こうとするとギロリとにらむのはやめて。いや、わかりますよ。でも子供は視野が本当に限られているので、前に行かないとほんと見えないんですよ。昔、子供の頃、父に連れられて美術館に行くと、自然と前のほうにいざなわれた気がするのだが、気のせいだろうか?子供が少なくなるにつれて、子供への寛容性も失われているような気がする。子供が少なくなって、大人のコドモが増えてきた。
2006年05月01日
Rent・レントが映画化されました。
投稿者 大葉柚子
今までみたミュージカルの中で一番好きなのはRent・レント。その、
レントが映画化されました。ぜひ、見に行かなくては! 音楽よし、ダンスよし、ストーリーよしの三拍子。当然トニー賞もとったし、ピュリッツァー賞までとった。どんな風に映画化されているのか興味深深。
ニューヨークのオンブロードウェイミュージカルというと、現実離れしたものが多い。美女と野獣は魔法で野獣になってしまった王子様のお話だし、キャッツに至っては猫が喋る。ライオンキングは言わずと知れたライオンが主人公で脇役もサバンナの動物たちだし。みんな華やかで、感動的で、音楽も壮大な印象。でも、このレントはすごく現実的なのが魅力。すぐ隣の国で、すぐ隣の街で、すぐ会えそうな人たちの、自分にもありそうな話。音楽もゴスペル風味、ロック風味の口ずさみやすい心に残るメロディー。
一番、人気の高い曲Seasons of Love(シーズンズオブラブ)は、メロディーもいいけど、歌詞もいかしてる。525600分。一年を分で計るとこうなる。でも計るものって分だけなのか。朝陽の数でもいいんじゃない?愛の数でもいいんじゃない?
ミュージカル・レントのストーリーがすばらしいと感動した理由は二つ。
一つ目は、エネルギー。人種や性別を超えて誰もにチャンスがあるニューヨークが舞台。チャンスは確かに平等にあるけれど、実際それをつかめるのはごく一握り。夢を抱き、何かを目指し、何かを求め。今の自分ではなくて何者かになりたいニューヨークの若者のそのエネルギーに圧倒される。
二つ目は、愛。夢を抱いていても、目指すゴールが今の自分でなくても、今の自分を愛してくれる人が誰しも必要。友人の愛。恋愛。愛が弱音を吐く自分を受け止めてくれる。愛がまた前に進めるよう背中を押してくれる。いいなぁ、愛って。
この映画、ぜったい見たい今年の映画。
ダビンチコードも期待しちゃうけど、レントはそれ以上期待してしまう。
2006年04月21日
私のヘビーローテーション
投稿者 fellow
私はPCに向かっている時にはあまりBGMを流さない派。これは単に普段長々とPCに向かうのが早朝で皆が寝静まっている時間帯だから・・・というのが一番の理由なのだけれど、作業に集中できなくなってしまうという理由もあったりします。それは私が意外な事に?ロック系の曲調が好みなので(iTunesにインポート済みの曲もほぼRock)、どうも気が散る原因になってしまうのです。
それでもここ最近、日中ヘビーローテーション化しているアルバムがあったりします。そのアルバム&アーティストは・・・

CYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete Single Collection (初回限定盤12cmCD付)

CYCLE HIT 1997-2005 Spitz Complete Single Collection (初回限定盤12cmCD付)
はい、スピッツです。実は昔から大ファンなのです!・・・と公言できる程のファンではなかったりするのだけれど(何だか失礼な言い回しですが、苦笑)、ふと気付くとつい聴き入ってしまっているという、私にとってはある意味身近な存在。皆さんもCMやドラマの主題歌などで耳にする事も多いのでは?こちらのアルバムはデビュー当時からこれまでのシングルコレクションなので、聴いた事のある曲が必ず入っていると思います。私の場合、特に1991-1997に含まれている曲に当時のあれこれを思い出さされ、きゅんとなってしまいます・・・もう10年以上前になるのですね、しみじみ。
好きな音楽を皆に紹介するのって、ちょっぴり気恥ずかしかったりしませんか?音楽ってかなり好みが分かれる分野ですし、私の場合はよく聴く音楽のジャンルがバラバラで意外がられたりするので、特にそう感じてしまうのかも知れませんが。その点ではスピッツはかなり世間に浸透していると思われるので(笑)堂々とご紹介できました!
様々な想いに浸ってみたい方に、リラックスタイムに、ゼヒゼヒおすすめしちゃいます。
伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)って知っていますか?
投稿者 村山らむね
最近の若冲ブームはすごいなと、つくづく実感したのが、3月に東京都美術館へ見に行ったニューヨーク・バーク・コレクション展(~6月11日まで滋賀MIHO MUSEUMにて。東京と出品作が変わるのでご注意)でのこと。
このコレクション、日本人としてむせび泣きたくなるような、すばらしい日本美術のコレクション。名作・大作が、ずどんずどん並んで、「どうしてこんな名品がニューヨークにあるのだろう?」と、誇らしく思いもするのだが、基本的には、地団駄を踏みたくなるような悔しさを感じざるを得なかった。
最終日に行ったので、どの作品の前にも人だかりがあったのだが、一際、動かぬ厚みのある人だかりがあったのが、この若冲の作品で、初期の作品である「月下白梅図」と、後期の作品である「双鶴図」の2点。
どうして、これほどまでに若冲が人気を集めるのか?
ひとつには、キッチュでポップな画風だろう。有名な作品の中に、樹花鳥獣図屏風があるけれど、この巨大な象さんと、鳳凰なんかは、イラストレーションとみまごうばかりの、新しさ。江戸時代に描かれたとは思えない、ポップさがある。
もうひとつは、その生き方だろう。京都の青物問屋の跡取りだったのが、絵画に目覚め、弟に家督を譲り、ひたすら絵画に没頭。生き方も画風以上に相当キッチュだったようだ。
2000年開催、京都国立博物館「没後200年 若冲展」で突如火が付いたように人気が出たのだが、今年、東京国立博物館で「若冲と江戸絵画」展が7月4日(火)~8月27日(日)まで開かれるのだ!もう、これは大興奮。絶対に見逃せません。
先頃、全作品を紹介するブログもオープンしたので、「若冲ってなに?」という人も、「若冲いいよね、ニヤリ」な人も、ちょっと注目してみてください。
江戸時代は浮世絵画家の人生や作品もおもしろいけれど、浮世絵以外の絵師たちの人生も面白いんですよ。わたしのおすすめは、蕭白。西洋美術もいいですが、日本の美術、とりわけ江戸の絵画も驚くような新しさが溢れています。夏に、お子さんとぜひたずねてみて下さい。
■東京国立博物館・平成館
2006年03月25日
伊勢志摩ライナーに乗ってきました!(続き)
投稿者 fellow
伊勢から鳥羽まで行く電車を待っていたところ、ホームにすべりこんできたのは、なんと伊勢志摩ライナーでした! 実は、伊勢志摩ライナーは、名古屋発と大阪・京都、難波発のものがあり、中川で合流するため、伊勢には、名古屋からと大阪・京都、難波から来る伊勢志摩ライナーが止まるのです。思いがけず、伊勢志摩ライナーに二回乗れて、ラッキーでした。伊勢から鳥羽までは15分くらいと短いのですが、10時台名古屋発に乗り遅れても、ここで挽回できるわけです。
鳥羽の宿泊は、XIV鳥羽アネックスという、会員制のリゾートホテルに泊まりました。同行してくれた夫の父が勤めていた会社のOBが利用できるホテルだったので選んだのですが、ツインの部屋でもそれなりに広いし、レストランのお料理も海の幸をふんだんに使ったもので、別棟の温泉(スパ付き)もきれい。スタッフのサービスもなかなかよかったです。ネットで見た時は、「少し古いかなあ」と、正直、少し不安だったのですが、予想以上に満足できました。
鳥羽では、鳥羽水族館で、ほとんど一日過ごしました。「太陽系最大」というだけあって(しかし、すごいキャッチフレーズ・・・)、盛りだくさんの展示で、ペリカンのお散歩(一緒に写真も撮れるんですよ)やイルカショーなどのお楽しみもあります。館内にふたつレストランはありますが、こちらは「まあ、こんなところかな」というお味でした。
イルカショーといえば、伊勢湾に浮かぶ島々の中に、イルカ島というものがあって、そこでイルカをさわれたりするそうですが、私たちは、時間切れで、伊勢湾周遊だけして、ホテルに戻りました。
さて、鉄道の話に戻りましょう。夫の父方の田舎がある桑名までは、やはり近鉄の特急、アーバンライナー・プラスに乗りました。

アーバンライナーは、伊勢志摩ライナーに比べると色は地味ですが、車体は似たようなデザインで、やはり広々としたシートが快適、デラックス・カーのディスプレイには、運転席からの車窓風景が映し出されるなど、なかなかにくい演出もあります。
名古屋まで戻る時は、もうひとつの近鉄の特急、二階建て車両があるビスタカーEXに乗りました。

二階建て車両の上は展望を楽しむ席、一階はゆったりとしたサロン風の座席と、用途別に使えます。
息子共々、ずっと乗りたかった近鉄の特急に乗れて大満足、伊勢志摩のおいしいご飯も堪能して、ここ数年の家族旅行の中では、かなり点数の高い旅となりました。いつになるかわかりませんが、今度は、九州の特急に乗る旅もしてみたいな!
2006年03月23日
TBS金曜ドラマと野島伸司
投稿者 AMN
ここ数年はドラマを全く観ていないのだけれど(友人達のドラマ話についていけず寂しい思いをする事もしばしば、苦笑)、思い出のドラマなら・・・と、記憶を辿ってみました。おぼろげになりつつある記憶を頼りにネットで検索していくつか思い出したのだけれど、どの作品も「TBS金曜ドラマ」の「野島伸司」脚本でした。あれれ、そんなに好きだったっけ!?
さて、その当時私が毎回続きを楽しみにしていたドラマですが・・・

未成年(1995年)

人間・失格-たとえばぼくが死んだら(1994年)

聖者の行進(1998年)
思い浮かんだ順に列挙してみました。
どの作品も「いじめ」「虐待」「精神薄弱」「知的障害」などのTV向きでないように思える重々しいキーワードが並び、ストーリーも観ている側までもが精神的に追い詰められるようなものだったのだけれど、暗いだけで終わらない、一筋の光を感じる結末に好感を持ちました。カーペンターズやサイモン&ガーファンクル、そして中島みゆきなどの印象的な楽曲が使用されているところも高ポイント。ついでに書くと、野島作品に欠かせない?いしだ壱成も実は好き・・・でした。(う、こういう話は照れ臭い!)
こうやって書くと、「TBS金曜ドラマ」もしくは「野島伸司」を崇拝しているように思えるけれど、実際のところはそうでもなく。それでもTBS金曜ドラマに関しては「十年愛」、野島作品に関しては「ひとつ屋根の下」「リップスティック」辺りが印象的です。
今回ドラマを検索していて「TBS Drama Archive」に辿り着いたのだけれど、私のような思い出のドラマ話しかできない人向けに、是非とも1996年以前のドラマも取り上げて頂きたーい!と、切実に思いました。入り浸ってしまう危険性も伴う事に不安を覚えつつ・・・どうかご検討下さい(笑)>関係者の皆様。
2006年03月20日
泣けるドラマ ベスト3は、「眠れる森」「イグアナの娘」「僕の生きる道」
投稿者 村山らむね
ドラマ大好きです。かなりミーハー。
そんな私が愛するドラマを3つ選ぼうと思ったのですが、どうしても選べない!3つは無理。なので、まずは泣けるドラマを3つご紹介します。

その1:
眠れる森(98年、フジテレビ。脚本:野沢尚)
中山美穂と木村拓哉が主演したドラマで、ユースケ・サンタマリアや本上まなみの出世作でもあります。サスペンスタッチのラブストーリー。映像の美しさがなんとも切ない、完成度の高いドラマです。何度か再放送でも見ていますが、色褪せない。DVDを揃えたいなと思う、数少ないドラマのひとつです。
15年前の陰惨な殺人事件の生き残りである中山美穂は記憶喪失。彼女を愛する木村拓哉、仲村トオルなどが繰り広げる、謎めいた人間関係。回を追うごとに、息が詰まるような気持ちになり、最終回放送日には、旦那と一緒に正座して見るほど夢中になりました。結構、男性受けするドラマだったのではないでしょうか?わたしも旦那と、お互いの推理をぶつけあって、夜も寝ずに議論しましたっけ。
最終回も、驚きがありながらも、全てが腑に落ちる作りになっており、最終回だけでも見ごたえがあるほど、すばらしい内容でした。音楽がまたいいのです。今でも、よくテレビ番組のBGMに使われており、そのたびに、このドラマの切ない雰囲気を思い出します。
後半の回で、木村拓哉が延々と歩くだけのショットのシーンがあるのですが、今でもあの孤独感が忘れられません。木村拓哉のドラマはほとんど見ていますが、文句なしにこれが一番好きです。
野沢尚のドラマでは、「恋人よ」(鈴木保奈美と岸谷五朗が主演。セリーヌ・ディオンの主題歌が印象的でした)、「青い鳥」(豊川悦司と夏川結衣が主演。日本全国のロケによる逃避行もの)などが大好きです。

その2:
イグアナの娘(95年、テレビ朝日。脚本:岡田惠和)
菅野美穂の出世作。とにかくもう、毎回涙ででろでろになるくらい、よく泣きました。萩尾望都の短編マンガをよくこれだけのストーリーに膨らませたと、脚本の岡田惠和さんにまず拍手!
お母さんである川島なお美からは、イグアナに見えてしまう菅野美穂。自分の子供を愛したくても愛せないという、どの母親でも思い当たる心理、そして「母親の望み通りの自分になれないもどかしさ」という、娘なら誰でももつ思い。その2つを、どうして男性の脚本家がこれほどまでによくわかるのだろう?と疑問に思うほど、うまく映像化しています。
いじめ役の川島なお美がとても魅力的。何よりも菅野美穂がすばらしかった。ちょうど新婚当初で、ごうごうと泣く私の隣で、旦那がうろたえていたのを思い出します。
岡田惠和のドラマでは、「ちゅらさん」「ドク」なんかも大好きです。
その3:
僕の生きる道(03年、フジテレビ。脚本:橋部敦子)
「愛していると言ってくれ」と迷ったのですが、やっぱりこっちにしました。これはガンを宣告された高校教師が、余命を意識することによってどんどん変化していく様子を、淡々と誠実に表現したドラマです。すごくリアルなドラマで、台詞の一つ一つが胸に刺さるような、ドラマでした。
主演の草彅剛と矢田亜希子が本当に魅力的でした。特に草彅くんは、ドラマの進行に合わせて体重も減量したようで、本当に最後は死んでしまうのではないかと心配したほどです。同僚教師を演じた谷原章介の出世作でもあります。
主役の二人が、温泉に行くシーンが、忘れられません。悲しい中に、毎回、すがすがしい何かを残してくれるドラマでした。もう少し娘が大きくなったら、ぜひ見せたい、そんなドラマです。
同じ脚本家、草彅剛主演の「僕と彼女と彼女の生きる道」も素敵なドラマでした。同じくらい好きです。
このほかにも、坂元裕二「同級生」「東京ラブストーリー」、野島伸司「高校教師」「未成年」、北川悦吏子 「愛していると言ってくれ」「ビューティフルライフ」などが好きでした。
最近はドラマを見ていても、主人公ではなく主人公の母親に感情移入してしまうのが、自分的には、ちょっと・・・。どっぷりと主人公に感情移入する、ラブロマンスに浸りたいところです。
2006年03月19日
伊勢志摩ライナーに乗ってきました!
投稿者 fellow
家族で伊勢志摩旅行に出かけていたため、先週のエントリーをお休みして(今週も遅れて、すみません)、失礼しました。伊勢志摩といえば、電車好きな男の子がいらっしゃる方は、もうおわかりですね。そう、伊勢志摩ライナー!

子ども向けの電車絵本には、必ずといっていいほど登場している、我が息子いわく「足の親指の爪みたいな」運転席のデザインがユニークな、近鉄の特急です。
夫の祖母が三重と名古屋にいるため、ふたりを訪問するのはもちろんですが、それにかこつけて、「伊勢志摩ライナーに乗ろう!」というのが、今回の旅の目的。「てっちゃん」ならぬ「みっちゃん」の私にとっても、実に楽しい旅行でした。
東京から新幹線で名古屋まで行き、そこから伊勢志摩ライナーに乗り換えて、伊勢へ。(名古屋発の伊勢志摩ライナーは本数が限られているので、東京発の新幹線は8時台出発とがんばらなければなりません!)切符は、近鉄のサイトから予約購入し、近鉄名古屋駅の窓口で引き換えることにしました。
伊勢志摩ライナーは、運転席の後ろが大きな窓ガラスになっていて、運転席は丸見え、前方の景色も視界良好と、電車好きにはたまりません。

また、別料金が必要ですが、前方にあるサロンカーは、かなり大きな、ゆったりした座席で、窓も大きく、のんびり車窓の景色を楽しみながら旅ができます。
伊勢といえば、「お伊勢さん」にお参りしないわけにはいきません。伊勢、宇治山田のどちらからも、同じくらいの距離ですが、コインロッカーには入らない大きな荷物を預けられるのは伊勢なので、そちらで下車しました。(名古屋からは、だいたい1時間くらい。)
お昼は、伊勢名物、伊勢うどん。

太めの、ふにゃふにゃになるほど柔らかくゆでた麺に、濃~いたれがかかった、不思議な組み合わせのうどんですが、なかなかおいしかったですよ。
伊勢神宮は、子連れで行くと、単なる運動場と化してしまうかもしれませんが(息子は、ずーっと走り回っていました・・・追いかける私は汗だく)、他の神社とは違う、独特の静謐で神秘的な雰囲気は、やっぱりいいものです。
伊勢神宮の内宮傍にある「おかげ横町」は、お土産やお買い物に絶好のスポット。古い町並みを残した趣も素敵ですし、これまた名物の赤福はじめ、伊勢のおいしいものを売るお店がずらりと並びます。観光客の中には、「お伊勢さんには、もう行ったから、今回はお参りしないで、『おかげ横町』だけでいいわ」という人も、けっこういるとか。子連れだと、お買い物に時間をかけられないのが辛いところですが、伊勢木綿のお店など、良さそうだなあ、と横目で眺めてきました。
あと、ここも子連れだと間が持たなかったのですが、赤福を優雅にいただくなら、「おかげ横町」の「五十鈴茶屋」がおすすめです。風流なお座敷で、お抹茶と一緒に、赤福や他の美味しい和菓子を出してくれます。ちなみに、私が行った時、料理研究家の有本葉子さんのロケをしているところを目撃しました!
伊勢はあれほどの観光地なのに、めぼしい宿がほとんどないので、泊まりは鳥羽まで行くことにしました。この続きは、次回に!
2006年03月14日
この10年で、好きなドラマ
投稿者 fellow
今週のお題「思い出のドラマ語り」です。
常軌を逸した登場人物に引っ掻き回されるようなジェットコースタードラマには興ざめしてしまうほうで、魅力あるキャラにひきつけられる、心温まるお話が、好きです。3つ選んでみました。
その1:
王様のレストラン(95年、フジテレビ。脚本:三谷幸喜)
伝説のギャルソンなんだけど、今はなぜか給食センターで働いている男(松本幸四郎)とか、まだ才能が開花していない天才シェフ(山口智子)とか、わけあり、クセありな人々が倒れかけたレストランを再建していく話。脇役も、すばらしい。三谷さんの作品のなかでも、もっとも好きなもののひとつ(ドラマなのかわかりませんが「やっぱり猫が好き」も好きでした)。もう10年以上前なんですね。
その2:
やまとなでしこ(2000年、フジテレビ。脚本:中園ミホ、相沢友子)
ちょうど出産&産後で、リアルタイムでは一度も見られなかったのです。当時かなり流行ったMisiaの主題歌「Everything」も、年が明けてから「これ、誰の歌?」と夫に聞いて「それも知らないくらい、忙しかったんだ~!」と驚かれました。自分のライフスタイルがすっかり変わってしまったことと、これからはのんびりドラマを見てられないのか! とショックを受けた、という意味で印象に残っています。
松嶋菜々子さん演じるヒロインは、拝金主義のイヤな女という設定なのに不思議なかわいさがあって(生き抜く術として、純粋さを隠して偽悪的にふるまっているような・・・)。堤さん演じる欧介は、魚屋をしているけど、じつはMITに留学経験のある数学の天才。萌え~。(←文系人間なので)
欧介は、芸達者な堤さんらしく、いまどきいないくらい素朴で懐の深い男を、本当にいそうなくらいリアルに演じていていましたが、なんといっても、松嶋さんにとって、ハマり役だったと断言できます。キツい台詞も、甲高い声で舌ったらずだったりするので、憎めなかったし。彼女の心がどう変わっていくか、目が離せませんでした。最後の台詞まで、いかにもこのヒロインらしい、「可愛げのない可愛さ」が貫かれていて、見終わった後、幸せな気分になれるドラマでした。
ちなみに、韓国でもリメイクされましたが、こちらは途中から単なるドタバタ劇になり、残念な出来でした。ヒロインの演技力にも、問題アリかも。天文学者なのに餅屋をしている男を演じたコ・スは、なかなか良かったと思います。
その3:
きみはペット(2003年、TBS。脚本:大森美香)
一見バリキャリなんだけど、実は不器用な乙女で寂しがりや。という主人公を演じた小雪さんは、本当にあんな人かも!?と錯覚してしまうほど好演していて、働く女として、わかるわかる!と共感。
さらに、松本潤演じるペットの「モモ」が、超魅惑的。ペット以外の顔も持っていて、そちらとのギャップも、必見です。「花より男子」で松潤の魅力に気づいた方、ぜひこちらもどうぞ!
2006年03月12日
30年ぶりの「ベルばら」を楽しむ
投稿者 fellow
義母が久しぶりに東京に出てきたので、「何か楽しんでもらえるイベントを」と考え、宝塚星組「ベルサイユのばら」を見ることにしました。思い立ったときはチケット完売だったので、オークションで奮発して元値の1.5倍でSS席を競り落としました。娘二人と私と義母の女3世代で見に行きました。
実は私は30年前、池田理代子さん原作の漫画「ベルサイユのばら」にはまり、初演の年に見に行ったので今回2回目なのです。
30年たっても宝塚の印象は少しも変わらず、きらびやかで絢爛豪華で宝石箱をひっくり返したようでした。綺麗なものが大好きな義母は大喜び、大枚(?うちにとっては)はたいた甲斐があったというものです。
今回見たのは「フェルゼンとマリー・アントワネット編」ということでストーリーの構成が以前見た「オスカルとアンドレ編」と多少違いました。
主役のアントワネットの白羽ゆりさんはとっても可憐で綺麗でした。後半のクライマックスでは迫真の演技に思わず泣かされました。フェルゼン役の湖月わたるさんは次回作で引退?だそうで熱のいれ方も一層という感じでした。
お約束のオスカルとアンドレのラブシーンもしっかり入っていて、時々挟まれる名脇役のコメディでは「イナバウア~」も出て大受けでした。名場面も多く最後のショータイムもステキで3時間たっぷりの充実の公演でした。
私は特に宝塚ファンというわけではないのですが、素晴らしい舞台を見ると病み付きになる人の気持ちはわかります。基本は30年前と同じ演出ですので、すごく新しいわけでもなく、センスがいいわけでもなく、ある意味演歌や人情劇に通じるベタさもあるのですが、何故かすごく魅力的です。
「え~女性が男装して派手な化粧してっていうのがどうも~」という人も是非食わず嫌いをせずに一度体験してみると良いですよ。TVやDVDではなくできれば舞台に直接足を運ぶことをお勧めします。
母子で行くのもよいかも~。こどもの頃に体験したり感動したりしたものは大人になってからもかなりの影響があるものです。
宝塚に限らずですが、良いものはできるだけ小さい頃にも沢山見せておいたほうがいいですね。
※ちなみに漫画「ベルばら」を全巻読み直してしまいました。名作は30年たっても色褪せません。
2006年02月14日
LOVE ACTUALLY ラブ・アクチュアリー
投稿者 大葉柚子
我が家のバレンタインデーは、アメリカ流で旦那様が花束を買っていつも私に贈ってくれるの。と自慢したいところなのですが、してくれないものは自慢できないので仕方ありません。(笑) 今日は人生初めてガトーショコラを焼いてみました。が、まだ味は未確認。
ところで最近私がみた映画は、ラブ・アクチュアリー。

愛っていたるところにいろんな形であるんだよ、と改めて教えてくれた映画。恋人同士の愛だけでなく、夫婦の愛、家族の愛、同志の愛。愛する人に裏切られれば悲しいし、愛する人が遠いところにいってしまえば寂しい。愛する人が自分を見てくれれば幸せだし、愛する人が帰ってくれば嬉しくて。
クリスマスの映画だけれど、愛する相手と一緒にみたらきっとあたたかい気持ちになれると思う。
愛する相手がそばにいなくても、この映画をみたら愛っていいよなぁと、思えてくると思う。
ちなみに私は旦那さんとみたけれど。
隣で愛っていいなぁ。とジンワリきてる妻の横で
すっかり夢の中の旦那さんでした。
こんな愛も、あり。(笑)
2006年02月11日
さよなら、交通博物館
投稿者 fellow
鉄道おたくのことを、「てっちゃん」といいますが、女の「てっちゃん」はなんというのでしょうか。以前、矢野顕子さんのコンサートに行った時、「みっちゃん」と呼ぶのだと聞きました。(矢野さんも、鉄道好きだとか。)そして、ワタクシもかなり「みっちゃん」の気があります。学生時代はシベリア鉄道(まだ「ソ連」だった頃)に乗って、その先の東ヨーロッパからロンドンへ鉄道で旅をしました。アメリカにいた時は、アムトラックでLAからシカゴまで行きました(バスで行くより遠かった・・・)。
神田にある交通博物館は、だから、息子(多くの男の子同様、鉄道大好き)だけでなく、私にとってもすごく魅力的な場所。でも、今年の秋にさいたま市に移転してしまうので、今の場所に行けるのは5月までです。
『電車男』の影響もあるらしいですが、クローズまであと少しなので、混雑は覚悟していかなければなりません。何しろ、平日でも、模型鉄道パノラマ運転(入り口入ってすぐのところ)は、20分ぐらい前から席取りしていないと、座って観られない。平日と土日では、運転時間が違うので、事前にチェックしていくことをおすすめします。
1Fは電車や機関車の展示です。山手線や新幹線の運転シミュレーターもありますが、けっこう難しく、私は子供を膝に乗せてやってみたところ、どうにもうまくできなくて、後ろに並んでいたお兄さんに「それは、○○しないと動きませんよ」と教えてもらう始末でした。ひとりでやらせるにしても、3~4歳の子だったら、ちょっと厳しいかも。(レバーやなんか、わりと硬めです。)
機関車や客車の実物を見ているだけでも、電車好きの子は楽しそうですが、意外とはまるのが、ドアを開け閉めするボタンを操作できる中央線車両。御料列車の展示の手前にありますが、車掌さんごっこが好きな子は、ここからなかなか動こうとしません。
2Fから上も、いろいろと興味深い展示があるのですが、1Fの鉄道展示だけでもかなり盛りだくさんなので、じっくり回るとかなり時間がかかりますし、親もヘトヘト。鉄道以外にはあまり興味がない子だったら、上の階は飛ばしてもいいかもしれません。ちなみに、エレベーターやエスカレーターはないので、ベビーカーだと、なおさら辛いでしょう。
食事や休憩は、4Fの軽食堂か、各階の休憩コーナー(1Fは狭くて自販機ぐらいしかありませんが、2Fでは、土日祝日のみ数量限定で駅弁やサンドイッチなども買えます)でできます。売店もいろいろなものが売っていて楽しいです。(子供でも開けやすいお弁当箱、なんてものもありました!)
せっかくですから、近所のおいしいお店で一休みもいいですよね。あの界隈は、お蕎麦の「まつや」(昼時は混むので子連れには不向き。でも3時~4時なら入りやすい)、甘味処の「竹むら」(粟ぜんざいが絶品!)、フルーツパーラーの「万惣」(ホットケーキで有名)、それからパンと洋菓子の「近江屋」(子連れにはここが一番気楽かも? ドリンクバーがお得)など、おいしいお店が並んでいます。
新しい交通博物館のオープンも、それはそれで楽しみですが、今の、木造家屋がぽつぽつと立ち並ぶ風情ある一角にある古い建物も大好きなので、なくなってしまうのは、本当に名残惜しい。クローズまで、あと何回行けるかな?
2006年01月22日
THE 有頂天ホテル 見てきました!
投稿者 村山らむね
三谷幸喜ファンの我が家。小2の娘も連れて、封切り翌日に見に行ってきました。
一言、最高!!!
とにかく体中が引きつるくらいに笑いました。
特に、あらすじというあらすじはないので、頭を空っぽにして、へんな先入観なく見に行ってください。あれだけのスターが出ているのに、すべて個性的で、きちんと主役の瞬間があって、やっぱ三谷さん、天才。。。
みんないい人なんだけど、ちょぴりずつ欠点もあって、愛すべき人物ばかり。
新選組!のファンだったら、思わず笑みがこぼれるシーンもいくつかあります。ほんの一瞬出るいわゆるカメオ出演も、三谷作品の人気者がちらほら。
小2の娘も心配しましたが、一番受けていました。アヒルのダブダブくん(超名演技!)というかわいいアヒルちゃんが出てくるので、子供はそこに集中していましたが、思っても見ないところでツボにはまっていたりして、そのあたりが面白かったですね。
たわいのないストーリーではあるんですが、大晦日のようにみんながリラックスしているときに、もっとも忙しく働く、サービス業という職業の人すべてにささげられているといったら大げさでしょうか。お金のためだけでなく、誰かの笑顔のために、誇りをもって働く、そんなたくさんの人たちに向かっての拍手を心から送りたくなるような、そんな映画でした。
映画館で、みんなでおなかを抱えてみるのにふさわしい映画です。おすすめです。
■THE 有頂天ホテル
シングルワーキングマザーである松たか子演じるハナちゃんが最後に佐藤浩市演じる武藤田に向かっていう台詞が大好きです。わたしも、子供だったり夫だったり、大事な人が苦境に立ったときに、ああいう風に言ってあげたいと、強く思いました。がんばれ、逃げるなと、普通はいうけれど、あの言葉は、本当に相手を大切に思っていないといえない台詞だと思います。
なんと言うかは、もちろん、劇場での、お・た・の・し・み!
2006年01月21日
やっぱり相撲はおもしろい
投稿者 fellow

久しぶりに、相撲が盛り上がっているようですね。先場所は、いかにも不入りな様子がテレビからも見て取れたものでしたが、今場所は、新大関・琴欧州の誕生、そして、先を越された他の若手力士たちの発奮もあって、なかなか熱気のある取り組みが多いように思います。子供の頃、先代貴乃花のかっこよさにしびれて以来、相撲好きの私。普段はテレビをほとんど観ないのですが、場所中だけは別、子供とテレビの前に陣取っています。
確かに、ここ数年は、あまりにも横綱・朝青龍が強すぎて、なんだかつまらない、というところはありました。それ以前に、小錦や曙、武蔵丸といった巨体のハワイ勢に対抗するために力士の大型化が進んで、相撲自体が単調になり気味、相撲とは関係ないスキャンダルが続いたり、私も、「もう相撲はいいや」と思ったことも。
また相撲を見てみようという気になったきっかけは、朝青龍はなぜ負けないのかという本です。「温泉教授」として有名な松田忠徳先生が書いた、とってもおもしろい相撲論、相撲に興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
実は、松田先生はモンゴルに縁が深く、奥様もモンゴルの方なのだそうですが、強い力士を輩出しているモンゴル相撲そしてモンゴルという国の魅力をはじめ、モンゴル人力士のバックグラウンド(モンゴルでは、名門出身の白鵬が人気で、朝青龍はけっこうバッシングされている、とか)など、普通ではなかなか読めない話が盛りだくさんです。
それと同時に、なぜ相撲人気が低下したのか、という分析も痛快。たとえば、スポーツ万能という素質を持っている上で相撲を選んだモンゴル出身者に、肥満児だからということでスカウトされた日本人が勝てるのか、という件など、単に「外国人ばっかり目立って、おもしろくない」とは言えないのだなあ、と気づかされました。他にも、チケット料金の設定の不合理さ、力士の給与体系の不思議さなど、要は、内向きの論理ではやっていけないよ、ということになるのでしょうが、これって、相撲界だけじゃなくて、日本全体が抱える問題ですよね・・・。
この本のタイトルは、最初、「朝青龍はなぜ強いのか」というものにする予定だったそうです。でも、横綱に取材を申し込んだら、「自分はまだ強くないから、そういう本では取材は受けられない」と言われて、タイトルを変更したという経緯が書かれていました。あんなに強いのに、「まだ強くない」と言えるメンタリティーのなんてプロフェッショナルなこと! いかにも憎々しげな朝青龍に、あまり好感を抱いていなかった私でしたが、この本を読んで、ファンとまでは言えないにしても、「やっぱり悪役が強い方がドラマはおもしろい」と思えるようになりました。正直、朝青龍の調子がいまいちの今場所は、少し物足りない。
では、私が今誰のファンかというと、やはりモンゴル出身の安馬です。幕内最軽量なのに、正攻法の相撲で土俵を湧かせる安馬を見ていると、「私もがんばらなきゃ」と、思わず熱い気持ちになります。こんなに一生懸命、いい相撲を取ろうとがんばっている力士は、外国人だとかそういうことは関係なく、心から応援したい。昨日(金曜日)、安馬が朝青龍に勝った時は、安馬もすごく嬉しそうでしたが、私も嬉しかった!
一緒にテレビ観戦している息子もはまっており、「お相撲、取ろうよ~」としょっちゅう、相撲を取らされます。(息子の決まり手は、「押し出し」だけですが・・・。)何度も取らされると、けっこう疲れますが、まあ、エクササイズだと思えばいいか。
今の悩みは、息子に「いつ、本物のお相撲見られるの?」とせがまれること。連れて行きたいけど高いし、それに、どれだけおとなしく見ていられるか心配。本当は、昼間の早い時間から、だらだら飲み食いしながら枡席に陣取ってみたりしたいんですけどね。
2006年01月18日
祝!直木賞 「容疑者Xの献身」の最後は家で読むことをおすすめします
投稿者 村山らむね
たまたま今日、MTGと新年会の時間がぽっかりあいたので、本屋で以前から読みたかった容疑者Xの献身を買って、カフェで一気読み。
2時間ちょっとで読み終わったのですが、最後、何十ページか、嗚咽するくらい泣きました。ちなみに田町のエクセルシオールカフェの周りのお客さんは、完全に私を不審人物として見ていたでしょう。ドン引きしていました。すみません。
私はミステリー好きではないので、途中でちょっと「これが、年末恒例のミステリー小説の人気ランキング3冠なのぉ?」と思ったりもしたのですが、ラストで、脱帽。もともと泣き虫なわたしですが、こんなに泣いたのは久しぶりです。博士の愛した数式以来かも(ちなみに、読んだのは去年の年末)。
帰宅したら、「それ、今日、直木賞もらったよ」と、旦那に言われ、何だか強い縁を感じます。
ぜひ、みなさんも読んで下さい。もしこの記事をきっかけに読んだなら、きっと私に感謝することでしょう。ラストは号泣するんだけど、何度も読み返して、そのたびに透明な気持ちになります。
ただし、読む場所にはくれぐれもお気をつけください。特にラストは、ぜひご自宅にてお読みになることをおすすめします(タオル用意)。
2006年01月11日
ダンナと映画を見てきました
投稿者 fellow

年末に「ダンナとデートしたい。映画でも行こうかな?」と画策していた浦島です。
その後、どうなったか?について書きたいと思います。
期限付きのシネコン共通チケットを譲って貰ったのはよかったんですが、実は期限が12月31日まで(苦笑)。12月28日が仕事納め、29日年賀状作り(遅いってば)、30日大掃除(年内のゴミ収集は既に終わってるって) をした結果、映画を見る時間が31日だけになってしまいました。
夫は「人に譲ろう」という始末。えええ~。
結局実家に子どもをあずけ、朝10時の回の映画を見ることにしました(予定ではMR.MRSスミス だったんだけど。。。おとなな映画は朝からやっていないんです)。チキンリトル ドラえもん あらしのよるに
の3つの中から、なんとなく「あらしのよるに」を選択し、見てきました。
内容もさることながら、夫を見てじーんとしました。
それは映画が終わった後、コンタクトがずれるくらい号泣だったんです。こういう映画で泣ける優しい人と結婚してよかったんだと心から思いました。こういう再発見ができて、デート計画は大成功です。
さて、私は知らなかったのですが、この話はTVや原作絵本で既に話題になっている作品だそうです。おとぎ話だけど感情移入ができて、それでいて説教くさくなく、ハラハラドキドキしながらも安心して見られました。周りはファミリーが多かったですけど、大人でも十分に楽しめるものでした。
中村獅堂さん演じるオオカミのガブ、最後のaikoの暖かい歌声に涙腺も緩みました。あらゆる年齢層の方にオススメです。
2006年01月09日
「天空の草原のナンサ」見てきました
投稿者 村山らむね
娘を実家に預けて、旦那とデート。わたしのリクエストで映画を見てきました。
「天空の草原のナンサ」
とにかく本当に素敵な1時間半でした。自分が優しくとけていくような時間でした。
100人の人に会ったら、100人に自信を持って薦められる映画です。余計な情報を入れずに、とにかく心をまっさらにして見に行って欲しいそんな映画です。
モンゴルでも少数になりつつある遊牧民の実際の家族に密着して作った映画は、ノンフィクションとフィクションの間くらいのお話です。
景色がすばらしい、人間の表情がすばらしい、出てくる生活がすばらしい。ストーリーもないようで、きちんとクライマックスもありますし、私から見ると非の打ちどころのない映画となっています。
家族というものの大切さ。お父さんの子供の可愛がり方がとても素敵でした。厳しいところは厳しく。あるときは、もう猫かわいがり。そのバランスが素敵でした。
もし映画に行かれるのであれば、パンフレットの小長谷有紀さん(国立民族博物館)の文章が秀逸なので、ぜひ読んでみてください。このパンフレットは“買い”です。
この地球に住んでいるあらゆる家族が、この2代3代で、大きく生活を変えています。私であれば、祖父と父の間で、そのライフスタイルは大きく変わりました。祖父の生活は、何世代も前からずっと引き継がれたものです。母方を言えば、祖父と伯父の間で、僧籍は受け継がれたものの、生活自体は変わりました。
変わることが全て悪いとは思いません。何代も続いていた風土に合った生活が、この50年くらいの間で、地球規模で失われています。映画を見て、そのことについての感傷と、なんともいえない寂しい気持ちと、先祖から伝わったものの中で生活を続けているナンサの家族に対する憧憬にも似た気持ちのごった煮で、エンドロール中、涙が止まりませんでした。
「とにかく見て」
という言葉がもっとも似合う映画です。
■天空の草原のナンサ 公式サイト
・天空の草原のナンサ@映画生活
2005年12月05日
vol.61:今週のテーマは、「あなたの今年の感動ナンバーワンは、ズバリなに?」
投稿者 村山らむね
先週のテーマは、「子供へのクリスマスプレゼント、今年は何?」には、たくさんのコメントやトラックバックをありがとうございました。
みなさん、まだまだ悩み中でしょうか?決まられたら、ぜひ引き続き、コメントやトラックバックおまちしております。
さて、今回は、 【自分時間モード】
12月に入り、すっかり寒くなってきました。1年を振り返ると、ジーンと胸が熱くなるような感動する本や映画、テレビドラマとの出会いがいくつもあったのではと思います。ぜひ、今年のあなたの感動作を教えてください。ジャンルは問いません。
●ブログを持っている方は、ぜひこれについての記事を書き、トラックバックしてください。今まで書いた記事で、関連する記事のトラックバックも大歓迎です。
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を、【トラックバック先のURL】に入れれば完了です!
●ブログを持っていない方は、コメント欄にぜひコメントしてください。
匿名希望の場合は、名前の欄に、「匿名」と入れてください。
メールアドレスは、dummy@wmstyle.jpを使ってください。
ワーキングマザーのみなさんは、どんな作品と出会ったのでしょうか?
ちなみにわたし。
映画なら「オペラ座の怪人」
この作品には大変思い入れがあって、そのことは[らむね的通販生活]のほうにも書いたのですが、映画はちょっと見に行く気になれなくて、すごく勇気が要りました。でも、見に行って正解。ミュージカル版とは違った、セクシーなファントムを堪能しました。男女の愛をクローズアップしたことで、ファントムの切なさがより一層感じられ、最後は、涙涙。
それから日本のドラマなら
「タイガー&ドラゴン」

めっちゃ、おもしろかったー。毎週、おなかが破裂するくらいに笑いました。落語もおもしろかったし、岡田クンかっこいいし。伊藤美咲、でかいし。出てくる人、出てくる人、みんなおかしくて、いとおしい、そんなドラマでした。
海外ドラマは「
コールドケース」
これはWOWOWで放映しているものなんですが、もう、大好き!コールドケースとは、未解決事件のこと。これを、フィラディルフィア市警のリリー・ラッシュという美人刑事が解決していくんだけど、各エピソードごとになんともいえない余韻の残る、ドラマになっています。各事件が解決すると、殺された被害者がそっとリリーに目配せするところで、何度、号泣したことでしょう。当時の音楽を使った構成もお見事。DVDにはなっていないので、WOWOWに加入している人はぜひ見てください。といっても、来週、最終回なんですよね。第2シーズンあるのかな?
そして、最後。音楽。これはもう本田美奈子さん。亡くなってから、すでに3枚CDを買いました。ベスト版の「
LIFE」、クラシックに挑戦した「
AVE MARIA 」と「
時」。
すべてのCDが、すばらしいです。なかでもLIFEに収録されている、つばさという曲は、なんだかまるで美奈子さんの運命が予見されているかのような歌で、鳥肌が立ちます。切ない、でも大らかな素敵な名曲です。アメイジング・グレイス
は視聴ができるので、ぜひ本田美奈子さんのクラシックに触れたことがない方は聴いてみてください。
あと、本はたくさんあるので、また別の機会に。
こうやって見ると、今年もたくさんの感動をもらいました。舞台をあまり見に行けなかったのが残念です。みなさんの感動、楽しみにしています!
2005年11月14日
熊川哲也の「くるみ割り人形」にのけぞる
投稿者 村山らむね
久しぶりにバレエの舞台を見に行きました。生で観るのはなんと20年ぶり。最後に観たのは、パリのオペラ座で、やはり「くるみ割り人形」で、マリー姫を森下洋子さんが客演されていました。
その印象がすごく強くて、娘を連れてバレエに行くなら、最初はぜひ「くるみ割り人形」にしようと、ずっと夢見ていました。そして、母と私と娘と、女三代でバレエを見に行くというのも長年の夢で、今回それがかないました。
熊川哲也さんについては、「ジャンプのすごい人」という印象しか正直なくて、このチケットを取ったのも、大宮ソニックホールと、家から歩いて10分の会場で観られるというので取ったという安易さ。家に帰ってからパンフレットをじっくり読むと、どうやら熊川版新プロダクション「くるみ割り人形」の初演の初日だったらしく、そういえば随分気合の入ったファンの方がいらしたなぁと、思ったほどでした。
で、肝心の感想。
とにかく、すごかった。夢のようなひとときでした。
彼の解釈での、衣装や舞台装置がなんともいえずにスイートでした。斬新さよりも、柔らかい優しい、とてもスタンダードなつくりの舞台だったような気がします。
そして、熊川さんの踊りですが、ジャンプはもちろんのこと、すごく確かな踊りというのが伝わってきました。リフトもすばらしかった。小柄なのでリフトをする印象がなかったのですが、驚くほど、リフトをよくされていました。それからすばらしかったのは、マリー姫の、康村和恵さん。手足の長いこと。そして、優雅な手の動きの美しいこと!
特に2幕目はおなじみの金平糖の踊りや、花の踊り、各国の踊りがとても楽しくて、子供のようにわくわくしました。母も「すごーい」「うわあ」と、ため息を盛んにもらして、いい親孝行になりました。ちなみに娘は2幕の最後のほうでは気持ちよく寝ていました。(素敵なものを観ると眠くなるのは道理なので、私は褒めてやりました)
実は、わたしは小さい頃にバレエを習っていて、まあ、通算で7年くらいやったのですが、一人で行けない年頃では隣の市まで母が自転車で送り迎えしてくれたのです。今、娘にもバレエを習わせていてその大変さがわかります。自転車で5分のところの送り迎えも旦那にお願いしているくらいなのですから。せめてもの母への感謝の気持ちでした。
なにはともあれ、熊川ファンの熱い気持ちが分かります。熊川哲也さんのDVD
をちょっとそろえようかなと、画策しているところです。
熊川版でなくても、クリスマスはいろんなバレエ団がくるみ割り人形を上演します。ぜひご家族でいらしてはいかがでしょうか?
ちなみに今回のチケット、B席で一人10000円。2階のかなり後ろのほうの、はじっこで、始まる前はどよーんとしてしまいましたが、終わったあとは、なんて安いのだろう!と思うくらい大満足。でも次回は、絶対にS席で見たいです。
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2005年08月27日
「WE WILL ROCK YOU」日本公演観てきました!
投稿者 常山あかね

We Will Rock You: Rock Theatrical
話題のミュージカル「WE WILL ROCK YOU」を新宿コマに観に行きました!
評判どおりユーモア満点の舞台で、クイーンファンはもちろんのこと、クイーンファンならずとも、洋楽好きの方であれば、十二分に楽しめるミュージカルだったと思います。
台詞も、「これはアルマーニじゃなくてアオキのスーツさ」というように、日本向けにかなりアレンジされていました。
ミュージカルは、「RADIO GA GA」をモチーフに、クイーンの数々のヒット曲をベースに、進んでいきます。「ロック(自由)は死んだ」と言われる近未来、本物のロック(自由)を取り戻すために、ある若者が、救世主として立ち上がるというストーリー。(いわばマトリックスのネオです)
劇中、一番印象的だった曲は、「No-One But You (Only The Good Die Young)」。
「キングは夭折する」という歌の最中、これまで夭折した天才アーティストたちの映像が次々とスクリーンに映し出されます。その中で、驚いたのは、尾崎豊、hideの映像も出てきたところ。日本での8月公演ということを考えると、どうせなら坂本九さんも出てきてもよかったなぁ、と思いました。
音楽は全てバンドの生演奏で、キャストの歌唱力とともに、大変レベルが高く迫力に溢れていました。
私は、クイーンの音楽もさることながら、この手のテーマに弱いので、思わず感動で涙が出そうになってしまいました。昔、みうらじゅんの漫画『アイデン&ティティ』を読んで泣いてしまったときのような気分です。
新宿コマのロビーは、シネコンみたいに改装されていて、お酒も軽食も食べれるようになっていました。(ちなみにサンドイッチ1つ1200円、ビール大1000円とかな~り高めでした。)お客さんの年齢層は、クイーンのファン層を考えると相当に高めで、子連れ鑑賞の方もいたので、託児室があれば言うことなしと思いました。
残念ながら私が見に行った8/24が、最終日。見に行けなかった方は、クイーンの秋の来日公演に向けて、スタンバイしておきましょう!

新宿コマ前にて
2005年08月08日
ベストクラシック100 売れてる理由がわかります
投稿者 村山らむね
最近とみにテレビを見ないようにしている。
なぜなら、夏休みになってともすれば、子供を急性テレビ中毒にしてしまいがちだから。
少なくとも娘が寝るまではなるべくテレビを消している。(ちなみに11時ごろからはわたしの深夜番組中毒が始まる。小刻みなスケジュールで、民放のお笑い深夜番組を見まくるのであるが、それはまた別のはなし)
そんなときおもにCDを聞いています。
最近のお気に入りは、クラシックのCDとしては異例の売り上げをあげている「ベストクラシック100」。なんと6枚組全100曲で、3000円(税込み)

ベストクラシック100
これ、すごい!とにかく耳なじみのあるクラシックばかりなんだけど、聞き飽きた曲でなく、ああ聴いたことがある、じっくりきくといい曲なんだなぁという選曲なんです。だから、飽きないの。
6つのテーマの6枚のCD。それぞれとても構成がいい。
娘もとっても気に入って、「今日は元気が出るのがいい」(=Disc1 10曲目のボイジャーが気に入っているらしい)とリクエストしている。
わたしはオペラが好きなので、ヴォーカル・クラシックも好きだし、リラクシング・クラシックもお気に入り。
欲を言えば、100曲のもっと詳しいプログラムがほしいところ。曲の背景とか、作曲家の顔写真とか。1000円くらいのムック本にしてくれたら買うのにな~
ベストピアノ100
も出ていて、実は買ってあるんだけど、まだ、クラシックでお腹いっぱいで、開封さえしていないけど、これも聞くのが楽しみ。もうすぐモーツアルト編も出てくるそうです。
正直、クラシックはあまり詳しくないので、こういう安くてたくさん曲が入っているCDはわたしにうってつけです。
2005年05月17日
ライオンキングのブロードウェイ版ミュージカル
投稿者 大葉柚子
わたしの旦那さんに言わせると、このミュージカル、ライオンキングを一番楽しんだのは私らしいです。
最初そういわれたときに?マークが頭の上にたくさん浮かびました。なんで?なんで?みんな楽しくなかったの?最高のショーだったじゃない。ダンスも演出もよかったでしょ?彼の言うところによると、みんな楽しかったと。ただ、シンバ(ライオンキング主役)の肉体美によだれがたれそうな顔で、私はじーっとみていたと。そういわれたときに思わず、笑ってしまった。でも旦那さんは、間違っている。わたしはシンバがよかったんじゃない。特定の誰かでもなくて、踊るみーんなの肉体美にボーっとしてたの!だがしかし、ボーっとしてたのは、本当かもしれない。いや、本当です。(笑)
このライオンキングのミュージカル。本家本元のNYブロードウェイでも
ロングランもいいとこ。
しかも、オンブロードウェイで。マンハッタンでは本当にブロードウェイという道があって、この道の上にあるメジャー劇場で公演するミュージカルのことをオンブロードウェイと呼び、道からそれた、もしくは小さな劇場でのミュージカルをオフ、もっと小さなものはオフオフ、と呼び方が代わってくる。オンブロードウェイはミュージカルのメジャーリーグ。そこでロングランももちろんのこと、一番高い値段帯(最低100ドルから)で販売してもどの日も満席という異常なくらいの人気。
4歳の息子に本場ミュージカルを見せてあげたかった。エンタテイメント=テレビの方程式を早めに壊してあげないと。で、1月の彼の誕生日に両親からのプレゼントとしてこのミュージカルのチケットをあげることにした。値段が高いのは心していたのだけれど、どうせ高い値段を出すならある程度いい席がいいな、とみていくと、2ヶ月先でようやくなんとか妥協できる席がでてくる状態。どうせ2ヶ月で妥協なら、どのくらい先で「いい席」が取れるのだろう。土曜日のマチネ(昼間の公演)だけをみていくと、ええ~。皆無!! みんないつ予約してるんだろう?? で、仕方ないので5月GWの水曜日のマチネに決定。あらら、三ヶ月先だよ。でもね、前から2番目の席が取れました。これが、私のよだれ顔につながることになります。
そして、当日。息子は怖いムファサ(主役シンバの叔父)とハイエナがでてくる場面で数回泣きべそをかいてもう帰る、おうちにかえるんだーと訴えたけれど、これは私の想定範囲内。すでに用意してあったドライマンゴー(彼の好物)で、これあげるからもう少し頑張ってみようねと励ます、物でつる作戦。その後は目を手で覆い、隙間から覗いてたみたい。でも、楽しい場面では、ママこれってBeautiful Songだね、ってささやいてきたりティモン&プンバ(ディズニーのTV番組でおなじみのコメディ役)がでてくれば、嬉しそうに音楽にのって踊ってみたり。3時間以上のショーをしっかりと楽しんだみたい。結果、大成功!次の日に幼稚園で、ぼくは本物のライオンキングをみたんだよと先生に教えた模様。いい刺激になったかな?なったといいな。
で、私はというと。いままででオンもオフも含めブロードウェイで8つのミュージカルをみてきた。これで9つめ。でも今回、いままでと決定的に違うのは、席の位置。二番目で見たことなんてもちろんないし、初めての体験。ミュージカル自体もすばらしかったのだけれど、今回は席による感動の差というのがあるだろうなと痛感、でした。二番目の悪いところは舞台奥で起きていることが見えないこと。見えにくいのでなくて、見えない。しばしば私たち三人は腰を浮かせて奥でおきている場面をなんとか見ようとしてました。劇場にもよるのだろうけれど、10番目あたりが最高なんじゃないかな、と思った。だがしかし。二番目の良いところは、役者さんの吐き出すツバや汗がみえるところ。(笑) いや、それくらい近いので、セリフをいうときの息遣い。ジャンプするときの躍動感がモロに伝わってくる。これは、感動でした。
人種のるつぼといわれるNYで、強いものだけが生き残るこの街で、
きっと血がにじむような努力を重ねて、
みんなこの舞台で踊っているのだろうな。
一言で感想をいうとすれば。最高のエンタテイメントの中に「生きる姿」を観た。かな。
2005年05月07日
コンスタンティン
投稿者 常山あかね

コンスタンティン
GWに話題の「コンスタンティン」見てきました。キアヌ・リーブス演じる影のある孤独な男、コンスタンティンが、ひたすらカッコイイ! キアヌファン、必見です。
ストーリーは、かつて2分間だけ自殺に成功したことで、天国行きを閉ざされたコンスタンティンが、天国に行くために自らの特殊な能力を生かして、悪魔払いのエクソシストとなるが・・・というお話。
オカルトあり、パロディーありのエンターティメントという感じでしたが、キリスト教のエピソードが随所に出てくる深い内容なので、見終えた後に、あれこれ討論せずにはおれなくなります。
私は、キリスト教にあまり詳しくないのですが、たぶん、この映画の一番のテーマは「予定調和」だと思います。私が一番心に残ったのは・・・。
コンスタンティンが、
「俺が天国に行けないのは、礼拝の回数が足りないのか、献金が1円足りなかったからか・・・」(多分こんな感じのセリフ)と嘆く場面です。しかし、最後に、超能力者の双子の姉妹を救うために、自らの地獄行きを覚悟し自殺を図ることで、突如、天国行きへの道が開かれるのです。(本来、キリスト教では、自殺は地獄行きです)
つまり、天国に行きたいがために善行を積むより、心からの「自己犠牲」をできるかどうかが天国行きのポイントなのかもしれません。予定調和的に言うと、結果的に「自己犠牲」を厭わぬ人だったから天国への道が開けたのでしょう。「救われるのは信じた人」ということで、やっぱり神は存在するのだな、と思わされます。
オカルト的色合いも濃いので、お子さま連れにはオススメできません。GWのせいか中学生ぐらいの観客も多かったのですが、テーマがテーマなので、友達同士愉快に過ごす映画としては、ちょっとお気の毒のような・・・。(^^;
我が家は、夫はハリウッド映画好き、私は日本映画やヨーロッパ映画好きとまったく趣味が合わないのですが、この映画は、珍しく2人とも満足できる映画でした。太鼓判です。
たまには、だんなさんと2人、映画に行ってみてはいかがでしょう?恋人時代のトキメキが戻ってくるかもしれませんね。
(うちは、映画を見た後、デパートで思わずお揃いの指輪を買ってしまいました!)
2005年05月03日
パソコンテレビ「Gyao」
投稿者 fellow
ブロードバンドコンテンツの無料放送「ギャオ」、もう見ました?
このGW中に、村上ファンドの村上世彰氏のインタビューを目当てに視聴手続きをし、気づいたら韓ドラ「イヴのすべて」を7話まで一気に見てしまいました・・・。
いまのところ、最新作は少ないものの、見そびれていた映画やドラマの旧作を無料で見られるのはうれしいし、忙しいときや疲れた時に子供がぐずって、とりあえず何かアニメなどを見せて場をしのぎたいが何もないときなどに、ありがたいと思います。
今日は、夫が休日出勤で、風邪気味の子供の世話をひとりでしていたんですが、熱っぽいせいで「あちゅい!(暑い!)」と機嫌が悪く、室内の遊びをいろいろ提案しても、全部「イヤ!」。村上春樹の小説の主人公のように「やれやれ」とため息をつきながら、ダメもとでGyaoの「マジカルエミ」を「みる?」と聞いたら、とびついてきて、助かりました。
「パソコンテレビ」と命名されていますが、「無料」「CMを何度かはさみ込む」「放映期間が決まっている」といった点はテレビに似ていて、「期間中なら好きな時に見られる」「一時停止や早送りができる」点はDVD的。もし新着メール到着のアイコンが点灯したら、一時停止してメールや返信ができるのは、パソコンならでは(そこまでしてわざわざひらくときに限って、ネットショップのダイレクトメールだったりするんですけどね・・・)。
うちはワイヤレスLANを使っているので、夫がリビングでプロ野球を見ているときに別室でチャン・ドンゴンにハマったりすることもでき、便利です。
ただ、同じCMが何度も繰り返されるのがちょっとツライので、もっといろんな広告が入ってCMのバリエーションが楽しめるようになるといいなあ・・・。
見始める前に、スクリーンセーバーの設定を「20分」とか「30分」に変更されることをお勧めします。たびたびスクリーンセーバーが起動して、大事な場面で字幕を見逃したりする羽目になりますので。
ちなみに、村上氏のインタビューは、6月1日正午までの公開(放送と呼ぶべき?)で、インタビュアーはGyaoを運営するUSENの社長・宇野氏です。このインタビューだけでも、必見だと思います。
では、今から「イヴのすべて」の8話を見に行ってきます。
2005年04月30日
東京オペラシティでマイクロソフト管弦楽団によるコンサート
投稿者 樋賀集子

4月29日、東京オペラシティで行なわれた『マイクロソフト管弦楽団 ファミリーコンサート ~みんなで “音” を “楽” しもう~』 に行ってきました。
会場となった東京オペラシティコンサートホールは、1997年にオープンしたコンサート専用ホールです。現代の最新音響技術で設計されたというホール内は、天然木が使われ、見上げるとピラミッドのように三角形をした天井が高く続いています。ダイナミックでありながら木の温かみがある雰囲気が、居心地のよい空間になっていました。
演奏された曲目は、テレビなどで聞いたことがある曲ばかりだったので、娘は楽しそうに演奏を聞いていました。途中、私はあまりの素敵な音色が子守唄になってしまいそうでしたけど…。
〔曲目〕
「スターウォーズ エピソード I」よりセレクション
オーケストラ・ストーリーズ「となりのトトロ」
チャイコフスキー 組曲「くるみ割り人形」op.71a
「となりのトトロ」では、曲の合間に物語のナレーションが入ったので、絵本を開くような感覚で演奏が楽しめたのが良かったです。
いつもはビデオでしか聞いたことのない音楽が、目の前の楽器で同じ音を生み出されている。小トトロが歩く音も、バイオリンの弦からポロンポロン。
クライマックスでは、体にジンジンと音と振動が伝わり、娘と一緒に感動しました。やっぱり、これが生演奏の醍醐味!ですね。
子どもが知っている曲だったこと、子どもが飽きない程度の演奏時間だったこと、私は初めてのファミリーコンサートでしたが、子連れで気軽に行けるコンサートだと思いました。子どもと一緒ならではの楽しみ方もできる思います。
とても素敵なコンサートでした。次回は、家族で行きたいな。

そして、もうひとつの楽しみ。それは、娘と二人きりのお出かけ。ふだんは、娘と二人でゆっくり出かける時間もないので、なんだか特別のイベントのように、母のほうが嬉しくてワクワク楽しみにしていました。
コンサートに行く前に、原宿のファンシーポケットに寄ってお買い物。もちろん、娘がです。このショップ、ティーンエイジャーにも大人気のアクセサリーのお店。おしゃれなコスメやかわいいステーショナリーグッズが店内にいっぱい、大人でも楽しくなってしまいます。
最近、ちょっぴりおしゃれになった娘は、ベリーキュートな髪飾りとヘアゴムを買って満足そうな顔をしてました。
二人でクレープを食べて、いろんなおしゃべりしながら竹下通りを歩いて、たまにはこんな風に、子どもとデートも素敵な時間ですね。
2005年04月23日
マッスルミュージカル2005 バイキング 行ってきました!
投稿者 村山らむね
体ってすごい!!

プレビューにご招待いただき、一足先に見てまいりました。感想は一言、
ほんと、体ってすごいすごい!と、まじで大コーフン!!CGに目が慣れている私たちにとって、こういう生身の肉体の躍動を目にするのは、逆に大変幸福なこと。
マッスルミュージカル、ミュージカルというからには、踊りと歌があるんだろうと思うけど、パフォーマーたちは歌わない。でも体が歌ってる。体を楽器にして鳴らしてる。
正直、マッスルミュージカルって聞いたときには、「昔の筋肉番付の流れの、体ムキムキの人たちのショーでしょう?」と、あまり気乗りはしなかった。だけど、実際に見て、テレビで見るのとぜんぜん違って、生きた体の美しさに、心底感激しました。
男性29名、女性23名。男性たちの肉体もすばらしいけど、女性たちの体も、女性から見てもほんと美しくてみとれました。ヘンにセクシーじゃなくて、ヘルシーで、ヘルシーだからこそ、セクシーな、そんな体たちでした。
実際のショーは、ダンス、アクロバット、トランポリン、などさまざまな要素を取り入れた、ミニショーが前半13、後半10、用意されています。鳥肌が立つようなダンスもあれば、ちょっとしたコントのようなものまで、びっくりするやら、お腹を抱えて大笑いするやら。和風の演出にこだわりがあるようで、単調な味のステーキを食べされられるのかとおもったら、一品ずつ趣向を凝らした、それでいて素材の味を生かした、割烹料理の店だった、そんな印象のショーでした。
家族で安心して楽しめる、すばらしいエンターティンメントです。太鼓判。人間の体ってこんなにいろんなことができるんだ、ってみんなで感動を分かち合えます。アレグリアはあまりにすごすぎて、一歩間違えると正直気味の悪さに近いような畏怖みたいなものがまず先に感じられたけれど、このマッスルミュージカルは、等身大というか、手を伸ばせば届くような親近感に近い感動がありました。子供にも「今度の土曜日、鉄棒やってみようよ!」って自然といえる感じがします。
ゴールデンウィーク、特に予定のない日にご家族連れでぜひぜひ!です。
■チケット購入ページ
(4/23~6/5横浜マッスルシアターにて)
●マッスルシアター会場案内
●「おかあさんといっしょ」の体操お兄さんだった、ひろみちお兄さんファンの方
・それほどファンでなかった私も、ついつい探してしまいました。やっぱり華がありますね。エンジ色のヘアバンドをしていましたので、それを目印に探してみてください。あの男性陣の中では、身長が低いほうなので、割とはじにいることが多いです。
・「おかあさんといっしょ」では見られなかった面が、たくさん見られます。好感度は、上がる人と下がる人がいるでしょうが、私はものすごく上がりました。
・客席下りもあります。あと、ワンコーナーもらっていますが、それは微妙です。
・出演する日としない日がありますので、ご注意です。
●子供たちの反応
・小2の娘、小3の男の子、いずれも食い入るように見ていました。特に娘は、大笑いしすぎて、周りに迷惑だったくらい。(あ、私もか)
・幼稚園くらいの子供も楽しそうにしていましたが、小学生のほうが楽しさがよく理解できるでしょう。赤ちゃん連れの人もいて、大泣きしたりしていましたが、音楽や音響が結構うるさいので、あまり泣き声は気になりませんでした。赤ちゃん連れで迷っている方は、あまり気にしなくても大丈夫では?
・帰り道、ずっと習ったばかりのマッスル体操を歌い踊る娘。体を動かす楽しさが、ちょっとでも伝わったでしょうか?ショーが終わっても、頭だけでなく、心と体も鍛える楽しさを生活を通じて学んでもらいたいなと、心から思いました。
●劇場の作り
・横浜港開港150周年記念にふさわしく、港のそばのアリーナというのをたいへんうまく利用しています。夜は特に素敵だと思います。
・仮設劇場っぽい簡易ないすが、逆に振動をストレートに伝える楽器にもなっていて、この演目には最高の効果をかもし出していると思います。体の振動を感じてください!
●持ち物や服装
・着席のまま、何度か観客も踊る(?)ので、動きやすい格好がベストです。持ち物もさっぱりとしてください。
●印象的だったのは
・バイク
・回転寿司1 (爆笑!! 2も素敵です)
・マッスルカンカン(思わずブラボーと叫びました!!)
・公園の風景 じじばばたちのラジオ体操 はと時計 銅像
・Foot Drum(圧巻!!)
●終わった後の食事
・日本大通り駅から5分くらい歩いたところに見つけた中国食堂(平日22時ラストオーダー、土曜21時ラストオーダー、日・祝日休み 045-663-6405)という中華料理屋さんに入りました。味は最高とは言いませんが、何より、早く出てくるのが◎。お腹をすかせた子供連れには、何よりのサービスでした。価格もラーメンで700円前後とリーズナブル。
・みなとみらいまで歩けばいろいろあると思います。海風が少々寒くて、その方向にはいきませんでしたが。夜景がきれいなので、カップルはどうぞ、みなとみらいの方へ。
●横浜までいけない方へ
・現在フジテレビ系列で、テレビ「海筋肉王~バイキング」を放映中です。佐藤弘道さんも、出演中!
・全国16都市で、ジャパンツアーが予定されています。大阪は6月9日から19日までです。
こういうのを見終わると、つくづく「ああ、体鍛えよう」って思うんですけどね。人生はうまくいかないものです。
■マッスルミュージカル2005 バイキング公式ページ
●楽天チケットで探す

2005年04月12日
映画「ベルンの奇蹟」 ゼーンケ・ヴォルトマン監督インタビュー
投稿者 村山らむね
今年は「日本におけるドイツ年」ということで、ドイツとの友好行事が目白押しです。その一環で4月16日からシャンテシネで封切られる映画「ベルンの奇蹟」の監督であるゼーンケ・ヴォルトマン氏が先週来日なさいました。
そこで、ワーキングマザースタイル[wmstyle.jp]もインタビューをさせていただけましたので、映画の紹介を絡めながらレポートさせていただきます。

ゼーンケ・ヴォルトマン監督
■「ベルンの奇跡」のストーリー紹介
ドイツの人々にとって忘れられない一大事が、1954年のスイスのベルンで行われたワールドカップ。常勝チームだったハンガリーを破って優勝し、「ベルンの奇蹟」としてずっと語り継がれています。
この戦後のドイツでもっとも誇らしい出来事に、終戦後9年間もの間、ソ連に抑留され、やっとの思いで戻ってきた父親と、サッカーに夢中な11歳の少年マチアスとの間の葛藤と和解のドラマを交えた映画になっています。スポーツ映画でもあり、家族の映画でもあり、父と息子の映画であり、かつ、父と息子を優しいまなざしで見つめる母の物語でもあります。
- 東京は満喫されましたか?
ヴォルトマン監督:ずっとホテルに缶詰でほとんど出歩いていないんだよ。日本の印象はとても時間に正確だということ。交通機関も正確だし、遅刻する人もいない。
- 映画を拝見させていただいて、サッカー映画という印象はもちろんのこと、家族を丁寧に扱った映画であるという思いがとても強く残りました。特に、夫が抑留中、そして帰宅してからも、カフェを営むことによって家族を養う少年マチアスのお母さんであるクリスタにとても共感できました。
家族は男性が養うものという、古典的な家族観にお父さんであるリヒャルトは縛られていて、その葛藤もあるんですが、そういう夫を我慢強く理解して、かつ、働く手は休めない。すごい女性ですよね。
ヴォルトマン監督:彼女に注目してくれてすごくうれしい。戦後ドイツでは、いや他の国もそうだったかもしれないけれど、女性達は英雄的な働きをしたんだ。夫が戦死したり、働けなくなったケースも多かったから、クリスタのように店を開いたり、外に働きに行ったり、かつ残された子供の母親としても、懸命に生きてきたんだよね。そういうすばらしい仕事をしてきた女性達への賞賛の気持ちを、クリスタには込めたんだ。
- 抑留から帰ってきた夫が、自分と間違えて娘を抱きしめるシーンがとても印象的だったのですが。
ヴォルトマン監督:これは実際よくあった話なんだよ。なぜなら、抑留された捕虜達のなかには、家族の顔をすっかり忘れてしまったというケースがとても多かったそうなんだ。切ない話だけどね。
- お父さんが自分の厳しい捕虜生活について、息子に話すときに、決してソ連のことを悪者に描きませんよね。それどころか、深い共感を感じさせる言葉をお父さんにしゃべらせている。国と国との間、また人と人との間の“赦し”というようなメッセージを強く受け取ったのですが。
ヴォルトマン監督:そうですね。この映画を通してそういうメッセージが伝わってとてもうれしいね。国と国の赦しもそうですが、家族の間でもさまざまな“赦し”が描いているんだ。お父さんは帰還してから、さまざまな失敗をする。それを息子のマチアスが一つ一つ赦していく。壊れてしまった家族の絆を、サッカーを通じて、回復しようとするんだよね。
- マチアス少年は、子供として描かれていないですよね。ちゃんとした大人として描かれているところにとても好感を持ちました。
ヴォルトマン監督:うちには3人子供がいるけど、接するときには、かならず一人の人間として接するようにしているんだ。
- 日本のサッカーは、ドイツの地域スポーツとしてのサッカーに大変強い影響を受けていると聞きます。ドイツでの地域スポーツの状況はいかがですか?
ヴォルトマン監督:ドイツでは必ず子供達は、スポーツクラブや地域の団体に所属して、好きなスポーツを思う存分楽しむ。私は特にチームでやるスポーツが教育に重要だと思う。団体で生きる術を学べるから。
- ドイツのワーキングマザーの環境についてお聞きしてもいいですか?
ヴォルトマン監督:ドイツはご存知かどうかわからないが、現在、失業が大きな問題になっているんだ。ですから、女性であろうが男性であろうが、みな職を得ることがとても難しい状況なんだ。しかし、職につけば、さまざまな制度や法律で、ワーキングマザーは保護されている。社会保障は充実しているといえるんじゃないかな。
また、家族を養うために働かざるを得なかったクリスタの時代と違って、今は自己実現のために働くことを選ぶ女性が増えてきている。これは社会が豊かになった証拠だね。
最後に、サッカー映画としてとらえられることももちろん光栄ですが、家族の映画として、ぜひ女性のみなさんに一人でも多くみていただきたいと思います。
- 本当にそうですね。特に働く母親として共感できる部分、クリスタを見習わなければならない点がたくさんありました。貴重なお時間をありがとうございました。
元サッカー選手という経歴をもつ、ヴォルトマン監督は、とても気さくでかつ丁寧に言葉を選びながらインタビューに応えてくださいました。ゴールデンウィーク、サッカー好きな旦那さんを映画館にひっぱっていくのもいいかもしれません。
■ベルンの奇蹟
シャンテシネより4月16日よりロードショー
※画像は配給会社エレファントピクチャーズ様のご了解の下に掲載しております。
2005年04月03日
Jazzyな夜はHiromiにて
投稿者 大葉柚子

昨晩、夜遊びをした。4歳の息子が寝入ってから、ベビーシッターの女の子に来てもらい、旦那さんと二人でジャズを聴きに行った。夜遊びなんてほんと久しぶり。4年ぶり?
正直、歳も重ねて。息子との生活もそれなりに楽しくて。アメリカでは親戚や両親など気軽に子供を預けられる相手もいなかったので、夜遊びをしようという気持ち事態沸かなかった。今回も、息子がお昼ねをやめ、早く寝るようになったのでそろそろ夜遊びでもしようか、なんていって気軽に決めたお出かけだったけれど、当日は二人とも、なんだか面倒だね、なんていいつつ出かけていったのでした。出不精ってやつです。出かけちゃえば楽しいのに出かけるまでが面倒くさいの。
で、出かけちゃったら楽しかった。(笑) お出かけのターゲットは...
hiromi。
まだ25歳の彼女。セッションが始まる前に挨拶してサインももらった!のだけれど、彼女本当に小さくて細くて、申し訳ないけどNYのグリニッジビレッジで絵を売ってても違和感ないかんじ。自然体で、気取ってなくて、落ち着いてるの。日本のテレビ番組でも取り上げられたことがあるらしいけれど、その経歴と100年に一度の逸材といわしめる実力をもってして、どうしてこう自然にいられるのだろう、と不思議に思うほど。
彼女の演奏は、最高だった。あんな小さな体から、出るとは思えないパワフルな音。激しく早いテンポで指が魔法のように動いていく。もうほとんど見えないくらい。(笑) 彼女はもともとはヤマハ音楽教室育ちらしい。クラッシックから転向してジャズ。彼女は作曲もするのだけれど、彼女のつむぐ音はジャズだけの域におさまらない。いろんなエッセンスやスパイスをきかせて多国籍ミュージックでもベースはジャズよ。というかんじ。そんな彼女のセッションで私も旦那さんも一番気に入ったのはグリーンフィールド。いつものバンドメンバー、ベースとドラムは抜いたソロだったから彼女のピアノを堪能できたというのもあるけれど、彼女が演奏前に曲紹介した、自分の故郷静岡をお茶畑を想い作曲したというくだり。これで私たち二人はまずノックアウト。曲もよかった、演奏もよかった。もう立ち上がれないくらいノックアウト。
その夜彼女の音を聞きにかけつけたお客さんは、いろんな人たちだった。もちろん、満員だったのだけれど、ジャズにはうるさいとされる黒人の人たちもたくさん。白人の人もたくさん。日本人は私たちとほか2-3組かな。アメリカジャズ界で25歳にしてすでに認められる彼女。これからも賞賛と応援の拍手を送りつづけていきたいな。
※彼女のサイトhiromi musicでサンプルの曲を試聴できるのでぜひきいてみてください~。
2005年03月14日
Shall we Dance?(ハリウッド版)
投稿者 大葉柚子
今日は喧嘩をして口をききたくもない旦那さんと木曜日は仲良くて、それで日本のShall We ダンス? のハリウッドリメイク版Shall we Dance?のDVDを借りてきてみた。一緒にお茶のみながら、仲良く楽しく見たのに。なんで喧嘩するんだろうね。ぶつぶつ。
おっと本題がそれました。(笑) 映画がどうだったかというと、私はよかったと思う。理由は三つ。
(1)間違い探し - ハリウッド版はかなり忠実に基本線を日本オリジナルに沿ってストーリー展開していると見受けるけれど、すこしずつはずしたところがかなり意図的でそれが間違い探しのように楽しく見れた。なので、オリジナル版を観たことがないヒトはハリウッドを見る前にオリジナル観る事、強くおすすめ。
(2)ジェニファーロペスの曲線美 - J.Loファンでもなんでもないけれど、しかし美人だ。しかも、見事なまでの曲線美を誇る体が鋼のように動く。ソシアルダンスを本気でしてるヒトからみれば、荒たくさんあるだろうけれど、彼女の体が動く美しさをみていたら、荒さがしするほうが嫌になってくるはず。いいものみせてもらいました。(って私なんかおやじみたいだな。)
(3)テンポ - やっぱり日本のテンポよりも速い。よく知っている日本の、自分が好きだなと思った映画をハリウッドリメイクしたものとを比較すると、よーく、わかる。なんでそういう気持ちになってるの?という細かい情緒の移り変わりがたくさんカットされてる。でも、ハリウッドにすればこれでもこんなに残したじゃないか!といわれる気がする。いいか悪いかはべつとして、そのギャップが楽しめた。
リチャードギアは相変わらずハンサムだし、竹中直人役もまた違う意味でいい味だしてたし。スーザンサランドンが胸が大きいのにびっくりした。(笑) 相変わらずよい役者さんです。自分は旦那にとって、どういう存在なのか。また旦那が自分にとってどういう存在なのか。それを表現するシーン。オリジナルにはなかったセリフが心にずしり、と響きました。ああ、そうか。日本では長年いると情がわく、というけれど。アメリカでは違う見方なのかな。と。
私は、楽しく観れました。ということで。Shall we 仲直り、しますか。>旦那さん
2005年02月19日
今気になる俳優、遠藤憲一さん!
投稿者 カトウヒロコ
男性の手にときめきます。たとえば、キビキビと運転するバスの運転手さんのがっしりとした手とか、ちょっと触っただけなのに自由自在に素敵なヘアスタイルにしてしまう美容師さんの魔法使いのような手とか。そして、手の素敵な俳優といえば、(私にとっては)遠藤憲一さんです! 長身の遠藤さん(「エンケン」という通称があるらしい)の手は大きくて、男っぽくて、それでいて、指が長くて、動きがしなやか。俳優なのだから当たり前といえば当たり前なのでしょうが、手だけでこんなに素敵な表情を出せるなんて、と感心してしまいます。
私は、テレビも映画もビデオもほとんど観ないので、時代劇の遠藤さんしかちゃんと観ていないのですが、いわくつきの過去のある耐える男を演じさせたら絶品です。本当は殺すはずだった女とわりない仲になってしまう元隠密頭領とか、幼なじみを想い続けるちんぴらヤクザとか、恋女房を殺された岡っ引きとか・・・。出演リストを見たら、「デカレンジャー」の映画とかにも出ていたらしい(悪役?)。子どもにかこつけて、チェックしてしまいそう・・・。
遠藤さんの公式サイトには、二匹の愛犬(マルチーズ!)とくつろぐジャージ姿の写真が! 他にも、初々しい少年時代のエンケンさんの写真など、仕事を忘れて、思わず見入ってしまったりして・・・。
悔しいのは、デビュー作がNHKの「壬生の恋歌」という、新撰組を題材にした時代劇だったそうなんですが、私はリアルタイムで熱心に観ていたにもかかわらず、エンケンさんの記憶がまったくない・・・このドラマには、渡辺謙とか内藤剛史とか、今大活躍の俳優さんが無名に近かった時代、何人も脇役で出ていて、その意味でも印象に残っているのですが・・・ビデオもないみたいだし。うーん、もどかしい。
公開中の、ドメスティック・バイオレンスを描いた話題の映画「DV」では、エンケンさんはDV夫を演じています。エンケンさんはさておき、DVに苦しむ友人もいるので、DVDになったら観てみようかな。
2004年11月17日
ライオンキング 子供とミュージカルを!
投稿者 村山らむね
ライオンキングは、ミュージカルの王様だ!!(と、割とどんなミュージカルを見ても思ってしまいます(笑))
でも家族ミュージカルとしてはやっぱりライオンキングが一番じゃないかな?
ライオンキングは2回目。娘がまだ赤ちゃんのときに、彼女が生まれて以来初めて夫婦二人のデートしたのが、このライオンキング。内容の素晴らしさももちろんだけど、「娘が大きくなって3人で見に来られたらいいね」と、帰り道に二人で手をつなぎながら帰ったことを今でも思い出す。本当にすばらしかったのだ。
さて、娘が4歳くらいになってから、「ライオンキング行かない?」と、かなり言ってきたが、「怖い」と断られてきた。なので、去年、四季デビューをさせた作品は、なぜか「マンマ・ミーア」。その後、「夢から醒めた夢」(泣ける!)、「アイーダ」(絶品!)と見せてきた。満を持しての、「ライオンキング」

予め、↑のCDも購入して、予習もさせた。(大人にももちろんいいですよ。素晴らしいです)
結果。娘もなんだけど、やっぱり私が、大感動。すごい、すごいよ。ライオンキング!
各シーンがまるで絵画のようにすばらしい。歌がいい。
主役の二人(李涛・飛田万里)も素晴らしかった。
このミュージカルの主題。命の環。与えられた地位を全うすること。過去から逃げず、過去から学べ。
子供も楽しめるミュージカルだけれど、でも確実に大人たちに対して、“子供に伝えることを逃げてはいけない”ということを伝えるためのミュージカル。
だてにロングランしていないぞ。見ていない人はお願いだから、だまされたと思って、行って下さい。あまりの色彩・音・メッセージの洪水に、見も心も洗われること、請け合い。
あー、シャドウランドを大声で歌いたいぜ。カラオケで歌えるところないかなぁ?
冬休みや春休み、いかがですか?今から予約しておくといいですよ。
■劇団四季 チケット予約
・ネットからクレジットカードで簡単に購入できる上に、座席の指定もできてとても安心。
・子供連れのときは、身長と座席の位置に合わせた、クッションをくれます。
・また、泣いたり飽きたりした時は、最後列に子供室(防音完備。中はスピーカーから聞こえます)があるので、万が一のときも安心。(うちの子は、アイーダは飽きてしまい、後半は夫とそこに入りました。6歳時)
2004年10月27日
「2046」 観てきました。
投稿者 村山らむね
実は、地震があったその夜、旦那と二人で「2046」を見に行っていました。地震はあったけど、携帯がつながらないなと思ったくらいで、そんな大きな事件になっているとも知らず。

さて、映画。人生の中で、「この映画はわたしのためだけの映画だ」と思う瞬間が、確かにあるんだと思う。クチコミで広げたいなんてまったく思わない。監督がまるで自分のためだけにオーダーメイドのように作ってくれたような、そんな錯覚に陥る映画。
わたしにとって、それが、この「2046」でした。あくびを抑えるのに苦しむ旦那の横で、わたしは号泣して呼吸困難に苦しんでいました。
実は、わたしは去年自殺したレスリー・チャンの大ファンでした。追っかけて香港にまで行ったほどの。そのきっかけになったのが、「欲望の翼」という同じくウォン・カーウァイ監督の作品でした。ほんと嵌った。ビデオが擦り切れるくらい見た。どこがいいの?といわれたら、即答。「わかんない」

欲望の翼
その「欲望の翼」と「2046」は、続編と言えば続編だけど、続編という言葉が果たしてしっくりするかと言うとちょっと違うような。「花様年華」の続編として見に行くよりは、「欲望の翼」の作られなかった続編として見たほうが、いいでしょう。
映画の予告編の言う「失われた愛」というのは、レスリーの存在そのものに思えて、2046に行ったら会えるというのも、みんないつか死んだらそこで再会できるよと、言っているように思えて。チャン・ツィイー以外はとてもレスリーと縁の深い女優さんだちだったから、余計そう思うんだろう。正直、主人公は姿なきレスリー・チャンとして私は見ていました。
レスリー・チャンが死んだとき、不思議とショックを受けなかった。ただ、それからほとんどあれだけ好きだった香港映画が見られなかった。でも、やっぱり「2046」は封切りの日に見に行って、そしてようやく、私はレスリー・チャンの死を受け入れられたんだと思います。ウォン・カーウァイ監督、ありがとう。あなたもきっと受け入れたんですね。「2046」に着手したもののたなざらしになっていて、それをまた作る気になった理由のひとつがレスリーにあると思うのは穿ちすぎでしょうか?
わたしも2046には、たぶんそこにいるのだろう。そして、会えるのかな?あのときのように握手してくれるかな?私の綺麗な王子様。
ちなみに、単なる映画としてみるとしたら、他人に積極的に勧める気にはなりません。トニー・レオンとチャン・ツィイーのラブシーンがすごかったのと、キムタクがちゃんとウォン・カーウァイワールドにはまってたのが意外でした。(キムタク浮いてるように見えるけど、ウォン・カーウァイの映画には、必ず一人・二人、妙に浮いてる人物が出てくるので、その存在をとてもきちんとこなしていました)
テーマ別インデックス
