ワーキングマザースタイル ・シネマ・こむぎスタイルby湯河原こむぎ



2017年02月14日

【シネマ・こむぎスタイル】第77回 「恋妻家宮本」 


投稿者 湯河原こむぎ

IMG_20170214_122341.jpg
「恋妻家宮本」観て来ました。いや〜いい映画でした。

このワーキングマザースタイルに参加したのが2004年。それから月日は流れて私は現在結婚33年目であります。2004年時、小学生だった娘も大学3年生。来月からは就活が始まります。子育てのいろんな事で悩んでいたあの頃、ここで記事を書いたり、皆様からのコメントを読んだり、いろいろと悩みながら仕事とどうにか両立させて来ました。

最近、このサイトが静かなのは、そうやってあちこちにつまづき、足を踏み外したり、道をそれたりしながら苦労して歩んで来た「子育て」の道がそろそろ終わりに近づき悩むこともなくなって来たからかもしれません。

先日も「残された老夫婦の今後」というエントリーを書きましたが、この映画はまさにそんな私達世代のお話でした。

阿部寛と天海祐希という現実世界で言ったら美男美女のお二人が、映画の中では絶妙にくたびれた結婚27年目の夫婦を演じていました。2人の住む家もあちこちがそこはかとなく傷んでいて、ほんとにクスッと笑いたくなるほど我が家にも共通するところがありました。

若い頃はかっこよかった夫がだんだん太っておっさんくさくなる。夫から見たら細かった妻がだんだん太っておっさんみたいになる。まあまあお互い様ですがな。がっはっは!!←すでに完璧におっさんの私。

あんなに大好きだったのに。そんな感情を超えたおじさんとおばさんってこの先どうして行けばいいんだろう。どうして行くのが正解?どうするのがしあわせなんだろう。

そんな事を考えながらじっくり観ました。これは本当にありきたりの感想です。

私は、今結婚を迷っている若者にぜひこの映画を観てもらいたいと思いました。今は大好きでラブラブ〜って感じかもしれない。可愛くてスタイルもバッチリの彼女。「子どもが大好き❤」と首をかしげてほほえんでいる。かっこよくてイケメンでなんでも買ってくれる彼氏。どこへでも連れて行ってくれる。‥‥27年経った時お互いがどんな気持で向き合ってるかな。人生のいろんな局面でこの人と2人、話し合いながら、時には喧嘩しながらこれから歩むべき道を選んで行くことが出来るだろうか。そんな事を今一度立ち止まって考えるのもいいかも‥と思いました。

映画の中には実にいろいろな人が出て来ます。若い人、お年寄り、しあわせな夫婦、ケンカばかりの夫婦。

話の折々で泣けて、そして折々で苦笑と爆笑。

ぜひぜひ大好きな人と。
そんなに好きでもない人と。
1人でいろいろな事を考えながら。

地味な映画ではありますが間違いなく心に残る一本。
観終わって直後、タリーズのWi-Fiで書かずにはいられなかった久々のレビュー。

blank_space
2015年06月27日

【シネマ・こむぎスタイル】第76回 「あん」 


投稿者 湯河原こむぎ

an.jpg
「風に立つライオン」を観に行った時にやっていた予告編。「駆込み女と駆出し男」「あん」「海街diary」の三つ全部に樹木希林さんが出ていました。片目を失明したとか全身がんだとかご自身の身には大変な事がおこっているだろうに次々と映画に出演されています。

上記の映画三つとも観ました。全部とてもよかったですが、特に「あん」が素晴らしい映画で、ぜひぜひ多くの人にごらんいただきたいと思いました。他の二作に比べると地味なだし、上映館も少ないのであまり「観に行こう」と思っている人が少ないのではないかな〜と思いレビューを書くことにしました。

私は一年に映画館で30〜40本の映画を観ます。【シネマ・こむぎスタイル】も76回になりましたがその4倍くらいは観ていると思います。この「あん」という映画は、私がここ10年間で観た映画の中で間違いなく自分の中のベスト10に入る映画だと思いました。

刑務所から出所したのち、どら焼き屋「どら春」の雇われ店長となった千太郎の店に、徳江(樹木希林)という女性がやって来る。その店で働くことを強く希望した徳江を千太郎は採用。徳江が作る粒あんが評判となり、店は大繁盛。そんな中徳江は、つぶれたどら焼きをもらいに来ていた女子中学生のワカナと親しくなる。ところがある日、かつて徳江がハンセン病を患っていたことが近所に知れ渡り……。

「あん」予告編
この予告編の中で浅田美代子さんが「彼女『らい』じゃないかって」って言っているのですが、映画館で予告編を観た時には深く考えなかったのです。これから観る映画はさらな気持ちで観たいので下調べしたり、人のレビューなどは読まずに行くようにしています。なので「『あんこ』を作るのが上手な人の話」・・・ということしか知らずに観に行きました。



原作はドリアン助川さんの小説「あん」だそうです。

細かい事は書きませんが、今でも差別に苦しんでいる方々がいるという事に愕然としました。きっとみんなそんな事に気づきもせずに毎日暮らしていると思います。

しかし、この映画に出て来る樹木さん演ずる徳江さんは、その閉鎖された世界から鳥のように飛び出しました。徳江さんのしぐさや台詞が台本にあるんだかアドリブなんだかよくわからない本当に自然な表情と言葉でした。この映画は東村山市あたりの狭い範囲のお話で美しい四季の風景があふれています。その美しい風景、きらめく木漏れ日や木々のさざめきにいちいち手を振ってほほえみかける徳江さんがほんとうに愛らしいのです。毎日の、人生の、世の中のいろいろなすべてのものに感謝して愛しんでいます。樹木希林さんって素晴らしい役者さんだと思いました。もちろんずっと前から素晴らしいとは思っていましたが、この作品の樹木さんは本当に素晴らしい。

私が樹木希林さんをはっきりと認識したのは、寺内貫太郎一家のおばあちゃん役で壁のポスターに向かって「ジュリー―――っ!!!」って言ってた時(その時は「悠木 千帆」って名前でしたが)。おばあちゃんだと思っていましたが、実はその時は30台前半だったのです。後から知ってとってもびっくりしました。郷ひろみさんと「林檎殺人事件」や「お化けのロックンロール」を歌っていた時もコメディアンのおばあちゃんのイメージでしたね。

樹木さんはご自身で「監督はこれを私の遺作として売りたいんじゃないかな」と制作発表でおっしゃっていました。本当にいい作品。「遺作」にふさわしいかも。でもきっともっともっとずっと元気でいらっしゃると思います。

また、この作品には「わかなちゃん」と言う中学生が出て来ます。見たことない子でしたが、「わかなちゃん」という役のキャラクターにぴったりでした。清楚できちんとしていて美人。そして今のアイドルにありがちなちゃらちゃらしたところが一切ない。この子誰だろ?新人かな?と思ってあとで調べたら樹木さんのお孫さんでした。そう、もっくんの娘さん。そうなんだー!!やっぱりねー。15歳でこの仕上がり。将来が楽しみ。

樹木希林さんと内田伽羅さんの素敵なシーン。
そしてどら焼き屋さんの店主の永瀬正敏さんも渋くて内に秘めた演技が素晴らしいです。年齢も立場も違う、普通の世の中を「生きにくい」三人の物語をぜひご覧ください。


映画館でパンフを買ったらこれ↑でした。あん オフィシャルブック (キネマ旬報ムック)なので本屋さんでも売っているかもしれません。写真もいっぱいで読み物としても満足の行く本でした。樹木さんのインタビューが面白いです(笑)。手触りも優しくてこの映画にぴったりです。

この映画にこのがぴったりです。

素晴らしい映画なのでぜひご覧になっていただきたいです。重いテーマを描いていながら笑えるところもいっぱいで、みんな徳江さんの事が愛おしくてたまらなくなると思います。ぜひぜひ。

blank_space
2015年05月31日

【シネマ・こむぎスタイル】第75回 映画 ビリギャル


投稿者 湯河原こむぎ

近くの格安エステ(笑)に行って来ました。四月に入ったばかりという子に足のマッサージをしてもらいました。エステって気持ちよくて眠ってしまいそうになりますが、眠ってしまうと効き目がなくなるという事で、ここではよく話しかけられます。

「お休みの日は何してますか?」と聞かれ「いろいろする事はあるけど、一番楽しいのは映画観ることかな」と言ったら「私も彼氏とデートする時、でかけるのがめんどくさいと映画に行っちゃいます」とおねえさん。えーっ、18歳なのにデートがめんどくさいってどゆこと??・・・とそこはおいといて・・・

「最近何観ましたか?」と聞いてみたら「『シンデレラ』と『ビリギャル』観ました。『ビリギャル』すごくよくて、三回くらい泣いちゃいました!!」と言っていました。

そうなんです。この映画、笑えて泣けて、どんな世代の人でも楽しめる映画なんです!!

名古屋の女子高に通うお気楽女子高生のさやか(有村架純)は全く勉強せず、毎日友人たちと遊んで暮らしていた。今の状態では大学への内部進学すらままならないと案じた母は、さやかに塾に通うよう言いつける。彼女は金髪パーマにピアス、厚化粧にミニスカートのへそ出しルックで渋々入塾面接に行き、教師の坪田と出会う。
シネマトゥデイ
塾の先生である坪田信貴さんが書いた『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』という本が原作の映画です。この本が出た時にも話題になり、よくテレビなどでも取り上げられていました。私も買って読みました。・・・が、半分まで読んだところで、娘に「私にも見せて」と横取りされたので最後まで読んでいませんが。

主人公のさやかちゃんは本当にお勉強が出来なくて「聖徳太子」の事を「せいとくたこ」っていう太った女の子だと思っているような子です。「日本地図を書いてみて」と言うと丸をひとつ描くような子です。

高二でこれじゃ、慶応大学とか絶対無理っしょ。って思っちゃうけど。

さやかちゃんは中高大一貫の私立のお嬢様学校に行っていたので、もちろん中学受験をして合格しているわけですから「まったく勉強が出来ない子」ではないと思います。入ってから全然勉強せずに遊んでばかりいた・・・と映画のさやかちゃんは言っています。そんなさやかちゃんが坪田さんという塾の先生に出会う事で劇的に成績が伸びました。

この映画、エステのお姉さん世代だったら「さやかちゃん目線」、私達世代が観たら「おかあさん目線」で、それぞれに思う事があります。

さやかちゃんはお勉強は出来ないけれど、素直でかわいい子です。勉強が出来なくてもいじけたりしていないし、間違えた答えを言っても恥ずかしいと思わない。いつも前向きで、少し出来るようになるとすごく喜ぶし、人間としての根本のところが正しい子だと思います。世の中には頭はいいけど、人間としての根本が間違っている人もたくさんいますけど。

さやかちゃんがまっすぐな心を持っているのは、おかあさんが愛情をたっぷりかけて一生懸命育てて来たからだと思います。どんな時でも娘を信じて大切に思って来たからだと思いました。(でもあの金髪は注意しろっ)

エステのおねえさんも私も泣けたポイントが、つらいことがあったさやかちゃんが、おかあさんの職場に行くところ。そういうのって「親離れ出来ていない」って世の中では思われてしまうかもしれませんが、友達には弱いところを見せられなくても親の前ではかっこつけなくていい・・・っていうのは大事なことだと思います。(親には見せられない弱いところを見せられる友達がいる!!っていうのも大事なポイントだと思います。)

おねえさんに「おかあさんとは仲良し?」って聞いてみたら「すごく仲良しです!!一日にあった事を全部話しちゃいます。ウザいって思ってケンカする事もあるけど。」って言ってました。なんでも話せる、そして自分の事を信じてくれている人の存在ってとっても大事だと思いました。

そして何よりも、塾の先生がすばらしい。どんな子でも良いところを探し出して、ほめて伸ばしてくれる。先生の言葉には愛があります。

「こんなのも出来ないのか!!」と叱られて「なにくそっ!!見返してやるっ!!」と奮起して伸びて行く人もいると思います。でもね、たいていの人はどっちが好きかと聞かれたら、ほめられる方が好きなんじゃないのかな。私は絶対「なにくそ」的な立派な人間じゃないから。ほめられたら調子に乗って「もっとやろ!」って思う典型的な「猿もおだてりゃ木に登る」側なので。

さやかちゃんのお友達もお父さんも弟も妹も。やっぱり根本は「愛」だなって思ったこの映画。サンボマスターの歌もとってもいい。慶応大学に合格するって結末がわかっているので安心して観る事が出来ますし(笑)。

エステのおねえさんの話を聞いて、記事にしなくちゃって思いました。ぜひぜひ大切な誰かと一緒に観てください。(私は夫とふたりで観ました)。母親の気持ちで観るもよし、娘の立場で観るもよし。最近娘とうまく話せないお父さんが観るもよし、学校の先生や塾の先生のような教育者の方が観るのもよし。有村架純が大好きでたまらない人ももちろん。

有村架純ちゃんってほんとかわいいなー。でも能年玲奈ちゃんの「ビリギャル」も観てみたいなってちょっと思った。

blank_space
2015年04月30日

【シネマ・こむぎスタイル】第74回 博士と彼女のセオリー


投稿者 湯河原こむぎ

物理学者スティーヴン・ホーキング博士の半生を描いた「博士と彼女のセオリー」は、87回アカデミー賞で五部門にノミネートされ、最終的に主演のエディ・レッドメインがみごと主演男優賞を受賞しました。オスカー像を手にしたエディはめちゃめちゃキュートでした!

ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症したホーキング博士を演ずるエディ・レッドメインがとても上手で、本人が演じているのかと思うシーンが何度もありました。映画「レ・ミゼラブル」で大きく旗を降りながら「民衆の歌」を高らかに歌っていたマリウスだと言われるまでは気づきませんでした。(でも一回認識したら、あのキュートな笑顔は彼そのものだった)
https://www.youtube.com/watch?v=gMYNfQlf1H8

天才物理学者として将来を期待されるスティーヴン・ホーキング(エディ・レッドメイン)はケンブリッジ大学大学院に在籍中、詩について勉強していたジェーン(フェリシティ・ジョーンズ)と出会い恋に落ちる。その直後、彼はALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し余命は2年だと言われてしまう。それでもスティーヴンと共に困難を乗り越え、彼を支えることを選んだジェーンは、二人で力を合わせて難病に立ち向かっていく。シネマトゥディ

私は頭が悪く典型的な文系人間なのでホーキングの理論については何ひとつ知らないし難しい事はわからないのですが、それでも難病に侵されながらも数々の功績を残しているホーキング博士の存在は知っていました。

登場される方々が、みなさんご存命であるので、すべてがオブラートにつつまれた感じで、写真で言うと「フォギー」なフィルターがかかったような映画でした。ピントは合っていてふんわりとやわらかい出来上がりでした。

頭脳明晰な彼がALSに少しずつ侵されて行く若い日々は胸が詰まる思いで見ました。それをそばで支えるジェーンは若いのに素晴らしいと思いました。結婚もしていないし、病気がわかった時点で別れるという選択もあったはずですし、周りの人からの反対もありました。自分が今、「親」になって考えてみた時に、みすみす苦労するとわかっている結婚はさせたくないというのがごく普通の親の感情ではないかと思います。ただ若い時だったら「大好きなこの人を支えるのは自分しかいない」という気持ちになったかもしれません。←そのような情熱が自分にあったかどうかも思い出せないですが・・・(涙)

「余命二年」と宣言された人を支え続ける。大変な事です。一年でも半年でも長く生きて!!と願いながらの日々だったと思います。彼は二年で亡くなることなく、なんと三人の子どもに恵まれます。それは幸せな事ですが、介護の必要な夫と子どもが三人いる暮らしは想像を絶する大変さなはず。

「奮闘!!大家族の日々に密着!」の映画ではありませんから、てんやわんやの毎日を事細かに描いてはいません。電動車椅子に乗った夫と子どもたちが愉しそうに隣の部屋でぐるぐるはしゃぎまわるのをキッチンでため息をつきながら見ている彼女の姿で表現しています。夫の実家に行った時のシーンでは、に夫の両親が庭の階段を登る時に「パパにまかせろ、こんなのなんでもない」的に率先して(でもかなりガタガタと苦労しながら)運んでくれます。もちろんありがたい事ではありますが、周りの人にとっては「その日だけ」「その時だけ」の事なのです。それをジェーンは毎日やっている。細かい表情だけでジェーンの感情を表現するフェリシティ・ジョーンズの演技が素晴らしかったです。

結局2人は25年で離婚してしまいます。

また、驚くべき事にジェーンはその後、文学の博士号を取得しました。なんと素晴らしい女性なんでしょうか。



とても美しい映像でした。構図や色合いがとてもとても計算されていて写真集のようでした。

たとえば病院の廊下の椅子で病気を宣告されるシーンは病院の廊下や壁の色合いと彼のパジャマの色が絶妙に合っていましたし、そのあと部屋で一人孤独に考え込むシーンのお部屋の色合いや椅子のある構図、らせん状の階段をジェーンが駆けのぼるシーンとか、うっとりするような美しいシーンがたくさんありました。



この映画を観ていて、以前書いた自分のレビューを思い出しました。

死ぬまでにしたい10のこと

原題が「MY LIFE WITHOUT ME(私のいない私の人生?)」って言うんだけど、ラストの方に、玉のれん(英語でなんて言うのかわかんない。もっとかわいい名前なんだろうけど)の向こう側で、みんなが食事をしているシーンを、こちら側のBedから、彼女が見ているシーンがあるの。それがすごく「MY LIFE WITHOUT ME」な感じを象徴しているように思えたなー。

特にふたつのシーンで強く感じました。

まだ二人が若い頃、彼の論文が認められ、自宅に友達が来てジェーンと一緒に食事をしながらお祝いするシーン。「彼のお祝い」であるのに、自分はうまくフォークやナイフが使えず苦労し、他のみんなは楽しげにおしゃべりしながら食事を楽しんでいる・・・みんなといるのに孤独・・・彼の気持ちが伝わりせつなかったです。

もうひとつは

ジェーンが教会で知り合った音楽を教えてくれる先生のジョナサン(イケメン)。彼はとってもいい人で、子育てと夫の介護で大変なジェーンの手助けをしてくれます。彼や子どもたちとも仲良くなり、家族のようなおつきあいになります。ジェーンはイケメンで優しいジョナサンにひかれて行きます。私にもそれは伝わりますし、彼もきっときっと気づいていた。でも、それを大きな心で許し(もちろんジョナサンの手が彼の一家には必要であったし)、普通に過ごして行く。

みんなで海に行った時、ジョナサンとジェーンと子どもたちが波打ち際で楽しそうに遊んでいる姿を、砂浜にひとり残った彼が見つめている姿は本当に本当にせつなかったです。「MY LIFE WITHOUT ME」な感じ・・・と思って「死ぬまでにしたい10のこと」のシーンを思い浮かべました。



主演の二人の演技が素晴らしい映画でした。
特にジェーン役のフェリシティ・ジョーンズの「普通さ」が素敵。セリフがなくて表情ですべてを語っている演技が、おさえているのに力強かったです。口元が久本まちゃみに似ていたのは秘密。

blank_space
2015年03月14日

新幹線に乗って「滝を見にいく」を観に行く


投稿者 湯河原こむぎ

2015_0303_10322100.jpg
「滝を見にいく」という7人のおばちゃんが主役の映画を観に行きたかった。11月の公開時にはロケ地である新潟と新宿のたった二館での上映でした。神奈川県に住む私は友達と新宿に行く計画を立てましたが、友達が熱を出して中止となりました。

それでも「いつか行きたいな〜」と思って機会を狙っていました。

三月に隣県の静岡で上映されることがわかりました。静岡は遠いですが新幹線で行けば小田原から48分で行けます。往復で6780円もかかりますが。その友達とは毎月近くのシネコンに映画を観に行っています。「たまには旅行気分で行くのもいいよね?」と富士山を見ながら「滝を見にいく」を観に行くことにしました。

DSC_1193.jpg
「静岡シネ・ギャラリー」は駅から徒歩五分。地図とスマホを駆使して歩いて行くとこんな素敵な建物にたどり着きました。 「サールナートホール」という建物の三階が小さな映画館になっています。
2015_0303_11161500.jpg
一階にはこんな素敵なスペースもあります。私たちはテンション上がりながら二回目の上映のチケットを買いました。 現在11:00。開始の13:55まで付近をぶらぶらしてランチをしましょう。
10917385_801630016588494_6670804465203603754_n.jpg
一本だけ桜が咲いていました。

映画館から五分ほどのところに「鷹匠」という地区があります。こんな一画があるらしく行ってみる事にしました。

10480145_801633496588146_6952272051883043926_n.jpg

静岡と言えば「お茶」。家族へのおみやげを買って行きたいな。
11034228_801633523254810_7987399337068616516_n.jpg

パサージュ鷹匠の中に素敵なお茶屋さんがありました。小さなカフェスペースもあり、ギフトにも喜ばれそうなかわいいパッケージのお茶がたくさんありました。

chagama・・・ここでお茶を買い、帰りに駅の「一茶」に寄りました。水色の紙袋を見た店員さんが「chagamaに行って来られたんですね〜」と声をかけてくださいました。

静岡駅地下の「一茶」は静岡茶商工業協同組合が運営しているカフェで、静岡の約50店のお茶がすべて500円で買えるのでおみやげにぴったりです。ここでもお茶をひとつ買いました。

10387552_801633583254804_6705849593530807705_n.jpg

路地を曲がってみると古い民家をリノベーションしたこんなお店がありました。
ONIWA Garden & Cafe
10649838_801633703254792_1549967541192418335_n.jpg

昭和の間取りの階段を上がって二階に上がるとカフェがあります。スープカレーを食べました。

隣に座っていたおされなお兄さんたちが食べていたジャムの瓶に入った「野菜プリン」もとってもおいしそうでした。

11053328_801633656588130_8017882320570153819_n.jpg

一階はお花屋さんになっています。素敵なセンス。
10393659_801630076588488_1303967702006821474_n.jpg

道を歩いていると古い建物をそのまま使ったステンドグラス屋さんがありました。
11006440_801630156588480_4411423734542152050_n.jpg

おしゃれなお店と古いものとが絶妙に混ざり合った静岡の街。
こんな貼り紙があって心がほっこり。

映画を観る前にこんなに満喫しちゃってどうしよう〜!!眠くなっちゃうかもーって思ってたのに映画は最高におもしろくて杞憂でした。

帰りは小田原のエキナカで夕飯のおかずを買って家には19:00前に着きました。充実した一日でした。また明日から頑張れます。



一緒に出かけたのは高校の三年間バトン部で一緒に頑張ったよりりん。卒業後は別々の学校に進み、その後結婚・出産・・・年賀状だけの付き合いでした。10年前に偶然再会し、それから月に一度、映画を観てランチする事を続けています。親が入院したり、娘が病気になったり、いろんな出来事が起こるので時々何カ月も空いたりしますが、ずっとずっと続いています。

ミニスカートでバトンをまわしていた私たちがいい感じにおばちゃんになりました。先日は、よりりんの54歳のお誕生日にプレゼントを贈り、「出会ったころはこんな日が来るとは思わなかったね(杏里の「オリビアを聴きながら」みたい)」とふたりでしみぢみとしました。



私たちと同じ、こんなふつうのおばちゃんが山で迷う映画です。ひとりひとりに大切な家族や日常があると思います。若くてかわいかった(?)過去もあると思います。どんな事も前向きに乗り越えられる・・・そんなおばちゃんに私はなりたいです。

ひとりひとりのバックグラウンドに想いをめぐらせながら、ぜひ「滝を見にいく」を観てください。

blank_space

【シネマ・こむぎスタイル】第73回 滝を見にいく


投稿者 湯河原こむぎ

滝を見にいく」という小さな映画があります。「7人のおばちゃんが滝を見にいくバスツアーに参加するが山で道に迷う話」です。ただそれだけの話です。友達にそう話すと「監督誰?」と聞かれます。

監督は沖田修一監督。「南極料理人」や「キツツキと雨」などの映画を作っている有名な監督です。

沖田監督は「ただただ、自分が『おもしろそうだな』と考えて出来た作品です。」とパンフに書いています。

この映画を知ったきっかけは、「40歳以上の女性、経験問わず」というオーディションで選ばれたプロ・素人のおばちゃん7人が出ている映画・・・と紹介されていたテレビ。7人のおばちゃんの中には、この映画のロケハンに協力した妙高氏の地域サポートの人や、高校生の頃女優を夢見ていたが周囲の大人の反対で断念した79歳の方までいろいろな方がいます。それを聞いただけで「絶対に観よう!」とワクワクしました。

DSC_1230.jpg

ストーリーは簡単です。

「幻の滝を見て、そのあと温泉に泊まる」という30000円のバスツアーに参加したおばちゃん7人。今回がツアガイドデビューという頼りない菅(演じている黒田大輔さんは38歳の俳優さん)のあとについて山道を歩き幻の滝をめざします。道に迷った菅が「ここにいてくださいね。僕ちょっと見て来ます。」と言い残してその場を立ち去った後、待てど暮らせど戻らず。携帯も繋がらない。

残されたおばちゃん達は「その場に残るもの」「菅を探すもの」に別れて捜索するが、菅も滝も見つからない。さて困った、今晩は野宿するしかない・・・というもの。

まあ、つっこみどころはいろいろあります。山に詳しくない私が見ても、そんなに険しい山にも見えないし、そんなに高くも見えないし、それほど人里離れてるとも思えない。紅葉がとても美しい季節、ましてや「幻の滝」があるのであれば、他に観光客がたくさんいるはず。誰にも会わないって事はありえない。そうそう、それに、ここまで乗せて来てくださったバスの運転手さんだって、暗くなっても誰も戻って来ていない事態だったら警察などに連絡するでしょ。

・・・まあ、それは今回は目をつぶってください。

「おばちゃん7人が山で道に迷っちゃった」んです。さて、どうしよう!?そういう映画。

ただ、それだけなのにおもしろくてたまらない。まず、まよっていない時からめちゃめちゃおもしろい。

バスの中の会話だってほんとおっかしい。山を歩いている時の会話だってなんでもないのにおかしくておかしくて。そうですねえ、40歳以上の女性だったら思わず「ぷっ(笑)」と笑ってしまう『おばさんあるある』がいっぱい詰まってる。

ツアーガイドは見つからない、滝もどこにあるかわからない、道にも迷ってしまった。・・・ってなった時、あなただったらどうしますか?私だったらどうするかな・・・とスクリーンの中のおばちゃんをじっと観る。

私はポンチョを着たスナフキンみたいな「セッキー」に似てるなって思いました。一緒に映画を観に行った友達のよりりんは「クミ」かも。会社の●さんはクワマンみたい。いつもお菓子大好きな○さんはスミスみたい・・・と考えていたら楽しくなった。緊急事態になった時、怒鳴り散らす人もいるよね。でも、その事態自体を「困った」と思いながらも楽しんじゃう人もいる。どっちが楽しいかといったら、それはもう。ねえ?

とにかく、この7人のおばちゃん達が言い合い、ケンカして、泣いたり、ののしったり、遊んだり、怖がったり、歌ったり、協力したりしながらこの危機を乗り越える映画です。きっとおじちゃん7人だったらそんなに楽しくないかもしれない。


この映画を観ている時に、ふと「人生、いろどり」という映画の事を思い出しました。この映画、「シネマこむぎスタイル」に載せようと途中まで記事を書き上げていたのですが、まだ未完成。その未完成な記事の中の一文をここで引用させてください。

過疎と高齢化の農村で、ひっそりと暮らしている農民たち。ある日農協の職員の江田(平岡祐太)が、お店で食事している時、冷奴にのっている楓を「きれい〜」と大切そうにハンカチに包んで持ち帰る若い女性客を見かけ「葉っぱビジネス」を思いつく。

いつも野菜が売れ残って苦労している農家のおばあちゃん2人と手さぐりで「葉っぱビジネス」を始めます。

そのおばあちゃん二人は幼なじみのかおるちゃん(吉行和子さん)と、はなえちゃん(富司純子さん)。その後、都会から帰ってきたみっちゃん(中尾ミエさん)をまじえ三人で頑張ります。

この映画を見て一番おもしろかったのは、女性はいつまで経っても女の子のままなんだなーということ。もちろん容姿は衰えて周りから見たらおばあちゃんそのものなんですが「もう、はなえちゃん、いつもそうなんだから!!」みたいな。文字にしたら小学生の頃と変わらないわきゃわきゃっとした会話。人生の楽しい事もつらい事も経験してなお女の子でいられる不思議。
「人生、いろどり」ではおばあちゃんになっても少女である三人を名女優、吉行和子さん・富司純子さん・中尾ミエさんが演じていました。その三人の空気感を、このプロ・アマ混合の滝を見に行った7人のおばちゃん達にも感じました。

どんな事態に直面しても、男の人ほど真剣になりすぎず、知らないおばちゃん同士話し合って、知恵を出し合い、あぶなっかしいけど、わりとたくましく乗り越えられるんじゃないかなーってちょっと前向きになれる映画でした。

おばちゃんたちが縄とびするシーン。6番目に入るのは自分!って気がして、スクリーンのこちらがわで入るタイミングをはかってしまう私。スクリーンの中に自分がいないのが不思議なくらいの一体感でした。

誰が観てもおもしろいか・・・と聞かれれば、男性や若い人が観たら「どこがおもしろいの?」って思っちゃうかもしれません。でも、あなたが30歳を超えた女性ならきっと楽しめるはず。高校の時の友達と観に行った私たちは、「おもしろかったね〜!」と言いながら「出かける時には何が必要か」を話しあいながら帰って来ました。

「チョコレートとか食料を持とうよ。」
「ウィダーインとかだと人にわけてあげられないから、やっぱカロリーメイトかなー。」
「それと『きのこ図鑑』ね」
「あとビニールシート」
「フードつきの服がいいよね、絶対」

おばちゃん二人だから帰り道も映画の話で盛り上がりました。皆様もぜひぜひ!!



「滝を見にいく」公式ページはこちらから。
公式ページでぜひ予告編をご覧になってください。
これを観たら絶対に観たくなりますよ。

上映館がとても少なくて、私も新幹線に乗って静岡まで観に行きました。
2015.6.10にブルーレイ・DVDの発売も決まっているのでレンタルになってからでも。


【シネマ・こむぎスタイル】番外編 新幹線に乗って「滝を見にいく」を観に行く・・・もご覧ください。

blank_space
2015年01月07日

【シネマ・こむぎスタイル】第72回 ベイマックス


投稿者 湯河原こむぎ

あけましておめでとうございます。今年もたくさんの映画を観たいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、新年一作目は「ベイマックス」。
あらすじは・・・

西洋と東洋の文化がマッチし、最先端技術分野の先駆者たちが数多く住んでいるサンフランソウキョウ。そこに暮らしている14歳の天才児ヒロは、たった一人の肉親であった兄のタダシを亡くしてしまう。深い悲しみに沈む彼だったが、その前にタダシが開発した風船のように膨らむ柔らかくて白い体のロボット、ベイマックスが現れる。苦しんでいる人々を回復させるためのケアロボット・ベイマックスの優しさに触れて生気がよみがえってきたヒロは、タダシの死に不審なものを感じて真相を追い求めようと動き出す。

シネマトゥデイ


あらすじはよく知らなくて、「お兄さんを亡くしたヒロをベイマックスが癒してくれる」「ベイマックスの顔は日本の鈴をモデルにしている」「日本っぽい街が出て来る」くらいしか予備知識はなかったので、「悲しんでる男の子がベイマックスになぐさめてもらう映画」って思ってました。「となりのトトロ」みたいなのかなーって。

そしたら全然違いました!!アメコミヒーローものでした!!かっこよくてアクション全開!!ハラハラドキドキして応援して笑ってちょっと泣いて・・・。

「アナと雪の女王」の時、男の子たちはちょっと退屈だったよね。でも、今度は男の子が夢中になれる映画だよ!!もちろんパパもねっ!

サンフランシスコと東京が混ざった街が素敵。未来と過去が混ざったような街。ポップとシックが混ざったような色が好き。日本語の看板もたくさん出て来ます。ブルーレイを買って細かいところまでよく見たい。

ヒロが発明した「マイクロボット」というのがすごいです。発想が素晴らしい。その描写が「もののけ姫」の黒いやつの動きを彷彿とさせます。

ディズニーの映画を観るといつも思う事ですが、いろんな世代の人が感じるポイントがたくさん隠されている。子どもたちは無条件に楽しいだろうし、大人はもっと深いいろんな事を考えて泣ける。ヒロのお兄さんは死んだけど、お兄さんが作ったケアロボット・ベイマックスと、お兄さんの大学の友達にヒロは救われる。一人じゃないんだよ。死んでもなお、お兄さんはあたたかくやさしくヒロを見守ってくれる。

エンドロールに流れるAiさんの「STORY」、その日本語訳で大人は号泣です。エンドロールはアメコミヒーローちっくでめちゃかっこいい!!今まで「ちょっとディズニー苦手」って思った人もだまされたと思って観てください。

blank_space
2014年10月30日

【シネマ・こむぎスタイル】第71回 まほろ駅前狂想曲


投稿者 湯河原こむぎ

2011年の映画「まほろ駅前多田便利軒」2013年の深夜枠ドラマ「まほろ駅前番外地」に引き続き「まほろ駅前狂想曲」が制作されました。

原作は私の大好きな「風が強く吹いている」を書いている三浦しをんさん。

ここには一作目の「まほろ駅前多田便利軒」のレビューを書いていなかったのでリンクしておきます

「まほろ」のモデルとなった東京のはじっこの町田市出身の友達から「これ読んでみて」と渡された「まほろ駅前多田便利軒」。華やかな世間にはなじむ事が出来ない男二人と混沌とする街の日々のお話がとてもおもしろくあっと言う間に読み終わりました。

私の中で、この二人はグレーで華のない人のイメージだったので、映画化される、しかもキャストは瑛太と松田龍平と聞いた時、絶対に違うんだけど〜!!と思いました。



「まほろ駅前多田便利軒」のふたり。こんなにイケメンじゃないもん。私のイメージでは。


まほろ駅前多田便利軒 2 (花とゆめCOMICSスペシャル)コミックの表紙もこんなにイケメンに描かれてるけど。絶対に違うって思ってた。

でも、今ではもう多田と行天はこの二人以外にあり得ない!!とまで思えます。それほどのはまり役。


まほろ市で便利屋を営む多田啓介(瑛太)のところへ、中学時代の同級生・行天春彦(松田龍平)が転がり込んで3年目。行天と凪子(本上まなみ)の娘はる(岩崎未来)を預かって四苦八苦する中、まほろ市の裏組織の人間である星(高良健吾)から、駅前で毎日のようにビラ配りをする怪しい団体「家庭と健康食品協会」の調査を依頼される。やがて、その協会は以前新興宗教団体だったことがわかり、代表の小林(永瀬正敏)が行天の過去を知る人物だと判明する。さらに調べを進める多田たちだが、思わぬ形でバスジャック事件に巻き込まれていく。シネマトゥデイ

今回もまた、不器用できちんと生きられない男二人が、自分たちなりに「わりとまじめに」自分たち基準で「わりと一生懸命」に日々をこなしている物語。

映画のフライヤーに迷彩服を着た二人が映っていたので「えっ?まさか便利屋戦争に行く??」と思いましたが、実は戦争ではありませんでした。この迷彩服を着た意味がちょっと笑えます。映画館で確認してみてくださいね。

今回もいろいろな依頼を受ける多田便利軒ですが、メインは行天の娘(精子提供)のはるちゃんを、アメリカ出張に行く凪子さん(本上まなみ)から一ヶ月半預かるという依頼。実際問題としていくら他に預けるところがなかったからとはいえ、私だったらこの二人には絶対に預けない。不安しかないよ。

まず最初の時点で「このふたりにだけは預けないでしょー」というところでひっかかってしまうと映画に集中出来ないので、そこはさらっと流してください(笑)

自分の子どもをあかちゃんの時に亡くしてしまった多田と、子どもの頃のトラウマもあり子どもが大の苦手の行天が女の子を預かる。それはそれは一大事です。実生活では二人の子どもを持つ瑛太さんはきっと子どもの扱いに慣れているはずですが、映画では「ママに会いたい〜」と泣くはるちゃんをそっと抱きしめるシーンのやわらかくてこわれそうな綿菓子で出来たお人形に触れるようなこわごわとした手つきが絶妙に上手でした。

世の中の「普通」や「常識」とは微妙にかけ離れ、ふらふらと生活しているように見えるふたり。でもなぜかあたたかくてやさしい。それをおおっぴらに見せる事はないので、たぶん他人からは眉をひそめられるようなやつら。でもね、汚い事務所で最低限の暮らしをしていても「誰かのためになること」を引きうけて一生懸命にこなしている。多田と行天は決して下品にならずジェントルマンだと思います。


私は、龍平さんのお父さんの松田優作さんが出ていた「探偵物語」というドラマが大好きでした。もう35年も前のドラマです。かっこいいのにコミカルな探偵の「工藤ちゃん(優作さん)」の活躍が毎週楽しみでした。「まほろ駅前多田便利軒」を観た時に「探偵物語」の匂いを感じました。

「探偵物語」の中で工藤ちゃんがタバコを吸う時、ライターの火が30僂らいにぼわっと大きく着くんですが、この「まほろ駅前狂想曲」の中に何度もそのシーンが出て来ます。これは絶対に「探偵物語」へのオマージュだと思いました。ちなみにこの映画、ひとりで観に行ったのですが、「探偵物語」が大好きでDVD-BOXも持っている夫にも観せたくて後日一緒に観に行きました。「探偵物語のワンシーンってわかって観てる人何人いるかな??」と、ふたりでちょっとワクワクしました。

ちなみにこの映画には濱マイクな永瀬正敏さんも出ていますよ。

DSCF2076.jpgDSCF2075.jpg

一作目の「多田便利軒」で二人がお風呂に入るシーンがありました。その時に瑛太さんのお腹が出ていてすごくびっくりしたのですが、パンフをよくよく読んでみると上のような表記がありました。役作りのために中年太りの体づくりをしたそうです。この次の年に出たドラマ「ラッキーセブン」では松潤とのアクションシーンでめっちゃ俊敏な動きを見せる探偵を演じていたので、中年太りのなごりはみじんもありませんでした。

でも!!今回の「狂想曲」の中で、また中年太りを見せていますのでそのシーンを探してみてくださいね。

今、このふたりは、日本の「中堅(←年齢という意味で)俳優」の双頭とも言えると思います。ギラギラしたところがなく、いつでも飄々としていて、熱いというよりもぬるま湯的な感じ。番宣のためにバラエティに出てもハキハキと宣伝出来るタイプではない。しかしその演技は本当に上手。演技以外のところには無頓着、演技以外のところでは不器用かもしれないけれど。

多田と行天、これからもずっとずっとシリーズで続いて行ってほしいです。お願いします。三浦しをんさん。



深夜ドラマのまほろ駅前番外地もとってもおもしろかったです。町田のまるいマクドナルドがよく出て来てちょっとうれしい。毎週いろんな依頼が舞い込むのが楽しかったです。今話題の黒木華ちゃんもおもしろい役で出てました。タイトルバックが、多田と行天の二人だけが逆回しでとってもおもしろい映像でした。


「最高の離婚」・・・このドラマの瑛太さん演じる光生がめちゃめちゃうざいヤツでした〜。ほんと瑛太さんうまいよ。


舟を編む・・・この映画大好きです。コミュニケーション障害と言ってしまえば言えなくもない主人公の馬締君の役をまじめに演じている松田龍平さんが超絶に上手です。これも三浦しをんさんの作品。丁寧に作られた上質な映画です。


blank_space
2014年04月26日

【シネマ・こむぎスタイル】第70回 アナと雪の女王


投稿者 湯河原こむぎ

2014_0425_23163200.jpg
只今大ヒットしている「アナと雪の女王」、みなさまご覧になりましたでしょうか?

私は二回観に行きました。

公開前に映画館で流されていた予告編がとっても素晴らしくて「これは絶対に観たい!」と思いました。その予告編は「Let it go」の歌(英語)と映像のみで、本編のストーリーや台詞などはいっさいありませんでした。「映画の予告編(どんな映画なのか知りたいですよね)」としては情報が足りないのですが、その歌のインパクトがものすごく「これ歌ってるの誰?」ととても興味が湧きました。

あらすじ・・エルサとアナは美しき王家の姉妹。しかし、触ったものを凍らせてしまう秘められた力を持つ姉エルサが、真夏の王国を冬の世界に変化させてしまった。行方不明になったエルサと王国を何とかすべく、妹のアナは山男のクリストフ、トナカイのスヴェン、夏に憧れる雪だるまのオラフと一緒に山の奥深くへと入っていく。
シネマトゥデイ

私は3/22に、娘と日本語吹き替え版を観ました。 もう、エルサ役の松たか子さんのすごさったらありません。それに(公開当初は)あまり世間で騒がれていなかったけれど、私はアナ役の神田沙也加さんが本当に素晴らしいと思いました。あかちゃんだったあの「松田聖子の娘」の彼女が、松田聖子とは関係なく自分の実力で演じて歌っています。親になった気持ちでしみぢみしちゃいました〜。神田さん(パパ)も観たかな〜。

映画が終わり、エンドロールでふたたび日本語版の「Let it go」が流れますが、あれ?松さんじゃない。エンドロールの歌はMay.jさんです。また違った雰囲気です。私は松さんの方が好きです。(個人の感想です)

映画を観たあと、すぐに映画館のショップに行きました。パンフを買い、サントラはあるのかな〜?とチラ見していると「サントラはありますか?」とカウンターで聞いている人を何人か見かけましたが「サントラは売り切れです」と言われていました。ま、映画館のショップには大量には入れていないとは思いますが、売り切れるほどの人気です。

「帰ったらAmazonで買お〜っと」・・・家に帰ってからすぐに調べてみたら(3/22の時点では)CDで出ているものには松たか子さんの歌は入っていませんでした(May.jさんの歌は入ってる)。、「Amazon」「itunes store」「レコチョク」での配信のみとなっていました。 1800円で日本語版のサントラが買えます(ダウンロード)。

即ダウンロード版を買って、二つのipodに入れ通勤時も車でもハードリピート。「Let it go」の歌がとにかく素晴らしい。『リトル・マーメイド』の「パート・オブ・ユア・ワールド」や『アラジン』の「ホール・ニュー・ワールド」に並ぶ、ディズニー・アニメ史に残る名曲が誕生したと評判・・・とオリコンスタイルに出ていました。

吹き替え版を観たあと、facebookなどで他の皆様の書かれた感想を見ると字幕版を観た方が多く、皆さん絶賛されていました。私は吹き替え版はとても素晴らしいと思いましたが、やはり皆さんが絶賛されている字幕版も観てみようと思いました。片方だけしか観ていないのに「吹き替え版の方がよかったよ」というのはフェアじゃない。まさに片手落ち。

三日後に友達と字幕版を観に行きました。(娘も二週間後に高校の友達と字幕版を観に行きました。ちなみに、私と一緒に字幕版を観た友達は、その後娘さんと吹き替え版を観に行ったそうです。「吹き替え版よかった〜。神田沙也加が本当に上手だった〜。」とうっとりLINEが来ました。)

字幕版もとてもよかったです。エルサ役は両方とも素晴らしかったですが、アナ役は圧倒的に吹き替え版の方がよかったです(個人の感想です)。アナの、あの愛らしくおてんばで勝気なキャラクターに神田沙也加さんが本当にぴったりで、もう彼女以外考えられないくらいのはまり役だと思いました。

それと。「オラフ」というまぬけでかわいい雪だるまが出てくるのですが、吹き替えをしているのがピエール瀧さん。「あまちゃん」の寿司屋のやさしい大将役が有名ですよね。私は「あまちゃん」終了直後に「凶悪」というものすごい映画を観てしまい、背中いっぱいの刺青で女を抱き、死体を斧で切り刻む「大将」の変わり果てた(?)姿に衝撃を覚えました。そして、また今回、かわいいオラフの吹替えで楽しそうに歌を唄うピエール瀧さんの才能の幅広さに感服しております。そこも吹き替え版大きな見どころのひとつ。

時々「『アナと雪の女王』観に行こうと思うんだけど、字幕と吹き替えどっちがいいと思う?」と聞かれます。私は「もし一回しか観にいけないとしたら吹き替え版がおススメ。二回行けるとしたら両方とも観てほしい」と言っています。

ここまでストーリーについて何も書いていませんでしたね・・(^^ゞ たぶん「ディズニー・プリンセス」のカテゴリーに入る作品だと思いますが、「王子様のKISS」とは違ったタイプの物語です。内容はぜひ映画館で確認してくださいね。

10262057_637008429717321_4822881587162439472_n.jpg

今、娘と私の間では「アナ雪」ブーム到来で、毎日サントラを聞き、アナと雪の女王 ビジュアルガイドを読み、アナと雪の女王 (竹書房文庫)の小説を読んでいます(上の写真)。そしてYOUTUBEでいろんな「アナ雪」関連の動画を見まくっています。

そして今日は地元のデパートでFM横浜の公開放送があり、そこにMay.jさんが来るのでいそいそと見に行きました。ものすごい人出でした〜。CDの発売に合わせてブッキングされたのは、たぶん何か月も前だったと思いますが「アナと雪の女王」がめちゃ盛り上がっている今、最高のタイミングのイベントでした。


「Let it go」と「Believe」を生歌で聴きました。めちゃ上手〜。鳥肌ものでした。

今日、この会場でばったり会った会社の友達が「CD買ったから貸してあげるね!」って言ってくれてちょーラッキー!彼女はMay.jファンで、イベント終了後CD購入者限定の握手会に参加しました。うらやましい〜。このCDに入っている「Let it go」は、私がいつも聴いているダウンロード版とは違うversionです。


そしてなんと、待ちに待っていた人もいっぱいいると思いますが、日本語版のサントラ(アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック -デラックス・エディション- (2枚組ALBUM))がいよいよ5/3に発売されるようです。遅いよ〜。私、もうダウンロード版買っちゃったよ〜。公開と同時に出してほしかった。待っていた方はぜひぜひ。

このCDは二枚組で、Disk1は33曲もの盛りだくさん。Disk2は日本語版でカラオケも入っているみたい。ううむ・・・もしかして買っちゃうかも。我が家の「アナ雪」ブームはまだまだ続きます。(もちろんブルーレイも買いますよ〜。早く発売されないかな〜)

娘はGW中に中学の時の友達ともう一回吹き替え版を観に行くそうです。ちょーお気に入りらしい。「この映画には大切なメッセージがいっぱい入ってるの。どんな自分だったとしても、そのままの自分を大好きになる事とか、簡単に結婚を決めちゃいけないとか。」・・・なるほどね。


今日、本屋さんに行ったら娘が「この絵本見て。あの一番大切なシーンがたったこれだけ。」と見せてくれた。「Let it go」の曲にのせて雪の宮殿が出来上がって行くあの壮大なシーンが直径4センチくらいの絵(卒業写真撮る日に休んだ子みたいな扱い)でページのすみっこに表現されていました〜。残念っ
*********おまけ*********

2014_0425_23170700.jpg

娘と私は以前から「雪の結晶」モチーフが大好きなんです。こんな本も読んじゃってるくらい。雪が降ると服の上に舞い降りる雪をガン見してうっとりしている怪しいやつらです。肉眼で雪の結晶が見えるって知ってましたか?「アナと雪の女王」を観る前、ストーリーや曲の素晴らしさなどまったく知らないうちから「きっと雪の結晶がめっちゃ出て来るよね〜。楽しみすぎるよね〜。」とワクワクしていました。

あふれんばかりの雪の結晶が出て来る「アナと雪の女王」。まだの方はGWにぜひぜひ!!

blank_space
2013年10月30日

【シネマ・こむぎスタイル】第69回 陽だまりの彼女


投稿者 湯河原こむぎ

これは嵐の松潤と「のだめカンタービレ」の上野樹里ちゃんの映画。皆様ご存知の押しも押されもせぬトップアイドルの映画です。

数ヶ月前から予告編が上映されており「彼女には不思議な秘密があった」という気になるひとことが。

あらすじは

取引相手を訪ねた新人営業マンの浩介(松本潤)は、そこで同じ中学校に通っていた幼なじみの真緒(上野樹里)と10年ぶりの再会を果たす。学年有数のバカとして名をはせ、何かといじめられていた彼女が、当時の姿から想像がつかないほど魅力的な女性になったことに驚く浩介。再会に運命めいたもの感じた二人は惹(ひ)かれ合うようになり、結婚を決意するまでに。だが、真緒は誰にも知られてはならない、とんでもない秘密を持っていて……。シネマトゥデイ


最近、周りの人に「陽だまりの彼女」読んだよって言うと「映画も観ないし、本も読むつもりないから『彼女には秘密があった!』の『秘密』が何か教えて」って言われることが多い!

で、「実はね・・」って教えてあげると「えーっ!マジで〜(゚д゚)映画観るつもりなかったけど、それ聞いたら映画観たくなった!映画観るわ!」とか「本、貸して〜!」って言われます。

その秘密を知ると、もう上野樹里がそれにしか見えなくなって来る!映画のポスターもフライヤーも予告も。

「秘密」と聞くと「病気?」「記憶喪失?」「宇宙から来た?」「実は令嬢?」「ホームレス?」「二股?」とか思いつく限りの事を書きだしてみる。でも、そのどれでもありませんでした。

1378744_531426206942211_1951318711_n.jpg

この映画はとても日常風ですが本質はファンタジー。素直な気持ちで観てください。「あるわけねーだろっ」って目くじら立てたりせずに。

私は主演の2人が特に大好きなわけではないけれど(普通に好き)、舞台が江の島であること、主題歌が山下達郎さん、予告編の映像がとてもきれいなので原作を読み、観てみる事にしました。原作では江の島ではなく杉並区方面でした。

ふわふわきらきらしたとても素敵な映画でした。

ジャニーズだからアイドルだから・・・と毛嫌いせずにぜひ観てほしいです。

私が行った時は60歳くらいの男性が1人で観に来ていましたし、会社の年上の友達が「おとうさん(だんなさん)が観たいって言うから『えー・・・』って心の中で思いながら行ったけどすごくよかったわ〜。行ったら、おとうさんの職場の人(同年代)も観に来ててびっくりしたわ!」との事。なぜだか高齢(失礼!でも私も含めてってことで)の人にも人気の様子。

その「秘密」がすべてなので詳しく書けないのがもどかしいのですが。

見どころポイントとしては
★松本潤さんのお気に入りのシーンは、閉まりかけたエレベーターで「ありがとう!コウスケ!」って樹里ちゃんに言われるシーンだそうです。
★上野樹里ちゃんのお気に入りのシーンはお部屋の陽だまりで2人で手をつないで寝るシーンだそうです。

このふたつのシーンは本当に素敵でキュンキュンしましたよ。

★2人の中学生時代を演じている若くてかわいい子がまたまたかわいくて、本当に2人の若い頃みたいですっごくかわいかったです。

それから
★「あまちゃん」の「琥珀掘りのベンさん」と「観光協会の栗原ちゃん」が出ていましたよ。「栗原ちゃん」(安藤玉恵さん)の夫役は「半沢直樹」で「伊勢島ホテルの湯浅社長」役だった笑福亭鶴瓶さんの実の息子の駿河太郎さんでした。

安藤玉恵さんは大好きな女優さん。脇役でよく出演されています。阿部サダヲさんと松たか子さんの「夢売るふたり」の役が本当に素敵でした(水商売で幸せな人ではない役だけど、本当に心優しい)。

★上野樹里ちゃん演じる渡来真緒が大好きな曲が、ビーチボーイズの「素敵じゃないか」で映画の中に何度も出て来ます。それを真緒がハミングするシーンが何度も出て来るんだけど、最初のとこが「変なおーじさーん」にそっくりなので、ぜひぜひ聴いてみてください。

★真緒はいつもマスタード色のトップスを着ています。何種類も着替えています。どれもがとても素敵なマスタード色。この季節にぴったりです。

★松潤ファンの友達の感想は「もちろん潤君はいつもかっこいいんだけど、いつものかっこいい潤君とはちょっと違うの。この映画の潤君は「ちょっとダメ男」っぽいところをうまく演じていてそこがまたすごくいいの。それでもかっこいいんだけどねー(デレデレ・・・目がはあと)。あと三回は観に行くんだー!」との事。

「秘密」を明かせないからなんともわかりにくいレビューですが、ぜひぜひ観てみてください。癒されますよ〜。

blank_space
2013年09月29日

【シネマ・こむぎスタイル】第68回 江ノ島プリズム


投稿者 湯河原こむぎ

NCM_0977.JPG
「あまちゃん」終わっちゃいましたね〜。明日からどうやって生きて行こう・・・。いや、「あまちゃん」を朝見ないので、むしろ電車の時間に余裕で間に合うわ。・・・ってそこ?


この「江ノ島プリズム」という映画には「あまちゃん」に出て来る「ずぶん先輩」こと福士蒼汰君が出ています。そして私にとって身近である江ノ島が舞台となっているので「観てみようかな・・・」と思って、どんなストーリーかも全然知らずに観に行きました。

あらすじは

小学生の頃からの親友同士である、高校生の修太(福士蒼汰)、朔(野村周平)、ミチル(本田翼)。恋と友情の入り交じった関係にある彼らだったが、ミチルの海外留学が決まってしまう。黙って出発した彼女が自分の気持ちをつづった手紙を受け取り、空港へ向かう朔だったがそのまま命を落としてしまう。それから2年。空虚な日々を送っていた修太は、行きたい時と場所を思い浮かべるとその時代に行けるという時空移動の方法が書かれた奇妙な本を手にする。試しに実践してみると、彼は朔が死亡する前日に戻っていた。


実は私、たいして期待はしていなかったんです。
高校生3人(男2人女1人の「いきものがかり」編成)の青春映画って、もう私には遠い昔の事だし、福士蒼汰君も好きだけど「めっちゃ好き!」ってわけではないし。「もし学芸会風だったらどうしよう・・・」って不安もあり。

ところが!ところがですよ!

ストーリーが私の大好きなタイムトラベルものだったのです。


皆様「時をかける少女」っていう1983年の映画知ってるでしょー?原田知世さんが出ていた。相手役の吾郎ちゃんは「あまちゃん」でアキちゃんのパパだった尾美としのりさん。大林宣彦監督の「尾道三部作」の二番目の映画でけっこうヒットした記憶があります。(このシリーズ好きで尾道のロケ地を旅した私でした・・・)

実は、この「時をかける少女」は、そのずっと以前、私が小学生の時に、NHKの「少年ドラマシリーズ」という枠で「タイムトラベラー」というタイトルでドラマ化されていました。

「少年ドラマシリーズ」は、今までにない「タイムリープ」や「テレポーテーション」と言ったSFちっくなお話が多く、少年ではない私もその不思議な世界に胸をドキドキさせながら見たものでした。夕方六時にNHKの時計が時報を打つところから夢中になって見ていた私でした。

おっと、お話がそれました。

この「江ノ島プリズム」を見ていたら、小学生の頃に初めて「タイムトラベラー」を見た時の気持ちを思い出して、妙になつかしいその感じにドキドキワクワクしました。

修太(福士蒼汰)は、小さい頃から心臓が悪かった朔(野村周平)が亡くなったのは自分のせいだ・・・と思っている。2年経った法事の日、朔の部屋で、朔のお母さんから「朔のこと忘れないでね。形見というわけではないけど、よかったら何か想い出に持って行って」と言われ「タイムトラベル」という本を一冊もらって帰ります。

中には安っぽいいかにも付録って感じの青い腕時計が入っていて、それを身につけて戻りたい時代を念じるとその時間に戻れる・・・って書いてある。「そんなわけねえ〜」と思いながらも念じてみると、なんと、朔が亡くなる前日に戻れてしまうのです。

どうにかして朔が亡くならないように・・・と頑張るのですが、何かに驚いてしまうと現代の法事の日の朝に戻って来てしまうのです。それを何度も繰り返しちゃって〜。

本当に私の大好きな「日常タイムトラベル(科学者や研究者ではなく、普通に暮らしている人間に起こる不思議な体験)」のお話だったし、頑張る修太が一生懸命で「がんばれ〜」と応援してしまいました。ミチル(女の子)だけが(私には)どうしても女子高生に見えずOLっぽいなって思っちゃったんですけど、このストーリーにはきゅんきゅんしました。

期待せずに観に行ったこの映画で思いがけなく感動しちゃって、ちょっと得した気分。ビッグタイトルではないけれど、かなりよかったです。

ずぶん先輩が大好きで「あまロス」なあなた!ぜひぜひ観てみてくださいませ。

神奈川県の話だからもちろん台詞は標準語なんだけど、福士君が「どうすっぺ」とか「そんなわけねえべ」とか、ミチルの事を「天野」とか言っちゃうんじゃないかと(そんなわけねえべ)別の意味でもドキドキしました〜。

せいすん(青春)ってすばらしいべ。みんなもぜひ観てけろ。この映画たいしたもんだ。

blank_space
2013年07月28日

【シネマ・こむぎスタイル】第67回 アンコール!!


投稿者 湯河原こむぎ

友達から「『アンコール!!』って映画を観て来ました!すごくよかったからこむぎさんもぜひ!」とメールをもらいました。「おじいちゃん、おばあちゃんの合唱と家族の話です。」というよくわからない内容でしたが、彼女とはいつも映画の話で盛り上がるので、彼女のセンスに間違いはないのです。二日後に観に行きました!

寡黙でとっつきにくい性格が災いし、周囲から筋金入りの頑固おじさんとして扱われ、息子とも溝ができてしまっているアーサー(テレンス・スタンプ)。そんな彼が愛してやまない、性格の明るい妻マリオン(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)のガンが再発してしまう。そんな中、彼女が在籍するロックやポップスの名曲を歌う合唱団「年金ズ」が国際コンクールの選考大会に出場することに。治療などで練習に参加できないマリオンの代理で「年金ズ」のメンバーになるアーサーだが、個性豊かなメンバーや慣れない合唱に面食らってしまう。

シネマトゥデイ

ちょっと遠くの映画館まで電車に乗って観に行きました。「老人の合唱の話」・・・まあ、ガラガラだろうな・・・と思って行きました。

なんと!「近隣のお年寄りに招待券でも配ったの!?」と思うほどの満席でした!ご夫婦で観に来ている方々が多かったです。オドロキ〜。

ふだん、女性はくだらない話をする友人が周りにいますよね。皆さんも自分の周りを見回してみると、会社の友達、LINEで話す友達、数か月に一回だけどご飯を食べに行く昔の同級生、一緒に映画を観に行く友達、ネットで知り合った友達・・・いっぱいいませんか。

「今日の課長、めっちゃ腹立つ〜」とか「だんなのお腹が出て来てさ〜、枕も臭くてさ〜」とか「娘が受験なんだよね〜」とか「義父母がむかつく〜」とか、どうでもいい事やかなり深刻な事とか「解決はしなくても、とりあえず聞いてくれるだけでスカッとする」そんな友達がいますよね。そういう友達に支えられながらどうにか日々を過ごしています。

じゃあ、男の人ってどうでしょう。

もちろん、友達がたくさんいて、どんな事も話し合える人もいるでしょう。でも、わりと「女性同士のなんでも話せる友達」みたいな友達がいる人って少ないのではないでしょうか。

この映画に出て来るアーサーっていうおじいちゃんは、典型的なそんな男。そう、気難しい頑固じじい。奥さんのマリオンは明るくて友達もいっぱいの素敵な女性。マリオンは家の近所で同年代の男女の友達と合唱を楽しんでいます。

病気のあるマリオンにすごく尽くしてくれるアーサー。ぶっきらぼうではあるけれど、かいがいしく世話してあげている。そしてマリオンはおばあさんであるのに、ものすごく「女子力」が高い!甘え上手だし。(映画で確認してください。)


アーサーはいつも送り迎えをしてくれますが、絶対に自分は仲間に入ろうとしません。

そして、マリオンは病気で亡くなってしまうのですが、そのあとのアーサーがとても気の毒。

最初に書いたように、連れ合いが亡くなったあと、女性は悲しみながらも周りの友達に「悲しくてしかたがないの」と話を聞いてもらいながら、けっこう早く立ち直り、どうにか元気に暮らして行けるんですよね。だけど男性はプライドも高いし「弱みなんて見せられるかっ」と強がって気持ち的に孤立してしまいそう。本当にせつない。

数か月前にお父さんを亡くした友達は「前半は夫婦愛に泣け、後半は、父が似たタイプだったので、残されたのが父だったら・・・と思って泣けた・・・」とメールをくれました。お父さんが亡くなって一年経っていない友達にこの映画を薦めてしまって申し訳なかったな・・とはっとしました。私のばかばかばか!でも「素敵な映画を教えてくれてありがとう。観に行けてよかった!」と言ってくれたので、ちょっとホッとしました。

自分も既に人生の折り返し地点を過ぎました。必ず、どちらかが先に亡くなり「ひとり」になる時が来ます。夫が一人残されたらきっと淋しく過ごすだろうから、たった一日でもいいから私が長く生きなくちゃ・・・って思いましたねえ。本当にいろいろな事を考えました。

ちゅうりっぷさんにコメントをいただいたので追記です。・・・夫はたいしてわたしの事を好きではないと思いますが(笑)、けっこう無口で人見知りなので「1人淋しく過ごす」と思うのです。夫だけ残ったら娘にもいろいろと心配をかけると思うので、長生きしなくちゃ・・・と思います。

みなさんはどうですか?「一人になるのはいやだから先に死にたい」って思いますか?

さて、アーサーはどうなるか、ぜひ映画を観てください。

健康でもしかめつらで生きて行くよりも
余命が短くても毎日笑って暮らす方が絶対にいいなって思いました。

でも、健康で毎日笑って暮らすのが一番。家族と一緒にね。普通の毎日に感謝しよう。

blank_space
2013年06月21日

【シネマ・こむぎスタイル】第66回 きっと、うまくいく


投稿者 湯河原こむぎ

NCM_0398.JPG
「きっと、うまくいく」というインド映画を観ました。

毎月一回友達と映画を観に行きます。「今月何にする?」と近くのシネコン2館の上映スケジュールを確認してみたら「きっと、うまくいく」がありました。「これfacebookのらむねさんのウォールに書いてあった映画だ〜」と思って内容はまったく知らなかったんだけど「これ観てみる?」という事になって決まった偶然でした。

そしたら、これがすごくよかった!もうびっくりしました。

とりあえず映画サイトのあらすじをここに貼りますが、これだけで「特におもしろくもなさそう〜」と判断してほしくない。

行方不明だったランチョー(アーミル・カーン)が街に戻ってくると聞き、ファルハーン(マドハヴァン)とラージュー(シャルマン・ジョシ)は母校に向かう。10年前、三人は名門大学の学生だった。真っすぐなランチョーは異議があれば学長にすら物申し、好きなことに打ち込んでいた。しかし、ランチョーと学長の娘・ピア(カリーナー・カプール)が接近したことから、3人は卒業目前で退学を言い渡されてしまう。シネマトゥデイ


平たく言えば「大学卒業から10年後、かつての仲間ランチョーを探しに行く3人の同級生」という「インドの青春映画」なんだけど、いろんな事がもりだくさん。中心人物は3バカトリオ(ランチョー・ファルハーン・ラージュ)と優等生1人(チャトゥル・・あだ名がサイレンサー)の4人。3バカとはいえ、インドのエリートが通う超難関大学に通っているので頭はとってもいいんですよ。

インドのエリート教育の問題やら学生の自殺が多い社会、貧富の差の事、親子の問題など。それが時におもしろおかしく、時にショッキングに、時に「それやり過ぎじゃね?」な感じに描かれています。大笑いして号泣してあったかい気持ちになって映画館をあとにする・・・。私の一番好きなタイプの映画でした。とってもとってもいい映画でした。

最初からいろいろな伏線やネタが星のように散りばめられていて、最後には全部完璧に拾われて行きます。これがとっても気持ちいい!

インド映画お約束のダンスシーンもあります。「All is Well〜♪(きっと、うまくいく)」と歌いながら踊りまくります。それを観ているとだんだん、志村けんの「だいじょぶだ〜」に聴こえて来ます・・・(^^ゞ

上映館が限られていて、私が観た時、神奈川県の上映館はたったの4館(東京でも6館)。そのうちのひとつが家の近くだったのが奇跡。

このシネコンはいつも全然人が入っていなくて「女子カメラ」を観た時は私ひとりでしたし、「ViVA!Kappe ビバ!カッペ」っていうのを観た時は友達と2人だけ。そのいつもガラ空きのシネコンの席が半分以上埋まっていました。どこからかこの映画の評判を聞きつけた人々が遠くから足を運んでくれていたんだと思います。

評判になって上映館が増えるといいな〜って思ってたら、今現在(6/21)、東京が8館に増えましたし、神奈川県は4館だけど辻堂のテラスモールでもやっています。お買い物のついでにいかがですか?去年の後半けっこう話題になった「最強のふたり」。これも評判になってどんどん上映館が増えました。・・・ただ、この映画は評判になってたけど、私の心にはまったく響かなかったんだけど。

「きっと、うまくいく」、ぜひぜひ多くの人に観てほしい。いろんな事で迷っている人、悩んでいる人。進路に迷っている学生には特に観てほしい。人生観が変わるくらいの映画でした。

この映画を観てから、私は布教活動につとめています。インド映画で上映時間170分だけど、ぜひ観てほしい。きっと誰かに薦めたくなるはず。私はスマホにYOUTUBEの予告編を保存してあって、会う人ごとにそれを見せて「ぜひぜひ」と薦めまくっています。今までに3人が映画館に足を運んでくれ、そして「すごくよかった〜!」と感想のメールをくれました。「インド映画だから」「長いから」と敬遠せずに皆様もぜひ。

登場人物が誰に似てるか・・・日本だったら誰がやったらいいか・・・で、観た後ご飯食べながら盛り上がりました。

ランチョー・・・チャーリーシーンに似てる。でもミスタービーンにも似てる。「ゆず」の岩沢さんにも・・・。

ファルハーン・・・カンニング竹山か、みや○ん(←会社の人^^;)

ラージュ・・・我が家の坪倉か谷原章介

ピア・・・アンジェラ・アキ+石井苗子÷2

サイレンサー・・・赤信号・小宮(でもちょっと宮本亜門にも似てないとも言えなくもない←どっちだよっ)

NCM_0570.jpg
この映画単体のパンフレットは出ていなくて「ボリウッド ザッツ エンターテインドメント4」というパンフに「きっと、うまくいく」他、全4作品が収録されています。
2009年の作品なので既にDVD化もされていますが、言語が英語で、字幕も英語・フランス語・スペイン語なのでご注意ください。
blank_space
2013年05月08日

【シネマ・こむぎスタイル】第65回 舟を編む


投稿者 湯河原こむぎ

三浦しをんさんの同名小説「舟を編む」が映画化されました。

「大渡海」という広辞苑タイプの中型辞書を作る部署の人達のお話。

あらすじは・・・

玄武書房に勤務する馬締光也(松田龍平)は職場の営業部では変人扱いされていたが、言葉に対する並外れた感性を見込まれ辞書編集部に配属される。新しい辞書「大渡海」の編さんに従事するのは、現代語に強いチャラ男・西岡正志(オダギリジョー)など個性の強いメンツばかり。仲間と共に20数万語に及ぶ言葉の海と格闘するある日、馬締は下宿の大家の孫娘・林香具矢(宮崎あおい)に一目ぼれし……。

去年の夏、友達から本を借りて読みました。

私、辞書を読むの大好きで、中学・高校・大学と授業がつまらない時、よく辞書を読んでいました。内容を読むというより、かわいい言葉や素敵な言葉を探して書きとめていました。バンドをやってて曲を作ったりしてたから。

辞書は大好きだったけど、辞書がどうやって作られているかなんて、この本を読むまで考えた事もなかった。辞書に載っている言葉の意味なんて昔から変わらないと思っていました。

実は辞書は、なみなみならぬ苦労と気が遠くなるような期間をかけて、めちゃめちゃアナログな方法で作られていました。そして辞書のための紙も特注で漉いてもらっていたなんて知ってました?指にしっとりと吸いつくような手触りにするために厚さや素材を変えてこだわっているのです。

この映画は「辞書の編集部」という地味〜な部署のお話で、音楽もほとんど使われていないので、華々しいところは本当にまったくと言っていいほどありません。

でも、その地味さがとっても上手に作りこまれていました。

辞書編集部は映像で観ただけでくしゃみが出そうなほこりっぽさと雑多な感じ。馬締が住んでいる「早雲荘」は時間が止まったような昭和な感じ。キッチンのタイルを貼った流し台など「ふるかわいい」演出もありました。馬締の住むお部屋は、まるで「私設図書館」のようでした。

見出し語は一語一語「用例採集カード」というものに手書きで記入。昔から変わらず載っている言葉はもちろん、「ダサい」「まじ」「PHS」や「BL」など現代語も採用。その収集シーンも楽しかったです。そのカード数の膨大さと、カードごとの古さの度合いがいろいろでとってもリアリティーがありました。

この映画の全編にわたって小学校の図書室のにおいが満ち満ちていました。

辞書作りは忍耐と根気。よくこの事を小説にしようと思いついたな〜と感心。「風が強く吹いている」も「まほろ駅前多田便利軒」も映画化されているので、きっと、これも・・・と思い、途中からキャストを想像しながら読みました。

この地味〜な映画を笑顔あふれるものにしているのが、キャストの方々。

私は馬締君は伊藤淳史さん、香具矢さんは吹石一恵さんか杏さん、西岡は小出恵介さん・・・・と考えていました。

映画のキャストが発表された時にはものすごく違和感があったのですが、映画を観た今となっては馬締君はもう松田龍平さん以外には考えられないほど。はまり役でした。

馬締はだっさくてさえない人なので松田龍平さんではステキすぎる・・・と思っていたのに、見事にダッサダサで「流行」などというものにまったく関心がないけれども、言葉に対する素敵なセンスを持つとってもピュアで唯一無二の人を見事に演じていました。ダサダサなのにラブリーなんですよ。馬締君が使う日本語の美しさも素晴らしかったです。

西岡役はオダギリジョーさん。チャラくてお調子者だけど根はまじめできっちりやる。馬締とはまったく別の意味で辞書編集部になくてはならない人物。ビジュアルも含めてはまり役でした。

一緒に映画を観た友達は「加藤剛の松本先生がピッタリ!池脇千鶴があの時代にぴったりだった〜!」と言っていました。

東京オアシス」で初めて観て、その後「草原の椅子」「まほろ駅前番外地(ドラマ)」にも「あ、出てる!」と思ったらこの映画にも出ていた、最近私が注目している黒木華(はる)ちゃん。華々しいファッション雑誌の編集部から地味すぎる辞書編集部に移動して来たOLの役を上手に演じていました。

「辞書を作る話。興味ないし。」・・・という人にもぜひ観てほしい。この地味な映画にはたくさんの爆笑ポイントがいっぱい!そして登場人物がみんな生き生きとしていてとってもキュート!

誰と観ても楽しめる映画です。ぜひぜひ。
***************************************

新解さんの謎 (文春文庫) 新解さんの読み方 (角川文庫)


辞書と言えばこの本。「新解さんの謎 (文春文庫)」「新解さんの読み方 (角川文庫)」すごくおもしろいから、だまされたと思って読んでみてください。抱腹絶倒。辞書にここまで意思と個性があろうとは。

かならず「新明解国語辞典」を買いたくなるから。

blank_space
2010年09月09日

【シネマ・こむぎスタイル】第64回 借りぐらしのアリエッティ


投稿者 湯河原こむぎ

借りぐらしのアリエッティ サウンドトラック
何か月前からかな。シネコンに行くと、大きなこのポスターが貼ってあって、このツタの葉のグリーンと女の子の服の赤の対比がとってもとってもきれいで、絶対に観たいなって思ってた。

あらすじ・古い家の台所の下に住み、暮らしに必要なものはすべて床の上の人間から借りてくる借りぐらしの小人たち。そんな小人一家の14歳、アリエッティは、好奇心と伸びやかな感性を持つ少女。だが、人間に見られないよう、目立たないよう、つつましさと用心深さを求められる毎日を送っていた。(シネマトゥデイ)

床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫)
6月に娘が入院した時に「何か読む本を」・・・と思って本屋さんで手にしたこの本を買いました。アリエッティの原作だって書いてあったので。私はまだ読んでいないんだけど、最初の数ページだけ読んでみました。

安全ピンっていっぱいあるのに、使おうと思うとひとつも見つからないって事があるでしょ?(←ねーよっ!)それは家に住んでる小人が持って行っちゃうからなんだよ・・・みたいな事が最初に書いてありました。

でね、表紙に小人のお部屋が書いてあるんだけど、それがとってもかわいいのです。

終業式の日、娘に「午後からアリエッティ観に行かない?」って言ったら「午後から塾だよ」と、断られました。でも、この映画、絶対に観逃したくなかったので、友達と観て来ました。

映画を観てる時、何度もアリエッティの大きさってどのくらいかな?なんて思って「角砂糖を両手を広げて持つくらいだから、あのだんご虫って角砂糖と同じ大きさじゃね?」とか「切手がちょうど顔くらいの大きさだからー。」とか・・・何度も何度も暗闇の中、親指と人差し指で「このくらい」ってやったり、両手を広げて物をのっける真似してみた、怪しい私でした。

観終わってから、友達が「あの家とアリエッティの家のどこがどういう風に繋がっているかの見取り図見たくない?」と言いました。私もそう思った〜!私、パンフ買ったので見てみたら、アリエッティのおうちの見取り図はかなり詳しく載ってたけど(見開き4ページ)、人間の家との関係図は載っていなかった。残念っ。

私、人間以外の生き物の「お部屋」が出て来るお話って昔から大好き。小人はもちろん、魔法使いとか、きつねとか、コブタとか、くまのプーさんとか。もちろん人間のお部屋も大好きだけど。ハウルの部屋も大好き。ってか、ハウルはあの「動く城」っていうコンセプト自体が大好きだ〜。どの部屋もいちいちかわいい。←ハウルのストーリーはそんなに好きではないんだけど。

声を、志田未来・神木隆之介・大竹しのぶ・竹下景子・三浦友和・樹木希林・藤原竜也という豪華な俳優陣がやっていました。声優じゃない人が声を演じるのってビミョーな時があるんだけど、私は、志田未来ちゃんがけっこう上手でびっくりでした。「はい」って言う一言だけでも、すごくアリエッティの気持ちのニュアンスが伝わって来ました。樹木希林さんは、もうハルさんにしか見えなくなって来た!

女の子はきっとこの映画が好きだと思う。娘とと一緒にもう一度観ようと思いました。アリエッティと同じ14歳だし。



友達と観に行った時「絶対、このシーン、娘が好きなはず!」っていうところがいくつもありました。娘は小さい時から、映画やテレビを観ていて、おもしろいところや、「かわいい〜」ってところや、びっくりするところがあると、まん丸な目をして私の方を見る。「今の観た!?」って感じで。

アリエッティには「目がまん丸ポイント」がいっぱいあるんです。そして私がそうだったように、映画の最中、暗闇の中で、娘も何度も「このくらい?」って手でアリエッティの大きさを確認していました。ハルさんのシーンではすっごく笑ってた〜!

pen020076.jpg

映画を観ると「アリエッティってどのくらいの大きさかな」って絶対に気になるよ。

娘が「ツタの葉っぱと同じくらいだったよね。みーちゃんちの塀にツタがあるから見に行こう。」と言ったので、ツタの葉の大きさを確認しに行きましたよ。


このお話って、小さな小さな人達の、小さな小さなお話。ジブリって言うと「ナウシカ」とか「もののけ姫」とか「千と千尋の神隠し」とか・・・けっこう「壮大なスケール」ってイメージを持って、そしてそれを求める人が多いかもしれない。そういう人にとっては、納得行かないお話かも。

でも、題材によって「必要なスケール感」も違って来ると思うんです。私は、こういうの大好きです。好き嫌いが分かれる作品かもしれません。

だけど、女の子はきっと大好きだと思う。小さい子もこういうお話大好きだと思います。今頃のレビューでほんと申し訳ありませんが、ぜひぜひお子さんと観てみてください。あ、フランス人セシル・コルベルさんの歌う曲も、この映画の世界にマッチしていてとても素晴らしかったです。



映画を観た後、テレビで何度か、この映画制作のドキュメント番組を見ました。映画を作るのが初めての新人監督さんの作品でした。その苦労がとてもよく描かれていて、ますますこの作品が好きになりました。

blank_space
2010年06月04日

【シネマ・こむぎスタイル】第63回 書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園-


投稿者 湯河原こむぎ

映画「書道ガールズ!!わたしたちの甲子園」 オリジナル・サウンドトラック
この映画。特に観たいとも思っていなかった。大きな声では言えませんが、主演の女優さん、苦手なんです。はっきり言いましょう。まったく観る気はありませんでした。

だけど、不思議なんです。映画館の「上映スケジュール」のページを観ると、なんか、この映画の文字だけ大きく見えてくるような。そ、目に飛び込んで来る。「書道で町おこし」というくらいしか事前にはわかっていなかったし、書道で町おこしするって事にも、まったく興味がなかった。

だけど、何か胸の奥深いところからの声、自分の中のもう一人の別人格の自分に引っ張られるようにして映画館に行きました。

観始めてからも、もう一人の自分に「ほんとに、これおもしろいのー?」って問いかけているような状態で。

あらすじは・・・

紙の生産高日本一を誇る愛媛県四国中央市では、不況が原因で町の商店街は閑散としていた。四国中央高校の書道部部長・里子(成海璃子)は、ある日音楽に合わせ大きな半紙に文字を書く臨時顧問・池澤(金子ノブアキ)の姿を目にする。その様子に衝撃を受けた里子たちは、町を活気付けようと「書道パフォーマンス甲子園」を開催することを思いつく。


観始めたら、ただの高校生の部活の話ではない事に気付きました。←遅いって・・
そうですね、言ってみれば「フラガール」的な。自分達も頑張り、そして町を盛り上げる。

かつては「紙の産業」で栄えた町。しかし、今は不況のため活気がない。商店街の多くの店はシャッターを下ろし、文房具店を営む、書道部員の清美の家も店じまいをし転校する事に。手漉きの上質紙を作る小さな工場はつぶれて行く。

自分達の住む町を「書道」で盛り上げようと、高校の書道部の部員たちが力を合わせて書道パフォーマンス甲子園を開く。

「書道パフォーマンス」って見たことありますか?えーとね、音楽をバックに、ふっとい筆で大きな紙に文字を書く。武田双雲さんみたいにダイナミックに。これがね、すごいんですよ。今まで考えていた「書道」とまったく違う。これも感動でしたね。

「私を呼んでいたのはこれだったのか〜っっっ!」と思ったのは、彼女達が書道パフォーマンスに使うBGMを決めたところ。主演の子が自分の部屋で友達から送られて来たMDを聴くシーン。私のエントリーをずっと読んでくださっている方なら、予想がつくかもしれません。「!この曲!!」とにかくイントロが流れて来ただけで、泣けて来ました〜!

まったく観るつもりがなかった映画。「心の呼び声」に素直にしたがって観に行って本当によかったと思いました。

曲以外にも、部員の子達ひとりひとりが、いろいろな事情をかかえていて、いろんな思いをこめて書をしたためている・・・というところもよく描かれていたと思います。3人の男子部員がいるんですが、この子達がとってもいい味を出していて、ほほえましかったです。「ブザービート」に出ていた金子ノブアキさんも出ていましたよ。不思議な存在感でした。

帰って来てから調べたら、これって実際にあったお話で、日テレの「ズームイン!」で放送されたのだそうです。本当にこんなパワーを持った高校生たちがいたなんて。なんと素晴らしい!

ズームイン!!から生まれた感動リアルストーリー 書道ガールズ甲子園 汗と涙の舞台裏 [DVD]

その実際の映像のDVDも発売されているんだそうですよ。

「あきらめてはだめ」・・・娘にも観せたいな!と思える良い映画でした。

blank_space
2010年04月27日

【シネマ・こむぎスタイル】第62回 アリス・イン・ワンダーランド


投稿者 湯河原こむぎ

アリス・イン・ワンダーランド オフィシャルガイドブック (ぴあMOOK) アリス イン ワンダーランド 公式ビジュアル・ガイド (INFOREST MOOK)
去年、雑誌でこの映画の記事を見つけた時から、公開を心待ちにしていました。私は、ジョニー・デップが大好き。娘は「不思議の国のアリス」が大好き。

娘に「ジョニー・デップが帽子屋で、実写版のアリスの映画が出来るんだって!」と話した時から「えーっ!ほんとに〜!?楽しみだね!」、三月には、「いよいよ来月だね。」四月になったら「いよいよ今月だね。」「いよいよ来週だね!」「いよいよ今週だね!」「ねえ、何日に観に行くの?」「17日の何時のに行くの?」・・・と、も〜っっしつこい!

そんな楽しみで楽しみでたまらない映画「ALICE IN WONDERLAND」を観て来ました。

感想は「ステキすぎる〜っっ!」随所に「これぞ、ティム・バートン!」という画がちりばめられていました!闇夜をバックに枯れ枝のシルエット。その後には細い三日月。・・・と思うと、三日月がくるりとまわってチェシャ猫の口になる。・・・とか、ワイヤーで出来た写真立てのような枠の中に名前が一人ずつ出て来るエンドロール。ティム・バートンだよ〜!と思わずナットクな画でした。

ティムとジョニーのタッグは7作。私は全部観ています。

『シザーハンズ』
『エド・ウッド』
『スリーピー・ホロウ』
『ティム・バートンのコープスブライド』
『チャーリーとチョコレート工場』
『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
『アリス・イン・ワンダーランド』


この二人、すごすぎます。この二人だから創り上げられる世界観。

そして+ティムの奥さん・ヘレナ・ボナム=カーター。この人の存在感もすごい。

この映画は、アリスが最初にうさぎの穴に落ちてから13年後の世界のお話。13年前はふわふわした女の子だったけど、今はもう大人。しっかりした女性に成長しました。全体的には、ちょーファンタジーの世界ですが、今回は「闘いに行くアリス」がすごくかっこよかったです!

12月に汐留で開催されていた「アリス・イン・ワンダーランド」の世界展に行った時、実際の衣装や、アリスの剣なども観ていたので、スクリーンでそれを観た時には感動しました〜!
白の女王の戦隊が桜の樹の中を進んで行くシーンは勇壮でとってもステキでした。夫は「白の戦隊が並んでいるところに、武装したアリスが現れるところは『をををっっっ!』って思った!」と。

誰もがふわふわして女の子っぽいアリスをイメージしてると思うんだけど、大人になってこんなに強くたくましくなっていたなんて!あのお話の続きをこういう風に考えるなんてすごい!

そうは言っても、女の子が大好きな「ふわふわ感」もいたるところに満載で、期待は裏切らないと思います。大きくなったり小さくなったりするアリスの衣装がいちいちかわいい♪アリスの拡大・縮小と衣装の拡大・縮小の比率が全く合っていないんだけど、まあ、それはそれで。マッドハッターがちょちょいと作ってくれる極小アリスの衣装が、まあほんとにかわいいったら♪

それに、チェシャ猫のかわいさったら尋常じゃないっ!ディズニーのチェシャ猫カラーに慣れている私達にあのグレーな色合いはどうかなーって思ったけど、いやいや、もうかわいすぎて連れて帰りたいくらいでした!ころころでふわふわで。

セットや背景が素晴らしくて、ほんとうに画面のすみずみまでステキでした!これはDVD購入決定。しかも「初回限定特典映像満載スペシャル・パッケージ」(←きっと出ますよね!希望的観測)!このシーンは?あのシーンは?どうやって撮ったのか絶対にメイキングを見たいです。



「アバター」が空前の大ヒットしましたが、私は、それ以上にこの映画はヒットするって思います。

それはね、私のまわりだけも「『アバター』って、すごい評判になってるけど、どうしてもあの青い顔が好きじゃないから観に行く気しない!」って人が何人もいるの。「映画が趣味」と公言し、いろんな作品をいっぱい観ている人ですら、嫌悪で行かない人もいる。

でも「ALICE IN WONDERLAND」は、

★「不思議の国のアリス」のお話が好きな人
★「ディズニー」が好きな人
★ジョニー・デップが好きな人
★ティム・バートンが好きな人
★3Dを体験したい人
★子どもと一緒に観たい人
★ゲーム好きな男の子も
★かわいいファッションが好きな女の子も

・・・といったような幅広い層に受け入れられると思います。だから、きっとこっちの方が記録を伸ばすんじゃないかなって。私は、3D初体験っていう人には、動きが激しい「アバター」よりも、「アリス」の方が目に優しいと思います。「3D不調」「3D酔い」が不安な人も勇気を出して観てみてください!上映時間も「アバター」162分に対し「アリス」109分なので、観やすいと思います。

「Happyなキモチで映画館を出る事ができる映画」。私の一番好きなジャンルです!ゴールデン・ウィークに皆様もぜひ!

blank_space
2010年04月01日

【シネマ・こむぎスタイル】第61回 アーサーと魔王マルタザールの逆襲


投稿者 湯河原こむぎ

poster.jpg

(C)2009 EUROPACORP-TF1 FILMS PRODUCTION-APIPOULAI PROD-AVALANCHE PRODUCTIONS Images et Effets 3D-BUF

4/29公開の「アーサーと魔王マルタザールの逆襲」のマスコミ向け試写会にお招きいただき、観に行って来ました!

この映画は2007年に公開された「アーサーとミニモイの不思議な国 」に続く作品で、「アーサー」三部作の第二章となっています。→公式ページはこちら

あらすじは・・・

タイムリミットは12時間!
ミクロになって世界を救え!

今日は“10番目の満月”の日。かつて身長2mmの民族ミニモイに変身して、<ミニモイの国>の危機を救い英雄となった、冒険好きな少年、アーサー。彼は、再び国の扉が開き、大好きな王女セレニアや彼女の弟で親友のベタメッシュに再会できるこの日を楽しみにしていた。

ミニモイの国では、キングとシェフのプロシュートの指揮のもと、国中がアーサーの帰還を祝う“満月の宴”の支度に追われていた。

そんな時、一匹のクモが、「たすけて!」と書かれた米粒をアーサーのもとへ運んでくる。これはミニモイからのSOS・・・?!

眠りに着いたはずの魔王マルタザールが、再びセレニアを襲おうとしているのか?!

さっそくミニモイの国へ出発しようとするアーサー。光の扉が開く深夜0時まであと7分!

アーサーはセレニアに再会できるのか?
そして、魔王を倒し、王国を救うことができるのか?
果たして、<ミニモイの国>の運命は?!

ミクロになった王子アーサーと宿敵マルタザール、最後の戦いが幕を開ける!

sub1.JPG

Photos : Daniel Smith(C) 2009 EUROPACORP - TF1 FILMS PRODUCTION - APIPOULAI PROD- AVALANCHEPRODUCTIONS

前作「アーサーとミニモイの不思議な国」の最後で「10番目の満月の日に!」と約束していたその日。前作から続くお話です。

この映画を観る前に、ぜひ、前作を「予習」として見ておく事をおすすめいたします。

前作同様、CGがすばらしく、葉っぱのしずく、光の中で輝くベリー、可憐なお花。そしてミニモイたちの表情や、髪の毛の柔らかさまでが上手に表現されています。小さな昆虫が生き生きと動き、アーサー達が乗り込むてんとう虫のビークルはちょーラブリーでした!

きっと子ども達は目を輝かせて画面に釘付けになることでしょう!

また、この映画に登場するキャラクターたちは実に愛らしいのですが、ただ「かわいい」だけでなく、マルタザールは不気味だけど渋く、マックスとその友達はなんだかセクシーで男くさい。もちろん、アーサーとベタメッシュはかわいい!でも、映画を観ているととっても「頼もしい男」の顔に観えて来る!

(人間の)アーサー役はフレディ・ハイモア君。「ネバーランド」や「チャーリーとチョコレート工場」で、私の大好きなジョニー・デップと共演していた頃は、ほんとうに小さくて細い少年でしたが、今はもう18歳。この映画を撮った時は17歳くらいだったのかな。少年の面影は残しつつ、少し大人っぽくなって声変わりもしていました(私は字幕で観ました)。吹替えは、これまた天才の神木隆之介君。彼の吹替えは予告編で観ましたが、声変わりしたばかり的な感じが、フレディ・ハイモア君の映像と、とっても合っていました。

main.JPG

(C)2009 EUROPACORP-TF1 FILMS PRODUCTION-APIPOULAI PROD-AVALANCHEPRODUCTIONS Images et Effets 3D-BUF


マルタザールの声はGACKTさん、そして、マックスのいとこのリプライの声は、なんとIMALUさんが吹替えに初挑戦だそうですよ!そして主題歌の「UhUh」もIMALUさんが作詞も手がけ、そしてうたっています。

公式ページでぜひ予告編をご覧くださいね。

(ちなみに、アーサーのおじいちゃんの声は「波平」さんです♪)

最終章に続く、第二章なので、ラストは「え゛え゛〜っっっ!」と、続きがとっても観たくなる!最終章公開が今から待ち遠しいこむぎでありました。



こむぎプチ情報・・・私は、なんかうさんくさい、アーサーのパパとママが好き。今回も、いっそういい味を出していました。パパって顔が、フレディ・ハイモア君にどことなく似ています。ママは、いっつも着ている服がかわいいです☆⌒(*^-゜)b

blank_space
2010年03月01日

【シネマ・こむぎスタイル】第60回 インビクタス/負けざる者たち


投稿者 湯河原こむぎ

インビクタス/負けざる者たち (クリント・イーストウッド 監督) [DVD]
「シネマ・こむぎスタイル」も60回目を迎えました。なんとなく「50回」とか「60回」とか区切りのいい時には、それにふさわしい映画を選びたいなって思います。60回目の今回も素晴らしい映画です。

去年観た映画の中の第一位は「グラン・トリノ」でした。そして、私が今までに観た映画の中でも「グラン・トリノ」は一番だと思います。

そのクリント・イーストウッド監督の最新作「インビクタス/負けざる者たち」を観ました。


あらすじは
1994年、マンデラ(モーガン・フリーマン)はついに南アフリカ共和国初の黒人大統領となる。いまだにアパルトヘイトによる人種差別や経済格差の残る国をまとめるため、彼はラグビーチームの再建を図る。1995年に自国で開催するラグビー・ワールド・カップに向け、マンデラとチームキャプテンのピナール(マット・デイモン)は、一致団結して前進する。<シネマトゥデイ>

1995年のラグビーワールドカップで初出場の南アのチームが、強敵オールブラックスを破り優勝したという事実を知る人は多くても(ラグビーにまったく興味のない私はもちろん知らなかった・・・)、その裏側にこんな出来事があったことはほとんど知られていないんだそうです。

マンデラ自身が「モーガン・フリーマンに演じてもらいたい」と願い、彼もマンデラを演じる事を熱望し実現に至った・・・とパンフに記されています。

日本という島国で、単一民族の中で暮らしている自分は「アパルトヘイト」と言われても、今ひとつ、いや、全然ピンと来ない。当事者にとってどれだけ大変な事であったか想像することも出来ない。だけど、この映画を観ると今までよりも少しそれが見えて来る。無知な私にとっては奥行きが深すぎて、すべてを理解する事は不可能だと思ったこの映画。でも、今まで知らずに来て、知らないまま死んでしまうところだったけど、気づかせてくれてありがとう!と思いました!身近にある幸せに気づかない事も多い今日このごろ。

ラグビーのルールもまったくわからない私。ボクスの選手たちが子ども達に「ラグビーのルール知ってるか?パスは横と後にしか出せない。」って教えてた時、私も「へー、そうなんだー!」と初めて知ったという具合・・・。でも、そんな私でも試合シーンでは「止めて止めて〜っ!行け行け〜!」と心の中で熱狂していました。私の4つくらい左側の席で「よし!やったー!」と拍手しているおばさんがいました〜ヾ(*゜▽゜*)ノ

物語は淡々と進んで「泣かせよう!」という演出は全くといっていいほどない。でも、心に響くところがたくさんある。いろんなシーンに号泣ポイントが隠されていました。ぜひ、実際に観てほしいですね〜!号泣ポイントを話し合いましょう。

私ね、スタジアムに飛行機が急接近して来たところ!ドキドキしました〜!びっくりしました〜!そして感動しました〜っっ!これも本当にあった話なのかな?

それから!オールブラックスが試合前に披露するハカのシーン。

All BlacksのHaka→YOUTUBEでどうぞ

Wikipediaの記述によると「ハカ(Haka)は、マオリの民族舞踊。本来はマオリの戦士が戦いの前に踊るものであり、手を叩き足を踏み鳴らして叫び、自らの力を誇示し、相手を威嚇する。」と書かれています。

これかっこいいですよね〜!以前、グロンサンのCMでもやってたことあった!(高田順次が・・・?)

このハカのシーン。私はただ単に「オールブラックス、かっこいい〜っっ!スプリング・ボクスの選手達はどうしていいかわからないみたいに圧倒されてる〜。」って思って観ていましたが、パンフを見ると「オールブラックスは、歴史的に先住民族のマオリ族を含む混合チーム。まだ民族の融和が進んでいなかった南アフリカの白人にとっては、そういう意味でも負けたくないという気持ちが強かったのかもしれません。」と書かれています。平和が当たり前と思って、ほわほわと生きている私達には考えも及ばないいろいろな苦悩が底辺にあるのだ・・・という事を気づかされました。

ところで、このハカのシーンで、何度聞いても「頑張って頑張ってゴール!」って聞こえるところがあるんだけど、実は「カ マテ!カ マテ!カ オラ!」って言ってるんだって事がわかった〜っ!ちょっと聞いてみてください!

27年間監獄に入っていたマンデラが励まされた「インビクタス」という詩。この詩はアパルトヘイトに苦しんだ人でなくても、とても心に沁みます。平穏に暮らしている日常、毎日している仕事の日々。誰の心にもじわっと来る詩だと思います。特に最後の4行。つらい事があっても、こむぎも頑張るよっ!マンデラ〜っっ!

表面的には「シンプルでわかりやすい映画」ではあるけれども、その奥行きは日本人にははかり知れないものがあり、全部理解する事は不可能に思えます。でもでも、それでも観てほしい。みなさまも、映画館でぜひ。




それと・・・この映画を観終わって・・・思った事。

★マット・デイモンの胸と背中の筋肉を触りたい〜っ!服を着ているとあまりわからないんだけど(いや、着ててもすごいかな)、脱ぐと(さらに)すごいんです!びっくり!どんだけ〜っ!



2009年に観たイーストウッド監督の映画。
チェンジリング
グラン・トリノ
この人、すごすぎます。
今後、どんな映画でびっくりさせてくれるのだろう。ドキドキです。

blank_space
2010年02月13日

【シネマ・こむぎスタイル】第59回 アバター


投稿者 湯河原こむぎ

The ART of AVATAR ジェームズ・キャメロン『アバター』の世界 (ShoPro Books)
全世界でメガヒットしている「アバター」。もうご覧になりましたか?私も1月14日に観て来ました。そして、このエントリーを書こうかどうしようか・・・と迷っているうちに、ものすごく映画が大ヒットして、テレビでも大絶賛の嵐!


でもでも、ちょっと言いたい事があります。

私のまったくの個人的な好みで書かせていただいている、この「シネマ・こむぎスタイル」。「こむぎスタイル」っていうだけあって、ジャンルもすごく偏っていると思います。私は評論家ではないので、好きなものを観て、「みんなにぜひ観てほしい!」と思うものだけをここでレビューしています。

時々、観るのがつらすぎるほどの社会派映画を観ることもありますが、その時は「ぜひ観て!と気軽には言えないけれど、みんなに知ってほしい。」と断り書きをしています。

前置きはそのくらいにして・・・。

この「アバター」という映画。3Dという事で興味はありましたが、公開前のフライヤー(チラシ)や予告編を観ても全く「観たい」と思いませんでした。申し訳ないけど、あの青い顔がどうしてもイヤでした。しかーし! 公開直後から、観た友達より「ぜひ観て!」メールが続々と。

全く観たくはないけれど、テレビでも絶賛されているし、確かに「エポックメイキング」的な作品だと思うので「趣味は映画です」と口にするなら「観ておくべきかも・・・」と、自分でも思いました。

一人で行くと、絶対にチケット買う時に「やっぱ、違うのにしよー。」となってしまいそうなので(それほどまでにあの青い顔がイヤ)、友達と一緒に行きました。

3Dのメガネをかけていざ鑑賞!私は普段からメガネをかけているので、メガネonメガネになって重かったです。一緒に行った友達は顔が小さいのでずり落ちて来て困った・・・と言っていました。


さて、この映画の素晴らしかったところは・・・

★Disneylandみたいに「何かが飛び出して来て触りたくなっちゃう!」「何かが飛び出して来るので思わずよけちゃう!」といううシーンはほとんどないです。「飛び出す」というよりも「奥行き」とか「高さ」が素晴らしかったです。

★青い人達は苦手ですが、大きな「とかげとりうま(←映画の中ではこんな名前じゃないです。とかげみたいな鳥で、地面にいる時は馬的な感じなので私が勝手に命名)」みたいなものに乗って空を飛ぶシーンはかっこよくてo(^ー^)oワクワク。

★不思議な生き物もたくさん登場して、ほんとワクワクします。「たんぽぽの綿毛クラゲ」みたいなのもかわいかった!これは触れそうで手を出した〜!

★「パンドラ」という星、「ナヴィ族」という先住民族など、まったく現実世界にない事を、あそこまで具現化出来る事の素晴らしさ!「ハリー・ポッター」を初めて観た時にもそう思いました。ナヴィ族の生活。不思議な生き物。美しい森。

・・・小さい時、ベッドの中で魔法使いの本を読んで、電気を消して眠る時に、自分が想像した魔女の世界を頭に描いていた・・・そんな子どもの頃の空想が大きく大きくなって、最新の技術やお金や想像力を駆使して創造されたすばらしい世界観でした。

★そんなこんなで3Dがすごかった!どれが人間で、どれがCGなんだかよくわからない!技術の進歩ってすごい!大きな樹がねじれながら倒れて来るシーンの細かい部分の描写とか、まじすごかったです。

これから先、どんどん「3D超大作」みたいなものが出て来るんでしょうね〜!3Dメガネって自分で買えるようになったらいいですよね。顔の大きさに合わせて3サイズあるとか、少し値段が高くなるけど軽いのもありますよとか。自分で快適なのを選べるようになったら、もっといいんじゃないかな・・・・と思いました。

いやあ3D、すごかったです。でもね、最後まで観ても、青い人達にはどうしても馴染めなかった。ごめんね>ナヴィ族の人達。



私が書かなくちゃいけない!と思った事は。

「アバター」、観始めは、かなりキツかったです。

本編が始まったら、目が「初めての事」にびっくりして、それに対応しようと神経を集中させているみたいに緊張してるようで、首から肩にかけて、ピキピキピキ〜っっとして来た〜!もともと肩凝りだし、ふだんからパソコンやドラクエで目を酷使して、慢性疲れ目みたいな私なので、そうなったのかもしれない。

兵士が大人数で隊列を組んで走っているのを手持ちカメラのような揺れる映像で見せられた時は「私、これダメかも〜」って思った。気持ち悪いとかそういうんじゃなくて、とにかく目がきゅーっっと疲れる感じで。せっかく観に来たんだから、もちろん最後まで楽しみたい。だから「ダメかも」って思ったら、目をつぶって下を向く(首のストレッチも含め)ようにし、だんだん慣らしました。

慣れて来たら、映像に夢中で肩凝りの事は忘れて楽しめました。3時間近い長編でしたが、むしろ短く感じたくらいでした。

しかし、その後二日間くらいは、いつもにも増して、かなりの肩凝りが残りました(寝込むほどではなく通常に生活出来ましたが)。後日、一緒に行った友達から「3D肩凝りは大丈夫でしたか?私はあのあと3日間肩凝り頭痛に悩まされました(T.T)」というメールが。

テレビの特集では「空前の大ヒット」「興行収入第一位」ともてはやしているけれど、「3D不調」については述べられていないのが、とっても気になりました。台湾では、この映画を観て亡くなった人がいるというニュースもあります。

もちろん「映画を観て死ぬかもしれないから観ない方がいいよ」と言いたいのではありません。むしろ「3D映像がすごいから観た方がいいよ。」と言いたいのです。でも、人によってはとっても疲れる事もあるようです。「一週間キツイ仕事をどうにかこなしたから、金曜日の夜は映画でも観てリフレッシュ!」なんていうのには絶対不向きのタイトルだと思います。

観に行く時は、睡眠を充分とって万全の体調で臨む事をおすすめいたします。観ている途中で気分が悪くなったら我慢せずに途中退場する勇気も持ちましょう。

そんな事を言っておきながら、話の種にでも(体調のいい日に)ぜひぜひご覧になってくださいませ。

blank_space
2010年01月23日

【シネマ・こむぎスタイル】第58回 今度は愛妻家


投稿者 湯河原こむぎ

オリジナル・サウンドトラック 今度は愛妻家
映画館のフライヤー(チラシ)が、ものすごく私好みの水色で、それを見た時から、内容もまったく知らないのに「絶対観よう!」と決めていたこの作品。「結婚10年目の子作り旅行でケンカして・・・」程度の事しか知らずに観て来ました。私、トヨエツ、大好きでございます。

フライヤーのコピーは
「”今度”なんてない事に 僕は気づかなかった。」

あらすじは・・・

かつては売れっ子カメラマンだったが、今や仕事をせずプータロー同然の生活を送る俊介(豊川悦司)は、健康マニアの妻さくら(薬師丸ひろ子)に日々ニンジン茶を注がれ、子づくり旅行をせがまれていた。やがて、クリスマス直前のある日、二人は沖縄旅行に行くことにするが、その日を境に俊介とさくらに微妙な変化が訪れる。(シネマトゥデイ)

予告編とかテレビCMでも、トヨエツが薬師丸ひろ子さんの頬に手をあてて「どうして俺、もっとお前に優しくしなかったんだろう・・・」と言っているし、薬師丸ひろ子さんが「もう一人で生きて行けるわね。」って言っているから、勝手に「余命もの」だと思っていました。

前半の二人のやりとりがとってもコミカル。それがちょっと鼻につくかも知れない。薬師丸さんの「お財布忘れちゃった!てへ(*^−^*)」みたいな演技が、ちょっと「をいをい・・・」って思うかも知れない。トヨエツも、いつものクールな感じと、ちと違う。

この映画は絶対にネタバレなしです。「無」の状態でご覧ください。

後半、どういう事だったのかがわかると「え゛え゛〜っっっ!そういう事だったの〜っっ!」と思って、前半のいろいろなセリフや状況が、全部パチッとまとまります。そういった意味で「キサラギ」的な映画・・・と言ってもいいかもしれません。わかってしまえば「よくある話」なのかもしれないけど、でも、観せ方が本当に上手に出来ています。

いろんな伏線がきちんと最後で完結します。気持ちがいいくらい。

★トヨエツってやっぱかっこいい♪長身でスタイルがいい。この映画では、しょーもない夫を演じているけど、後半のせつなさもすごくステキ。何種類もチェックのシャツがあって、とっても似合っていました。

★薬師丸ひろ子さん。最近、映画やドラマでもお母さん役が多い彼女ですが、この映画では、子どもがいない奥様の役がとってもかわいかったです。ほのぼのしました。

★濱田岳君、いい役者になりました。とってもよかったです。金八先生に出ていた時、ものすごいにくったらしい役だったの。思えばその時から、ものすごく上手だったという事ですよね。本当に嫌なヤツに見えてた。(後半いい子になった)身長が160センチだって〜!私よりちっちゃい!トヨエツと向き合うシーンでは大人と子どもみたいでした。

★「マイ★ボス、マイ★ヒーロー」で渋いヤクザを演じていた石橋蓮司さんが、まさかのオカマ役で出ていてびっくり!これがまたいい役なんだ〜。

これオススメです。ぜひぜひ観てください。観た方と語り合いたいです。



今度は愛妻家 (竹書房文庫)
原作本があるらしいです。

blank_space
2009年12月28日

【シネマ・こむぎスタイル】番外編 2009年・一番だった映画は?


投稿者 湯河原こむぎ

今年も残すところあとわずか。このエントリー、11月から用意していたのですが、なかなか順位が決められず、こんなに押し迫ってからUPする事になりました。

今年観た映画は43本。そのうち邦画27本、洋画16本でした。試写会にも何回かご招待いただき、また気に入った映画は複数回映画館に足を運びました。そんな偏った私の選んだベスト3ですが、よろしかったらご覧ください。

第一位・「グラン・トリノ<公式ページ>
グラン・トリノ [DVD]
何と言っても、はずせないこの映画。5月にこの映画を観た時、レビューに「たぶん、私にとっての「今年一番の映画」は、これになると思います。もしかして、生涯、今まで観た映画の中で一番かもしれません。」・・・と書きました。1年が終わる今、まさにその通り。

今まで観た映画の中で一番印象に残る映画となりました。派手さはなく、きっとお金もかかっていないと思います。お金をかけた話題の超大作だけがいいってもんじゃないよ・・・と改めて気付かされた作品。

「そんなにいいの?」と大きな期待で観ると「そうか〜?」って思うかも。あまりに地味な作品なので。表面に映っているものだけでなく、ウォルトの心の中を考えながら観てください。

映画館で泣き、DVDを観て泣き、「これすごくいいの。」と人にDVD貸して、泣かせています。


第二位・「劔岳 点の記<公式ページ>
劔岳 点の記 メモリアル・エディション [DVD]
「本物の素晴らしさ」。これに尽きますね。スタッフも俳優さんも、みんなで苦労して山に登り、天候に振り回されながらも、ひたすら時を待つ。時間と労力を惜しみなく使って丁寧に撮られた作品だと思いました。

「さっと行ってちゃちゃっと撮る」のではない、真剣さや気迫、本気(と書いて「マジ」・・)が伝わって来ました。「映画を撮る」という姿勢をこの映画に学んでほしい・・・なんて思う映画が今年、一本ありました・・・(^^ゞ←えらそう・・・

香川さん・浅野さんの「日本人としての美しさ」にも感動しました。


第三位・「ホノカアボーイ<公式ページ>
ホノカアボーイ [DVD]
美しい景色とおいしそうな料理。最近、こういう映画増えていますよね。「かもめ食堂」とか「めがね」とか。

この「ホノカアボーイ」は、「かもめ食堂」や「めがね」より、人と人との距離が少し近い。かわいらしいお年寄りがたくさん出て来てあったかい。私の大好きな「ふつうの日常」っぽい映画。忙しい日々から逃げたいと思う時、「ホノカア」に逃避。



私がこの1年に映画館で観た映画と自己ちゅー評価点
★10個が満点。あくまでも「わたし的に」採点。
(レンタル・DVD・テレビなどで見たものは含まれていません。)
レビューを書いたものはリンクしてあります。★が少ない映画のレビューもよかったら読んでいただきたいです。

1月

ティンカー・ベル」<公式ページ>★★★★★★★★8

K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝」<公式ページ>★★★★★★★7

誰も守ってくれない」<公式ページ>★★★★★★★7


2月
ヘブンズ・ドア」<公式ページ>(舞台挨拶)★★★★★★★★8
ヘブンズ・ドア」(二回目)★★★★★★★★8
余命」<公式ページ>★★★★★★6
チェンジリング」<公式ページ>★★★★★★★★★9
マンマ・ミーア!」<公式ページ>★★★★★★★★8
ベンジャミン・バトン 数奇な人生」<公式ページ>★★★★★★★★8

3月
ヘブンズ・ドア」(三回目)★★★★★★★★★9
ホノカアボーイ」★★★★★★★★★★10
ジェネラル・ルージュの凱旋」<公式ページ>★★★★★★★★★9
ホノカアボーイ」(二回目)★★★★★★★★★★10

4月
ベッドタイム・ストーリー」<公式ページ>★★★★★★★7
マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」<公式ページ>★★★★★★★7
ヤッターマン」<公式ページ>★★★★★★6
スラムドッグ$ミリオネア」<公式ページ>★★★★★★★★8
レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―」<公式ページ>★★★★★★★★★9


5月
グラン・トリノ」★★★★★★★★★★10
余命1ヶ月の花嫁」<公式ページ>★★★★★5
BABY BABY BABY! 」<公式ページ>★★★★★★★7
重力ピエロ」<公式ページ>★★★★★★★★8
天使と悪魔」<公式ページ>★★★★★★★7

6月
劔岳 点の記」★★★★★★★★★★9
アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」<公式ページ>★★★★★5

7月
ディア・ドクター」<公式ページ>★★★★★★★★8
「ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜」<公式ページ>★★★★★★★7
ハリー・ポッターと謎のプリンス」<公式ページ>★★★★★★★★8

8月
HACHI 約束の犬」<公式ページ>★★★★★★★★8
TAJOMARU」<公式ページ>★★★★★5

9月
南極料理人」<公式ページ>★★★★★★★★★9
女の子ものがたり」<公式ページ>★★★★4
ノーボーイズ,ノークライ」<公式ページ>★★★★★★★★8
プール」<公式ページ>★★★★★★★7

10月
曲がれ!スプーン」<公式ページ>★★★★★★★★8
南極料理人」★★★★★★★★★9

11月
沈まぬ太陽」<公式ページ>★★★★★★★★8
風が強く吹いている」<公式ページ>★★★★★★★★★9
サイドウェイズ」<公式ページ>★★★★★★★★8
「Disney'sクリスマス・キャロル」<公式ページ>★★★★★★★★8

12月
カールじいさんの空飛ぶ家」<公式ページ>★★★★★★★★★9
のだめカンタービレ 最終楽章 前編」<公式ページ>★★★★★★★★★9
パブリック・エネミーズ」<公式ページ>★★★★★★6


来年もいっぱい映画を観て、よかったものはここでおすすめしたいと思います。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

blank_space
2009年12月19日

【シネマ・こむぎスタイル】第57回 カールじいさんの空飛ぶ家


投稿者 湯河原こむぎ

カールじいさんの空飛ぶ家 (ディズニーアニメ小説版)
家族三人で観て来ました。「カールじいさんの空飛ぶ家」。


この映画、素晴らしかったです。大人と子ども。どちらでも楽しめる。Disney・ピクサーの映画は今までの作品も、もちろん大人も子どもも楽しめましたが、この映画は特にそう感じました。

あらすじは・・・

いつか世界を旅して回りたいと思っていたカールも、今や78歳。最愛の妻は亡くなってしまい、夢をかなえるには年を取り過ぎている。しかし、何と数千の風船を家に結びつけ、空高く飛び立つことに成功。カールは8歳の少年ラッセルとともに冒険の旅へと出発する。

前半の、カールじいさんと奥さんのエリーの出会いからお別れまでが、もうたまりません。子どもの頃に出会い、その頃の隠れ家だったボロボロの家をきれいに直して、結婚してそこに住んで・・・。

台詞はなく静かに流れる「時間」が表現されて行きます。

私は今年「銀婚式」を迎えました。人生ももう折り返し地点です。夫婦としても、長く連れ添って来ました。既に「結婚してから」の時間の方が「結婚するまで」の時間より大きく上回っています。そんな私達には、この前半のシーンはとても味わい深く、心にしみました。ほんと号泣に近いものがありました。

まだ若いパパ・ママ達も、これから先の遠い未来の自分達ってどうなるのかなーなんて、今まで考えた事もなかったと思いますが、うっすらと頭に思い描いたりするかもしれません。

子ども達は、このシーンをスクリーン上の「平面」で捉えて観ているだけだと思いますが、おとうさん・おかあさんには、スクリーン上のカールとエリーの後ろ側に、自分たちの大切な日々が重なり、奥行きのある「3D」で、胸をうつと思います。(劇場によっては3D上映もあるようですね。私は普通の上映でした。)

そしてカールじいさんは飛び立ちます。

家についたたくさんの風船の色合いとかツヤ、透き通り具合とか完璧でしたね。CMでも流れているシーンで、飛び立って行く時に、女の子が遊んでいるマンションの窓から風船の色が室内に映るところがあるんですよ。もう完璧ですね。その後もゆっくりと進んで行くシーンを家そのものを見せずに、道路に落ちる影で表現。しかも、風船のところだけうっすら色がついている。素晴らしい〜っっ!と思いました。

この映画、家が飛び立つ前の前半のやさしくしっとりしてせつない物語と、飛び立ってからのハラハラドキドキ、そしてスピード感あふれる展開の後半。見どころ・楽しみどころ満載です!

クリスマス・冬休みに、ぜひぜひご家族でご覧になってくださいね!


私、以前、別ブログに書いた事があるのですが、小さい頃に読んだ「空とぶ家」って本が大好き。 この家のフォルムといい、家が空を飛んで、家ごと移動して行くというストーリーといい、この映画はきっとこの本が元になっているに違いない・・・って思ってたの。そしたら、まったく違っていました。別物だったのね〜っ!
DSCF6210.jpg
先日、会社のアラサーのお姉さんと映画の話をしていた時、「オススメの映画なんですか?」と聞かれて「グラン・トリノ」と答えました。その後DVDを貸してあげて「返す時、400字詰め原稿用紙1枚に感想を書いてね!」と冗談で言ったら、本当に便箋1枚にぎっしりと感想を書いてくれました!びっくりです!

そのお手紙に「『カールじいさんの空飛ぶ家』」もみましたよ。偏屈ジジイ2本立てです!「クリスマスキャロル」を観たらジジイ系3本立てに・・・(笑)」と書いてあって笑っちゃいました〜!

うふふ。私「クリスマス・キャロル」も観ました。ジジイ系3本立て制覇!

blank_space
2009年12月15日

【シネマ・こむぎスタイル】第56回 のだめカンタービレ 最終楽章 前編


投稿者 湯河原こむぎ

「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」の試写会にご招待いただき、行って来ました。


2006年のテレビドラマ、2008年のスペシャルドラマともに大笑いして見ていました。ドラマの続編だからテレビで見ればいいやって思っている人も多いのでは?


いやいやこれは、ぜひ劇場に足を運んでご覧ください。オーケストラの演奏が素晴らしいです。

あらすじは・・・

プラティニ国際音楽コンクールでの優勝後、千秋(玉木宏)はルー・マルレ・オーケストラの常任指揮者に。早速オケの偵察に行く千秋だったが、まったくやる気の感じられない団員たちの態度を目の当たりにし、がく然としてしまう。一方、のだめ(上野樹里)はコンセルヴァトワール(音楽学校)の進級試験を控え、練習に励む毎日を送っていたが……。<シネマトゥディ>

とにかく千秋先輩(玉木宏さん)の指揮がすごいです。どうやって練習してるのかな・・・なんてものすごく気になりました。本当の指揮者にしか見えない!


上野樹里ちゃんも「トルコ行進曲」とか、本当に弾いてるよね?映画ではプロが弾いている音があてられているのでしょうが、指はちゃんと弾いてるよね?


それから、ドラマから「のだめ」をドラマからご覧の方々にはおなじみだと思いますが、「のだめ」には、たくさんの外国人俳優が出て来ますが「お話をわかりやすくするために、できるだけ日本語でお送りします。」という事がアナウンスされ、めっちゃ外人なのに日本語でしゃべっている・・・というエヅラになっています。そう、映画で言えば「日本語吹き替え版」みたいに。


もちろん、中には「日本語が話せる外人」もいますが、「根っからの外人」の人もいます。「相手は外国語でしゃべって」、「こちらは日本語で答える」というようなシーンも、どうやって撮影したんだろう?・・・と、不思議に思いました。違う言語で台詞のかけあいをする、それが、仕上がりでは、外国人の台詞が日本語に吹き替えられている。気がつかなけば「ただ、それだけのこと」ですが、気持ちのキャッチボールをしながら演技出来ないので、自分自身のテンションをkeepするのがむずかしそうじゃないですか?


そんな事も素晴らしいな〜と思いました。


千秋が、常任指揮者を務める事となった「ルー・マルレ・オーケストラ」。これがひどいんですよ〜。でもね、ひとりひとりにいろいろな事情や努力がある、人間味あふれる団員なんです。こまかいストーリーは、ぜひ映画でご覧下さい。


「マルレ」の演奏する「魔法使いの弟子」の曲にのって、のだめとRuiが街を歩くシーンがワクワクでした!


千秋先輩の指揮で演奏するオーケストラのシーンでは、本当に涙が出ました。音楽で泣く事ってありますか?私は涙もろいので、よく泣きますね。アンジェラ・アキの歌。ジェニファー・ハドソンの歌。



映画のシーンを見て、ピカッと思いだした事がありました。

短大の時、学内のホールでクラシックのコンサートが催されました。「カール・ベームという偉大なる指揮者が来ます。彼はもう高齢なので、これが最後の日本公演になると思います。」と学長が説明しましたが、当時の私は、その人がどんなに有名な人かも知らず「へえ、そうなんだー。クラシックのコンサートなんて眠くなっちゃうだろうな〜」と思っていました。私を含む、大半の学生がそう思っていたと思います。


ステージに登場した人は、そう、確かに老人でした。しかし、演奏が始まると「そのパワーはどこから来るの?」というくらい力強い指揮でした。眠くなるどころか、息を飲んでステージにくぎ付けになり、演奏が終わった時には、みんな涙を流していました。学長がいつも言っていた「若い時から本物に触れる事の大切さ」とはこういう事なのだ!と思いました。


調べてみると、その公演がDVDになっているのを知り、びっくり!ぜひ欲しいな!と思いました。



ぜひぜひ、ご家族で映画館に足を運んでご覧ください。オーケストラの素晴らしさにきっと感動出来るはず。公開されたら家族で観に行こうと決めています。

私がとってもいいと思ったのは、演奏の最中に、曲についての千秋先輩の短い説明が入るところ。「ここでは、こういう状況を表しているのだ」という事がわかって聴くと、より、曲の説得力が増します。クラシックファンの方にとっては「説明いらねー」って感じかもしれませんが、素人の私には素直にありがたかったです。子どもにもわかりやすいと思います。

大爆笑シーンも満載、「ぎゃぼー」も健在ですが、明るくてぶっ飛んでいるだけではない、「のだめ」の気持ちがすごく伝わって、ラストではきゅんとせつなくなりました。これは「最終楽章 前編」、来年4/17に「後編」が公開されます。その日が本当に待ち遠しいです。



のだめカンタービレ 最終楽章 前編&後編
「のだめカンタービレ 最終楽章 前編&後編」
Amazonのページで試聴できます。これ絶対にほしいですっ!


こむぎの「ここ観てポイント」
始まってすぐ、のだめがお花屋さんで花を選んで、小さなブーケを作ってもらうシーンがあります。そのブーケを持って、電車に乗っているシーンでは、ガーベラが入ったブーケなのに、コンサートホールに入った時に持っているブーケはまったく違う花になっています〜。どうでもいい事ですが、これから観る方は要チェック!

blank_space
2009年11月19日

【シネマ・こむぎスタイル】第55回 曲がれ!スプーン


投稿者 湯河原こむぎ

曲がれ!スプーン オリジナル・サウンドトラック
この写真、さかさまだけど、間違いではないです。これが正しい向き。

試写会にご招待いただき、観に行って来ました。

あらすじは・・・

超常現象バラエティー番組のAD・桜井米(長澤まさみ)は、番組の企画で本物のエスパーを探し出すハメに。視聴者からの投稿を頼りに日本全国を旅して回るが、現われるのは有名人になりたいインチキ超能力者ばかり。それでも取材をあきらめない米は、次の取材対象者が待っている喫茶店「カフェ・ド・念力」に行くのだが……。

この映画の監督は本広克行監督。「踊る大走査線」シリーズで有名な監督です。私にとっては「UDON」「サマータイムマシンブルース」でおなじみの監督。監督は、香川県出身で「UDON」「サマータイムマシンブルース」には四国の美しい風景がたくさん出て来ます。本作にも、上の二作に登場した景色が出て来ます。登場人物もちょっとだけ出て来たりします。宝探しみたいで楽しいです。

【シネマ・こむぎスタイル】第9回 UDON

この映画、「ハリウッド超大作」が好み・・・という人にはまったくウケないと思いますが、私はこういう映画大好きです。なんとなく身近で起こっていそうで起こっていなそうで、あははって笑って、そのあとちょっとじーんとして、ほのぼのと心が温かくなって、笑顔で映画館をあとにする・・・。

ロマンチックな映画ではないけれど、クリスマスシーズンに観たい映画です。

長澤まさみさんって、役によっては「うーん、どうなの・・・」って思ってしまう時があるのですが、この映画の彼女は本当にキュート!「あすなろサイキック」というちょっと怪しげなエスパー番組のAD役なので、着ているものもラフなんですが、彼女のコーディネートがめっちゃかわいい♪「ビデオカメラを持って本物のエスパーを探して来いっ!見つけ出すまで帰って来るなっ!」と全国行脚の旅に出されます。その全国を回る映像が、カルピスのCMみたいに、なんていうのかなー、コラージュみたいになっていて(「曲がれ!スプーン」の公式ページのTOPページのような)、絵本みたい。

映画の最初に出て来る、彼女の子ども時代のエピソードもとってもいい。

この映画のみどころは、かわいい長澤まさみさん!・・・は、さておき、なんと言っても「カフェ・ド・念力」でのシーン。ここでは、世間に「エスパー」だという事を隠している人たちが集まって、「あすなろサイキック」の批判などしながら、ささやかなパーティーをしています。そこへ、その番組のADで、エスパーを探している米(長澤まさみ)が来たので、さあ大変。どうなってしまうのか〜っ。

★エスパーになりたいな〜って思っているマスター。(エスパーではない)

★テレパシーで人の心が読める椎名。
★透視能力がある筧。「蜘蛛がいる!」って言い出して。
★サイコキネシスの力を持つ河岡。念力でビンを割ったりする。
★エレキネシスの井手。リモコンを使わずにテレビをつけたり出来る。
★テレポーテーションの小山。

★細い男。さて、この人の能力は?

マスターとテレポーテーションの人は見た事ある俳優さんですが、あとの人は、私は知らない人でした。調べてみると劇団の方のようです。この「あまり見た事ない」感が、とっても気分を盛り上げました。このエスパーの人たちの、すごい力を持っているのに、なんだかちょっと「なさけなげな感じ」がツボです。

映画の後半がとってもいいです。なんだかうまく説明できませんが、とにかく楽しくてほのぼの。よろしかったら、ぜひ!

今週土曜日(11/21)公開です。



以下の二作を予習してから行くと、よりいっそう楽しいです。
サマータイムマシン・ブルース
「サマータイムマシン・ブルース」

UDON スタンダード・エディション [DVD]
「UDON」

blank_space

【シネマ・こむぎスタイル】第54回 沈まぬ太陽


投稿者 湯河原こむぎ

映画「沈まぬ太陽」オリジナル・サウンドトラック
「沈まぬ太陽」観ました。

「めざましテレビ」で「渡辺謙、初日に万感の男泣き」という話題を見ました。

私の好きな「笑顔で映画館をあとにする」タイプの映画ではないけれども、「観ておかなくては!」という使命感を感じて観に行きました。

エンドロールにも、パンフレットにも「映画『沈まぬ太陽』は、山崎豊子の作品をもとに映画化したフィクションです。登場人物、団体はすべて架空のものであり、実在の人物、団体等とは関係がありません。」と表示されています。映画に登場する航空会社は「国民航空」、標記は「NAL」となっていますが、誰もがおわかりのように「日本航空」「JAL」のお話です。

「今」「この時期に」「この映画」。

★あらすじは・・・

国民航空の労働組合委員長・恩地(渡辺謙)は職場環境の改善に奔走した結果、海外勤務を命じられてしまう。10年におよぶ孤独な生活に耐え、本社復帰を果たすもジャンボ機墜落事故が起き、救援隊として現地に行った彼はさまざまな悲劇を目の当たりにする。そして、組織の建て直しを図るべく就任した国見新会長(石坂浩二)のもとで、恩地は会社の腐敗と闘うが……。(シネマトゥデイ)

「この時期に」日航の内部暴露の映画。どう考えても大変だったに違いない。 この小説を書いた山崎さん、それから映画化した方たちもものすごく苦労しただろう。日航機事故のご遺族の方々にも納得していただける映画にしないといけないし。

日航側は「企業として信頼を損なうばかりか、お客さま離れを誘発しかねない」と批判している・・・とニュースにもなっています

ただ、私は、この映画を観て「日本航空ってとんでもない!」とはまったく思いませんでした。不正経理や懲罰人事などの暴露的な事が多く描かれていますが、これは(映画の中の)国民航空に限られた事ではなく、多くの企業で多かれ少なかれこういう事は行われているのでは?と思いましたし、また、それ以上に、上層部によってそういう事が行われている大会社も、真摯に毎日を頑張っている真面目な社員、ひとりひとりの力で成り立っているのだ・・・という好印象でした。

会社の事など「大きな事柄」ももちろんですが、私は、謙さんと鈴木京香さんの夫婦の形がすごくステキだなあって思った。特に子どもが成人してからの2人。婚約の時のエピソードが、ものすごくよかったです。いろいろな苦労を共にし、わかりあえた夫婦だからこそ、の「絆」が、繋がれた手のひらから感じる事が出来ました。


社会派映画なので、観ている間、楽しかったり、うれしかったりも全くないのてすが、日本人として観ておくべき映画。と思いました。いろいろな受け取り方があると思いますが、3時間22分の超大作(途中に10分休憩が入ります)。多くの人々の並々ならぬ苦労の上に出来上がった作品だと思います。



ええと・・・とてもよく出来た映画だと思うのですが、思った事(突っ込みどころ)をいくつか。

★この映画は1962年から1986年までの24年間が描かれています。24年間を1人の俳優が演じるっていうのは可能なのかもしれないけど、若い時の謙さんと三浦さん、ぜんぜん若作りもしていなくて、ほぼ、今のままな感じでした。顔は今のままで、黒髪の七三のヅラをつけている感じ。松雪さんもだいたいそのまま。そこがちょっと違和感でした。これだけお金をかけている映画なので、ブラピの「ベンジャミン・バトン」みたいに「若いころ」をきちんと表現してほしかったなあと思いました。そうでなければ、謙さんの若い時代を長瀬に演じさせてくれたらうれしかったなあ。・・・そこか・・・

★渡辺謙・三浦友和・松雪泰子が「同僚」として出ています。決して「同い年」とは言っていないけど、組合活動を一緒に頑張る「同志」っぽい感じで出ています。その若い時代に、三浦友和と松雪さんのキスシーンがあって、わたし的には「え゛ーっ、無理〜っっっ!だって年いくつ違うの〜っっっ!」と余計な事を考えました。

あとで調べたら
三浦友和・・・1952年1月28日生まれ 57歳
渡辺謙・・・・1959年10月21日生まれ 50歳
松雪泰子・・・1972年11月28日生まれ 36歳
・・・・無理〜っっ。親子かっ。

★若き恩地は熱心に組合活動をしていて、仲間と一緒に「賃金と労働条件の改善が叶わなければ、ストに突入します。」と重役達に訴えます。「期限は明後日、9時。」
「明後日と言ったら、首相が海外から帰る便が着く日じゃないか!それだけはやめてくれ!」と重役達は大慌て。そして、条件はのまれる事になる。仲間から「さすが恩地さん!」と賞賛される。

その時。

「首相機にストをぶつけるなんて。」これが○
「首相機にストーブつけるなんて。」これは×

わたし〜「え゛ーっ、なんで飛行機にストーブつけるのーっっ!あぶないし〜っ!」って本気で思ったバカです。昔は飛行機に暖房なかったの(←あったに決まってるし)って本気で思ったバカです。これから観に行く人。絶対「ストーブつけるなんて!」に聞こえるから聴いてみてくださいっ!

★会社の人の娘さんが観に行った時の感想。「スクリーンから加齢臭が漂って来た」。・・・確かに。22歳の人はそう感じるでしょうね・・・(^^ゞ



渡辺謙主演 映画『沈まぬ太陽』ドキュメントブック
映画のドキュメント本。ぜひ、読んでみたいですね。

映画のパンフによると、渡辺謙さんは、30代の頃に「白い巨塔」のお話をいただいたが、その頃の自分では財前を演じるのには若すぎる・・・とお断りしたそうです。そして山崎先生に「僕がやりたいのは『沈まぬ太陽』の恩地元です。」とお手紙を書いたとの事。それから月日が経ち、この映画の企画が動き出した時に、謙さんにお声がかかったそうです。きちんと頑張っていれば、夢って叶うものですね。

沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)
映画を観て、原作を読んでみたくなりました。がっ!全5巻だというので怖気づいています・・・。


10/29に書き始めたのに、なかなかまとまらなくて今頃になってしまいまた。新鮮さが大切な映画レビューなのに申し訳ありません。とっても大作で素晴らしい映画だったのに、突っ込みたいところもいっぱいで・・・(^^ゞ

また、JALの問題が、ニュースをにぎわせている日々なので、その意味でも、重い重い映画です。私事ですが、大好きな友達がJALにお勤めしていてとっても頑張っているので、どうなって行くのかな〜と、私にとってもドキドキの毎日でもあります。

blank_space
2009年11月03日

【シネマ・こむぎスタイル】第53回 風が強く吹いている


投稿者 湯河原こむぎ

f100blog01005.jpg
2007年3月に、小説「風が強く吹いている」の記事を書いた時「この小説が映画化されないかな〜と心から願っています。」と書いた私。その私の願いがかなって、映画化されました!本当に「待ちに待ってた」私です。11/1の映画の日に家族三人で観て来ましたよ。

あらすじは上のリンクから、小説「風が強く吹いている」の記事をご覧くださいね。

風が強く吹いている スペシャルエディション [DVD]

DVDが2010年4月9日に発売されます。私はスペシャルエディションを予約!

キャストは

ハイジ:小出恵介・25(ROOKIES・御子柴役)
カケル:林遣都・18
王子:中村優一・22
ニコチャン:川村陽介・26(ROOKIES・桧山役)
ムサ:ダンテ・カーヴァー・32(ソフトバンク、ホワイト家のお兄さん)
神童:橋本淳・22(ちりとてちんの弟役)
ユキ:森廉・22(マイ★ボス、マイ★ヒーロー・安原君)
キング:内野謙太・24
ジョータ:斉藤慶太・23
ジョージ:斉藤祥太・23
葉菜子:水沢エレナ(ドラマ「恋空」の子)
監督:津川雅彦
六道大・藤岡:渡辺大・25(渡辺謙さんの息子)
東京体育大・榊:五十嵐隼士・23(ROOKIES・湯舟役)

走(カケル)役の林遣都君。

最初、私は、このキャストが不満でした。走(カケル)役が林遣都君という事が納得行かなかったんです。彼の事をよく知りもしないくせに、整いすぎた顔だちと、ほそほその体なのが「違う〜っ、絶対に走じゃない!」と思っていました。

でも、この映画を観たら、走役は、もう林遣都君以外に考えられない!ってくらいのはまり役でした。細い体ながら、引き締まった筋肉がつき、まったく無駄がない!身軽に走る姿は、本当の陸上選手以上に美しかったです。走る時も、体がまったくぶれなくて目を見張る美しさでした。整った顔立ちも、「気が強くまっすぐで、高校時代、純粋さゆえに事件を起こし、退部した走そのもの」を感じさせました。林遣都君、あなたは素晴らしい!

それからハイジ役の小出恵介君。

小出君ってすごいですよね。イケメンではあるけれど、素材としては、意外と普通っぽいじゃないですか(えらそうにすみません)。でも、作品によって息を吹き込まれる素晴らしい俳優さんだと思いました。

この映画のハイジ役、ほーんと素晴らしかったです。台詞のひとつひとつが愛にあふれていました。「言葉にして伝える事の大切さ」をあらためて実感しました。「1区を走るのは君しかいない。」・・・一緒に走る仲間の事を心から信じて、真っ直ぐ目を見つめて言葉をかける。

・・・・それは、子育てや夫婦関係にも同じ事が言えますよね。

「どうして勉強しないのっ!」と言うよりは「あなたには、絶対出来るよ。」と。
わかっていてもなかなか言えない。なかなか出来ない。

ハイジの言葉を聞くたびに涙が出ました。君は素晴らしい。

そしてそのキャスティングにも。負けん気の強い走にはキリッとしてちょっと冷たいイメージの顔立ちの林遣都君。人を包み込むようなあたたかい愛にあふれたハイジには、いつもにこにこ笑顔が似合う小出恵介君。

小説の中でも、一人一人が、まるで自分の目の前にいるように生き生きと描かれていましたが、映画もまた、一人一人の個性があふれていました。友達と「この小説を映画化するとしたらキャストは・・・」って考えていた時に、なかなか20歳前後の俳優さんが思い浮かばなかったんですよ。小栗旬君ももう26歳、松山ケンイチ君も24歳。この映画に出て来る若い俳優さんは、みんな素晴らしかったです。こんなに有望な若手がいっぱいいるなんて、これからとっても楽しみ!と思いました。

わたし的に大注目なのは、
★「マイ★ボス、マイ★ヒーロー」で長瀬と共演していた森廉君(ユキ役)。・・・お父さんが医者でどうしても東大の医学部に行かなくてはいけない!というガリ勉の安原君の役で出ていました。この映画でも大学在学中だというのに司法試験に既に合格しているという優等生の役でした。「マイ★ボス、マイ★ヒーロー」の時と変わらないキャラクターですが、ステキに大人になったなあと思いました。

★「ちりとてちん」で貫地谷しほりの弟役だった橋本淳君(神童役)。・・・スクリーンを観ていて「どこかで見た、この丸顔の癒し系・・・」と考えて、「ちりとてちん」だーっっ!と思い出しました。彼も、ハイジみたいに、いつも笑顔でとても優しい雰囲気。みんなを和ませていました。この映画の中で、お母さんから電話がかかって来るシーンがあります。そのお母さんの声が和久井映見さん。ちりとてちんでも親子役でした。

★ROOKIESで湯舟役だった五十嵐隼士君(東京体育大・榊)役。・・・ROOKIESの時は、前髪をピンで留めたり、カチューシャをしていて「こまったニャ〜」とか言ってた五十嵐君。そのイメージから「背が低くて女の子っぽい」と思っていたのですが、この映画ではすごく男っぽい役!背も高くて筋肉たっぷりでがっしりした体つきでびっくりしました!役によってこんなに変えられるなんてすごい〜!と思いました。



はっ(・o・)、イケメンについて語るコーナーではなかった!

若手俳優さんが、有名・無名にかかわらず、みなさんとっても素晴らしかったのです。その点も(大いに)含めながら、この映画、本当におすすめです!全編にわたって笑いもいっぱいで、133分の時間、全く飽きずにスクリーンに集中出来ました。

箱根駅伝が大好き!という方はもちろん、箱根駅伝を今まで見た事がないという方も、楽しめると思います。箱根駅伝が大好きな人には、毎年お正月に見る「あのアングル」がそこかしこに出てきますので、o(^ー^)oワクワク感が募ると思います。

箱根駅伝のコアなファンの方は「素人が10人で箱根駅伝に出られるわけないじゃん!」と思うでしょうが(そりゃ、そうです。私だって、本当の所はそう思います。)、でも!でも!この作品には「素人10人でも、本気でやれば出来るんだ〜っ!」と思わせる「力」があります。実際、半年間かけて本格的なトレーニングをして撮影に臨んだそうです。双子の祥太・慶太君が「半年で500キロは走った!」と言っていました。

ぜひぜひ、皆様もご覧になってくださいね。・・・実は、私「沈まぬ太陽」のレビューを先に書いていましたが、どうしてもこちらを先に書きたくて順番を変えました。

「風が強く吹いている」公式サイト



風が強く吹いている
映画も素晴らしいのですが、原作がこれまたすばらしい!映画が気に入ったら、原作もぜひ読んでみてください。2時間では表現しきれなかった、10人の気持ちが細かに書かれています。

私は、友達に借りて読んだ後、あまりに気に入って、自分でも買いました。もう3回くらい読みました。この表紙がとってもいいのです。何区を誰が走るのか描いてありますよ。
風が強く吹いている (新潮文庫 み 34-8)
毎年、一緒に箱根駅伝を見ていた親戚のおじさんが入院した時に「この本とってもいいから読んで〜。」と、届けました。おじさんが亡くなってしまったので、そのまま本も帰らぬ人(?)となってしまいました。また読みたいな〜と思っていたら、文庫本が出ていました。また読み返したいと思います。

blank_space
2009年09月13日

【シネマ・こむぎスタイル】第52回 南極料理人


投稿者 湯河原こむぎ

南極料理人 サウンドトラック
9月になったら真っ先に観に行きたい!と思っていたこの映画。私の大好きな「かもめ食堂」「めがね」のフードスタイリスト・飯島奈美さんがお料理を手がけたという事を聞いて、とっても楽しみにしていました。

あらすじは
西村(堺雅人)は南極の昭和基地からも遠く離れた陸の孤島、南極ドームふじ基地に料理人として派遣される。妻(西田尚美)と娘を置いての単身赴任生活で、彼は8人の男性南極越冬隊員たちの胃袋を満たすという大役を任される。基地では雪氷学者(生瀬勝久)をはじめ、雪氷サポート隊員(高良健吾)らが彼の料理を心待ちにしており……。
シネマトゥデイ

公式ページ・・・予告編ぜひ見てください!
f100blog0735.jpg
そうです。この映画の9割は、南極での生活を描いているので、おじさん8人しか出て来ません。

何もない南極。ペンギンもアザラシもウィルスさえも生息出来ない真っ白な世界。そこで働くおじさん8人。そんな南極での楽しみって・・・食べることだけ。

その料理を作る、料理人の役は堺雅人さん。堺さんって人気ありますよね。ワーキングマザースタイルのスタッフの中にも堺さんファンは多いです。私は、好きだけど「ちょー大好き」ってほどじゃない。その理由の一つが「いつも薄笑いを浮かべているような表情」。でも、この映画に関して言えば、それがとーっても役柄に合っていました!


f100blog0733.jpg

もーたまりません。観始めた時は「今日は絶対、イクラのおにぎり食べよう!」って思ってたのに、観終わった時は「絶対ラーメン!」の気持ちになっていました。この映画を観に行く時は、事前に映画館のそばのラーメン屋さんを調べてから行ってくださいね!そして、帰りにコンビニでイクラのおにぎりを買って帰りましょう。これが「『南極料理人』を観たあとの正しい帰り道」です。

一年以上も日本を離れてこの極限の地での生活。誰もがすこーしおかしくなったり、そして、みんながどんどんボサボサのもじゃもじゃになって来る。もう、きったなくてむさっくるしいおじさんばかり。なのに、彼らがいとおしくてたまらなくなって来ます。何もおこらない日常なのに、なんか楽しそう。クスッと笑える。

f100blog0734.jpg

また、この映画の中には、「日本と南極」という究極の単身赴任、また究極の遠距離恋愛の悲喜こもごもが描かれています。私もちょっと考えてしまいました。

どうですか?みなさま。夫が南極に単身赴任になったら。そうですね、期間は1年半としましょうか。

きっと最初はさびしいし、不安になりますよね。え?最初から「やったー!うれしいっ!」って思う?・・・確かに、私はもう結婚して25年ですから、まだまだ新鮮な皆様方よりは、そういう気持ちはあるかも・・・?(「かも」ですよ「かも」)・・・そのうち「夫がいない生活」に慣れて来て、でも時々「さびしいな」なんて思うだろうな。パソコンがネットに繋がらなくなったり、ビンの蓋が固くて空かなかったりした時とか・・・(えっ?・・・)

それでねー、いざ、帰って来たら、うれしい!!・・・だけど、今まで夫のご飯を作る・・・っていうめんどうな事はなかったし(もちろん、自分と子どものご飯は作りますが、夫がいないと「今日は手抜きでいっか!」なんて事が出来る。・・・我が家の場合・・・)、ワイシャツのアイロンがけとか、いろんな雑事も夫と一緒にもれなく帰って来る。それってどうだろ・・・なんて思っちゃいました。

先日、スーパーで、娘の同級生のママに会ったら「去年まで1日おきに泊まり勤務があった夫が、今年は毎日家に帰って来てむかつく〜っっっ!」って言ってたの。おもわず「落ち着いて!それが『普通の暮らし』だから。しかも、うちなんか暇な日は6時前に帰って来ちゃうんだからっ!」と言いました。

・・・だから、夫婦は離れない方がいいのかもしれません・・・

真っ白な南極の風景と、お料理の赤やグリーンの対比が、とってもよかったです。「おいしいもの」を「誰かと一緒に食べる」事って、とっても大事で、しあわせな事だよね。



ごはんにしよう。―映画「南極料理人」のレシピ

映画のお料理ブックです。写真もいっぱい!シネコンで売っているパンフレットにもおいしい写真や撮影の裏話がいっぱい載っています。それを読むともう一度映画が観たくなります。
シネマ食堂
飯島奈美さんのお料理ブック。彼女が担当した映画はもちろん、彼女が好きな映画のお料理も再現されています。

今日、9/12「プール」という映画が公開されました。これもお料理は飯島奈美さん。来週観に行く予定です。楽しみだな。

blank_space
2009年09月01日

【シネマ・こむぎスタイル】第51回 HACHI 約束の犬


投稿者 湯河原こむぎ

HACHI 約束の犬 ORIGINAL SOUND TRACK HACHI 約束の犬 公式ストーリーブック
夏休み、やっと終わりましたね〜。ほっとしました。夏休みの間は、なかなか自分の事が出来ません。映画も家族で観に行きました。さあ、9月は、思いっきり自分が観たい映画を観るぞ〜っっっ!っと意気込む私。


さて、夏休みに家族で観に行った「HACHI 約束の犬」。言わずと知れた忠犬ハチ公のお話をハリウッドでリメイク。リチャード・ギアが先生の役。そして監督はラッセ・ハルストレム。

ラッセ・ハルストレムと言えば、私が「映画」にはまるきっかけとなったジョニー・デップの「ショコラ」の監督。そして、ジョニーの名作、ディカプリオが怪演の「ギルバート・グレイプ」の監督です。

リチャード・ギアも好き。ラッセ・ハルストレムの映画も好き。そしてなにより犬が大好き。「ハチ公物語」が大好きな私。観るしかないでしょう!

昔は「なんか今日、泣きたい気分」って時には「ハチ公物語」を見たっけな。懐かしい。

★ストーリー★
みんなよくご存知ですよね〜。結末もみんな知ってる。だから安心して観られる。だけど、前半の教授との楽しいシーンを観ていても、これから何が起こるかがわかっているから、ドキドキしちゃいます。

★みどころ★
もう、HACHIがかわいすぎです。しかも、演技が上手〜っっっ!

子犬のHACHIは、言う事なしのかわいさ!この子が落ちていたら絶対に拾います。ほーんとかわいい。

「HACHIの演技でここが好き」っていうところをとっても書きたいんだけど、やめておきます。とにかく、どんなシーンからも目が離せません。この子、本当に犬?絶対に頭の中では「文章」にして物事を考えていそうな、「意志のある演技」でした。

リチャード・ギアも、ワンコといる時、タレ目でデレデレになっちゃってて「もしもし、お仕事忘れてやしませんか〜?」と聞きたくなるほどでした。

93分ととっても短くて、凝縮されています。HACHIのかわいさに笑って、一途さに泣いて。こういう映画、好きです。深く考えずに素直な心で観ることが出来る。みなさまも、ぜひ。



くまとやまねこ
先日、金沢に行った時に、偶然、この「くまとやまねこ」という絵本を見つけました。仲よしの小鳥が死んでしまって、毎日暗い気持ちで過ごしているくまの前に、やまねこがあらわれます。やまねこによって、すこしずつくまが元気になる・・・というお話。ペットが死んでしまった時、悲しくて「二度とペットは飼わない」・・・という気持ちになり、悲しみのどん底に落ちてしまいますよね。そんな気持ちになった事がある人に送りたい絵本でした。

HACHIは、犬ですが、飼い主を失い、悲しかったでしょうね。この映画を観た時、HACHIにこの絵本を見せてあげたいよ〜と思いました。



ハチ公物語 [DVD]・・・「泣きたい時」にはこれを見て泣いていた私。病んでる・・・?久々に見てみたいな。


ショコラ [DVD]
ラッセ・ハルストレム監督、ジョニー・デップ主演の「ショコラ」
私は、この映画で初めてジョニー・デップを知りました。「誰〜っ!この色っぽい人!」と思って調べて、それから片っ端から彼の作品を観て、どんな人物にもなれるジョニー・デップ、そして映画のトリコになりました。


ギルバート・グレイプ;WHAT'S EATING GILBERT GRAPE [DVD]
ラッセ・ハルストレム監督、ジョニー・デップ主演の「ギルバート・グレイプ」。いろんな人になるジョニーが、田舎の冴えないにーちゃんを演じています。ギルバートのせつなさが胸にしみる。若き日のレオナルド・ディカプリオが知的障害を持つ弟の役を演じていますが、ものすごく上手で「ただものではない!」とうなりました。


blank_space
2009年07月23日

【シネマ・こむぎスタイル】おうち編その1 天国はまだ遠く


投稿者 湯河原こむぎ

天国はまだ遠く [DVD]
映画館で観た映画のみを書いている【シネマ・こむぎスタイル】のレビューも50回を数えました。「お金を払って映画館で観ても納得できるかどうかのライン」と言うのは、私にとって、大切な境界線です。
フルのお仕事を持っている人はなかなか映画館に出かけて行く事もむずかしいですよね。TSUTAYAで借りて来て、お休みの日に家で観ることも多いと思います。少しでもその時のチョイスの目安になるといいなあ・・・と思いながら記事にする映画を選んでいます。
これからも、今までどおり映画館で観た作品を中心に紹介し、また、番外として、公開中に時間が取れず観に行けなかった作品、自分としては好みではなく「観たい」と思わずに上映が終わった作品を、人から薦められてDVDで観てみたら思いがけなくよかったり。そんな作品もぜひ、皆様に知っていただきたく、「おうち編」として、たまにUPしてみようと思います。

おうち編の記念すべき作品・その1は「天国はまだ遠く」

主演は、加藤ローサ・お笑いのチュートリアルの徳井義実。

★あらすじ★

夜の宮津駅からタクシーに乗った千鶴(加藤ローサ)は、運転手に人のいない場所に連れて行ってほしいと告げる。ほかに客のいない民宿たむらに案内された彼女は、その晩に意を決して大量の睡眠薬を服用し自殺を図る。だが失敗に終わり、32時間も眠り続けた後に目を覚まし、自給自足の生活を送る宿の主、田村(徳井義実)とともに朝食を取ることになる。(シネマトゥデイ)

★みどころ★
さて、この映画。私はまったく観るつもりはありませんでした。
理由はひとつ。徳井が好きじゃないから。(徳井ファンの方、申し訳ありません・・・)
そして、この映画、我が家の近くでは公開されませんでした。

映画の趣味がとても合う友達に「『天国はまだ遠く』が観たくて、わざわざ川崎のチネチッタまで行ったの。すごくよかったよ!絶対にこむぎさん好みだと思う。」と言われました。確かに、この映画のフライヤー(チラシ)はとてもステキ(上の写真)で、ちょうどその時期にチネチッタに行っていた私は、観に行くつもりはないくせに、もらって来ていたのでした。

さて、この映画を薦めてくれた友達が言うには「食べ物がとてもおいしそうで、『かもめ食堂』や『めがね』的なところがある。」との事。そして「思いのほか、徳井がいいの!」と。

最近、DVDが発売され、偶然TSUTAYAの店頭で見かけたので借りて来てみました。

物語の始まりは夜であり、ワケアリの千鶴(加藤ローサ)が、タクシーに乗って「人がいないところへ行ってください・・・(∨∨)」と言い、暗い感じで始まります。「絶対にこの人、自殺するつもりだ・・・」とタクシーの運転手も、見ている私も思う。

そして、山奥の民宿「たむら」で彼女を降ろす。中から出て来たのが田村(徳井)。「誰?」と不思議そう。「泊まりたい」と言うと「なんで?」・・・。民宿ではあるが、ほとんど客は来ないらしい。

誰も来ない民宿の部屋が寒々しい。千鶴は睡眠薬を大量に飲み自殺。・・・するはずだった。




でも・・・目が覚めるとおいしい朝食が用意されていた。


おいしい食事と睡眠と、きれいな景色と人情と。傷ついた人間が立ち直る時に必要なもの。民宿「たむら」にはそれがありました。おいしいものと癒される景色、そしてお年寄り達。・・・えっ、これって日本版「ホノカアボーイ」かも。と思った。

舞台は天橋立のそばの山奥。近くには自殺の名所があるらしい。徳井演ずる田村がなかなかいいんです。距離感が心地よい。べたべたせず、突き放さず。そして料理が上手。こんな宿に泊まりたい。

傷ついてもいない私だけど、毎日、いろんなしがらみと、いろんな雑事に縛られて、あくせくと過ごしている。ワーキングマザーのみなさん、ぜひ、この映画を見てください。きっとほっと一息つけるはず。

田舎の古い家屋。畳の部屋で、食べて、そして眠る。目覚めたい時に起きて、用意された食事を食べる。そしてまた眠る。・・・そんな日々を過ごしたい。3日間。いや、2日でも。体の求めるリズムのままに。

廃屋の窓の桟に小石をひとつずつ乗せるシーンが好きです。石が増えるにつれて千鶴は元気を取り戻す。こういう映画が好きだ〜。弱った気持ちが少しずつ元気になる。

徳井が嫌いで(ゴメン)見るつもりがなかったこの映画。この映画の徳井、なかなかよかったです。実は彼も心に大きな傷を抱えています。上手でした。食わず嫌いでごめんなさい。

今では、DVDを買おうかな・・・とすら、思っている私。この映画に出会えてよかったです。

blank_space
2009年07月11日

【シネマ・こむぎスタイル】第50回 ディア・ドクター


投稿者 湯河原こむぎ

ディア・ドクター×西川美和 きのうの神さま
「いい映画」ってどんな映画の事を言うのでしょう?「いい映画だったよ。ぜひ、観て!」って言えるのは。

私が好きなのは「いっぱい笑って、ちょっと泣けて、幸せな気持ちで映画館をあとに出来る」ような映画。そ、単純なのが好きです・・・(^^ゞ

映画をいっぱい観るようになって、気づいた事があります。

★ものすごく泣ける映画が良い映画だというわけではない。

★ハラハラドキドキ、最初から最後まで目が離せない映画が素晴らしい映画だというわけではない。

★お笑いの人ばかり出てるから、くだらない映画というわけではない。

「ディア・ドクター」を観に行きました。家の近くではやっていないから、電車に40分乗って。

(この映画と同名の短編「ディア・ドクター」が入っている西川美和さんの「きのうの神さま」という本は、直木賞候補となっています。)

あらすじは

村でただ一人の医師、伊野(笑福亭鶴瓶)が失踪(しっそう)する。村人たちに全幅の信頼を寄せられていた伊野だったが、彼の背景を知るものは誰一人としていなかった。事件前、伊野は一人暮らしの未亡人、かづ子(八千草薫)を診療していた。かづ子は次第に伊野に心を開き始めていたが、そんな折に例の失踪(しっそう)事件が起き……。(シネマトゥデイ)

映画友達に薦められたこの映画。ノーマークだったので、とりあえず公式ページを見てみました。

公式ページの冒頭のFLASH。

この村に、医者は一人もいない。

山あいの小さな村で起こった失踪事件。

ひとつの「嘘」

ずっと言えずにいた、もうひとつの「嘘」

人は誰もが何かになりすまして生きている

その嘘は、罪ですか。

「嘘」ってなんだろ・・・と、考えた時に「医者がつく嘘」と言ったら、どんな人でもだいたい2つくらい頭に思い浮かぶと思います。

ネタバレになるから書きませんが、映画が始まってすぐ、自分の考えた事が正解だったとわかります。小さな村の医師を笑福亭鶴瓶さんが演じています。

この「嘘」・・・許されるだろうか。

みんな知っていたのでは?それでも、みんな先生を信じていたのでは。

笑えるところもいっぱいあった。でも、いっぱいいろんな事を考えた。

八千草薫さんが自分の母だったら。
肩の骨を折って運ばれて来た人が夫だったら。
自分が井川遥さんだったら。
自分が鶴瓶師匠だったら。

泣けなかったし、いい気持ちにはなれなかったし、すっきりもしなかったし。

そう、ちょうど西川美和監督の「ゆれる」を観た時と同じような気持ち。同じ監督の作品だから?心がざわざわと波立っている。ゆれている。観た後も何度も何度もこの映画の事を思い出して考える。いろいろと。「問題の本質」について考える。気がつくと考えている。このあとどうなって行くのだろう。

「いい映画」には、いろんな種類があって、この映画も「すっごくおすすめ!」と笑顔で誰にでも薦めたい・・・というものではないけれど、かなり「良質な映画」だった事は間違いない。

余貴美子さん(の役)、すごくよかったです。先生がやって来られたのは彼女がいたからかも。



ゆれる [DVD]
今までにも何度か書いていますが、とても素晴らしい映画。オダギリジョーも香川照之さんも素晴らしすぎて、映画館で観終わった後、しばらく席を立てませんでした。心ゆれまくり。

blank_space
2009年06月11日

【シネマ・こむぎスタイル】第49回 劒岳 点の記


投稿者 湯河原こむぎ

f100blog0498.jpg
6/20公開の映画「劒岳 点の記」(つるぎだけ てんのき)の試写会に行って来ました。

いつも行くシネコンで、この映画のチラシや、宣伝用の新聞を読み「公開されたら絶対に観よう!」と思っていました。

観たいと思ったポイントは
1・大好きな香川照之さんが出ている。
2・地図を作るために険しい山に登るお話らしいが、空撮・CGは一切使っていないらしい。
の二つ。

★あらすじ★

明治39年、陸軍陸地測量部の柴崎芳太郎(浅野忠信)は、日本地図最後の空白地点を埋めるため「陸軍の威信にかけて、劒岳の初登頂と測量を果たせ」という厳命を受ける。妻・葉津よ(宮あおい)の励ましを受け、柴崎は前任の測量手・古田盛作(役所広司)から紹介された案内人の宇治長次郎(香川照之)と劒岳の調査のために山に入ったが、登頂の手がかりすらつかめずに下山する。

翌年、測夫・生田信(松田龍平)らを加えた測量隊総勢7人で雄山、奥大日岳、別山など劒岳周辺の山々に三角点を設置。ついに劒岳に挑むが絶望、雪崩、暴風雨、困難に告ぐ困難が測量隊の行く手を阻む。

一方、創立間もない日本山岳会の小島烏水(仲村トオル)らも最新の登山道具を揃え、劒岳山頂を目指していた。

果たして柴崎たちは、無事劒岳山頂に立ち、地図作りの任務を果たすことができるのか。(劒岳宣伝・北日本新聞特別版より)

★みどころ★

「劒岳」という山はとにかく険しい山らしい。この映画の中でも、陸軍陸地測量部の柴崎芳太郎(浅野忠信)の前任者、役所さんは5年前の担当時、「劒岳」の登山口さえ見つけられずに登頂を断念したと話す。山の事などなにも知らない私から見ても、とても登るのがむずかしく思えた。

この映画を撮るため、その山に、登山家ではない俳優さんが登る。もちろんたくさんのスタッフも登る。ものすごい量の機材も運ぶ。すごすぎる。ワンカットを撮るために9時間かけて山を登る。天候の回復をひたすら待つ・・・という事もあったそうです。

この映画を撮る時、監督は「これは撮影ではない。『行』である。」と言ったとの事。確かに生半可な気持ちでは出来ない。「俳優だから演技だけすればいい。」というわけには行かない。演じるためには山を登らなければならない。私は、この映画に「男たちの情熱と力」を見ましたね。

ストーリーももちろん素晴らしいのですが、俳優さんがそれぞれ素晴らしかったです。

主役の浅野忠信さん・・・浅野さんの映画ってあまり観た事ないのですが、現在公開中の「鈍獣」とか、ドコモのCMの浅野さんとか、「かっこいいけどコミカル」なイメージがありました。2008年には、浅野さんがチンギス・ハーン役で出演している映画「モンゴル」がアカデミー賞外国映画部門にノミネートされました。私の勝手なイメージとは違い、実力派・正統派の俳優さんなんですね。

この映画の浅野さんは、姿勢や立ち居振る舞い、言葉遣いがとても美しいです。「ありがとうございます。」「申し訳ありません。」「お願いします。」・・・ごく普通の言葉ですが、今、きちんと言える人が減っていますよね。道案内の長次郎相手にも、決して偉ぶる事無く、あくまでも低姿勢。とても魅力的でした。

また山に入る前のニコニコすべすべの浅野さんと山を経験したあとの浅野さんでは、表情もまったく違い、この映画の中のお話が意味するもの、またこの映画自体の撮影の厳しさを感じました。

香川照之さん・・・この人ってすごいです。どの役をやっても完璧です。この映画の長次郎は、とても腰が低く、どんな時でも自分よりも人の事を考え優先させる優しい人、そしてとても意思の強い人でした。「謙譲」を絵に描いたような人でした。

浅野さんと香川さんは、この映画で「日本人の美しさ」の象徴のようでした。そして、この映画では、日本の四季の風景が美しく撮影されていました。それはかつての名作映画「砂の器」の放浪シーンを思わせるような素晴らしさでした。

松田龍平さん・・・ベテランお2人は、もちろん、若手である松田さんも生き生きとしていました。最初は若さゆえ、とんがっており性急ですが、険しい山に登り、いろいろな人と触れ合って、大人の男へと成長します。

劒岳宣伝・北日本新聞特別版のインタビューで、香川さんは

「これほど理屈じゃなく感動した映画はない。自分の可能性を押し広げてもらい、最もかけがえのない、最も記憶に残る一本だった。この一本を超えるために残りの俳優人生があるとも言える。

と語っています。

香川さんはじめ、この映画にかかわった全員の「渾身の作品」、ぜひ、みなさまご覧になってください。
★エンドロールが今までにないスタイルで、とてもよかったです。エンドロールの一番最初に書かれている言葉で、私、かなり泣けました。

★唯一、わたし的に残念なところは、浅野さんの妻役が宮崎あおいさんなのですが、年齢的にちょっと合わない感じがしました。香川さんの妻役は鈴木砂羽さんでしたが、彼女が浅野さんの妻役でもよかったのでは?とちょっと思いました。うーんと、檀れいさんでもよかったかも。

★私、長々と書いて来ましたが、この映画の感動ポイントについては触れていません。いろんなシーンで号泣しました。(←私、いつもかなり泣きすぎですが。)みなさまも、ぜひ泣いてください。



いやあ、今年っていい映画が目白押しの気がします。観ても観ても、まだまだ観たいものがいっぱい!しあわせだあ。今日は「I come with the rain」を観に行きます。

blank_space
2009年05月28日

【シネマ・こむぎスタイル】第48回 グラン・トリノ


投稿者 湯河原こむぎ

グラン・トリノ (クリント・イーストウッド 監督・主演) [DVD]
クリント・イーストウッドの映画「グラン・トリノ」を観ました。とても地味な映画でしたが、ものすごくよかったです。たぶん、私にとっての「今年一番の映画」は、これになると思います。

もしかして、生涯、今まで観た映画の中で一番かもしれません。

去年、フジテレビの「風のガーデン」というドラマを見た時に「このドラマは完璧」と思いました。ドラマとしての完成度はもちろん、そこに「緒形拳さんの死」という要素が加わり、究極の完成形になったと思いました。

この「グラン・トリノ」もその時に感じたのと同じものを感じました。「この映画は完璧。」まさに完成形です。

★あらすじ★

妻に先立たれ、息子たちとも疎遠な元軍人のウォルト(クリント・イーストウッド)は、自動車工の仕事を引退して以来単調な生活を送っていた。そんなある日、愛車グラン・トリノが盗まれそうになったことをきっかけに、アジア系移民の少年タオ(ビー・ヴァン)と知り合う。やがて二人の間に芽生えた友情は、それぞれの人生を大きく変えていく。(シネマトゥデイ)

★こむぎの感想★
クリント・イーストウッド演ずる「ウォルト」がへんくつじじい!最初の教会のシーンでも、自分以外のすべての人にむかついてる。自分だけがこの世の中で唯一正しい!と思っている。誰に対しても厳しい言葉、いつも苦虫を噛み潰したような顔。本当ににくったらしい態度・・・。

ん・・・?こんな人、すごくよく知ってる。見た事ある!すごくよくわかる。えーと、誰だっけ?えーとえーと・・・。

あら?私、一緒に住んでる〜!そういう人と〜!夫の父でーす!義父でーす。

最後まで観れば、この人いい人〜って思うと思うけど、映画の前半では、観に行った全員「絶対近所にこんな人いたらイヤだ〜っっ!」って思いながら観てると思う。しかーし!私、一緒に住んでますから〜っっっっっっ!残念っ!



ウォルトの家のまわりにはアメリカ人は住んでいなくて、アジア人ばかり。立ち並ぶ家も鎧戸が壊れていたり、塗装がはげていたり。その中で、ウォルトの家だけは、芝生もきれいに手入れされて、古いながらもきれいに保たれている。それだけでもウォルトの性格が出ていると思いました。

妻が亡くなってからのウォルトの暮らし。

玄関前のポーチの椅子に座って、クーラーボックスの蓋をテーブルにしてビールを飲む。かたわらにうさぎさんの置物と愛犬のデイジー。「母さんが恋しいな、デイジー」なんて、わんこに話しかけるところは涙が出そうでした〜。

ある日、隣に住むモン族のタオが不良グループに「ウォルトのグラン・トリノを盗め」と命令され、ガレージに忍び込んだ事に気づき、ウォルトはタオにライフルを突きつける。車を盗めなかったタオは、逃げ出すが、不良グループに痛めつけられる。間違った事がだいっキライなウォルトは、大人数から痛めつけられているタオを助けた。また別の日、偶然、タオの姉・スーが黒人にからまれている所を通りがかり、助ける。結果、彼らの家族に感謝される。お礼に花や食べ物を続々と持って来る異民族の人たち。もらったものを「いらないから」「困るから」「やめてくれ」「庭に一歩も入るな!」と拒絶。しかし、そのうち、食べ物のおいしさに負ける・・・!?

最初はイヤイヤであったけど隣の家と交流が始まる。人寄せの日に招かれたり、タオに仕事を教えたり。自分の気持ちの変化にウォルト自身が驚いたように「ろくでもない身内(自分の息子達とはうまく行っていない・・・)より、ここの人達の方が身近に思える」・・・と一人でつぶやくシーンはジーンとしました。

「償いのために何か手伝いをする」とウォルトの家に来たタオ。まるで父親のように、植木の手入れや、周りの壊れた家の修理を教え、仕事をするタオを、タバコを吸いながら見守るシーン。ウォルトの口利きで建設現場で働く事となったタオに工具を買ってあげるシーン。ただ、それだけのシーンでも、今まで人を寄せ付けず、孤独に暮らして来たウォルトの心に小さな暖かい火が灯ったような気がして泣けました。

映画のこのあたり↑で「結末が読めた〜!」と思った私。確かに「結末」は、私が考えたものと同じでしたが、そこまでのプロセスが、私の頭の中で想像したありきたりのものとまったく違っていました。

ほんとうにものすごくよくて、ひとつひとつ、ここに書きたいくらいなのですが、秘密にしておきます。ご覧になった人と語り合いたいくらいです。

本当に完璧な脚本です。特に後半。私は、脚本もイーストウッドだと思って観ていましたが、帰って来てからパンフを見てみたら、なんと、これが映画デビューとなる新人の脚本家だそうです。

パンフによると・・・

「なぜ、イーストウッドは、俳優人生の最終章にさしかかった今、これほど強烈な役を選んだのか?じつは驚くべきことに、イーストウッドは『もう、俳優業は控えよう』と考えていたと言う。そんな時、新人ニック・シェンクの脚本を読み『私を思い浮かべて書いたのではないかと思うような男だ』と深く共感、監督・主演を決めたのだと言う。」


・・・との事。

ひとつひとつのウォルトの行動に深い深い大切な意味があります。その深い愛情に涙があふれます。この映画って、たぶん、そんなに制作費はかかっていないんじやないかと思います。有名な人はほとんど出ていない。お金がかかっている豪華な映画が「良い映画」なわけではない。地味な作品でも、本当にみんなの心に染み入る素晴らしい映画があるんだなあ〜と、心から感動しました。

この映画って先日のアカデミー賞には全然入っていなかったから、次回の時は対象になるかな。ぜひぜひたくさんの方に観ていただきたい素晴らしい作品です。

blank_space
2009年05月01日

【シネマ・こむぎスタイル】第47回 レッドクリフ Part2


投稿者 湯河原こむぎ

f100blog0354.jpg
「シネマ・こむぎスタイル」40回記念の時に、かなり興奮しながら「レッドクリフ」のレビューを書きました。早く観たかった「レッドクリフ Part2」が封切られたので観に行って来ましたよ。ぜひ、GWにご覧いただきたくて、連投失礼いたします。

あらすじは

西暦208年、魏呉蜀が争う中国・三国時代。孔明(金城武)の奇策で曹操軍を撤退させた孫権・劉備連合軍だったが、食料不足と疫病のために戦意も尽きようとしていた。そこに曹操軍の2000隻の戦艦と80万の兵士が逆襲。司令官の周瑜(トニー・レオン)と孔明が作戦を仕掛けようとする中、周瑜の妻・小喬(リン・チーリン)がある行動に出る。(シネマトゥデイ)


もう、ほんとにどうしましょ、この迫力!最初から最後まで気が抜けません。パンフを買おうと思ったら売り切れていました。仕方がないので、以前もらってあったチラシから引用します。
    1. 曹操の戦略!
    2. 疫病発生!
    3. 秘密の作戦!
    4. 劉備軍の撤退!
    5. 揺れる孫権!
    6. 孔明危機一髪!
    7. 周瑜の頭脳戦!
    8. 孔明の奇策!
    9. 小喬の決断!
    10. 決死の攻撃!

みどころが10もあります。

2の疫病発生!まさにパンデミック!恐ろしいですねー。
3の秘密の作戦!尚香大活躍!
6の孔明危機一髪!「矢」が足りない!孔明ピーンチっ!さてどうする?
8の孔明の奇策!石原良純みたいに(なぜ石原良純かは映画を観てください)大活躍!
9の小喬の決断!誰に頼まれたわけでもないのに!素晴らしすぎる。でも、無謀すぎる。
10の決死の攻撃!中村獅童チーム、大活躍!

ぜひ、映画館で観ていただきたくてお知らせに来ましたが、うまく言い表せません。三国志が大好きな方にとっては、「どうしても許せない映画」になってしまっているようですが、三国志がまったくわからない私にとっては、ただ単に「レッドクリフという映画」として素晴らしい出来だと思いました。

とにかく後半1時間は、画面に釘付けです。炎・炎・炎!爆弾のない時代に、爆弾を作る!しかも材料は、魚の油と鶏卵!すごすぎます。画面から爆風が吹いて来るようでした。この映画はぜひ映画館で観るべきだと思います。この迫力は、いくら大画面テレビがあるお宅でも伝わらないと思いました。



さて、今回この映画を観た日、午後から用事があったので、終了時間を考えると吹替え版を観るしかなく、吹替えで観ました。字幕を読む手間がなく物語に集中出来ました。part1は字幕で観ましたが、私の大好きな金城武さんの声は、字幕版だったのになぜか吹替えになっていて違う人の声でした。

エンドロールが終わって、最後に声優さんの名前が出ます。トニー・レオン演ずる周瑜の声は山寺宏一さんでした。

山ちゃん、大好きなんです。ディズニーのDVDを観た事がある人なら、ユーモラスな山ちゃんの声を何度も聞いたことがあるはず。ムーランのムーシューや、アラジンのGenie、ドナルドダック、スティッチ。でもでも、渋い声もすごく素敵で、長瀬も声優として参加したアニメ「ストレンヂア 無皇刃譚」の羅狼の声は、渋くてほれぼれします。 周瑜の声もとても素敵でした。

また、孫権の声は、なんと平田広明さん。私の大好きなジョニー・デップの吹替えをなさっている方でした。ファイナル・ファンタジーのバルフレアの声もやってらっしゃる方です。

お2人とも(いや、声優さん全員)、映画の邪魔をする事のない素晴らしい吹替えでした。最近よく、有名芸能人が吹替えをする事がありますが、どうしてもその人の顔が頭に浮かんでしまい、映画に集中出来ないことがありませんか?やはりプロの声優さんは、自分の存在を限りなく0にし、役柄になりきっているところがすごいです。外国人が日本語をしゃべっていても全く違和感を感じさせずに観せる事が素晴らしいと思います。

今回、吹替え版を観て、ちょっと得した気持ちになりました。



さあ、ぜひ映画館へ!part1をまだ観ていない方は、レンタルで予習してから、ぜひぜひ2をご覧ください。夫が、もし1+2のコンプリートパックが出たら、ブルーレイを買うと言っています。そしたら、1と2をぜひ通しで観ようと思います。

blank_space
2009年04月30日

【シネマ・こむぎスタイル】第46回 スラムドッグ$ミリオネア


投稿者 湯河原こむぎ

Slumdog Millionaire

第81回アカデミー賞8部門(作品賞、監督賞、歌曲賞、作曲賞、編集賞、録音賞、撮影賞、脚色賞)受賞のすごさを早く観たい!と公開を楽しみに待っていたこの映画。

★あらすじ★

テレビ番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、賞金を獲得したジャマール(デヴ・パテル)だったが、インドのスラム街で育った少年が正解を知るはずがないと不正を疑われ逮捕される。ジャマールになぜこれほどの知識があり、この番組に出演するに至ったのか。警察の尋問によって、真実が明らかになっていく。(シネマトゥデイ)


★みどころ★
・・・なんと言っても前半の「スピード感」「疾走感」が素晴らしかったです。

始まってすぐに映し出されるスラム街に住む子ども達の映像には釘付けになりました。私有地で遊んでいたら「ここで遊ぶんじゃないーっっ!」と警備員?に追いかけられ、走って逃げる子ども達。この疾走感はすごい!全力で走る子ども達の足元を寄りで撮っているので、酔いやすい人は酔ってしまうかも!と思う臨場感でした。

その寄りの映像から、カメラが引いて行く。どんどん引いて行くとトタン屋根に覆われたスラム街の全貌が明らかになる。え゛ーーーーっっ!こんなに広いのーっ!?ってびっくり。驚きでした。


以前、柳楽優弥君の映画「誰も知らない」のレビューを書いた事があります。

その中に

子どもの時って毎日が2Dだった。・・・って言うのは「目に見えている事がすべて。」悲しい事があっても、紙芝居をめくるように、おもしろいテレビを見れば、心から笑えたし、おいしいチョコを買ってもらえば、悲しかった気持ちはどこかに行ってしまった。この子ども達も、心の奥には「ママがいなくなっちゃった。」と思いながらも、カップ麺の空容器に土を入れて、そのへんから集めて来た種を蒔いたりしていると、とても生き生きと楽しそうだった。

と書きました。
まさに、このスラムに生きる、小さな子ども達はそうだったのではないか。お金がなく食べるものもない。でも、友達と遊んでいる時は、無邪気そのもの。笑顔も輝くばかりだった。


ジャマール(主人公)、サリーム(ジャマールの兄)、ラティカ(ジャマールの初恋の女性)の主要人物3人は、幼児→少年少女時代→大人の3人が演じています。

一番ちっちゃいジャマール役の子が、すんごくかわいかったです♪言葉もたどたどしくて。エンドロールに、「幼児→少年少女時代→大人」の順に写真がバン★バン★バンって出て来る紹介の仕方はかっこよかったです。ちょっとアメコミ的で。

この映画を観て思った事は「子どもにお金の苦労をさせてはいけない。」という事。

これは、以前、ウィル・スミスの「幸せのちから」を観た時にも思った事。決して「贅沢に暮らす」と言うことではなく「家があって、食べるものに困らなくて、あたたかい布団で眠れる。」という事を心配しないで暮らせるようにしてあげなくては・・・という事です。それ+「愛されている」という実感。

生きて行くために、盗んだり、他人を傷つけたり、逃げたりしなくてはいけないのは、つらいですよね。でも、そんな境遇でも、自分の足で立ち、自分で行動し、力強く生きている子ども達。はたして、日本の子ども達は、彼らのように生きていけるのだろうか? そんなキツイ境遇でも、ジャマールは、生活の中からいろいろな知識を学び、そして、心を汚す事無く大人になり、初恋を実らせる。よかったね、ジャマール。

最初のスラム街の疾走感がものすごかったので、クイズシーンなど大人になってからの映像が、少し退屈に思えるところがありました。

(ストーリーにはまったく関係ない)ラストのダンスシーン。大いに笑えて、すごく楽しかった〜!「踊るマハラジャ」の国だもんね〜!って思って、みょーに納得しました。でも、ジャマールとラティカは、あんまり踊りが上手じゃなかった・・・^^;下手じゃないけど、もっとリズムに乗ってはじけてほしかったです!そんな2人のダンスは、カット割りでうまく繋げられています。

「スラムドッグ$ミリオネア」ってインド映画って思ってたら、実は、イギリス人監督がインドを舞台にして撮った、イギリス映画なんだそうですよ。おもしろいですね。

音楽もすごくよかったです!映像の疾走感が、音楽によりさらに盛り上がります。

blank_space
2009年04月11日

【シネマ・こむぎスタイル】番外編 映画どこで観る?


投稿者 湯河原こむぎ

ぐるりのこと。 [DVD]
映画が大好きな私。映画を観る時は、なるべく1000円の時を選んで映画館に出かけて観ています。みなさんは、映画、どこで観ていますか?

普通は「映画館」か「自宅」のどちらかですよね。

あたりまえの事ですが、映画は、ぜひぜひ映画館でご覧いただきたい。

映画館と自宅。

もちろんどちらにもいいところ・悪いところはあります。

映画館で観る場合

いいところ
☆大画面・大迫力・大音響
☆他に気をとられる事なく集中できる

悪いところ
★巻戻しが出来ない
★トイレに行きたくなったら、いい場面を見逃す
★自分の都合がつく時間に観れるとは限らない
★他人が気になったりする・・・(私語・お腹の音など・・・)

自宅で観る場合

いいところ
☆自分の都合の良い時間に観る事ができる
☆トイレに行く時は一時停止できる
☆「今、何て言った?」みたいな時、戻す事ができる
☆家族みんなで、「おもしろいね〜!」なんて言いながら観る事ができる

悪いところ
★迫力に欠ける
★宅配便が届いたりメールが来たり・・・邪魔が入る
★集中できない
★遅い時間に観ると爆睡してしまったり・・・

私が書いた事は、ごくごくあたりまえの事ですが、最近、とっても痛感した事がありましたので、ちょっと聞いてください。



昨年の映画賞をたくさん受賞した「ぐるりのこと。」という映画。ネットでいろんな人のレビューを観ても、みんなが絶賛しています。私もとっても観たかったのですが、私の家の近くでは上映されなかったため、DVDが出るのを待って鑑賞しました。

1993年、何事にもきちょうめんな妻の翔子(木村多江)と法廷画家の夫カナオ(リリー・フランキー)は、子どもを授かった幸せをかみしめていた。どこにでもいるような幸せな夫婦だったが、あるとき子どもを亡くしてしまい、その悲しみから翔子は心を病んでしまう。そんな翔子をカナオは温かく支え続け、2人の生活は少しずつ平穏を取り戻してゆく。(シネマトゥデイ)

以上のようなあらすじで、夫婦の危機を、リリー・フランキーさん演じるカナオがとことん優しく支えて、2人の絆がより深まる・・という、いいお話なんです。

でもでも、それを家で観たら・・・

あまりにもお2人が「普通」な感じなので、会話もとてもリアル。これって台詞なの?アドリブでしゃべってる?みたいなところもあり。しかも、我が家は、かっこいいホームシアターになっているわけでもなく、テレビはAQUOSですが、ごくごく普通の日常の部屋の中で、「普通な感じの夫婦の話」を観ていると、思いっきり所帯臭く、お2人がアパートのユニットバスのお風呂に一緒に入るシーンとか、もう観ていられない・・・的な生々しさを感じてしまい、なんとも言えないどんよりした気持ちになりました。

映画館で観ていたら、違う感想を持てたのかもしれません・・・。



歩いても 歩いても [DVD]

逆に、その、「家の所帯じみた感じ」が、ばっちりマッチしてしまう時もあります。「ぐるりのこと。」を借りる時に「新作を3本借りると安くなる」キャンペーンをしていたので、なんとなく借りた「歩いても 歩いても」

夏のある日、横山良多(阿部寛)は妻のゆかり(夏川結衣)と息子のあつし(田中祥平)とともに実家に帰省した。この日は、15年前に他界した兄の命日。しかし、失業していることを口に出せない良多にとって、両親(原田芳雄、樹木希林)との再会は苦痛でしかなかった。(シネマトゥデイ)


これは、お兄さんの命日に、実家に集まる家族のお話です。長男は亡くなり、長女がYOUさん、次男が阿部寛さん。お母さんが樹木希林さん、お父さんが原田芳雄さん。

15年経った今でも、長男が亡くなった事に強い思いを持っている両親。次男はそれがイヤでたまらない。長女は、やはり女同士、母親と仲が良いので、できればこの家に同居したいと考えている。母親は、娘の事は大好きであるが、同居というのは気が進まない。父親は自分の個人病院を長男に継いで欲しかったという思いを今でも持ち続けている・・・そんな、みんなの気持ちが少しずつ違う方向を向いてしまっている一家の、夏の日の実家での出来事が、とてもリアルでした。

特に樹木希林さんとYOUさんの、他愛もない母子の会話が、「私がしゃべってるのかと思った!」ってくらい自然で「あるある!毎週、私、母とこんな事しゃべってるよ!」と思いました。観ている自分も横山家の台所に一緒にいるみたいな気持ちになりました。家で観ているのにすごく入り込んでしまいました。



あれ?結局、私は「ぐるりのこと。」が嫌いだったって・・・そういうオチ?

いや、そうではなくて。

映画館で観た時に「間違いなく★10個!」と思った作品も、家で観ると「そうでもない・・・」と感じる時があります。それはきっと家にいる時の私の集中力が低すぎるんだと思います。次に家を建てる時は(←いつだよっ・・・きっと二度とない・・・)、絶対にホームシアターを作ろうと思います!

で、私の言いたい事は・・・忙しいワーキングマザーの皆さんにとっては、なかなかむずかしい事かもしれませんが、ぜひぜひ、映画は映画館で観てください!もちろん、家で観てもおもしろい作品は、たくさんあります。ただ、迫力が違います。映画館は、集中出来るように造られていますよね。やはり。感動の度合いが違います。

今月は、アカデミー賞で作品賞、監督賞、歌曲賞、作曲賞、編集賞、録音賞、撮影賞、脚色賞の8部門を受賞した「スラムドッグ$ミリオネア」が公開されます。これ、とーっても楽しみです!みなさまも、ぜひ、映画館で!いっぱい感動しましょうね!

blank_space
2009年03月19日

【シネマ・こむぎスタイル】第45回 ホノカアボーイ


投稿者 湯河原こむぎ

ホノカアボーイ オリジナル・サウンドトラック
公開をとっても楽しみに待っていた「ホノカアボーイ」、観て来ました。予告編だけでも、その世界に引き込まれていた私。
f100blog0190.jpg
どうしましょ、三月なのに今年一番の映画に出会っちゃったかも!?


★あらすじ★

恋人にフラれ、大学を休学したレオ(岡田将生)は、ひょんなことからハワイ島にあるホノカアの映画館で映写技師として働くことに。ホノカアは、レオが半年前に“伝説の虹”を探し求め、恋人と道に迷った末にたどり着いた町だった。不思議な魅力に吸い寄せられるように再びやって来たこの町で、レオは風変わりだが心優しい人たちと出会う。(シネマトゥデイ)


★みどころ★
観る前は「かもめ食堂」「めがね」のような映画かな・・・と思っていました。確かに、きれいな景色とおいしそうなお料理で癒されます。


でも、この「ホノカアボーイ」には、それに+心と心が寄り添う、あたたかな「ふれあい」を感じます。お年寄りがたくさん出て来て、どの方も個性的。愛さずにはいられません。


まずは、倍賞千恵子さん演ずる「ビーさん」。
いたずら好きなおばあさん。レオのごはんを作るビーさんは、とっても幸せそうでした。19歳と67歳(←岡田君と倍賞さんの年齢です。設定上は何歳だろ?)。絶妙。先日の「ヘブンズ・ドア」の28歳と14歳も絶妙でしたが、この映画の19歳と67歳も絶妙でした。ビーさんがかわいらしいムームーを買って、レオにほめてほしそうにしている所がものすごくかわいかったです。着ている服がいつもかわいい♪全部柄物だったりするんだけど。家ではいているソックスが「三色だんご」の色の時があるので、要チェック!


松坂慶子さん演ずる「エデリ」さん。
映画館の女主人、くいしんぼうのエデリ。今までのいろいろな役柄の中で、彼女に一番合ってたと思います。「愛の水中花」の頃と違って、最近はだいぶふくよかになってますよね?それが逆に「ハワイにずっと住んでる日系人」的なイメージにぴったりで、彼女が着る、何パターンものムームーがすっごくかわいかったです!おちゃめでやさしくて、髪型もかわいい♪年取った大沢あかねみたいでした。

床屋さんの正司照枝師匠。
コイチさんを演ずる喜味こいし師匠。


予告編やテレビCMでも何度も流れているコイチさんの言葉。「年を取ったからって、やっちゃいけない事なんてないんだぜ。」・・・・グッと来ます。コイチさんの言葉で何度も泣きそうになりました。

f100blog0193.jpg

岡田将生君演ずるレオが働いている映画館がこのクリーム色の建物。夜になって照明が着くと「HONOKAA」って描いてある、上の出っ張っているところにハートが出来ます(光が当たってハート型になる)。その前に停まっているボロボロの車がレオの車。


観る前は「どうしよ、岡田君にはまっちゃうかも〜!」なんて想っていたけど、岡田君どうこうの問題じゃなかった!シネコンを出る時、「もしかして、今まで観た映画の中で一番好きかも?」と思うくらいの満足度でした!わたし的には、あと100回観たい!と思う映画でした。


ハリウッド超大作がお好きな方にはオススメできませんが、とても、やわらかでせつない映画です。ぜひ、ご覧になってください。


ちなみにその日、私の隣は、一人で観に来ていた若い(と言っても20代後半かな・・)男性でした。その人、最初のうち、何度もアクビをしていました。興味のない人には、ちっともおもしろくないだろうなーと思いました。途中から声を出して笑っていましたが。


注・・こういう「まったり系」の映画が苦手な人、寝不足の人、食事直後の人は、寝てしまうと思います。

また、おいしそうなお料理がたんまり出て来るので、お腹を空かせて行った日にゃ、地獄を見ると思います。適度に食べてから行くか、ポップコーンなど、食べ物を持って観ましょう。

私は「マラサダ」(揚げパンみたいなもの)が一番食べたかったです!



ホノカアボーイ (幻冬舎文庫)


このお話には、原作があります。吉田玲雄さんと言う方が書かれた同名の小説。映画帰りにすぐに買って、只今読んでる最中です。
ホノカアボーイ

パンフを読んだら、原作の吉田玲雄さんは「ビーさんは、倍賞千恵子さんでお願いします。」とリクエストしたそうです。この写真は、玲雄さんときっと本物のビーさんなんだと思います。倍賞さんに雰囲気がそっくり!この本、ほしいですね!

玲雄さんは、マライアの彼氏役で「ホノカアボーイ」に出演しています。

aloha. 岡田将生 in ホノカアボーイ

映画の中のレオは、ポラロイドカメラで、ビーさんのお料理を毎日毎日撮り続けています。その写真集が出たら絶対に欲しいな。その写真を使ったお料理本が出たら、絶対に買いたいなって思ってます。

この写真集は、「ホノカアボーイ」の岡田君のものみたいです。岡田君はとっても可愛かったけど、岡田君の写真だけじゃな・・・。レオが撮った写真がいっぱい載ってたらうれしいんだけど。


blank_space
2009年03月05日

【シネマ・こむぎスタイル】第44回 チェンジリング


投稿者 湯河原こむぎ

チェンジリング (アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・マルコヴィッチ 出演) [DVD]

「チェンジリング」観ました。私は、基本的に「映画は楽しむもの」と思っているので、いっぱい笑えてちょっぴり泣けて最後は幸せになって、「あー、観てよかった〜!」と笑顔で映画館をあとにするようなものが一番好きです。

だから社会派の映画ってほとんど観ることはないの。だけど、信頼できる人に「ぜひ観て!」と言われたり、世間的にものすごく評判がよくて話題になっているものは「観ておこうかな。」って思って観に行く。

これもそんな映画でした。

1928年、シングルマザーのクリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)は、ロサンゼルス郊外で9歳の息子ウォルター(ガトリン・グリフィス)と暮らしていた。ある土曜日、彼女は同僚に泣きつかれて断り切れずに休日を返上して仕事へと向かう。暗くなって彼女が帰宅すると、家で一人で留守番をしているはずの息子の姿はどこにもなかった。(シネマトゥデイ)

テレビのCMや予告編を観ていると「5ヵ月後に戻って来たのは、息子ではなく別人だった。」って言ってますよね?だから「誘拐の話か〜。」くらいの前知識でした。「Changeling」と辞書で調べてみたら「取替え子(妖精がさらった子に替えて置いて行く醜い子)」って書いてあったから、?SF?ミステリー?って思った。

そしたら実際にあった事件なんだそうです。

★みどころ★
なんと言っても、みどころは、今までセクシーで大胆で強い!というイメージだったアンジェリーナ・ジョリーが、「お母さん」になっている事!子どもを失って、打ちひしがれるが、絶対に見つける!と強い意志と母性を持った、ぶれない女性を演じています。

彼女は電話会社で働いているシングルマザー。少し偉い人。たくさんいるオペレーターの人たちが、かかって来る電話でいろいろと質問や苦情などを受け付け、そこで納得行かないお客の電話を「上のものと変わります」とアンジーに変わる・・・という感じ。ものすごく偉くはないけど、現場では責任のある仕事を任されている。

その彼女の立場が、この映画にはとっても生かされていたと思う。

お休みの日に急に休んだ人の変わりに、出勤しなければいけなくなってしまうアンジー。夫はいなくて9歳の息子と二人暮らしなので「4時には帰るから!」と、家に息子を一人残し仕事に行く。それだけで、せつないですね。

そんな日に限ってトラブルが起こり残業になる・・・しかも、帰り際に上司に呼び止められ「いつも君の仕事には感心しているよ。」と昇格の話をされ、電車に乗り遅れてしまう・・・。

家に帰ると息子はいない。警察に連絡するが「子どもの行方不明については24時間は操作しない事になっています。」・・・なんで〜っっっ!理由が「たいていの場合、次の朝には戻るから。99%は戻ってる。」だって〜。ありえなかろう。

とにかく当時のロス市警はひどかったらしい。映画全編を通してロス市警のひどさが描かれています。ほとんど脚色していないらしい。

5ヵ月後、「息子さんが見つかりました。」と警察から連絡が来て、駅に迎えに行くと、まったくの別人がいる・・・。

彼女は「これは別人だ」と言うが、警察は「そんなはずはない」の一点張り。警察はまったく取り合わない。彼女は何度も口にする。「警察に立て付くつもりはない。ただ息子を返してほしいだけ。」激する事無く冷静に言う。・・・これは彼女が日常、苦情を受け付ける業務をしているからだと思いました。

私も仕事で、よく苦情を聞かされる事がある。その時に、相手がどんなに正しい事を主張していても、感情のままにどなりちらす人だと「確かに言っている事は正しいけど、あの怒りようは、ちょっと異常・・・。危ない人かも?」的なものを感じてしまう事がある。しかし、冷静に話されると「確かにその通り。この人は冷静に物事を判断出来る人だ。この人が納得出来ないというのだから、何か重大な不手際があったに違いない・・・。」と思う。

アンジーは、そこのところを日々の仕事の経験から充分にわかっていて、激高しない。もちろん、子どもがいなくなった母親だから、涙を流して声を震わせたりはするけれど。

そんな抑え目の演技のアンジーが、激しく叫ぶところが2箇所(だったと思う・・・)ある。大声で同じ事を何度もさけび、最後は声がかすれている・・・。身震いするほど上手でした。感情を抑えきれず、思わず叫んでしまう!素晴らしかったです。

・・・・で、この映画、このストーリー。

留守中に一人の子どもがいなくなった。・・・ただそれだけではなかったんですよ。ほんとにびっくりです。とても大きな事件の端っこの一つだったのです。しかも実際にあった事件だそうです。驚きです。まさか、そんな事になっていようとはっ!私、帰って来てから、詳しくWikipediaで調べちゃいました。実際の事件だから、詳しく載っていました。映画でよくわからなかったところが、よーくわかりました。

ぜひ、ご覧いただきたいです。でも、楽しくもなんともないです。いやな後味です。でもでも、ものすごく完成された映画だと思いました。

アンジーのお洋服が、どれもとてもかわいい♪その時代のエレガントな雰囲気があふれていました。

ファーの衿のコートにどんぐりのブローチをつけているのがとてもかわいい♪そのコート、きっと高かったと思います。そのコート一枚だけ見ても、彼女が「いいお給料をもらっている」事がわかります。そして、何年か経った後も、同じコートを着ているので「高いものを買って、大切に長く使っている」というアンジーの堅実な性格をきちんと表していると思いました。

ラスト近くの、多少明るいシーンで「今日はアカデミー賞発表の日。みんなは『クレオパトラ』だというけど、私は『或る夜の出来事』だと思う。」という台詞がありました。調べてみたら、これは第7回アカデミー賞。1934年の事。

奇しくも、この映画を観に行った日はアカデミー賞発表の日でした。惜しくもアンジーは主演女優賞を逃したけど、でもでも、この映画の彼女は、ものすごく素晴らしい演技でした。

blank_space
2009年02月26日

【シネマ・こむぎスタイル】第43回 マンマ・ミーア!


投稿者 湯河原こむぎ

マンマ・ミーア!-ザ・ムーヴィー・サウンドトラック
全編、ABBAの音楽で彩られたこの映画。

らむねさんからは「家族で観に行って大感激!ぜひ娘さんと!」と薦められました。別の友達からは「あんなメリル姉さん、観たくなかった・・・。なぜ、あそこまで踊るのか・・・・意味がわからない。」とがっかりメール。

Yahooのユーザー映画レビューは、「良い」「悪い」が、真っ二つに別れている印象でした。

私は、メリル・ストリープは大好き。ABBAも好き。でも、ミュージカルは、かなり苦手・・・。さて、どうなることやら・・・と、ちょっとビクつきながら観に行きました。

エーゲ海に浮かぶギリシャの小島で、シングルマザーの母ドナ(メリル・ストリープ)に育てられたソフィ(アマンダ・セイフライド)。彼女のひそかな願いは、まだ見ぬ父親とバージンロードを歩くこと。結婚式を控え、父親探しをすることに決めたソフィは、内緒でドナの日記を読み、父親の可能性のある昔の恋人3人に招待状を出す。(シネマトゥデイ)

さてさて、結果から先に言います。

すっごく楽しかったです!

メリル姉さん、よくぞ、このオファーを受けてくれたもんだ!と感謝したいほどでした。日本で言ったら吉永小百合さんが歌って踊ってくれた!・・・ってそのぐらいに匹敵する出来事ですよね?・・・って違うかっ!?

あまりのはじけっぷりにびっくりしました!ベッドで飛び跳ねるシーン!あんなに開脚して高く飛び跳ねられるなんて「コルテオ」的〜!?すごい! 結婚式の始まる前に夕日の中で歌い踊るシーンも驚きでした。だって、あんなに完成された、オスカー女優ですよ。それが歌って踊れるなんて!歌もなかなか上手なんですよね。すごいよ、メリル姉さん。

キャストの年齢を見ると、メリル姉さんとその2人の女友達、それからパパ候補3人のうち2人は、あきらかに「アラ還(Around 還暦)」。で、娘は20歳。・・・40歳の時にどの人の子かわからない、父親候補が同時期に3人!・・・って遊ぶの遅すぎやしませんか・・・的な・・・という根本的に「ありえなくね?」な事は、忘れて、楽しんでください。

スクリーンの中のみんながあまりにも楽しそうで、そういう細かい事とか、歌があまり上手じゃない事も気にならない!一緒に踊りたかったです!

・・・ただ、それが耐えられない人っていうのも世の中には実際にたくさんいるようです。

私が観ていた時も、最後に、みんなが「ABBA」みたいなスパンコールきらきらのド派手な衣装で出て来て「ダンシング・クイーン」を歌い、そのあと、もう一曲「ウォータルー」を歌い始めたら「もう、勘弁してくれっ!」的な感じで、若いカップルが席を立って出て行きました。

この映画を楽しめるかどうかは「おばさんが歌い・踊り狂う」のを耐えられるかどうか・・・なのかも知れません・・・。



恋におちて [DVD]
「マンマ・ミーア!」を観ている時に、メリル・ストリープって「恋におちて」に出てたよなあ〜。人を見つめるときに、まるで音楽を聴くような、慈しむような目で見るんだよね〜。なんて思い出してました。映画を観終わった後、一緒に行った友達が最初に口にした言葉が「メリル・ストリープってさあ、『恋におちて』に出てたよねえ。」・・・。考える事は同じ。

ものすごく見たくなって、家に帰ってからDVDを探し出して見ちゃいました。とがった鼻筋と透き通るような白い肌がとても美しいメリル姉さんでした。大好きです。この映画。
マディソン郡の橋 特別版 [DVD]
それと、思い出すのはやはり、これ。「マディソン郡の橋」ですね。これは一時期社会現象にもなりましたよね。家にビデオがあるので、これも見直したいと思います。

ただ、これはラストでクリント・イーストウッドが雨の中に佇むシーンで、髪の毛が額にはりついて、とってもハゲっぽく見えてしまったのが、がっかりだった事をおぼえています・・・。ま、熟年のお話だから仕方ないかな。
プラダを着た悪魔 (特別編) [DVD]
最近では、「プラダを着た悪魔」のミランダ役ですね。私、この映画、大好きです!


blank_space
2009年02月16日

【シネマ・こむぎスタイル】第42回 余命


投稿者 湯河原こむぎ

f100blog0140.jpg
年末に映画館に行った時、この映画の前売り券が「年内特別価格1000円」となっていました。内容を見ると、「不妊の末、妊娠。と同時に乳がんである事がわかり・・・」というストーリーだったので「見なくては!」と思い、前売り券を購入しました。「不妊」(自分が不妊経験者)と「乳がん」(祖母・母が乳がん経験者)という私にとってのテーマが二つも入った映画だったから。

結婚10年目にして、赤ちゃんを授かった38歳の滴(松雪泰子)。夫の良介(椎名桔平)と喜び合っていたのもつかの間、乳がんが再発してしまう。自分の体と病の進行を十分に知り尽くす外科医の滴は、治療を進めるには出産をあきらめなくてはならないことを悟り……。(シネマトゥデイ)

松雪さん演ずる滴(しずく)は、外科医。ハーレーで病院に通い、バリバリに仕事をしています。椎名桔平さん演ずる夫の良介は、以前医者だった(医者を目指していた?大学の医学部で知り合った・・・らしい)が、今はフリーのカメラマンで収入は安定していない。


滴は、研修医時代に乳がんになり右胸を全摘している。片胸を失って悲しみにくれている滴に「結婚しよう」と良介がプロポーズ。


その後、10年子どもが出来なかった二人ですが、待望の妊娠がわかります。妊娠がわかったあと、ほどなくして、滴は右胸に違和感をおぼえます。


「乳がん」というと「しこり」・・・と私達は思っていますよね。映画の中で、滴が再発に気づいたのは、鏡に映ったキスマークのようなあざを見つけるシーンでした。そして、胸を触ってみると固くなっている・・・もしや・・・と思い、夜自分の勤務する病院の、誰もいない暗い診察室で、エコーを使って自分で胸を調べました。これは絶対に再発。愕然とする滴。そのあと、お腹も調べて、胎児が無事なのを確認しました。



炎症性乳がん」というものがあるのを、みなさんご存知でしたか?胸の表面に赤い炎症が広がり、胸が腫れて痛いようです。表面に広がるので、なかなか取りきれなかったりするそうです。初めて知りました。乳腺炎とよく間違われるそうです。恐いですね。気をつけましょう。


そして、滴は自問自答を繰り返す。


「炎症性乳がんの再発は完治する事はない。」このまま誰にも言わないで妊娠を継続し出産するか、子どもをあきらめ治療するか。


胸が詰まるような選択です。私だったらどうするか、映画と一緒にものすごく考えました。みなさんだったらどうしますか?


せっかく出来た子どもは、絶対にあきらめたくないですよね。ましてや不妊の末やっと授かった子。


滴の気持ちがわかりすぎるほどわかりました。子どもをあきらめる事なんて出来ません。滴は、夫に言えば、きっと「今回、子どもはあきらめて治療をしよう」と言うだろうから・・・と、夫にも誰にも再発を告げずに出産する事に決めてしまいます。


映画を観ている間中、「なんで!」と思うところがいっぱいありました。相談すればいいのに。もっと話し合えばいいのに。って。滴はいろんな事を勝手に一人で決めすぎる!と思いました。確かに収入の少ない、フリーのカメラマンという夫は、ちょっと「あまちゃん」風に描かれていました。でも、夫婦である以上は、もっともっといろんな事を二人で共有してほしい!と思いました。


滴が考えて、選んで、した事。これを夫とよく話し合って、二人で納得の上で行えば、同じ道・同じ結末だったとしても、もっともっと気持ちが違ったのでは?と、何度も何度も思いました。観ている間中、つらかったです。


このサイトを見てくださっている方は、ほとんどがお子さんをお持ちのお母さんだと思います。この映画を観ると、子どもを持てることの幸せを心の底から感じます。結婚して、妊娠して、出産して。何の障害もなく、その一連の作業をやり遂げて、子どもを抱いても、ものすごくうれしいですよね!私は、不妊期間があったので、途中、山あり谷ありの長い苦悩がありました。無事に産めた時、心底安堵しましたし、本当にうれしかったです。自分の歩いて来た道のりは、けっこう困難だったような気がしていましたが、そうでもなかったのかも?と思いました。もしかしたら、自分の子をこの手に抱ける事は「奇跡」に近い事なのかも・・・と、この映画を観て感じました。


この映画は決して楽しい映画ではありません。「ぜひ、観てね!」と笑顔で薦められる映画でもありません。でも、女性だったら誰でも滴になって、考え込んでしまうと思います。考える問題がいくつも提示される映画でした。DVDになってからでも、ぜひぜひ皆さんに観ていただきたいと思いました。

ラストには救いがありました。光が見えた気がしました。



松雪さんって本当に素敵な女優さんです。彼女の低い声が大好き。

この映画の中で、ハーレーに乗っているシーンが何度も出て来ます。ハーレーで走って来て、左足でサイドスタンドをガッと出して降りるところがちょーかっこよかったです!

・・・何を隠そう、私、中型二輪の免許を取りに行った時、一本橋・スラローム・急制動等・・・走る事に関しては上手に出来たのですが、停まっているバイクの扱いにとっても苦労しました。大きくて重いバイク、走っている時は軽やかですが、停まったとたんに、重い鉄の塊になります。センタースタンドはもちろん、サイドスタンドを立てるのもとっても苦手でした。

松雪さん、すごく上手!と思ったら、実際に大型二輪免許を持っていて、1450CCのハーレーに乗っているのだそうです。どうりで!惚れますわ〜。

そんなところも含め、ご覧になってください。

blank_space
2009年02月08日

【シネマ・こむぎスタイル】第41回 ヘブンズ・ドア


投稿者 湯河原こむぎ

f100blog0114.jpg
私の愛する長瀬智也さんの主演映画「ヘブンズ・ドア」がいよいよ公開となりました。2007年12月にドラマ「歌姫」が終わった直後に「映画主演!」が発表され、それから一年。本当にこの日を楽しみにして来た私でありました。
f100blog0124.jpg
11月には、特典つき前売り券を求めてはるばる川崎まで行き手に入れておりました。公開初日には、地元のシネコンで観る予定でした。

二月に入ってから、ヤフオクをのぞいてみますと「初日舞台挨拶チケット」がたくさん出ているではありませんか!中には定価2000円のチケットを「即決価格10000円」とか「希望落札価格13500円」というべらぼうな価格で出している人もいましたが、大体は2000円から、中には100円からというのもありました。

私は、2400円で新宿のチケットをGETし、行って来ました!初日にっ!

今回は(も?)私情たっぷり、長くなる事をお許しください・・・_(_^_)_

この映画、予告編が日々、テレビで流れていますので、観るつもりが全然ない方も、何度か目にしているのではないでしょうか?

まずは・・・

★あらすじ★

突然余命わずかだと宣告された、28歳の勝人(長瀬智也)は、やはり長くは生きられないという14歳の病弱な少女春海(福田麻由子)と出会う。幼いころから病院暮らしで海を見たことがない春海のために、勝人は「天国じゃさ、みんな海の話をするんだ」と語り、二人で海を目指すことにする。(シネマトゥデイより)

★みどころ★
長瀬LOVEな私にとっては、全編がみどころ!

・・・それはさておき、この映画は、日本でも10年前に公開されたドイツ映画「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」が原作です。ドイツ映画では、やはり余命わずかの男2人が海を目指す・・・というロードムービーで、ドイツで大ヒットしたそうです。日本でもこの映画のファンはとても多いらしく、レビューサイトを見ると、日本でのリメイクに大反対!大激怒!という人も多いようです。

今回、長瀬の「ヘブンズ・ドア」公開にあたり、私は、この原作を封印しました。長瀬の「ヘブンズ・ドア」を観るまで、ドイツ映画の方は観まいと思いました。先入観を防ぐためです。

リメイクに反対している人達は「男と男の友情がよかったのに、なんで男女にするんだ!」という理由がダントツのようでした。

私も、ちょっと心配ではありましたが、脚本が、私が長瀬にはまるきっかけとなったドラマ「マイ★ボス、マイ★ヒーロー」の大森美香さんであったので、「きっと大丈夫」と信じる事にしました。・・・って、あんた何様・・・?

長瀬演ずる勝人(まさと)と、福田麻由子ちゃん演ずる晴美は病院で出会う。28歳と14歳。何の関連もない二人。共通点は「余命わずか」という事だけ。この2人の気持ちがだんだん近づいて行く、その絶妙な表情と演技が素晴らしかったです。

病室でタバコを吸っていた勝人の手からタバコを叩き落とす晴美に、なんだ、このガキ!と怒っていた勝人。その後、彼女も余命わずかで7歳からずっと病院で生活し、一度も海を見た事がないという彼女に海を見せてあげようと連れ出す。

盗んだオープンカーを運転しながら、うれしそうな晴美の表情を見て、ちょっと笑う勝人。セリフはないんだけど「こんな事で、こんなに喜ぶなんて。ガキだな、まったく・・・」という包み込むような気持ちを感じました。

二人で旅するうちに、同士でもあり、ケンカもして、協力もして・・・。

28歳と14歳。この設定は本当に素晴らしいと思いました。28歳と18歳だと、恋に落ちてしまう危険性がある。このストーリーにおいて、絶対に2人に恋愛感情が生まれてはいけないんです。28歳と14歳、絶妙です。14歳の女の子は、子どもであるけれども、一歩大人の世界に足を踏み入れつつあり、ちょっと突っ張った気持ちもあり。

28歳と14歳が、いつでも28>14なわけではない。28=14だったり28≧14だったり28≦14だったり。

私は、ラスト近くの28<14になるシーンがたまらなかったです!ある場所に行きたいのに、まるで透明な壁があるように、そこから一歩も動けなくなる長瀬。そして、「これぞ、長瀬!」という泣きべそ顔で振り返る渾身のシーン。そして、麻由ちゃんが14歳とは思えないあたたかい愛で包みこむシーン。長瀬って「せつなさ・悲しさ」の演技をさせたら日本一です。あの大きな体で、せつなそうな表情をすると、いっぺんに「雨の日に捨てられた子犬みたい」に頼りなくなる。これは、ぜひ、みなさん、ご覧になって感じてください。

それと・・・

マイケル・アリアス監督の、「美しい構図」がいたるところに配され、ストーリーとは関係ない「映像としての美しさ」に感動しました。

最初のシーンは「栗まんじゅう」!これもびっくりしましたが

修理工で、毎日をダラダラと過ごしていた勝人のシーンも、グレイッシュな工場の棚なども、なんだか色の加工?表現が特殊で、とっても長瀬ちっく(←バイクや車が好き)に出来上がっていました。

バイトをクビになり、無気力に歩く勝人。長瀬の前をカメラが横切りながら(うまく言えませんが、ぐるっとパンしながら?)撮っている、「アングル」と「速度」の不思議な雰囲気。どうやって撮ってるの?と考えてしまうような、新鮮な映像がそこかしこにありました。

海と空の分量。陸地と空の分量。どれもが絶妙でした。

私は、自分がもっと号泣してしまうかと思ったのですが、そうではなく、「死」をテーマにしているのに淡々と進んで行くストーリーでした。でも、あとからあとからじわじわと心に沸き上がって来る思いがありました。

ラストは海のシーン。普通、ラストシーンの事はネタバレになるので書かないものですが、予告編でもこのシーンが流れていますので、あえて書きます。

ボブ・ディランの名曲「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」をアンジェラ・アキさんがカバーした曲が流れます。この曲は、長瀬自身も自らのアレンジでカバーしています。私は、アンジェラも大好きなのですが、長瀬が歌っているなら、自分の曲の方がいいのでは?と映画を観るまでは思っていました。でも、このラストシーンには、アンジェラの澄んだ美しい声がぴったり合っていました。本当に素敵なシーンでした。
***************************
さて、上映後、マイケル・アリアス監督、長瀬智也さん、福田麻由子さんによる舞台挨拶がありました。

今、スクリーンで動いていた、勝人と晴美が目の前に現れたのは不思議な感覚でした。前から8番目だったので、ライブで観るのとは違って、とても近くてうれしかったです!

「長瀬って、本当に存在してるんだー。」って。はあと。

むずかしかったシーンは?と聞かれた麻由ちゃんが、私がたまらなかった28<14のシーンの事を語りました。「監督から『おかあさんのように』と言われました。」と。なるほどねえ。監督、あなたは素晴らしい!そして麻由ちゃんも。
***************************
★くらげの水槽、キャンドル、遊園地の三角屋根、メキシコ料理屋さんの車・・・素敵なものがたくさん登場します。

★脇を固める俳優さんたちもとてもよかったです。私は、大倉孝二さんが大好きなのですが、彼とコンビで出て来る田中泯さんがとっても素敵で「ほれてまうやろ〜っっ!」状態でした。三浦友和さんも、とってもいい役でした。



ヘブンズ・ドア OFFICIAL BOOK (ぴあMOOK)
「ヘブンズ・ドア」オフィシャル・ブック。ただいまAmazonに注文中。早く届かないかな〜!

2/10追記・・・この本、すっごくいいです!この本の中の大森美香さんの記事。2005年に「長瀬君で『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』をやらないか」という話があったそう。まだ監督も全然決まっていない時から。で、相手役は、とても年上のビートたけしさんとか、年上の女性、小泉今日子さんとか、いろんな案があったそうです。ほんと、楽しい本でした。
ガチャピン・ムックの映画『ヘブンズ・ドア』ナビゲートDVD
ガチャピンとムックが「ヘブンズ・ドア」をナビゲート。「ガチャピンの死ぬまでにしたい事ベスト10!」・・・その情報いらなくないっすか・・・。ねえ、ガチャピン・・・。
ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア (デジタルニューマスター版スペシャル・エディション) [DVD]
原作のドイツ映画。長瀬の映画を観てから、この映画を観ました。「原作とまったく違う!」と怒っている方達も多いようですが、私は、とても忠実にリメイクされていると感じました。主人公の設定はまったく違いますけど。ドイツ映画の方が、かなりコミカルかも。日本版は、繊細に作られていると思いました。

原作のプロデューサーであるトム・ツィックラー氏と長瀬が対談した時に、トム氏が長瀬に「君は、原作のティル(右側の人)にとてもよく似ている」と言っていました。この映画を観てみたら、トム氏の言った事がとてもよくわかりました。
ヘブンズ・ドア (角川文庫)
「ヘブンズ・ドア」の本が文庫本で出ているらしい。読んでみようかな。
メゾン・ド・ヒミコ [DVD]
田中泯さんは、「メゾン・ド・ヒミコ」でヒミコの役をしていた人です。
鉄コン筋クリート (通常版) [DVD]
マイケル・アリアス監督のアニメ作品。彼の世界観をもっと観てみたいと思いました。



5/1追記
ヘブンズ・ドア プレミアムBOX (初回限定生産) [DVD]

とーっても楽しみに待っていた「ヘブンズ・ドア」のDVDが7/15に発売されるそうです! うれスィ〜!

blank_space
2008年12月25日

【シネマ・こむぎスタイル】番外編 2008年・一番だった映画は?


投稿者 湯河原こむぎ

今年も残すところあとわずか。毎年、年末恒例(自分の中での総まとめ)の「今年一番だった映画は」を今年もまとめてみました。

先日「日本アカデミー賞」が発表されました。
日本アカデミー賞の結果はこちら
今年は、日本映画が本当におもしろかったです。去年・おととしと、私が観た映画の「邦画・洋画」の割合はちょうど半々でした。でも今年は、37本中、邦画21:洋画16でした。

もともと私は「ハリウッド超大作」みたいなものよりも、わりと身近な題材のものが好きなので邦画傾向な人間なのかもしれません。でも、やはり、日本映画の質が高かったと思います。年々、素晴らしい日本映画が増えていますよね。映画歴の浅い私ですが、ひしひしと感じます。

私、思うんですけどね、映画って、その年の後半に公開した方が得じゃないですか?前半に公開だと、年末頃には、なんとなく記憶が薄れちゃうと思いませんか?賞の事も考えると、絶対に秋以降公開がいいよねえ。私も今回の順位を選ぶ時、やはり後半公開のものの方が、より記憶に残ったもの。

さて、私が選んだ今年の三本は・・・?

第一位・「パコと魔法の絵本」

この映画にはびっくりしました。今までにない映画だと思いました。私は、この監督の映画を観たことがなかったので、その映像の鮮やかさは驚きでした。ポスターなどのビジュアルから想像するものと全く違っていました・・・というか、見た目は派手派手で、おちゃらけ映画かなって思う・・・そして、その通りの展開ではあるのですが、泣けて泣けてたまらない・・・という不思議な映画です。

この映画を観たあと、周りの人にすすめまくっているのですが「えー、あの派手なやつでしょー。んー、どうかな~」と、けっこうみんな観てくれません・・・(/_;)

レビューはこちら

第二位・「容疑者Xの献身」

堤真一さんの迫真の演技に度肝を抜かれたこの作品。二度観てしまいました。最初観た時には、堤さんの演技にばかり目が行き、福山さんがかすんでいました。でも、二回目に観た時には、友達である石神が犯人である事に早くから気づき、心を痛め苦悩する・・・という福山さんの演技も上手だなと思いました。

でもとにかく、この作品の堤さんはすごすぎます。提さん本人のビジュアルとはまったく違った醜男の役。淡々とした演技の中に感じる純粋さ・不気味さ・不器用さ。そしてラストで一気に爆発する感情・・・。この映画を観た時に、「のちに映画賞を受ける時に『助演男優賞』になっちゃったらもったいないなあ。(っていうか悔しい~!・・・私が・・・)」と思いました。先日の日本アカデミー賞で、堤さんは、この作品では「優秀助演男優賞」を受賞、そして「クライマーズ・ハイ」で「優秀主演男優賞」を受賞されました。今年は堤さんの年だった!と言ってもいいかもしれませんね。

レビューはこちら

第三位・「最高の人生の見つけ方」

余命六か月と宣告された二人のじじいが、死を迎えるまでに「やりたいこと」を一つずつかなえて行くというお話。「死」を宣告された二人の話なのに、じめじめしたところがなく、明るい気持ちになれる映画でした。まだ若く、「死」というものを身近に感じた事がない人にも観てほしい映画です。元気なうちにやりたい事をやっておこう!

レビューはこちら



私がこの1年に映画館で観た映画と自己ちゅー評価点
★10個が満点。あくまでも「わたし的に」採点。
(レンタル・DVD・テレビなどで見たものは含まれていません。)
レビューを書いたものはリンクしてあります。★が少ない映画のレビューもよかったら読んでいただきたいです。
一月

アース公式ページ★★★★★★★7

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」<公式ページ>★★★★★★★7

陰日向に咲く」<公式ページ>★★★★★★★7

二月

テラビシアにかける橋」<公式ページ>★★★★★★★★★★10

チーム・バチスタの栄光」<公式ページ>★★★★★★★★8

いつか眠りにつく前に」<公式ページ>★★★★★★★7

三月

魔法にかけられて」<公式ページ>★★★★★★★★8

四月

ぼくたちと駐在さんの700日戦争」(二回観た)<公式ページ>★★★★★★★★★★10

五月

最高の人生の見つけ方」<公式ページ>★★★★★★★★★★10

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」<情報ページ>★★★★★5

ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」<公式ページ>★★★★★★★★8

アフタースクール」(二回観た)<公式ページ>★★★★★★6

六月

幸せになるための27のドレス」<公式ページ>★★★★★★★7

ザ・マジックアワー」<公式ページ>★★★★★★★★★9

西の魔女が死んだ」(二回観た)<公式ページ>★★★★★★★★8

クライマーズ・ハイ」<公式ページ>★★★★★★★7

七月

花より男子ファイナル」<公式ページ>★★★★★★★★8

八月

カンフー・パンダ」<公式ページ>★★★★★★★7

「ベガスの恋に勝つルール」<公式ページ>★★★★★★★★8

百万円と苦虫女」<公式ページ>★★★★★★★7

九月

落語娘」<公式ページ>★★2

幸せの1ページ」<公式ページ>★★★★★★★★8

パコと魔法の絵本」<公式ページ>★★★★★★★★★★10

おくりびと」<公式ページ>★★★★★★★★★9

十月

容疑者Xの献身」<公式ページ>★★★★★★★★★9

「イキガミ」<公式ページ>★★★★★★6

最後の初恋」<公式ページ>★★★★★★★7

P.S. アイラヴユー」<公式ページ>★★★★★★6

十一月

ハンサム★スーツ」<公式ページ>★★★★★★★★8

ハッピーフライト」<公式ページ>★★★★★★★★8

十二月

私は貝になりたい」<公式ページ>★★★★★★★7

WALL・E」<公式ページ>★★★★★★★★8

レッドクリフ」<公式ページ>★★★★★★★★8

容疑者Xの献身」<公式ページ>★★★★★★★★★★10



あのね、私の大好きな長瀬が、来年映画に出ます。2/7公開の「ヘブンズ・ドア」。2月公開だから、来年の年末には記憶が薄れちゃうかもなあ。

「ヘブンズ・ドア」公式ページはこちら。・・・「鷹の爪団」による映画紹介のコラボMovieがとてもおもしろいのでぜひ見てみてくださいね。

来年もいっぱい映画を観て、よかったものはここでおすすめしたいと思います。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

blank_space
2008年12月12日

【シネマ・こむぎスタイル】第40回  レッドクリフ Part1


投稿者 湯河原こむぎ

レッドクリフ Part1 オリジナル・サウンドトラック
【シネマ・こむぎスタイル】も40回を迎えました。記念すべき第40回に何の作品を書こうかな潤オといろいろと迷っていました。「ハンサム・スーツ」「ハッピー・フライト」「私は貝になりたい」「WALL・E」・・等、候補はあったのですが、あと一歩・・・な感じで、なかなか書けませんでした。

でもでも見つけましたよ!40回にふさわしい映画。「レッドクリフ Part1」です。

この映画は以前から、かなり話題になっていましたが「三国志」の映画で、私は「三国志」にまったく興味がないので、ぜんぜん観る気はありませんでした。

しかし、「『レッドクリフ』おもしろかったからぜひ観て!」と数人から薦められ、テレビでは芸能人の方々が「すっごくおもしろい!」と言い、「すごくよかったよ!」とメールは来るし、周りからの「レッドクリフ観て攻撃」が。

その「観て観て」攻撃をする人に聞いてみました。

こむぎ「あのね、私、『三国志』にまったく興味ないんだけど。そんな人でもおもしろいかな?」
観て観て星人1号「大丈夫!スクリーンを観ていればわかるから。」
・・・???・・・
観て観て星人2号「私も『三国志』なんて全然詳しくなかったんだけど、ちゃんと説明がついてるので大丈夫。すごくおもしろかったわよ!」
・・・説明?・・・

そんなこんなで、よくわからないまま「みんながそんなに言うなら・・・」と「だまされたと思って」観に行ってみました。あ、なるほどね潤オ。そういう事だったのか潤オ!・・・と、観て観て星人達の言う事がよくわかりました。

私の『三国志』理解レベルは1程度(レベル10が最高として)。

問題・・・『三国志』の三国とは? 
答え・・・「魏」・「呉」・「蜀」・・・・それくらいしか知りません。

「レッドクリフ」とは、「三国志」の中でも有名な「赤壁の戦い」の事・・・と言うのはネットでも見かけていたので知っていましたが、それすら「あかかべ」と読むのかと思っていたほどの「三国志」オンチの私。(正しくは「せきへき」なんだって。)そんな『三国志』ビギナーの私でもわかるような作りになっていました。

具体的に言うと、本編が始まる前に当時の中国の様子が、わかりやすく図とナレーションで説明されます。ふうん、なるほどね。

★あらすじ★
「曹操」「劉備」「孫権」という三人の君主がいて、それぞれ天下統一を狙っている。「曹操」は80万という圧倒的な軍勢を率いて天下統一を進めようとしている。「劉備」と「孫権」にはそれぞれ3万ずつの兵士しかいない。しかし、この二つが連合軍として、圧倒的勢力の「曹操」に立ち向かう・・・という感じのストーリー。

本編が始まると、主な人物に説明書きが出ます。例えば「麻生太郎(日本の総理大臣)」みたいに。これが大変ありがたい。私は「三国志」を知らない上に、ほとんどが中国や台湾の俳優で、最初は顔の区別がつかない・・・。わかるのは金城武(大好き!)とトニー・レオン(大好き!)と中村獅童だけ。

最初の図解入り説明と、この人物覚書?のおかげで、こんな私でもストーリーを理解する事が出来ました。

80万の兵士 対 3万+3万=6万の兵士
80万の方が有利だし、強いに決まっています。
でもでも、「数」ではなく「策」が重要なのだ!という事をわからせてくれる映画でした。

見どころはなんといってもそこ(「数」ではなく「策」)です。

戦闘シーンの迫力はものすごいです。今から1800年前のお話ですから、馬に乗って、槍と弓矢と刀程度の武器での闘いです。下々の兵士は、いわゆる「歩兵」で盾と槍を持っている。槍しか持っていない人もたくさんいます。銃や爆弾があるわけではないのに、大迫力!馬で戦うってすごいですよね。自在に馬を駆る男の人ってかっこいい!もう目がハートになりました。

登場人物がとても多いのですが、観ているうちにそれぞれの特徴・人柄などがわかって来ます。武将はとにかくかっこいいし、アクションがすばらしい。ひとりひとりについてこまごまと書きたいのですがキリがないのでやめておきます。

私にこの映画をしきりに薦めた「観て観て星人」達が、「とにかく観て」と言った気持ちと意味がよくわかりました。口では説明し切れない。観てほしい。大きなスクリーンで。それに尽きますね。

練りに練られた連合軍の「策」が、本当にもうすごいんです。絶対に勝つぜ!と思っている大軍を、少ない兵士の連合軍が頭を使って封じ込めて行く・・・本当に痛快!ひとつひとつの動きが重要な意味を持つ。その「策」を練るのが金城武演ずる天才軍師「孔明」です。

仲間を信じて団結し、頭脳も最大限に使って持てる力を出し切れば、困難を乗り越える事が出来るのだ!という大きなメッセージがありました。



なんだかよくわからないレビューですね。せっかく40回記念に選んだ映画なのに上手に説明できません。しかし、飽きる事無く観る事が出来ます。ものすごい迫力です。それがすべてです。

そうそう、この映画を作る時に女性にも観てもらえるようにラブストーリーもからめてある・・・とテレビの特集で言っていました。Part1には、美しい女性が3人出て来ました。どの人も大きな意味を持つ女性です。そのあたりもお見逃しなく!

「最後にPart2の予告編があります。最後までご覧ください。」という注意書きが出てエンドロールが流れます。ものすごく集中して観ていた私は、一気に疲れが出て、エンドロールの数分間、よだれをたらして気を失っていました・・・ヾ(*゜▽゜*)ノ。でも、ちゃんと予告編の前には目覚めて観る事が出来ました。Part2は水上戦です。早く観たいです。

あ、噂によると、「三国志」大好きなマニアの方々からはすこぶる評判が悪いらしいです・・・(∨∨)



レッドクリフ 公式ビジュアルBOOK レッドクリフパーフェクトガイド 完全解剖!三国志~赤壁の戦い~ (TOKYO NEWS MOOK)
関連書籍もいろいろと出版されているようです。


神様、もう少しだけ [DVD]
私が金城武さんを初めて知ったのが、この「神様、もう少しだけ」というドラマ。このドラマは、有名プロデューサーのコンサートのチケットを買うために一度だけ援交でsexした女子高生がHIVに感染してしまうという衝撃的なドラマ。有名プロデューサーが金城武、女子高生が深田恭子でした。この時の金城武の低くて渋い素敵な声。あまり笑わないクールな雰囲気に「うきゃー、誰なの潤オ?この人潤オ!」とノックアウトされました。ショッキングな内容のドラマでしたが、ものすごく大好きで、毎週釘付けで見ていました。このドラマはドラマ史に残る名作だと思います。

金城さんは、日本語がとても上手ですが、なんていうのかな、しゃべる時、低い声でわりとゆっくりめに話すイメージがありませんか?確かめながらゆっくり話すような。なので、レッドクリフで早口で中国語を話している金城さんの声がいつもとまったく違うように聞こえて、一瞬「吹替え?」と思ってしまいました。



インファナル・アフェア [DVD]
この映画のトニー・レオンが大好きです。すごく切なかったです。「インファナル・アフェア」、これ名作ですよね。


blank_space
2008年10月17日

【シネマ・こむぎスタイル】第39回 容疑者Xの献身


投稿者 湯河原こむぎ

「容疑者Xの献身」オリジナル・サウンドトラック
この映画の原作は2006年1月に直木賞を受賞しました。その時にらむねさんが書かれた記事を読んで「私も読んでみよう!」と思いました。推理小説でドキドキする事はあっても涙を流す・・・って言うのはあまりないと思うんですが、とても切ないお話でした。

このお話をフジテレビが映画化する・・・と知った時、それってどうなのー?とちょっと不安でした。

容疑者Xの献身
私は民放の中ではフジテレビが一番好きです。「娯楽性」がある番組が多いですよね。見ていると楽しい。
「製作・ 亀山千広 企画・ 大多亮 脚本 ・ 福田靖」と聞いたらヒット間違いなしって感じするじゃないですか。

亀山千広さんは、私が大好きな「眠れる森」や「踊る大捜査線」シリーズ、「ロング・バケーション」「SP」「有頂天ホテル」「UDON」「それでも僕はやってない」などを手がけた方。

大多亮さんは、いわゆるトレンディードラマと呼ばれるドラマを幾つもヒットさせた方。この方が「東京湾景」というドラマを作った時に語っていた事は、今でも、ものすごく記憶に残っています。(韓国ドラマを思いっきり茶化しておきながら、寸分違わぬものを作っている。ヒットのためにはどんな流れも逃さない・・・という姿勢)

それから福田靖さんは、キムタクの「HERO」「CHANGE」、トヨエツの「犯人に告ぐ」、テレビの「ガリレオ」などの脚本を書かれた方。この方、先日のan-anの「好きな男」特集の時に、キムタクに次いで2位に選ばれた福山雅治さんについて、ものすごく熱く語る記事を書かれていました。福山雅治に惚れた・・・みたいな。(ちなみに2010年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の脚本もこの方が書かれます。)



なぜ、こんな事を書くかというと、わたし的に、ものすごく「フジテレビ」的なヒットメーカーの人が揃っているのに、「フジテレビ」臭がまったくない!と感じたからです。

たとえばテレビ版の「ガリレオ」は、派手な実験シーン、あのかっこいい曲、福山雅治さんが数式をがーっと書きまくるシーンなど、目をひく演出がたくさんありましたよね。それに加えて、毎週豪華なゲスト出演者が登場。唐沢寿明、深田恭子、堀北真希等。特に香取慎吾ちゃんの時は、全裸シャワーシーンがあり、視聴率のためかよ・・と、ちょっとさめてしまうところもありました。

とても深くて素晴らしいこの「容疑者Xの献身」というお話を「エンタメ」ちっくな演出で台無しにしてほしくない・・・と思っていたので、ちょっとドキドキしていました。

それと・・・もうひとつ、とても心配だった事。

石神役、私は、ドランクドラゴンの塚地にやってほしいと思っていました。それは石神が「太っていて目が細くて暗い高校の数学教師」だったから。それなのに、その役が堤真一さんだと聞いた時「それはありえない潤オ!」と思いました。だって、私、堤さん、大好き!あんなにステキな人なのに。どう考えても石神じゃないだろ潤オっ!って。

ところがところがっ、映画はかなり原作に沿って作られていたし、堤さんの石神は、ものすごく石神でした。

試写会の舞台挨拶で堤さんは以下のように述べています。

原作を読まれた方は「お前ちゃうやろ!」って気持ちがあると思うんですけど、「ちゃうやろ!」と思う人は、もうしょうがないんで、僕なりにやってみましたんで楽しんでやってください。


私も「ちゃうやろ!」と思いました。でも、それは間違いでした。堤さんの演技はすばらしく、あれだけかっこいい人なのに、かっこ悪い男の役を完璧に演じていました。福山さん(180cm)と堤さん(178cm)の身長差は、たった2cmしかないのにスクリーンでは10cmくらい差があるように見えました。スタイリッシュな湯川(福山)とダサダサの石神(堤)の対比は見事でした。

映画を観終わって考えました。

ドランクドラゴンの塚地は確かに演技は上手ですが、石神の気持ちの深い深いところまでは表現しきれなかっただろうな・・・と思いました。この映画の主役は堤さんです。それと「苦労した美人」の役がとってもはまっていた松雪さん。この2人は本当によかったです。

いつものレビューと違って「あらすじ」も書いていませんが、これは、いろんな事を知らずにストーリーに没頭していただきたい映画です。「献身」の意味を知った時に涙がこぼれ落ちるでしょう。私の友達は「あのシーンの堤さんの演技がすごすぎて鳥肌が立ちました。」と言っていました。

「みどころ」は、(@_@)/ズバリッ!「堤真一」です。

テレビの「ガリレオ」ファンの方にとっては物足りないかもしれません。実験シーンはない、数式を書かない、あの曲は流れない(・・・最後にとってつけたようにちょっとだけ流れます。あれはいらないかもね。)。福山さんの活躍は・・・ない。・・・でもかっこいい。このお話、テレビの2時間スペシャルではなくて、「映画にしてくれてありがとう!」と感謝したい気持ちです。

ステキな映画です。ぜひぜひご覧になってくださいませ。ちなみに、娘はテレビの「ガリレオ」が大好きです。この映画は「献身」等、ちょっとわかりにくいかも。大人の心の深くてやわらかい部分を理解するのが、13歳にはむずかしいかも・・・と思ったので、娘が塾に行っている間に夫と二人で観に行きました。

いやあ、最近、邦画いいですよねえ潤オ。


blank_space
2008年10月09日

【シネマ・こむぎスタイル】第38回 おくりびと


投稿者 湯河原こむぎ

「おくりびと」オリジナルサウンドトラック
「おくりびと」なんと良い響き。いい映画・美しい映画でした。本木雅弘さんがとても美しかったです。この映画を観るまで、「納棺師」という仕事があったなんて知りませんでした。


★あらすじ★
大悟(本木雅弘)は、オーケストラのチェロ奏者であったが、急にその楽団が解散される事になりました。WEBデザインの仕事をしている妻(広末凉子)とともに故郷の山形に帰り、職探しをしていると「旅のお手伝い」と書かれた求人広告を見つけました。履歴書を持って面接に行くと、その場で採用される。旅行会社だと思っていたら「安らかな旅立ちのお手伝い」の誤植だった・・・という事で、遺体を棺に納める仕事であった・・・。

★みどころ★
新しい仕事の面接に履歴書を持って行った大悟。でも社長の山崎努は履歴書を見もせず「採用!」。この映画を観ると、その判断も頷けます。亡くなった人を清め、美しく死化粧を施して新たな世界へと旅立たせるお手伝いをする仕事、納棺師。やはりその「清浄」な仕事をするには美しい外見の人の方がいいに決まってる。

「三日お風呂に入っていないのに清潔に見える人」「毎日入っているのに、なんか不潔っぽく見える人」この2人だったら絶対に前者でしょう、この仕事。

本木雅弘さんがとにかく精悍で美しい!もう「もっくん」とは呼べません。映画の中でも「天職」と言われていますが、本当に合っていると思いました。優しい手つきと温かい仕草。

この映画を観た後、会社の人や友達と話していたら、実際に「納棺」を見た事がない人が多いのに驚きました。私の父は長男だったので、私は小さい頃、おじいちゃん・おばあちゃんはもちろん、ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんも同居していました。また、父母とも兄弟が多い、結婚してからは夫の親戚との付き合いもありますので、何度となく納棺に立ち会っています。私達の地域に納棺師という職業はありません。納棺は葬儀屋さんの仕事です。葬儀屋さんは、それなりに丁寧に厳かに棺に納めてくれます。

が、この映画を観て、大悟さんに納棺してほしい・・・と思いました。本当に優雅で優しい手つきなんですよ。「死」は「終わり」ではなく「旅立ち」であると感じさせてくれるような。今までで一番きれいにしてくれる大悟さんの魔法の手。

「悲しい映画」というイメージですが、笑うところもいっぱい。そして涙と感動もいっぱいです。夫婦のあり方についても考えさせられました。夫が職を失った時、きちんと支える自信がありますか?夫が「納棺師」という仕事に就いた時、すんなりと受け入れられますか?

「誰もが最後は亡くなるんだから」。・・・かなり泣いて、感動したこの映画でした。

この映画は第32回モントリオール世界映画祭(「World Competition」部門)でグランプリを受賞しました。こういう映画が、海外で評価されるのは、とてもうれしいことですね。

「おくりびと」・・公式ページ



が!
私が観に行った日は、木曜日の午前。客層は、そろそろ「おくられびと」な感じのご夫婦がとても多かったように感じました。その方々が、まるで、自分の家で観ているみたいにしゃべっていて、気が散って気が散って・・・。

そして!最後の一番泣けるシーンで、なんと友達のお腹が盛大な音を立てて
「ぐーーーーーっっっ!」と鳴りました。
半径2メートルあたりの人には聞こえたはずです。

そんなわけで、ラストは泣き笑いとなりました・・・。



でも、とてもステキな映画です。ぜひ、多くの人に観ていただきたいです。田んぼのあぜ道でチェロを弾く本木雅弘がちょーステキ潤オ!ピンタックの入った水色のシャツがほんとに似合っていました。いい男だよねえ、まったく。広末凉子もよかったです♪

私の周りでは、自分が観た後に、(自分の)母親を連れて行く・・・というパターンが流行っていますよ。

blank_space
2008年09月25日

【シネマ・こむぎスタイル】第37回 幸せの1ページ


投稿者 湯河原こむぎ

Nim's Island [Original Motion Picture Soundtrack]
この映画は「おとぎ話」です。「こんな事あるわけないじゃん」と目くじら立ててはいけません。あるわけない事が起こるのが映画です。心を開いて観てください。

私は、小さい頃から本が大好きでした。寝る前に布団にもぐってお気に入りの本を開くと、すぐに目の前にはお話の世界が広がりました。「小さい魔女」のワルプルギスの夜だったり、「三人のおまわりさん」の海だったり、「大泥棒ホッツェンプロッツ」の泥棒の家だったり。そんな「本が大好き」だった人にはたまらない映画だと思います。

秘密の島のニム
原作はウェンディー・オルー作「秘密の島のニム」

★あらすじ★
11歳のニム(アビゲイル・ブレスリン)は、パパ(ジェラルド・バトラー)と2人で火山のある無人島に暮らしています。パパは海洋生物学者です。ニムは本の世界の中で空想にふけるのが大好き。お気に入りの本は「アレックス・ローバー」シリーズ(インディ・ジョーンズみたいな冒険ものだと思います・・)。ニムの島には2人だけしか暮らしていません。

ある日、パパが新種のプランクトンを採取しに行くので「ニムも一緒に」と言いますが、ちょうどウミガメの卵が孵る時期だったのでニムは「島に残る」と言い、二晩を一人で過ごす事に。

一方、ニムの大好きな本「アレックス・ローバー」の作者、アレクサンドラ・ローバー(ジョディ・フォスター)は、サンフランシスコで一人暮らし。彼女は対人恐怖症・外出恐怖症・極度の潔癖症。新しい本のネタに困っていた彼女は、ネットでいろいろと検索していると火山の近くに海洋生物学者が住んでいるという事を知る。「火山について教えてほしい」とメールを送ってみます。

ニムはパパの留守中に「アレックス・ローバー」と署名されたメールを受け取りびっくり!返事を送ります。数回のメールのやりとりのあと、アレクサンドラはメールの相手が子どもで、しかもケガをしているという事を知り、なんとかしなくては!と自宅でいろいろと手をつくしてみるものの、うまく行かない。ニムを助けるために島へ行こうと決心します。対人恐怖症・外出恐怖症・極度の潔癖症の彼女が果たして無人島に行けるのでしょうか?

★みどころ★
ニムの島の暮らしがとてもうらやましい。自然がいっぱいで自給自足。こんなスローライフが足りない。パパと作った二人の家はツリーハウス。こんな家で暮らしてみたい。でもでも「イルマーレ」の海辺の家を見た時のように「電気はどこから来てるの(これは太陽光発電かも)?」「パソコンの回線は?」とかいろいろと気になる事はありますが、深く考えてはいけません。これはファンタジー映画なのだから。

ニムはパパと二人暮らしだけど、友達がいっぱいいます。アシカのセルキー、ペリカンのガリレオ、トカゲのフレッド、ウミガメのチッカ。この子達がそれぞれ大活躍します。

ニム・パパ・アレクサンドラ、それぞれに大変な状況に陥り、三人とも自力で克服しようと頑張ります。さて物語の結末は?

私は一人で観に行ったのですが「娘と一緒に来ればよかったなあ。」とつくづく思いました。ぜひお子さんと一緒にファンタジーの世界へ!キラキラした映画ですよ。



リトル・ミス・サンシャイン 幸せのレシピ 特別版
ニム役のアビゲイル・ブレスリンちゃんは、今小6。「リトル・ミス・サンシャイン」でビューティー・クイーンを目指すオリーブちゃんを演じ、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた実力派の子役です。その後「幸せのレシピ」にも出ていました。ママを亡くして傷ついた少女の役を、とても上手に演じていました。「幸せの1ページ」では、さらに大人っぽくなっていました。毎日を生き生きと過ごしているニムの役、とても彼女に合っていました。
フライトプラン
ジョディ・フォスターの「フライト・プラン」、わたし的にちょー納得行かない映画でした。彼女は強くてかっこよく揺るがない女・・・という役を多くやっているイメージですが、この「幸せの1ページ」はダメダメな女を演じています。ある意味コメディタッチの今回の役、意外にもはまっていました。オドオドだめだめな彼女もとってもcuteでしたよ。
オペラ座の怪人 通常版 300〈スリーハンドレッド〉
パパ役のジェラルド・バトラーは「オペラ座の怪人」のファントム役を演じた人。そして「300」で、見事な腹筋を披露していた人。ファントムとはうってかわって、今回はとってもステキな普通の?パパです。この秋公開の「PS.アイラブユー」というラブストーリーにも出ているので、そちらもとても楽しみにしています。
LiLiCoの映画的生活
ジェラルド・バトラーはLiLiCoさんととても仲よしなんですよ。この事は、LiLiCoさんの著書で語られています。

blank_space
2008年09月18日

【シネマ・こむぎスタイル】第36回 パコと魔法の絵本


投稿者 湯河原こむぎ

パコと魔法の絵本 オリジナル・サウンド・トラック
この映画、予告編を観た時からなぜか泣けて来た。なんだろう、この予感。どうしたの?この胸騒ぎ。極彩色でみんな変なメイク、パッと見、なんかおふざけみたいなイメージなのに。映画が私を呼んでいる潤オ・・・!?


そんなわけで前売り券まで買って楽しみにしていました。公開初日に家族3人で観て来ました。

いやあ潤オ、びっくりしました!この極彩色・変なメイクの第一印象とはまったく違いました。いや、大爆笑なんですよ、ものすごくおもしろいんですよ。でもでも、でもね、大号泣なんです。だけど大笑いなんです。鼻水たらして大泣きしながら、爆笑しちゃう、不思議な映画なんです。

★あらすじ★
とても変わった病院がありました。入院しているのは変な人ばかり。医者も看護師も一癖も二癖もありそうな奴ら。中でも一番変わった患者は、一代で大きな会社を築いたという、ちょーワガママでヘンクツじじいの大貫(オオヌキ)。病院でも誰彼かまわずにどなりちらしている。口癖は「お前が私を知っていると言うだけで腹が立つ!」・・世の中のものすべてが気に入らない!と言ったへそまがり。

ある日、パコという少女が大貫の前にあらわれました。彼女は交通事故に遭い、記憶が一日しか持たないという少女だったのです。パコと知り合った大貫は・・・。

★登場人物★(パンフより)
パコ(アヤカ・ウィルソン)・・・交通事故の後遺症のため記憶が一日しか持たない少女。
大貫(役所広司)・・・一代で会社を築いた大富豪。チョーがつくほどのワガママじじい。
龍門寺(山内圭哉)・・・傷だらけのヤクザ。銃が暴発して入院?
滝田(劇団ひとり)・・・消防車に轢かれた消防士。気弱だが正義感は人一倍強い。
木之元(國村隼)・・・ジュディ・オングと噂話が大好きなオカマ。
堀米(阿部サダヲ)・・・空気が読めない謎の人。変幻自在の衣装で神出鬼没。
室町(妻夫木聡)・・・元有名子役。自殺未遂で入退院を繰り返す。

浅野(上川隆也)・・・風変わりな医者だが患者のことは真剣に考えている。
タマ子(土屋アンナ)・・・ピアスとタトゥー入りの看護師。
雅美(小池栄子)・・・看護師で浩一の妻。夫にはよく噛みつく。

浩一(加瀬亮)・・・大貫の孫で雅美の夫。天然オトボケキャラ。

★みどころ★
☆極彩色のセットに拒絶反応を起こす人もいるかもしれません。でも、ぎっしりいろいろな小物が配置されていて、細かく見ると本当におもしろい。かわいいものがどっさり。私は、DVDが発売されたら、いちいち、しつこく、きっちりと、ひとつひとつの小物をチェックしたいと思います。

☆パコ以外の、すべてのキャストが、メイクや衣装で、いつもの本人とは、かなりかけ離れた風貌になっています。このメイクにこのコスチューム、このセットにシチュエーションと来れば、通常のテンションではおかしいですよね。かなりのハイ・テンションでオーバーアクション。舞台のお芝居のような力の入った演技だと思いました。

☆見た目は思わず笑っちゃうのですが、時々、目をつぶって、台詞に耳をかたむけてみてください。「なんのシリアス映画?」と思うほど、演じている人達の真剣さが伝わって来ます。特に、浅野と大貫の会話、後半のタマ子と室町のシーン。

☆そして、とにかくパコがかわいい潤オ!お人形みたい!この子をキャスティングした時点で半分は成功だった!という気がします。

☆役所さんの演技が素晴らしいです。さすがハリウッド・スター。パコに出会ってからの大貫が・・・。もうたまりません・・・。泣かせていただきました。泣きすぎて鼻がつまり、注意しないと声を出して泣いてしまいそうなので、タオルで口を押さえていたら、窒息死しそうでした。隣で観ていた夫もかなり泣いていましたよ。

☆大貫の若い頃がサリーちゃんのパパみたいでした。そして、現在の大貫の髪型はシルエットがハート型に見えたりして。ちょっとかわいい♪

☆内気で静かなイメージの加瀬亮君。私、彼が大好きなのですが、このハイ・テンション映画に物静かな加瀬君・・・どうなの・・・?って思ったら、かなーり、見せてくれました!やっぱりプロですねえ!

☆小池栄子さん、すごいです!少し訛りがある台詞で、目をつぶって聞いていると、去年長瀬と共演していたドラマ「歌姫美和子さんそのものでした!

☆土屋アンナさんの看護師さん。ヤンキーみたいな彼女が「消灯だ潤オ!」って言っているのが「上等だ潤オっ!」みたいでおもしろかったです。彼女、すっごくよかった!

☆劇団ひとりさん。とってもいい俳優になりましたよね。びっくりです。今クールのドラマ「魔王」でも、本当に上手でした。らむねさんの一押しです。

☆妻夫木君。やっぱり彼は上手です。テレビでいつも見る、イケメンの妻夫木君ではなく、悩みを抱えた男をすごく上手に演じていました。

☆いろんな人がちょこっとだけ出演しています。私、貫地谷しほりさん、ゆうたろうさん、彦麿呂さん、木村カエラさんはわかったのですが、その他にデヴィ婦人、林屋ペー・パー子さんが出ているらしい。これから観に行かれる方は要チェックですぞ。



この映画、私が今年になってから観た25本目の映画です。私の中で現在のところ「今年一番の映画」の地位に躍り出ましたよ!

ぜひぜひ、みなさんもご覧になってください。家族みんなで観てほしいステキな映画です。私が観に行った時も、家族で来ている人がたくさんいました。鼻水をすする音もあちこちで聞こえて来ましたが、笑い声もいっぱい聞こえて来ました。子ども達は、阿部サダヲ的ギャグがとても気に入ったようで、まるでドリフを観ているみたいに、彼のシーンでものすごくウケていました!(もちろん、私も大ウケでした!)

時間があったらもう一度映画館に観に行きたいです。・・・ってくらい、よかったの。大好きです、この映画☆⌒(*^-゜)b



ガマ王子対ザリガニ魔人―パコと魔法の絵本

この映画を観たら、絶対にほしくなる、パコが持っている飛び出す絵本「ガマ王子対ザリガニ魔人」。今日、新宿の紀伊国屋で探しましたがありませんでした潤オ。そのあと、二箇所本屋さんを見たけど売っていませんでした潤オ。とほほ。Amazon頼みか。

「パコと魔法の絵本 オリジナル・サウンド・トラック」は、本日HMVにて購入して来ました潤オ!さっそくnanoに入れました!毎日聞いちゃいます!

blank_space
2008年07月17日

【シネマ・こむぎスタイル】第35回 クライマーズ・ハイ


投稿者 湯河原こむぎ

クライマーズ・ハイ (堤真一 堺雅人 出演)
現在公開中の「クライマーズ・ハイ」。6月末の試写会に行きました。原作を読んだ上で映画を観た私は、ちょっと納得行かないところがあったりしたので、レビューを書こうかどうしようか・・・と迷いました。でも、やっぱり書きます。とてもいい映画だったから。ぜひ皆様に観てほしい映画だから。

この映画、まず映画を観て、そのあと原作を読むことをお薦めします。必ず原作を読んで欲しいです。

クライマーズ・ハイ (文春文庫)

原作、「クライマーズ・ハイ」は、「半落ち」を書いた横山秀夫の小説です。何年か前から、本屋さんにこの本が並んでいたのは知っていましたが、タイトルからして「登山」の本だと思っていました。だから手にも取りませんでした。

でも、映画館の予告で、この本が、23年前に起きた日航機事故の話だと初めて知りました。そして、俄然興味が沸き、最近この本を読みました。原作を読んだ上で映画を観ました。

1985年8月12日。
「その日」皆様は何をしていましたか?

まだ新婚だった私達。
その日は海に行きました。とても暑い日でした。
その頃はまだアパートに住んでいました。真っ赤に日焼けした私達は、アパートに帰って来てからシャワーを浴び、昼寝をしました。
とても疲れていたので夕方過ぎまで寝てしまいました。「夕飯、外で食べちゃおか。」と車に乗って出かけました。

ラジオをつけていたら「日航機がレーダーから消えた」というNEWSが何度も繰り返されていました。私達は「レーダーから消えたって?バミューダ・トライアングルみたいな事になっちゃったのかな?」なんて笑いながら話しました。

本当にその日の事は、今でもはっきりと覚えています。

この映画は、日航機の落ちた群馬県の地方新聞社「北関東新聞社」の話です。「落ちた日航機」よりも「新聞社」の方に重点がおかれています。

作者の横山さんは、この事故の時に群馬県の「上毛新聞社」の記者で、御巣鷹にも登って、記事を書いたのだそうです。しかも締め切りに間に合わなくて書いた記事が新聞に載らなかったという経験があるそうです。本人の経験に基づく小説だから、リアルなんですね。

この時代にはケータイもパソコンもない。だから、現場を見たら、山を降りて社に戻るか、電話して口頭で伝えるか・・・程度しか伝達方法がなかった。大手の新聞社は無線を持っていたみたいだけど。たった23年前なのに、ものすごくアナログな話ですよね。そんな時代の大事故。

日航機が落ちた後の新聞社のフロアの鬼気迫るやり取りに胃を掴まれたようなような気分でした。本当に緊迫感溢れる画でした。私達が普段、普通に読んでいる新聞が、こんなに緊迫した部屋の中で作られているのか・・・と、初めて知りました。もちろん、毎日そうではないのでしょうが、考えてみれば、毎日毎日締め切り時間との闘いですよね潤オ。考えただけで胃が痛くなりそうです。

私の大好きな堤真一さんが出ています。余談ですが、私は、大好きな長瀬(←TOKIOの)が、年を取った時、将来的に堤真一さんみたいな俳優になって欲しいと思っています。コミカルな演技も出来て、渋い演技も出来る人に。堤さんの熱い演技がとてもよかったです。「ALWAYS 三丁目の夕日」の提さんとは別人!素晴らしい俳優さんです。

それから、らむねさんはじめ、皆様の大好きな家定様の堺雅人さんが出ています。人気ありますよね、堺さん。堺さんは、きっと当時の横山さん本人なのでしょう。堺さんの役はいつも印象的。彼は実際の年齢よりもずっとずっと熟練されていると思います。まだ34歳なんですよね。




この映画を観る上で、非常に重要なキーワードがあります。

それは「大久保連赤(おおくぼれんせき)」という言葉。これはただ、音で「おおくぼれんせき」と聞いても、原作を読んでいないと、何の事かわからないと思います。

大久保は「大久保清」。1971年に群馬で起きた「大久保清事件」の事。芸術家風のカッコをして「絵のモデルになりませんか?」と女性に声をかけ何人も強姦して殺していた事件。
連赤は「連合赤軍」。1972年に起きた「浅間山荘事件」は連合赤軍が起こした事件です。私達が小学生だった当時、浅間山荘に連合赤軍が立てこもり、そこに警察が突入する模様がテレビで生中継されました。それは本当に驚きの映像でした。犯人が立てこもる山荘に鉄の球をがんがんと打ちつけて壊す光景・・・。ほんと今でも覚えています。

この二つは群馬県で起こった大きな事件。北関東新聞社のオヤジ達の中には、未だにこの時の自分の手柄を鼻高々に話すものがいる。この時に書いた自分の記事の切抜きを手帳の間にはさんでいて、酔っ払うと人にそれを見せて当時の事を自慢げに話す・・・そんなやつらが現存する。

御巣鷹の飛行機事故。それは未曾有の大惨事。その現場に行く若い記者。その記者の書いた記事をなんだかんだと理由をつけて一面に載せたがらない、かつて「大久保連赤」を経験したオヤジ達。自分達の栄光を超えて欲しくない・・・というやっかみから、卑怯な行動をする。

映画の中でも「また大久保連赤の亡霊が出るかも。」みたいな台詞が出て来ます。最後の方まで見れば「こんな意味の事かな」って、わかるんだけど、最初から何回も出て来るこの言葉。これがわからないと「?」となって、考えてしまう。

私、この試写会に友達3人と行きました。原作を読んでいたのは私だけ。前日も会った友達には「大久保連赤」についてだけ説明しておきました。映画が終わった時に、隣に座った友達が、最初に口にした言葉が「『おおくぼれんせき』って・・?」でした。この言葉だけは、テロップ等で説明書きがあった方がよかったのでは?と思いました。

これから観に行く人「大久保連赤」だけは、覚えて行ってください。

それと・・・「降版」という言葉。「降版」とは、新聞の「元になる版」を輪転機で印刷するために渡す・・という事だと思います。この「降版」という言葉も何回も出て来ます。「降版の時限」みたいに。朝、新聞を各家庭にお届けするために、完成した版を輪転機にかける時限があります。その時限をギリギリまで延ばして飛び込んで来るかもしれないscoopを待ったりするわけです。



新聞社のフロアは緊張感に満ち満ちていて、怒号が飛び交っているので、聞き取れない言葉がたくさんありました。独特の新聞用語も多いです。驚いた事に、この映画、メインで芝居をしている俳優さんの他の部屋の隅っこにいる人たちも、それぞれに新聞社における自分の役割をきちんと理解して細かい演技をしているのだそうです。堤さんがこの映画の宣伝でテレビに出ていた時に「監督がDVD特典には『提真一がいない(新聞社の他の人たちだけが演技をしている)クライマーズ・ハイ』をつけたいと言っていました。」と仰っていました。それってちょっと楽しみです。

520人もの乗客の命がいっぺんに消えたこの大事故。この事故を知らない年代の人が私の周りにも増えています。そうした人達にもこの事故の事を知ってほしい。また、この事故の事をはっきりと覚えている私達が観ると、やはりずっしりと胸に迫るものがあります。日航機がレーダーから消えた・・・という第一報から、群馬県の山中に落ちたことがわかり、絶望的であると思われた中から生存者がいた!という明るいニュース。自衛隊の人に抱えられてヘリコプターで救出される少女の名前まで覚えているでしょう。目を伏せて事故の事を語る彼女の気持ちを思い涙し、亡くなった方々が墜落間際に書いたメッセージに泣き・・・数週間、日本中がこのニュースばかりでした。

その夏、毎日、新聞をよく読みました。そして、たくさん泣きました。

その新聞は、熱い魂を持って何にでもぶつかって行く、たくさんの人たちの手によって作られたものでした。この映画を観てください。そして原作も必ず読んでください。お願いします。

blank_space
2008年06月26日

【シネマ・こむぎスタイル】第34回 西の魔女が死んだ


投稿者 湯河原こむぎ

f30blog02787.jpg
娘と一緒に、映画「西の魔女が死んだ」を観て来ました。先日、この映画の原作の本のエントリーを書きました。映画はほぼ原作に忠実に作られていました。静かで優しい映画でした。
f30blog02786.jpg
原作に忠実なので、あらすじは省きますね。本の方のエントリーをご覧ください。

映画ならではの見どころについて書きたいと思います。

青々とした自然の風景と、おばあちゃんの家が、本当にステキ。本を読んだ時は自分の頭の中で想像して楽しむのですが、映画では、私の想像をはるかに超えるステキさ加減にクラクラ(◎-◎)。
かわいらしいお花や、おいしそうな食べ物。映画の中から取り出したいくらいでした!庭からレタスとキンレンカを取って来て作るサンドイッチ。一面の野いちごの風景は「きゃー♪」と思いました。

お茶の時間もうっとりです。その時によってお茶に浮かべるものが、カモミールの花だったり、ミントの葉だったり。まいのお部屋に、夜、おばあちゃんがトレーにのせて持って来てくれたクッキーのおいしそうな事と言ったら!

女性だったら誰でも好きじゃないかしら。こういうスローライフ。カントリーライフ。

それからサチ・パーカーさん演じるおばあちゃん。見た目は完璧にガイジンなのにもかかわらず、美しい日本語を話されます。それがちょっと固めの日本語なんです。そうですねえ、たとえば・・・「まい、よく考えなくちゃだめよ」ではなく「まいは、よく考えなければなりません。」という感じ。その話し方が、とても心地よかったです。威厳があるけど高圧的ではなく、優しさにあふれていて。

本に、小さい時から、まいが「おばあちゃん、大好き!」と言うと、おばあちゃんは、決まって「アイ・ノウ」と答える・・・という記述があり、何度かそのシーンが登場します。もちろん、映画でもそのシーンがあって、本では「アイ・ノウ」とカタカナで書かれているのですが、映画ではまさしく「I know.」!発音がきれい!・・・ま、あたりまえなんですが。

びっくりしたのは、この方、どこからどう見てもステキなおばあちゃんなのですが、なんと私と年が5歳しか違わないっ!shock~・・・いろいろな意味で。

先日、本の記事の時に、るかさんがコメントしてくださったのですが、「自然の中で文明の力に頼らずに生きているおばあちゃん」「バリバリと働き、料理が上手ではないおかあさん」「繊細な心を持つがゆえにクラスメートと上手に接する事が出来ないまい」という性格も生き方もまったく違う3世代の女性についても興味深く描かれています。私はどのタイプだろう。おばあちゃんのようになりたいと思いながら、なかなか出来ずにいる、結局はおかあさんに近いかも。

「おばあちゃん」と言う、一呼吸おいた存在ってとてもあたたかいしありがたいですよね。それゆえ、強制できないってところが悲しい。「まいは、ずっとここにいてもいいんですよ。」・・・でも、引き止める事は出来ない。門にたたずむおばあちゃんに涙です。

感想がうまく書けません。ぜひご覧になっていただきたいです。

パンフレットがとてもかわいいです。24ページのおいしそうな食べ物。25ページの美しいお花たち。28.29ページのおばあちゃんの家の特集。付録には「まいの魔女修行ノート」がついていますよ。



「西の魔女の家」のセットは清里の清泉寮近くに作られました。現在、一般公開されています。

期間   2009年1月4日まで
時間   10時~16時(夏休みなど延長あり)
入館料 大人(中学生以上)300円/小学生200円
場所   財団法人キープ協会内
      山梨県北杜市高根町清里3545
運営・お問合せ・・・映画「西の魔女が死んだ」おばあちゃんの家事務局
            電話(兼FAX)0551-48-2071
詳しくはこちら。  


↑パンフからの情報です。現在は屋外からの見学のみです。
私は絶対に行くと決めています!

(2008.10.9追記)★ロケ地に行って来ました。アルバムはこちらからどうぞ

西の魔女が死んだ 特別版 【初回限定生産2枚組】
西の魔女が死んだ 特別版 【初回限定生産2枚組】が、2008.11.21に発売されます。メイキングとか見たいですね!

blank_space
2008年05月15日

【シネマ・こむぎスタイル】第33回 最高の人生の見つけ方


投稿者 湯河原こむぎ

f30blog02746.jpg
映画館で予告編を観た時から、公開を楽しみに待っていたこの作品。名優、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの共演。パンフレットによるとアカデミー賞受賞とノミネート、二人合わせて、なんと16回!だそうです。

末期がんで「余命6ヶ月」と宣告された二人が「死ぬまでにやりたいことリスト(棺桶リスト)」を作り、二人で一緒にひとつずつやって行く・・・というお話。

f30blog02747.jpg
★あらすじ★ カーター(モーガン・フリーマン)は、46年間自動車修理工としてコツコツと地道に働き、3人の子どもを育てて来た。エドワード(ジャック・ニコルソン)は、自分一代で巨万の富を稼いだ実業家。全く関係ない二人であったが、ある病院の一室で顔を合わせる事になる。「末期がんで余命6ヶ月」・・・それが二人の共通点だった。

この病院はエドワードの持ち物。エドワードのお見舞いに来るものは秘書ただ一人。一方、カーターは奥さんをはじめ家族が見舞いに来る。お金持ちなのがいいのかな、貧しくても家族の愛がある方がいいのかな。

二人は、日々病室で、お互いの状態を見ながら過ごす。

そのうち、言葉を交わすようになり、トランプをするようになる。ある日、カーターが書いた「棺桶リスト」を見たエドワード。棺桶リストにはこんな事が書かれていた。
○荘厳な景色を見る
○見ず知らずの人に親切にする
○マスタングの運転
○泣くほど笑う

エドワードは「こんなんじゃダメだ、もっといっぱいいろんな事を」と書き足す。
●スカイダイビングをする
●ライオン狩り
●世界一の美女にキスする

スカイダイビング?無理!というカーターであったが、残り時間の少ないじじい(←映画の中でエドワードが自分の事を「じじい」と言っています。)2人でリストに書かれた事をひとつずつ実行して行きます。

★見どころ★
☆名優二人がとにかくいい!ジャック・ニコルソンの子どもみたいにやんちゃな笑顔、モーガン・フリーマンの落ち着いた誠実な雰囲気。ほんとにステキ!

☆お金があるってすばらしい!二人の冒険旅行、「夢の世界一周」みたいでうらやましい!本物のライオンをjeepに乗って見ながら、じじい2人が「ライオンは寝ている」を歌うところは爽快!

☆私は「マスタングの運転」のところが泣けました!←あまりここで泣く人はいないと思うけど。
病院にいるカーターに、孫が何かのおまけみたいな赤いマスタングのキーホルダーをくれます。マスタングはカーターの憧れの車らしい。スカイダイビングをする時にも、そのキーホルダーをしっかり握りしめていました。エドワードの財力でサーキットを借り切り、赤と黄色、2台のマスタングも用意されている。カーターが「やっと会えたね」と、手のひらで愛おしそうに赤いマスタングのボンネットをなでるシーンではかなり泣いちゃいました。そのあと2人で「よーし、負けるもんか〜っっっ!」と子どもみたいに走るシーンはo(^ー^)oワクワクでもあり、そして胸がいっぱいになりました。



ここまで昨日書きました。先ほど母から電話がかかって来て、私の大好きなある近しい人が今日「余命3ヶ月、長ければ6ヶ月」と宣告を受けた・・・という、このタイミングでウソみたいなホントの話を聞きました。年の頃は、ちょうどこの2人と同じくらいの年の男性。今のところ本人には知らせていないのですが、入院したという事でした。

とってもユーモアのある人で、私、本当に大好きな人。この2人みたいに命ある日々を楽しく過ごしてほしい!・・・とは思うけど、やはり映画のようには行かないだろう。映画を観ている時にも「もし本当に『余命6ヶ月の末期がん』だったら、熱が出たり、吐いたり、倒れたり、痛かったり・・・こんなにうまくは行かないだろう」と心のすみっこで思ってはいた。

記事が書き終わらないうちに、急にテンションが下がってしまって申し訳ないです。

でもでも、出来れば、一日でも楽しい日を増やしてほしい。彼がかなえたい事があるのなら、私も一つくらいお手伝いしてあげたいな。



さて、「余命6ヶ月」の真っ只中にいる方、そのご家族に「この映画を観て!」とは、とても言えません。でも、命の期限を宣告されてどん底にいる人が、この映画を観たら気分が変わるかもしれません。本人が観たいと思ったら、ぜひ観てほしいです。

そうですね、まだ「死」なんて言葉がはるか遠いかなたにある、若い人にもぜひ観てほしいです。余命宣告されていなくても、棺桶リストは、常に作っておいて、毎日を悔いのないように生きて行く事ができればそれが一番いいのかもしれません。

・・・でも、この映画、いい映画でした。泣かせよう!というわざとらしい演出はなく、しみぢみと心に入って来る映画でした。余命が残り少なくなってから、自分とまったく違う境遇・性格の人と知り合い、今までのある意味完成されていた「自分」というものの枠を破ってみる事が出来た。カーターとエドワードの「出会い」こそが「最高の人生(もう短いけど)」を見つける第一歩でした。多くの方に観ていただきたい映画です。ぜひ、夫婦で観てほしいです。



シャイニング 特別版 コンチネンタル・バージョン
映画歴の短い私は、有名なカッコーの巣の上でも観ていない。このシャイニングも、ジャック・ニコルソンが恐すぎて最後まで観ていない!でもでも、この顔!本当に恐かったです。
恋愛適齢期
私は、この映画が大好き。ジャック・ニコルソンとダイアン・キートンがとてもかわいい。こんな風に年をとりたいってつくづく思います。こういうテイストの映画ってほんと大好き。私の大好きな映画「ホリデイ」と同じナンシー・マイヤーズ監督です。
ディパーテッド
この「ディパーテッド」は、香港映画「インファナル・アフェア」のリメイク。第79回アカデミー賞の作品賞を受賞した映画です。私は香港版の方が好きですが、ジャック・ニコルソンは圧倒的な存在感でした。レビューはこちら
ショーシャンクの空に [DVD]
モーガン・フリーマンの出演作では、「ショーシャンクの空に」がオススメ!ぜひぜひご覧になってください。。
かもめ食堂
この映画とは、一見何の関係もなさそうな「かもめ食堂」。実は大アリ。「コピ・ルアク」という言葉が、この映画にはよく出てくるのですが、それは、「かもめ食堂」の中でもよく出て来ます。この「コピ・ルアク」がリストの中のひとつをかなえるのに重要な役割を果たします。
象の背中 スタンダード・エディション
「余命6ヶ月」もの。「象の背中 」。とっても期待していた映画でした。私の年齢だったら、とても身近に感じてきっと号泣!と思って観に行きました。でもぜんぜん入り込めませんでした。理由はこちら。観た方いらっしゃったら、ぜひ感想を聞かせてほしいです。
死ぬまでにしたい10のこと
「リスト」もの。「死ぬまでにしたい10のこと」23歳の若い女性の10のリストです。ワーキングマザースタイルがオープンしたての頃に書いた記事です。この映画、号泣でした。

blank_space
2008年04月27日

【シネマ・こむぎスタイル】第32回 ぼくたちと駐在さんの700日戦争


投稿者 湯河原こむぎ

ぼくたちと駐在さんの700日戦争~BEST HITS 1979
ワーキングマザーの皆様、3月4月って忙しいですよね~!会社的には3月決算だったりするといろいろな締めがあるし、3月までの目標数字がある場合には追い込みで大変。マザー的には、PTA・子ども会の引継ぎ、役員決め、総会。それから子どもの卒業・入学や進級・進学。もうへとへとです私・・・。みなさまもストレスたまっていませんか?

思いっきり笑って、ストレス発散出来る映画があります!ぜひぜひご家族でゴールデン・ウィークに観てください!

「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」は、もともとブログスタイルのネット小説らしい。そして、長いタイトルは「ぼくちゅう」と略されている。
そのブログに行ってみると、最初のページにこんな事が書かれています。

ぼくちゅう『悪戯の定義』
 1.相手に怪我を負わせてはならない
 2.しかけられた相手も笑えなくてはならない
 3.相手が弱者であってはならない
 4.償いができなないものは悪戯ではない


そう、この映画は、1979年、栃木県の田舎町に起こった高校生と駐在さんの「いたずら合戦」の様子を描いたものです。

★ストーリー★
1979年。栃木県の田舎町。高校生の西条君は、田んぼの中の急な坂道を原付で下っていたところ、ネズミ捕りに引っかかり「スピード違反」で取り締まられてしまった。そして停学に。西条君はくやしくてたまらない。西条君は友達に、なんとか駐在さんに仕返しをしたい。ギャフンと言わせたい(←死語)!と相談する。

そして彼らが考えた事は?

いつもネズミ捕りをしている場所に車がさしかかると、その車と併走し、スピードの測定器の前を駆け抜ける!という作戦。そうすれば、車も捕まらないし、自転車も捕まらない。・・・え゛っ、それって・・・だから?・・・意味ねえ~っっ

・・・みたいな、ほーんとしょうもないイタズラが全編にわたって登場。でも、大爆笑!かわいすぎるよ、この子達。すごい汗だくで一生懸命なんだもん。

★みどころ★
☆1979年という設定。なんと、私もその頃高校生だった。だから、ものすごくいろんな事がなつかしかった!
☆たとえば、交番に貼ってあるポスターが「大場久美子」と「ずうとるび」。
☆喫茶店のポスターは「能勢慶子」←これわかる人、かなりマニアック。
☆駅前のコンビニに貼ってあるポスターが、最初は「太川陽介」で、次に「石野真子」。
☆星を見に行く時にかかっているBGMが桑江知子の「私のハートはストップモーション」。
☆当時の「赤いきつね」や「焼きそばバゴーン」のCMがインサートされている。
☆笑福亭鶴光の「オールナイトニッポン」がラジカセから流れている。
☆iPodじやなくて、ウォークマンが憧れだった時代。

ほーんとなつかしいんです。

それから出演者もなかなか楽しい。

★まず市原隼人君は、有名ですよね!
★シリアスなものからコミカルなものまで、なんでもこなす佐々木蔵之介さん。すごくいいよね!
★「ごくせん」の「くま」役の脇知弘君。「池袋ウエストゲートパーク」にも出てました!
★金八先生に出てた冨浦智嗣君。「花より男子」のつくしの弟役の子。
★「時効警察」とか長瀬の「真夜中の弥次さん喜多さん」の麻生久美子さん。
★西条君役の子が「どこかで観たけど、誰だっけ?」ってとっても悩んじゃったら「夜のピクニック」に出てた石田卓也君だった!

「夜のピクニック」の時には思わなかったんだけど、この映画の石田卓也君がデビューしたての竹内力にそっくりですごくかわいい♪まだVシネの帝王じゃなかった頃の竹内力。私の心にかなりヒット!



今の時代だったら「くっそー、あの駐在、むかつく!殺してやる!」・・・で、刺す・・・みたいな展開じゃないですか。でもでも違うんだなあ~。彼らは。なんかほのぼのしてる。汗かいて、いたずらして。バカバカしいけどさわやか~!そして、そのいたずらを真っ向から受け止める駐在さん。ほんと、いいよなあ。で、先生がいたずらっこ達をビンタで叱る。今、ないでしょ、そんな光景。

そしてラストのいたずらは、「ある人」のために彼らが一生懸命になって、大きな作戦に挑む。これけっこう感動します。ファンキーモンキーベイビーズの曲をバックに、夕暮れの田んぼ道を自転車で疾走するシーンでは涙がこぼれました。

実は私、4/24木曜日に一人で観に行って、今日(4/26土曜日)、夫と娘と一緒に二度目を観に行っちゃいました。どうしても二人にも観せたかったんです。この感動をぜひ味わってほしくて。二人ともとっても喜んでいました。しかも、夫は、私が教えてないのに「あのポスター、能勢慶子じゃね?」ってちゃんとチェックしてた!すばらしい!さすが、我が夫!

皆様もぜひぜひ観てください!「青春」って言葉をちょっと懐かしく思い出せますよ!



夜のピクニック(スマイルBEST)
西条君役の石田卓也君が出ています。これも「青春」でした。

彼のオートバイ、彼女の島
「ぼくちゅう」を観て、デビュー当時のかわいい竹内力が見たくなりました。家にレーザーディスクがあるので引っ張り出して見てみた!1986年の映画であるので映像も演出も演技も古い!でも、映画に出て来るカワサキの650RS-W3というオートバイと竹内力がすごく似合ってる!なつかしかったです。・・・って「ぼくちゅう」とは何も関連ありませんね。

ハンドク!!! 5巻セット
「ハンドク!!!」は、私の大好きな長瀬が出ていた2001年のドラマ。「ハンドク」とは「半人前のドクター」で、大きな病院の研修医である4人の成長を描いたお話。このドラマに出て来る高野役の佐々木蔵之介さんがすごくいい味!佐々木さんって「医龍」でのまじめな役ももちろん合っているけど、こういったコミカルなものも、ものすごく上手!「ぼくちゅう」での駐在さん役もすごくよかった!愛にあふれていました!

間宮兄弟(通常版)
佐々木蔵之介さんとドランクドラゴン塚地のダブル主演映画。かなり楽しい!

blank_space
2008年02月14日

【シネマ・こむぎスタイル】第31回 チーム・バチスタの栄光


投稿者 湯河原こむぎ

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 599)チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 (600))
先日、この映画の原作となった本の記事を書きました。この本を読んだ時から、映画が公開される日を心待ちにしていた私です。そして、今日、観に行って来ました。

今日は、原作を読んだ友達と一緒に観に行きました。
あらすじは、前回の記事に書いたとおり。



実は、私、原作を読みはじめた時、「絶対に殺人なんてありえない!」と思って、上巻を読んでいました。人の命を助けるのが仕事の医師達が殺人を犯すなんて!絶対にありえないでしょー・・・と本気で思っていました。

でも、映画の予告や宣伝には、最初から「犯人はこの中にいる。」とはっきり書かれていました。それを最初から言っちゃうのってどうなの・・・と思った私です。

この映画を観た感想は、原作と映画、両方観て完結!と思いました。そして順番は、映画が先、本が後がオススメです。私も友達もすでに本を読んでいたので、最初から犯人を知っていました。つい、バチスタ手術中も犯人がどういう動きをしているかに注目してしまいました。原作を読んだ時「え゛ーっ!この人?」と思った驚きをスクリーンでも感じたかった。だから、「映画が先・本は後」で、お願いします。

原作を読む時は、むずかしい医療用語を頭の中で反芻しながら、ものすごく緊張感のあるストーリーを頭の中で自分なりに組み立てて行く。・・・それでも医療の事は詳しくわからないので、想像しようがない事もたくさんありました。犯人がわかり、手口が文章で記述されていても、実際にそれがどういう事なのかは、私の頭ではむずかしくてよくわからなかった。

それが映画を観ると「ああ、こういう事だったのね!」とまさに「百聞は一見にしかず」、目の前の霧が晴れるように、いろいろな事がよくわかりました。また、本を読みながら登場人物をイメージしていたものが、映画では実際の人間となって動き出す。そのキャラクターもけっこうよく合っていてよかったです。

田口(竹内結子)と白鳥(阿部寛)が、バチスタチームひとりひとりに聞き取り調査を行うのですが、本では時間をかけて丁寧に聞いていたのに対して、映画ではさらっと流れてしまっていたところがちょっと残念でした。

池内博之君がフロリダ帰りの病理医役で、台詞がルー大柴みたいでおもしろかったです!「ridiculous!」とか「perfect!」、「OK!GO!」とかいちいち、英語でいうのがおかしい。

竹内結子さんが「血が苦手で、不定愁訴外来で患者の愚痴を聞く冴えない医師」の役がとても合っていました。いつもかっこよかったりかわいかったりという「ステキな人」役が多い竹内さんですが、なんか「冴えなさ」加減がとてもよかった。口をポカンと開いた表情や、パンツの丈が、おしゃれなんだかダサいんだかわからない中途半端な長さのところとか、内股でかっこ悪いところとか・・・ダサかわいかったです。

阿部寛さんは、わたし的には原作の破天荒さ、やなヤツ加減が、映画では少し物足りなかったなあ。
吉川晃司が外科医ってどうなの?と不安でしたが、思いのほか違和感ありませんでした。「大停電の夜に」の時もとてもいい役でした。

映画だけで判断すると★7くらいですが、原作と合わせると★9。

原作者の海堂尊さん。この映画の中にちょっとだけ出ています。バチスタ手術を受けるためにアフリカから来た少年の患者をストレッチャーで運ぶシーン。女性の看護師さん二人と一緒に運んでいます。要チェック!



海堂尊さんの本、もっともっと読みたいと思いました!
ブラックペアン1988 螺鈿迷宮 ナイチンゲールの沈黙 ジェネラル・ルージュの凱旋

blank_space
2008年02月07日

【シネマ・こむぎスタイル】第30回 テラビシアにかける橋


投稿者 湯河原こむぎ

テラビシアにかける橋 オリジナル・サウンドトラックテラビシアにかける橋
久々に、私の心を撃ちぬいた、ちょー素晴らしい映画に出会いました。この映画、シネコンに行くたび、何度も何度も予告編で観ていたのですが、内容的にはファンタジーっぽく、たとえば「ナルニア国物語」とか、3月に公開で、ずいぶん前から大々的に宣伝している「ライラの冒険」のようなものかな~と自分的にとらえていました。でも「別に観るつもりはないし~」と思っていたのです。たまたま「すごくよかった」と言うレビューみつけたので、行ってみることにしたのです。

私は1960年代生まれですが、同年代の人だと、子どもの頃ってよく外で遊んでいませんでしたか?・・・というか、外で遊ぶしかなかったでしょー?テレビゲームもなかったし、変質者もいなかったし、罪もない子どもが殺される事件もなかったし。基地を作って遊んだり、通学路でない道を冒険気分で帰ったり、木登りをしたり、虫をつかまえたり、雪が降ったらかまくらを作ったり。そんな懐かしい子どものころの空気を胸いっぱいに思い出せる映画でした。

私はほんとに始まったばかりで、まだストーリーにもあまり関係のない、よーいドン!でみんながかけっこするシーンから涙が出るほどでした。←涙出しすぎ。先生がギターを弾いてみんなで歌うシーンとか、やたら懐かしくて、胸がキュンキュンしちゃいました。

★あらすじ★
小学校5年生のジェス(男の子)は、5人きょうだいの真ん中。自分以外は全部女の子。姉・姉・ジェス・妹・妹。ジェスは毎日がつまらない。家は貧乏で、お母さんはいつも電卓を叩きながらため息をついている。お父さんは忙しいし、女の子ばかりかわいがる。お姉さんのお古の靴を履かされるのも、ものすごく嫌だ!しかも学校ではその事でからかわれる。ジェスのただ一つの楽しみは、空想を思い描きそれを絵にすること。

そんなジェスの家の隣にレスリーというちょっと変わった女の子が引っ越して来た。彼女の父母は小説家。芸術家でお金持ち。そして彼女は、とてもかわいくて、思った事ははっきり言う子。最初に会った日、かけっこでレスリーに抜かされたジェスは大ショック!レスリーの印象はかなり悪かった。

家が隣なので帰りが一緒。話しているうちに、彼女も空想の世界に遊ぶのが好きな事がわかり、森の中に二人の空想の世界を作り上げて行く。いつも自信がなく、下を向いて生きているジェスに彼女は言う。

「目を閉じて。心の目は大きく開いて。」

二人は、森の中に秘密の王国「テラビシア」を創り上げて行く。

★みどころ★
とにかく、森の中で二人が創り上げる国がワクワクもの。壊れかけのツリーハウスを見つけ、そこにいろいろなガラクタを運び込んで、それらしく少しずつ創り上げて行く過程の楽しさ。まさに「やったやった!こういう事~っっっ!」と本当にウキウキしてしまいました。

大きな鳥が空を飛びまわると「敵が来た!手榴弾で戦おうっ!」と松ぼっくりを拾って投げる!楽しいよな、楽しいよな~こういう事すると。確かにテレビゲームで敵と戦ったりするのも楽しいと思うけど、やっぱり現実世界でやるのは違うよなあ!なんて。

「ファンタジー映画」って言うとCGを多用した壮大なものを思い浮かべるけど、この映画は、日常身近にありそう、+ちょっとだけCG風で、あまり浮世離れしていない。ものすごい超大作だと「お話は素晴らしいし、おもしろいけど、実際には絶対ありえない!そんな事!」という気持ちになっちゃう事もあるけど、この映画は「ひょっとしたら、森ではこういう事があるかも?」なんて気になれる規模。「子どもの頃ってみんなこういうものが見えてたんだよね。」って気持ちになる。(本当はいない)敵が攻めて来るから「逃げろ~っ!」なんて逃げてみたり「危なかった~!助かった~!」なんてほっとしてみたり。

そして、ワクワクして、ドキドキして、じーんとして、号泣して(私だけ?)、幸せになれるのに、なんと上映時間がたったの95分!これは本当に素晴らしい。ぜひぜひ子どもと一緒に観ていただきたいです。

ジェスの素朴さ、優しさがとってもあたたかい。そしてレスリーはかわいくて美しく、着ているものがとってもキュート!ポップできれいな色の洋服の重ね着がものすごくセンスがよくて可愛かったです。ファッションに興味を持ち始めた小学校高学年の女の子は、きっと彼女の着こなしが好きだろな。

それから!ジェスのすぐ下の1年生の妹メイベルがすごくかわいい♪抱きしめて食べちゃいたいくらいかわいかったです!

いろいろ書きたい事がほんとにいっぱいあるのだけれど、ぜひぜひ観ていただいて自分の胸で感じていただきたいです。

公式ページはこちら。



チャーリーとチョコレート工場 特別版
レスリー役の女の子、アナソフィア・ロブは、「チャーリーとチョコレート工場」に、いつもガムを噛んでいるヴァイオレット役で出ていました!
リーピング 特別版
「リーピング」というこの映画。公開された時、TVCMで「あなたのクラスにこんな子はいますか?」みたいなコピーで、テレビにむかって「いねーよ!」と突っ込みを入れていました。そう、イナゴ少女。なんと、このイナゴ少女こそ、レスリー役のアナソフィア・ロブ。公開当時のCMなどからB級ホラーかな~って勝手に思っちゃったのですが、なんと、オスカー女優のヒラリー・スワンクが出ています。ううむ、B級ではないのかも・・・とレンタルで見てみましたが、怖すぎてビクビクしていたのでよく意味がわかりませんでした・・・。でも旧約聖書にしるされた「十の災い」に似た事が次々と起こる・・・って言うのが、「セブン」の「七つの大罪」みたいでした。


blank_space
2008年01月17日

【シネマ・こむぎスタイル】第29回 アース


投稿者 湯河原こむぎ

アース
主演:46億歳、地球

「アース」という映画を、観てきました。2008年最初の映画。家族3人で観に行きました。

昔、ガガーリンの言った言葉、「地球は青かった」・・・。その言葉の通り、とても美しい青い地球。北極から南極へ、スクリーンの中で私達も旅して行きます。

素晴らしい映画でした。家でDVDを観るのとは迫力が違います。
私達が過ごす一生で、自分の肉眼で、目の前では、おそらく観るチャンスのない映像を最初から最後までたっぷりと観る事が出来ました。

大空を渡る鳥の群れを上空から。
そそり立つ断崖絶壁を流れ落ちる壮大な滝を空からのアングルで。
大きなハリケーンの目を上から。
沸き立つ積乱雲。
象が楽しそうに活き活きと泳ぐ姿。
トナカイの大群の大移動、水牛の群れを上空から。
クリスマスの国のような針葉樹林を空から。
そして母なる青い地球。

鳥肌が立つほどのリアルさ、美しさ。

そして自然の中の動物の生態。
美しいばかりではなく、弱肉強食の厳しさ。
・・・ただ、子どもが観る事を前提として作られていると思われ、必要以上の残酷シーンはありません。

また、動物たちの親子の愛情にうるうるしたり、くすくす笑ったり。

この美しき青い地球、この愛おしい生き物達が住む地球を守らなければ!と、思えて来る映画でした。
前はピンク色が大好きだった娘。最近はブルーが大のお気に入り。ブルーのシーンが多いこの映画を観ながら何度も「きれいだね~。」を連発していました。水の色、空の色、空気の色。

このまま温度が上昇し続けると、ホッキョクグマは2030年までに絶滅してしまうそうです。2030年!すぐそこです。

私達に出来る事からひとつずつ。まずは、家族でこの映画を観てみませんか?この映画、子どもは500円で観る事ができます。
↓公式ページより↓

美しい地球を、次世代に。

今しか見られない美しい地球の姿やそこで繰り広げられる生命の連鎖を、次世代を担う子供たちに観てほしい、 そして何かを感じ、考えてほしいという想いを込め、こども500円キャンペーンを実施することになりました。 全国規模で、このような取り組みをするのは、映画業界初となります。

見たこともないような愉快で可愛い動物の姿や、美しくも衝撃的な狩りの様子、そして自然の雄大な姿は、きっとこども達の心に響くことでしょう。 皆様、劇場で"地球”を探検してみてみてはいかがでしょうか。

公式ページはこちら

おまけ・・・この映画を観に行く日の朝、友達から「あかちゃんが生まれました!」のメールをもらいました。彼女は不妊治療をしていました。流産も一回経験し、やっと今回の出産に漕ぎつけました。この映画の中の、動物の愛情たっぷりの子育てを見て、彼女のあかちゃんの事を想いました。今日、この世に生まれたばかりの彼女のあかちゃん、それから、もちろん私の娘、世の中のすべての小さな子ども達が大人になった時に、地球が青く美しいままでいられるように・・・。そんなことを考えました。・・・えへへっ、ちょっとかっこよすぎるかな。

blank_space
2007年12月20日

【シネマ・こむぎスタイル】番外編 2007年・一番だった映画は?


投稿者 湯河原こむぎ

今年も押し迫ってまいりました。今年も総決算してみます。「今年観た映画のベスト3」。今年一年間に観た映画一覧表を作りました。自分の中では、圧倒的に邦画を多く観た・・・というイメージだったのですが、表を見てみると見事なまでに半々(邦画22本・それ以外22本)でした。驚き!(あらためて去年の一覧表で確認してみたら、なんと!去年もまったく同じでした!邦画18本・それ以外18本!)

皆様は、どんな映画を観ましたか?一番よかったのは?

今年は、今までだったら観なかったジャンルのものも増えました。「レミーのおいしいレストラン」のレビューにも書きましたが、夏に母が入院し、その現実から逃避するために?家族で「夏休み映画」を観まくった思い出もありました。・・・それと、ここ4年くらいたくさんの映画を観るようになったので、「もっと、こうした方がよかったんじゃないか?」とか「ここが惜しい~!」とか思うようになってしまいました。←それは良い事か悪い事か・・・。ただぼーっと観ていた時は気づかなかった事に気づくようになってしまいました。
でもだからこそ、素晴らしい映画にも出会えるようになったのですが。
そんなわけで今年のベスト3は、2パターンあります。



まずは、とっても楽しめる映画ベスト3

第一位・「ホリディ」
これは本当にステキな映画です。恋愛から遠ざかっている日々ですが^^;なんだかほんのり心が真綿色になるような。クリスマスにオススメです。大好きな人へのプレゼントにもぴったりだと思います!雪景色がいっぱい出て来るので今の季節にとても合います。ジュード・ロウが本当にステキなの。外見ではなく役柄が。ここに書きたくてたまらないんだけど、絶対にネタバレしない方がいいので書きません。ぜひぜひ観ていただきたいです。
レビューはこちら

第二位・「めがね」
去年の第二位は「かもめ食堂」でした。その荻上直子監督・脚本、霞沢花子プロデューサーで制作された「めがね」。そして、大好きな小林聡美さん、もたいまさこさん、そして加瀬亮君。私の心にヒットしないわけがない!はあ~っっ、癒されました・・・。大好きです。この映画。とても忙しくても二時間心の旅が出来ます。
レビューはこちら


第三位・「カンナさん大成功です」
第三位、何にするかとっても迷いました。「リトル・ミス・サンシャイン」か「レミーのおいしいレストラン」か「HERO」か・・・。でも、あえてこれを選びました。3日前に観たばかりのこの韓国映画。友達と「年末に向けて元気が出るような映画を観ようよ!」と、観に行きました。身長169センチ、95キロのカンナさんが、全身整形して48キロになる!「脂肪を落とせば、愛する人も落とせるの?」・・・。痛快で、そして感動。「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」の記録を抜き、ラブコメディNO1に輝いたそうですよ!
レビューはこちら



そしてもう一つのベスト3。

こちらは、観た後、深く考えさせられたり、観ている間中、ハラハラドキドキしたり。明るい気持ちで映画館をあとにする事はできないのですが、とてもよく出来ているヘビー級映画です。

第一位・「不都合な真実」
これは、まさに2007年の私の方向性を変えた映画。今までのほほんと生きていた、おっぱっぴーな私でも、地球の危機をはっきりと認識し「自分に出来ることをなにかしなくては!」と目を見開かざるを得ない映画でした。この映画は、第79回アカデミー賞において長編ドキュメンタリー映画賞・アカデミー歌曲賞を受賞しました。またアル・ゴアさんは、環境問題の啓蒙に貢献したとしてノーベル平和賞を受賞しました。
レビューはこちら

第二位・「題名のない子守唄」
「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督、音楽はエンニオ・モリコーネのコンビ。・・・でも、内容は「ニュー・シネマ・パラダイス」とは全く違います。冷や水を浴びせかけられたようなストーリー。もう、びっくり。これはテレビでおすぎさんが絶賛していたので「観てみようかな?」と、観てみたものです。最初から最後までスクリーンから目が離せません。「え゛ーーーっっ!」と思う結末。R-15なので、テレビでは放映されないのでは?
レビューはこちら

第三位・「それでも僕はやってない」
加瀬亮君主演の痴漢冤罪がテーマのこの映画。自分の身近(夫とか娘とか)でも起こりうる・・・というところがとても恐ろしく、観終わったあと大きなタメイキが出て、しばらく立ち上がれないような重さでした。
レビューはこちら



私がこの1年に映画館で観た映画と自己ちゅー評価点
★10個が満点。あくまでも「わたし的に」採点。
(レンタル・DVD・テレビなどで見たものは含まれていません。)
レビューを書いたものはリンクしてあります。★が少ない映画のレビューもよかったら読んでいただきたいです。特に「バベル」(←一回目・二回目それぞれレビューあり)とか・・・。それから、かなり期待していた「象の背中」。まったくの期待はずれでした。役所さんの演技等はすばらしかったのですが、役所さんと愛人との関係が許せませんでした~。ぜひ、レビュー見てください(∨∨)
一月

癒・「こまねこ」<公式ページ>★★★★★★★7

幸・「リトル・ミス・サンシャイン」<公式ページ>★★★★★★★★8

考・「不都合な真実」<公式ページ>★★★★★★★★★★10

考・「ディパーテッド」<公式ページ>★★★★★★★7

考・「それでも僕はやってない」<公式ページ>★★★★★★★★★★10

二月

考・「幸せのちから」<公式ページ>★★★★★★★★8

驚・「ドリームガールズ」<公式ページ>★★★★★★★★8

笑・「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式」<公式ページ>★★★★★★★★8

泣・「フラガール」(二回目)<公式ページ>★★★★★★★★★★10

四月

幸・「ホリディ」(二回観た)<公式ページ>★★★★★★★★★★10

考・「ブラッド・ダイヤモンド」<公式ページ>★★★★★★★★★9

泣・「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」<解説ページ>★★★★★★★7

五月

楽・「ゲゲゲの鬼太郎」<公式ページ>★★★★★★★7

嫌・「バベル」<公式ページ>★★2

考・「クイーン」<公式ページ>★★★★★★★★★9

考・「眉山」<公式ページ>★★★★★★6

楽・「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」<公式ページ>★★★★★★★7

六月

嫌・「バベル」(二回目)★★★3

笑・「舞妓Haaaan!」<公式ページ>★★★★★★★★8

七月

驚・「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」<公式ページ>★★★★★★★★8

楽・「西遊記」<公式ページ>★★★★★★★7

楽・「シュレック3」<公式ページ>★★★★★★6

八月

驚・「トランスフォーマー」<公式ページ>★★★★★★★7

楽・「レミーのおいしいレストラン」(二回観た)<公式ページ>★★★★★★★★★9

九月

考・「HERO」(二回観た)<公式ページ>★★★★★★★★★9

癒・「ミス・ポター」<公式ページ>★★★★★★★★8

驚・「題名のない子守歌」<公式ページ>★★★★★★★★★★10

癒・「めがね」<公式ページ>★★★★★★★★★★10

懐・「包帯クラブ」<公式ページ>★★★★★★★★8

十月

幸・「めがね」(二回目)★★★★★★★★★★10

幸・「幸せのレシピ」<公式ページ>★★★★★★★7

十一月

懐・「ALWAYS 続・三丁目の夕日」<公式ページ>★★★★★★★7

驚・「キサラギ」<公式ページ>★★★★★★★★8

泣・「オリヲン座からの招待状」<公式ページ>★★★★★★★★8

考・「象の背中」<公式ページ>★★★★4

楽・「ヘアスプレー」<公式ページ>★★★★★★★★8

楽・「やじきた道中 てれすこ」<公式ページ>★★★★★★6

十二月

楽・「椿三十郎」<公式ページ>★★★★★★6

懐・「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(二回目)★★★★★★★7

泣・「マリと子犬の物語」<公式ページ>★★★★★★★★8

楽・「カンナさん大成功です」<公式ページ>★★★★★★★★8




一人で観たもの・・18本
家族3人で観たもの・・10本
夫と二人で観たもの・・1本
娘と二人で観たもの・・3本
友達と観たもの・・12本

blank_space
2007年11月08日

【シネマ・こむぎスタイル】第28回 キサラギ


投稿者 湯河原こむぎ

キサラギ スタンダード・エディション [DVD]
この映画は、6月頃公開されました。私の家の方ではやらなかったのでDVDを待つしかないかな・・・と思っていたら、アンコール上映がありましたので、少し遠い映画館でしたが、観に行って来ました。

映画好きの二人の友達から「脚本がものすごくよく出来ていて、本当に引き込まれる!絶対にこむぎも観て!」と、何度も言われていたこの映画。とても楽しみにしていました。

なので、私は観る時に「どんな複線も絶対に見逃すもんか!」というようなギラギラした目でスクリーンを見つめ、いろんな物事を心のメモに「φ(..)メモメモ」って感じで観ちゃいました。

これからこの映画を観る人は、深い事は考えず、画面をゆったりした気持ちで眺め、よく出来た脚本に身をゆだねてください。

★ストーリー★
一年前に自殺したアイドル、如月ミキの一周忌。あるビルの屋上の一室に5人の男が集まって来る。ネットの掲示板で知り合ったミキのファンである初対面の5人。彼らは在りし日のミキを偲び、話しているうちに「彼女の死は自殺ではなく殺されたのではないか?」という話になる・・・。

★みどころ★
「密室で5人がしゃべる」というシンプルな構成。しかし、観るものをひきつける!他の事など何も考えず、画面に集中してしまう。いろいろな伏線、いろいろなネタが、一つ残らずきれいにつながり、キリが晴れるようにすっきりと完結する。私は集中しすぎて、「やったあ!当ったり!」などと心の中で脚本と勝負したみたいになっちゃってたので、観終わったあと、疲れちゃった。

こまかい事は考えずに観てください。何度もおとずれる「え゛ーっ!そうだったのーっ!」を楽しみながら観てください。

とても練られた脚本です。脚本家は、「ALWAYS 三丁目の夕日」の古沢良太さん。さすがです。

登場する5人の男達は
小栗旬 (家元)
ユースケ・サンタマリア(オダ・ユージ)
小出恵介(スネーク)
塚地武雅(安男)
香川照之(イチゴ娘)

みんな熱演です。



「キサラギ」・・公式サイト
キサラギ衣装・写真パネル展を見ました。


彼女が死んじゃった。 DVD-BOX
最近、長瀬がらみで、昔のいろいろなドラマのDVDを見まくっています。この「彼女が死んじゃった。」は、2004年のドラマ。このドラマの香川照之さん、すごくよかった!どの映画・どのドラマでも、彼の存在は圧倒的ですが、このドラマでは、ほんとうに愛おしい役でした。「豆知識さん」と呼ばれる役でした。

blank_space
2007年11月03日

【シネマ・こむぎスタイル】第27回 ALWAYS 続・三丁目の夕日


投稿者 湯河原こむぎ

ALWAYS続・三丁目の夕日オフィシャル・フォト・ブック
2005年、まだ「シネマ・こむぎスタイル」が始まっていない頃、「ALWAYS 三丁目の夕日」の記事を書きました。感動して泣きまくりでした。

その続編が出来る!・・と聞いた時から、今日の公開日を待っていました。

続編を観に行く時には絶対に、前作を見直して復習してから行こうと決めていました。うれしい事に、公開前日の11/2、テレビで放映されました。・・・が、私は「オフィシャル飲み会」(BOSSを始め、上司が何人も来るので欠席しにくい飲み会)のため見ることが出来ませんでした。なので、今朝、起きてすぐに見始めました。懐かしい~!ほんとこの映画大好き!夫と二人、朝からかなり泣いちゃいました。

そして、午後、娘と三人で行って来ました。

まず、最初、いきなりの「え゛え゛え゛ーーーっ!?」という展開にびっくり。これはいきなり来ますので、絶対に映画の開始時刻に遅れないように行ってくださいね!

今回の話の中心は、茶川さん(吉岡 秀隆)が、芥川賞を取るために本気になる!というところ。それから、「鈴木オート」に、親戚の子がやって来ます。彼女はお嬢様育ち。父親が事業に失敗したため家屋敷を売り払って新しい仕事に就くため、鈴木オートで預かる事になりました。

あらすじは詳しく書きませんが、前作で充分感動出来たけど、本作で、もっともっとみんなが幸せになれるかどうか?というところが見どころ。

前作を見ないとわからないシーンもあるので、ぜひ、前作を見てから行ってください。私は、「続」を見るために、久しぶりに改めて前作を見、また新たに感動しました!本当に素晴らしい映画です。その他、悪魔先生の焼き鳥踊りとか、氷屋さんの転職とか、淳之介のポケットの穴とか、シュークリームの事とか・・・小ネタもより楽しいと思います。

今回の映画で一番泣けたところは(ネタバレにはなりませんのでご安心を)、ストーリーとはぜんぜん関係ないのですが、「映画館で、石原裕次郎の「嵐を呼ぶ男」を夢中になって観ている観客」のシーン。石原裕次郎の叩くドラムの音に合わせて体を揺すり、リズムをとって、画面に見入る満席の観客達(権利の関係か何か?で、スクリーンは映らず、観客の姿とドラムの音のみ)。当時の人たちの「熱さ」に涙が出ました。前作でも、テレビがやって来た鈴木オートの茶の間で近所の人達がいっぱい集まって、力道山のプロレス中継を見て、熱く応援するシーンがありました。そのシーンもとても好きです。

わたし的には、前作が★10個だとすると、今回は★8個なんですが、でもでもやっぱり「二作観て完結」すると思うので、ぜひご家族でご覧になっていただきたいです。「家族」って大切ですよね。特に堤真一演ずる鈴木家のおとうさん、それから薬師丸ひろ子演ずるおかあさん。大好きです。特に薬師丸ひろ子さんは、最近ものすごく上手で、ものすごくステキになりました。この二人、とってもいいなあ。

古行淳之介役の須賀健太君。前作よりものすごく背が高くなって声変わりも始まった感じでした。 コンスタントにいろんな作品に出ていて、すでに確固たる自分のポジションを保っている風格。きっと君も吉岡君みたいに息の長い俳優になれるとおばちゃん思うわよ。

鈴木一平役の小清水一揮君は、前作とそれほど変わらないイメージでした。彼も、私の大好きな「マイ★ボス、マイ★ヒーロー」にも出ていたし「14歳の母」にも出ていたし、確実にステップを登っているようでおばちゃん、うれしいわ。

「昭和」っていいですよね。「Hey! Say! JUMP」もかわいいけど、やっぱ、私は「歌姫」がいいわ~。

blank_space
2007年09月29日

【シネマ・こむぎスタイル】第26回 めがね


投稿者 湯河原こむぎ

f30blog02068.jpg
9月公開の映画で、一番楽しみにしていたのが、この「めがね」。

去年観た映画の中の第二位(私の中での)であった「かもめ食堂」の監督、荻上直子さんの作品。そして「かもめ食堂」の小林聡美さん、もたいまさこさんが出ると言ったら、観るしかないでしょう。1995年生まれにして、「やっぱり猫が好き」をほぼ全部見ている娘と二人で観に行きました。

f30blog02069.jpg
★ストーリー★
  
ええと・・・ストーリーは、あるような、ないような。
春、小さな空港に一人の女性が降り立つ。持ち物はバッグ一つだけ。彼女の名前は「サクラ」さん(もたいまさこ)。
そのあと、もう一人の女性が大きなスーツケースを手に空港から出て来る。彼女の名前は「タエコ」さん(小林聡美さん)。
サクラさんは、浜へ。タエコさんは、手書きの地図を見ながら小さな宿「ハマダ」へ。

「ハマダ」へ到着。「あまり大きな看板をつけると、お客さんがいっぱい来ちゃうから小さいのにしているんです。」と言うちょっと変わった宿の主人・ユージさん(光石研さん)と、犬のコージ。

ユージさんは、三段の重箱においしそうな食べ物を詰めている。「今日は、大切な人が来たので夕飯は浜辺で食べます。ご一緒にいかがですか?」と声をかけられるが、タエコは「けっこうです。」と断る。

次の日、目が覚めると、足元にサクラさんが座っている。「朝ですよ。」と。「え?ここでは朝になると起きなくちゃいけないんですか?」「そんなことないですよ。」・・・。

タエコさんは、なんとなく落ち着かない。ご飯もみんなで集まって食べるこの宿が自分に合わない・・・。「観光したいんですけど」と言うと「観光する場所なんかないですよ。ここでは、ただ『たそがれる』だけです。」と言われてしまう・・・。

f30blog02071.jpg

★みどころ★


「かもめ食堂」と同じく、特にこれといった事件が起こらない。台詞も少ない。好き嫌いの別れる映画だと思います。

だけど、私は私は・・・ほんとによかったあ~。

♪画面全体から伝わる「ゆるゆる感」がたまらない。

♪「ハマダ」というお宿のオープンLDKがたまらない。あのテーブルでご飯が食べたい。

♪サクラさんの浜辺のかき氷屋がたまらない。

♪とにかく食べ物がみんなおいしそう。バーベキューのシーンでは、レンコンやたけのこも焼いていました。空腹時に観るのは危険!娘も「おかあさん、映画観終わったら、なんか食べよう」と耳打ちして来ました。

♪タエコさんとサクラさんの服がかわいい。
タエコさんは黒×白が多いけど、そのうちに優しい色も着るように。
サクラさんの麻のワンピースがとてもかわいい。そして、いろいろな服に「替え衿」をつけているの。服が違ってて衿が同じっていうのをチェックしてくださいね!首の後ろでリボンを結ぶようになっています。

♪ヨモギ君(加瀬亮君)のゆるゆる具合は、ほんとばっちり!

♪この映画では、特に場所は特定されていないのですが、与論島で撮影されたという事。車のナンバーが「4610」(与論島)なので要チェック!

♪みんなが子どもたちと一緒になって行う「メルシー体操」がたまらない。絶対にDVDに特典としてつくだろうから(希望的予測)、それを見て絶対にマスターしますっ!

♪「梅はその日の難のがれ」と言う言葉が3回くらい出て来て、手づくりの梅干を食べるシーンがあります。帰りに思わず徳田商店に寄って、梅干を買って帰って来ました!←影響されやすい・・・

★こむぎ感想★
とにかく私は大好きな映画でした。娘もとても気に入っていました。・・・でも、小学生で、この映画をおもしろがれる子はあまりいないかも・・・。まったりしすぎていて。そして娘は、映画が終わったあと「きっと、またPASCOのCMにこの映画使われるね。」と。確かに。

この映画の中で、タエコさん、サクラさん、ヨモギ君は「何をしている人」かは、まったく明らかにされていません。人の素性などどうでもいいんだ!という気になります。また、「普段は何をしているんだろう?」なんて、考えるととても楽しい。

「めがね」というタイトルで、登場人物がみんな「めがね」をかけている。でも「めがね」の話題は出て来ません。答えはパンフレットに。

行く先が見えなくなったら、なんとなく世界とピントが合わなくなったと感じたら、それがあなたのたそがれとき。まっすぐに歩いて行けば、いつか必ずたどり着く。あなたもきっと経験する旅、その理想形が、『めがね』を通して見えて来るかもしれません。

この映画の中で、タエコさんは「どうして、ここに来たんですか?」と聞かれた時に「携帯電話の繋がらないところに来たかったんです。」と答えていた。忙しい日常の中で、そう思っている人って多いのでは?でも、実際に携帯電話の通じない場所に一人で旅に出られる人ってあまりいないですよね。
スクリーンの前で二時間だけ、旅に出てみませんか?

空と海のバランスにみとれたい・・・


映画「めがね」オリジナル・サウンドトラック

「映画「めがね」オリジナル・サウンドトラック」

チェロ(たぶん・・)の旋律がとても美しく、心がゆったりするBGMでした。「メルシー体操」、おぼえたいな~。



それでもボクはやってない スペシャル・エディション(2枚組)
それでも僕はやってない」で、光石さん、もたいさん、加瀬君、共演しています。この映画はとても息詰まる映画でした。・・・うってかわって今回はゆるゆるまったり・・・。
今、調べていてびっくりな事が!Wikiによると加瀬亮君の「父親は双日(旧日商岩井)社長の加瀬豊」だって!みなさん、知ってました?


2008.2.5追記

めがね(3枚組)

ちょっとちょっと、みなさま。今日、Amazonを見たら「こむぎさんに、おすすめ商品があります。」って、ものすごく私の心にヒットするものばかりおすすめされちゃったの~。

その中でもなんと言ってもこれが一番!「めがね(3枚組)」

しかーもっ!

<ディスク内容>
DISC1:本編
DISC2:特典ディスク ※「めがね」メイキング※メルシー体操完全版
DISC3:特典ディスク ※朝のたそがれ全編収録

思ったとおり「メルシー体操完全版」が入ってますっ!こりゃもう、予約しかないっ!はい!私は予約完了しましたっ!


blank_space
2007年09月13日

【シネマ・こむぎスタイル】第25回 HERO


投稿者 湯河原こむぎ

HERO DVD-BOX リニューアルパッケージ版
テレビシリーズが大好きで毎週とても楽しみだった「HERO」。映画化された!しかもイ・ビョンホンが出るって?そりゃ、観に行かないと!もちろん初日に!

・・・とばかりに9/8、公開初日に家族3人で観に行って来ました。

「HERO」はテレビドラマシリーズも大好きで毎回欠かさず見ていました。もちろんキムタクは大好きですが、それだけではなく、毎週、お腹をかかえて笑いながらも、とても大切な事を教えてもらったし、東京地検城西支部の面々のキャラクターと、チームワークがとってもよくて、本当にクォリティーの高い完成されたドラマでした。

さて、映画版のストーリーは、2006.7.3に放映された、テレビの「HERO」スペシャルから続いています。これから映画を見る人は、このスペシャルを見ておくと映画の予習になります。(すでに見た人も、映画を見る前に復習しておくのもいいかもしれません。)

ちなみに私、去年、テレビで見たのですが「スペシャルもう一度見たいな~。」と言ったら、夫が「あるよ。」とDVDを出して来ました!きゃーっ!ラッキー!

それでは、とりあえずスペシャルのストーリーをおさらいしておきましょうか。

久利生は海のきれいな山口県の山口地検虹ヶ浦支部に転勤した。平和な町に殺人事件が起こる。逮捕されたのは、地元一の有力企業鴨井産業(社長・利重剛)の専務・滝田(中井貴一)。滝田は、鴨井社長を陰で支えており、その誠実さは町の人がよく知っている。町一番の人格者。その滝田がなぜ殺人を?と言うお話。滝田は、その理由を絶対に口にしないが、久利生はじめ、虹ヶ浦支部の面々(綾瀬はるか、堤真一等・・)の粘り強い操作の結果、真実が明らかになる。殺人の理由は、社長が愛人と会っていたところを写真に撮られてしまい、その記者から「この写真を公にするぞ」と脅迫されていたからであった。(ここで、温厚な滝田が人を刺してしまうほど激高した理由が、いいんだな~。ぜひ、SPを見てください。この理由と、映画での台詞がリンクしているところがあります。)

町の人はみんな虹ヶ浦のきれいな海を愛しているが、花岡代議士(映画版ではタモリが演じているが、ドラマSPには名前だけで本人は出てこない)は、その海を埋め立てようとしている。そのために町一番の会社の社長を失脚させようとして、社長の元に愛人を送り込んだ・・・という事が、SPドラマのラストにわかり、次へのつながりを思わせる終わり方でした。久利生はこのSPのラストで、東京地検城西支部に戻る事になります。またSPがあるんだろうな~と思ったら、今度は映画でした!

ここで押さえておくポイントは、花岡代議士の秘書・石橋蓮司、中井貴一・綾瀬はるか。そして久利生は東京地検城西支部に戻る・・・という事。
Wikipediaによると、9/23にこのスペシャルが再放送されるという事ですので、見逃した方はぜひ!

長い前置きすみません。さていよいよ映画です。
★ストーリー★
久利生は東京地検城西支部に戻った。当初、芝山(阿部寛)が受け持った傷害致死事件を、途中から久利生が担当する事になる。

その事件は、サラリーマンが会社帰りに、うっかりぶつかってしまった男のタバコの箱を踏んでしまい、殴る蹴るされ、頭部を強打して亡くなった・・と言うもの。すでに芝山の前で容疑者梅林は「自分がやった」と罪を認めており、簡単に片付く事件と思われていた。

しかし、初公判で一転、梅林は容疑を否認。しかも弁護士には、有名・豪腕弁護士の蒲生(松本幸四郎)がついている。どうなっているのだ?と思ったところ、実は大きな事件のカギを握る男であった・・・。

大きな事件とは、花岡代議士の贈収賄事件。梅林がこの傷害致死事件の犯人となれば、花岡は・・・
ここからは、映画を観てのお楽しみ!

★みどころ★
☆城西支部の面々の仕事に対する情熱が素晴らしい!久利生の担当する事件をみんなで協力して解決しようとする熱いチームワークがすごかったです。「みんなの力で不可能を可能に!」

☆私はキムタクが好きですが(「ちょ~ラブ~!大好き~!」ってほどではないけれど)、キムタクファンならずとも、この映画のキムタクには惚れると思います。

☆映画の後半になるまで、傷害致死事件の犠牲となった「里山さん」という人については、多くを語られないままお話は進行します。わかっているのは、国仲凉子の婚約者、結婚式を目前に死んでしまった・・という事だけ。しかし、それが後半、法廷で久利生の口から、亡くなったその日の行動が事細かに語られます。このキムタクの長台詞がすばらしい!そして里山さんの胸の内を思うと、涙が・・・。

「いきたかった」

生きたかった

行きたかった

☆久利生がいつも持っていたブルーのiPod shuffle、売り切れかもね?
Apple iPod shuffle 1GB ブルー MA949J/A

☆中村検事(大塚寧々)のお部屋には「白い恋人」の缶がおいてありましたよ。

☆イ・ビョンホンは「これだけ?」と思うほどしか出て来ません・・・。あまり期待しないように~。カッコイイ回しとび蹴りが出るかな~?と思ったけど出ませんでした~ガクッ・・・。

☆またまた香川照之さんが、いい演技していました。彼は、一年に何本の映画に出ているんだろう?主役はあまりないけど、必ず、ビシッと脇で決めている。香りのよいスパイスみたいにね。今回は、髪型がなんだか変だったんだけど他のお仕事との兼ね合いかしら?

☆制作は、「踊る大走査線」「有頂天ホテル」「UDON」「それでも僕はやってない」等のヒットメーカー、亀山千広氏。自動車スクラップ工場のシーンで阿部ちゃんが着ていたのは「青島コート」かも?

☆久利生と雨宮の恋の行方は?ポイントは雨宮のノート。それから通販グッズが重要な役割を!?



夏休みに「お台場冒険王」に行きました。フジテレビの中には「HERO」STREETというところがあって、映画に使われた衣装や小物、久利生の部屋のセットなどが展示されていました。
f30blog01922.jpg

久利生が法廷で着ていた、グレーのタートルと革のジャケット。それとID。
f30blog01923.jpg

久利生の部屋のセット。通販グッズがいっぱい!
f30blog01924.jpg

「HERO」の久利生といったら、このダウンジャケットとブーツ。本当に使っていたのがよくわかる。キズがいっぱいついていました。このダウンは「A BATHING APE」のものだそうです。
f30blog02029.jpg

東京地検の風呂敷。映画の中で何度も出て来ました。
f30blog02028.jpg

雨宮のID。このIDだと5月3日(憲法記念日)生まれという事になっています。
f30blog02027.jpg

雨宮使用のメガネ。

この「HERO」STREET、とてもよかったです。でも、映画を観てから、もう一度見たいな。



★ドラマシリーズからの音楽がとてもよくて、思わず「HERO」映画版 オリジナル・サウンドトラックを、すぐに注文しちゃいました!昨日届いたのでエンドレスで聴いています!

このページで「「HERO」度チェックができますよ!

フジテレビや東宝が、かなり力を入れて宣伝していて、ヒットするべくしてヒットする映画だと思います。公開前日には、朝から晩まで?フジテレビに、キムタクと松たか子が出ていましたよね。観て損はないと思います。かなりのオススメです。

blank_space
2007年08月09日

【シネマ・こむぎスタイル】第24回 レミーのおいしいレストラン


投稿者 湯河原こむぎ

レミーのおいしいレストラン オリジナル・サウンドトラック
みなさま、お久しぶりです。湯河原こむぎです。6月下旬に実家の(←ここポイント)母が倒れて入院しました。救急車で運ばれた6/22から、退院する8/4までほぼ毎日病院に通いました(2日欠席)。結果的に、娘にお留守番させる事が多くなりました。学校がある間は、お留守番時間も2時間程度ですが、夏休みに入ると、仕事がある日は仕事+病院で、ほぼ一日中お留守番です。まあ、我が家は(夫の)じじばば同居ですので、その点では心配はないのですが。

つまらない思いをさせてしまうので、お休みの日は出来るだけ一緒にいるようにしました。家にばかりいるのもかわいそうなので(私は、少しの時間でも眠りたいのですが・・・)、よく映画に行きました。遠出せずに、行って・観て・帰って・・・3時間あれば充実した時間が過ごせます。早起きして、朝一番最初の回を観れば、その後の時間も有意義に使えます。

そんなこんなで、この夏の子ども映画、ほぼ観ちゃいました。「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」「西遊記」「シュレック3」「トランスフォーマー」・・・。その中でも一番よかったのが、この「レミーのおいしいレストラン」!

かなり前から予告編で観て「絶対に観たい!」と思っていました。「ディズニー×ピクサー」と来たら、おもしろくないわけがない!ただ・・・「ねずみが料理するってどうなのよ。」・・・と言う不安はありましたが・・・。娘のお友達家族と5人で観に行って来ました。

★ストーリー★
フランスの片田舎に住む、ねずみのレミーは、天才的な味覚と嗅覚を持つねずみ。フランスで一番有名なシェフ・グストーの「誰にでも料理が出来る。」と言う言葉を胸に刻み込み、いつの日か一流のシェフになる事を夢見ていました。
ある日、キッチンでスパイスを探していたレミーは、家主に見つかってしまい、家族や一族、友達もろとも家を追われました。下水道の流れに巻き込まれ、みんなとはぐれたレミーは、おなかを空かして途方にくれていると、目の前にグストーの幽霊?が現れ「過去にとらわれていてはいけないよ。上を目指そう。」と言う。下水から上に上がってみると、そこはパリの街、そしてグストーのレストランのすぐそばだった!

グストーのレストランは、かつて5つ星であったが、意地悪評論家のイーゴの酷評のためにひとつ星を落とし4つ星に、その後、グストーの死によってまたひとつ星を失い現在では3つ星。

そのレストランに、リングイニという若者が「ここで働かせてほしい」と訪ねて来た。彼は雑用係として使われる事になり、掃除の最中に大切なスープの入った鍋を倒してしまう。そのスープを誰にもばれないように、水を足し、適当な味付けをしてごまかそうとするリングイニ。一部始終を見ていたレミーは「そんな事をしたらダメだ!レストランの味を壊してしまう!」とジリジリ。また現れたグストーの幽霊に「レミー、お前になら出来る!」と背中を押され、レミーは、スープの味付けを直した。なんと、そのスープがおいしいと評判になり、リングイニは雑用係からシェフに昇格。

もともと料理などまったく出来ないリングイニと、天才的味覚を持ったねずみのレミーと協力してレストランを立て直す事ができるのか~っっっ!

★みどころ★
とにかく料理がおいしそう!
先日テレビでこの映画の特集をしていました。この映画を作るためにピクサーのスタッフ全員でフランスに行き、フランス料理を食べたそう。しかも、フランス料理教室に参加して、実際に料理を作ってみるという体験をしたとの事でした。ただ、見た目で「フランス料理はこんな感じ~。」と再現するのではなく、実際に、どんな素材が使われていて、どのような手順で作られているか、盛り付けの仕方、ソースの美しいかけ方は?・・・を、自分で体験してから制作にあたるのとでは、まったく違うだろう。フランべする時の炎は本物のようでした。

ねずみがリアル~
。。゛(ノ><)ノ ヒィ・・・レミーはとてもかわいくて、観終わった後は、レミーの携帯ストラップほしい~っ!とか思うんだけど。でも、ねずみ。レミーの毛のふわふわ具合もかわいかった!両手で包んでなでてあげたい!って思いました。・・・でも、ねずみだけど。小さくてピンクの手足としっぽがものすごくねずみっぽくて、ちょっとぞぞぞっっ。

娘がとってもハムスター好きで、ペットショップに行くと必ず「おかあさん、見てみて~!」とハムスターを見せられるんです。ちいさくてかわいいハムスター!「かわいい~!」って思うんだけど、あの手足としっぽは「ねずみそのもの」で、うひょ~っっっ(@_@)って思ってしまう私。「家には猫がいるからハムスターは飼えないよ。」と言ってるんですが。

最初に住んでいる家を追い出されるところとか、レストランに集合するところとか・・・何シーンか、ねずみがどっさり出てくるところがある!思わず「きゃー、ねずみが~っっっ!」と、隣に座っている娘の友達に助けを求めてしまいました。・・・・でも、それは大人の考えなんだよね。子ども達は、ぜんぜん「ねずみ=汚い」とか思わない。

水が本物みたい!
ディズニーの映画って背景も手を抜かない。「ファインディング・ニモ」を観た時にも、その海中の描写にはびっくりしました!レミーが下水道を流されて行く時、水だけは実写か?と思うほどのリアルさでした。レミーが洗い物が入っている流し台の中に落ちるシーンがありますが、その水中の描写も素晴らしいのでぜひ観てください。

リングイニの声が佐藤隆太
料理が下手で、なんだか情けない主人公のリングイニ。動きがアンガールズの山根みたい。情けなくてぎこちない彼にぴったりの、ちょっとヘタっぽい(本業の声優ではない・・という意味)声が「この声、誰だっけなあ~。」とすごく気になっていたら、私の大好きな佐藤隆太さんだった!頼りないけど人がよくて優しいリングイニにぴったりだった!ディズニーの声優オーディションって厳しいと聞いていますが、佐藤さんだったら、雰囲気もリングイニにそっくり!

「クイーン・アリス」の石鍋裕シェフ(ねずみ年なんだって!)も、ちょっとだけ声で参加しています。

出て来る人(ねずみ)がそれぞれ個性的。(こういう事を『キャラ立ち』って言うの?)
レミーはもちろん、同じねずみでも、お兄さんのエミールや、お父さんはまったく性格が違う!どんなものでも食べられればラッキー!と思う一般のねずみとは一線を画しているレミー。
リングイニの情けなさと人の良さ。それから有名シェフでありながら、驕り高ぶらないグストーの寛大な人柄。評論家のイーゴは最初、とっても意地悪に思えたけど、彼の舌は正直だ。イーゴはね、モト冬樹+阿藤海÷2みたいな顔。うふふ。どの人も活き活きと動いていました!



結局私は「ぎょえ~っっ、ねずみが~っっ!」と何度も鳥肌を立てつつも、最後まですっごく夢中で観ていました。パリの街並みもとてもステキで、音楽もものすごくよかったです。ディズニーのテーマパーク、またその中で行われるショー、それから映画の曲にはいつも感動します。とっても新しい感性の曲なのに、ずっと前から知っていたようななつかしい感じがする。クラシックの名曲のように壮大なスケールの曲も。
レミーでは、ラストのエンドロールの曲が特によくて、哀愁をおびたメロディーにうっとり。スイーツがいっぱいのピンク色のシーンは「マリー・アントワネット」みたいでした。

「DVD購入決定!」と、うなずきながら帰って来たこむぎでありました。そして「週末にはラタトゥーユを作ろう!」って思いました。パンフには「親子で作るラタトゥーユ」のレシピが載っていますよ。
作り方はこちらにも。

夏休みも残すところあと半分。ぜひ、お子様と一緒に「レミーのおいしいレストラン」観に行ってくださいね!「人生って、なんでもレシピ通りにやればいいってものではない・・・(∨∨)」なんてちょっと哲学的に思ったり。
・・・でも、ねずみがいっぱい出て来るよ!^_^;

公式ページはこちら。



本編が始まる前に「LIFTED」という短編が上映されます。ピクサー映画では、よくおまけみたいに短編が上映されますが、「短編」と言えども完成度がものすごく高い!この「LIFTED」もすごくおもしろくて、子ども共々みんな大笑い。「つかみはOK!」な感じでした!

blank_space
2007年07月10日

【シネマ・こむぎスタイル】番外編 最近観た映画


投稿者 湯河原こむぎ

こむぎです。5/3に「東京タワー」のレビューを書いて以来、シネマネタを書いていません。映画を観ていないわけではないのです。何本も観ていて、そこそこおもしろいものはあるんですけど、ワーキングマザースタイルを読んでくださっている皆様方に「ぜひ!」と胸をはって薦めたい・・と言う映画がないんです。

ミニレビューを書いてみますね。よろしかったら参考にしてください。

ブラッド・ダイヤモンド・・(レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・コネリーほか)

これは、実はものすごくよかったのです(これを観た週、「メタボ腹」の事を書きたかったので、そちらを優先)。社会派映画って苦手な私ですが、ディカプリオが本当にものすごくよかった。やっぱり彼はすごい。ただ顔がいいだけではない実力演技派だと思いました。
美しいダイヤモンドの裏に、こんなに激しく汚く醜く恐ろしい血が流れていようとは・・・。犠牲になっているたくさんの人々、そして子どもたちが気の毒でかわいそうで・・・。→もっと読む。

ゲゲゲの鬼太郎・・(ウェンツ瑛士、大泉洋、間寛平ほか)

ねずみ男の大泉洋、子なき爺の間寛平、もう、生まれつきみたいにぴったりで、ほんと大笑い。それから、砂かけ婆の室井滋、輪入道の西田敏行・・・もー、たまりません!ただ、ウェンツの鬼太郎はどうなの・・・ちょっとキレイすぎ。でも、毛針を使った後の鬼太郎の頭に注目!ゴールデンウィークに家族で観に行って大笑いしました!→もっと読む。

バベル・・(ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、菊池凛子ほか)

娘が修学旅行に行った夜、夫と二人で観ました。初めてこういう映画を観ました。まったく何も感動できなかった。とっても「不毛」な時間を過ごしたと思いました。「伝えたいことが伝わらないもどかしさ」を伝えたかったのだと思いますが、私(と夫)には、まったく伝わりませんでした。自分で「観たい!」と選んでお金を払って観た映画のことは、けなしたくない。どんな映画でも、できれば「ここはよかった。」と思いたい。でも、まったく思えませんでした。私の理解が足りないのかもしれません。頭が悪いのかもしれません。でも、誰かに詳しく説明してもらわないとまったくわからない・・・というストーリーは「映画」としてどうなのかな。→もっと読む。

・・・と思っていたら、友達にタダ券あるからと誘われて、二回目観ちゃった。そしたらストーリーを把握できていたせいか、一回目よりも多少よかったです。(だからと言って「二回観て」とは、すすめられません。)でも、やっぱり細かいところの適当さが気になる。バスに向かって撃った銃弾。狙った角度と、実際にガラスに当たる角度がまったく違う。ゲームセンターでゲームしてるのにプレステのコントローラーがついているとか・・・。→もっと読む。

クイーン・・(ヘレン・ミレンほか)

この映画は、10年前にダイアナ元皇太子妃がパパラッチとの激しいカーチェイスの末急逝した時、民衆はエリザベス女王のとる行動に注目した。すでにチャールズ皇太子と離婚して民間人となったダイアナに対してコメントする必要はないのだが、それが「あまりにも冷たいのでは」と、民衆の不信感は増大。結局1週間後に女王はコメントを発表するのだが、その1週間の間の王室の様子が事細かに描かれています。

エリザベス女王を演じたヘレン・ミレンは今年度アカデミー賞主演女優賞を受賞しました。彼女は本人にとても似ています。そして、また、その演技はとてもすばらしかったです。

みんなはダイアナ妃の事ばかりほめるけど(私も大好きですが)、女王も若い時(たぶん26歳)に即位し、以来50年以上もずっとその地位を維持している。ダイアナは、思ったことをなんでもマスコミの前で話しているけど、女王は、ダイアナと同じように若いうちから苦労しているけれども、やはり立場上、胸の内をそう簡単に口にすることはできない。そのつらさを、ヘレン・ミレンが表情だけでとても上手に表現していて、涙が出て来ました。これはぜひオススメ。→もっと読む。

眉山・・(松嶋菜々子、大沢みきお、宮本信子ほか)

私は娘がいる。そして、私は母の娘である。だから泣けました。だけど、どうだろ、二時間ドラマでもよかったかも。松嶋菜々子さんがキレイ過ぎて、「一般人の役」がとても似合わなかった。大沢みきおとの間の事も心の動きがよくわからなかった。宮本信子さんの着物姿がステキすぎた。菜々子さん痩せすぎです。でも、徳島には行きたくなりました。→もっと読む。

パイレーツ・オブ・カリビアン・ワールド・エンド・・(ジョニー・デップ、オーランド・ブルームほか)

私はジョニー・デップが大好き!だから、この映画はとても好き。出来がどうであったとしても絶対に好き。だけど、話が複雑になりすぎて、もはや子どもにはまったくわからないと思う。私も、この映画を観に行く直前に、1と2を見直して行ったけれども、それでもよくわからないところが多々あった。しかも長い!たっぷり3時間。→もっと読む。

舞妓Haaaan!・・(阿部サダヲ、堤真一、芝咲コウほか)

これは、一番最近観たもの。映画館では、ずーっと前から予告編をやっていて、それを観るたび大笑い、「早く公開されないかな~」と心待ちにしていました。阿部サダヲ好きにはたまらない映画ですよ。とことんクダラナイですが、とことん笑えます。何も考えずに大笑いしてください。
・・・でも、くだらないのが嫌いな人は観ない方がいいです。

舞妓さんのいろんな事がよくわかります。舞妓さんの「花街言葉」がとてもかわいい。修学旅行で迷子になった阿部サダヲに、「ぼん、どないしはったん?(おにいさん、どうしたの?)」、すごーくやわらかくてステキ。私も覚えたいな。

「観たいな」と思える映画がありましたか?
私のランクとしては・・
ブラッド・ダイヤモンド(★オススメ★)≧クイーン(★オススメ★)>舞妓Haaaan!!!(←好みが分かれる映画です)≧パイレーツ・オブ・カリビアン≧ゲゲゲの鬼太郎>眉山>バベル
・・・です。

これから先、夏休みにかけては「シュレック3」、「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」、「レミーのおいしいレストラン」、「西遊記」等、子どもと一緒に楽しめる映画が続々ですね!私も楽しみです!

blank_space
2007年05月10日

【シネマ・こむぎスタイル】番外編 オダギリジョーが好き


投稿者 湯河原こむぎ

ゆれる
最近、オダギリジョーが好きです。スクリーンで初めてオダギリジョーを観たのは「ゆれる」を観た時。映画の始まりの、ただ単に登場したその姿に、並々ならぬ色気を感じ取ってしまいました。オダギリジョーは東京に住むカメラマンで、母の一周忌に実家に帰るから・・・みたいな単なる打ち合わせシーンでしたが。「うわー、この人すごい~」と思いました。それまでもドラマやCMで何度となく観ていましたが、スクリーンでは「特別」な感じがしました。

「ゆれる」は、2006年の国内のいろいろな映画賞で「フラガール」と並んで、たくさんの賞を受賞した作品です。「おもしろい」とか「楽しめる」という言葉とはほど遠い重くて深い映画です。

東京で成功している弟のオダギリジョー、故郷に残り実家のガソリンスタンドを継いでいる兄の香川照之。ある日、兄弟と、兄がひそかに好意を抱いている女性(3人は同郷で小さい頃から知っている)と3人でつり橋に出かける。兄と彼女がつり橋にいる時に、彼女が川に転落し死んでしまう。事故だったのか、兄が突き落としたのか・・・。ジャンルとしては「法廷もの」です。オダギリジョーと香川照之の二人が本当に上手で、観ている私も心が揺れました。

この映画の中のあるシーンで、オダギリジョーの「舌出せ」という台詞があるのですが、その台詞にしびれました。・・・と自分のブログで書いた事があります。今でも時々「オダギリジョー 舌出せ」のキーワードで検索してくださる方がいるので、たぶん、あのシーンにしびれた人が私以外にもいるんだと思います。



時効警察 DVD-BOX  仮面ライダークウガ 特別篇
「ゆれる」を観るまで、私の中のオダギリジョーって「時効警察」やCMの「どうすんのよっ、俺?」とかのコミカルなイメージ、また仮面ライダークウガだった人、そして、なんだかいつもむさっくるしい髪型をした人・・・のイメージでした。スタイルもよくて顔もステキなのに、けっこうコミカルな事も本人が好きそうですよね?「時効警察」は、夫が大好きで、毎週HDDに録って見ています。「時効が成立した事件を霧山修一朗(オダギリジョー)が趣味で捜査している」というドラマで、毎週、すっごくおもしろい。このドラマではさすがに色っぽくはないのですが。最近新シリーズがまた始まってうれしい限り。


イン・ザ・プール  イン・ザ・プール
「イン・ザ・プール」は、奥田 英朗著の同名小説を映画化したもの。最初、小説を読んで、伊良部総合病院の地下にある神経科の精神科医・伊良部のはちゃめちゃさ加減に大爆笑!はまりにはまって、シリーズ3作全部読んじゃいました。(二作目「空中ブランコ」三作目「町長選挙」)
小説「イン・ザ・プール」は5つのお話から成っています。
一つ目のお話は「イン・ザ・プール」・・・なんとなく体調が悪くて、水泳を始めたら泳がずにはいられなくなってしまった人の話。
二つ目のお話は「勃ちっぱなし」・・・勃ちっぱなしで元にもどらなくなった人の話。
三つ目のお話は「コンパニオン」・・・いつもいつも自分はストーカーに狙われているって思っている女の話。
四つ目のお話は「フレンズ」・・・ケータイ依存症?の高校生の話。ケータイがないと、手が痙攣してしまうほど。
五つ目のお話は「いてもたっても」・・・電気を消したか?と一度思うといてもたってもいられなくなる人の話。

本を読んでから知ったのですが、このお話が映画化されている。伊良部医師は松尾スズキ(オダギリジョー主演・東京タワーの脚本を書いた人)、なんと「勃ちっぱなし」がオダギリジョー。これは観るしかないじやないですか!(ちなみに、一つ目のプール依存症の患者は田辺誠一、五つ目の「いてもたっても」の患者は市川実和子)この映画のオダギリジョーは、サラリーマンの役なのでスーツを着て、髪が短くて(私は髪の短い人が好み)とてもステキでした。そして、大笑いできる楽しい映画でした。



メゾン・ド・ヒミコ 特別版 (初回限定生産)
この「メゾン・ド・ヒミコ」は、以前、唐土さんが紹介されていた映画。ストーリーは、ゲイ専門の老人ホーム「メゾン・ド・ヒミコ」、オーナーのヒミコ(もちろんゲイ)は、ガンに侵され死にかけている。ヒミコの美しい恋人オダギリジョー、ヒミコの娘柴崎コウ。この三人と、老人ホームの住人達の物語。女装しておネエ言葉のおじいちゃん達がいっぱい出て来て、キモチワルイ。だけどだけど観終わった後には、なんだか心があたたまるような気持ち。ゲイの人って二種類いるの知ってました?「女になりたい」人と「男のままで男の人を愛する」人。この映画を観て、初めてそんな事を認識しました。オダギリジョーは後者。この映画の彼はとにかく美しい。白いスーツがとても似合う。細いけど、肩からお尻にかけての後姿が完璧に美しい。ゲイの父親を軽蔑している柴崎コウが、女装のおじいちゃん達と仲よくなっていく過程が重要。私はこの映画好きですが、観始めは気味悪かったです。柴崎コウみたいに、映画の進行と一緒に心の氷が解けて行かなければ、最後まで気持ち悪く、ぞっとするでしょう。


オダギリジョー好き歴、まだ数ヶ月の私が、彼の映画やドラマを何本か観て来て感じたこと。「彼のスタンスってジョニー・デップに似てるかも」。必ずしもビッグ・タイトルになる!という映画ばかりに出ているわけではない。どんな時でも自分のスタイルを崩さない。自分のやりたい役なら、マイナーなもの、変わったものでもやる。なんだか変な髪形をする時がある。うーん、似てると思わない?
「なんとか映画祭」みたいにヒジョーに公的なVIPなシーンでも、変な髪形してたり、へんなファッションだったり。でも「ムサかっこいい(むさっくるしいけどかっこいい)」。これからも、少しずつオダギリジョーの作品を観た行きたいと思っている私です。今、公開中の「東京タワー」の彼もとってもステキなので、ぜひ劇場に足を運んでくださいね。


blank_space
2007年05月03日

【シネマ・こむぎスタイル】第23回 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン


投稿者 湯河原こむぎ

「家族を探して」『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』オフィシャルシネマブック
「東京タワー」を観に行きました。この映画は、もう説明する必要がないほど有名になったリリー・フランキーさんの著書「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」を映画化したものです。

この映画については、ストーリーなどの説明も必要ないと思います。
単発スペシャルドラマでは、ボク・・・大泉洋、オカン・・・田中裕子、オトン・・・蟹江敬三→→HP
連続ドラマでは、ボク・・・速水もこみち、オカン・・・倍賞三津子、オトン・・・泉屋しげる
この映画では、ボク・・・オダギリジョー、オカン・・・樹木希林、オトン・・・小林薫

それを全部見ている私って、ある意味すごい・・・かも?
それぞれがそれぞれに良い。SPドラマで、オトンが蟹江敬三さんって言うのが、私が頭に描いていたオトンにすごくぴったり!と思いましたが、連ドラの泉屋しげるさんも、ものすごく合っていました。映画の小林薫さんは、知的すぎるかな~?ってちょっと思ったり。

ドラマでは、若い頃のオカンも年取ったオカンも、田中裕子さん、倍賞三津子さんご本人が演じていましたが、映画では、若い頃を樹木希林さんの実の娘、内田也哉子さんが演じていました。彼女がとっても素敵でした。本当の親子なので違和感なかったし、「若いオカン」の初々しさが、本当によかったです。也哉子オカンが着ていた服を、かなり晩年になってからも希林オカンがずっと着ていたり、そんなところにもオカンの人柄がよくあらわれていたと思います。

自分の家族の事を考えながら心で観てほしい映画です。連ドラを見ていた人にとっては「あっさりしすぎ・・」と感じるかもしれません。私は、毎週号泣し、コブクロの「蕾」にも泣かされまくっていましたから。でも、それぞれの良さがあります。そうそう、この映画には、かなりの大物達がほんのチョイ役でたくさん出ています。それを探すのも楽しいと思いますよ!私は、田口トモロヲさん、小島聖さんがどこに出ていたかわかりませんでした。答えはパンフレット、または、公式サイトでご確認くださいね!

「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」公式ページ

★こむぎのワンポイント★
しろいうさぎとくろいうさぎ

本筋にはなんら関係ありませんが、見つけちゃったので紹介したいと思います。
冒頭、小さい頃のボクと也哉子オカンが寝ているシーンで枕元に「しろいうさぎくろいうさぎ」の絵本が置いてあります。2秒くらいしか映らないので(しかも、本にはピントがあっていないので)、よーく凝視してチェックしてくださいね!この本、私は結婚祝にいただいてとっても感激した、すごくステキな内容のお話なんです。
「東京タワー」の原作、ドラマにも「うさぎ」が出て来るのは、みなさんご存知ですよね。東京に出て来てから、オカンはうさぎを飼っていたんです。いつも(ドラマでも原作でも)うさぎは一羽だったんですけど、映画ではうさぎが二羽出て来ます。そう、しろい子とくろい子、二羽出て来るんです。くろいうさぎの名前が「ぶどう」、しろいうさぎの名前が「パン」、二羽合わせて「ぶどうパン」・・・ぷぷぷっっっ(*^-^*)ですが・・・きっと監督?が「小さい頃、いつも読んでもらった絵本が大好きで、マー君がうさぎを二羽買った・・・」というような含みを持たせているのかな~?なんて一人で考えて、ちよっとうれしくなりました。あ、これは、私の勝手な想像なんですけどね。(映画を観た時は「そんなに昔から、あの絵本はなかっただろう・・・」と思ったので、家に帰ってから絵本の後を調べてみたら初版が1965年になっていたので、充分ありえる!と確信しました。)

しっかし、オダギリジョー、ほんとにステキ。今日、ここに書こうと思ったけど、次回「オダギリジョー」について別に書こうと思います。



東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~
一大ベストセラーですよね。とっても分厚い本で、私は200ページあたりまでは退屈でたまらなかった~。でも、後半目が腫れあがるほど泣きました(×_×;)
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
スペシャルドラマもDVDになって出ています。興味があったらレンタルで見てみてくださいね!
「料理制作」さんのレシピ帖 映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』の料理と、毎日のおいしいごはんの話
東京タワーでは、東京に出て来たオカンがいつもおいしいものをたくさん作って食卓に並べているシーンが印象的です。映画では、そのシーンが少なくて淋しいのですが。こんな本が出ているそうです。「料理制作」さんのレシピ帖 映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』の料理と、毎日のおいしいごはんの話
オカンの料理、作ってみたいですよね~!
ザ・シナリオ 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
脚本の松尾スズキさんによるシナリオ本。次回「オダギリジョーの巻」に書きますが、あの松尾スズキさんが脚本って、ある意味びっくり。個性派俳優ってイメージがあったので。

blank_space
2007年04月12日

【シネマ・こむぎスタイル】第22回 ホリディ


投稿者 湯河原こむぎ

The Holiday [Original Motion Picture Soundtrack]
皆様、レビューではお久しぶりです。1月に5本、2月に4本と、いいペースで来た私の映画鑑賞ですが、3月はインフルエンザ、子ども会の役員を引き受けたのでその大量の仕事、春休み・・・と3重苦で一本も観ることが出来ませんでした・・・。まあ「何をおいても絶対に観たいっっっ!」と言う(私にとって)魅力ある映画もなかったと言えばなかったんですが。

そんな中でも、これだけは絶対に観たい!と切望していた、3/24公開の「ホリディ」!
やっとやっと観に行く事が出来ました!

★ストーリー★
ロンドンの新聞社に勤めているアイリス(ケイト・ウィンスレット)は、会社のパーティーで、3年間愛して来た男が、自分ではない女と婚約発表したのを見て、不幸のどん底に落ちていた・・・。
ロサンゼルスでは、映画の予告編を製作する会社の経営者アマンダ(キャメロン・ディアス)が、同棲中の男・作曲家のイーサンの浮気が元で大ゲンカ。彼を家から追い出したところだった。

ロンドンとロサンゼルス、恋に破れた30代の女が二人。アマンダは、クリスマスに向けて誰もいないところで一人、バカンスを過ごそうとパソコンの前で検索していた。すると、アイリスが「貸しコテージ」として登録している「ROSEHILL COTTAGE」を見つける。すぐに申込みすると、アイリスから返事が。「家も車も全部取り替えて過ごすのが条件。あなたの家は?」「LA」二人はチャットで打ち合わせし、さっそく翌日から「HOME EXCHANGE」を実行。

★みどころ★
HOME EXCHANGE」・・って日本では馴染みがありませんが、欧米では、かなり浸透して来ているらしく、数万人~数十万人が利用しているとの事。私も以前テレビ番組「世界まる見え」で、バイクが大好きなイージーライダー家族と、ガーデニングが大好きな自然派家族のお母さんがチェンジして数週間過ごす・・・というのを見た記憶があります。

「HOME EXCHANGE」こんなサイトがありました。・・・ステキなお家ばかりで、行ってみたくなりますね!

この映画の二人の女性は、お互い一人暮らし。アイリスはロンドンの田舎のコテージ、アマンダはロスのプールつきの豪邸。アマンダは、ついさっきまでイーサンという彼と同居していましたが、たった今追い出したばかり。一人暮らしなら「HOME EXCHANGE」も、しやすいかも・・・ですね。

アマンダの豪邸はもちろんステキですが、アイリスの住む古ーいコテージが、私の胸に直球ど真ん中ストライク~!お菓子で出来ているような外観も、もけもけの犬も、キルトのベッドカバーも、階段の敷物も、ペンキのはげかけたチェストも・・・なにもかもが、ちょープリティで、目がハートになってしまいました。「かもめ食堂」を観た時のように「DVD購入決定!一時停止しながら、インテリアをじっくり見るのだ~!」と思いました。

さて、この二人、滞在先でステキな男性に出会います。
アマンダは、アイリスのお兄さん(ジュード・ロウ)と。アイリスは、アマンダの元カレの友達(ジャック・ブラック)と。さあ、二人の傷は癒えるかな?

f30blog01443.jpg

映画を観た後、私、マシュマロ入りのホット・チョコレート(マシュマロは一人5個)が飲みたくなっちゃって、帰って来てからマシュマロ作っちゃいました。この映画、クリスマス前から大晦日のお話。大好きな人への、今年のクリスマス・プレゼントに、この映画のDVD!すっごくいいと思います♪ちょっと先のお話ですが。

しばらく映画を観ていなかったので、今日、本当は、この映画の後にディカプリオの「ブラッド・ダイヤモンド」を観るつもりで家を出たんですが、観終わった後のほわほわした気持ちをこわしたくなくて、今日はこれだけにしておきました。あ゛ーっ、ぜひ、みんなに観てほしい。ジュード・ロウ、ステキ~!今までのステキさと違うステキさなの。

3月から、今日まで、本当にいっぱいいっぱいで、毎日「きっつー、もう限界・・・(@_@)」と思いながら、やっとの事で生きながらえて来ました(大げさ?)。でもでも、癒されました。本当に。観てよかった~!

そうそう、この映画の予告編では、20数年前のBOZ SCAGGSの「We're All Alone」が流れています(予告編で歌っているのは、リタ・クーリッジらしい)。大好きな曲。映画の中では、この曲が使われていませんでした~。それだけは、がっかり~。なんでー?

「ホリディ」公式ページ・・・こちらで「We're All Alone」が流れる予告編が観られます。



ホリデイ
「ホリデイ」のDVDが8/9に発売されます。大好きな人とクリスマスに見てほしい。プレゼントに最適だと思いますよ!TSUTAYAに出たら、ぜひ見てみてください!




ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
ケイト・ウィンスレットの「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」
この映画の彼女はとてもステキです。

大学教授、デビット・ゲイル(ケビン・スペイシー)は、女性を殺した罪で死刑宣告を受ける。死刑執行まであと3日となった時、自分の手記を書いてもらうために女性記者(ケイト・ウィンスレット)と面会する。彼女は、話を聞くうちに「これは冤罪では?」と思い、彼を助けるために奔走する・・・というストーリー。重苦しい映画ですが、とっても引き込まれますし、記者役の彼女がとても活き活きしていました。



恋愛適齢期
ホリディの監督、ナンシー・マイヤーズ監督の「恋愛適齢期」。ジャック・ニコルソンがステキ、ダイアン・キートンがおしゃれで、年を取ってもあんな風にかっこいい人になりたい~!と思いました。老眼鏡のシーンは笑いました。
でも、この映画、私の若い友達は「ちょー、いやだった~!」との事。やっぱ、年取った二人のラブシーンはだめか・・・。


ナチョ・リブレ 覆面の神様 スペシャル・コレクターズ・エディション
マイルズ役のジャック・ブラック、いつもはこんな役が多いのに・・・。ちょっとステキに見えちゃったりもした・・・。目がとてもきれいだったりして♪

blank_space
2007年03月01日

【シネマ・こむぎスタイル】第21回 ドリームガールズ


投稿者 湯河原こむぎ

ドリームガールズ オリジナルサウンドトラック
第79回アカデミー賞、発表されましたね。皆様の予想は当たっていましたか?作品賞が「ディパーテッド」というのにはびっくりしました!きっとアカデミー会員の人たちは、この映画の元となった香港版「インファナル・アフェア」を観ていないんだと思う。しかも「日本の映画のリメイク」と紹介されてたし。香港ですから~っっ!私は「硫黄島からの手紙」にとってほしかったなあ。

さて、助演女優賞に日本人の菊池凛子さんがノミネートされていました。とってもうれしい事ですね!ぜひ、彼女に助演女優賞をとってほしかったのですが、先週の水曜日に「これは無理かも・・・」と思いました。それは「ドリームガールズ」を見たからです。

「ドリームガールズ」は、25年前にブロードウェイで大好評だったミュージカル。そのストーリーが今年、映画になりました。

★ストーリー★
仲よしの女友達3人(エフィ・・ジェニファー・ハドソン、ディーナ・・ビヨンセ・ノウルズ、ローレル・・アニカ・ノニ・ローズ)で作ったボーカル・グループ「ドリーメッツ」。彼女達はオーディション・イベントで喝采を浴びるが、優勝出来なかった。そんな彼女達に可能性を見出したカーティス(ジェイミー・フォックス)は、ドリーメッツに「君達に必要なのはチャンスだ!」と、ローカルスターでありながらデトロイト・シアターで絶大な人気を誇るジミー(エディ・マーフィー)のバックコーラスをやってみないかと、持ちかける。エフィは「自分達の夢はステージの中央に立つ事」と、最初反対するが、ジミー・アーリー&ドリーメッツとして活動を始める。彼らの人気はうなぎのぼり。全米のチャートにもランクイン。中古車屋だったカーティスは、車を全部売り、自らのレコード会社を立ち上げる。彼らは快進撃を続け白人にも受け入れられるようになる。

カーティスは、ドリーメッツをザ・ドリームスと改名し、デビューさせる。それに伴い、今までリードボーカルだったエフィが後ろに下がり、ディーナがリードとなる。ビジュアル的にも成功させようというカーティスのアイデアだった。最初は、自信なさげであったディーナだったが、どんどん人気が出て「時代の寵児」としてもてはやされるようになった。そして、ドリームスの歌は「ソウル」を忘れポップス化して行った。エフィは、おもしろくない。リードボーカルもはずされ、しかも恋人だったカーティスの心もエフィーを離れ、ディーナに向いていた。この先、ドリームスはどうなって行くのか?

★みどころ★
☆なんと言ってもジェニファー・ハドソンの圧倒的な存在感と抜群の歌唱力。歌だけでこんなに涙が出るものかと思うほど泣けました。
☆ビヨンセが、まるでバービーみたいにきれい!最初、ビヨンセってあのビヨンセ?とピンと来なかったのですが、それもそのはず、彼女は、この役のために10キロ体重を落としたそうです。まったく無駄のないプロポーション。すばらしいです!
☆エディ・マーフィが今までとは違う役柄で、とても上手だった。(でもTAKE2のアズマックスに似てた)

★聴きどころ★
この映画はミュージカル仕立になっています。実は、私はミュージカルが苦手なんですが、ジェニファー・ハドソンの歌にはやられました。たまらず「ドリームガールズ オリジナルサウンドトラック」を買いました。

最近、このサントラ、とってもお気に入りで毎日聴いています。特に大好きな曲が3曲あります。

まずは10曲目。
♪AND I AM TELLING YOU I'M NOT GOING ♪・・・ラスベガスのシーザースパレスのショーの前に、みんなと意見が合わず、誰もいなくなったステージでジェニファー・ハドソンが歌い上げるこの曲。私、本当にぼろ泣きしました。
13曲目。
♪I AM CHANGING ♪・・・ドリームズから離れ、月日が経った。一人ライブハウスで歌う事となったエフィー。「今、私は変わろうとしている」という、彼女の再スタートの曲。
17曲目。
♪LISTEN ♪・・・10曲目を聴いていると、とにかくジェニファー・ハドソンの歌唱力に圧倒され「なぜ、彼女が助演女優賞?主演は誰よ?」と思ってしまう。主演はビヨンセなのだ。ありえないプロポーションと美しさの彼女でも、かすんでしまうと思われるほどジェニファー・ハドソンの存在感はすごい。ところがっ!この「LISTEN 」でのビヨンセはすばらしい!

とにかく聴いてください。このアルバム、ここで試聴が出来ます。

「エフィがドリーメッツを抜けて、何年経ったのかな~?」って思っていたら、ジミーとローレルが教えてくれた。「私達の記念日の数だけ」と8回キスをしました。もう8年も経ったのね~。しみじみ。

この映画、ぜひ映画館で観てほしいです。自宅にどんなにすばらしいホームシアターをお持ちの方でも、ぜひぜひ映画館の音響でジェニファー・ハドソンの歌を味わってほしいです。「バベル」を観ていないにもかかわらず「これはやられたかも~。」と思ってしまうほどの衝撃の歌声でした。



ドリームガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション
2007.6.22 DVD発売決定。「バベル」を観た今となっては、ジェニファー・ハドソンのアカデミー賞は「当然の事でしょう。」と思えます。映画館で見逃した方、ぜひぜひレンタルででもご覧になってくださいね。・・・あ、「バベル」は気が向いたらレンタルで見てください。ま、見なくてもいいです。2007.5.18追記。

blank_space
2007年02月22日

【シネマ・こむぎスタイル】第20回 バブルへGO!!タイムマシンはドラム式


投稿者 湯河原こむぎ

「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式」オリジナル・サウンドトラック
「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式」を観て来ました。バブルというのは1986年11月から1991年10月までのたった5年間の事。この時期に大学生だった人、新人社会人だった人は、とにかく懐かしいでしょう。私は高校の同級生と観に行き、大ウケしました。

★ストーリー★
2007年、800兆円の借金を抱え破綻の危機に瀕している日本を救うため、財務省の下川路(阿部寛)はタイムマシンで1990年に行きバブル崩壊を止める・・・というとんでもない計画を立てる。そのタイムマシンはドラム式洗濯機。タイムスリップするのは真弓(広末凉子)。一足先に1990年に向かって行った真理子(真弓の母・薬師丸ひろ子)からは連絡が途絶えている。真弓は真理子に会えるのか?バブル崩壊は止められるのか~!?

★みどころ★
バブル期を体験した私と同年代の人は、とにかく懐かしくて大笑いしてしまうでしょう。芸能人が本人役で出ているのが楽しい!広末がその本人に会って一言アドバイスするのがおもしろい!ラモスに会って「ドーハではロスタイムに気をつけて!」◎◎には「本を書くと当たるよ!」□□には「缶コーヒーのCMが来るから!」・・・。

阿部寛が「17年後の俺はどうなってる?」と広末に聞く。私は「『結婚できない男』っていうドラマに出てて、いつも変なしましまのポロシャツ着てるよ~。」と心の中で教えてあげました。最近、阿部ちゃんっておもしろい役が多いけど、バブルのあの頃って風間トオルと二人「いい男」としていっぱい出てたのにな。この映画の中で、久々にカッコつけた阿部ちゃんを観ました。なつかしすぎる。でも、私は現在の阿部ちゃんが好き。何か吹っ切れていて。

広末凉子がとてもかわいい♪ほんとにこの人、子ども産んだの?と思うスレンダーな体!うらやましい限り。

最初から最後まで笑いっぱなし!と思いきや、金融界のいろいろな問題点等の深刻シーンもあり、思わず見入ってしまうシーンも。広末凉子が洗濯機に入る時にウエットスーツを着るのですが、その胸に書かれているのが「MOF Ministry of Finance(大蔵省。 現・財務省)」。私は銀行に勤めていたので「MOF担」等の言葉をよく耳にしていたので、その胸の文字だけで「クスリ」と笑える。

しかし、17年前の東京はあんなにビルが少なかった?人間の記憶って曖昧~。

★私のバブル体験★
◎私は、1984年に結婚し、1986年11月(!まさに、バブル景気開始月だよ)に家を建てました。以前インタビューの時も書いたのですが、住宅ローンの金利は半端じゃなかったです。8%ですからね。

◎当時、銀行に勤めていた私。送付前の満期通知を見るのは楽しかった。1000万円を大口定期にしておくと、利率が8%で利息が80万円。税金20%ひかれても手取りの利息が64万円!他人の満期通知なのにうれしかった!自分的には50万円(セコイ・・・?)の定期でも一年置いておけば税金ひかれても20000円の利息が。今ではありえませんね。

◎ボーナスがすごかった!

◎忘年会のビンゴの商品がすごかった。
1等・・・B4くらいのタッパーに入った数の子。1人。
2等・・・B4くらいのタッパーに入ったいくら。1人。
3等・・・箱入りの新巻鮭。20人くらい。
私が当たったのは3等。忘年会の帰り、みんなで新巻鮭の箱を小脇に抱えて帰りました。OLが数人、みんな新巻鮭を抱えて電車に乗ってる・・・異様な光景ですね~。

◎年度末のケーキがすごかった。
家族5人くらいで食べる大きさのバースデーケーキ。チョコのプレートに「ありがとう。来期も頑張って 支店長」とホワイトチョコで書かれていた。一人暮らしの人にも独身寮に住んでる男の人にも1ホールずつ。

みなさんの「バブルの想い出」もお聞かせくださいね。私のバブルの想い出なんてかわいいもんです。「札束もらった」みたいな衝撃的なバブルの想い出、お待ちしております。

そうそう、この映画の結末、すごいですよ~!「バック・トゥ・ザ・フューチャー」みたいです。



「バブルへGO!!」は、あのホイチョイ・プロダクションズの作品。
ホイチョイと言えば、誰もが知ってる「ホイチョイ3部作」。どれがお好きですか?

私をスキーに連れてって
私をスキーに連れてって(1987年)

私は、スキーが好きじゃなかったのですが、私の妹二人は、スキーが大好きだったので、このビデオ、飽きるほどくり返し見ていました。スキーに出かける時、車のドアを開けて路面を触ったりするしぐさ、みんな真似していましたよね!わたし的には、全編にわたって流れるユーミンの曲がツボでしたね。

彼女が水着にきがえたら
彼女が水着にきがえたら(1989年)
サザンが音楽を担当したこの映画。いろんなマリンスポーツが出て来ました。3部作の中では、(私は)一番印象が薄い作品。

「波の数だけ抱きしめて」(1991年)
なんと、今調べてびっくり!この映画はDVD化されていないんですね。3部作の中では、私はこれが一番好き。湘南のミニFM局のお話。中山美穂と織田裕二。FM局のお話なので、洋楽の名曲がたくさん出て来ます。私は、この映画のサントラを持っていて、今でも時々聴いています。あの名曲「カサブランカ」も入っているのです。1991年の映画だけれど、1982年の夏の物語。「赤いファミリア」がたんまり出て来て懐かしい。ああ、青春だあ。


blank_space
2007年02月10日

【シネマ・こむぎスタイル】第19回 それでも僕はやってない


投稿者 湯河原こむぎ

f30blog01249.jpg
「Shall we dance?」の周防監督の11年ぶりの映画、「それでも僕はやってない」を先週観て来ました。痴漢冤罪の話というのはわかっていましたが、「Shall we dance?」的なものを想像していたので、あまりの重さにびっくりしました。


★ストーリー★
フリーターの金子徹平(加瀬亮)は、面接に行くために電車に乗った。駅で降りると女子中学生に腕をつかまれ「痴漢したでしょ」と言われる。「痴漢?」身に覚えのない金子は、駅員に連れられ事務室へ。そこでは、話を聞いてもらえずに警察に引き渡されてしまう。金子は「自分は何もやっていないのだから、ちゃんと話せばわかってもらえるだろう。」と思った。しかし、手錠をかけられ「お前は逮捕されているんだ!」と言われ愕然とする。この日から、長い長い金子の戦いの日々が始まる。

★みどころ★
2時間半という長い上映時間。そして、面白くも楽しくもないストーリー。でも、一秒たりとも画面から目が離せないし、身じろぎも出来ない。眠くなる暇もトイレに行きたくなる暇もなかったです。

痴漢をしても「やりました。」と認めて3万円程度のお金を払えば、すぐに警察から解放される。しかし、実際自分が痴漢をしていなくても「やっていない」と主張すれば、拘留されてしまう。やっていなくても「やりました。」と言い、お金を払えば、すぐに出られるのである。絶対におかしいよね。そんな事。

映画では、加瀬さんは「やってない」と主張しつづけたため拘留される事に。刑務所から出て家に帰れる事になった加瀬さんの髪がかなり伸びていて、拘留の長さを感じました。

法廷のシーンが多く、観ているこちらも息詰まる思い。一生のうち法廷に立つ機会がある人ってどのくらいいるでしょう。今までずっと、ただの善良な市民として日々を過ごして来たのに、その場に「被告人」として立たされた当事者のプレッシャー、ストレスはどれほどだろう。加瀬さんのキャラクターがこの役にぴったりでした。自信なさげでおどおどして。震える心が痛いほど伝わりました。

途中、何度も涙が出ました。加瀬さんがかわいそうで、役所さん(元裁判官の主任弁護士)が頼もしくて、友達の協力がありがたくて、もたいまさこ(加瀬さんのお母さん役)の気持ちが痛いほどわかって・・・。観終わった後、オダギリジョーの「ゆれる」(やはり法廷もの)を観た時みたいな重~い気持ちになりました。一緒に観た友達は大学生の息子がいるので「あ゛ー、胃が痛くなる。息子に電車に乗る時は両手を挙げて乗るように!って言わなくちゃ。」と言っていました。

★今週になって、またこの映画の事を考えた。先週とは違う考えを持った。

この裁判の制度ってどうなのよ?と、本当に疑問に思う。「裁判長の考え方」によって判決は決まる。しかし、今後、裁判員制度が実施され、自分が裁判員に選ばれたら正しい判断が出来るのか?・・・と思いました。



2009年5月までに始まる裁判員制度。私たちも裁判員に選ばれる可能性があります。自分が選ばれた時、正しい判断ができるでしょうか?人一人の一生がかかっています。不安です~。
裁判員制度公式ページ裁判員制度for Kids・・・子どもにもわかりやすく「裁判員制度」について説明されています。私もこのページでようやく理解できました・・・(^^ゞ


今回は映画だったから「加瀬さんはやってない」と言う事が、私にもわかっており「やっていないのに気の毒」というスタンスで観ている。でもでも、映画じゃなかったら?もし夫が痴漢をしたと言われたら?お尻を触られた女子中学生が自分の娘だったら?考えただけで背筋が凍りそう。無実=無罪ではない。恐すぎる。この映画、素晴らしい。歴史に残る名作だと、私は思います。

しかし、加瀬さんも女子中学生も嘘をついていないとすれば、「お尻を触った真犯人」は別におり、そいつはのうのうと暮らし、今日も痴漢行為をしているかも。許せないっ!



お父さんはやってない
「お父さんはやってない」という本。「矢田部孝司+あつ子」ご夫婦での共著になっています。公式ページにも「この事件と出会わなければ、僕の映画は生まれなかった。」という周防監督のコメントとともに紹介されています。この映画の中には、自身も痴漢の冤罪をかけられ、戦っている最中の「佐田さん」という方が登場します。佐田さんは、加瀬君の無実を証明するために協力をおしまず、尽力してくれます。映画の中の佐田さんもご夫婦で登場、この著者がモデルになっていると思われます。


「法廷もの」と言われる映画
ゆれる
映画には「法廷もの」がかなりあると思う。この「ゆれる」は、オダギリジョー、香川照之出演、西川美和監督(1974年広島生まれの若い女性監督)の映画で、2006年の映画賞を多数受賞しています。またこの作品は、キネマ旬報2006年度日本映画ベストテンの2位に選ばれています(一位は「フラガール」)。私も、映画館でこの映画観ましたが、オダギリジョーさん、香川照之さんが素晴らしく、ラストは「このあと、お兄さんはどうしたかな~。」って考えてしまいました。これも、重く、つらい映画でしたが「観てよかった。」と思える素晴らしい作品でした。

半落ち
「半落ち」
本も読み、映画も観ました。認知症の妻に「殺してほしい」と頼まれ、殺してしまう。その後、彼は・・・。いろいろと考えさせられ、号泣の作品でしたが、映画館では寺尾聡さんのドUPが多く、ちとつらかった記憶があります。
『愛の流刑地』オフィシャルハンドブック
現在公開中の「愛の流刑地」。私は本も読んでいないし、映画も観ていませんが、これも「法廷もの」です。私は世間の噂から、単なるエロエロ映画だと思っていましたが、「法廷シーン」がとても多いそうです。みなさん、ご覧になりました?私は、豊川悦司さんが大好き。寺島しのぶさんの演技には、いつも「魂」を感じるので、観たい気持ちはあるのですが、勇気がなくて観に行けません・・・。


blank_space
2007年02月01日

【シネマ・こむぎスタイル】第18回 不都合な真実


投稿者 湯河原こむぎ

不都合な真実


「人として観るべき」と思う「不都合な真実」を観ました。これは、もと、アメリカ大統領候補であったアル・ゴア氏の「講義」の映画です。ゴアさんは、1960年代後半から地球温暖化に注目し、ずっと研究を続けて来たそうです。現在、かなり深刻化しているこの問題を一人でも多くの人に知ってもらうため「スライド講演」を、全世界の各地で(確か1000箇所以上と言っていたような・・・)行っています。

その内容は、年々深刻化する温暖化について、実際の研究資料、映像、グラフなどを使用しながら、わかりやすく、身の毛もよだつような地球の行く末を説明しています。そう、ちょうど、大学の講義を聴くような感じです。時間も1時間半程度なのでほんと、講義を聴いているようでした。時々ジョークを交えながらのお話はとっても聴きやすい。でも、楽しくて面白い話ではないので、ちょっとあくびが出ちゃったりもするんですが、それがまた、大学の講義みたいでなつかしい・・・^^;

とにかく、温暖化は深刻な問題で、海面の温度が上がるとハリケーンや台風が起こりやすくなる。これは、2005年8月末にアメリカ合衆国南東部を襲った記憶に新しいハリケーン・カトリーナもその影響。ものすごい被害でしたよね。

それから、今まで「蚊」は高地にはいなかったが、温暖化で高地にも発生するようになったため、今まで「マラリア」(蚊によって媒介される病気)が発生していなかった地域にも「マラリア」が発生するようになった。考えてみれば「エボラ出血熱」とか「鳥インフルエンザ」とか、新しい伝染病が次々と出て来ていますよね。恐い事です。

温暖化でこんな事がおこっています。

「不都合な真実」公式ページ ・・・このページの最初の予告編ムービーは「SKIP」せずに全部ご覧ください。

この映画を観ていると「私に出来る事はなに?今すぐ教えて~!すぐに実行するから!」という気持ちになります。映画のラストには、「今、すべきこと」が、たくさん出て来ます。中には「そこまでは出来ない」というものもあります。たとえば「出来れば、ハイブリッドカーに買い替えましょう。」うーん、そう簡単に車の買い替えは出来ないだろう・・・。「電力会社に、オール電化(エコ発電だったか?)問い合わせの電話をかけましょう。」それがいいのはわかるけど、かなりの出費ですよね・・・。「温暖化を公約にかかげた政治家に投票しましょう。」あんまりいないかな・・・。

「TAKE ACTION」あなたにも出来る事は、公式ページにもたくさん載っています(4ページあります)。

映画館には、「私にできる10の事」が、わかりやすくまとめられたチラシがあるので、映画館に行ったら、それを10部もらって、友達に配りましょう。ここにも書いておきます。

私にできる10の事

★省エネルギー型の電気製品や電球に交換しましょう。

★停車中は、エンジンを切り、エコ・ドライブしましょう。

★リサイクル製品を積極的に、利用しましょう。

★タイヤの空気圧をチェックしましょう。車の燃費基準を上げれば、無駄なエネルギーを削減することができます。

★こまめに蛇口をしめましょう。水道の送水に使用されるエネルギーを削減する事が出来ます。

★過剰包装、レジ袋を断りましょう。買い物は、リサイクル・エコ・バッグを使いましょう。

★エアコンの設定温度を変えて、冷暖房のエネルギー削減をしましょう。

★たくさんの木を植えましょう。1本の木は、その育成中に1トン以上の二酸化炭素を吸収することが出来ます。

★環境危惧についてもっと学びましょう。そして、学んだ知識を行動に移しましょう。子ども達は「地球を壊さないで」と両親に言いましょう。

★映画「不都合な真実」を見て、地球の危機について知り、友に勧めましょう。


私がすぐに始めた事は

♪夕飯の時に、夫と娘にこの映画の事を話し、自分達には何が出来るか話し合いました。

♪我が家は、今までもずっと冬はエアコンを使わない事に決めています(乾燥して喉が痛くなるので)。これからも続けようと思いました。

♪いらない電気は消す事にしました。

♪レジ袋を断る事にしました。そのため、エコバッグを持ち歩く事にしました(前から持ってはいたんだけど)。

♪その結果、A型で几帳面な娘はレジに行くと「袋はいりません」のカードをかごにさっと入れてくれます。

♪しかも心配性の娘は「一つ、エコバッグ使っちゃって、次のお店に行く時はどうするの?」と心配するので(A型)、土日など行く店が多い時は、二つ、三つのエコバッグを持って出かけます。

♪我が家には二台車があります。一台はとても大きくて燃費の悪いワゴン。でも、この車、家族3人とも大好きなので、どうしても手放せません。なので遠出する時、大きなものを買う時はこの車に乗りますが、それ以外は私の軽自動車を使う事にしました。

♪会社でも、友達に、この映画の事を話し「映画は無理に観なくていいから、これを見て。」とパンフを見せました。

♪ワーキングマザースタイルにこの記事を書きました。

「私一人が何かアクションを起こしたとしても、たいした変化はない・・・」と思わずに、小さなことでも出来る事から始めましょう!みなさん!

エコ・サンデー・キャンペーンとして、今週・来週の日曜日、この映画が500円で観られるシネコンがあります。お近くの方は、ぜひ家族で観に行ってはいかがでしょう?一人でも多くの人に観ていただきたいと思います。そして、DVD化されたら、各学校に一枚ずつ備え付け、総合の時間にでも観たらいいのでは?と考えます。「温暖化」というものを考えるきっかけになると思います。みんなで地球を守りましょう!

おまけ★こむぎのエコバッグ・コレクション★・・・なんでも形から入る私・・・。
f30blog01225.jpg
左・キットを買って自分で作りました。ポーチつきです。ミツバチとお花の柄でとてもかわいいです。
中・東急ハンズでレジの後にエコバッグがたくさん並べて展示してありました。このみつばちのかわいらしさに買わずにはいられませんでした!
右・ふだんスーパーでもらうレジ袋に一番近い形です。ブラックウォッチ柄とぶたさんの絵がとても気に入っていて、一番よく使っているものです。
f30blog01226.jpg
これは、以前、ミスタードーナツの点数を集めてもらったエコバッグ。スーパーでレジ打ちしてもらう時に、空のかごにこのエコバッグをすっぽりとかぶせ、それからレジ打ちしてもらうと、そのままスポッとかごから抜くだけで帰れます。たっぷり買う時はこれを持って行きます。頼りになるエコバッグです。ただ、満タンに入れると、とても重くて、歩いて帰るのは無理です・・・。

★こんなにいろいろなエコバッグがあります!持ち歩きたくなるすてきなものを選びたいですね!買ったら、忘れずに持ち歩きましょう。★



不都合な真実 スペシャル・コレクターズ・エディション
2007.7.6 DVD発売決定。学校や職場などに一枚ずつ備え付けてほしいです。一人でも多くの人に観ていただきたい映画です。2007.5.18追記。

blank_space
2007年01月25日

【シネマ・こむぎスタイル】第17回 リトル・ミス・サンシャイン


投稿者 湯河原こむぎ

Little Miss Sunshine

第79回アカデミー賞ノミネートの発表がありましたね。作品賞に「硫黄島からの手紙」がノミネートされました!(^^)//゙゙゙パチパチ。それから、助演女優賞に「バベル」の菊池凛子さんがノミネートされましたね。うれしい事ですね。この「バベル」は、6部門7ノミネート!ゴールデンウィーク公開が待ち遠しいです♪

さて、作品賞にノミネートされた「リトル・ミス・サンシャイン」を先週観て来ました。有名な人が一人も出ていない(名前を聞いて「ああ、あの人ね!」っていう人)、この映画。すごくよかったけど、アカデミー賞にノミネートされるとは思っていなかったのでびっくり!この映画に出ている10歳の女の子、アビゲイル・ブレスリンちゃんも、助演女優賞にノミネートされました。

★ストーリー★
アリゾナ州のアルバカーキに住むフーヴァー一家は大変な家族。
おとうさん・・・自分が開発した「9ステップス理論」を書籍化しようと各社に売り込み中。でもなかなか売れない。
おじいちゃん・・・老人ホームに入っていたがヤク中のため?追い出された。
おにいちゃん・・・15歳。空軍士官学校に入るまでは、一切しゃべらない!と決意している。必要な時は紙に書く。
おじさん・・・自称「アメリカ最高のプルースト学者」であるが(ホモ)、ライバル(男)に奨学金と恋人(男)まで奪われ自殺未遂。医者から「一人にしてはいけない」と言われたため、この家に。(おかあさんの兄)
オリーブ・・・おブスであるが(←おすぎさん曰く)、ビューティークイーンになる事を夢見ているかわいい子。
おかあさん・・・こんな、いろいろで、ばらんばらんな家族をまとめている、とっても大変な人。

ある日、オリーブが子どものミスコン「リトル・ミス・サンシャイン」の地区予選を勝ち抜き、本選に出場する事になった。本選の会場はカリフォルニアのレドンド・ビーチ。アルバカーキからは1120キロ離れている!もちろん、行きたいのだが、こんな問題アリの家族を誰一人として家には置いて行けない。全員で行くしかない!飛行機で行くのが早いとわかりきっているのだが、そんなお金はない。・・・しかたなく、ワーゲンのおんぼろミニバスに家族全員乗り込み、遥かなるカリフォルニアを目指す・・・というお話。

Little Miss Sunshine: The Shooting Script (Newmarket Shooting Script)

★みどころ★
とにかく、この道中で、いろんな事件がおこる!おこる!まずは、このおんぼろミニバスが壊れる!坂道から走り出すか、押しがけでしか走れない!ばらばら家族が押す!押す!それから、おじさんが、途中のコンビニで・・・。おとうさんの営業が、・・・・。朝起きたらおじいちゃんが、あんな事に・・・。それからクラクションが壊れて、警官に車を停められ大変・・・。おにいちゃんの身に・・・。もう、とにかく大変!家族が団結せざるを得ない状況になる。

ミスコンのシーンでは「ジョン・ベネちゃん事件」の時にさんざん流された実際の映像みたいな光景が繰り広げられるの。うーん、どうなんでしょう、あの子達。子どもなのにセクシーなビキニを着て、大げさな髪型、そして、あんなに媚び媚びで。おなかぽっこり、キューピー体型のオリーブが、一番子どもらしくてかわいいよ。

大笑いして、ほろっとして、うるっとして、観終わった後、幸せな気持ちになれる映画でした。あまり、いろんな映画館でやっていないみたいだけど、もし近くでやっていましたら、ぜひぜひ観ていただきたいステキな映画でした。おんぼろの黄色いバスがとってもかわいいです♪アカデミー賞にノミネートされたから、公開するシネコンが増えるといいなあ。

公式ページ


リトル・ミス・サンシャイン

2007.6.2 DVD発売。おじいちゃん役のアラン・アーキンさんが、アカデミー賞助演男優賞を獲得しました。笑えて泣けてほのぼのする映画です。ぜひ、ご家族みんなでご覧になってくださいね!

blank_space
2006年12月28日

【シネマ・こむぎスタイル】第16回 硫黄島からの手紙


投稿者 湯河原こむぎ

f30blog01105.jpg
「硫黄島からの手紙」観て来ました。アカデミー賞の呼び声も高いと聞くこの映画。「ぜひ、観ておかなくては!」と思いました。ただ、以前も書いたように「映画は娯楽!」とばかりに、HAPPYになれるものが大好きな私には重過ぎるテーマであり、戦争映画はとてもつらいので避けて来たため「戦争」の事自体よくわかっていません。お気楽野郎の私が、この映画を観て理解するためには「予習」が必要でした。

私がした「予習」は・・・
Wikipediaで「硫黄島の戦い」を調べた
フジテレビのスペシャルドラマ「硫黄島・戦場の郵便配達」を見た。
★フジテレビの「とくダネ!」の「硫黄島からの手紙」の特集を見た。
★「硫黄島からの手紙」のパンフレットを読んだ。

12/14に一人で観に行きました。その時は、涙が出たけど、重く苦しい映画ではあるけれど、二宮君がアカデミー賞助演男優賞候補と言われているけど(よかったんですよ!よかったんだけど)それほどかしら?と思ったし、渡辺謙さんも「ラストサムライ」の時に感じた「圧倒的な存在感」のようなものが弱い感じがしました(役柄が違うのであたりまえと言えばあたりまえですが)。それと、二宮君の言葉づかいがものすごく今っぽくて「しらねーよ」「やってらんねーよ」・・・という台詞に違和感。それから、二宮君の奥さん役の裕木奈江さん(二宮君より13歳年上!)の台詞、召集令状が来た夫に「誰も帰って来ないんだよ。ひとりもだよ。」という「だよ」っていう言葉。そうなのかー?それでいいのかー?なんて気になったり(この二人のシーン、とーってもよかったし泣けるのですが)。昔の言葉や戦争用語でわからない言葉があったり(「けんぺい」とか「いっぺいそつ」とか)、聞き取れなかったり(アメリカで公開される時は字幕がつくので問題ないでしょう。)。見終わったあと、なんとなくもやもやした気持ちで映画館を後にしました。うーん、どうなの、これ。

・・・と思ったので、この映画を観た事を家では話しませんでした(私は映画をいっぱい観るけど、その全部、一つ残らず家族に感想を話すわけではないのです。)。そしたら、夫が「19日、休みだから『硫黄島からの手紙』観に行こうぜ!」とうれしそうに言った・・・。え゛ーっ、観たよ~、しかもあんまりおもしろくなかったしー・・・と思ったけど、それは秘密にして二回目を観に行く事にしました。二宮君が、あるシーンで「まじかよー」って言ったような気がしたので、それはあまりにもどうなの?と思ったから確認したい気持ちもあったりして。

観に行く前には、改めて、フジテレビのドラマと、とくダネ!の特集を二人で見ました。そして、行くまでの間、車の中で、夫にいろいろとこの戦争の事について説明してもらいました。私は、この戦争が「何のために」行われていたかも知りませんでした。どっちが悪いのか、きっかけが何だったのかという事も。

なんと!二回目を観たら、一回目に観た時と、まるで俳優さんたちの演技が違って見えました。クリント・イーストウッド監督が二宮君をこの役に選んだ意味がピカッとわかったような気がしました。彼はとても子どもっぽくて気が弱そうに見えるけれど、感情までコントロールされてしまう戦争の中で(「お国のために戦って死ぬ!」とか「天皇陛下万歳!」とか)、絶対にその精神に同調できなかったアウトローなイメージを彼に感じたのでは?繊細な中に秘められた強さのようなものが、監督の心を捉えたのでは?と。

硫黄島を守るために任務に当たる総指揮官・栗林(渡辺謙さん)の人間性も二回目の方が、ものすごく感じました。それまでのやり方では、米軍が上陸して来る水際で戦ったのですが、栗林中将のやり方は、水際に兵はおかず、摺鉢山の下に地下陣地を作り、持久戦に持ち込むという作戦だった。彼の指示は、幕僚達の大反対にあった。今までは、負ける時は「潔く自決」だったが、栗林中将はそれを許さない。「10人の敵を倒すまで死ぬ事を禁ずる」と言うのです。島のあちこちを守っている部隊が陥落すると、みんなは自決しようとするのですが、「残ったものは、全員合流して最後まで戦うように」という命令なのです。それってつらすぎませんか。実際、映画の中でも合流する道を選ばずに、手榴弾を胸に、何人もの仲間が自決して行くのです・・・・・。ああ、戦争って・・・。

米軍の圧倒的な兵力の前には5日で終わるだろうと言われていた、この硫黄島の戦いが、彼の作戦のため36日間も続いたと言います。米軍は、東京とサイパンのちょうど真ん中あたりにあるこの島をB29の中継基地にするために欲しがっていたのです。ここをとられてしまえば、東京への大規模な爆撃が可能になってしまう。東京を、家族を守るため、栗林はどうしてもこの島を守りたかったのです。いや、せめて遅らせたかったのです。「われわれがここを守る一日には大きな意味があるのです!」の謙さんの台詞に泣けました~。

「正しい戦争」はありません。「楽しい戦争映画」もありません。絶対に忘れてはいけないのです。戦争が、つい最近まで行われていた事(今も戦争しているところもあるし・・・)。この硫黄島の戦いも、私が生まれるわずか16年前の事で、ものすごくびっくりしました。「太平洋戦争」、たった5文字で表されるこの戦争(太平洋戦争に限らず、どの戦争もですが)では、数え切れないほどの兵士が亡くなり、その方たち全員に大切な家族がいたという事を、世界中の誰もが忘れてはいけいのです。観たくなかったけど、観てよかったと思いました。そして、二回観てよかったと思いました。やはり「おすすめです。」とは言えません。でも、「観ておくべき映画」だと思いました。行こうと何度も思ったけど行けなかった「硫黄島二部作」のもうひとつの映画「父親達の星条旗(アメリカ目線の硫黄島の戦い)」も絶対に観ておこうと思いました。

・・・二宮君が「まじかよー」と言ったかどうか疑惑については・・・私の誤解でした。でも完璧に「まじかよー」なニュアンスで「かんべんしてくれよー」と言っていました。

最近見たテレビでのインタビューで、二宮君は「僕は俳優じゃないので・・・。職業は?と聞かれたら『アイドルです』と答えるしかありません。」と言って、さらっと笑っていました。世間でいろいろと騒がれているけど、全く動じていないところがすごかったです。小さいけれど君は大物だ!

兵士の役の人達には、とても魅力的な俳優さんがいっぱいいたのですが、パンフには一切名前が出ていませんでした・・・。エンドロールにだけ表示されていました。残念っ!



私が二宮君ってすごい!と思った映画「青の炎」

青の炎 特別版
黒い家と言う保険金殺人の小説(これも、ちょーすごい作品だった~)を書いた貴志 祐介青の炎を読んだ時、あまりの切なさに胸がしめつけられるようだった。高校生の主人公が母を守るために酒乱の父を殺す計画を立てるという話。すごい小説だった。

その後、この話が映画化される事になり、主演が「嵐」の二宮和也と松浦亜弥・・・はあ?ジャニーズの子が人気あるからって、この役は無理だろー!しかも相手があややとは・・・がっかりだよーっっっ!と思った。

そしたら、あーた、二宮君のうまいこと!・・・台詞は確かに下手なところもあるんだけど、私が小説を読んだ時に強烈に感じた「せつなさ」が見事に表現されていました。映画のキャッチフレーズも確か「せつない殺人鬼」だったと思います。かわいくてあまいマスクの高校生。周りから見たら高校生活が楽しくて仕方がない幸せな子に見えるだろう。でも、彼には深い深い悩みがある・・・。その「哀しさ」がとてもよく伝わりました。酒乱の父役は、なんとデザイナーの山本寛斎さん。この人の狂気の役もすごかった!

先日、テレビで蜷川監督が「二宮はいつも寒そうにしていて、その、人との距離感みたいなものが彼独特」って言っていました。『寒そうにしている』!その表現ぴったりかも~!と思いました。いつもちょっと困ったような眉毛ですよね。とにかく、この「青の炎」は「二宮君ってただものではない!」と強く感じた一本でした。
同じ「嵐」でも、この役は松潤じゃダメなんだな~。松潤の眉は意思の強さを感じるから~。松潤は黒木瞳の「東京タワー」(←この映画自体は大嫌いなのだが、松潤と寺島しのぶがよかった。)と小雪と一緒のドラマ「ぼくはペット」の時が最高に良い★・・・横道にそれました、すみません。



ハチミツとクローバー スペシャル・エディション (初回限定生産)
「憲兵」のエリート仕官だったがそこをクビになり硫黄島に派遣された兵士役の加瀬亮さん。彼もなかなかよかったです。憲兵ってよくわからなかったけど、夫に聞いたら軍警察のようなものなのだそうです。彼がそこをクビになったエピソードもなかなかつらいものがあります。でも彼の優しさが胸にしみました。
加瀬亮さんって、けっこう今「旬」ですよね。「パッチギ!」にも出ていましたが、私はなんと言っても「ハチミツとクローバー」の真山君役が好きです。彼の着ている服のセンスもすごく好きでした♪


硫黄島からの手紙 期間限定版 父親たちの星条旗 期間限定版

二枚ともDVDが発売されました。「硫黄島からの手紙」は、上の記事に書いたように、私は二度観てやっと理解する事ができました。
先日、電車の中で耳にした大学生くらいの女の子3人組の会話。
女の子A「『硫黄島からの手紙』、ちょーつまんねーから。」
他の子二人「まじー?そうなんだ~!?」
A「意味わかんねーし、暗いし。」
・・・。君達、若い世代の子にこそ観てもらって、戦争の事を忘れてほしくない!とおばちゃんは思うわ~。TSUTAYAで借りてぜひ、見てほしい!2007.5.18追記。


blank_space
2006年12月22日

【シネマ・こむぎスタイル】番外編 クリスマスのおすすめ


投稿者 湯河原こむぎ

nobutree.1.jpg
書こう書こうと思いながら、クリスマスは、もうすぐそこ。アセアセ^_^;・・・と思いながらもやっぱり書きます。クリスマスにおすすめの映画。

ポーラー・エクスプレス
★「ポーラー・エクスプレス」★
まずは、子どもと一緒に観てほしい映画。
子どもって何歳までサンタさんを信じるのかな?別にそんな事にこだわらない家庭も多いのかもしれないけど「信じている間は信じさせてあげたい」と言うのが、我が家の方針。クリスマス時期のテレビは、うっかり見てると「サンタはいなくて、本当はパパとママ」と豪語しているもの多数。なので、「サンタもの」を観る時は細心の注意が必要。この映画は大丈夫です。そろそろサンタさんを信じられなくなって来た「ヒーロー・ボーイ」。彼に起こるクリスマスの出来事は・・・。

この映画は、フルCG。フルCGってあんまり好きではないのですが、鍵穴からのぞく瞳に差し込む光とか、風になびく男の子の短い髪の毛の描写がすごい!生きてるみたい。フルCGじゃないと(実写じゃ)絶対ムリって言う、いろんなアクションシーンもすごい!DisneylandとDisney・Seaと富士急ハイランド、三ついっぺんに行ったみたいな、ものすごいスリルとスピード感があった!あの重そうな汽車が、ものすごい所を猛スピードで走る!!まるで、「フジヤマ」や「ドドンパ」に乗ってるみたい!湖の氷ですべるところの迫力ったら!娘と二人「あ゛ーーーーっ!」「きゃーーーーっ!」「早くうーーーー!」と声を出してしまいました。

ストーリーは「ポーラーエクスプレスに乗って、北極点にいるサンタさんに会いに行く」という単純なものだけど、最初から最後まで画面に釘付けでした。

原語でも吹き替えでも、1人5役(ヒーロー・ボーイ/車掌/ホーボー/サンタ/父親)。原語ではトム・ハンクス、吹き替えは唐沢寿明。その違いに耳を傾けるのも楽しいです♪
絵本も発売されています。「茜あおいさんの絵本「急行北極号」のエントリー」


大停電の夜に ~ ナイト・オン・クリスマス ~
★大停電の夜に★
クリスマスイブの夜に、東京が大停電になる。光のなくなった大都会でキラキラとまたたく、たくさんの小さなラブストーリー。

観た後に、なんとも言えない幸せな気持ちになるところが「ラブ・アクチュアリー」みたいだ~!と思いました。「ラブ・アクチュアリー」も大好きな映画。こちらもクリスマスにおすすめです。
「ラブ・アクチュアリー」のエントリー・・・「柚子さんの記事」 「カトウヒロコさんの記事」 「私の記事」

「私にはおこらないけど、友達にはおこっていそうな」そんな身近にありそうな小さなストーリーたち。特に大きな盛り上がりもなく、こういうストーリーが、好きな人、キライな人って分かれるところ。でも、私、こういうの大好き。停電の夜だから、余計な明かりや光がない。音楽も最小限。音も最小限。静かでほのかな映画だった。灯りがあったら、他の人の存在など気にしないかもしれない。光のある夜だったら、自分の話を、赤の他人に話したり出来ないだろう。明るい部屋では、打ち明けられない話もたくさんあるだろう。大停電の夜だから・・・。

停電の夜にあちこちで起こるいくつかのストーリーが、ラストの方では一つの場所に向って集まって来ます。

そんなストーリーの中で「16種類の十六茶」の田畑智子ちゃんのキャンドル屋さんが唯一カラフルで、あたたかいオレンジ色の灯りを灯していました。キャンドル屋さんの彼女は、燃え残りのキャンドルをとかした自作のキャンドルをいっぱい作って持ってるの。それは売り物ではないんだけど。停電の夜、そのたくさんの再生キャンドルをお店の前の路地と、豊川悦司さんのバー(彼女のお店の向かい側)に、たくさんたくさん並べるの。それがとてもキレイでした。カラフルなキャンドルの光がゆらめく路地に、降り始めた雪と赤い傘・・・部屋に飾っておきたいような美しい光景でした。田畑智子ちゃんは、キャンドルをつける時に、必ず「あなたにステキなことがありますように♪」っていうの。その台詞がすごく明るい未来を招いてくれそうでよかった♪私もこれからキャンドルをつける時には、必ずその言葉をおまじないのように唱えようと思った~!←怪しい・・。

出演陣がちょー豪華。 豊川悦司、田口トモロヲ、原田知世、吉川晃司、井川遥、田畑智子、宇津井健・・・

IMG_1016.jpg
この映画の中に出てくるホテルは、私の大好きなお台場の日航東京なんですよ。映画に出て来た去年のクリスマス・ツリーはこれです。

それでは、皆様、よいクリスマスを!うちには今晩サンタさんが来るので、これから本田裕美さんのエントリーのクッキーを焼きます!


blank_space
2006年12月14日

【シネマ・こむぎスタイル】番外編 今年一番だった映画は?


投稿者 湯河原こむぎ

今年観た映画のベスト3は?
今年も残り2週間あまり。早いですねえ。今年も映画をたくさん観ました。いっぱい笑い、いっぱい泣き、いっぱい感動しました。考えてみれば映画って安いもんだと思いませんか?たった1000円で(定価は1700円ですが、それでも安いと思います。)、いろんな世界に行けます。一生、自分が体験する事のない事を体験し、のぞき見る事ができます。

皆様は、どんな映画を観ましたか?一番よかったのは?

私のベスト3は以下の通り。
第一位・「フラガール」
そんなに期待はしていませんでした。観る前から結末もだいたい予測がつきますし、しずちゃんで笑いをとって、みんなが踊れるようになるところで感動。ま、とりあえず観るけどね。みたいな気持ちでした。ところがどっこい。大号泣。ほんとうによかったです。
レビューはこちら

第二位・「かもめ食堂」
小林聡美さん、もたいまさこさん。私の大好きなこのお二人が出ているという事なので、ストーリーも何も詳しくは知らなかったけど「絶対観る」と決めていた映画です。特別な事は何も起こらない。静かな日常の淡々とした映画です。でも、観終わったあと、とてもすがすがしい気持ちになれて、「人が見ていないところでも、きちんと過ごす事の大切さ」を教えてもらいました。映画に登場するキッチングッズ、家具、エプロン・・・すべてが愛らしく、いとおしいものたちでした。光のやわらかさ、美しさもまた格別でした。
レビューはこちら

第三位・「プラダを着た悪魔」
観てもいいかな?程度にしか思っていなかったこの映画。予想を裏切るおもしろさでした。メリル・ストリープ演じる鬼編集長のミランダが、もうちょーかっこいい!ただの嫌なヤツではないんです。。彼女の厳しさと素晴らしさを感じてください。仕事に対する姿勢も学べます。
レビューはこちら

みなさまの今年一番の映画・または「私の中のベスト3」、ぜひぜひ教えてくださいね!



私がこの1年に映画館で観た映画と自己ちゅー評価点
★10個が満点。あくまでも「わたし的に」採点。
(レンタル・DVD・テレビなどで見たものは含まれていません。)
1月
SAYURI」<公式HP>★★★★★★6
THE 有頂天ホテル」<公式HP>★★★★★★★★8
博士の愛した数式」<公式HP>★★★★★★★8
2月
B型の彼氏」<公式HP>★★★★★★6
フライトプラン」<公式HP>★★★★4
3月
「子ぎつねヘレン」<公式HP>★★★★★★6
「ナルニア国物語」<公式HP>★★★★★★★7
4月
リバティーン」<解説HP>★★★★★★★7
ダンサーの純情」<公式HP>★★★★★★★★8
5月
ダ・ヴィンチ・コード」<公式HP>★★★★★★6
明日の記憶」<公式HP>★★★★★★★★8
「DAISY」<公式HP>★★★★★★★7
6月
「かもめ食堂」(二回観た)<公式HP>★★★★★★★★★★10
7月
カーズ」<公式HP>★★★★★★★★★9
パイレーツ・オブ・カリビアン2」<公式HP>★★★★★★★★★9
ブレイブ・ストーリー」<公式HP>★★★★★5
8月
ハチミツとクローバー」<公式HP>★★★★★★★★8
9月
UDON」(二回観た)<公式HP>★★★★★★★★8
UNITED93」<公式HP>★★★★★★★★★9
グエムル」<公式HP>★★★3
「フラガール」<公式HP>★★★★★★★★★★10
イルマーレ」<公式HP>★★★★★★★★★9
YOUR MY SUNSHINE」<公式HP>★★★★★★★★8
10月
「夜のピクニック」<公式HP>★★★★★★★7
トンマッコルへようこそ」<公式HP>★★★★★★★7
SAD MOVIE」<公式HP>★★★★★5
11月
「プラダを着た悪魔」<公式HP>★★★★★★★★★9
ありがとう」<公式HP>★★★★★★★★8
12月
武士の一分」<公式HP>★★★★★★★★★9
ゆれる」<公式HP>★★★★★★★7
オープン・シーズン」<公式HP>★★★★★★★★8
硫黄島からの手紙」(二回観た)<公式HP>★★★★★★★★8
「どうぶつの森」<公式HP>★★★★★★★★8

12/28追記しました。

一人で観たもの・・17本
家族3人で観たもの・・5本
夫と二人で観たもの・・2本
娘と二人で観たもの・・5本
友達と観たもの・・7本

blank_space
2006年12月08日

【シネマ・こむぎスタイル】第15回 武士の一分


投稿者 湯河原こむぎ

f30blog0999.jpg
キムタクの「武士の一分」観て来ました。皆さんはキムタク、好きですか?私は大好きです。どこが・・・と言われたら、どこ?普通に話す時の低めの声。結婚していることをまったく感じさせないところ。どんな事をやってもかっこよくこなす。でも、気取らない。「キムタクの時代劇」一応、観ないと!ねえ!?(このパンフの横顔、ジョニー・デップに似ていませんか?)

もしかして、単なる「アイドルが出ている映画」的だったらどうしよう?なんて、ドキドキしながら観に行きました。いや、なかなかどうして!とてもよかったです。

私がいつも行くシネコンって平日はガラガラで、10人くらいしか観ていないって事がしょっちゅう(お願い!つぶれないで!)。でも、この日は60~70人くらいの人が観ていました。年代は、お年寄りの夫婦がとても目立ちました。あとは、私みたいに「キムタク好きだから、来ちゃいました!」みたいな女性ひとりの人。

★ストーリー
三村新之丞(キムタク)は、30石の下級武士。美人の妻・加世(檀れい)と、父の代からの使用人の徳平と暮らしている。今の仕事は、殿様の食事の毒見役。新之丞はそれがいやでたまらない。早めに隠居して子ども達に剣術を教えたい、と考えている。

ある日、毒にあたり、視力をなくしてしまう。新之丞は、これから先の事を思い、死のうとするが加世は「もし、あなたが死んだら、その刀で自分もすぐに死にます。」と泣きながら言い、新之丞を思いとどまらせる。

目の見えなくなった新之丞の今後について、親族会議が開かれる。加世は、親族から「誰か有力者に知り合いがいたら、家禄を半分でも据え置いてもらい、現在の家からも追い出されないよう頼みに行け」と言われる。加世は、先日道ですれ違った時「何か困った事があったらすぐに相談に来なさい。」と言ってくれた、嫁入り前からの知り合い、番頭・島田(板東三津五郎)の元を訪ねる・・・。

★見どころ
見始めてすぐ、檀れいさんの方言のいいまわしに、「たそがれ清兵衛」の宮沢りえちゃんを思い出した。妻・加世の役、宮沢りえちゃんだったらどう?とか考えた。観ながら、宮沢りえちゃんみたいに痩せてる子より、檀れいさんみたいに、ほっぺがふっくらした若い子のがいいのかな?・・・なんて思った。帰ってから調べたら、宮沢りえちゃんのが年下だったし、檀れいさんは35歳でびっくり!とっても若く見えました。しかもキムタクより年上でびっくり!
彼女がとてもステキでした。この役にとっても合っていましたし、新之丞との夫婦愛に泣けました。宝塚の方だそうですが、新鮮で手垢のついていないぴかぴかな感じが本当によかった。艶っぽさもあり、かわいらしさもあり。彼女の着ている着物もとてもかわいかった。

それから、使用人?の徳平役の笹野高史さんがとーってもよかった!この方がいなかったら、この映画の魅力は、半減するかも。この方の力はとても大きいと思います。有名な人なんだそうですね。それと・・・この映画の中で、桃井かおりさんの息子の役をしているのは、笹野さんの一番下の息子さんだそうですよ♪

キムタクは、やっぱりすごかった。映画の序盤は、東北弁で時代劇の台詞なのに、ロンバケやHEROの時と変わらない「キムタク口調・キムタクテンション」で、どうなの?と思ったけど、すぐに慣れました。かっこいいだけではなく、毒にあたり死にそうな形相、生きる目的をなくしたようなうつろな感じ、果し合いの時の鬼気迫る表情・・・どの表情にも、彼の意気込み、この映画にかける心意気のようなものがあふれていました。彼は、子どものころから剣道を習っていました。だから刀さばき、素振りもとっても決まっていました。(実は、私も中学の3年間剣道部だったので素振りもけっこう上手にできるし、剣道の上手・下手も多少はわかる・・・と、思う・・・。)ま、もしも、この映画で始めて剣術に触れたとしても、彼は、そつなくこなすと思いますが。危なっかしいところがなかったですね。

たぶん、キムタクファン(時代劇がよくわかっていない層)のためか、わかりやすく作られていて、私にとってはありがたかったけど、「そこまで説明しなくても」という感じを受ける人もいるかも。でもでも、とってもよかったので、時代劇に興味のなかった方もぜひぜひ観てください。



f30blog01008.jpgf30blog01009.jpg

一分 TAKUYA KIMURA
思わず、このDVD、買っちゃいました~!かなりいいです♪毎日、撮影を終え、控え室のドアを開けて出て来るキムタク。私服で帰る時に、毎日、一言ずつ言うの。楽しい♪素顔のキムタクに会えます。ロングインタビューやメイキングもたっぷり!



「武士の一分」は、山田洋次監督の藤沢周平時代劇映画化三部作の最後を飾るヒューマンドラマ。先の二本はこの映画。
たそがれ清兵衛
たそがれ清兵衛
この映画は真田広之・宮沢りえ主演です。宮沢りえちゃんが、とっても上手くてびっくりでした。ストーリー的には、私はちょっと物足りなさがありました。第76回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされました。
隠し剣 鬼の爪 通常版
隠し剣 鬼の爪
ごめんなさい、これ、私観ていないんですが。永瀬正敏・松たか子主演です。


武士の一分
2007.6.1 DVD発売。「キムタク口調・キムタクテンション」の時代劇。私は気にならなかったのですが、友達曰く「キムタク以外、全部よかったんだけど。」・・・そうかなあ。檀れいさんのかわいさをぜひご覧になってくださいね。2007.5.18追記。

blank_space
2006年11月30日

【シネマ・こむぎスタイル】第14回 ありがとう


投稿者 湯河原こむぎ

ありがとう
1995年1月17日火曜日、未明5時46分。あなたは、どこで何をしていましたか?私は神奈川県の自宅のベッドで、持病の子宮内膜症から来るお腹の痛みに、一晩中眠れずにいました。すると、地震が来ました。「あー、お腹痛いのに地震だ~。大きくならないといいな~。逃げられないよ~。」と思っていると、ほどなくして地震は止みました。お腹の痛みが少し治まり、起き出した朝、テレビをつけてみると、関西で大きな地震があったと伝えていました。まだその時点では映像はなく、言葉のみでのニュースでした。阪神淡路大震災でした。私が感じた地震は、その余波でした。

その後、会社に着くと、大きな火が上がり黒煙のたちのぼる街の光景がテレビに映っていました。お昼休みにも「いったいここはどこの国?」と思うような変わり果てた兵庫の町が。

この「ありがとう」という映画の主人公は、阪神淡路大震災で、家も仕事も失った古市忠夫さんというカメラ屋さんの店主。古市さんは地元の消防団に所属し、地元に貢献。阪神大震災後、被災地の復興に尽くしました。その古市さんが、その後59歳11ヶ月でゴルフのプロテストに合格するまでの実話です。

★ストーリーとみどころ
この映画は大きく分けて「阪神淡路大震災」と復興の前半と、古市さんがプロゴルファーを目指して頑張って行く後半に分けられます。

前半では、地震の恐ろしさに本当に震えました。実際にこの地震を兵庫県や大阪、淡路島で体験された方は、耐えられないのではないか?と思うほどでした。未明の地震だったため、スクリーンは暗く、その暗さが一段と怖かったです。古市さんが住んでいたのは若鷹商店街という昔ながらの商店街。その町は3日3晩燃え続け、焼き尽くされた。このシーンは実際に御殿場に作られたオープン・セットだそうです。

古市さんを演じる赤井英和さん、奥さん役は田中好子さん、そして二人の娘が、かつて自分の家があった場所で呆然とする。奥さんが「どうしてこんな事に・・・これからどうやって生きて行けばいいの~?」と泣き崩れるシーンがあります。すると古市さんは「誰も死んどらんやないか!誰もけがしてないやないか!」と言うのです。そうです、瓦礫の下で妻の声がするのに助けられず、胸がはりさける思いで娘だけを連れて逃げた人もいます。この地区だけでも亡くなった方は105名。生きているだけでも幸せな事です。この後も、奥さんは、けっこうよく泣き言を言います。私も言っちゃうかな~?でも「お母さん」という立場の人は、それではだめだよね。泣きたくても笑わなくちゃね。お母さんはみんなの太陽でなくちゃ!・・・ってすご~く思いました。

(震災後、水や食料が不足したり、避難所での生活等、大変な事がいっぱいあったと思いますが、そのあたりの事は詳しく描かれてはいません。)

「わしら、生かしてもろてんねん。生かしてくれた人に感謝せな。文句言うたらあかん。」

地震後、何日も経ってから、古市さんの車がほぼ無傷で見つかり(本人は車の事さえ忘れていた。)、トランクには、きれいなままのゴルフバッグが入っていました。「奇跡や~!」と喜ぶ古市さん。
古市さんは、31歳でゴルフを始め、アマチュアの大会で10回くらい優勝するゴルフ好きな人でした。

2年後(だったと思います・・・)、古市さんは新築の家を建てました。(どうしてそんなにすぐ建てられたんだろうね?すごい立派な家だよ。)家でゴロゴロしている古市さんに奥さんが「町も復興して来たんだから、我が家の復興も考えてよ!」と迫ります。すると「わしはプロゴルファーになるからな!見とけよ!」と宣言。

お金もないし、練習する場所もない。水の入ったペットボトルを持って町を走りこむ。港でペットボトルを持ってスクワット。何かのパイプにゴムを縛り付けたものを引っ張って筋トレ。そんな古市さんの姿に街の人も元気づけられ、一緒にスクワットをしたり、応援をします。古市さん一人の頑張りが、町の人達みんなの気持ちを明るく上向きにして行きます。

「人生後ろ向いたらおしまいや。前向いて行こうや。」

最初、この映画のストーリーを聞いた時、「震災の話は興味深い、でも、プロゴルファーになるっていうのは、どうなの?」なんて思ったのは事実。でも、前半はもちろん、後半のプロテストを目指す姿が、またとてもよかったです。奥さんも、心の底では応援しているけれど、半分夢のような事を目指す夫を肯定もしきれない・・・というのもとっても伝わりました。私だったら許さない!・・・かも。震災の時は、めそめそしていた奥さんですが、後半はすっかり関西人夫婦のテンポのよいかけあいで、ユーモラスでした。

ものすごく泣けましたが「泣いてください!」的な演出はないのが逆によかった。赤井英和さんがとてもすてきでした。関西弁が板について(あたりまえ)、あたたかみがあって。田中好子さんの関西弁は、関西の人が聞いたら「それは違う~!」と思うかも。関東の私も「ちょっとちがう・・・」って感じがしました・・・。夫婦って、家族って大事だよね。どんなに辛さのどん底にいても、みんなで前向きに頑張れば、必ず道は開ける!と思いました。

「ありがとう」という言葉の持つ、深さや重みを感じながら、家族で観てほしい映画です。

★その他に
この映画、キャストがとても贅沢です。主演の他に、かなり有名な人がほんの数分だけ・・・出ています。永瀬正敏、正司照枝(「かしまし娘」の人)、仲村トオル、でんでん、ザ・ぼんちの「まさと」、今福將雄(ドクターコトーのあきおじ)、尾美としのり、高橋和也(男闘呼組の!)、豊川悦司、佐野史郎、鶴見辰吾、桂きん枝、Mr.オクレ(!)、島木譲二(パチパチパンチの人)・・・・探してみてくださいね!

エンドロールで流れる歌が、土っぽくて力強い、素朴な歌声だったので、赤井さんが歌っているのかと思ったら、河島英五さんでした。映画にとてもぴったりな曲です。
「生きてりゃいいさ」

生きてりゃいいさ

「ありがとう」公式ページ



どついたるねん
赤井英和と言えば「どついたるねん」。「浪速のロッキー」として親しまれていた赤井さんがボクサーを引退。89年この映画に初主演。当時、テレビで「『どついたるねん』って標準語で言うとどういう意味ですか?」と聞かれ「うーん、そうですね~『なぐっちゃうよ』って感じですかね。」って言ってたのがかわいかったです(*^-^*)


私の腹痛・その後
次の日(1995.1.18)から、姉妹、夫従妹夫婦・・・7人で香港に行く事になっていました。一週間休むので、その日は頑張って会社に行きました。夜には元気になり、成田のホテル前泊しました。ホテルでも、空港でも、香港のホテルでも、震災のニュースを見ました。兵庫は大変なのに自分達は遊んでいて、とても申し訳なく思いました。帰って来てからすぐに募金をしました。
今日も、この映画で「震災から3時間後」「震災から18時間後」「震災から3日後」とテロップが出ると「成田のホテルにいた時間だ」「香港で遊びほうけてた時間だ」と思い、「・・・ごめんなさい、兵庫の皆様」と申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

旅行から帰ってすぐにわかった事ですが、私は妊娠していました。結婚して11年目にやっと授かった命。17日の腹痛も、原因はそれだったのかもしれません。世の中にはいろんな偶然がおこるものです。命の重さ・尊さを感じた地震でした。この日の事を私は一生忘れません。

blank_space
2006年11月23日

【シネマ・こむぎスタイル】第13回 プラダを着た悪魔


投稿者 湯河原こむぎ

f30blog0933.jpgプラダを着た悪魔 (特別編) [DVD]
友達と「映画を観に行く」という事で、日にちだけ約束してはいたけれど、前日になっても、特に「これ!」と言って観たいものがなく、シネコンのホームページから消去法で選んで行って観る事になったのがこの映画。「プラダを着た悪魔」。予告編で何度か目にして「まあ、面白そうかも?」と思ってはいたけれど。
プラダを着た悪魔〈上〉プラダを着た悪魔〈下〉
原作がある事も知りませんでした。作者は、「ヴォーグ」誌の女性編集長のアシスタントを勤めた事のあるローレン・ワイズバーガーという20代の女性。この本は27ヶ国語に翻訳され、世界の女性達に支持されたそうです。

★ストーリー
大学卒業後、編集の職につきたい!と、たくさんの出版社にアプローチしていたアンドレア・サックス(アンディ・・・アン・ハサウェイ)は、世界のファッションをリードする雑誌「ランウェイ」編集部の面接に行く。編集部の女性は、びっくりするほどおしゃれで痩せていて、服装に気をつかわないアンディを一目見るなり「はあ?なに、あんた?何しに来たの?」的な態度。「ランウェイ」の編集長は、ミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)。やり手で、きびしく、ドラゴン・レディの異名を持つ彼女。有名デザイナーも彼女には一目おき、ショーの前に、まず彼女に作品を見せ、彼女の反応を見てから、発表するもの・しないものを決めるほど。そんな彼女の悩みは、有能なアシスタントがいない事だった。面接に来たアンディの姿を上から下までしげしげとながめ「スタイルもセンスもゼロ!」と言い放つが、アンディの「賢くておぼえもいいですっ!」との自己アピールに、今までのアシスタントとタイプのまったく違う彼女を第二アシスタントとして採用する。

★みどころ
◎最初のシーンは、いろいろな女性が、朝、ベッドから目覚め、下着から順番に洋服を着て、家を出、道路を歩いて会社へむかう光景。このシーンだけでもワクワクします。これから始まる映画への期待が高まります。この女性達は、みんな「ランウェイ」編集部へむかう人たちです。その中に、これから面接に向かうアンディの姿もあります。編集部の人たちは、下着もとてもステキでsexyなものをつけているのに、アンディは白い下着。うふふ。

f30blog0935.jpg

◎メリル・ストリープの鬼編集長ぶりも見もの!タイトルで「悪魔」とたとえられていますが、質の高い雑誌を作り、その質を保持して行くためには、このくらい厳しく、妥協せずに作らなければならないのだ!と思います。編集会議で「花柄の特集を」と言う意見が出ると「春の号に花柄、それは斬新だこと!」と一蹴。かっこいい!ミランダは、次から次へとアンディに無理難題を出します。やなやつー!って思うけどね。それも見もの。
f30blog0934.jpg

◎なんと言ってもファッションの話なので、みんなの着ているものが華やかでとてもステキ。私はファッションにうとく、いろんなことがよくわからないのですが、「ファッション大好き!」な人(ワーキングマザースタイルのスタッフで言うなら田村小梅さんとか!)が観たら「あっ!あれは、フェンディ!」「これはカルバン・クライン!」「あのバッグはシャネル!」なんてわかって、10倍楽しいと思います!
本物のデザイナーも「AS HIMSELF(本人が本人役で)」で、出ています。「ユナイテッド93」の「AS HIMSELF」とは大違いの「AS HIMSELF」です。観終わった後、一緒に観た友達と「どの服がよかった?」「私はねえ、キャスケットをかぶって〜」「私は、ファッションショーを観るときのネックレスが〜」なんて、パンフを見ながら話し合ったのもとっても楽しかった!

◎ナイジェルというファッション・ディレクターの男性の役の俳優、スタンリー・トゥッチという人。この人、私好きなんです。「ターミナル」に出てたし、「Shall We Dance?」で、日本版の竹中直人の役でも出てた人。彼が出て来た時「あっ!あの人だ〜!」と思いました。あとで聞いたら友達は、その二作は観ていないんだけど「私、『ハゲ+めがね+ひげ』って大好きなの。ま、あの人、ひげがなかったけど、出て来たとたん、『キターーーーーーーー(・∀・)w-------------』って感じだったわ!」って。この映画でもいい味出してます。

◎アンディの友達の女の子、内藤やす子に似てる・・・。

◎ファッションに興味のある人もない人も、きっと楽しめると思います。そして「働く事」への姿勢というものが学べます。最初のアンディは、やっぱりなっていなかった。仕事に対する姿勢が出来ていなかった。みんな、悩みながら働いているのよ。文句ばかり言っていないで一緒に頑張ろう!って、そんな気持ちになれました。「ワーキングマザースタイル」というものも学べます・・・?

公式ページはこちら



メリル・ストリープの他の作品
恋におちてマディソン郡の橋
人の顔を見つめるときに、いつくしむような表情をするメリル・ストリープ。この二作は、せつない女心が伝わりました。「プラダを着た悪魔」とは、まるで違う表情です。女優ってすごいよね〜!

アン・ハサウェイの他の作品
プリティ・プリンセス 特別版プリティ・プリンセス 2 ロイヤル・ウェディング 特別版
本当に、かわいいかわいいプリンセスのアン・ハサウェイ。
「プラダを着た悪魔」では、「センスゼロ、利口だけど太った子」って言われてるの!その台詞が出た時、思わず友達と暗闇で顔を見合わせ「どこがよーっっっ!」と言ってしまいました。調べてみたら身長173センチ!ぜんぜん太っていないの!「ここにあるのは2と4サイズだけ。あんたの着る6サイズはないわ。」って言われるんだけど、6サイズって日本で言うと何号くらいなのかな〜?

blank_space
2006年11月09日

【シネマ・こむぎスタイル】番外編 映画の予告編の役割は?


投稿者 湯河原こむぎ

f30blog0784.jpg
9月にたくさんの映画を観、どれもとてもよい映画でとっても幸せでした~。10月は、3本観ました(「夜のピクニック」「トンマッコルへようこそ(試写会)」「サッド・ムービー(試写会)」)が「魂を揺さぶられる←おおげさ?」ものはありませんでした。11月も、特に「(自分的に)これが楽しみ!」というものがなく淋しいです。『硫黄島からの手紙』に出演の、『嵐』の二宮和也君がアカデミー賞助演男優賞にノミネートされる可能性が高まっている!といううれしいニュースもあるので、『父親たちの星条旗』と『硫黄島からの手紙』の2部作は観ようかな~などと考えています。でも、戦争の映画なので腰が重いです・・・。

ところで皆様は、映画を観る時、何を参考にされますか?圧倒的多数の方がテレビや映画館の「予告編」を参考にしているのではないでしょうか?

現在、テレビでオンエアされている「サッド・ムービー」のCMをご覧になられましたでしょうか?火の中のチョン・ウソンのシーンが流れ、涙をぼろぼろ流す、試写会場から出て来た女性達のコメントの。

「サッド・ムービー」は、4組の男女「さよなら」のストーリー。まったく何も知らないで観に行く人以外は、タイトルが「サッド・ムービー(悲しい映画)」だし、「さよならのストーリー」って、チラシにも公式ページにも書いてあるから、結末は予測できるはず。そして、「私の頭の中の消しゴム」のチョン・ウソンと「ごめん、愛してる」のイム・スジョンのカップルは、チョン・ウソンの職業が消防士。と聞いた時点で、超にぶい人以外は、だいたいどんな事が起きて、二人に「さよなら」が訪れるかは想像できますよね。それで、テレビで流れているあのシーンは、最後のとても大切なシーンです。実は、私は、「えっ?それってどうなのよ?何のカメラ?」と思ってしまったシーンなのですが。この映画は、今週末11/11公開です。観た方は、ぜひ感想を語り合いましょう。
4組の男女のストーリー、私が一番泣けたのは、ワーキングマザーと小学生の男の子のストーリーです。かなり泣きました。

歯切れの悪い文章ですみません。予告編の中には「そこまで予告編で観ちゃったら、本編を観る必要がないじゃん!」って言うものが多いような気がします。本当に重要なシーン、それも、ラストシーンに近いものまで大量露出!えーっ?そこまで見せちゃうの?というような。

「フラガール」、私にとって、今年一番の映画と言ってもいいこの映画。この映画も、予告編を観た時には「もう本編を観なくていいか。」と思った一本でもありました。炭鉱の娘がフラガールになる。東京から来た先生に厳しく教えられる。先生と涙で別れる。「あー、先生、最後に戻っちゃうんだ~!」と思いました。でも、本編は違いました。予告編だけではない、広い広いいろんな意味で大きな大きな映画でした。先生は最後に帰ったりせず・・・、とてもいい映画でした。

「涙そうそう」、これは、映画未見で申し訳ないのですが、この予告編も「これだけですべてがわかる」という気持ちになってしまう予告編でした。小さい時に出会って、他人だけれども兄妹として育つ二人。やがて二人は惹かれあう。予告編の最後の方で妻夫木君が、ごほごほと変な咳をしていて、その後、長澤まさみちゃんが、おばあに肩を抱かれながら「泣きたい時は泣いてもいいんだよ。」と言われて泣いている。彼女は喪服を着ているぞ!と、予告編だけで泣いてしまい、本編は観に行きませんでした。宣伝しすぎで、テレビでも「涙そうそう、◎時間スペシャル」なんて言うのが多くて、おなかいっぱいでした。

「フライトプラン」、これは予告編を観て、本編がとっても観たくなり、観に行った作品です。でも・・・・・。予告編が一番おもしろかったです。ある意味、すばらしい予告編でした。

ハリウッド版「イルマーレ」、これは「リメイク?変なのだったら許さない!」ってくらい、韓国版「イルマーレ」が好きな私。観る前からある種、偏見のようなものがあったのですが、この予告編にはとてもひきつけられました。予告編を観てから、公開をとても待ち遠しく思い、楽しみに観に行きました。予告編も本編もとてもよかったです。

大切ですよね!予告編。ヒットするのもコケるのも、予告編次第かもしれません。

最近、映画館で予告編を観て、私が心惹かれている映画は
「オープンシーズン」・・・くまさんがとてもかわいい子どもと一緒に観られそうなアニメ。
「トゥモロー・ワールド」・・・子どもが誕生しなくなった世界の話。人類だけがこの世界から消える?
「めぐみ」・・・これは絶対に観ようと思っています。横田めぐみさんの拉致事件の映画です。今では、堂々とテレビで発言している横田早紀江さんですが、まだまだ若い頃、涙ぐみながらテレビで「めぐみちゃん、帰って来て」と呼びかける姿は、予告編ながら号泣しました。公式サイトとチラシには「全米騒然!アカデミー賞有力候補」と書かれています。

いやあ、映画って本当におもしろいですねっ!


blank_space
2006年10月12日

【シネマ・こむぎスタイル】第12回 イルマーレ(ハリウッド版)


投稿者 湯河原こむぎ

DSCF3489.jpgイルマーレ
【シネマ・こむぎスタイル】の第7回で《韓国版「イルマーレ」とハリウッド・リメイク》という記事を書きました。いよいよハリウッド版が公開され、韓国版「イルマーレ」が大好きな私は、期待と不安を胸に抱きながら、観に行って来ました!リメイクされると、たいていの場合、オリジナルと比べてしまって、後から作られたものがあまりよく思えなかったりするものですが、なかなかどうして、よかったです!

★ストーリー★
女医のケイト(サンドラ・ブロック)は、今、研修を終え、お気に入りのレイクハウスから引っ越そうとしていた。次にこの家に住む未知の人に宛てて手紙を書いた。「郵便局に住所変更届けを出したけど、きっと配達間違いがあると思うわ。もし間違って郵便が届いたら下記の住所に転送してください。玄関の前の犬の足あとは、私が引っ越して来た時からありました。屋根裏の箱もです。」と。

手紙を受け取ったのはアレックス(キアヌ・リーブス)。前の住人?どういう事だ?目の前のレイクハウスは長い間、誰も住んでおらず、廃墟も同然の姿。犬の足あと?どこに?彼女の手紙の日付は2006年。そして今は2004年・・・。アレックスは片づけを始め、ペンキ塗りをしていると、どこからか犬があらわれ、ペンキ塗り立てのアプローチをパタパタと駆け抜け、足あとをつけて玄関に入ってしまった。犬の足あと・・・・。

2年の時のへだたりを不思議に思いながら、二人は奇妙な文通を始める。どうやら、このレイクハウスの前にあるポストだけがタイムトンネルになっているようだ。最初は、何かの悪い冗談かと思った。しかし「4月3日に降る季節はずれの雪に注意して。」というケイトの手紙どおり、4月3日には雪が降る。どうなっているのだ、いったい・・・。そして、遠距離ならぬ、遠時間文通をしている二人はお互いに惹かれあうようになる。

★みどころ★
韓国版を何度も見ている私。ストーリーはだいたい把握できているつもりですが、時々、時間のずれがどうなっているのか「?」と思う時があります。パンフには、二人の「年表」(!?)があって、わかりやすいです!☆⌒(*^-゜)b 左のページが「アレックス時間」、右が「ケイト時間」になっています。このパンフ、ペーパーバックのような作りでなかなかいい感じ。

DSCF3490.jpg
この映画に欠かせないものは「手紙」。オープニングは、美しい筆記体の英文がさらさらと画面に流れます。それが、この作品に期待する気分を盛り上げてくれます。

以前の記事にも書いたのですが、韓国版の二人は20代でとても若いのです。今回のリメイク版の二人は、しっかりした大人。そのあたりが「どうなの、それって。」と一番わたし的には不安でありました。でもでも、なかなかどうして!その「大人な感じ」がとてもよかったのです。アレックスは建築家、そしてケイトは女医。ちゃんとした大人でありながら、少し不安定で、なんとなく満たされない・・・そんな二人。

キアヌ・リーブスもサンドラ・ブロックも「マトリックス」や「SPEED」のように非現実的ではない、ごくごく普通の人物を、ステキに演じています。見ようによっては、かなり地味な人物でもある。でも、それがとっても違和感なく、リアルな温かみのようなものを感じさせてくれました。私の好きな映画のジャンルといいますか、ストーリー展開、「私には起こらないけど、友達には起こっているかもしれない小さな事件」的な、「ありえない話だけど、もしかしたらあるかもしれない」という「身近さ加減」のようなものがとても上手に表現されていたと思います。

湖に建つガラス張りの家がとてもきれいです。そして秋のシカゴの街並みが本当にステキ。2年の時を隔てて二人がデートする(同じ場所に行くんだけど、2年違うから会えない・・・せつないデート★)シーン。韓国版では遊園地に行きます。若い二人らしいですよね。リメイク版の方ではシカゴの街をお散歩します。アレックスが地図に細かく書き込みをした「アレックス特製『シカゴの建造物を見て歩こう!』デートマップ」が前もってポストに届き、それを元に順々に街をめぐります。美しくかわいい建物が多く、観ているこちらもワクワク。「27番の建物がとてもステキだわ。」と具体的な感想を述べながら歩くケイト。そして街角でアレックスからのメッセージを見つけたり。とてもいいシーンでした。シカゴに行きたいな~!←いつも単純・・・。

★韓国版との違いは★
◎家はどちらもステキ。韓国版は海に建つ家、ハリウッド版は湖の家。韓国版では家のシーンがけっこうありますが、ハリウッド版では、家のシーンが少ないです。私は韓国版の家が好き。ハリウッド版はガラス張りで落ちつかなさそう。
◎飼っている犬。韓国版はモップみたいな小型犬の「コーラ」。バスタブで泳ぐ黒いお魚をじっと見ていたりする。ハリウッド版はやはりもしゃもしゃの毛並みの大型犬「ジャック」。チェスの相手をしてくれる。これはどちらもかわいい~♪和みます~。
◎韓国版はキスシーンはひとつもなし。ハリウッド版は、二人が来日した時に言っていた通り2回のキスシーンがあります。これはやっぱり「欧米かっ!」(欧米だ!)って感じかな。
◎お父さんと息子の関係は、韓国版よりもハリウッド版の方が詳しく描かれていましたね。ハリウッド版では、レイクハウスに、昔アレックスは家族で住んでいたという設定でした。韓国版は新築の家に引っ越して来るという設定でした。
◎小物の使い方(駅のベンチに忘れたものとか、お互いに送りあうものとか)は韓国版の方が好き。
◎ラストシーン。これはぜひ観てください。韓国版が大好きな私ですが、ラストは、断然ハリウッド版の方が好きでした。
◎結論・・・どちらか一つだけ観るのもいいのですが、やはり両方を見比べて欲しいです。

よくよくよーく、考えると、つじつまが合わないところがあります。韓国版もハリウッド版も。「あれ?これは一体何年のこと?」とわからなくなるところがあります。でも、細かいことは解明しようとせずに、物語の流れに身をゆだねてください。

★こむぎの「ここポイントです!」★
この映画を観る一週間くらい前に、妹と話していた時の事。「キアヌってさあ、内股なのがいやなんだよねえ。」と妹。私は、今までに一度もキアヌを観て内股!と思ったことがなかったので「まじでー?」とびっくりしました。その後、この映画を観るまですっかりその事は忘れていたのですが、ほんとに内股でした。しかもけっこう気になった!レイクハウスに入るには、陸地から細いアプローチの橋を渡って入るのですが、これが内股~!走るシーンもちょっとカッコ悪くて、撮るほうも心得ているようで、上半身だけの映像になっていたりしました!要チェック!



関連おすすめDVD
イルマーレ
これはぜひぜひご覧になってほしい。この映画の元となった韓国版「イルマーレ」。「韓国映画」というだけで「あ゛ー、ダメ!」と拒否反応をおこす方も、ぜひ、だまされたと思って観てほしい。とっても美しい映像です。
ユー・ガット・メール 特別版
「ダ・ヴィンチ・コード」の記事の時も載せましたが、私の大好きな「ユー・ガット・メール」。同じお手紙でもこちらはメールです。この映画も、ストーリーを街の景色が盛り上げるという点が、とても「イルマーレ」に似ていると思います。ニューヨークの秋冬の街がとってもステキです。

blank_space
2006年10月05日

【シネマ・こむぎスタイル】第11回 ユア・マイ・サンシャイン


投稿者 湯河原こむぎ

DSCF3124.jpgユア・マイ・サンシャイン
この秋11/3から公開される韓国映画「ユア・マイ・サンシャイン」のマスコミ向け試写会にご招待いただき、らむねさんと一緒に観に行って来ました!

この映画は、韓国内で実際に起こった事件を元にして作られた映画で、あの「私の頭の中の消しゴム」を抜き、恋愛映画史上NO1の記録を作ったそうです。

★ストーリー
ソクチュン(ファン・ジョンミン)は、農村で母親と二人暮らしの36歳独身。農村には、なかなか嫁が来ないのである。ある日、田んぼの中の道をスクーターで走るかわいい女性を目撃し一目ぼれ。彼女は喫茶店で働くウナ(チョン・ドヨン)だった。韓国の喫茶店は、日本の喫茶店とは違う。お店は、日本のそれと変わらないのだが、近くのホテルから電話で飲み物の注文があると、店の女の子がそれを届けに行き、「要望」があれば(というか、「要望」があるので電話注文をするので)お客の「相手」をするという商売。

ソクチュンは、彼女の店に通い詰め、店の看板を洗ったり、毎日絞りたての牛乳を届けたり、直球のアプローチを続ける。ウナは過去の男性経験から男というものに不信感があり、なかなか心を開けない。しかし、ある日、客に乱暴され入院した時、病院にかけつけ、ずっとそばについて見守ってくれたソクチュンに心を開くようになり結婚する。

ウナはよく働き、家事一切を引き受け、ソクチュンの母親を「どうぞ村の旅行に行ってください」と送り出す。家に残った二人は幸せで濃密な時を過ごす。しかし、幸せは長くは続かない。彼女の前に前の夫が現れる。この男は暴力をふるい、肉体関係を迫る。ソクチュンにも「こいつは俺の女だから手を引け」と脅す。しかし、ソクチュンは「ウナなしの人生はありえない」と考え、大切にしていた牛を売ったお金を手切れ金として前夫に渡す。

これで二人の間は一件落着に見えた。しかし、過去に受けた血液検査の結果、ウナがHIVキャリアである事がわかった。ウナに検査の結果を伝えに来た保健所の職員が(ウナは留守)「あなた、夫ならすぐに検査した方がいい」と告げる。幸い、ソクチュンは感染していなかったものの、彼はウナにHIVの事をどうしても告げることができず、毎晩酒を飲んで帰る日々。ウナは、自分の過去(前夫のこと)が、純粋な彼を傷つけてしまったのだ・・・と誤解し、「だますつもりはなかった。心から愛している。お金は必ず返すわ。」と手紙を残し、彼の元を去った。

彼女を探し続けて1年以上経ったある日、ソクチュンは彼女の居場所を知る事になる。ウナがHIVキャリアである事を知らず、体を売っていたとして警察に逮捕されたからである・・・。

★見どころ★
韓国で実際に起きた事件の裁判に、パク・チョンピョ監督が興味を持って取材した事から出来上がった映画。この事件の背景には、悲惨な男性経験のせいで愛を信じる事が出来なくなった女性と、そんな彼女を一途に愛し、新しい彼女の人生を再スタートさせた牧場暮らしの青年の深い深い愛情の物語があった。

パンフの表紙はとても美しくしあわせそうな二人の写真です。
この映画を観はじめると、初めて韓国ドラマを見た時の事を思い出しました。そう、20年潤オ30年くらい前の日本のドラマみたい!と思った気持ち。それは「古くさい」というのとはまた違う、「直球」な感じ・・・と言いますか。飾ったところが一つもなく、牧場、牛、豚、田んぼ、田舎・・・どれをとっても素朴な風景。

ソクチュン役のファン・ジョンミンは、牧場の実直な青年(と言っても36歳)を演じるため、体重を15キロ増やしたという事です。これがまた「ちょー純朴」!(私はどうしても渡辺徹に見えてしかたなかった潤オ!となりで観ているらむねさんにそれを伝えたい衝動を抑えるのに苦労しました!観終わったあと伝えると「私もそう思った潤オっっっ!」と同意してくれたので、うれしかったです。)また、彼女を失った辛さを表現するため、その後、体重を12キロ減らしたという事でした。

ウナ役のチョン・ドヨンは、この役のオファーを受けてからOKするまでに6ヶ月もの間、考えたという事です。それほどこの役は難しい役どころです。彼女が最終的に決断したのは、ソクチュンのモデルとなった男性の二枚の写真。一枚は健康そうな男性の写真、二枚目はウナを失って一気にやつれ白髪頭になってしまった同一人物の写真。これほどまでに彼を変えてしまう「愛」とはどんなものか知りたい・・・と。

この二人の演技が「本当の愛とは?」と、私達に語りかけます。

私がとてもめずらしいと思ったのは、一面の梅の花に囲まれた二人のシーン。桜のシーンって映画にもドラマにも、はたまた歌にもよく出て来ますが、梅林のシーンって初めて観たような気がします。梅はさくらより地味です。木も、桜よりごつごつしていますが、梅の花は、白くて清純でとてもいい香りがします。そして、さくらのように雨に遭うとすぐに散ってしまうことなく、雪にも耐えて、長いあいだ可憐な花を咲かせます。それがまるでウナという人を表しているように思えました。

「ユア・マイ・サンシャイン」公式ページ



甘い人生 特別日本版
ソクチュン役のファン・ジョンミンは、イ・ビョンホン主演の「甘い人生」にも出ています。この「ユア・マイ・サンシャイン」の彼を観て「?甘い人生のどこに出ていたっけ?」と、ぜんぜんわからなかった私です。調べみたらペク社長役でびっくり!人ってこんなに変わるのね。俳優ってすごい!
スキャンダル
ウナ役のチョン・ドヨンは、ヨン様主演の「スキャンダル」に、ヨン様がゲーム感覚で誘惑する、貞淑な未亡人役で出演。この時の彼女、とても美しいです(写真右)。彼女の着ていたチマ・チョゴリが、役柄の彼女にとても似合っていて、渋くて上品な色でした(抹茶色+えんじのような感じ)。この映画、Hなヨン様に出会えますが、お話的には私はイマイチでした潤オ。でも、衣装やインテリア、お化粧のお道具が、うっとりするほど美しかったです。
我が心のオルガン
我が心のオルガン

イ・ビョンホン&チョン・ドヨン出演の作品。田舎の小学校の先生に憧れる、遅れて進級した17歳の小学生、チョン・ドヨンが子どもっぽくてすごくかわいい♪ほのぼの系です。


blank_space
2006年09月28日

【シネマ・こむぎスタイル】第10回 フラガール


投稿者 湯河原こむぎ

フラガール メモリアルBOX
いやあ、この映画、ほんとよかったです。いっぱい笑いました。いっぱい泣きました。そしていっぱい感動しました。ぜひぜひご家族で観てください。いろんな感動を味わえます。今度の日曜日、10月1日は映画の日。家族みんなで観に行きませんか?(・・・ってこの間「UDON」の時も書いたけど、先にこちらを観てほしい♪) 私の中で、今年のベスト3に絶対に入る映画。

このところ、いろんな番組で、この映画「フラガール」の話題が取り上げられています。私はそういう特集、メイキング映像、そして、映画館の予告編を見ただけで泣けて来ます。夫もCMなどを見るたび「これ観たいんだ~!」としつこく言うので公開初日に親子3人で観て来ました。

ストーリー
昭和40年。世の中には、石炭から石油へと「エネルギー革命」が押し寄せ、いろいろな炭鉱では人員削減が実施されたり、閉山になるところも増えていた。福島県いわき市は炭鉱の町で、男も女も大人はみんな炭鉱で働いていた。ここにも容赦なく革命の波は押し寄せ、大幅な人員削減が行われる。この危機を救うため、炭鉱の会社が「常磐ハワイアンセンター」を構想。炭鉱で働いていた人たちを従業員として迎え、フラダンスを踊るハワイアン・ダンサーも、炭鉱で働く女性、炭鉱の町の娘達で結成しようと考える。
炭鉱で働く人達は猛反対!「北国にハワイが出来るわけがねえっ!」「とんでもねえ!」と。

「求む、ハワイアンダンサー」のビラを見て、説明会に参加した女達は、そこで見せられた説明ビデオを見て「まるではだかでねえか」「へそ丸見えだ~」「あんなこど、できねえ」とどんどん帰ってしまう。残ったのは、18歳だが高校へは行かず幼い弟妹のめんどうを見ている早苗(徳永えり)と、炭鉱の事故で父を亡くし、炭鉱で働く母と兄(豊川悦司)と3人で暮らす女子高生・紀美子(蒼井優)だけだった。説明に来た吉本(岸部一徳)は「残ったのは2人だけかあ・・・」とタメイキ。「わだしもいます~」と言ったのは、吉本の部下(?)子持ちの初子(池津祥子)だった。その後、父に連れられて恥ずかしそうに来た小百合(しずちゃん)も加わり、レッスンは4人でスタートする。

彼女達にダンスを教えるのは、SKD出身で、本場ハワイでフラダンスをならった経験もある、バリバリのプロダンサー・平山まどか先生(松雪泰子)。彼女は「ワケあり」の様子。すすけた炭鉱の町ではひときわ目立つ存在。そのため「ハワイアンセンター反対派」の人たちからは「おめえなんか、さっさと東京さ、帰れ~!」なんてよく言われたりもする。そんな彼女が炭鉱娘達にきびしくダンスを教え始める・・・。

みどころ
現在、常磐ハワイアンセンターは、(平成2年に)スパリゾート・ハワイアンズと名称変更して大人気の施設。我が家もおととしの夏休みはここに行きました。遊ぶところがいっぱいで、多くの人でにぎわっていました。すべてが順風満帆に見えるそのリゾート施設の一番の始まりにはこんな苦労があったのね~と、歴史と努力を感じられる映画です。この映画は「常磐ハワイアンセンターの誕生を支えた人々の奇跡の実話」を映画化したものだそうです。夫は、映画を見ながら「この話、本当だよ。プロジェクトXで見た!」と言っていました。

最初は「UDON」と同じように面白おかしくてちょっと感動!というタイプの映画かと思っていました。でも、違います。実話であるだけに重みがあります。そして、素人がダンサーに育って行く話と思いきや、それはもちろんですが、その他にもまだまだ盛りだくさんの感動があります。

炭鉱で働く人たちの苦悩、炭鉱会社の苦悩、ハワイアンダンサーを目指す女達の苦労と成長、まどか先生の苦悩と成長、紀美子と母親(富司純子)との関係と成長、炭鉱の仕事からハワイアンセンターの仕事に変わった人たちの苦労、・・・・・・ストーリーは単純ですが、深い深いお話です。

「フラの振りには一つ一つ意味があるの。これは『私』、これは『あなた』、『月』、『風』、『波』、・・・・『愛しています』・・・」というまどか先生の教え。この教えが生かされるシーン、必見です。

こむぎの「ここポイントです!」
◎松雪さんのファッションがレトロでステキ!私の母は洋裁が得意。私が小さい頃に母がよく見ていた「装苑」という雑誌(今でもありますよね?)のモデルさんみたいな都会のファッション!当時のいわき市のカラーチャートにはないような鮮やかな色の服がとても似合って、絵に描いたような美人です。でも性格は男前!それがまた潔くてカッコイイ!

◎旬の女優・蒼井優ちゃん。セーラー服にずーずー弁がもうかわいすぎる!舞台で踊る姿は白い大きな花が咲いたように華やかでした。オーラが違います!

◎南海キャンディーズのしずちゃん。私、あんまり好きではないんですが、この映画では、かなーりしずちゃんに泣かされました。・・・・と、らむねさんに言ったら、らむねさんはしずちゃんが大好きという事で「ん?じゃあ、ある意味、しずちゃん好きにはたまらない映画?」と。そうそう、まさしくその通り。

◎豊川悦司。大好きです。たぶん「弁護士のくず」と同時期に撮っていたのか?髪型が同じでした・・・?それにしても蒼井優ちゃんのお兄さん役とは・・・年が離れすぎでは?

◎松雪さんが町に到着するシーン。車に酔って吐くシーンがあります。本当に口から(何かを)出していたので「韓国ドラマみたい!」と思いました。韓国ドラマって吐くシーンでは、本当に(何かを)口から出すのです!(あのかわいいチョン・ジヒョンは映画「猟奇的な彼女」で、電車の中で吐くシーンで大量のお粥みたいなものをぼえ゛ーーーーっ゛゛゛゛とぶちまけていました・・・汚い話ですみません)エンドクレジットを見たら、監督が李鳳宇(り・ぼんう)という方でした。

◎この映画、アカデミー賞外国語映画賞部門に日本代表として出品されることが決定したという事です。『たそがれ清兵衛』以来の快挙になるといいな。少なくとも私は「たそがれ清兵衛」より、「フラガール」の方が、23倍くらい好きです。

◎パンフレットが絵本のような装丁のハードカバーです。中も写真集のようにキレイです。映画館でぜひ手にとってご覧になってくださいね!(無理やり夫に買わせました・・・だって映画代は私が払ったんだもん!)

◎ダンスシーンは圧巻!松雪さんはもちろん、蒼井優ちゃんもしずちゃんも、本職に出来そうなほどだと思いました。ダンスのシーンでは思わず拍手しちゃいましたよ。泣きながら拍手する怪しい女・・・。

おまけ・・・私は中一の時に家族で「常磐ハワイアンセンター」に行きました。フラのショーは迫力でほんとびっくりしました(まさか、あれがプロのダンサーじゃなくて炭鉱娘だとは夢にも思いませんでした。子どもだった私は、もちろんハワイから来た人たちだと思ってた!)!

旅行中に妹2人は熱を出しましたが、平気でプールで泳いでいました。帰って来たらほっぺたが腫れて来て、なんとおたふく風邪でした!我が家のアルバムには、ムームーっぽいネグリジェを着てレイを首にかけ、両手をフラダンスみたいになみなみの形にして(影響されやすい・・)、こぶとりじいさんみたいなほっぺたをした妹二人のおばかな写真が貼ってあります・・・。この時、わたしだけおたふく風邪がうつりませんでした。(ちなみに風疹も私だけうつりませんでした。)そして、また母に「あんたは橋の下から拾って来たからね。その前にやったんじゃない?」と言われました・・・(・_・、)。私くらいの年代の人って、よくそういうつまらない冗談を親から言われましたよね・・・?



フラガール
フラガール・サントラ
音楽がとってもいいんです。フラの曲もとっても。激しいテンポの踊りと、いわゆる「フラダンス」のスローテンポの曲と。どちらもとても心にしみる。それもそのはず、音楽はジェイク・シマブクロさん。
あなたもフラガール  DVDで学ぶはじめてのフラレッスン
あなたもフラガール DVDで学ぶはじめてのフラレッスン
「フラダンスってとっても下半身に効きそう!」・・・って映画を観てて思った。お腹・ウエスト・太もも・足首。影響されやすい私は、さっそく今日、カルチャー教室のチラシをもらいに行って来ました!そしたら曜日と時間が、自分の都合と合うレッスンがありませんでした・・・と、思っていたら検索でこんなの見つけちゃいました~!いいかも!?

blank_space
2006年09月14日

【シネマ・こむぎスタイル】第9回 UDON


投稿者 湯河原こむぎ

UDON オフィシャルガイドUDON スタンダード・エディション
「UDON」観て来ました。フジテレビ・ROBOT・東宝が制作なので、フジテレビを見ていると、いやでも宣伝が目に入り、おもしろそうだな~って思った人は多いはず。テレビCMから想像すると、ドタバタで楽しい映画!でも、実際見てみたら、大きく「前半」と「後半」に分かれていて、前半は思ったとおりの笑えるドタバタコメディ、そして後半は、オーソドックスながらちょっと感動できるお話・・・の二部構成?になっていました。

★ストーリー
主人公の名は松井香助(ユースケ・サンタマリア)。コメディアンを目指し、ニューヨークへ行くが、ぜんぜんウケず、仕事もクビになり、夢破れて故郷の香川県に戻ることになる。香助の家は製麺所を営んでいますが、香介はうどん屋になるのがどうしてもいやで、香川をあとにしてニューヨークに行く時に「ここには夢なんかない、ただうどんがあるだけだ!」と、捨て台詞を残していた。毎日、寡黙に麺を打ち続ける父は厳しく「出戻ったヤツに食わせるうどんなんかない!」と、戻って来た香助に背をむける。しかし、やさしい姉(鈴木京香)とその夫(小日向文世)、それから同級生達にはあたたかく迎え入れられる。仕事がない香助に、旧友の庄介(トータス松本)がタウン誌の編集の仕事を紹介してくれた。

香助はやる気満々で、タウン誌の販売部数を伸ばすため、本屋めぐりをするが「売れない本は置けない」と断られるばかり。そんな時、偶然本屋で観光客が讃岐うどんのガイドブックを探しているところを目にする。しかし、そこにはガイドブックはなかった。讃岐うどんの地である香川県なのに讃岐うどんの特集本が今までに一冊も出ていない事に着目したタウン誌編集部。香助は先日、山道で事故に遭い、その後、歩いて歩いて見つけた製麺所で言葉に出来ないほどの「感動のうどん」に出会っていた。あのような「感動のうどん」を紹介するんだ!・・・と立ち上がる。

★見どころ
いろんな人が出ています!フジテレビだけあって、「トクだね!」のオープニングトークで讃岐うどんを取り上げているシーンあり、中野美奈子アナウンサーがレポートするシーンあり。温水洋一・大泉洋・ナンチャン・松本明子・小泉孝太郎・市田ひろみ・高畑淳子・寺島進・ほっしゃん・・・私はエンドクレジットに嶋田久作さんの名前があるのに、どこに出ていたかわかりませんでした。

笑えるシーンが満載。ストーリーも単純なので、何も考えずに楽しく観ることが出来ます。親子で観てもとっても楽しめると思います。10/1の映画の日に家族で観るのはいかがでしょう?後半のお話は、ベタではありますが、ちょっと感動で、CMで流れている小学校の教室のシーンはとってもよかったです。

★賛否両論
Real Action Heroes CAPTAIN UDON

映画の中に「キャプテン・ウドン」というヒーロー?が出て来ます。「あの部分っていらないのでは?」という意見を耳にしますが(実際にこの映画を観た友達などから)、先日、友達と二回目を見に行った時(二回も観たのかよっ!)、その友達の一言で「やっぱりあのシーンは必要だったんだ!」と気づきました。ヒントは「子どもの時の香介の台詞」です。エンドロールに「キャプテンウドンキャラクターデザイン 株式会社メディコム・トイ」と書かれていました。(うちの夫は「集めマニア」なので、メディコム・トイ社が大好き。)

★うどんが食べたくなる!
みなさんは、そばとうどんとどっちが好き?私はだんぜんうどん派!なので、映画を観ていたら、当然のように、ものすごーくうどんが食べたくなりました!特によく出て来た「かま玉うどん」!それから、透き通っただし汁のうどんがとてもおいしそうでした。じゅるじゅる・・・(^u^)
そうそう、以前、徳島の友達から「かぼす」を送っていただいた時「うどんにしぼるとおいしいよ!加ト吉の冷凍『讃岐うどん』は、かなりよく出来ていて、絶対のオススメ!そっちでも買えるよね?」と言われました。「UDON」を観てから、探してるのですが、現在のところ、近所のスーパーでは発見できず・・・。

★香川県の風景
映画全編に渡って、かわいい山が出て来ました。あまり高くないのですが、ステキな形なの。いろんなシーンのバックに映っていました。あとで調べたら「讃岐富士」という山らしい。それから、香介の家・松井製麺所の前には大きな池のようなものがある。たんぼより深そうで、水を満々とたたえ、かなり広い。松井製麺所の中から見ると川のようにみえますが、空撮で見ると四角くて大きなたんぼのよう。しかも、一箇所ではなく、あちこちにある。あれっていったいなんでしょう?ため池なのかな?香川県の方、ぜひ教えてください。



関連DVD
サマータイムマシン・ブルース スタンダード・エディション (初回生産限定価格)
「UDON」の感想を友達と話し合っている時に「『サマータイムマシン・ブルース』って言う映画、観たことある?」と聞かれました。「サマータイムマシン・ブルース」は、「UDON」と同じ本広克行監督(香川県出身)が、昨年、香川県を舞台にして撮影した映画です。彼女の話によると、その映画に出て来た人が「UDON」にもたくさん出て来て、それを見つけるのもすごくおもしろかったよ!との事。

なぜか、夫が偶然この映画をスカパー!から録画してあって、彼女から話を聞いたその日に観ることが出来ました。タイムマシンのお話で、「SF研究会」の部室のエアコンのリモコンが壊れてしまい、そのリモコンが壊れる前(昨日)に戻って、リモコンを取り戻す!という、みょーにスケールの小さいタイムトリップの話なのですが、全編にあふれる「オバカ具合」がものすごくおかしくて、大笑いしました。

そしてまたまた偶然、「サマータイムマシン・ブルース」を観た次の日に、「UDON」をもう一度観に行く事になりました。二度目だったにもかかわらず、「サマータイムマシン・ブルース」鑑賞後だったので、宝探しのようでとても楽しめました。この映画を観てから「UDON」を観ると、おもしろさが「3割増」(←「3割」ってビミョーな数値・・)になると思いますよ!ただし、ほんっとオバカな映画です。でも、「UDON」を観に行こう!って思う人になら気に入っていただけると思います!

blank_space
2006年09月07日

【シネマ・こむぎスタイル】第8回 ユナイテッド93


投稿者 湯河原こむぎ

オリジナル・サウンドトラック「ユナイテッド93」ユナイテッド93
根っからお気楽で、頭のよくない私は、あまり「社会派」の映画を観る事はありません。戦争ものとか暗いものも嫌いです。救いがないものは、やりきれないので観たくありません。「こむぎスタイル」って、そんな事。「好きなものだけ観る」というわがままなスタイル。私にとって、映画とは「楽しく明るくなるために観るもの」です。

でも、この映画は「つらくて救いがない」と最初からわかっているけど、どうしても観ておきたかった映画。

あの衝撃的な映像を観てしまったら誰もが一生忘れることのできない2001年9月11日の同時多発テロ事件。ものすごく衝撃的でしたが、アメリカと違って、私達日本人は「ちょっと遠い話」のように、少し記憶が薄れて来ているのでは。ちなみに、当時、自分が書いていた日記を読み直してみると、2001年9月11日はものすごい台風が来ていて出勤が大変だった・・と書いてあり、翌9月12日に「私が今まで生きて来て一番びっくりした事件が起こった!」と書いてありました。何の罪もない人たちがたくさん犠牲になった。二度とあってはならないあんな事件。

テレビで、この「ユナイテッド93」の紹介を見ました。この映画が作られた背景・意図を知り「ぜひ観ておきたい」と思いました。

この飛行機に乗っていた乗客は全員死亡しており、本当のところはどうだったのかはわからない。しかし、ハイジャックされたあと、機内の電話から、多くの乗客が家族に電話をかけて「ハイジャックされた」と伝えており、家族から「他にもハイジャックされた2機がワールド・トレード・センターに突っ込んで、ニューヨークは大変な事になっている」と聞かされた。その後、ペンタゴンにも一機突っ込んだ事を、家族への電話で知らされ、自分達が乗ったこの飛行機もどこか、目標物に突っ込むのであろうという事を悟る。数時間前には知らない同士だった乗客が協力しあい、ハイジャック犯に立ち向かうと家族に伝えている。その遺族や友人の方々の証言や、航空管制官、9.11委員会、軍関係者へのインタビューなど、膨大な聞き込みから作られた映画という事でした。

有名な俳優はいっさい使わず、当日搭乗した乗客の年齢・性別を考え選ばれたとの事です。パイロット役は実際パイロットの経験がある人、客室乗務員役も経験のある人を使っているそうです。そして管制官は、9.11当日勤務していた本物の管制官が自分自身の役をしています。映画のエンドロールを見ているとCASTのところに「AS HIMSELF」という人が何人もいました。実際「その日」を経験した人が、この映画に出るのって、ものすごくつらくて重い決断だったと思います。映画の前半は、アメリカの各地にある管制塔のシーンばかりですが、緊迫感が伝わって来て、持って行ったお茶さえ飲めないくらい(身じろぎ出来ずにただただスクリーンを見つめるのみ)のドキドキ感でした。

事実を基にして作られた映画であるので、結末は観る前からわかっています。ユナイテッド93便に乗るために空港に向かう人々、朝の美しい光が差し込む待合室、とても切なかったです。もし自分があの飛行機に乗っていたら?自分には何ができるだろう?と観た後、深く考えました。あの日、乗っ取られた4機のうち、目標(ホワイトハウス)に到達できなかったのは、このユナイテッド93便だけでした。全員が死亡してしまいましたが、乗客が力を合わせてテロリストに立ち向かったため、建物に突っ込むことなく、乗客以外に多くの犠牲者を出さずに済んだのです。

5年前の朝、駅の階段を降りながら、職場の後輩に「こむぎさん、あのピッツバーグ(当時、確か「ピッツバーグ郊外に墜落」と報道されていたと思います。映画の中ではペンシルベニア州・シャンクスビルに墜落、となっています。)に墜落した飛行機の本当の目的地はどこだったんですかねえ?」と聞かれて「どこだったんだろね~?」と答えた事をはっきりとおぼえています。私が「どこだったんだろね~」なんて軽く答えていた「その」飛行機の中で、起こっていた事を、今日、初めて知りました。乗客の方々の勇気と行動、それから、あの日に起きたことを絶対に忘れてはいけない!と強く強く思いました。

とっても、つらいし重くて、まるで胃をつかまれているような苦しい映画です。「みんなにオススメ!」とは決して言えないのですが、勇気のある人には、ぜひ観てほしい映画です。私は、持って行ったひざかけを(さむがりなの・・)ライナスみたいに握りしめて観ていました。館内が明るくなってもしばらくは立ち上がれないような、かなりの衝撃でした。遺族の方々から承諾をもらって制作に入ったというこの映画。パンフには乗客・乗務員、ほぼ全員のプロフィールが4ページにわたって丁寧に記されています。ああ、切ないです~(∨∨)>子どもが一人も乗っていなくてよかった。
f30blog0526.jpg



★「ユナイテッド93公式ページはこちら

★10月7日に、やはり9.11テロを扱った、ニコラス・ケイジ主演の「ワールド・トレード・センター」が公開になります。私、ニコラス・ケイジって苦手なんですが(どうしても、モト冬樹に見えちゃって)、でも、この映画は港湾警察官の役で帽子をかぶっているから大丈夫そうでした。これは予告編を観るだけで泣けました。

blank_space
2006年09月02日

【シネマ・こむぎスタイル】番外編 子どもの映画館デビュー


投稿者 湯河原こむぎ

夏休み、やっと終わりましたねえ。夏休みの間、ぜんぜん映画館に行けませんでした。あ、でも娘と一緒に「ハチミツとクローバー」を観ました。こんな初恋ちっくな映画を娘と一緒に観れるようになったなんて、こむぎ、ちょっぴり感動でっす♪

さて、先日インタビューを受けました時に「子連れ映画館デビューの思い出を語ってください」という質問がありました。うちは年長さんの夏休み(5歳)でした。あんまり意識する事なく、上手に「映画館デビュー」されている方がほとんどだと思いますが、「映画館っていつから行けるかな~?」って考えている人も中にはいらっしゃるのでは?初めて映画館に連れて行く時の事などちょっと書いてみたいと思います。また、あかちゃん連れで楽しめる情報も少しですが調べてみました。

私は、たとえ、子ども向けの映画だったとしても、映画館は「みんなが高いお金を払って、映画を観るために来る特別な場所」だと思っていますので、自分の子が明らかに人の迷惑になるレベル・・・とわかっている間は連れて行きませんでした。

映画館で「人の迷惑になる」ってどんな時でしょう。
1★暗闇が怖くて泣く。
2★飽きてしまって終わるまで座っていられない。
こんなところでしょうか。

1の「暗闇」については、やはりある程度の年齢までは仕方のない事ですよね。でも、親が抱っこして安心させてあげればクリアできると思います。
2については、我が家ではとなりのトトロ(86分)を、座って最後まで観ることができるようになった事で、そろそろ映画館に行けるのでは?と判断しました。また「リトル・マーメイド」「トイ・ストーリー」「ムーラン」などディズニーの長編も集中して、よく観ていました。

さて、子ども側の準備が整ったら、タイトル選びです。我が家では「バグズ・ライフ」あたりから「行けるかな?」と思っていたのですが「初めてのスクリーンで観る大きな虫」ってどうなんだろう?などと考えてしまい、結局「千と千尋の神隠し」まで映画館には行きませんでした。

次は、イメージトレーニングです。ある日突然映画館というところに連れて行かれ、真っ暗な場所で大音響!これでは子どもの心拍数も急激に上がってしまう事でしょう。「映画館ってどんなところだと思う?」「すごーく大きい壁に、楽しいお話が映って、みんなで観るんだよ~。」「千と千尋の神隠しっていうお話はね、千尋っていう女の子がね・・・」と話し、映画館に行く日を楽しみに待つ!という状態に気持ちを盛り上げました。

こんな方法で、かなりよい状態の映画館デビューが出来ました。「千と千尋の神隠し」には巨大化した「カオナシ」のちょっと怖いシーンもありました。そこでは「抱っこ」と言って、私の席に移って来て私にしがみついていましたが、スクリーンから目をそらす事なく、身じろぎせずに観ていました。

映画は楽しんで観るものなので、楽しいシーンでは「あはは!」と笑い、びっくりするシーンでは「うわーっ!」と驚きたいと思います。子ども向けの映画なら、周りの人の迷惑にならない程度の小声で「あれ、すごいねー!」「かわいい犬だね。」なんて会話しながら観るのも、私はいいと思います(大人の観る映画は私語はやめてほしいですが)。ただ、ストーリーをべらべらしゃべるのは絶対にやめさせなければなりません。以前、夫と娘が「ポケモン」を観に行った時、前の席の子どもが最初から最後までずーっと「このあと、あれがこうなるんだよ。それから、ああなってこうなって、ここがすごいからみててー」としゃべりっぱなしでサイアクだった~!と言っていた事がありました。「俺は、よっぽど注意しようかと思った!なぜ、親は注意しないんだろう(?_?)」と夫が怒っておりました。同じ映画を二度目に観に行く時には、子どもによおく言い聞かせなければいけないな、と思いました。

その他、ちょっとした工夫としては
☆途中でトイレに行きたくなる事もあるかもしれないので、他の人になるべく迷惑がかからないように、チケットを買うときに通路側の席を選んでいます。(小さい頃は、怖いシーンがあると「トイレ」と言いました。二回目にトイレと行った時は、一応トイレに連れて行き、トイレに行きたくないのにトイレって言ってはいけないよ。と言い聞かせ、そのあとは抱っこして観ました。)
☆飽きてしまった時、とりあえず騒がないように、大好きなお菓子などを用意するといいですね。おせんべいやポテトチップだと音が気になりますので、私はチュッパチャプス(1本で30分!?)が定番でした。
☆怖いシーンがあったら手を握ってあげる。これはけっこう大きくなるまで使った手。



さて、もっと小さなお子さんがいる方。「この子が生まれてからしばらく映画に行っていないなあ。」なんて思っている方。最近は託児のある映画館も増えて来ました。

まずは「TOHO CNEMAS」の場合は・・・「ママズ・クラブ・シアター」というのがあります。これは、作品・上映回は限られますが、通常の席で、あかちゃん・子どもと一緒に楽しめるようになっています。映画の音量が控えめ・室内が通常よりも明るめ等、工夫がされています。こちらは、「あかちゃんが泣き出しても・しゃべりだしてもお互い様」というスタンスです。HPを観てみると、上映作品は大人向けです。「ゲド戦記」「花田少年史」があるところもありますが、「ラフ(もこみち君の)」「UDON(ユースケさんの)」「シュガー&スパイス(柳楽優弥君の)」とか、はたまた「日本沈没」「X-MEN ファイナル ディシジョン」・・・・あかちゃんや子どもがあきたりぐずったりOKだったとしても、最後までそこにいる事に我慢が出来るかどうか、わたし的には不安が残るラインナップ・・・。
コロナワールド」の場合・・・東京以外に16箇所遊戯施設のある「コロナワールド」(愛知近辺に多い気がします)ちょっとマイナーですが、その中の何店かには「リトルキャット」という託児ルームがあります。私がよく行っているところには託児ルームがあって、子ども一人の入会金が500円、一時間1000円(コロナワールド内の施設を利用の場合は1時間500円)で子どもを預かってくれます。要電話予約。こちらの方がゆっくり映画を楽しめると思います。ホラーも観れるしね!
MOVIX」の場合・・・ピンポイント情報で申し訳ないのですがMOVIX橋本(神奈川県・相模原市)「きままにシネマ」という制度があります。映画館指定の保育園に子どもを預けて映画を観ると映画料金が1200円、保育料金が2割引になります。ありがたいですね。
ワーナー・マイカル・シネマズ」の場合・・・HP上では「チャイルドシート貸し出し」という情報しか見つけられませんでした。情報お持ちの方は教えてくださいね!



子どもがいても、映画を楽しみたいですね!他にも情報や工夫、ぜひ教えてくださいね!
★唐土かほるさんのエントリー「子連れ映画3つの作戦」!とっても役立つ情報です!ぜひ、ご覧くださいね♪


「長時間じっとしている事練習DVD」
(大リーグボール養成ギプスみたい)
モンスターズ・インク
「モンスターズ・インク」
・・・私も大好き!子ども部屋のクロゼットがいろんなところに繋がっているというアイデアがすばらしい!ほんと楽しいし、最後はじわっと感動♪
ムーラン
「ムーラン」・・・最初は主人公の顔が嫌いで観る気にはなれなかったんだけど、他のディズニー作品をほぼ全部見尽くしてしまったのでこれも観ました。そしたらすばらしい!雪山から馬に乗って大群が攻め下るシーンなんて黒沢映画みたいな迫力でした。ディズニーらしい「ムーシュー」という赤い龍がとにかくおもしろい!
ヘラクレス
ヘラクレス・・・これも「他に観るものがなくなったから」的に観たのですが、かなりよかったです!ミューズ(女神)たちの歌が本当に素晴らしい!ヘラクレスがTOKIOの松岡君、メグが工藤静香さん、ハデスが嶋田久作さん(映画・帝都物語に出てた顔の長い怖い人)、それからサザエさんちの波平の声の永井一郎さんも。ナレーションはなんと森繁久弥さん!吹替えが豪華キャストです。

blank_space
2006年08月03日

【シネマ・こむぎスタイル】第7回 韓国版「イルマーレ」とハリウッド・リメイク


投稿者 湯河原こむぎ

イルマーレ
今日は、少し古い映画ですが、私の大好きな韓国映画を紹介します。2000年公開の「イルマーレ」。主演は「猟奇的な彼女」で一躍有名になったチョン・ジヒョン(現在24才)と、「ラスト・プレゼント」で、チャングムのイ・ヨンエと共演し、感動を呼んだイ・ジョンジェ(現在33才)です。

★あらすじ★
1999年12月、ウンジュ(チョン・ジヒョン)は、海辺に建つ家「イルマーレ」から引っ越そうとしていた。彼女は、離れている彼からの大切な手紙を待っていた。彼女は、この家に次に住む未知の住人にあてて「私宛の手紙が届いたら、この住所に転送してください。1999年12月○日」と手紙を書き、イルマーレのポストに入れました。すると、その手紙は、2年前にこの家に住んでいたソンヒョン(イ・ジョンジェ)の元に届いてしまう。なぜか、イルマーレのポストだけがタイムトンネルになっているよう・・・。その手紙をきっかけに2年の時を隔てた不思議な文通が始まります。

★みどころ★
ありえないストーリーですが、とっても引き込まれます。ポストがタイムトンネルになっているなんて、日本人にはない発想だと思います。そして、とにかく、この海辺の家「イルマーレ」がステキすぎ~!海の上に建っているんです。数本の鉄骨?の足の上にステキな家が建っていて、満ち潮の時は、本当に水の上なんです!引き潮になると、下は砂地で歩くことが出来ます。映画の中に出て来るイルマーレのシーンは、どれも美しいポストカードのようです。うっとり。こんな家に住みたい・・・。

でもでもね、本当に住んだら・・・台風の時、どうすんのー?津波が来たらひとたまりもない~!湿気がすごそう!絶対にサッシとかすぐ錆びるって!ところで下水道はどうなってんの?電気はどこから?・・・なんて現実的な事も気になりつつ。

とにかく、平凡な日常のようでありながら、限りなくファンタジーなお話。私はとても好き。2年の時の壁がある文通。ラストはいったいどうなるの?・・・いかにも韓国ものらしいエピソードも登場し、ラストへ。

★ツボにはまるアイテムたち★
私の「好みのツボ」にど真ん中ストライクなものがたくさん出てきます。
◎もちろん、海辺の家「イルマーレ」のすべて
◎毛がもしゃもしゃなコーラという犬
◎ひらひらした黒い金魚みたいなお魚(友達が和歌山県の那智に行った時、「このお魚が岩場にいるのを見た!」と興奮して教えてくれました。)
サンタさんみたいな耳あて
赤いミトン
ああ、かわいい。特に、バスタブで泳ぐ黒いお魚を、椅子に座ったコーラがじーっと見ているシーンは、何度見ても思わずほほえんでしまいます。



さて、なぜ今になって6年前のこの映画を紹介したかと言うと、この秋、キアヌ・リーブス&サンドラ・ブロックの「SPEED」コンビで、この「イルマーレ」がリメイクされたからです。はじめ、この話を聞いた時、え゛ーっ、それって年とり過ぎ!と思いました。だってキアヌ・リーブス41歳、サンドラ・ブロック39歳!ですよ。私の大好きなこの映画のイメージを壊さないでほしい!と思いました。

ところが!先週、娘と「ブレイブストーリー」を観に行った時、ハリウッド版「イルマーレ」の予告編を観たら、思いのほかステキそうなので、「早く観たい!」熱が一気に沸騰。大人だけあって、しっとりして、そしてせつない感じが短い予告編からも伝わって来ました。大人だから、よけいにせつないですよね。手紙だけなんて。

邦題は「イルマーレ」ですが、下に小さく「THE LAKE HOESE」と書かれています。どうやらこちらは、湖に建つ家のようです。枯れ葉が落ちる湖畔に建つ家。この家がまたすごい!全部ガラス張り!建物は韓国版の方が好きかな。音楽もとてもよくて、すでに私の中では「サントラ購入決定!」の勢い。9月に公開という事で、セピア色の秋にしっとりした大人のラブ・ストーリー!期待できそうです。
公式ページはこちら
予告編はこちらでも観られます。とてもステキ!ぜひご覧になってください。



関連DVD
ホワイト・バレンタイン
「イルマーレ」の主演女優、チョン・ジヒョンの1999年作品。たぶん、彼女は18歳。そして相手役は、私が大好きな「パリの恋人」のパク・シニャン。このパク・シニャン、めっちゃダサダサ!この「ダサさかげん」を、誰かに伝えたい。それはともかく、この作品は、なんと「伝書鳩」で文通するというストーリー!韓国の人って、よく文通をするんでしょうか?文通つながりでご紹介です。
チョン・ジヒョンが住んでいる家が、ものすごくレトロで異国風な家。なんか烏龍茶が入っている缶みたいな感じなんです。決しておもしろい映画ではありませんが、気が向いたらレンタルで見てみてほしい・・・という映画。
猟奇的な彼女
エポック・メイキングとなった2001年の映画。とっても話題の映画でしたが、私は、前半「なんじゃ、このワガママな女っ!」と思って、何度も見るのをやめました。何度目かで最後まで見たら、泣けて泣けて・・・。後半まで見て、彼女の魅力をよーく理解しました!私が若い頃よく読んでいたMCシスターに出ていたような彼女のファッションもとてもかわいかったです。

整形する人がとても多いという韓国で、美しい女優さんはたくさんいますが、チョン・ジヒョンは、整いすぎていない「素」の美しさを感じます。172センチの長身です。
スピード
すみません、私、これ観ていないんですが、キアヌ・リーブス&サンドラ・ブロック主演という事で、予習する方はどうぞ。1994年の作品です。私も「イルマーレ」公開までに予習します。

blank_space
2006年07月27日

【シネマ・こむぎスタイル】第6回 パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト


投稿者 湯河原こむぎ

パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト オリジナル・サウンドトラック(2万枚限定生産)(DVD付)パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト スペシャル・エディション

公開初日に家族3人で観て来ました。私の大好きなジョニー・デップ最新作!ずーーーーっと前から楽しみにしていました。テレビで「『パイレーツ・オブ・カリビアン2』が製作中」という放送を初めて見た時に、「続編は2と3があって、同時に撮影中」との事でした。なので、今回の「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」は、3部作の中の中間のお話・・・という位置づけです。

かなり前から、映画館に行くたび、この映画の予告編が流れていました。「3」も撮っているのに、なぜかこの映画のコピーが「さらば、ジャック・スパロウ」・・・なぜ・・・?

★ストーリー
ジャック・スパロウは、13年前にデイビィ・ジョーンズ(CMに出て来るタコ人間)と契約を交わしていた。ブラック・パール号(←ジャック・スパロウの船。「パイレーツ・オブ・カリビアン」の1で、奪われたこの船を、バルボッサから奪い返した!)の船長を13年間務めた後、デイビィ・ジョーンズの幽霊船・フライング・ダッチマン号で永遠の労役に服す事になっていた。(ジャック、何でそんな変な約束交わしたの~?・・・こむぎ・心の声)
映画のタイトルにもなっている「デッドマンズ・チェスト」、その中に入っているのは?それを空ける鍵を探すため、ジャック・スパロウは、かつての恋人で予言者であるティア・ダルマの小屋に行く。
そのチェストの鍵を欲しがるのは3人。さあ、誰が箱を空ける?

★みどころ
とにかくテンポがよく、はらはらドキドキ!思わず「うわっ!」「きゃー!」「大変!」と声を上げてしまいます。ジョニーはおもしろさ全開で、「ネバーランド」や「ナインスゲート」などと、同一人物とはとても思えない。「パイレーツ・オブ・カリビアン」の「1」を観ていない私の妹は「初めて観たけど、ジョニー・デップってすごくおもしろいね。すべての動きが笑える~!あんな人だったとは知らなかった!」と言った。ううむ、複雑・・・。「あんな人」って、どんな人よっ。

確かにこの「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」のジョニーは、まるでドリフのようだった!「1」でのジョニーの登場シーンは、それはそれはかっこよかった!本当にあのワンシーンだけでも惚れちゃう!という伝説のシーン。「1」は、「かっこいい!」の次に「かっちょわるっ(◎-◎)」が来るセットでの作りになっていて、かっこよさとおもしろさがうまい具合に融合していたの。でも、この「デッドマンズ・チェスト」は、かっちょわるっ!とおもしろっ!が全開!です。「かっこいい!」の部分は、前作では、あまり魅力が前面に出ていなかったウィル(オーランド・ブルーム)が担当している形になっています(・・と私は思う)。

一番おもしろかったのが、原住民の島で捕らえられているジャックをウィルをはじめ、仲間の海賊が助け出すシーン。もう笑った笑った!ドキドキしながらも、涙が出るほど笑いました。崖と崖の間に人骨で作った球形の檻が、ながーいロープでぶら下げられているところ。その中には何人もの海賊が捕らえられているんだけど、BGMが遊園地でかかっているような曲で、ほーんとにおかしかったです。

さて、続編があるので、この「デッドマンズ・チェスト」のラストは、思いっきり「次回作に続く!」という終わり方です。この中途半端さが嫌いな人にはたまらないラストでしょう。でも、私は、思いっきり笑ったし、次回作がある事は最初からわかっていたので、まあ納得です。ここで「さらば、ジャック・スパロウ」の意味もわかります。そして、次回作の鍵を握る登場人物がラストに登場!これは予想外の人物でした!

さあ、復習のために「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」を見直し、次回作への期待を胸に膨らませましょう!次回作は2007.5.27の土曜日公開ですよ!ええ、ええ、もちろん私は買いましたとも!前売り券!!<ジャック・スパロウ>ベアブリック引換券付きですよ!早く観たい!
次回作には、ジョニーがジャック・スパロウを演じる際にお手本にしたと言われている、キース・リチャーズ、「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード」で共演している美女・サルマ・ハエック、また香港の大スター・チョウ・ユンファが出演予定だそうですよ!ものすごく楽しみです!
DSCF1388.jpg
赤い髑髏のチケットが次回作の前売り券。後のピカピカした大きい絵は、今回の「デッドマンズ・チェスト」のペア前売り券、フィギュア4体セットつきでした!
IMG_0521.jpg
はい、こちらが、おまけのフィギュア4体セットです。

★映画を楽しむ小ネタ
その1・娘が一緒なので吹替え版を観ました。最初の20分くらい、吹替えになじめなくてものすごく違和感でしたが、そのうち慣れました。(字幕版をもう一度観に行く予定です。)
「1」にも出ていた海賊さん二人、ラゲッティとピンテル。ラゲッティは、すぐに義眼が取れてしまう海賊さんです。ピンテルの声が、「チャングムの誓い」のカン・ドックの声でした!あいかわらずいい味~。ちょっとうれしい♪
その2・エリザベス・スワンの声が、韓国ドラマ「美しき日々」でイ・ビョンホンの妹だったミンジの声でした!ビミョーな極小ネタ、すみません。
その3・今回も、Disneylandの「カリブの海賊」のシーンがいろいろと登場します。探してみてくださいね!

最後に・・・ネタバレぎりぎり・・・こむぎの勝手な「3」予想
ディズニー映画だし、キャプテン・ジャック・スパロウはピノキオみたいに・・・

公式ページはこちら



この映画をもっともっと楽しむために
パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち コレクターズ・エディション
「デッドマンズ・チェスト」を楽しむためにも、第一作「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」はおさえておきましょう。
パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト オリジナル・サウンドトラック(2万枚限定生産)(DVD付)
2万枚限定生産のDVD付の「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト オリジナル・サウンドトラック」これ、今、ちょー欲しいのですが、二枚組みCDのうちの一枚は「呪われた海賊たち」のサントラで、すでに持っているのです。でも「DVD付き」ってところに惹かれてます~。この映画の音楽は素晴らしいですよ。いろんな番組でBGMに使われています。
エド・ウッド
今や名コンビのジョニー・デップ&ティム・バートン。そのコンビの作品「エド・ウッド
女装が趣味のハチャメチャ映画監督エド・ウッドをジョニーが演じます。この映画の中で大ダコに人間がからみつかれているところを、ジョニーが演出しているシーンがあります。1994年の作品ですが、この時からすでに「タコにからまれて」いたのね~・・・とか。

blank_space
2006年07月06日

【シネマ・こむぎスタイル】第5回 カーズ


投稿者 湯河原こむぎ

ディズニー・ピクサー カーズ オリジナル・サウンドトラック カーズ
毎月1日は「映画の日」。家族3人で観たい映画はこの日に!7/1公開のディズニー・ピクサーの映画「カーズ」。行って来ました、3人で。

ストーリーは・・・
ライトニング・マックイーンは、新人ながら、有名なレース「ピストン・カップ」に出場する若き天才レーサー。彼はいつもピット・クルーと仲が悪く「レースは自分ひとりで戦っている」と思っている。今シーズン限りで引退を決めているキングと、いつもキングに邪魔され万年二位のチックと、マックィーンは、レースで三台同着だった。そして決勝レースは、一週間後にカリフォルニアで行われる。

マックィーンは、専属トレーラーのマックに乗り、カリフォルニアへ向かう。その途中、彼のスポンサーから電話が入り「決勝レースのチケットを、君の友達20人に送っておくよ。誰と誰に送ればいい?」と聞かれたが、マックィーンは、答えられない。そう、彼には友達がいないのだった。

休憩せずに、カリフォルニアへむかうが、疲れたマックが居眠りしている間に暴走族にイタズラされ、トレーラーの後のドアが開いてしまい、マックィーンはずり落ちてしまった。あわてて、マックに追いつこうとやみくもに走ったマックィーンは、ルート66沿いの田舎町に迷い込んでしまい、めちゃくちゃに走り回って道路をぐちゃぐちゃに壊してしまう・・・というお話。

その田舎町で、マックィーンはいろいろな車に出会う。おんぼろレッカー車のメーター、判事の長老ドック・ハドソン、タイヤ店のオーナー、ルイジ・・・。都会では有名なマックィーンの事をこの町では誰も知らない。ある日、サリーに連れて行かれた丘の上から雄大な峡谷の景色を目にする。このサリーはポルシェ911、声を戸田恵子さんがやっています。

二台が、丘の上に立って景色を見下ろしながら、サリーが話をするところがとてもいいんです。かつて、ここには、かつてルート66で一番人気のあったモーテルがあったの。でも時間を10分短縮するために高速道路が出来てからは、誰もここを通らなくなったの。以前、車は「楽しみに行くために」走ったんじゃなくて、「楽しみながら」走ったの。・・・戸田さんの声がいろっぽくて、そしてせつない。

そうですね、ストーリーは「ベタ」です。早く走る事に命をかけ、「なんでも自分ひとりで出来る」とまわりを跳ね返して来たマックィーンが、この町で、みんなのあたたかさに触れ、友情に目覚める・・・。

でも、この映画。すごくよかった!ディズニーの映画はいつもそうですが、大人も一緒に楽しめる。車好きなパパさんも大満足出来る作品です。カーレースのシーンは、低いアングルで、ものすごい迫力でしたし。夫は「V8エンジンがちゃんとV8の音がした。」とか「マックィーンが塗装しなおした時の色が初代コルベットの色だった。」・・・と、マニアックなところに感動。先日テレビでピクサーの特集をしていましたが、この映画では、画面に映らないものすごく下の中の方のボルトまでちゃーんと描かれているのだそうです。そういう丁寧な仕事がきっと伝わるのでしょう。

私はね、もう音楽と映像に完全にノックアウトされました。フィフティーズっぽくアメリカンな曲。よみがえったラジエータースプリングスの街のネオン管にくらくら!大好き!こういう世界。車のステッカーや看板のデザインが、ポップでやたらステキ!それから、いつもながら「小ネタ」が満載で、「ぷぷぷっ」と思うところがたくさんありました。私が一番好きだったのが、トレーラーのマックが、銀色のタンクローリーの後を走っている時、自分の顔を写して百面相をしていたシーン。私も銀色のタンクローリーの後ろを走ると、そこに映ったうちの車が「ハナデカペット」みたいにかわいくて、写真を撮ったりするので(もちろん、助手席でね!)、そのシーンは大ウケでした。

娘は「おとうさん、映画の中でサリーはポルシェって言ってたでしょう?マックィーンはなんなの?」
夫「コルベットだよ。」
娘「ルイジは?」
夫「フィアット500。Sおじちゃんのお兄さんは、あれの緑色のに乗ってるんだよ。」
娘「そうなんだー!」
・・・などと、お父さんとの話題もはずんでいました。

エンドロールもとっても凝っているので、席を立たずに最後まで見てくださいね!

家に帰って来てから発見しておもしろかったのは、マックィーンのファンの双子の姉妹がいるんです。車種はユーノス・ロードスター。これは、アメリカでは車名が「ミアータ」。甥っ子が持っていた「カーズ」の絵本を見たら、この姉妹の名前が「ミア」と「ティア」でした!こまかーい!
探せばもっともっといろんな「こだわり」や「小ネタ」が見つかるでしょう!

そうそう、おんぼろレッカー、メーターの声を山口智充さん、フェラーリが大好きなフィアットのルイジの声を、ちょいワルオヤジのジローラモがやっていて、そのこだわりにも拍手(^^)//゙゙゙パチパチでした。

「カーズ」公式サイトはこちら



ディズニー・ピクサーの他の作品
ファインディング・ニモ
「ファインディング・ニモ」。木梨憲武さんと室井滋さんの吹き替えが本当にピッタリで、おもしろかったです。海の中に差し込む光、キラキラする海水の細かいほこりや揺らぎの表現が見事でした。
モンスターズ・インク
「モンスターズ・インク」。これも「でぶや」石ちゃんと、爆笑問題のタナチューの吹き替えがぴったり。サリーのふわふわな水色の毛並みが本物みたいでした。クロゼットのドアからドアへ移動して、いろんな国に行けちゃうのがすごくおもしろかったです。

blank_space
2006年06月08日

【シネマ・こむぎスタイル】第4回 かもめ食堂


投稿者 湯河原こむぎ

かもめ食堂
このところ、観たい映画が次々に公開され、自分の予定の調整も上手に出来て、週に1本ペースで映画を観ることが出来ています。

この「かもめ食堂」という映画。都会では、3月に公開されたのですが、私の住んでいる神奈川の田舎では、やっと6/3に公開となりました。公式ページを見てみると、2006年10月公開予定の劇場も載っていて、順々にいろんなところで上映されて行くようです。

以前、深夜にやっていた「やっぱり猫が好き」(小林聡美・室井滋・もたいまさこ)という番組が大好きだった私は、この映画のキャストが小林聡美さん、もたいまさこさんと聞いただけで、ストーリーも何もわからないうちから、たまらなく公開が待ち遠しくなりました。

この映画は、オール・フィンランドロケ。チラシにあるように、日本人の女性が3人登場します。
★まずはフィンランドのヘルシンキで「かもめ食堂」を営む「サチエ」を演じるのは小林聡美さん。
★世界地図をエイヤッ!と指差したら、その場所がフィンランドだったので来てしまった・・・という「ミドリ」を演じるのは片桐はいりさん。
★父母の長い介護生活を終えてほっとしていた時に、フィンランドのニュースをテレビで見て「エアギター」(実際にギターを持っていないのに、あたかもギターを持っているように演奏するんだって)に惹かれて、フィンランドに来てみたという「マサコ」を演じるのは、もたいまさこさん。
9/17追記・・・「フィンランドのエアギター大会」って、この「かもめ食堂」で初めて知りました。そしたら、なんと今年の「第11回エアギター選手権」(もちろん、フィンランドで開催された)で、日本人の「ダイノジ」おおちさんが優勝しました!その後、「ダイノジ」おおちさんが、いろんな番組で実際に演奏?(演技)しているのを見て「ああ、マサコさんは、これでフィンランド行きを決めたのね~!わかる気がする~!」って思いました!

ストーリーは・・・
サチエは、フィンランドで「かもめ食堂」を開きました。始めてから一ヶ月になるのに、まだお客さんは誰も来ません。でも、毎日、きれいにお掃除をして、グラスをキッチンクロスで拭き、お店を開けています。お店が終わったらプールで泳ぎ、家に帰ったら、和食を作り、合気道の型?を練習。朝になったら市場に行って食材を仕入れて、またお店を開ける。そんな「きちんとした毎日」を過ごしています。ある日、お店に初めてのお客様が来ました。日本かぶれのフィンランド人、トンミ・ヒルトネ。彼は日本語がとても上手。そして、サチエに「だれだ、だれだ、だれだー、ガッチャマンの歌、最後まで知っていますか?」と聞くのですが、サチエはどうしても思い出せません。(私は、たまらず「♪空のかなたに踊るかげ~♪だよーっっ!」と心の中で叫んでいました。)

サチエは、歌詞が気になって気になってしかたありません。仕事帰りに寄ったカフェで「ムーミン谷の夏まつり」の本を読んでいる日本人らしき女性に思い切って声をかけます。「ガッチャマンの歌詞、知ってますか?」と。その人がミドリさん。歌詞を教えてもらったお礼に「うちに泊まりませんか?」と誘います。それから、ミドリもかもめ食堂を手伝うようになります。その後も、お客さんはなかなか入りません。ミドリは「お客さんにもっと来てもらうために工夫しましょう!」と言い、かもめ食堂のメインメニューであるおにぎりの具を、フィンランド人にもウケるように・・・と、実験してみます。実験にはちゃんとつきあいますが、サチエはどっしりとかまえて、「きちんと毎日仕事をしていれば、ちゃんとお客さんが来るようになるわよ。」と答えるのでした・・・。

この「かもめ食堂」のインテリアが実にいいのです。すっきりとシンプル。いろいろなものが置いてあるけれど、ごちゃごちゃしていない。そして、センスがいい♪キッチンクロス、お鍋、グラス、いろんなツール、テーブル、そして椅子・・・なにもかも趣味がいい。水色の腰壁も、すごくかわいい♪

小林聡美さんの洋服が、いつも「柄on柄」の組み合わせなんだけど、うるさくならずに、彼女がもつ「レトロで凛とした」雰囲気にとてもマッチしていました。そして、ローテーションで同じ服が何回も出てくるので「物を大切にしてきちんと暮らしている」感がとてもよく出ていました。

ガラス越しにお店をのぞいているフィンランド人たちが、いつしか入って来てくれるようになり、お店はだんだん繁盛して来ます。観ている私も、それがとってもうれしい。メニューがどれもおいしそうで、一緒に観に行った友達と二人、おなかがぐーぐー鳴ってしまいました。

そうですねえ、ストーリーには、特に大きな盛り上がりはなく、淡々とした日常なのですが、観終わったあと、とても元気になれました。一緒に行った友達は、このところ、凹みっぱなしで元気がなかったのですが、「観に来てよかった!誘ってくれてありがとう!」と笑顔になっていましたし。女性なら、きっと、こういう映画好きだと思います。「スローライフ」!まさにそんな感じ。

小林聡美さんのように、髪をきちっとまとめ、背筋を伸ばして、毎日を大切に生きて行きたいと思いました。仕事場も自宅もきちんと整理整頓され、どこを見られても恥ずかしいところは一つもないという「潔さ」「すがすがしさ」みたいなものがまぶしかったです。私は・・・見られたら困るところばかりです・・・お恥ずかしい・・・とほほ(◎-◎)

それと・・単純すぎる感想ですがフィンランドに行きたくなりました。「エンピツがどんどん減ってしまう都市は?」「ヘルシンキ~!」なんて小学校の頃のなぞなぞでしか聞いたことのないヘルシンキという都市が、こんなに素敵な街だと知ることが出来ただけでも私にとっては、大きな収穫でした。

「かもめ食堂」・・・公式ページ
2006.8.4追記
かもめ食堂
「かもめ食堂」のDVDの発売が決まり、予約が開始されています。発売日は9/27。なんと、その日は娘の11歳の誕生日です。もちろん、私は予約済みです!DVDが届いたら、お鍋や食器、カトラリーまでじーっくりと細かく研究しちゃうよ。



かもめ食堂
原作は、群ようこさんの同名小説です。


出演者の他の作品
やっぱり猫が好き(7)

私の大好きな「やっぱり猫が好き」。その中でも一番大好きなお話は「はまぐりペペちゃん」。この「やっぱり猫が好き(7)」には、「はまぐりペペちゃん」のお話が入っています。
転校生
「転校生」
1982年の作品。小林聡美さんと尾美としのりさんが、神社の階段から落ちた時に、心と体が入れ替わってしまうというお話。この映画で、外見が女の子なのに、中味が男の子になってしまった役を演じた小林聡美さん。その演じっぷりに「ただものではない!」と思いました。この映画が大好きで、ロケ地の尾道にまで行った私であります。
バーバー吉野 スペシャル・エディション
「バーバー吉野」
監督・脚本が「かもめ食堂」と同じ、荻上直子さん。もたいまさこさんが出ています。これも、なんとも言えない独特のワールド。

blank_space
2006年06月01日

【シネマ・こむぎスタイル】第3回 ダ・ヴィンチ・コード


投稿者 湯河原こむぎ

映画「ダ・ヴィンチ・コード」オリジナル・サウンドトラック ダ・ヴィンチ・コード デラックス・コレクターズ・エディション

全世界同時公開!原作本○○万部突破!今年最大の話題作とも言うべき「ダ・ヴィンチ・コード」。カンヌでも賛否両論。本会場では「失笑がもれた」という話もあり、別会場では終了後、「スタンディング・オベーション」・・・いろいろ言われています。

先週、私も観て来ました。・・・そうですね・・・、この映画は、「観る人を選ぶ」んではないでしょうか?そして、私は、選ばれませんでした・・・。「選ばれる人」はいったいどんな人?

1★原作を読破した人。
2★キリスト教ではないけれど、キリスト教に詳しい人。
3★「世界遺産」が好きで、毎週見ている人。

まず1★
先日、らむねさんにお会いした時「この映画は絶対原作を読んでから観るべき!」と言われました。私も、原作があるものは、だいたいの場合は、読んでから観る事にしています。この映画、夫も観たいと言うので、二人で観に行ける日が、娘が夜いない「24日」と決まっていて、他の日にずらせませんでした。一生懸命本を読んだのですが、ちょうど半分くらいまでしか読み終わらず、不本意ながら、そのまま観に行きました。そしたら!映画の前半は、どうにか理解できました。読み終わっていない後半は「?」の嵐。前半も「本を読んだから理解できる」という感じで、読んでいないと難解です。ばっさばっさといろんなエピソードがカットされているし。理解したかったら、まずは本を読破すべし。
原作を読んだ上で、映画を観た友達は「原作のラストの方がよかった。」との感想。

そして2★
キリスト教に縁のない私、そして、私だけでなく、多くの日本人には、この映画が言わんとしている「事の重大さ」が理解出来ないと思う。言いたい事はわかるけど、「そうなんだ~。」程度の受け止め方になってしまう。また、本当の信者だとしたら、許しがたい内容だと思うし。だから「自分は信者ではないけれど、キリスト教の歴史については詳しい。」という人には、よくわかっておもしろいかも。
だいたい、私ってやつは、原作を読んでいても、ルーブルで起こった事件の話はワクワクドキドキなんだけど、もう一つのオプス・デイ関連の記述になると、とたんに頭が混乱していました。

3★は?
これはね、映画を観終わった後、私が「本を読んでいない部分は、ものすごく難解だった!」と言ったら、夫が「俺は、原作を読んでいないけど、毎週世界遺産を見ているから、時代背景とか、教会についての話は、けっこう理解できた!」と偉そうに言っていたので。

・・・それで、つまらなかったか?ねむくならなかったか?と言うと、つまらなくはなかったし、夜観たにもかかわらず、眠くもなりませんでした。難解なだけに、画面に食らいつくように集中して観ちゃいました。でも、わからなかった・・・。なんだろ、この映画。どうすれば楽しめるのかな?楽しめた人、ぜひ、教えてください!

よかったところは、
☆本を読んで、私の頭では、想像出来なかった「クリプテックス」がどんなものかわかった事!
☆行ったことないルーブル美術館を見る事ができた事。
☆「めざましテレビ」などの映像を見て、「トム・ハンクスの髪型変なの~!」と思っていたけど、けっこう似あっていて、よかった!
☆「アメリ」のイメージしかなかったオドレイ・トトゥがとても素敵だった!
☆リー・ティービング役の俳優さん(イアン・マッケラン)が「どこかで見た~!誰だっけ?」と考えたら、ロード・オブ・ザ・リングのガンダルフだった事に気づいた!
☆アリンガローザ役の俳優さん(アルフレッド・モリーナ)が「どこかで見た~!誰だっけ?」と考えたら、私の大好きなジョニー・デップの「ショコラ」で、チョコレート屋さんのウィンドウに忍び込み、ディスプレイしてあるチョコを、めっちゃ食べちゃう市長さんだった事に気づいた!

・・・ま、どんな事でも楽しめちゃう私でありました・・・。



トム・ハンクスの他の作品

ビッグ (初回限定生産)
私、トム・ハンクス大好きなので、ほとんど全部の作品を観ていますが、今でも一番好きな映画「ビッグ」
背の低い小学生の男の子が、移動遊園地の魔法使いのゲームに「大きくなりたい」とお願いしたら、次の朝大人になっていた!というお話。本当に大好きな映画です。子どもと一緒に観てください。
ユー・ガット・メール 特別版
ラブ・コメの定番、「ユー・ガット・メール」
ストーリーは他愛ないんですが、ニューヨークの秋の風景がとてもステキ。メグ・ライアンの経営する絵本屋さんが、とってもかわいい♪そして、メグ・ライアンの衣装が、とっても私好み!



オドレイ・トトゥの他の作品

アメリ
ありきたりですみませんが、「アメリ」
「アメリ」でしか、彼女の事を知らない私。「元祖・不思議ちゃん」のような彼女が「ダ・ヴィンチ・コード」に?って、驚きました。でも、他にもシリアスなものに何本も出演されているんですよね(参考)。気になって、また最近「アメリ」を観なおしました。どこのシーンをとってもポストカードになりそうな、この映画。やっぱり大好きです。不思議すぎるけどね!

blank_space
2006年05月25日

【シネマ・こむぎスタイル】第2回 ダンサーの純情


投稿者 湯河原こむぎ

ダンサーの純情 特別版

「韓国版・シャル・ウィ・ダンス」とも言うべき、この映画。あるテレビ番組で、おすぎさんが「この映画のダンステクニックは、Shall we Dance?以上!」と大絶賛していました。この映画に出ているムン・グニョンちゃんは、韓国では「国民の妹」と呼ばれる超アイドルです。

「ダンサーの純情」、とーってもいい映画でした。映画館を出る時に、なんとも言えない幸せな気持ちになり、胸の辺りがあったかくなるような。

ストーリーは・・・
中国から韓国へ、19歳の女の子、チェリン(ムン・グニョン)がフェリーで向かっている。将来有望であったが、現在は失意のどん底にいる若きダンサー、ヨンセ(パク・コニョン)を再起させるために、彼の先生が、新しいパートナーとして彼女を呼び寄せたのだ。
しかし、実は、呼び寄せられたのは、彼女の姉。姉は、ダンスチャンピォンであった。しかし、姉には婚約者がいたため、妹であるチェリンが韓国へ向かった。そして、チェリンとヨンセは偽装結婚し、ダンスの大会を目指す事となる・・・。

韓国と中国の実情について、よく知らない私は、「偽装結婚」って、ストーリーのためとは言え、なんとも強引な設定!と思いました。でも、パンフを読んでみたら、実際に、韓国ではよくある話のようです。

以下、パンフより引用。
1992年の中韓国交回復以降、韓国政府は朝鮮族の韓国入国を厳格化、特別な公的手続きを踏んだ者以外は入国を制限されるようになった。しかし、公認された制度を利用して入国したあと、指定の職場を離脱して実入りの良い労働現場に移る人々が急増する。女性の場合は、韓国男性との婚姻(中国では「渉外婚姻」と呼ばれる)で入国するものが増えており、その中には偽装結婚のケースさえあると言われる。


監督インタビューでも、「出入国管理事務所によれば、「10件中6件は偽装結婚」と、やはり多いようです。」・・・と書かれています。

映画の話に戻りましょう。
この二人は、偽装ではあれ、結婚しているので、彼の部屋で暮らす事になります。入国管理事務所には、偽装結婚を暴くための捜査官がおり、実際に面接や家庭訪問などが行われているそうです(パンフより)。映画にも、この二人の結婚が偽装ではないか・・・と、調べている男女二人の捜査官が出て来ます。この二人が、すごくいい味出してます!ユーモラスな二人にも大注目。

チェリンは19歳。垢抜けなくて田舎くさいけど、真っ白な心を持った少女。彼女は彼の事を「おじさん」と呼びます。韓国語で「おじさん」は、普通は「アジュシー」。韓国ドラマを見ていると、よく聞く言葉です。でも、この役の彼女は、中国の延辺訛りがあるという設定なので「アズバーイ」と言うの。なんともほんわか・のんびりした「アズバーイ」っていう呼び方が、ものすごくいい感じ。最初は「なんだ、この田舎臭い子どもは」って思ってた彼も、たぶん、あの「アズバーイ」にはやられたと思う!
それから、彼は、ずぶの素人のグニョンちゃんにダンスを教え、大会を目指します。初めてダンスのレッスンを受ける時の格好が、中学の時のジャージみたいなの!しかも緑色。もう、このグニョンちゃんがとってもかわいい♪

ダンスを教えるヨンセの役はパク・コニョン。身長183cm、鍛えられたボディは素晴らしい!ダンスを教えるときのTシャツ姿にくらくら来ます。体の動きがとてもきれいでしなやか。でも、この人、イケてる時とイケてない時の顔の差が激しい!ものすごーくかっこよく見える時と、だっさー(@_@)って感じの時がある(誰かに賛成してほしい・・)。私は、この人、椎名桔平さんに似ていると思う。

そして、すごく書きたいけど、ネタバレになってしまうので書けないのですが、後半に彼女がする「選択」に、私はすごく感動しました。平たく言えば「1.断る 2.やる」の二つの選択なんですが、小娘だったら、「イヤ!」って泣いて断ると思うんですよ。私はおばさんだけど、断りたい!でも、彼女は「やる」方を選んだ。素晴らしい。ぜひ、皆様も自分の目で彼女の選択を見てください。

ダンスのシーンは素晴らしかったです。ただ大会のダンスのクライマックスシーンが、細切れの編集だったので、長回しで観たかったなあ~と思い、少し残念でした。長回しでも充分イケると思うんだけどな。最近、ダンス、流行ってますよね~!素晴らしいダンスシーンに、「私もダンス、習いたいな~」なんて思いました。スタッフの本田さんに教えてもらおうかしら!?

以前、私は「ほたるを見たことありますか?」というエントリーを書いた事があります。その中で「ほたるが出て来る韓国映画・ドラマ」を二つ上げました。この「ダンサーの純情」にもほたるが出て来ましたよ。重要な役割で。韓国って今でもほたるがたくさんいるんでしょうか?はかない光が、恋のはかなさを思わせますね。

「ダンサーの純情」公式ページ


ムン・グニョンの他の作品

秋の童話 ~オータム・イン・マイ・ハート~ DVD-BOX
韓国ドラマの入門編とも言うべき、この「秋の童話」 。このドラマのヒロイン、ウンソの少女時代を演じたのがムン・グニョン。この子の演技に何度号泣させられた事か・・・。彼女を語る上で、この作品は絶対にはずせません。
マイ・リトル・ブライド
私の大好きなキム・レウォン君とムン・グニョンちゃん出演。韓国版「奥様は18歳」!二人の魅力が炸裂しています。あ゛~!私もそのくらいの年に戻りたい~と切に思います。この映画は、まさに、「ハートフル・ラブコメディ」!



見比べてみよう!

Shall We ダンス? (初回限定版)
こちらが元祖・日本版「Shall We ダンス? 」
この映画を観た時、心から楽しくて、いっぱい笑って、そして感動しました。素晴らしい映画です。

Shall we Dance ?
Shall we Dance ?(初回限定版)

そしてこちらは、ハリウッド版・「Shall we Dance ?」
日本版「Shall We ダンス? 」を本当に大好きで、リスペクトして作ってくれた!っていうのが伝わって来るハリウッド版です。それにしてもリチャード・ギア、オーラ出過ぎ!

blank_space
2006年05月13日

【シネマ・こむぎスタイル】第1回 「リバティーン」


投稿者 湯河原こむぎ

「シネマ・こむぎスタイル」を担当いたします、湯河原こむぎです。「こむぎスタイル」って何よ?・・・それは「好きなものだけ観る」「観たいものを観る」「お世辞抜きで感じたままのレビュー」・・・って事です。つまり「わがまま」・・・?

ジョニー・デップ・フォトブック ザ・リバティーンリバティーン

さて、第一回目は、ジョニー・デップの「リバティーン」です。私が映画にはまるきっかけとなったジョニー・デップ。「カメレオン俳優」の異名を持つ彼は、映画ごとにまったく違った人物になりきる事で有名です。

最近では、皆様の記憶に新しい「チャーリーとチョコレート工場」の、白塗りのウォンカさん。それから、「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」のイカレた金歯の船長・ジャック・スパロウなど。変な人の役が多かったですよね。

ところがこの「リバティーン」では、中世のイギリスのコスチュームをまとった、おおまじめでとびっきり美男のジョニーに出会えます。

この映画の新聞広告に、オダギリジョーが「女だったら、観ただけで妊娠する映画」と書いていた。どんなんだろう?とドキドキしながら観に行った!

ジョニーの役は、17世紀イギリスの、二代目ロチェスター伯爵、ジョン・ウィルモット。18歳で莫大な遺産を相続したエリザベス・マレット(現奥様)をさらって逃げた人物である。怒った王に幽閉されていた彼が出て来る所から映画は始まる。冒頭の彼の独白にあるように、彼は女好きで、いつでもどこでも女を抱ける。その言葉通り、外に出て来た彼を迎えに来た奥様と馬車の中で愛し合う。
その後、ジョンは、仲間と演劇を観に行き、客からブーイングを受けているある女優に目をつけ「自分が演技指導したい」と申し出る。彼女の名前もまたエリザベス。舞台女優エリザベス・バリー(サマンサ・モートン)は豊満で肉感的。逆に奥様(ロザムンド・パイク)は、上品でエレガント。でも、痩せていて襟ぐりの開いたDRESSからは鎖骨あたりの骨ばった固そうな体が見える。

愛人や娼婦と絡み合い、自堕落に過ごすジョン。才能も地位もありながら、とても、哀れで淋しそうに見えた・・・(×_×)。わざと人に嫌われるような事ばかり。奥様とはケンカし、愛想をつかされている風に見えたけど実は・・・。私は、ここが一番の感動ポイントでした。

なんとも言えない、暗くて深く、そして難解な映画でした。「万人にオススメ」とは言えません。でも、美しいジョニー、そして、哀れなジョニー。やはり彼の演技力はすごい!と改めて確認。またまた大好きになりました。最初と最後の独白が、この映画のすべてかもしれません。きっと、ヒットはしない映画だと思います。でも、お金関係なしに映画を選ぶジョニー・デップの姿勢をあらためて確認できた映画でもありました。
あ、思ったよりもエロエロシーンはありませんでした。「妊娠したらどうしよう?」と思いながら(嘘)観に行きましたが、妊娠はしませんでした。

リバティーン公式サイト



ジョニー・デップの他の作品
エルム街の悪夢

なんと、デビュー作は1984年の「エルム街の悪夢」
ベッドの中に飲み込まれる役でした!
ラスベガスをやっつけろ

私が一番「変な役~!」と思ったのは「ラスベガスをやっつけろ」
だって、ジョニーの髪型が、サザエさんちの波平!普通のハリウッド・スターは断ると思うよ。この役。とんでもないヤク中のジョニーと、アカデミー賞俳優・ベニチオ・デル・トロが、まあとんでもないハチャメチャを繰り返す!ひどすぎて、誰にもオススメできません。でも、ジョニー好きな人は、一度は観るべき!ジョニーが、ごく普通のラブ・ストーリーに出演しない訳が、よおくわかります。
ショコラ DTS特別版
私が、ジョニー・デップにはまったのは、この「ショコラ」
おとぎ話のようなストーリーも大好き。映像もとてもおしゃれ。そして、フェロモンたっぷりの色っぽいジョニー!これはオススメです!

blank_space
テーマ別インデックス
blank_space