投稿者 桜本梨恵子
随分とご無沙汰しております。
アメリカ東海岸在住のワーキングマザー、梨恵子です。
実はここ最近、とっても驚かされていることがあるのです。
それは何かというと…、
アメリカの子供の学校教育です!

以前、長男が小学1年、4年の時に、どんな宿題が出されるか
下記の記事に書いているのですが…、
アメリカの小学生【1年生の宿題】
http://www.wmstyle.jp/archives/2008/05/01_133201.php
アメリカの小学生【4年生の宿題】
http://www.wmstyle.jp/archives/2011/01/13_153540.php
今ではどうなっているかと言うと…。
こうなっています!
↓↓↓↓

そう、PCでなんと、ライティング(英語)の宿題をしているのです。
これ、中学生の長男ではなく、
8歳の次男の方です! (見ればわかりますよね。(*^_^*))
もちろん、中学生の長男も
PCなしでは、学校生活は送れません。
毎日の宿題も各教科の先生のウェブサイトにアップされるので、
仮に授業中に聞き逃したとしても、
万が一、宿題のプリントをなくしたとしても
もう言い訳はできないのです!
全ては、オンライン上にあるので、
そこから再度ダウンロードすることも、調べることもできちゃうので!ね。
もちろん、どの教科もレポートが出た場合は、
ワードでタイピングして先生に提出です。
それもデーターで提出してもいいし、メールでも
メディアで提出しても、大丈夫との事です。
でも、メディアもすっかり持たなくなり、
今ではGoogle Driveをフル活用していますね。
グループで行う課題も、
グループのメンバーでファイルをシェアしたり…。
さらにすごいと言うか、
ある意味怖いのは…、
日々の成績がすぐにオンライン上で確認できてしまうのです!
親も子も。
今日のテストの点数が何点で、
宿題の点数が難点で…etc。
そして、その時点での成績がA,B,C,D,Fと常にアップデートされるのです。
この画面は恥ずかしすぎてお見せできないのですが…。
これがアメリカの中学生の現状です。
もちろん、iPhone やタブレット、ノートPCも学校に持って行っても大丈夫です。
私としては、これだけでも、かなりカルチャーショックで・・・。
でも、今の時代としては、中学生だし、これくらいはできてもいいのかな〜?なんて思っていたのですが…。
実は、昨年末に次男(現地校小学3年生)の授業参観があったのですが…。
授業はライティング。日本で言う、国語の授業ですね。
担任の先生が、『何について書くか。』 『どうやってメモを取るか。』 など説明をし、その見慣れた光景を眺めていたら…
先生が…
Googleでの検索方法について説明しだしたのです。
小学校から、コンピュータのクラスはあるし、
時々宿題で、家の人に手伝ってもらって、
Googleで調べてるって言うものがあったので、
さほどおどろかなかったのですが、
なんで、ライティングの時に こんな事を話しているのかな〜?と思っていたら…。
おもむろに先生が
『はい!では、各自自分のchromebook(PC)を取って、
googleで検索してライティングを初めて!』って言うのです。
私は???
『chromebook? 』
どう考えても聞き間違いだと思っていたら、
教室の端に、カギのかかった戸棚があり、
そこをあけると 1台ずつ充電器につながれていたchromebookがあるではありませんか!
わが家の次男も、普通に列に並び、自分のchromebookを取り出し、
作文に書きたいトピックについてGoogleで調べ始めているではありませんか!
驚きを通り越し、ショック…でした。
しかも
子供たちは各自それぞれPCを操作し、
調べたことを メモするだけなく、印刷したり、そこから画像を取り出したり…。
長男が3年生の時も、PCのクラスはあったものの、
各自に1台、ノートPCなんて考えられなかったです。
時代は変わっていたんですね。たった5〜6年の間に…。
念のためにお伝えしますが、
わが家は高級住宅街に住んでいるわけでも、
特別な私立に通わせているわけでもないんですよ。
普通の中流階級が住むエリアの公立小学校です。
しかも、この町の小学校だけが特殊なのではないのです。
これがアメリカの今の『ふつう』の教育なんですね。
ただ、PCにこだわるのには少し分けがあって、
子供の実力を計る州の学力試験が
今年からすべてオンライン(PCを使う)に代わるそうなのです。
ライティングのテストも、タイピングしないといけないのです。
それもあって、先生たちも躍起になっていて…。
とにも、かくにも
本当に、驚いてしまいました。
それをね、Facebookにポストしたのですが
https://www.facebook.com/rieko.sakuramoto/posts/745059442240567?pnref=story
やっぱり、賛否両論。
私も個人的には、こんなに早くから、
PCづけにしなくてもいいと思うのですが、
何しろ、実力試験がオンラインになるなら、いたし方ない。
タイピングもある程度できるようになっていないといけないし…、
PCの操作方法も分かってないといけないし…。
この子たちが大人になるころは、どうなっているんだろう〜?
と、不安と期待が入り混じる 何とも複雑な親心であります。
そんなこんなで、ずいぶんと授業が進化しているのです!
でもですね、
実は…、
これだけではなかったのです!!!
長くなったので、この続きは近々…。
桜本梨恵子
美味しいNY
投稿者 桜本梨恵子
『40の手習い』とでも言いましょうか?
昨年から通い始めていた、クッキングスクールを無事に卒業し、
この夏、NYのレストランでインターン(修行)をし、
晴れて 『シェフ』 のディプロマを頂きました〜。

NYで料理学校???
なんて思っていませんか?
そう、お料理と言えば、
フランスですよね。
わたしも若い時は、コルドンブルーやリッツの料理学校をめざし、
学校見学まで行ったことも実はあるんです!よ。
でも・・・、
その時の夢はかなわず…。
そんなわたしが、40歳を過ぎてやっとたどりついた学校は…、
お野菜料理中心の健康的なお料理を勉強する
『Natural Gourmet Institute』です。
http://www.naturalgourmetinstitute.com/
お肉やお魚も多少は勉強しますが・・・、
基本、お野菜中心です。
お料理だけでなく、
栄養のことはもちろん、
ローフード、マクロビ、アーユルベーダー、スパ料理 etcを勉強しました。
なので、生徒もヴィーガンやベジタリアンの人が多く、
私のようになんでも食べる人は少数派です。
そんなユニークな学校だから、
生徒もNY近郊だけでなく、全米、いや、世界中から集まってきています。
日本からの留学生も時々いますよ。
しかも・・・
少し前のヘルシー料理と違って、
以外にも美味しかったんです!
実は…
いま…、
NYは美味しいんですよ〜。
って、へんな表現ですね。
美味しいレストランが、とっても増えているんです。
わたしがNYに引っ越してきたころは、
有名なレストランに行っても
『???』ってところも結構あったのですが…。
ここ10年くらいで、確実にレストランの質が上がってきています。
しかも、各国のお料理が食べられるし…。
ご存じのとおり、
ニューヨーカーはとても健康意識も高い。
(もちろん、人によりますが…。)
だから、ジュースバーも増えているし、
オーガニック料理を出すレストラン、ヴィーガンレストラン、
ヘルシー料理の専門店も続々増えています。
しかも、美味しい…。
今の流行は
『Farm to Table』です。
『農場でとれたものをそのままテーブルに…。』というコンセプト。
新鮮で取れたての野菜を提供してくれるレストランが増えています。

これは、レストランの専用農場にある、そのレストランの支店でのアミューズブッシュです。
取れたてのお野菜に、軽くお塩とレモンで味がつけられたシンプルなものでした。
でも、お野菜そのものがとっても美味しいし、
レモンの香りと塩加減が絶妙で…。
家ではとてもまねできない美味しさでした。
その上、
このアミューズブッシュでもわかるように、
レストランの盛り付けのトレンドも変わってきているんです。
とってもアーティスティックと言うか…。
こんな感じです!
↓↓↓

しかも、NYの美味しいお店情報をFacebookにアップすると
『日本にも支店がオープンしたよ〜。』と友人からのコメントがあったり…。
アメリカの料理はまずいと言う時代は終わりを告げようとしています。
これからもしばらく、NY発の料理のトレンド 目が離せませんよ〜。
そんな、NY発の食情報もお伝えしていきたいと思っている今日この頃でした。
2012年04月03日
MILK 牛乳
投稿者 桜本梨恵子
「栄養学」の分野では日本はアメリカより、10年 〜 20年遅れているって言われているのをご存知ですか? アメリカに来たとき、一般のアメリカ人の食生活を見てびっくりした私は、日本の食生活こそ世界1なんて思っていたのですが・・・。いやいや実は・・・。
アメリカは面白いほど人の住み分けがされている国。
アジア人の多いエリア、ヨーロッパ系の多いエリア、アフリカ系の人の多いエリアetc。アジア系の中でも韓国人系の多いエリア、ベトナム人系の多いエリア・・・。

これと同じように、スーパーに来ている客層もしかり。
Whole foods Marketと言うオーガニック商品を中心に品揃えているスーパーに来ている人と、一般的なスーパーに来ている客層もあまりに違うのです。
ヘルスコンシャスな私としては、Whole foods Marketでお買い物をするのがほとんどなのですが、どの人のかごも、フルーツやお野菜がたくさん。しかもお客さんも結構スリムなのです。しかも、このスーパー、日本の調味料(しかもオーガニック)も揃うのです!
ところが、一般のスーパーに行くと、かごの中には水色や赤色のソーダー、スナック菓子、缶詰、が多い。
そう、アメリカはヘルスコンシャスな人、気にしないと人とパカッと2つに別れてしまうのです。良い意味でも悪い意味でも、日本は比較的みんな ある程度知識があり、ある程度ブームにのっかっているのですが・・・。アメリカは人によってあまりにも違う・・・。
確かに移民の国、多民族国家なので、当たり前なのですが・・・ね。
なので、一見 日本の方が健康志向のように見えるのですが、実はアメリカのヘルスコンシャスなグループから見ると、日本って結構情報が遅れていたりするのです。
でも、誤解しないでくださいね。情報が遅れているから悪いというわけではないですし、アメリカでは日本の伝統食はとても評価されているんですよ。(日本人の私としては自慢です!)
と言うことで、私の専門でもある、アメリカの最新ヘルシー情報をお伝えしようと思います♪
前置きが長くなりましたが、今回は牛乳。
学校給食の定番。給食と言えば牛乳を思い出すのは私だけでしょうか?
「牛乳はカルシウムが多くて体に良い。」なんて言われて、戦後、学校給食に取り入れられたのですが・・・。
アメリカの学校でも牛乳は結構飲まれています。
コマーシャルでも、カルシウムが多くて体に良いってうたっていますし。
でも、本当にそうでしょうか?
確かにカルシウムの含有量のことだけを考えると、牛乳には母乳の約10倍近くのカルシウムが入っているので、比較的、含有量は多いほうの食品ですよね。でも、ちょっと下記の表を見てください。『ゴマ』『いわし』なんて牛乳より群を抜いてカルシウムが多いですよ。これって、私たち日本人が昔から食してきたものではないですか???
100g中のカルシウム量
牛乳・・・・・・・・・・・・ 291mg
母乳・・・・・・・・・・・・ 33mg
ゴマ・・・・・・・・・・・・ 1160mg
いわし ・・・・・・・・・・ 371mg
アマランサ(穀物)・・ 267g
ケール・・・・・・・・・・・ 249mg
パセリ・・・・・・・・・・・ 203mg
豆腐・・・・・・・・・・・・ 128mg
ほうれん草・・・・・・・ 93mg
大豆・・・・・・・・・・・・ 60mg
ブロッコリー・・・・・・・ 48mg
それよりなにより、ここで注目していただきたいのは、牛乳と母乳のカリシウム量の違い。
母乳って当たり前ですが、人間の赤ちゃんが育つために必要な栄養が入っているはず。
その母乳の中に入っているカルシウムの量の10倍が牛乳の中に・・・。
それはつまり、牛の赤ちゃんに必要なカルシウムの量なのです!
哺乳類は赤ちゃんの間はお母さんからお乳をもらって栄養を得ます。でも、ある一定の年齢に達したら、もうお乳を飲まず、他から栄養を得ます。
人間だけですね。大人になってもお乳を飲むのは!
それと、もう一つ考えていただきたいのは、お乳っていつでるのでしょう?
当たり前ですが、お乳が出るのは出産直後からしばらくの間だけ。
と言うことは、乳牛さんのお乳が出るのも同じこと。赤ちゃんを産んでいない牛さんからはお乳は出ないのです。なので、牛乳を出すためには出産をしてもらわないといけません。
そのために、乳牛さんたちは人工授精をさせられ、ホルモン剤をたくさん投与され、せっせと妊娠、出産、搾乳を繰り返すのです。
世のお母さんたちはご存知のはず、自分の食べたものがどれだけ母乳に影響するかを・・・。
ではでは、ホルモン剤をたくさん投与された乳牛さんから出るお乳はどうなるでしょう?そう、同じですよね。
女の子の初潮が早くなったり、子供たちの成長が昔より早くなったのは牛乳のカルシウムのおかげでしょうか?それとも、実はそこに含まれるホルモン剤のおかげでしょうか?
戦後の栄養不足の時ならいざ知らず、現在のような栄養過多のこの時代に、毎日牛乳を飲む必要はあるのでしょうか?
でも、牛乳や乳製品はある民族にとっては重要なタンパク源となってきたことも事実です。
インドのアーユルベーダーにおいては、牛乳はとても優れた栄養強壮剤です。
また、動物実験においても、牛乳を与えた動物の方が骨の成長が大きく頑丈になったというリサーチ結果も出ています。
ただこれらの牛乳は、放牧され、緑の牧草を食べて、抗生物質やホルモン剤を一切使わずに 育てられた乳牛さんが出すお乳でした。
なので、牛乳を否定するわけではありませんよ〜。牛乳はタンパク源にもなりますし、カルシウム源にもなります。でも、それらの栄養を牛乳に頼る必要は現代の日本においてはないですよね。
各言う私も牛乳、乳製品は大好きです。美味しいですもんね〜♪
でも、我が家にとっての乳製品は嗜好品です。なので、時々、少しだけいただくようにしています。しかも、放牧され、Green grass(緑の牧草)を食べて、ホルモン剤や抗生物質などが投与されていない乳牛さんのものを・・・。
牛乳を論じると長くなってしまうので、次回、牛乳の消化についてお話したいと思います。
2011年12月17日
NYスタイルのベジレシピ
投稿者 桜本梨恵子

クリスマスにお正月、さらには忘年会。
ご馳走尽くめのこの季節、意外と取れないお野菜を
オシャレに美味しくいただきませんか?
しかも簡単に・・・。
そんな時にお勧めのNYスタイルのベジディップ!
と、言ってもこのディップ、もともとはギリシャやトルコなど Middle Easternで広く食べられている『Hummus 』と呼ばれる豆料理(ヒヨコマメのペースト)なのです。
でも、そこは移民の国アメリカ!人種のルツボだけあって、どこのスーパーでも売っています。
本来はピタと言うパンにつけて食べるのでしょうが、アメリカではチップスにつけたり、野菜につけたり、パンに塗ったり・・・etc。
フレーバーもプレーンなものから、コリアンダー(香草)風味・パプリカ風味・トマト風味・唐辛子風味etc・・・色々とチョイスがあります。
栄養満点のこのHummus(ヒヨコマメのペースト)、実はとっても簡単に作れちゃうのです!
材料は・・・
☆ ヒヨコマメ ・・・ 350g
(ゆでた物・缶詰でもOK)
☆ にんにく・・・1〜2かけ(お好みで)
☆オリーブオイル・・・大さじ4〜5
☆白ごまペースト・・・大さじ1.5
☆レモンの絞り汁・・・1個分(大さじ3〜5お好みで)
☆塩・・・小さじ1.5
以上の材料をフードプロセッサーかミキサーにかけ、ペーストにするだけです。
ペーストが硬すぎれば、少しお水やオリーブオイルで延ばせばOKです。
ガーリックも生が辛いようであれば、少しいためたものを入れると尚美味しいです。
我が家は酸味が利いているのが好きなので、レモンは多めに入れます。
ゆでたヒヨコマメさえあれば、所要時間10分以下です。
ヒヨコマメは缶詰でもいいですし、ヒヨコマメが手に入りにくければ大豆(ゆでた物)でも、とっても美味しいですヨ♪
このプレーンのハマス、お好みでクミン(スパイス)や香草、ドライトマトやパプリカ(焼いて皮をとったモノ・瓶詰めで売っています。)を一緒にペーストにしても、とっても美味しいです♪
ちなみに、我が家の子供にはパプリカ味やサンドライトマト味が人気です。
これさえあれば、クラッカーなどを添えれば栄養満点のおやつにもなるし、パーティーの時にはオシャレでヘルシーなディップになるし、何も無いときはパンにぬればサンドイッチの具にもなるし・・・。
しかも冷蔵庫で1週間ほど保存できますし!
このホリデーシーズン、是非、試してみてくださいね。
それでは、皆様Merry Christmas !

カナッペ風にアレンジしてみました〜。
プレーンとパプリカ味2種です。
2011年11月23日
アメリカのホリデー:Thanksgiving
投稿者 桜本梨恵子
アメリカは10月のハロウィンを皮切りに、
11月のThanksgiving、
12月のハヌカ(ユダヤ教の人のお祭り)、
クリスマス、
クワンザ(アフリカ系アメリカ人のお祝い)
1月のニューイヤー
2月のバレンタインデー
4月のイースター
と、イベントが目白押しなのです。
その中でも、この11月のThanksgivingは特別。
まるで日本のお正月のように、ほとんどのお店はお休みに・・・。
そして、帰省ラッシュ。
家族や親しい人たちとご馳走を囲み、家族の時間を大切にします。
その時に必ず振舞われるのが、ターキー(七面鳥)です。
どうしてかと言うと・・・。
Thanksgivingの由来にその答えは隠されているのです!
1620年の11月、メイフラワー号に乗った清教徒が、新天地を求め、祖国イギリスから2ヶ月余りの厳しい航海を経てアメリカのマサチューセッツ州プリマスに到着しました。上陸した年の冬は寒さがとても厳しく、さまざまな困難にも見舞われました。そんな彼らにネイティブアメリカンの人たちは、食糧を分け与え、とうもろこしなどの農作物の種を譲って作り方を伝授し、大自然の暮らしの様々なノウハウを教えてあげたのです。ネイティブアメリカンにならって入植者も一生懸命働きました。そして翌年1621年の11月に、お世話になったネイティブ・アメリカンたちを招いて、初めて収穫した作物や山で獲った野生の七面鳥(ターキー)を食卓に載せてお祝いの席を開いたのです。友人と神の恵みに感謝したのがThanksgiving Dayの由来です。
そして、今では毎年11月の第4木曜日がサンクスギビングデーの祝日とされ、アメリカ人は家族や親しい友人と、ご馳走を囲みます。
日本の御節料理のように、各家族によってこだわりや伝統があり、味付けが違ったり、付け合せのものが違ったり…。
集まる親戚のいない私たち家族は、親しい友人家族をまねいたりして、お祝いをしています。
お正月におせち料理が欠かせないように、Thanksgivingにはターキー(七面鳥)が欠かせません。
なので、こんな風にゴロゴロと売られているのです!
ちょっとビックリですよね!
もちろん、調理済みのターキーも売られていますよ。
で、ターキーの味はと言うと・・・。
チキンをもっと淡白にして、もっと、パサつかせたような感じです。
そんなターキーを美味しく焼くために、色々なレシピがあるのですが・・・。
オーソドックスなのは、Brineと呼ばれる塩水に1晩つけて、焼く方法です。

でも、いざ漬け込んでおくと言っても、丸々のターキーをつけておくだけの容器もなかなか無く・・・。
小さなターキーを買っても、チキンの3〜4倍くらいの大きさはあるので・・・。
人によっては、クーラーボックスを利用したりしているようです。
でも、さすがお道具大国?!アメリカ。こんな優れものがうっているのです。
Briningバッグです。

Brine専用の袋なので、袋から有害物質も出てこないように作られているとの事です。
これならしっかりしているし、液漏れの心配も無く、ターキー1羽も十分入ります。
チキンよりもパサつきがちで淡白なターキーはこうやってBrine液につけると、とってもジューシーで柔らかくなるのです。
チキンも同じようにBrine液につけて焼くと、とってもジューシーで美味しくなりますよ♪
クリスマスにチキンのローストを考えている方、是非試してみてくださいね。
そして、忘れてはいけないThanksgivingのもう一つの風物詩というと・・・。
NYメーシーズ百貨店のバルーンパレードです。
このパレードを見ようと、朝からマンハッタンは人・人・人。
我が家はおそらくTVで観賞することになりそうです。
そして、そして、Thanksgivingの翌日はBlack Friday Sale。
以前、記事にも書きましたが、この日はお店が黒字になるほどの大きなセールがあるのです。
今年はどんな戦利品を手にすることができるやら・・・。
という訳で、日本より一足早い、ホリデーシーズン、楽しませていただきます♪
2011年11月13日
英語は度胸!
投稿者 桜本梨恵子
気がつくと、アメリカ生活も10年。
昔は10年もいたら英語はネイティブなみにペラペラになると思っていたのですが・・・。
甘かったです。
語学学校に行くにしては、しゃべれるし・・・。
かと言って、アメリカ人と同等に渡り歩いていくだけの英語力はなく・・・。
なんとも中途半端な状態で何年も過ごしています。
もちろん、今まで何度も習うことも考えました。
私のライフスタイルだと(子供がいて、仕事があって、家事をして・・・etc)
こちらのスケジュールに応じてプライベートレッスンをしてくれる先生が良いのですが、何しろビギナーでもない中途半端なレベルの私に、それ相応に対応でき、こちらが満足するだけの先生となると、時給はもちろん高くて、現実的でなく・・・。
結局、習うこともなく、ずるずると今に至っています。
そんな中、10年目にして行き着いた私の英語上達法は・・・
「度胸」でした。
英語を話しながら、「相手に通じなかったらどうしよう?」「この表現であってるかな?」なんて、いつもドキドキしながら話していたのですが、年齢を重ねたせいか、このところすっかり度胸がつき、
「私は日本人。英語は外国語。下手で当たり前。がんばって理解してね!」と開き直ってしまったのです。子供には「ママのその英語間違っているよ。」なんて指摘もされていますが、「だって、ママは日本人だもん。」と開き直っています。
LとRの発音の違いだって間違ってないか戸惑うより、言ってみて通じなければ スペルを言えば言いだけのことで・・・。
結局、英語は道具。言葉はツールなんですよね。
そう思えてから、ヘルスコーチやアロマセラピー、リフレクソロジーなどの学会やセミナー、イベントにも積極的に参加するようになりました。特にヘルスコーチのセミナーなどではパブリックスピーキング(人前で話す)や、コーチングについての練習もあったりするので、否が応でもしゃべらなければいけない。そんな時、「私は日本人なので英語があまり得意ではありません。わからないことがあれば遠慮なく聞いてくださいね。」と前置きをしちゃうのです。すると、皆は一生懸命聞いてくれるし、理解しようとしてくれます。
私が子供のころ、TVの料理番組に出ていた陳 建民さん(中華の鉄人陳 健一さんのお父さん)を覚えていますか?私は彼のたどたどしい、独特な日本語が好きでした。とても好感をいだいていました。パーフェクトな日本語ではなかったけど、意味も通じ、彼の人柄も料理の技術もしっかりお茶の間の私たちに届いていましたよね。それが大事なことではないでしょうか?
伝える、通じるということが大切だと私は思います。
もちろん、今から勉強する子供たちやパーフェクトな英語を要求されるお仕事をしている人にはこんな理屈は通らないでしょうが!
それ以外のほとんどの人にとって、一番よい英語の上達法は、「英語の勉強」ではなく、「英語を話す度胸を身につける」ことだと痛感しています。
10年住んでいるとは思えない私の英語力。それでも学校の先生と子供のことを相談し、色々な資格試験を英語で受け合格し、交通違反で捕まったときはポリスと交渉し・・・etc。渡り合ってきているのは「度胸」です。
みなさん、度胸をつけましょう〜!
2011年02月11日
持たないという選択 【Zipcar】
投稿者 桜本梨恵子
最近 カーシェアリングと言う言葉をよく耳にするようになりましたが、
NYでカーシェアリングと言えばZipcar。
最近、あちこちでよく目にするようになりました。

カーシェアリング 、その名の通り、車を共有すると言うコンセプトですね。
私は郊外に住んでいるので、車がなければ生活が出来ませんが、マンハッタンのような大都会のど真ん中にいれば、車がなくても生活に支障はありません。むしろ、車を持つ方が大変。でも、郊外へ行ったり、ちょっと週末買出しに行ったり・・・。やっぱり車があると便利ですよね。 そういう時に活躍するのが カーシェアリング。 必要な時に必要なだけ使う。
今の時代ともマッチしているのでしょう。
年々、Zipcarを目にする機会が増えています。現に年々シェアーを拡大しているとの事。
仕組みとしては会費を払ってZipcarのメンバーになると、カードが送られてきます。
オンラインで(最近はスマートフォンからも)事前に予約(使用時間、どの車にするか、どこの駐車スペースに止まっている車にするか・・・etcを選ぶ。)をすると、そのデーターが車に送られます。後は利用するときに、会員カード(最近ではスマートフォン)をその車にかざせばロックが解除され、車に乗り込むことが出来る仕組みになっています。会員カードが車の鍵の役割を果たすわけですね。
もちろん、カードが作動するのは、予め予約した特定の一台のみ。だから、駐車場に止めておいたら、別の会員が間違って使っちゃったなんてこともありません。
走行距離、乗った時間などがすべてコンピューターで遠隔管理されるようになっていて、利用時間に応じて使用者のクレジットカードに課金される仕組みになっています。
レンターカーと似ているようですが、違うポイントは・・・。
レンターカーだと乗り降りするときに、レンタカーのオフィスまで出向かなければいけません。が、Zipcarは街のいたるところに駐車スペースがあるので、かなり近くの場所から乗り降りすることが出来ます。最近ではマンハッタンのアパート(マンション)の下にZipcarの駐車スペースがあるところも結構あるようです。
そして契約です。レンタカーだと借りるたびに契約をしなければいけませんし、その都度保険にも入らないといけないのですが、Zipcarは会員になってしまえば、後は使う前にオンラインで予約をするだけです。
何よりも大きな違いは、Zipcarは短時間での利用が可能なことでしょう。
1時間単位で借りられるのです。
ちょっと買い物に行く!とか、ちょっと友人の家に行く!など数時間での利用が可能なのです。
Zipcarはガソリン代もいりません!レンターカーだとガソリンを満タンにして返さないと、最後に高めのレートでガソリン代を請求される羽目になりますが、Zipcarは使用料にガソリン代も含まれているので、そういった心配はないのです。そうは言っても誰かがガソリンを補給しなければ車は走りません。なので、足りなければ使っている人がガソリンを入れるのです。でもご心配なく!だって、ガソリンスタンドで無料で給油できるカードが車内にあるので、それを使って給油をすればいいのですから。
と、私は利用者でもないのに熱弁を振るってしまったのですが・・・。
でも、これからの時代、所有より共有だな〜と思う日々です。それぞれのライフスタイルに合わせ、所有するのではなく共有し、必要なときに必要な分だけ使うって言うシステムって素敵だな〜と思います。(車に限らず・・・)
現在ジップカーは、アメリカ、カナダ、イギリスの50以上の都市で、 20万人以上の会員が5,000台の車を 共有しているそうです。その会員全員とは言いませんが、その会員の内の1/4が車を買っていたと考えると・・・。約5万台が街にあふれていたことになりますね。そうすると、駐車スペースだけを考えても、すごいことになりますよね。それに付随し、交通量も排気ガスも増えていたでしょうし・・・。
そう考えると、このカーシェアリングという考えは、環境保護にも貢献している本当に素晴らしいシステムなんです!
そして、このZipcarの創設者は女性(ロビン・チェイス)なのです!
2011年01月13日
アメリカの小学生 【4年生の宿題】
投稿者 桜本梨恵子
カレンダー通り 1月3日から学校が始まるアメリカでは、
既にお正月気分はすっかり抜け、普段どおり。
もちろん、宿題もいつものように毎日でています。
4年生になって、宿題が少し変わってきました。
まず、学校のカリキュラム方針の変更もあり算数の宿題がオンラインになったこと。

決まったURLにアクセスし、ユーザーネームとパスワードを入れると上記のような画面が出てきます。そこから課題をクリックすると宿題の開始です。
5題の問題を選択形式で応えていきます。
そして、さらに・・・。
その問題の正解率によって違うプリントが表示されるのです。
さすがオンラインでの宿題ですよね。

それをプリントアウトし、問題を解いて学校にもって行きます。そこまでできたら、最初の画面に戻り、「I am done」のボタンを押します。先生の方は、どの子供がいつ宿題をしたか、何を間違ったか、どのプリントが課題になったかが把握できるようになっているそうです。
時代は変わったものですね〜。
私立ならともかく、公立でもこのようにコンピューターがあることが前提になって宿題が出るのですから!
そして、4年生になって変わったことのもう一つ。
それはプロジェクトといわれる宿題です。
自由研究のようなもので、題材が決められていて、それをプレゼンテーションするために、ポスターをかいたり、工作したりするものです。
親の私も恐れていたプロジェクトの宿題がとうとう出ました。
初めてのプロジェクトは・・・。
「ボストンティーパーティーについてのジオラマ作り」です。
社会の授業で独立戦争のことを勉強していたらしく、( 教科書がないので何をしているか分かりにくいのです。)それに関するトピックリストの中から1つ選び、それについて調べ、靴箱を使って3Dのジオラマを作るというものでした。
実はこの靴箱を使ったジオラマ作り、これはアメリカの小学生の典型的なプロジェクト課題なのです!余談ですが、shoebox diorama で検索すると色々なサンプル画像が出てきます。
ところで、ボストン茶会事件、覚えていますか?
高校生の世界史で習った覚えはあるのですが、詳しくは???
子供の宿題のおかげで復習になりました!子供にバカにされないように、補足説明できるように、子供に隠れて日本語のサイトも英語のサイトも調べまくりました!
まず日本語のサイトで調べたら、「ボストンティーパーティーのパーティーは党と言う意味で、ボストン茶会事件と訳した人は間違いだ!」と書いていた先生がいました。
でも、子供が習ったことやアメリカの子供向けのサイトで調べた限りでは、ボストン茶会事件という訳で問題がなさそうです。
簡単に言うと、イギリスによる課税に怒ったアメリカ人が モホークインディアンに扮し、ボストン湾に停泊していたイギリスの船を襲撃し、紅茶の箱をボストン湾に投げ捨てた事件です。
この光景を見た市民が、「ボストン湾がまるでティーパーティーのようだ!」と言ったことから、ボストンティーパーティーと名前がついたそうです。これが引き金となって、独立戦争に発展したと言う、アメリカの独立戦争を語る上では重要な歴史上の事件なのです。
高校時代に習ったこと、思い出しましたか?
でも、これって、教科書で勉強しただけでは息子も私もここまで頭に入っていたかどうか???
ジオラマを作るために、
・どのシーンを選ぶか?
・何を作るか?
・何を使うか?
など色々と考えたおかげで頭に入ったわけで・・・。
こういう宿題をみると、やはり日本とは違うな〜。アメリカらしい教育だな〜と感じます。
しかもジオラマを作った後は、それを使ってトピックの内容、なぜそのシーンをジオラマにしたのか、ジオラマの素材、ジオラマ作りで苦労した部分などを発表しなければいけないのです。
この宿題に取り掛かる前に、知り合いのお兄ちゃんの作品写真を見せてもらっていたので、イメージはつかめていました。しかも、皆すごい物を作ってくるとか・・・。明らかに小学4年生の作品でないものがほとんどだとか・・・。
我が家もお友達からプロジェクト用の顔型を借りてきて、粘土で顔を作りました。
ちょっと怖いでしょ!

こんな、顔型が売っていることにもビックリ!
詳細までもこだわって・・・。

色々な素材を使って作ることになっていたので、ハッポースチロールで大きな船を・・・。竹串と輪ゴムで船の帆を。 小さなボートは日本人らしく折り紙で・・・。 海は折り紙をひき、その上にサランラップを。そして本物の紅茶の茶葉をボンドでくっつけました。

正直かなり手伝いました!いっそ自分で作れると楽なのですが、子供がしなければ意味がないので、適度に手伝うのは至難の業でした・・・。 ちょっと小学4年生の作品としてはできすぎ!なんて親バカな私は思っていたのですが・・・。
もっとすごい物を作ってきた子も沢山いました!
スイッチを入れるとライトが光ったり・・・。

たまたま他の子が発表しているのを見たのですが・・・。ビックリ!
「ここの柵はお父さんが作りました。そして、この小屋もアイスキャンディーの棒を使ってお父さんが作ってくれました。そしてここも・・・。僕は背景を書きました!」って。
えーーー?、結局、皆親がやっているって事? しかも、堂々と親がやったって言っちゃっていいの???
そこには疑問が残っていますが、親子でケンカしたり、笑いながら考えて作るのも楽しいものでした。また、お影で私も一つ賢くなりましたし♪
でも、このようなプロジェクトを減らして、それよりも もっとテストで点数を取れるように教育内容を見直す動きもあるようです。
私は今回のこの宿題のおかげで、課題内容をじっくり理解できただけでなく、もっと色々な学びがあったように感じています。親としては(子供にとっても)大変な宿題ではありましたが、プロジェクト重視の教育を続けてもらえると嬉しいな〜とおもう今日この頃です。
と、言いつつ、期日が迫っている、自伝を読んでポスターを作る宿題のことで私の頭はいっぱいです・・・。なんで私が???と思う今日この頃でもあります。
ちなみに、1年生の時の宿題はこんな程度でした!
http://www.wmstyle.jp/archives/2008/05/01_133201.php
2010年04月15日
Central Park でバイオリン
投稿者 桜本梨恵子
長男の春休みに、バイオリンの先生が特別レッスンに連れて行ってくれました♪息子にとってもとても楽しい思い出になっただけでなく、ひょっとしたら彼の人生を変えたかも?と思える素晴らしいレッスンでした!

どんなレッスンだったかと言うと・・・。
な、な、なんと、NYフィルハーモニーのリハーサルの見学だったのです。
息子に同伴した私の方がワクワク、ドキドキしていました。
先生と、もう1組の生徒さん家族と裏口で待ち合わせをし、舞台裏から舞台を通って客席に。前から5番目くらいの席で見せていただきました。こんな良い席で聴かせてもらえるのに、9歳の息子にとっては「猫に小判」「豚に真珠」と言ったところでしょうか。あくびは出てくるし、横から「後、何分?」「今、何時?」の連発だし・・・。ヤレヤレでした。まあ、逆に、今から食い入るように見ていたら、それはそれでちょっと怖いかも?と思いつつ、「この経験がいつか絶対に この子の糧になるはず!」と確信はしています。
一緒に行った、もう1人のママも「子供のころ、遠足で来たことがあるけど、その時はあまりその幸運度に気がついていなかったの。でも、大人になって、マンハッタンにいることの意味がすごいことだと知ったわ。この子達はラッキーね。」と話していました。そう、確かにマンハッタンには博物館、美術館、ミュージカルにオーケストラ、オペラ・・・など世界トップクラスの文化的なものがすべて揃っているのです。その気になれば、子供だっていつでも観に行くことができるわけですからね。
でも、「息子の人生を変えたかも?」と思ったのはここからでした。
リハーサルが終わってから、数ブロック離れたCentral Parkで野外授業があったのです!個人レッスンなので、他のお友達とレッスンをする機会がなかなかないので・・・と言う先生の配慮からです。
でも、Central Parkで? みんなの前で?
かつて、バイオリンの発表会で2年連続失敗した息子は、発表会や人前で弾くことが嫌で、ほとんどしたことがありません。公園についても「僕も弾かなきゃいけないの?」なんて言ってる始末。

でも、お友達が弾き始め、通りがかりの人が足を止め聴いてくれて、拍手をもらっているのを見ると、自分から弾き始めたではありませんか!しかも、リピート(繰り返し)までちゃんとして・・・。
びっくりです!
お散歩途中の小さな子供達も興味心身で、お兄ちゃんおねえちゃんに羨望のまなざしを送っていました。すると、先生がまたその子たちにバイオリンを弾かせてあげて・・・。本当に子供の心をキャッチするのが上手な素晴らしい先生です。

以前習っていた先生の時は、バイオリンが嫌で嫌でやめたかったのに、先生が変わったとたん、バイオリンが好きになり、このセントラルパークでの野外授業以来、人前で弾くことも楽しさに変わったようです。しかも、何も言わなくても自分から練習する日も出てきました。(←母としては嬉しいポイントです!)
こんな体験をさせてもらえて、子供だけでなく親としても感激した1日でした。
「次回は地下鉄で!」とか、「もっと練習して、チップをもらおう!」とか、夢は広がっています。
子供に(親にも)、やる気と夢を与えてくれる素晴らしい先生です。
同じバイオリンでもこんなに教え方によって子供の伸び方が違うとは・・・。
我が家は音楽家にする気もなく、ただ「楽しむ」事を目的にバイオリンを習わせたのに、それが息子のストレスの元(私のストレスでもあった)になっていたのです。でも、今の先生に出会い、親子揃って本来の意味に立ち返れました。この野外レッスンを見ていて、「私が息子に知って欲しかったこと、与えてあげたかったことはこう言うことだったはず。」と、ちょっと胸が熱くなりました。
きっと、息子の心の中にも、この日のことは鮮明に残ることでしょう。
そして、この経験から、いつか何かを感じ取ってもらえたら、母親としては嬉しいのですが・・・。
(これは、またまた私の欲張り根性でした。)
2009年12月14日
ギフトレシート
投稿者 桜本梨恵子
さあ、もう少しでクリスマス!
家も街もWinter Holidayのデコレーションで華やかなNY。
思わず大人も楽しくなっちゃう♪何て言いながら、
心の中ではお財布と相談の毎日です…。
そう、クリスマスと言うとプレゼント!
日本の小学生は何歳位までサンタクロースの存在を信じているのかしら?
私は以外にも早く、幼稚園の年長の時に兄にばらされ夢を失いました。
現実的な小3の息子もそろそろばれるかな?と思いきや、
以外にもまだ信じてくれています。
なので、サンタクロースからのプレゼントと親からのプレゼント
2つ用意しないといけないのですが・・・。
それだけでなく、このシーズンは学校の先生やお稽古事の先生にもプレゼントを用意しないといけないのです。「義務」では無いのですが、それが「当たり前」になっていて・・・。
日本でもお歳暮がありますよね。
まあ、そんな感じです。
クラスによってはお金を出し合って、先生にギフトカード(金券)などをプレゼントしたりもするのですが、そうでないと、個人の負担は増えてしまいます。
日本のお歳暮に比べると、金額的には小さいのですが、何しろあげる人数が・・・バカにならない。
先生だけでなく、マンションに住んでいる人は、マンションの受付の人にも「クリスマスチップ」と称して数十ドル(数千円)あげなくてはいけないし(あくまでも善意なのですが・・・)、ごみの収集をしてくれる人にもクリスマスチップを払わないといけないし・・・。という具合に色々な人にあげるのです。
もちろん、親戚の子供にもクリスマスプレゼントを贈ったり・・・。
逆にもらう側としても、色々な人からプレゼントをもらうわけで、
時には同じものをもらったりすることも・・・。
そう言うときに便利なのが、『ギフトレシート』なんです。

これはプレゼントと一緒にあげるのですが、受け取った人はもしプレゼントが気に入らなかったり、サイズが合わなかったりしたら、そのレシートとプレゼントをお店に持っていくと同額の商品と交換してくれるのです。もちろん、差額を足せば、高いものでも買えます。
レシート自体には値段が書いていないので分からないのですが、お店に行けば「○○ドル分です。」って教えてくれるんです。
なんて合理的なシステム!
さすがアメリカですよね。
アメリカに来た当初はせっかく選んでくれたプレゼントを交換するなんて!と、このシステムに賛同できずにいたのですが、実際に息子の誕生日プレゼントに同じおもちゃをいただいたり、次男の出産祝いでいただいたお洋服のサイズが合わないときなど、とても助かり、交換させていただきました。
それに、選ぶ側もこれがあると気が楽なんです。
「もし、気に入ってもらえなくても、交換してもらえればいいし」って思えるんです。
でも、できることならこのレシートを使わず、また使われずにすみたいものですね。
2009年10月06日
インタビュー アーティスト藤田理麻さん
投稿者 桜本梨恵子
最近、『ライフワーク(一生涯をささげる仕事)』と言う言葉をよく耳にしますが、ライフワークに出会えているワーキングマザー(男性も含め)は少ないのではないでしょうか? 私もまだまだ模索中です。
でも、ちょっと考えてみませんか?ライフワークは必ずしも収入の伴う仕事でなければならないということもないはず。ボランティア活動かもしれないし、子育てかもしれないし、家事かも知れないし・・・。
ひょっとしたらライフワークというものを見つけられずに一生を終えるのかもしれない。
それでも良いのかも? ライフワークを見つけ、それをまっとうできる生き方も格好よく素敵で、あこがれたけれど、今は凡人であることを嬉しく思えるようになりました。
それはこのインタビューがきっかけです。
今日はNY在住で日米にまたがり活躍されている、アーティストで平和活動家でもある藤田理麻さんにインタビューをさせていただいたので、皆さんにご紹介させていただきますね。
藤田理麻 氏
東京生まれ、兵庫県芦屋市で育つ。1979年よりニューヨーク在住。
パーソンズ・スクール・オブ・デザイン学士号(BFA)取得。
TV「ワーズワースの庭」・雑誌FRAUなどのイラストでもおなじみのアーティスト。
2001年、恵まれない国々の孤児や子供達に絵本を創り、贈る機関「ブックス・フォー・チルドレン(BFC)」を設立。個展活動に平行してチベット難民孤児達の教育支援活動を勢力的に展開。BFCのプロジェクトの絵本第一弾「ワンダートーク」は、国連より推薦図書として正式選定。
*******インタビュースタート*********
- 理麻さんのイラスト(作品)は雑誌やTV、色々なところで目にして知っていましたが、私が理麻さんと出会ったのはチベット孤児の支援を通してですよね。
私にとってアーティストと言うのは、雲上の存在というか、それ以上に遠い存在なんです。
アーティストは努力だけではなく、生まれ持った才能がなければなれないとずっと思っているんです。そのような才能が微塵もない私にとっては、そう言う非凡な才能を持って生まれた人がいるだけでも『凄い!』って思ってしまうのです。羨ましいというような羨望は通り越して、ただただ、『凄い!』って。そして、勝手な先入観なのですが、そんなすばらしい才能を持った人は、生活もそれなりに違いない(普通とは違う)というイメージが先行していて・・・。
でも、理麻さんは違いましたよね。
とても一般の人の感覚も持っているというか・・・。
こういうと失礼かもしれませんが・・・。とても普通。
理麻さんを見ていると、『実るほど頭をたれる稲穂かな』ということわざがいつも脳裏をよぎるんです。
理麻さんのようにアーティストとして成功されている方だったら、もっと偉そうな態度をとってもおかしくないのに・・・。いつも回りに気配りをされていて、謙虚で・・・。
どうすれば、そうなれるんですか?
理麻:そんなに褒めていただくと恥ずかしく困ってしまいますが、アメリカ的に、まず褒めていただいたらお礼を言わせていただくことにしますネ(笑)。
自分としては、そのような気持ちは全く無く、「成功している」なんて想いもこれっぽっちもなくて、むしろ自分の力不足などにフラストレーションを感じる毎日です。
私はかなり若い時に、自分は天才でないことを認めざるを得なかったので(笑)、凡人には「努力」と「謙虚さ」が大切だと思ってきました。また20代前半の時に、マーシャルアートの恩師が、「人間は成功するにつれて腰が低くならなければならない。成功すればする程、他人にひけらかす必要もなくなるはずだ」とおっしゃっいました。
「謙虚さ」とは、その人の自信から来るものだと思うのです。そして、自信は、「努力」から来るものではないか、と思っています。
私が最も敬愛するダライラマ法王が、その「生きたお手本」のような方です。ノーベル平和賞を受賞し、50年間以上も非暴力主義を貫きながら、祖国チベットのために努力を惜しまず活動なさっています。世界中から(中国は除いて)尊敬され愛されている人物です。それなのに、彼は、どの国に行っても、会う人すべて平等に接するんです。相手が有名でも無名でも、お金持ちでも貧乏でも、態度が全く変わりません。誰に対してもフレンドリーで謙虚です。これは、私が実際に、何度も自分の目で見た体験からお話をしています。
ですので、私は、「謙虚であること」が、とても大切だと感じています。それは、内なる自信から成り立つものであると同時に、相手への尊敬心や思い遣りの心が必要とされるからです。
ですので、謙虚であることは、私の「目標」であり、まだまだこれから頑張らないと、、、!と感じています。
- まさにことわざどおりですね。
私も、少しでも実って頭がたれるような女性になりたいです。
ところで、よく人生に転機があると言いますが、理麻さんにとって転機と言うものはありましたか?
もし、あればいつですか?
理麻:大きな転機は1993年でした。この年に、2つの象徴的な体験をして、人生ががらりと変わりました。
それまでは、絵で成功してお金持ちになり有名になりたいと、ただ漠然と思っていました。「成功」の意味もよく分からないまま、ただ、なんとなく、そう思って頑張っていたのです。恵まれた環境にあり、まわりがうらやむようなスタートを切ったにも関わらず、心は空っぽで、幸せでありませんでした。
それが、あるきっかけがもとで、「絵は道具にすぎない」と気づいたのです。絵で成功してリッチになることがゴールだったのが、絵はただの道具であって、本当の目的は、社会に貢献することだと、自分の中でゴールがシフトされました。
- すごい!そう言ういう風にマインドシフトをした人が増えると、社会も変わっていくでしょうね。
ついつい、人間、利己的になってしまいますもんね。
理麻さんは夢で見たことを絵にされるってよく言われていますが、これは昔からですか?
理麻:美大時代や、1993年までは、「アウター」(外部のもの)ばかりを描いていました。子供の頃から人に見えないものが見えることがあったのですが、それは「良くないこと」と思い込んでいて、押し殺していたんです。その内なるビジョンこそが、絵にするべきことなのに。
1993年の転機以降は、夢やふっと見えるビジョンのみを絵にするようになりました。
- チベットの孤児を支援するきっかけになったのも『夢のお告げ』との事ですが・・・。
理麻:そうです。1993年のある晩、夢の中で「チベットのために何かしなさい」というお告げの声を聞きました。あまりにも命令的なお告げだったので、無視するわけに行かず、、、(笑)。それまでチベットのことなど何も知らなかった私は、リサーチをして、初めてチベットの悲惨な状況やダライラマの勢力的な平和活動について知ったのです。
- 理麻さんが立ち上げられた、Books for Childrenの活動って、とても素晴らしいと感心しています。『チベットにまつわるお話をチベットの言葉で書かれた絵本にして贈る。』
チベットの子供達にとって、これは、お金では買えない財産ですよね。
この発想はどうやって思いつかれたのですか?
理麻:「チベットのために何かしなさい」という声を聞いてから、それまで一度も会ったことなかったチベット人と偶然に(必然的かも)出会うようになって行きました。チベットのために何をしたら良いか分からない日が続いていたある日、仲良くなったチベタン(チベット人)の友人が、「僕が育ったインドの難民キャンプには、本もノートも鉛筆も何もなかった。食べ物もなくて、いつもお腹が空いていて食べることばっかり考えていた」と呟いたんです。
その時、「あ!そうだ!」と閃きました。「私は画家だから、絵も書ける。文章もかける。それなら絵本なら作れるぞ!」と。せっかく作るのなら、消えつつあるチベット民話を絵本にして、チベット難民孤児たちが、チベット語を忘れないように、チベット語で印刷しよう。そして、世界中の子供たちにもチベットを知ってもらえるように、英語でも印刷して、絵本を贈ろう!と決心したのです。これが全ての始まりでした。
- 今はワンダートーク・ワンダーガーデン・TB Awareの3種類ですが、次の作品の予定はあるのですか?
また、Books for childrenの今後の展望を教えてください。
理麻:次の絵本は、ヒマラヤを舞台にした環境問題(地球温暖化など)をテーマにしたものを考えています。子供にも分かり易くするために、絶滅危機に瀕しているチベットのスノーレパードやチベタンレイヨウなどを主人公にします。
BFC(books for children)の目標は、今後も、良い絵本を創り、チベット難民孤児たちに贈り続けることです。個人的な目標は、私が死ぬ前に、きちんとしたファウンデーション(財団)としての基盤をつくり、私がいなくても誰かが運営して行ける環境をつくること、です。
- 理麻さんなら、確実にそれを形にされるんだと確信できます。
私たちも応援していますので、がんばってくださいね。
私はチベットに自ら赴いたことがないので、映像や理麻さんの話からだけでしか、チベットの現状を知りませんが、チベットの子供達が親元を離れ、命がけでヒマラヤを超え亡命していく事実を知り、「もし、あの子がわが子だったら」と思うと本当にやるせない気持ちになります。
私はついつい、母親目線で考えてしまうので、あの子達を哀れむのではなく、あの子達が幸せになれるように、私にできることがあれば手助けをしたいといつも思っています。
上手く言えませんが、『子供がひとり立ちできるように手助けする』と言うか、そんな感じの感覚です。哀れんで与え続けると、依存が生まれるような気がして・・・。やっていることは仮に同じだったとしても、意図が違うというか・・・。
彼らの力を信じて、彼らがひとり立ちできるように、私にできることがあるのであれば、させてもらいたいと思っているんです。でも、凡人の私には何ができるのか?
いつも自問自答の毎日です。私のように考えている人は沢山います。でも、なかなか最初の一歩が出せない。そんな人たちに何かアドバイスがあれば教えてください。
理麻:私はいつも何かする時に、マザーテレサを思い出します。彼女は私にとって最高のインスピレーション。彼女は天才でもなんでもない、ごく普通のシスターでしたね。小さな努力をコツコツコツコツと続けてきた、生きたお手本だと思います。彼女が残した名言は多数にありますが、その中でも特に、この言葉に勇気づけられました。
「小さなことを続けることが大切なのです。私は一日に一人を助けることを続けた。」
この世のほとんどが、凡人です。でも、私が敬愛する人々は、凡人だったから、あんな凄い人たちになっていったと思うのですよ。「情熱」と「信念」と「努力」。
この3つがあれば、必ず、必ず、行動を起こすことができる。小さな規模でも続ければ大きくなっていく。これが、マザーから学んだ、私の永遠のモットーです!
美大生の頃、自分が天才でないことを、とても悔しく思ったことがありました。今日では、むしろ凡人であった自分を嬉しく感じています。
- なんだか、このコメントを聞いて、私も超凡人である自分でよかったって思えます。
ありがとうございます♪
子育てと一緒ですね。日々の積み重ね。小さなことを続ける意義や大切さを改めて気づかされた気がします。息子には『コツコツと・・・』と言っているのに、ついつい自分に対しては・・・。
成果が出ないことへの苛立ちや、無力感を理由に小さな努力を怠ることが多い毎日です。(反省)
1日に1回優しい言葉をかけるだけでも、1年で365回。ホント、凄い!
いつも理麻さんの個展のタイトルが私の心に響きます。
今年はHappinessということですが、理麻さんにとってのHappinessって何ですか?
どんな時ですか?
理麻:私もわからないのですよ!私も未だに「しあわせ」とは何なのかが、わからないのです。小さな幸せはいっぱい知っている。美味しいものを食べたり、気の合う友人と笑ったり。愛する人と時間を過したり、買い物したり。
でも、真の幸せというものは、内なるものであって、自分でしか育てられないのですよね。他人に自分を幸せにしてもらうことはできない。自分でしかできないのです。
では、どうしたら良いのか?
これも、長年追求していますが、、、、笑。
今の私にとって、幸せを感じる一瞬というのは、
「何も求めてなくて、その時の状況に満足している時」です。
でも、そのような瞬間というのは、一分くらいの命ですが。笑
つまり、欲望や執着心が無い状態。そんな「自由」な身になれたら素晴らしいと思います。
- まさに悟りですね。
でも、小さな幸せも日々の中では大切なものですよね。
特に子供達には、小さな幸せを沢山感じて欲しい。(と、言いつつ我が子にはいつも叱ってばかりですが・・・汗)
私に理麻さんを形容する表現力がもっとあればいいのですが・・・。ごめんなさい。
上手く表現できないのですが、理麻さんってたんぽぽみたい。
とても可愛い花を咲かせるけれど、とても強く、そして、優しくフワフワッと綿毛を飛ばす。
理麻さんの絵や活動を通して、小さな幸せの種をフワフワッと、色々なところに飛ばしている。
そんな感じがします。
これからも、アーティストとして、そして平和活動家として、もっともっと小さな幸せの綿毛をたくさん飛ばしてくださいね。
理麻:いつも暖かい応援をありがとうございます!
心から嬉しく思います。これからも見守ってくださいね!
***
理麻さんには独特のオーラというか、人を包む込むような優しさがあって、誰に対しても気さくで、明るくて、美しくて、おしゃれで・・・彼女を形容する言葉は数知れず、というような女性。でも、とっても普通の感覚の人。お話させていただくと、いつも元気が沸いてくる! いつも学ばせていただく、尊敬する女性です。
今回のインタビューを通して、理麻さんの魅力の秘密が少し垣間見れたような気がします。
すべてはコツコツとした努力の積み重ね。
生まれて初めて、(超)凡人である自分を嬉しく思えました。
1歩でも近づけるように私もコツコツとがんばろう!
藤田理麻さんが東京で個展をされます。
いつも引き込まれる理麻ワールド。
是非、皆さん足を運んで、一時のHappinessを味わってくださいね。
もちろん、お子さんも大歓迎だそうです。
秋の新作展『Happiness〜しあわせ〜』
秋の新作展『Happiness〜しあわせ〜』が、
2009年10月28日(水)〜11月3日(火)の期間中、
新宿伊勢丹アートギャラリーにて開催されます。
オープニングパーティ:
2009年10月28日(水)午後5時から7時まで、会場にて。
☆10月31日(土)ギャラリートーク&サイン会 2時〜4時
☆11月01日(日)サイン会 2時〜3時
最終日11月3日(火)は、午後6時に終了です。
新作をどうぞお楽しみに!
2009年03月20日
休み中の宿題
投稿者 桜本梨恵子
こんにちは。
2009年が明けたかと思ったら、もう3月・・・。
卒業シーズン、春休みですね。
私が子供のころは、春休みは唯一宿題のない長期休みだったのですが・・・。
今はどうなんでしょう?
春休みって宿題はあるんですか?
日本の子供達はきっと羨ましく思うでしょうが、実はアメリカは長期休暇中に宿題はないのです。
それだけでなく、金曜日には宿題はでないんですよ!つまり週末は宿題がないんですぅ♪
我が家の場合は、土曜日に日本語の補習学校に行っていて、その宿題やテスト勉強を金曜日にあわててするので、あまりその恩恵を味わったことはないのですが、先日、現地校から日本人学校に転校したお友達のママと話していて、改めて日米の考え方の違いを感じた次第です。
日本人学校だと、『週末は時間も十分あるからしっかり勉強をしてきてね。』 という感じで、多くの宿題が出されるそうなんです。
でも、アメリカの小学校だと『週末だからフリー』って考え方なんですよね。
ONとOFFがはっきりしていると言うか・・・。
どっちが良いとは一概に判断しにくいのですが・・・。
NYにいて感じることのひとつに、『日本人ってONとOFFの切り替えが下手だな---。』て事です。
アメリカの人たちって、上手に切り替えてるように見えるんです。
仕事モード。家庭モード。遊びモード。それだけではなく、カジュアルとフォーマル・・・etc。
切り替え下手は私も然りなので、ちょっと、アメリカの人を見習って、子供達と楽しい時間をすごしたり、自分だけの憩いの時間をもちたいと感じた、今日この頃でした。
2009年02月23日
Block Party
投稿者 桜本梨恵子
「ブロックパーティー」
聞いたことがありそうで、ない言葉だと思うのですが、
子供たちがブロックを積んで遊ぶパーティーではありません!

簡単に言うと、町内会のパーティーって感じです。
町内会というと、ちょっとニュアンスが違うのですが、同じ区画に住んでいるご近所さんたちが集まって、家の前の道路でパーティをし、親睦を深めるというものなんです。
道路で!って驚きますよね。
そうなんです。道路で。
事前にパーティーの日時を警察に届け出て、当日、その道は交通禁止にするんです。
私も今の家に越してくるまでは、誘われたことも、やっているのを見たこともなかったので、そのようなパーティーの存在自体も知らなかったのですが、ラッキーなことに今すんでいるブロックはご近所仲がよく、このようなパーティーでさらに親睦を深めています。
子供たちの多いブロックなので、子供向けのアクティビティーもあり、子供から大人までとても楽しいパーティーでした。
だって、道路のど真ん中で遊べるのですから!
車を気にせずに自転車に乗り放題。
男の子たちはキックボードで競争したり、女の子達は道路のど真ん中にチョークで絵を書いたり・・・。
ネットをはってバレーボールもできるし・・・。
近所のティーンエージャーのお兄さん、お姉さんに小さな子は遊んでもったり・・・。
お手洗いだって心配なし!なんてったって、家の前だから。
お昼から始まったバーベキューパーティーは、暗くなってからは大きな子供たち中心に、そして夕食後は、どこからともなく また皆が集まり、バーベキューの火を囲みながら、ワインやコーヒーを片手に語らいの一時。
Block Partyは子供から大人まで楽しめ、ご近所の人たちの親睦を深めるのに この上ないシステムだと思いました。こんな機会でもないと、近所のお兄さんやお姉さんと遊んでもらうこともないですしね。
日本でも、これならできそうですよ。
『日本でも取り入れて、希薄になりつつあるご近所づきあいに歯止めをかけられるといいのに・・・。』なんて思いました。
これも、外から見ているのでいえる事なのでしょうがね。
2008年08月02日
リフォーム大作戦!
投稿者 桜本梨恵子

私事ですが、この夏、家を購入し引越をしました。と、言っても築50年くらいの中古物件なのでリフォームは絶対必要。予算の関係上、最低限のリフォームだけをすることに…。
カーペットを全てはがし、床をサンディングし(古いフローリングを削って磨いてニスを塗りなおすこと)、壁のペンキを塗り替え、1階のバスルームを全て取り壊し、同じ配置で新しいものに替える・・・etc。
で、こんな感じにバスルームは仕上がりました♪
と、言っても、ここまでの道のりが大変でした・・・。
日本と全く違うというか・・・。(なんていいながら、日本でリフォームなどしたことはないのですが・・・)
何が大変だったかって言うと、全てのパーツをそろえることです!
日本だとリフォームを業者にお願いしたら、こちらの意見を聞きながら、カタログを見せてくれたり、ショールームに行ったりして、好きなイメージや製品をオーダーすればすむと思うのですが・・・。
アメリカは・・・
自分で用意しないといけないのです!
もちろん、デザイナーを雇って、全てお任せすることもできますが、そういうケースはめったにないようです。(一部のお金持ちだけ)
私達のような一般庶民?は、リフォームするバスルームの、便器やバスタブ、洗面台、照明器具から壁のタイルまで全て自分で買いに行かないといけないのです!
もちろん、インターネットや専門店のカタログなどからも購入はできますし、特注でオーダーしたりもナきますが、どういった手段にせよ、工事で必要な日までに現場にあるように自分達で手配をしておかないといけないのです。
我が家の場合は予算の兼ね合いもあり、某ホームセンターを何軒もはしごして全てを購入しました。
これはどこの街にでもあるホームセンターの、バスルーム関係の商品が売っているコーナーです。このように、バスタブも色々な形、大きさのものが売られているのです。ジャグジーも・・・。
ここはトイレの便器が売ってるコーナーです。価格帯は$200~$800くらい。それにしても、自分よりも高い位置に便器がズラ~っと並んでいるってホント変な感じですよね。もちろん、汗を流しながら、車に積んで持って帰りましたよ!
洗面台の蛇口やシャワーが売ってるコーナーです。
こんなにあると、どれがいいのか分からず、最後には疲れてどうでも良くなってしまいました・・・。
洗面台もこんなふうに天井高くまでディスプレイされていました。やっとの思いで、買って帰った洗面台を工事目前に倒して、ボールのところを割ってしまいました・・・。結局、同じものを再度買いに行く羽目になってしまったり・・・。自分でそろえておくということは、色々とつらい事がありますよ(涙)。
バスルームのタイルも、業者の人に何フィートくらい必要なのか教えてもらって、タイルやさん(専門店)をいくつも周り自分で買ってきました! すごく重たいんですよ・・・(泣)しかも、タイルなんて1枚だけみても分からないし・・・。
素人にはイメージもわきにくい・・・。
夕食の材料を買いに行くように、足しげく、こっちのホームセンター、あっちのホームセンターを駆けずり回った結果、我が家のバスルームは出来上がったのです。
そして、築年数の古い家の多いアメリカでは、家のリフォーム(メンテナンスも)は 『ネバーエンディング』 で続くそうです。
我が家のリフォーム大作戦は当分終わりそうにはありません!
2008年06月20日
自分の身は自分で守る!
投稿者 桜本梨恵子
私達の子供の頃に比べると、日本も色々と人命に関わる犯罪が増えてきていますよね。
アメリカは日本に比べると、犯罪も多いのが現状ですが、ついつい日本人の国民性なのか、住んでいるエリアのお陰なのか、『平和ボケ』をしている私でした。
でも、先日、『子供の安全』に関する講習会が市の警察主催であったので、再確認も含め参加したのです。当初の目的としては、子供のチャイルドシートの装着義務に関する細かなルールや、お留守番、幼児虐待に関する大まかなことを再確認したくて参加したのですが・・・。
あっ、念のため申し上げますが、我が子を幼児虐待はしていませんよーーー!
でも、小学生の異性の子供と一緒にお風呂に入ることも 立派な『幼児虐待』になる恐れがあるので、そのあたりのことをちゃんと聞きたくて参加したのです。
実際に行ってみると、そのような話(事前のチラシに書いていた内容)はなく、もっと、『命に関わる安全』についての説明でした。
でも、とてもためになりましたので、皆さんにもお伝えしたくて・・・。
日本も不幸なことに、色々な事件が増えてきているので・・・。
この講習を受け、自分がアメリカと言う国に住んでいること、犯罪の被害者になる可能性が自分にもあることなど改めて思い知らされました。
現に、隣町にすんでいる、日本人の友人宅には白昼堂々と窃盗団が入り被害にあっているので。
とにかく、『自分の身は自分で守る』 事です。
★ 郵便屋さん(宅急便屋さん)が小包を持ってきました。あなたはどうしますか?
【間違い】 確認してドアを開ける
【防御策1】 ドアを開けるとき、嘘でも良いので、TELをしているふりをする
『あー、ジョン、今、郵便屋さんが着たわ。
ちょっとこのまままっててね。』
といいながらサインをする。
【防御策2】 夫、もしくは男性が家にいる振りをする。
『ハニー、郵便やさんが着たわ。私が出るわね。』
など、相手に聞こえるように言いながらドアをあける
【解説】 郵便屋さんの制服などは簡単に入手できます。日本でも宅配業者を装って、
女性の家に侵入した犯罪などが過去にありましたよね。
なので、とにかく相手に、女性だけ(弱者だけ)と言うことを悟られないように
しなければいけません。そのため、夫がいるフリなどをすることが有効との事。
また、TELをかけながらだと、何かあればすぐに、電話で話している相手の人に
通報されてつかまる可能性が高くなるので、手を出しにくくなるとのこと。
★ キーホルダーにいくつ鍵をつけていますか?
家の鍵はすぐに取り出せ、すぐに開けられますか?
【解説】 アメリカでは車の鍵や家の鍵など色々な鍵を
ジャラジャラと一緒に持っている人が多いのですが、
後ろから人に付けねらわれている時など、そういう状態だと、
すぐに鍵を開けて家の中や車の中に逃げ込むのが難しくなりますよね。
なので、家の鍵や車の鍵はすぐに取り出せ、
すぐに分かるように工夫をしましょう。
★ 女性のかばんの中には何が入っていますか?
必要なもの全てが入っていますか?
【解説】 女性は必要なものを全て1つのかばんに入れて持ち歩く人が多いですが、
そうすると、万が一、そのかばんが盗まれた場合、全てをなくします。
お金や物が全てなくなるだけでなく、住所も何もかも犯罪者に知られることに
なります。 それはかなり危険なので、必ず、分散して持つように心がけましょう。
また、必要でないものはあまり持ち歩かないこと。
★ お財布はいくつ持ち歩きますか?
【解説】 お財布は2つに分けて持つほうが得策です。と、言うのは『財布をよこせ』と、
言われた場合、免許書やクレジットカードが入っているお財布を出すとリスクを
増すことになります。 そこで、少しだけ(数千円・数十ドル)入れたお財布を
用意しておき、そちらを差し出すようにしましょう。
犯罪者はお財布を奪ったら、たいてい走って立ち去ります。(逃げます)
なくしたお金はまた稼げますが、命は1つ限りです。
なので、こういう場面に遭遇したら、絶対に抵抗せず、
お財布を差し出したほう得策です。
もしくは、少しだけお金を入れたお財布を相手の足元に投げ渡し、
走って逃げることです。
★ 人通りの少ないとおりで、後ろの車がぶつかってきたらどうしますか?
【間違い】 免許の試験に出てきたマニュアルどおり、その場に車を止め、
相手の免許書や住所を確認する。
【防御策】 車からは出ず、ハザードをつけ、ゆっくりとしたスピードで人通りや
車どおりの多い道まで進み、そこで警察に連絡する。
【解説】 わざと軽い事故を装ってぶつかり、運転手が出てきたところで、
襲ったり、カージャックをする可能性があります。
なので、必ず、大通りまで出ること。
もし、本当の事故であった場合でも、ハザードを出し、
ゆっくり走ることで相手も意味することを理解し、ついてくるはずとの事。
★ エレベーターで他の人と2人っきりになり、なんだか不安?
あなたならどうしますか?
【間違い】 相手にも失礼なので、自分の行きたい階まで我慢して乗る。
【防御策】 必ず相手の顔が見える位置に立ち(背中を見せない)、
遠慮なく次の階でおりる。
【解説】 エレベーターやトイレなど、密室で、少しでも不安に感じたら
乗らない、行かないこと。
なるべく、独りで乗ること、行くことはさけるべき。
★ あなたはいつも同じドアから出かけますか? いつも同じ時間に出かけますか?
【解説】 窃盗団などは事前にあなたの行動を視察している確立が高いです。
だからこそ、なるべく毎日同じ時間に出かけるのはさける。
あえて、少し早く帰ってきたり、出かけて2,3分して再度家に戻ってきたりする。
また、表の玄関から出たり、裏口から出たり工夫する。
★ 郵便箱にかぎはかかりますか?
【解説】 あなたの郵便物にはあなたのクレジットカードのデータから、
TEL番号、色々な情報が隠されています。
最近増えたIDシフトを防ぐ為にも、郵便箱には必ず施錠しましょう。
★ 旅行など長期の留守中、郵便物はどうしますか?
【解説】 郵便物が溜まっていると留守だと言うことがすぐにばれてしまいます。
旅行など、長期的に留守にする場合は必ず、郵便局に届出を出し、
郵便を局留めにし、新聞などもとめましょう。
また、電気のタイマーをセットし、毎晩、家の電気がつくようにしておきましょう。
★ 車中、外から見えるところに高級品や現金、
金目のものを置いていませんか?
【解説】 数ドル(数百円)なので大丈夫だと思い、車中の外から見えるところに
お金を置いている人は結構います。
でも、犯罪者は数ドルであっても盗む時には盗みます。
数ドルは盗まれてもたいした痛手ではないかもしれませんが、
盗む為に、車の窓を壊されてしまいます。
その修理代に何千ドル、何十万円も支払いをしなければならなくなってしまいます。
それをさける為にも、車中には何も置かないようにしましょう。
日本でも同じように注意できることがあると思いますので、是非参考にしてみてくださいね。
2008年05月01日
アメリカの小学生 【1年生の宿題】
投稿者 桜本梨恵子
アメリカの小学1年生って、どんな勉強をしていると思いますか???
算数は意外と日本の小学1年生と代わらないんです。
ただ、『英語』 で習うと言うだけで・・・。
英語の宿題に関しても、日本の漢字の勉強と比べればそれほど難しくはないかも?
でも、クラスや学校によっても宿題も全く違うので一概には言えませんが…。
実はアメリカって、学校はもとより、クラスによって、使うテキストや教材が全く違うのです。
担任の先生ノ一任されているのです! ちょっと驚きですよね。
で、『我が息子の宿題は?』と言うと、上記の3冊(だけ?)です。算数のワークブック (もしくはプリント)、単語の練習ノート、単語の発音ノートの3冊です。
算数はこんな感じです。
日本の算数と同じく2桁の足し算ですね。
しかも、1ページ以上の宿題が出ることはありません。
1ページと言っても、日本の算数ドリルなどに比べると、問題数の少ないこと、少ないこと。
一応、先生の方針としては、宿題(全部あわせて)は10分で終わるくらいの量にしているとか。
親的にも、子供的にも楽です!!!
黒いノート(単語練習帳)の中身です。
左の写真が単語練習帳の最初のページに貼られている、練習方法、そして右の写真は実際の練習です。(あまりにもグチャグチャでごめんなさい。おまけに文も間違っていたりします。)
<月曜日> 課題リストの10個の単語を3回ずつ書く
<火曜日> リストの単語をABC準に並べ替え、3回ずつ書く
<水曜日> リストの中から5つの単語を選んで、文を作る
<木曜日> リストの中から5つの単語を選んで、文を作る
プラス、翌日(金曜日)の単語テストの勉強
これは、単語練習帳のリストの中の単語が分かれていて、まず、STEP1の単語を3回スラスラ読めるようになるまで練習します。そして、それができれば、STEP2へ。STEP2の単語も3回続けてスラスラ読めるようになったら、単語がランダムに並んでいるSTEP3へ。
一応、親が確認をし、ノートの下方にイニシャルを入れることになっています。
毎日の宿題は、基本的にはこれの繰り返しと、週に1度図書館で借りてくる本を読むことだけです。
日本の小学校に比べると、宿題はとっても少ないかもしれませんね。
その上、週末は宿題がないと言うのが、親としても助かります!
子供の教育を考えた場合、親として喜んじゃっていいのかしら?
ただ、我が家の場合は、週末に日本人学校(補習校)があるので、
金曜日は1週間分の溜まっている宿題を抱え、親子ともども半狂乱になっていまが・・・。
2008年03月21日
お金の教育
投稿者 桜本梨恵子
もうすぐ新年度ですね。
NYに居ても、土曜日の日本人学校は4月から新年度。
我が家の長男も2年生になります。
と、言うことで、この4月から我が家はお小遣い制度を見直す予定。
皆さんはお小遣いをどのように与えていますか?
お子さんと『お金』について話したりしていますか?
恥ずかしながら、我が家にはお小遣いに関するポリシーやルールが今まで全くなく、
『お金』についても子供とちゃんと話したことはありませんでした。
むしろ、 『子供は(には)、お金の話をするものではない』 という先入観すらありました。
先日 Neal Godfrey (ニール・ゴドフリー)さんが提唱する 『お小遣いのあげ方』 なるセミナーを聞きに行ってきたのですが、これまたびっくり~!
カルチャーショック!!!でした。
私はまだ読んでいませんが、日本語でも本が出ているので、参考になるかも?
">
その内容をかいつまんでお話しすると…
子供は親からお金について、知らず知らずに学んでいるそうです。
だからこそ、親がしっかりと子供にお金について教育をしなくてはいけない。
その教育というのは 『貯蓄と消費のバランス』 です。
最近問題のサブプライムローンも アメリカ人の悪い癖、消費>貯蓄が招いた結果ですが、そういう甘い罠に陥らないためにも、小さなときから 『お金に対するバランス感覚』 を身につける必要があるようです。
では、いつごろから始めると良いかと言うと、生活習慣的なしつけを始める3歳位からが良いそうです。
具体的には・・・
まあ、簡単に言うと、『働かざるもの食うべからず』ということでしょう。
生きていく以上、何かしらのコミュニティーに属することになります。
そのコミュニティー内での自分の役割、責任を持たせること、果たさせることが重要な鍵になってくるそうです。
必ず、家族の一員として、年齢に応じた役割を果たさせる。
3歳くらいの子供なら 「歯磨きをする」とか「おもちゃをかたづける」というようなこと。
8歳くらいなら「自分で決まった時間におきる」 。
それをちゃんと表にしておき、自分の責任を果たすことを習慣ずけ、1週間ごとに表を確認しながらお小遣いをもらう。(セミナーでは金曜日をお小遣い日とすることを勧めていました。)
金額的には1週間ごとに、年齢と同じくらいの金額。
3歳であれば、1週間で3ドル(300円くらい)。8歳であれば、1週間で8ドル(800円)
それプラス、お手伝いによるお駄賃。
これも日本のお駄賃と少し違って、あらかじめ、年齢に応じた仕事内容を表にしておき、それをすればプラス10セント(10円)とか、プラス30セント(30円)というようにもらえるしくみにしておくそうです。
これも1週間の合計を上記の年齢に応じたお小遣いに加算し、お小遣い日に支給する。
そして面白いのがここからなのですが・・・
A・B・C・D 4種類の貯金箱(できれば中が透けて見えるジャーのようなもの)を用意します。
そしてお小遣いを4つの貯金箱に振り分けます。
A: Quick Cash (お小遣いの30%)
B:中期的貯金(お小遣いの30%)
C:長期的貯金(お小遣いの30%)
D: チャリティー(お小遣いの10%)
もう少し詳しく説明すると・・・
7歳のお小遣いとして7ドル、それにお手伝いによるお駄賃3ドルを1週間で稼いで、合計10ドルのお小遣いを金曜日に子供がもらうと、そのうちの3ドルはAの貯金箱・また別の3ドルはBの貯金箱・また別の3ドルをCの貯金箱、そして残りの1ドルをDの貯金箱に振り分けます。
A: の貯金箱の中のお小遣いは、基本的に子供の自由にいつでも使えるものとします。
B:の貯金箱のお金は、何か使い道(欲しいものや行きたい所)などをあらかじめ決めておき、それを買うために貯めます。欲しいものの予算に達したら使うことができます。ここのポイントはあらかじめ、あまり遠くない将来を目標に使い道を先に決めておくことです。
C:の貯金箱は将来の大学への進学費などのためにためておきます。ここのポイントは貯蓄をするということを覚えることが重要だそうです。
例えば、1週間に40ドル貯金すると、年間2,000ドル(約20万円)たまることになります。そして25歳から35歳くらいの間に、その預金を元に10%くらいの配当の何かに投資をすれば、65歳になるときには750,000ドル(約7500万円) になっている。 そのようなミラクルなことが貯金と言う行為で実現することを子供に教えることが重要だそうです。(注:アメリカ人は貯金という概念がとても希薄です。なので特にこの方法で貯金をするという行為の重要性を学ぶ必要があると言っていました。)
そして、最後のD:の貯金箱は恵まれない人達への寄付用として用意しておきます。
さらに面白いのは、B:とC:の貯金箱に関しては、親が時々お金を足してあげる必要があるのです!
そう、つまり利子がつくのです。
1週間で子供の年齢と同じ額のお小遣いは多いのでは?とも最初は思ったのですが、それを4種類に分けることを考えると、それくらいの金額は必要になってくるのかもしれませんね。
我が家はまだ子供が小さいですが、中学生になったら親と一緒の銀行口座を作りお小遣いを管理する方法を勧めているそうです。
この方法がベストがどうかは分かりませんが、ちょっとこれをベースに我が家風にお小遣い制度を4月から抜本的に見直してみようと思っています。
2008年02月14日
Happy Valentine's Day
投稿者 桜本梨恵子
長らく、本当に長~い間ご無沙汰してしまいました。
久々の投稿です♪
ところで、上の可愛い写真はいったいなんでしょう???
そう、実は これ 『チョコレート』 なんです。
可愛いでしょ。
それもあの有名なTiffanyの箱を模ったチョコレートなんです。
しかも、Tiffanyの顧客パーティーでしか手に入らない非売品とか!!!
と、言いつつゲットできているのですが・・・。
その方法は・・・
最近、NOKA チョコレートをはじめ、Marie Belle New York といったアメリカ発のチョコレートが日本でもブームになっていますが、NYには まだまだこれ以外にもおいしいチョコレートショップがあるのです。
そこで、是非 お勧めしたいのが このTiffanyのチョコレートを作っている 『Martine's Chocolate 』
お店は5番街からもすぐのBloomingdale'sというデパートの6階にあり、観光客の方たちにも 行きやすい場所です。
このティファニーボックスチョコレートは本来 非売品で、Tiffanyのパーティーのためにだけ作り、余ったものが翌日 店頭に並ぶ、とても貴重なレアものだとか。
レアものだと聞くとほしくなるのが人間の性分? (イヤ、私の性分)
そこで、直接問い合わせてみると、
な、な、なーんと、2日前までに予約しておけば作ってくれるそうなんです。
うれしい~♪ でも、なんだか、ちょっと、拍子抜け~。
でも、2日で作ってもらえるなら、旅行中にオーダーして日本に持って帰ることもできるじゃないですか!
もちろん、日本未入荷ですし、まだあまり知られていないレアもの。
お土産やプレゼントにお勧めです♪
お味の方は・・・
甘いことは甘いのですが、後味もすっきりしていて、くどさのない甘みです。
中は甘いミルクチョコレート、外はホワイトチョコレートコーティングの見た目にも味的にも甘いチョコレートです♪
まあ、どちらかというと、男性へのプレゼントというよりは自分へのプレゼントかな?
機会があれば是非お試しを・・・!
NY お勧めチョコレートショップ
★ Martine's Chocolate
Bloomingdale's, 6th Floor, 1000 Third Avenue,New York, NY 10022-1231
http://martineschocolates.com
ちなみに、Tiffanyのブルーボックス型チョコレートは1粒6ドルです。
4個 or 9個入りの箱での注文になりますのでご注意を。
★ NOKA CHOKOLATE
http://noka-chocolate.jp/
★ MARIE BELLE NEW YORK
http://www.mariebelle.com/index.cfm
ここのチョコレートは表面におしゃれな絵がプリントされているのが特徴です。
ここのココアがとってもおいしい~♪ 日本でも大丸などで手に入るそうですよ。
2007年05月09日
大量消費国 アメリカ
投稿者 桜本梨恵子
最近、「地球にやさしいことをしませんか? 私たち・子供たちの未来のために、今できること…」というキャッチフレーズで、LOHASや子供の心の教育を推進するボランティアの団体を立ち上げてしまいました♪
だって、なんとかしなきゃ!
私が住んでいるアメリカは まさに日本以上の「大量消費国家」
日本にいても、「もったいない!」と思う行動をよく目にしたり、私自身もやっていて反省をするのですが、アメリカってすごい!(すごいって言っちゃっていいのかしら?)
スーパーで誰かがソーダーをこぼしちゃった時の話ですが・・・。
お掃除をする人が、モップとペーパータオル(トイレットペーパーのようにロールになっているもの)を持ってきました。
で、まず、取り出したのが、ペーパータオル。
それで拭くのかと思いきや、こぼれたソーダーの上に1本丸ごとポイッ!
「え?」 と思っている私を尻目に、もう一本 ポイッ!
「はっ?」
2本のペーパータオルが水分をある程度吸収したあと、モップで仕上げ拭きをして終わりでした。
「な、な、なんてもったいない使い方をするの・・・」って驚いたのですが、最近、同じような光景を見ても、
「あ~~、またやってるわーーー」と思っている 私が…。 反省です。
子供の学校でもそう。 おやつや昼食の残りをバンバン ゴミ箱に捨てる捨てる!
しかも先生も 「捨てなさい」って促すし…。
パーティーがあるたびに、紙コップ、紙皿、使い捨てのスプーンにフォーク。
スーパーではレジ袋を2枚重ねにしてくれたり…。(質が悪いのですぐ破れるから)
ファーストフードのお店では、信じられない程 たくさんのケチャップ(小袋にいり)をくれたり...。
あげたらきりがない!
でも、怖いのは、いつの間にか それになれてしまっている私です。
アメリカに来てからは、お洗濯もすべて乾燥機を利用。
小さな子供がいる家庭では大助かりだけど、干すくらいの時間は十分ある!反省。
食器も食洗機任せ。
しかも、これらの機械、日本と違って省エネ対応ゼロ。
子供のお友達が遊びに来ても、使い捨ての紙皿や紙コップを使いすぎていたし...。
日本ではほとんど使わなかった、ペーパータオルをなんにでも使っているし…。
ちょっとテーブルを拭くにも、食器を拭くにも、掃除にも、なんにでも・・・。
水筒代わりに、ペットボトルのお水をケースで購入...。
etc...。
資源の無駄づかいをしすぎていたと、今更ながら反省をしています。
大量消費国家において、私一人の努力なんて微々たるものですが、我が家がペットボトルのお水をやめ、水筒にかえるだけで、年間1000本近くのペットボトルのゴミがなくなると考えると、すごくないですか?
かといって、ストイックなまでの生活をするのは…私には無理。
まずは私にできることから、コツコツと始めています。
今はこの波紋が少しでも大きくなればと願っています。
ぜひ、皆さんもできることから始めてくださいね♪
2007年01月23日
道具に頼る子育て
投稿者 桜本梨恵子
ママは忙しい!
仕事に 家事に 子育てに…。
協力してくれるはずのパパは 出張ばかりで戦力外…。
まして 実家から遠く離れたNYで、親の協力はないときたら…。
『頼みのつなは 道具しかない!』

我が家のBabyは まず手始めにプレイジムで遊ばせます。
ご機嫌が良ければ、30分~40分くらいもつのですが、期限が悪いと5分かな?

その次、視線を変えてバウンサーに移動。
誰かが近くに居ないと、すぐにアウト!
音楽もなるし、自動的に振動をさせることもできるのですが、
どちらも お気に召さず…
ただのイスと化しています。

そして、バウンサーがダメならスウィング (ブランコ) へ。
8段階ものスピード調整付のブランコなのに、ゆらされるのはどうしても嫌らしい…。
自動演奏してくれるモーツァルトの音楽もダメ。
結局これもイスとしてしか機能してないのでは???
日本にはない、ベビーアインシュタインシリーズのスウィングです!
そして、大活躍をしているのは…

このベビーキャリアー。
このまま持ち運ぶことはもちろん、車のチャイルドシートにもなるし、ベビーカーにもなるし…。
その上、このまま、スーパーのカートにも装着できてしまう代物なんです!
最近、日本でも人気が出てきているタイプですが・・・。
そして、それよりなにより、ここに入れて揺らしていると良く寝てくれるんです!
しかも、我が子だけが特殊なのではなく、結構、どこの赤ちゃんもキャリアーの中では良く眠るそうです。
あの狭さに安心感を覚えるのでしょうか?
まあまあ、そんなことはさせておき、絶対に人様にはお見せできませんが (見られていますが)、足で揺らす足技なんぞを身に着ければ、ゆっくりお茶なんかも飲めちゃったりするのです(^o^)/
お陰で私はこうしてPCにも向かえるのですヨ。
しかも、これらの道具のお値段ときたら…
バウンサーは$25.00 (3000円位)
スウィング $90.00 (10000円ちょっと)
と、貧乏性の私にでも手が出る金額なのです。
と、こんな感じで道具に育ててもらっている我が子です。
2006年12月06日
Christmas in NY part1
投稿者 桜本梨恵子
※※※※※リンカーンセンターのクリスマスツリー ※※※※

Thanksgiving が終わり、いよいよNYの街はクリスマス一色...。
やはり、NYと言えばロックフェラーセンターのクリスマスツリーでしょう!
皆さんにご紹介したいのは やまやまなのですが、実はまだ見に行っていないのです・・・。
近々必ず行って、ちゃんとご紹介しますね。
でも、先日リンカーンセンターに行ったので、一足先にこちらのクリスマスツリーをご堪能ください(^o^)/
少しだけですが、私が見つけたNYのクリスマスを プチ・ダイジェストでお送りします。
※※※※ リンカーンセンターのオーナメント ※※※※

※※※※ 映画のようなクリスマス風景 ※※※※
マンハッタンのアッパーウェストにある高級グルメストア 『シタレラ』 の風景
映画から飛び出した風景みたいでしょ。 思わずシャッターを きってしまいました。


※※※※ 大急ぎでクリスマス準備 ※※※※
小さな街も どこもかしこも 大急ぎでクリスマスのデコレーション準備です!

2006年12月02日
ファンドレイジング (資金調達)
投稿者 桜本梨恵子
遠い昔、ベルマークのクーポン券を集めた日々を覚えていますか?
たくさん集めて 学校のオルガンや備品などに換えることができたあのクーポンです。
今もあるのかしら???
それと同じようなシステムがアメリカにもあります。
それを fund raising ファンドレイジング (直訳すると資金調達)と言うのですが
さすがアメリカ!
合理的というか、なんと言うか...。
お勧めしたい★★★★★
まさに資金調達!
資金が学校に入ってくる流れを作るシステムなのです。
日本ではバザーぐらいしか思いつかないのですが、
アメリカには色々な方法があって、
その 代表的なものが 『カタログショッピング』
学校から 毎月 『scholastic社 - 日本で言う学研のような学校推薦の本や教材を扱う会社 』のカタログをもらってきます。 (注:もちろん学校によっても違います)

そこにのっている本を 学校経由で注文すると、その売り上げの何パーセントかが
学校に支払われる仕組みになっているのです。
しかも、ここで注文する方が 本屋さんで買うより数段安いのです!!!
また、今頃の季節になると、クリスマスギフト用のカタログまでもらってきます。

義務ではないのですが、ほとんどの人が注文をする風潮があり...。
何も思いつかないときは、消耗品である 『ラッピング用品』 を注文する人が多い感じですね。
私もご多分に漏れず、ラッピング用品...。
だって、アメリカって 何かとプレゼントやカードを贈ることが多く、
しかも ラッピングは自分でしないといけないので...。
我が家では ラッピング用品は 『消耗品』 扱いです!
それ以外にも、学校と提携しているデパートやスーパーで買い物をすると、その金額の何パーセントかが学校にキックバックされる仕組みになっていたり...。
Amazonのようなオンラインショッピングでも利用できるのです。
買い物をするときに学校指定のパスワードを入れるだけです!
カタログショッピングにしても、デパートやオンラインショッピングでのファンドレイジングにしても、普通にお買い物をしているだけで、日ごろお世話になっている学校に貢献できるので、私のようなものぐさなママにとっては とても便利なシステムなのです。
これ以外にも、バザーやベイクフェアー (手作りクッキーなどを売ってお金を集める)などもありますが、
私はやっぱりカタログショッピングやデパートでのファンドレイジングが好きだわ♪
だって、普通のお買い物と同様、チョイスがいっぱいあるわけだし、
誰にも気兼ねなく、好きなものを好きなだけ買えるから!
日本もこのシステムを導入してもよさそうな気がするのですが???
と、言うか、私はお勧めです★★★★★ (5つ星です)
でも、『資金調達』 なんて表現してしまうと、日本の教育環境下においては問題視されちゃうのかな???
親も子も楽しめ、学校にも資金が流れてきて、もちろん業者だって利益が出る!
まさに 『Win-Win』 を超える、 『Win-WinWin』 の関係になれるのに。
『間接寄付制度』 とか、名前を工夫すれば大丈夫そうですが???
いかがでしょう、 安部総理 ?
2006年11月25日
Black Friday
投稿者 桜本梨恵子
♪♪♪ Happy Thanksgiving ♪♪♪
昨日11月23日は日本も 勤労感謝の日の祝日ですが、
アメリカも 『Thanksgiving 感謝祭』 の祝日でした!
(ちなみに、11月の第4木曜日がThanksgivingです。)
そう、そして翌日の今日は 『Black Friday』 なのです。
『Black Friday』 って 何???
『Black Friday』 のお話は後でするとして...。
感謝祭も勤労感謝の日も 同じような祝日ですが、
お祝いの仕方が全く違います。
アメリカで感謝祭というと、1年で1番大きな祝日なのです!
そう、日本のお正月のような感じですね。
日本のお正月のように、この日は 家族や親戚が集まって過ごし、
ほとんどのお店もお休み、もしくは午前中のみの営業となり 街は以外にも静か...。
そして、七面鳥を食べるのが慣習となっているのです。
で、その翌日、つまり 金曜日
それを 『ブラック フライデー』 と呼ぶのです。
なぜかというと、この日は全米中で1年で1番大きなセールがあり、
どのお店も黒字になる ということから、この呼び名がついたようです。
日本のセールとは比にならず、早朝5時などからお店が空き、
各店舗、目玉商品を目当てに朝から長だの列。
事前に広告やネットで、セール内容を確認。
この日にクリスマスプレゼントを買いだめする人も多く、おもちゃ屋さんなども凄い人。
実は、私はまだ早朝 行ったことがないのです(~_~;)
なにせ、面倒臭がりの上、人ごみも、極寒の中外で並ぶのも嫌なので...。
でも、我が家のパパさんは 毎年早起きして頑張って行っています!
で、これが今年の戦利品!!!

・ポータブルDVDプレーヤー ($65.00)
・DVD-R 100枚入り ($4.00)
・TEL 留守電付 子機4台セット ($19.99)
・UPS- 無停電装置 ($19.99)
・ポータブルDVDプレーヤー用BAG ($14.99)
↑ これに入れると車の運転席の背もたれにDVDプレーヤーをセットできるそうです...。
そう、ごらんの通り、電化製品ばかり...。
我が家のパパさんは毎年、パソコン関係や電化製品ばかり狙っているのです "^_^"
ちなみに今年は 『あまり収穫が無かった』 とのこと。
ポータブルDVDプレーヤー用のバッグのように、
安くも無いのに 勢いで買ってきちゃって、失敗もしています。
もちろん、こういうときは 私の叱責を受けなければいけないのですが...。
また、これ以外にも大手のオンラインショップでもセールをしているのですよ~。
(来年チェックしてくださいね。アマゾンもやってます!!!)
で、オンラインショップでの戦利品は
・37インチ 液晶TV ($630.00 送料込み)
・Norton アンティウイルス 3ライセンス ($50.00 が無料になる予定)
無料になる予定というのは メーカーからのリベート ($50.00) があるからです。
メーカーにリベート (決められた額) を請求すると
メーカーから後日、キックバックとしてその金額が小切手で戻ってくるというシステムです。
今回は$50.00の商品に対して、$50.00のリベートがついていたので、
無料(タダ)で手に入れたことになるのです!
これって、凄くないですか???
タダですよ! タダ!無料!
数年前はこの方法でシュレッダーやラミネートマシーンなどをゲットしてきていました。
でも、実はリベートを請求しても戻ってこなくて、結局 高くついたものも過去にはいくつか...。
パパさん曰く、『大手の会社なら大丈夫』 とのこと???
ちなみに、失敗して買ってきてしまったDVD用のバッグも
オンラインショップでリベート使用で無料で出ていたそうです。(悔しい~)
と、こんな感じで我が家の電化製品が少しリニューアルした
今年のBlack Friday でした。
2006年11月14日
本場アメリカのハロウィーン 遅ればせながら Trick or Treat
投稿者 桜本梨恵子
10月31日のハロウィンを皮切りに、アメリカはホリデーシーズンに突入しました!
11月にはThanksgiving(感謝祭)、12月には言わずと知れたクリスマス。
また、ユダヤ教徒の人にとっては大きなお祭りハヌカもあります。
そして、大晦日、お正月...。2月のバレンタインデー、春のイースターまで...。
毎月のように大きなイベントがあるのです。
かなり遅れてしまいましたが、ハロウィンの1日をダイジェストでお伝えします。
そう、日本でもすっかり定着したハロウィン。
日本のお盆とよく似たお祭りなのですが、今ではその由来よりもイベント性の方がすっかり定着していますよね。
子供たちが仮装して 『Trick or Treat 何かくれないといたずらするぞ~』 といいながら お菓子を集めに回るのですが...。
もちろん 子供たちにとっては楽しいこのお祭り。
でも、ママにとっては結構大マなんですよ~(~_~;)
まず、9月末や10月に入ると家の周りをデコレーションします。

可愛いデコレーションだけじゃないんですよ。
怖~いデコレーションをしている家も結構多いのです。
スーパーやパーティーグッズ専門店、園芸店などに、このようなデコレーショングッズが並びます。
次に子供の衣装を決めないと!
おもちゃ屋さんをはじめ、スーパーなどでもコスチュームは売っているのですが、
ほとんどの人が パーティーグッズの専門店でコスチュームを買います。
息子も5歳ともなると、ママの意見は全くとおりません。
ピーターパンやトーマスに仮装してくれていた頃が懐かしいです (涙)。
私の経験上、赤ちゃんや 2~3歳くらいまでは、動物の着ぐるみや
可愛いキャラクター系 (トーマスやディズニーのキャラクター) が多いですね。
4歳~6歳くらいは男の子ならヒーロ系。パワーレンジャーやティンタイタンなど。
女の子はプリンセスが多いかな。
でも、小学校に上がると急に変わるのです!
男の子は怖い系。 スターウォーズのダースベーダーやスクリームなど...。
女の子に人気はウィッチ(魔法使い)。

我が家の生後2ヶ月のおちびさんも初仮装をしました!!!
ジャック・オ・ランタン (かぼちゃのお化け) です。

ちなみにこれは子供服店のセールで10ドルでした。(1200円くらい)
で、一番面倒なのは goody bag (お楽しみ袋)作りです。

ハロウィンだけでなく、バースデーやクリスマス、バレンタインなどイベントの度に
小さな袋にお菓子や小物 (鉛筆や消しゴム、シールなど、お菓子についてくる付録のようなもの) を詰めてお友達に配るのです。
何十個も作るのって、ホント大変なんですよーーー。
グディーバッグ用にお菓子や小物も大袋で売っています。

ちなみに これが今年の我が家のグディーバッグの中身です...。
体に悪そうなお菓子ばかり???

学校にもコスチュームを着ていき パレードやパーティーをします。
先生はもちろん、参観に来ている親の中にも ちらほらコスチュームを着ている人が...。
そして、通学路にいる交通誘導してくれるおじさんまでも!

お菓子を集めるのは夜というイメージがあるのですが...。
小さな子供たちは 夜回るより、日中 近くの商店街やモールで集めます。 (もちろん、夜もいく場合はありますが...)
これが意外と効率もよく、親にも嬉しいものがあったりしちゃうのです(^o^)/
ちなみに今年の戦利品で私が嬉しかったのは 『ドミノピザの半額クーポン券』です。
もちろん、ドミノピザのお店でもらったのですが...。
今年は学校帰りのそのままお友達たちと 近くの商店街をくまなく回りました。
ベビーカーを押しながら、付き添って歩いた私も最後は...ヘロヘロでした。
フラフラを通り越し、なんだかヘロヘロって感じ...。
さすがの息子も疲れたらしく、夜のお菓子集めは止めると言ってくれました。(ホッ)
そう、そしてもらうばかりではなく、夜はお菓子目当てに来るお化けたちにも対応しなければいけないのです。
玄関を開けてお菓子をあげるだけなのですが、これが結構面倒くさい!
あげるものが無くなったら、玄関に 『もうありません!』 と張り紙をしておけばそれ以上は来ないのですが、時々それでもしつこくチャイムを押してくる子もいるんですよね。
ただ、ハロウィンの時は仮装して襲ってくる犯罪なんかもあるので、ちょっと気を引き締めておかないと怖いです。
また、ハロウィンの日はティーンエイジャーによるいたずら 『卵攻撃』 もよくあるのです。
夜遅く、卵を家にぶつけてくるのですが...。
これがとても厄介で、早々に掃除をしないと、取れなくなるそうです。
我が家は未だ被害にあったことはないのですが、友人宅は今年、襲撃されたそうです。
そして、もっとも母親の頭を悩ませるのが、集めたお菓子の処理!
ハロウィンの後、いつもママ達の話題は 『お菓子をどう処分したか?』です。
バケツいっぱいのお菓子、しかも体に悪そうな物ばかり...。
我が家は集めたお菓子をほとんどそのまま、Giveaway用 (配る用)にしています。
が、それでも まだ少し戦利品が残っています...(~_~;)
こんな感じで、楽しいハロウィンが終わると、今度はThanksgiving (感謝祭)の準備で、
ママは息つく暇もありません...。
Thanksgivingについては、またあらためて...。
2006年11月03日
抽選永住権 (グリーンカード) を狙え!
投稿者 桜本梨恵子
映画のタイトルにもなった 『グリーンカード』
そう、それは アメリカで暮らしたい人、働きたい人にとっては喉から手が出るほど欲しい
夢へのパスポートなのです...。
それが ひょっとしたら手に入るかも???
皆さんも一度は耳にしたことのある 『グリーンカード』
でも、いったいそれって何 ???
簡単に言うと、『アメリカでの永住権 (定住・就労・出入国の権利 含)』 です。
アメリカで働く為には非移民就労ビザまたはグリーンカードが必要になります。
非移民就労ビザは、職種や役職によって色々な種類があるのですが、基本的には雇用主(会社)に申請してもらうので、退職や転職をするとそのビザは執行してしまうのです。
また、その種類により、滞在年数や更新回数など さまざまな制約があるのです。
それに引き換え、グリーンカードは移民局の審査なく自由に好きな職業にも就くことができる上、
原則的にはアメリカへの出入りも自由です。
それ以外にも、大学の学費などがアメリカ国民とほぼ同じになったり...etc。
とにかく、色々なメリットがあるのです。
つまり、私たち日本人がアメリカで働く為には、ビザサポートしてくれる会社に就職するか、
グリーンカードを取るしかないのです。
※ ではどうやってグリーンカードを取るの???
(1) アメリカ国内に存在する 会社がスポンサーとなって申請する
(2) アメリカ国籍を有する親族がスポンサーとなって申請する (国際結婚も含む)
いずれの方法もアメリカの審査はとても厳しく、手続きの段階でかなりの 時間を要します。
ちなみに我が家は(1)の方法で取得しました。申請から所得まで丸5年かかりましたよぅ~。
そして、もう1つ...
(3) 抽選永住権 『DV2008』を当てる!
これなら、誰ノでも可能性があると思いませんか! (確立は低くても...)
そして、な・な・な~んと今、この応募期間の真チ只中なのです!
なので、アメリカで暮らしたい!働きたい!と思っている方は是非挑戦してみてくださいね(^o^)/
私の周りでも、この抽選に当たった人が何人かいます。
なので、諦めないで!!!
※ ところで、抽選永住権って 何???
その名のとおり、『永住権を抽選でプレゼント!』 というプロジェクトです。
アメリカが1992年より移民促進制度の一環としてはじめたプロジェクトで、毎年およそ5万人分の永住権を厳正な抽選(コンピュータによる)によって配給する制度です。
ちなみに 今年度は、発給時期が米国の2008年度になることから、「DV2008」と呼ばれています。
(正式名称"The 2008 Diversity Immigrant Visa Program")
※ で、抽選永住権の申請方法は???
国務省のウェブサイト www.dvlottery.state.gov に詳しい応募方法が載っており、
ウェブ上から申請を行えます。(郵送やFAXでの応募は受け付けていません。)
ただし、当たり前ですが全部英語です!!!
でも、アメリカで働こう、暮らそうと考えているくらいですから、辞書を片手にがんばってトライしてみてくださいね。
※ 簡単な概要 (ご参考まで...)
応募受付期間 : 2006年10月4日~2006年12月3日正午 (米国東部時間)
サイト内の応募フォームに必要事項を入力
(1)応募者の氏名
(2)生年月日
(3)性別
(4)出生地
(5)出生国
(6)Japan
(7)写真 (応募者と配偶者と子供のデジタル画像)
(8)郵送先
(9)現在の居住国
(10)電話番号
(11)e-mail アドレス
(12)最終学歴
(13)既婚か独身か
(14)子供の数 ( 21歳未満)
(15)配偶者の情報 (名前、生年月日、性別、出生地、出生国、写真)
(16)子供の情報(名前、生年月日、性別、出生地、出生国、写真)
※ 申請に際する注意...
★ 配偶者や子供の申告漏れが合った場合は、面接の際失格となるので気をつけましょう
★ 1人1回の申請が原則です。2回以上応募したら失格になるので気をつけましょう
★ 郵送やFAXでは受け付けていないので気をつけましょう
★応募締め切り前は申し込み者が殺到するので、少なくとも締め切り1週間前に申請しましょう
当選者には2007年5月~7月の間に郵送で通知されるそうです。
その後、必要書類を提出したり、面接があったりで、
最終的にグリーンカードは2007年10月~2008年9月の間に発行される予定だそうです。
また、申請の代行や当選後の手続きのサポートをしてくれる会社も色々とあります。
『グリーンカード』とキーワードを入れて検索すれば、ヒットしてきますヨ。
ただし、もちろん有料です。
せっかくのチャンスです!
興味のある方は是非早めに応募を...。
2006年10月26日
アメリカにも 痴漢はいた!!!
投稿者 桜本梨恵子
実は先週、家の近所で痴漢にあっちゃったのです。
『痴漢=若い女性』 とか、『日本の電車の中』 と言う先入観があったので、ホントびっくり...。
というか、すごーく怖かったです。
今でも怖いのですが...。
不幸中の幸いとでも言うのでしょうか、
お陰でアメリカの犯罪捜査を少し垣間見れました(~_~;)
息子を迎えに行く途中(白昼堂々)、家の近くの道で後ろからお尻と腰をつかまれ、すぐに犯人は反対側に走って逃げていったのです。
アジア人が多く住んでいる、比較的安全な街に居る上、日本人気質で平和ボケをしていたので...。
だいたい、おばさんになってから 『痴漢』 にあうなんて思わないし...。油断しすぎていました。
本当に怖かったです。
しかも、犯人がヒスパニック系 (南米系) の体格の大きな人だったので、余計に怖かったです。
<注注注> 勘違いしないでくださいね。<注注注>
ヒスパニック系だったから 怖かった とかではなく、日本人ではない痴漢が初めてだったので怖かったのです。
私の痴漢のイメージとあまりにもかけ離れていたのです。
私の痴漢のイメージというと、ちょっと なよっとしていたり、ネクラな人だったり、ちょっと病的な人だったり...。
しかも、日本人しかイメージしたことが無かったのです。
なので、アメリカで痴漢と言う発想が私の中にはなかったのです。
しかも、この犯人、痴漢というより、アメリカ映画に出てくる 『犯罪者』 っぽい人だったのです。
『痴漢だけで済んでよかった』 というと変な表現ですが、
あの体格の人に もしも襲われていたら と思うと怖くてなりません。
今だから、こうやって書けるのですが、本当に本当に怖くて...。
アメリカに住んでいることを こんなことで再認識させられてしまいました。
でも、驚いたのはこれだけではありません。
警察の対応ナす!
日本なら痴漢にあって 被害届けを出したところで、お巡りさんが事情を聞いてくれるくらいだと思うのですが...。
な、な~んと、パトカー出動! 容疑者は拘束!
立派な指名手配犯となったのです。
残念ながら、つかまっていませんが...。
事件です!
当時、あまりにも不意を疲れた上、あまりの怖さで声も出ず、どうしたらよいのかわからないうちに 犯人は逃げていってしまったのですが...。
その現場からすぐ行くと 息子が通う学校前の大通りに出るのですが、丁度 そこに運良くパトカーが通りかかったのです。
事情を話すと (事件発生後、5分位しかたってない頃)、すぐさまパトカーが何台もサイレンを流してくるではありませんか?
そして、犯人が逃げた方向、その周辺に捜索のメスは伸びたのです。
犯人像は無線を通し、告げられ、まるで映画のなかの捜索状況でした。
そして、何箇所かで犯人らしき人物が拘束されたとの事...。
私はすぐさま、生後1ヶ月の息子と一緒に4WDのパトカーの後部座席に乗せられ、
拘束された人が居るところ、居るところに連れて行かれたのです。
後部座席部分はスモークが張られており、マジックミラーのような状態でした。
私からは外の様子がはっきりわかるのですが、外からは私の顔は一切見えないのです。
予断ですが、後部座席のドアは中からは開かない構造にもなっていました。
犯人が逃げない為なのでしょうね。
(日本でもパトカーに乗ったことはないので 知りませんでした。)
そして、並べられた容疑者を見て犯人が居るかどうか、確認させられたのです。
5~6箇所回ったかと思います。
しかも、ある場所では工事に来ていた6~7人のヒスパニック系の人が皆並ばされたり...。
なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
警察の人たちはなんと言って、その人たちを拘束していたのでしょうか?
気になります...。
『容疑がかかってる』 って言われたら 嫌だろうし...。
しかも、私が警察に話した犯人の特徴とは似つかわしくない人ばかりだったりするのですから...。
ですが、その人たちを見ながら、『右端の人より背が高かったか?』 とか 『真ん中の人より髪の毛は長かったか?』 などと、ある種、犯人の特徴をより明確にするために行われていた感もありました。
結局、犯人は見つからなかったのですが、後日、今度は警察に呼ばれモンタージュ作りです。
事件のあった翌日には、学校から市の公共の施設、商店などにまで事件の詳細は連絡が入っていました。
モンタージュが出来上がるやいなやそれもすぐさま公開されました。
モンタージュを描く人の技術にも驚かされました。
できることなら、デジカメでその様子をとってお伝えしたい、野次馬根性もあったのですが、さすがにそこまではできず...。
モンタージュの作成手順などは また改めて書かせていただきますね。
とにかく、アメリカと日本では 『痴漢』 に対する警察の姿勢も全く違っていることに驚きました。
当たり前ですが、『痴漢行為は立派な犯罪』 なのです。
そして、私は事件に巻き込まれた、立派な被害者なのです。
とても怖い思いをしたのですが、大難が小難で済んだ。
厄落とし厄落としと自分に言い聞かせています。
そして、アメリカに住んでいることを再確認する良い機会ともなりました。
自分の身、子供の身は私自身が守らなければならないこと、油断は禁物なこと。
犯罪は他人事ではなく、いつ自分にも降りかかるかもしれないこと。
常にいざというときに備えておかなければいけないことを痛感させられました。
悲しいかな、日本も年々、物騒になってきています。
皆さんも、気をつけてくださいね。
2006年10月16日
★スピード帝王切開★ 出産 in USA
投稿者 桜本梨恵子
紀子様より 数日早く 帝王切開での出産を終え、早や1ヶ月ちょっと。
眠れぬ日々と格闘する毎日...。気がつくと、NYはすっかり秋!
ご近所もハロウィンのデコレーションで日に日に気分は 『Trick or Treat 』
でも、あのスピード帝王切開はまるで昨日のことのようです★
そう、★明朝 6時!★ 出産 in USA でもお伝えしたのですが、
急遽、翌日の朝6時に帝王切開での出産に挑むことになってしまったのです。
当日は予定通り 朝の5時に病院に行き、採血をはじめ、点滴や色々計器をつけられながら、問診を受けていると、担当のドクターや麻酔医のドクターが かわるがわる笑顔で病室を訪れ、手術についての簡単な説明が...。
そうこうしているうちにアッと言う間に予定の6時。
夫と心配そうな息子の見送りを受け、病室のベッドごと手術室へ。
病室にはラジオで80年代のディスコミュージックのチャンネルが流れていて、ナースやドクターも口ずさんでいるし...。
なんだか、そんなところにアメリカを感じつつ、懐かしき 我が青春時代を思い出していたら、『オギャー』
『えっ? もう生まれたの?て言うか、出てきたの?』 at AM6:30
で、7時には先ほどの病室へ...。
その日は赤ちゃんは新生児室で預かってもらい、時々看護婦さんが顔を見せにつれてきてくれるだけで、すべてお任せ!
それより、今後の育児に向け、寝られるうちに寝ておこうと思い、すぐに夢のなかへ...。
ぐっすりと眠って目が覚めても、まだ朝の11時。
やはり、早起きすると1日が長いな~なんて思いながら、TVを見ることに。
このTVが優れもの★★★★★

TVの位置を患者の好きな位置に簡Pに変えられ、しかも、すべてタッチパネル。
インターネットにも接続できるし!
しかも、なんとキューカム (カメラ)付!
さすがに日本語は表示されないだろうと思いつつも、日本語のサイトを開いてみると、
な、な、な~んと、文字化けもせず、ちゃんと日本語のサイトも見られるではありませんか!
さすがに、日本の入力まではできませんでしたが...。
キーボードはタッチパネルになっていて、このTV1台で何でもできちゃったのです。
お陰で、あまり眠れなかったのですが...。(今更ながら後悔しています。)
食欲旺盛な私は、術後にも関わらず、お昼を過ぎるとお腹がすいてきて...。
看護婦さんに言うと、『リキッド状のものなら何でもOKなので、ルームサービスで好きなものを注文して!』 との事。
アメリカではお産の後、ステーキを食べるなんて聞いたことがありますが、さすがに帝王切開なので、一応 流動食と言うか、消化の良いもののよう。
ルームサービスのメニューはホテルのルームサービスのメニューさながら。
( 注:病院によって違うらしい )

貧乏性の私はここぞとばかり、
『ビーフストック (インスタントのコンソメスープみたいな味)』 『 イチゴのゼリー』 『 アップルジュース』 『アイスクリーム』 を頼んでしまいました。
流動食と言えども、カロリーは高めだし、消化に良いかどうかも???
これだけ注文しておいて言えた義理ではないのですが、
『やっぱりこういう時は 日本のお粥が一番だ~!』 と心の中でつぶやいていました。
こんな感じで、長い一日は過ぎていきました。
<2日目>
翌、2日目の朝には点滴も計器もすべて取り外され、
『 You are free!!! 』 ですって!
シャワーも浴びていいし、食事も今日からは何でもOKとの事。
痛かったら痛み止めを出すので、なるべく動くようにとの事。
なので、早速、シャワーを浴び、気分もさっぱり。
でも、痛み止めが効いているとは言え 普通には動けないし、痛いし...。
ただ、上の子の 出産後に比べると、痛む患部は違うにしろ数段ましでした。
(ちなみに上の子は 日本で経膣分娩でした。)
それは やはり、痛み止めのお陰ですよね。
日本では極力、痛み止めは使わない方針の先生が多いようですが、アメリカはとにかく 痛みを軽減することを一番に考えるみたいですね。
こらえ性の無い私にとっては ありがたかったです♪
とは言え、まだまだフラフラ~。
母乳もこの日から与え始め、おっぱいの時間や子供と会いたい時間にナースコールをすると、
看護婦さんがベビーを連れてきてくれるのです。
なんて、いたせりつくせり♪♪♪
日本なら、2日目からは 『おっぱいマッサージ』 や 『授乳指導』、『沐浴指導』 など 色々とあると思うのですが、アメリカは 良くも悪くも何も無い!!!
TVで赤ちゃんのケアーについてのチャンネルが用意されていて、それを見たかったら見るように勧められただけでした。
2人目の出産だった私にとっては、気楽で良かったのですが、これが一人目だったら ちょっと不安かも???
そして、2日目からは食事制限もなく、朝、昼、夜とおやつを好きなときに好きなだけルームサービスでお願いすることができました。

<3日目>
主治医の先生から、朝一番に 『明日、退院してもいいよ』 と言われちゃいました。
嬉しいような、もう少し病院でゆっくりしたいような...。
そう アメリカでは、経膣分娩なら2泊3日、帝王切開なら4泊5日が一般的な入院日数なのです。
この先の眠れぬ日々のことを思うと、一日でも病院でゆっくりと休みたかったのですが、上の子もいるし、
結局、3泊4日で退院しました。(望めば4泊いれたのですが...。)
日本だと帝王切開なら10日程入院するんですよね。
しかも、動き回れるまで3日~4日ほどかかるはず...。
最近になって思うのは、主治医の先生は 私が退院するまで毎日病院を訪れ、私の診察をしなければいけないので、多分、1日でも早く退院して欲しかったのでは?
しかも4泊していたら、日曜日にかかっていたし...。
これは私の被害妄想でしょうか???
<4日目>
4日目、主治医の先生の診察とベビーの小児科の先生の診察を終え、午前中に退院。
退院時間は好きなときでよいのですが、上の子が学校に言っている間に退院しておきたかったので、さっさと退院してしまいました。
日本だったら、経膣分娩ですら まだ病院のベッドでゆっくりしていられると思いつつも...。
しかも、日本なら 実家に帰ったりしてゆっくりできるはずが...。
家に帰ったら、お兄ちゃんになった上の子が 『ママの作ったご飯じゃないと食べない!』 と言い出す始末...。
ここも痛み止めのお陰!
動けちゃうんですよね。
しかも、『火事場の何とか』 と言うか、必要に迫られると人間何とかなるもんですね。
ハヤシライスを作ってしまいました。
食べながら、またもや 『日本なら、今日位から少しずつ歩き始めるんだろうな~』 なんて物思いにふけってしまいました。
無痛分娩の楽しいお産を望んでいたのですが、
かくして、スピード帝王切開での出産は幕を閉じたのです...。
これがアメリカの典型的なお産とは言えませんが、帝王切開にしろ、経膣分娩にしろ、
痛みをいかに軽減するかが、私が感じた 『アメリカのお産』 でした。
2006年08月30日
★明朝 6時!★ 出産 in USA
投稿者 桜本梨恵子
予定日より2週間早く 明朝 6時に出産することになっちゃいました!
長男は日本で出産。
今回は初めてアメリカで出産。しかも、急遽、帝王切開に…。
しかも、しかも な、な、な~んと、朝の6時オペスタート。
病院にAM5:00に来るように言われちゃいました。
以前、アメリカ人の友人が 『出産日だけじゃなく時間も予約する!』 って言っていたのですが…。
実際、私の周りの日本人ではそんなパターンはなかったので、すっかり忘れていたのですが…。
先週の検診の時、『赤ちゃんの成長が著しくなってきているので、このままだと帝王切開になる可能性があるので、来週 辺りにうみましょう!』 と、いとも簡単に言われたのです…。
もちろん、頭の中はクエスチョンマークだらけ??? 『え~っ???』
でも、次の瞬間、アメリカ人の友人が言っていたことを思い出しちゃいました。
出産において、『自然分娩』 や 『母乳育児』 がアメリカでブーム (ある意味ブームです)となりつつある今日においても、やっぱり 『合理主義 的出産』がまだまだ健在なんだな~と痛感させられちゃいました。
でも、どうせ、『陣痛促進剤』 を使って、早めに生まなければいけないのであれば、上の子供もいる私としては、ある程度こちらの都合というか、予定も先生にお話をし、日程を絞り込ませてもらったのです。
お陰で、事前に色々と予定を立て準備をすることもできました。
これって、計画分娩のプラス面ですよね。 特にワーキングマザーにとってはありがたい面も多いですよね。
で、今日、検診に行ったら、『羊水が少なくなってきている上、逆子』 と言うことで、急遽 帝王切開で出産に望むことになってしまったのです…(~_~;)
しかも、先生の診療に差しさわりの無い時間帯で、なるべく早くとなると…。
な~んと、『明日の朝の6時』 ですって!!!
6時にオペを始めるから 5時に病院で待ち合わせ?!
そう こちらでは、産婦人科で検診はしてもらうのですが、出産は担当の先生が提携している近くの病院で行うのです。日本のように、入院施設のある産婦人科医院ってないんです。
せっかく、LDR (陣痛・分娩・回復を同室で行える)完備の素敵な病院で、無痛分娩で生む予定にしていたのに…。
それを体験できないなんて…。
それより、何より、予想外の帝王切開だなんて…。 しかも朝6時!
とっても、とってもアメリカ的なお産になっちゃいそうです。
ショックを受けるまもなく、考えるまもなく、今日は事前の血液検査や入院中の息子に対する準備などであっという間に過ぎてしまいました。
そんな中、事情を聞きつけた友人から、
『帝王切開になった事にも、出産が早まったことにも、意味があるからこうなったんだし、
後、数時間後には赤ちゃんと対面できるんだから、がんばってね。』 と励ましのTELをもらいました。
なんか、急に心が軽くなってきて、今はただただ、数時間後に対面できる次男に想いを寄せつつ、
長男がどんなお兄ちゃんになってくれるのか楽しみです。
2006年08月26日
桜本 梨恵子 プロフィール
投稿者 桜本梨恵子

桜本 梨恵子(さくらもと りえこ)
1971年生まれ A型、
NY在住
★仕事
結婚を機にフリーのOAインストラクターとなり、大手企業や大学で講師を務めるかたわら、フリーのビジネスマナー講師としても企業研修で講師を務める。
その後、MBAをとりに大学院に通い、在学中に第1子を出産。
卒業と同時に仕事を辞め渡米。
その頃人生の転換期を迎え、本当に自分がしたい仕事をしようと価値観が変わり、アメリカにいながら、日本に 『インポートの子供服&木のおもちゃのお店 le petit lapin』 をオープン。
諸事情の為、2005年夏、実店舗を閉店し、オンラインショップに切り替える。
現在はインポートの子供服のバイヤー及び卸業を中心に、オンラインショップを管理。
近々、オンラインショップをリニューアルし、木のおもちゃの販売も手がける予定。
★アメリカ移住へのいきさつ
アメリカで出産し、子供を育てたいという安直な発想から、長男の妊娠がわかった段階で夫に転職してもらい、NYで暮らすことに…。
ただ、健康保険のことや在学中だった大学院のことなどを考え、渡米は長男出産後1年ほどしてからとなる。
★趣味
読書。
友人とのおしゃべり。(もう完璧趣味です。)
TV鑑賞。(最近、ロクラクと言う、日本のTV番組を録画して見る機材を購入。寝不足です。)
ショッピング。(もっぱら、ウィンドウショッピングですが…。)
★家族
夫と5歳になる長男、それとお腹のベビー(次男)の3.5人家族。
来月には4人になる予定。
★性格
何にでもすぐにはまってしまう性格です。
(でも、はまったものは結構長く付き合いますよ。)
また、やりたいと思うとどんなことをしてでもやってしまうタイプ(良しにつけ、悪しきにつけ)。
よろしく♪
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