ワーキングマザースタイル ・お受験術


不利といわれるワーキングマザーのお受験ですが、みんなで情報を持ち寄って、少しでも負担を少なく、お受験から何かを得ていきましょう!


2012年10月30日

楽しく準備♪小学校受験「小学校受験する?しない?」


投稿者 和田理恵

東京の小学校入試は11月1日から始まります。2月に試験があるかと勘違いしていたくらい小学校受験のことを知らなかった私も、今ではこの直前の時期、親がどんな気持ちで子供の体と心の調子をととのえようとしているのかよく理解できます。我が家の三人の子供達も小学校受験を経験したからです。

一番上の子が年中になる少し前、夫が「小学校受験をさせたい」と言い出した時にはびっくりしました。夫も私も地方の公立小育ちです。私は中2から東京に来て、初めて私立小の存在を知りました。近所の小学生達が楽しそうに友達と帰っている中、他の子と違ったランドセルを背負い黙々と歩いている男の子を見かけ、なんだかかわいそうな気がしたのを覚えています。だから、夫には「小学校受験は考えられない」と反対しました。

でも、もし高校以上に進むことを考えているならばいつかは受験をしなくてはなりません。高校受験、中学受験、そして小学校受験。幼稚園に入る前のお子さんならば一貫校の幼稚園受験も選択肢に入ります。

どのタイミングで受験をしたらいいか。

これはその家庭ごとで判断が違ってくると思うのですが、我が家は小学校時代を充実させたいなという思いを夫婦で共有していました。
思い切り遊ぶこと、楽しく学ぶこと、これを子供達の人生にプレゼントしたい、と。

私立小学校を調べてみると独自の教育をしていて面白そうな学校がいくつかありました。そして正直にいえばもし入学できたなら中学受験のために何年間も塾通いをしなくてもすむところ、高校に進学できるところ、にも魅力を感じました。実は私、高校受験で大失敗しているもので……。

と、小学校受験に前向きになってきたところで、数々の怖い噂を耳にしました。最初に聞いたびっくり情報は「背の高さくらい問題集をやらないと受からない」。そして根強くささやかれる「関係者でほとんど決まっている」的な話の数々。受験前になるとスリッパの色や髪ゴムの飾りまで細かい情報が入ってきます。

それらの噂に翻弄され、不安いっぱいのままのぞんだ一番上の子の受験。背の高さの何分の1かの問題集しかやっていず、親、親戚を含めても私立小と何の縁もなく、模擬試験の成績もふるわなかった……のに、実際の受験では快進撃。一番行きたかった学校に合格した時は信じられない思いでした。

試験が終わって初めて学校が受験者に求めていることが理解できたような気がしました。いわゆる受験準備のための「お教室」でなされていた数々の準備の意味にも気づきました。

学校にもよるのでしょうが、小学校受験では純粋に知識の多少だけで合否が決まるわけではありません。季節の行事を祝うこと、一緒に料理をすること、公園で遊ぶこと、おしゃべりをすることまで実をいえば小学校受験合格の鍵になりえます。親子で楽しく遊ぶことが受験の準備にもなるなんて素敵だ!というのが私が小学校受験を2番目、3番目の子にもさせた大きな理由でもあります。

噂にまどわされたり、背伸びをさせてしまってつい怒ったり。そんなことを私も経験しましたし、今大変な思いで渦中にいる方もいると思います。

小学校受験をする人は少数かもしれません。でも苦しんでいる人がいるのなら、どうか少しでも力になりたい。素敵な体験だと思えるような小学校受験準備をして欲しい。そう願って、およそ10回のシリーズで小学校受験準備のrie的コツを紹介します。

どうぞよろしくお願いします。

小学校受験については、
桜乃ゆめさん「小学校受験に必要なもの」
竹之内ふうこさん「家庭でできる、小学校お受験の準備」
の記事もぜひあわせてお読み下さい。

他にも「お受験術」のアーカイブに受験ママアンケートが多数アップされていて、参考になります。


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2010年10月29日

がんばれ、受験生


投稿者 桜乃ゆめ

11月1日は、東京都の主要な私立小学校の受験日ですね。
10月に入り、お受験ルックのご家族を見かけることが多くなり、
娘の小学校受験を思い出します。

関東地方は、ここ1週間でぐっと気温が低くなり、
お受験を控えたご家庭では、お子様の体調管理が本当に心配ですよね。

娘の学校も今日の午後から受験にむけての準備が本格的に始まります。

娘の学校では、6年生の在校生が受験のお手伝いをいたします。
受験したときは、緊張する子供にやさしい言葉をかけてくれたり、
親にも丁寧に案内をしてくれて、なんて立派なんだろうって思いました。
その立場に娘もあと2年したらなるんだな、、と時間の早さに驚いています。

本番まであと3日。
みなさまの参考になるかわかりませんが、
自分がお受験したときの本番直前のことを少しお伝えしておこうと思います。

すでに、10月に神奈川、埼玉の私立小学校のお受験は終了し、その結果もすでに出ているこの時期。
色々な気持ちで本番にのぞまれる状況だと思います。

我が家も、10月に神奈川の私立小学校を2校受験し、
その結果に右往左往している時期でした。

もうこのタイミングになると、最後の追い込みで勉強、、、というより
メンタル面でどういいコンディションで当日を迎えさせるかが大事になると思います。

中学校受験と違って、小学校受験は試験を受ける本人がまだ年齢が幼いです。
たくさんお勉強していても当日の本人のコンディションに試験結果は大きく影響を受けると思います。

じつは、我が家は10月の神奈川のお試験のあと、娘のストレスがピークに達し、なんと自分で前髪を切ってしまう、、という事件がありました。

もう、ビックリ、あんぐり。
娘は泣きじゃくる、私はパニックに陥る、、、本当に、最悪な状態でした。

結局、いつもいっているヘアサロンで何とか格好が悪くないようにしていただいたんですが、
これは本当に娘の精神面を落ち着かせなくては!と実感し、受験前の2日間は仕事も休み、娘とゆっくりすごすことにいたしました。

私は、娘が動物好きだったので、モルモットやウサギとふれあえる動物園に行きました。
そのあと、幼児教室の先生に、「大丈夫だよ」って娘をぎゅーっと抱きしめてもらってきました。

じつは、その帰り道不思議なことがありました。青い小鳥を見たんです。
とつぜん、小鳥がバサバサって飛んできて、娘の足元におりてきて、また飛び去っていったんです。
この話、主人も信じてくれないんですが、本当です。
娘と二人、ぽかーんとしてしまいましたが、たしかに青い小鳥でした。。

「青い小鳥だね」
「ほんとだね。ママ」
「きっと明日は大丈夫だね」
「うん、そうだね。小鳥かわいかったね。モルモットもかわいかったね。」

そんな会話をして帰ったのを覚えています。

夕食もいつものメニュー。
ちょっと早めに娘は寝かせて、本番の洋服、持ち物、受験票などを最終確認して私も早く寝ました。

お受験されるみなさま、きっと不安でいっぱいなことだと思います。
それ以上に、お子さんも緊張しています。

やるべきことはやったと思います。なので、最後の3日はお子さんのコンディションを整えるに注力してお過ごしください。

ありきたりになってしまいますが、
がんばれ、受験生! がんばれ、ご両親のみなさま方!

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2010年03月31日

ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート その15


投稿者 WMS情報局

お待たせいたしました。2010年のとれたて受験体験記です。
神奈川在住Aさんからです。どうもありがとうございます。

小学校受験を2度体験され、今年中学受験をされました。

●データ編

・お子さんが受験した年 
2003年11月(兄、小学校)2006年10月(妹、小学校)2010年2月(兄、中学校)

・受験した学校数 
3校 2校 6校

・幼稚園・小学校・中学校・高校・大学?
小学校2回 ・中学校1回

・本命
ヽ倉私立共学 同左 2I融堽男子校

・4月から通う学校。本命かどうかも。
横浜市内第二志望

・お母さんの働き方
フルタイム

・ご自分の受験経験
中学受験のみ、大学は推薦

●意識編(中学受験について)

・受験を意識しだしたのはいつごろ
私立小だったので、男子は全員受験。3年生2月からの通塾は考えていましたが、妹の小学校受験とかさなっていたので、(10月の入塾テスト)同級生のお母様からの情報で急遽受けました。意識は小学校入学と同時に常にしていました。

・自分の受験体験と子供の受験への考え方、どうシンクロしていますか?
あまりシンクロしていません。異なりすぎます(過熱、高度な受験問題)

・旦那さんとはどう話し合いましたか?
主人の方が熱心でした。私は後追いです。

・旦那さんのサポート体制はいかがでしたか? 
主人が主で、私がサポートでした。

●準備編

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【塾・教材】
近くの進学塾に小3 2月より通いました。


・受験準備の様子を具体的に教えてください。【生活面】
塾任せでしたが、6年生1月より親も勉強を見るようになりました。

・働いていることでの苦労と、どうそれを乗り越えたかを教えてください。
学校説明会は4年生の頃から、夫婦それぞれこつこつ回りました。これは面倒がらずにやるべきです。行ったこともない学校を受けることだけは親子ともしたくないと思っていました。塾弁は近所に住む実家の母をたよりました。私自身出張が多かったので、シッターさんに助けられました。

●直前・当日

・どのように調整しましたか?仕事との調整などはいかがでしたか?
夫婦二人で分担し、休みをとりました。

・当日に心がけたことは? 
あせらず、ゆっくり。子供に対しプレッシャーをかけないよう心がけました。でも親の緊張を子供に見抜かれていました。

・面接のときに働いていることについてどう説明しましたか
(小学校受験の時) カトリックの学校だったため、(働く母は不可と噂されていた)素直に、学校第一と考えている(仕事は第二)とお伝えしました。

●感想

・乗り切っての反省点
もう少し勉強させたかった。

・ここが成功もしくは失敗のポイント
最悪の事態を常に考えていた(受験に対し楽観的に考えないようにと思っていた) 高偏差値の学校ばかり受けない。(不合格の確率があがるため)→自信過剰のお母さんがかなりいて、(高偏差値ばかり受け続ける)結果、悲惨だったことをみると、最悪の事態を想定することは、必要なことかもしれない。

・これから受験をするワーキングマザーにアドバイスを
専業主婦のお母様より、物理的時間が限られています。私はしませんでしたが、塾以外に、自分がいない時に家庭教師に頼んでいた方もいました。お金が全てではありませんが、お金で解決できる時はそれも可です。子供にべったりより結果はいいような気がします。

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ありがとうございました。ご主人さま主導の受験というのは、フルタイムで働いている場合はとても理想的な気がします。またお金で解決できることはお金で解決するという現実的な対処法は、重要だと思います。
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まだまだ募集しております。ぜひ、こちらから、およせください。

●今までのアーカイブ
その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 その9

その10  その11  その12  その13  その14

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2010年02月22日

【募集】受験体験記募集します!


投稿者 WMS情報局

2006年からの連続企画。毎年募集して大きな反響を呼ぶ受験ママアンケート。今年も募集いたします。

今までのアーカイブ
その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 その9

その10  その11  その12  その13  その14

幼稚園・小学校・中学校・高校・大学、公立・私立を問いません。ぜひ他のワーキングマザーの受験力を高めるためにぜひぜひお力を貸してくださいませ。

以下をコピペして、メールで送ってくださいませ。

====ここからコピー=======

●データ編
・お子さんが受験した年
・受験した学校数
・幼稚園・小学校・中学校・高校・大学?
・本命(例:都内私立など)
・4月から通う学校。本命かどうかも。(例:都内国立。第二志望)
・お母さんの働き方(例:フルタイム)
・ご自分の受験経験(例:中学まで公立、あとは私立)


●意識編

・受験を意識しだしたのはいつごろ

・自分の受験体験と子供の受験への考え方、どうシンクロしていますか?

・旦那さんとはどう話し合いましたか?

・旦那さんのサポート体制はいかがでしたか?

●準備編

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【塾・教材】


・受験準備の様子を具体的に教えてください。【生活面】


・働いていることでの苦労と、どうそれを乗り越えたかを教えてください。(説明会出席や塾弁などを具体的にお願いします)

●直前・当日

・どのように調整しましたか?仕事との調整などはいかがでしたか?

・当日に心がけたことは?

・面接のときに働いていることについてどう説明しましたか

●感想

・乗り切っての反省点

・ここが成功もしくは失敗のポイント

・これから受験をするワーキングマザーにアドバイスを

========ここまでコピー==========

メールにていただけると幸いです。

どうぞご協力よろしくお願いいたします。

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2010年02月21日

【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第17回 中学受験終了!


投稿者 竹之内ふうこ

終わりました、我が家の初めての中学受験。
無事に、第一志望校に合格をいただくことができました。
今は、あこがれの制服の採寸も終え、制鞄などのグッズも買い揃え、宿題ももらい(汗)、まだ受験終了から2週間ちょっとしかたっていないのに、あの張り詰めた怒涛の日々がずいぶん昔のことのように思えます。

受験が終わった瞬間、娘はというと、真っ先に封印していたDSを再開して「腕が落ちたー!」と嘆きつつ、たんまり撮り溜めたドラマを見、夜はハハが隠し持っていた漫画を読んで夜更かしをし、下校後は「玄関にランドセルを放り投げて遊びに行く」を実行しつづけ、遊園地で開園から閉園まで遊び続け・・
とまぁ、お決まりの「遊び狂い」状態(汗)。まぁ、これを楽しみに受験を乗り切ったのでしょうから、今は好きなようにさせています。

私はというと、手続きやら説明会やらが終わっても、子どもたちのようにパキッと受験気分から切り替えられず、「中学受験ってこういうものか」とモヤモヤグルグル考えるものもあり、2週間以上たった今頃、やっと、「終わったんだなぁ〜」感がジワジワとやってきているところです。


まずは、我が家の受験スケジュールを書き留めておきたいと思います。

2/1 午前 第1志望校受験
    午後 第2志望校受験
   夜  第1志望校合格発表(○)第2志望校合格発表(×)
2/2 午前 第3志望校受験
    午後 第2志望校受験
   夜  第3志望校合格発表(○)第2志望校合格発表(×)
2/4 午前 第2志望校受験
   夜  第2志望校合格発表(○)


第1志望校は、以前から私が娘に行って欲しい学校の第1志望でもありました。
でもこの学校が娘の第1志望になったのは、去年の10月です。きっかけは、塾でたまに会う「あこがれのお姉さん」。偶然、その学校の生徒さんだったんです。
これがまたものすごいあこがれようで、学校を選ぶ基準が制服オンリーの娘を、ブレザー派からセーラー服派に変えさせたほど。「今日、あこがれのお姉さんにニコッてしてもらえた〜!」というだけで、寝るまで超ハイテンションの娘。(塾の先生に聞き込み調査をすると、「あこがれのお姉さん」は高校3年生で、最近、無事に第一志望の歯科大に合格されたそうです。)
今思えば、娘の勉強スイッチが入ったのはこの頃で、自習室でも集中して長時間勉強するようになった頃です。

元々の成績がイマイチだったというのもありますが、勉強スイッチが入った秋以降、スランプ気味だった算数も戻り、順調に上り調子でした。
1月に入り、お試し受験を経て、完全本気モードになってから、大穴だった理社の知識詰め込み作戦も功を奏し、またグンと伸びたのではないかと思います。
第1志望校、第3志望校は、偏差値的には堅い線でしたが、何が起きるかわからないのが中学受験・・合格発表で受験番号を見た時は、飛び上がって喜びました。

さて、第2志望校は・・志望校の設定としては普通ではありませんが、第1志望校よりも偏差値は7〜8ほど高いチャレンジ校です。
過去問もほとんどこなせず、受験すること自体も迷っていたのですが、1月に入って力がついたことを実感していたので、淡い期待を抱いて受験するも、2日連続の×。
4日は記述問題が多く、募集人員も少なく・・まさか「4日も受けさせて」と言われるとは思いませんでした。試験前日、寒さをこらえてハハは追加出願に走りました。
3日の夜は、去年の2/4の過去問に取り組み、塾の先生3人がかりで解説してもらい、やるだけのことはやったようです。
そして、ラストチャレンジで、まさかの合格。塾の先生もひっくりかえってました(汗)
「最後まで粘る。あきらめない。」この点に関しては、私より娘の方が上でした。

こうして、我が家の受験は終了しました。


やはり中学受験の世界は厳しく、周りを見ると、第一志望校に行けるのは、全体の4分の1〜3分の1くらいではないでしょうか。
結果だけ見れば大成功した我が家でも、私は気持ちの切り替えがすぐにはできませんでした。
終わってもなお、今までの不安や緊張感、そして受験の生々しさが、残っているのです。「終わった〜!スッキリ〜!」にはならないのです。
各ご家庭ごとに、それぞれのドラマがあったと思います。
午後入試などで受験機会が増え、どこかしらの合格をつかむ可能性も増えたものの、不合格だった時の子どもの泣き顔や、自分の辛さ・・思い出すとまだ涙が出るというお母さんもいらっしゃいます。

我が家の娘は、

「これやりなさい」
「はーい (やりたくなくても、言われたことはやる)

というタイプの子ではなかったので、受験勉強を進めるのに、それはそれは苦労だらけ、紆余曲折しまくりの準備期間でした。
転塾もしたし、受験勉強お休み、という時期もありました。
そんな状況の中、娘の将来を考え、学力をつけさせたくて、私なりに全力で娘に向き合い、娘を知ろうと努力し、いろいろな勉強法・教材を調べては試し、塾の先生を頼り、娘の受験をバックアップしてきました。思い返すと、うまくいかないことの方がずっと多かった、いえ、ほとんどのことがうまくいかなかった、悩み多き3年間でした。

そしてやっと・・やっと年が明けてから。
娘の本気モードには目を見張るものがあり、また本番に向かう気持ちの面でも、「この子は強い。この子は成長した。」と思えました。
本番前なのに、「これで充分・・」と思えました。「中学受験は結果ではない」と心から思えた瞬間でした。中学受験の道を選んでよかった・・初めてそう思えた瞬間でもありました。

私、3年間もこんな記事を書かせていただいてますが、自分で経験してみて、「中学受験はした方がいい!」と皆さまに勧めるつもりは全くありません。
親子で成長できる、とか、努力はどんな形であれ実を結ぶ、とか、言うのは簡単です。
たまたま我が家は、最後が上り調子で結果がついてきましたが、それはほんの2〜3カ月。それまでに、切り捨てたものも多かったし、どれだけ悩み、消耗したことか。
小学生時代に、このような試練が本当に必要だったのか。子どもの心身の健全な成長のさまたげにはならなかっただろうか。
戦いが済んだ今は前向きにとらえられますが、もしも3年前に戻れるとしたら・・同じ道を選ぶかどうかは、正直、微妙です(笑)

今はもう、何事もなく試験当日を迎えられたことに感謝しつつ、幸運にも合格をいただけたことに大感謝しつつ、これがスタート地点だということを忘れずに!!
頑張った娘には、自分で選んだ中学校で、大好きなことをたくさん見つけて、生き生きと、中学校生活を楽しんでほしいと思います。
私も、このエントリーを機に、中学受験はスッパリ終了させ、スッキリしようと思います。


娘だけじゃなくて、私も少しは成長できたのかな〜?できてたらいいんだけど♪
忍耐力だけはついたハズ(笑)

この春は、しばらくそっちのけだった下の子をケアしつつ、ぐじゃぐじゃの家をキレイに整え、日々の生活を楽しむことを取り戻すぞー!!


中学受験を終えられた皆さま、本当にお疲れ様でした!
そして、これからという皆さま、「冬来たりなば、春遠からじ」です。頑張ってくださいね♪


17回にわたって読んでいただき、ありがとうございました!!

【働きながらお受験を目指す】 第1回 中学受験、する?しない?
【働きながらお受験を目指す】 第2回 中学受験の目的は?
【働きながらお受験を目指す】 第3回 親の役目
【働きながらお受験を目指す】 第4回 中学受験の塾選び
【働きながらお受験を目指す】 第5回 受験勉強、ひと休み?
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第6回 「やらされる勉強」から脱出!?
【習い事と中学受験の両立を目指す!番外編】もうすぐ夏期講習の巻
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第7回 「個別指導」と「グループ授業」
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第8回 「あと1年!」を効率的に学習するために
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第9回 初めての外部模試♪
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第10回 学校行事との両立?
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第11回 夏は受験の天王山?ふぅ。
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第12回 カフェ勉のすすめ♪
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第13回 志望校を絞るの巻♪
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第14回 暗記・暗記・暗記!の巻♪
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第15回 「お試し受験」の巻♪
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第16回 本番直前

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2010年01月26日

【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第16回 本番直前


投稿者 竹之内ふうこ

とうとう2月1日の本番まで1週間をきりました。
意外と持ち物準備に時間がかかってしまった1月受験の体験をもとに、ちょっと早いかなと思ったけど、おとといの日曜日の夜に、持ち物と着る服の用意をしました。

鉛筆にキャップをはめ、輪ゴムで束ね、それをどのペンケースに入れるか。
胸元のリボンのゆるみ具合、スカートの丈、ハイソックスかタイツか?タイツの色は黒?紺?

などなど、大人にとっては「どれでもいいだろー!」と思えることにやたらこだわる娘なので、一晩、時間を与え、納得いくまでファションショーと持ち物準備をさせました(笑)
こんなことに2時間も3時間もかけるなら、漢字や社会でもやってほしいところですけど、そこは直前期、「準備は万全」という安心感を優先しました。

今週は、塾では、どの教科も「最後の授業」になります。
6年生担当の先生方、湯島天神にお参りに行ってくださったそうで、昨日はその写真も見せてもらったりしたみたいです。
熱心にサポートしてくださる塾の先生方には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

約3年、紆余曲折ありましたが、それなりに受験準備をしてきて、初めて私も
「ああ、今、娘は、ほんとの本気モードだな・・」と感じることができています。
やっぱり1月だったか・・というのは置いといて(汗)、よくここまで辿り着けたなぁ・・と、しみじみしてしまいます。
いやいや、しみじみするのはまだ早い!
本番に向けて、あとはメンタル面でのサポートと、健康管理に励まなければ・・

と思っていたら・・

昨夜2時頃、何度かトイレに起きた娘・・ひどい下痢をしていたようで。
ノロ注意報が学校でも出されており、隣のクラスでは発症していえるお子さんもいるとか。
勘弁してーー!と眠気もふっとぶハハ。

「またお腹痛くなるかもだから、学校休めば?」と言っても、
「お腹の調子が悪いのは最近はいつものことだよ」なんてケロッとしてます。
吐き気はないということなので様子見ですが、今日は学校にインドの方が来てくださって一緒にカレーを作る日だそうで、宿題の玉ねぎの縦薄切りしたものを持って登校しました。
弱った胃腸にスパイスたっぷりのカレーですか・・(T_T)

もしかして、強気な娘も、直前の緊張とストレスが胃腸にきているのかもしれません。
「ストッパ」をお腹が痛い時に試しに飲ませたら、「よく効くね」と言っていたので、ストッパ様をお守りに、あと少し、頑張って突っ走って!
マスク嫌いなのに、今朝は「今日からマスクしていこうっと」なんて、マスクをして行きました。
登校する後ろ姿を見送りながら、成長したな・・と、なんとも感慨深い朝でした。

11歳にして大きな本気体験をしている娘に、家族一丸となってエールを送りつつ、これから本番に突入したいと思います。
結果は「時の運」。どんな結果でも、受け入れます。

受験生の皆さん、お互いに頑張りましょう!

【働きながらお受験を目指す】 第1回 中学受験、する?しない?
【働きながらお受験を目指す】 第2回 中学受験の目的は?
【働きながらお受験を目指す】 第3回 親の役目
【働きながらお受験を目指す】 第4回 中学受験の塾選び
【働きながらお受験を目指す】 第5回 受験勉強、ひと休み?
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第6回 「やらされる勉強」から脱出!?
【習い事と中学受験の両立を目指す!番外編】もうすぐ夏期講習の巻
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第7回 「個別指導」と「グループ授業」
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第8回 「あと1年!」を効率的に学習するために
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第9回 初めての外部模試♪
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第10回 学校行事との両立?
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第11回 夏は受験の天王山?ふぅ。
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第12回 カフェ勉のすすめ♪
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第13回 志望校を絞るの巻♪
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第14回 暗記・暗記・暗記!の巻♪
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第15回 「お試し受験」の巻♪

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2010年01月20日

vol.117:トラックバックテーマは「公立へのこだわり、国立・私立へのこだわり」


投稿者 村山らむね

2010年、最初のトラックバックテーマは、 【子供時間モード】 です。

子ども手当ての支給が、子育て家庭からも賛否両論です。そんななか、古織田奈葉さんからの問題提起「子ども手当ても必要だけど、公立教育の充実を!!」がスタッフ間でも話題になりました。

もちろん公立教育の充実は国民的な課題かと思います。とはいえ、自分の子どもは公立ではなく、国立や私立に入れたいという人もたくさんいます。ワーキングマザーが、中学受験どころか小学校受験に子どもを挑戦させるのも、すっかり珍しくなくなっています。

みなさんの中にも、小学校受験や中学受験にこだわりを持っている人、公立へのこだわりを持っている人、さまざまいらっしゃると思います。ぜひ、それぞれのお考えを聞かせていただければと思います。

A、小学校受験をさせた、もしくはさせたい派
B、中学受験をさせた、もしくはさせたい派
C、小中は公立で、派

というそれぞれの選択について語ってください。これから小学校に上がるという方も、現時点での書ける範囲をぜひ、お書きください。

A、小学校受験をさせた、もしくはさせたい派
1、ご自身の歩んできたコース
2、どうして小学校受験させましたか?国立・私立のもっとも魅力的な点などを含めて教えてください。
3、結果と現時点でのお子さんにとってのメリット・デメリットを教えてください。
4、国立・私立のもっとも満足できる点と、不満な点を教えてください。
5、公立小がもっとこうだったら、公立を選んだのにというポイントはありますか?
6、少子化政策、教育政策、など、子供関連の政策について思うところをお願いします。

B、中学受験をさせた、もしくはさせたい派
1、ご自身の歩んできたコース
2、公立小学校にお子さんを行かせた長所・短所を教えてください。
3、どうして中学受験させましたか?私立のもっとも魅力的な点などを含めて教えてください。
4、結果と現時点でのお子さんにとってのメリット・デメリットを教えてください。
5、私立のもっとも満足できる点と、不満な点を教えてください。
6、公立中学がもっとこうだったら、公立を選んだのにというポイントはありますか?
7、少子化政策、教育政策、など、子供関連の政策について思うところをお願いします。

C、小中は公立で、派
1、ご自身の歩んできたコース
2、公立小学校・中学校にお子さんを行かせてのお子さんにとってのメリット・デメリットを教えてください。
3、どうして受験をさせませんでしたか?理由を教えてください。
4、小学受験もしくは中学受験をさせればよかったと後悔したことがあればどんなときですか?
5、公立小中がもっとこうだったら、いいのにと思うポイントはありますか?
6、少子化政策、教育政策、など、子供関連の政策について思うところをお願いします。


ちなみにお答えいただくときは、匿名で結構です!

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2010年01月13日

【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第15回 「お試し受験」の巻♪


投稿者 竹之内ふうこ

始まりました!中学入試。
1月10日の埼玉県に続き、1月20日からは千葉県。
埼玉、千葉の学校が本命の皆さん、自分の実力を出し切って頑張ってください!!
その他、地方の私立中の入試も、東京の会場で行われています。

ここ数年、東京・神奈川在住で、本命校の入試が2月1日〜の受験生も、1月入試、いわゆる「お試し受験」をするパターンが多いようです。
実際は遠くて通えない学校を、2月の本番のための練習、という位置づけで受験するのです。
塾からも、必ず受けてください、と言われます。

我が家も、先日、1校だけ受けました。
地方の学校なのですが、会場は東京の大学です。
会場が大学の大教室、受験者は2000人以上、という状況なので、本番の試験とは全然雰囲気も違うのですが、寒い時期に遠くに受験しに行くのがいやだったのと、模試のような結果報告書を出してくれるというので、最後の弱点見つけにもいいかなと思い、受験しました。

模試っぽいとはいえ、やはり本番は本番です。
娘も、前日の持ち物の準備に手間取ったりしていたので、やはり体験しておいてよかったと思ってます。

試験が終わった後も、

やはりカイロは持っていく(私が持って行けーって言ったのに「いらない」と持っていかなかった)
鉛筆をまとめる輪ゴムは1本ではなく2本がいい(鉛筆は、転がり防止のため、輪ゴムで束ねて机の上に置くのです)
消しゴムにも輪ゴムを巻いた方がいい

など、自分で気付いたこともあり、2/1の本番に活かせると思います。

お正月に去年の過去問に取り組んでいたのですが、娘には難しかったらしく、途中で投げ出す始末。
私も、1月はもっとレベルを落とせばよかった・・と後悔し、こりゃやばいかも・・とドキドキ。
めずらしく本人も「落ちたらどうしよう」と弱音をはいていました。
本番の試験は、過去問のように「全然できなかった」というわけではなかったみたいなのですが、どうなることやら。
その学校には入学はしないんだから、合否はどうでもいいといえばいいのですが、本命に向けての勢いをつける、という意味で、やはり合格は欲しいものです。
明日、合否が分かります。ちょっぴりドキドキ。

しかしこの学校、今年の出願者は2600人だったそうな。
試験終了後なかなか会場の建物から出てこない娘を待ちながら、ついつい、出願料15000円×2600人を計算してしまいました(笑)
東京から何人入学するかは分かりませんが、知名度も上がり、東京の受験生の役にたち、そしてその利益で学校の施設がよくなったりするのであれば、それもアリですよね。


周りの1月受験をしたお子さんたちの合格が次々と分かってきています。
やはり同じ塾で一緒に勉強してきたお子さんの合格は、娘にとってとても励みになるようで、自分のことのように興奮し喜んでいます。
今は毎日塾に詰め、「試験が終わったら塾に直行するからね!」などなど、娘にとっての塾の存在の大きさが分かります。

あと少し・・この調子で、テンション下げず、風邪引かず、突っ走って・・
それだけを祈ってます。

さぁ、これからのハハの役目は、出願。
願書の清書もしなければ(汗)

受験生のチチハハの皆さん、胃に悪そうな、落ち着かない日々ですが、あと少し、健康第一で、がんばりましょう!


【働きながらお受験を目指す】 第1回 中学受験、する?しない?
【働きながらお受験を目指す】 第2回 中学受験の目的は?
【働きながらお受験を目指す】 第3回 親の役目
【働きながらお受験を目指す】 第4回 中学受験の塾選び
【働きながらお受験を目指す】 第5回 受験勉強、ひと休み?
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第6回 「やらされる勉強」から脱出!?
【習い事と中学受験の両立を目指す!番外編】もうすぐ夏期講習の巻
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第7回 「個別指導」と「グループ授業」
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第8回 「あと1年!」を効率的に学習するために
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第9回 初めての外部模試♪
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第10回 学校行事との両立?
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第11回 夏は受験の天王山?ふぅ。
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第12回 カフェ勉のすすめ♪
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第13回 志望校を絞るの巻♪
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第14回 暗記・暗記・暗記!の巻♪

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2010年01月01日

がんばれ!受験生とその母


投稿者 村山らむね

2010年、明けましておめでとうございます。
あまりおめでたくない面持ちでいらっしゃる、受験生の母のみなさまもいらっしゃるのではないでしょうか?我が家も、塾の先生から事実上の敗北宣告(「娘さんは中学受験には向かないと思います」と、11月にもなっていわれてしまいました(泣))を受けて以来、ある意味ちょっと気が楽になってはいるのですが、それでも、後悔しないようにできるだけのことはやる!との思いで、娘を応援しています。

ところで、合格グッズというもの、すごくいろいろ出ているんですね。

受験生親子のための合格ノウハウ大事典 プレジデントFamily(ファミリー) 2010年 02月号 [雑誌]

これらの雑誌の特集に、受験生やその保護者が持つべきものの特集があって、我が家もいろいろ買い揃えました。

合格鉛筆・合格消しゴムなどの筆記用具
娘がどこからか聞いてきて、ロフトに買いに行きました。関羽のデザインで、シャープペンの芯とか消しゴムなど、いろんな種類があります。筆記用具は一番目にするので、本人の気の済むものにしてあげるのがいいですね。

デジタル表示とアナログ表示のどちらもがあり、かつ置いても安定のある腕時計
時間配分が苦手な娘。ちょっと焦ってあちこち探し、結局、g-shock miniを購入しました。もっと早く買って、慣れさせればよかったと反省。

ブトウ糖チャージ
朝、なめるのにもってこいの、頭の栄養です。

上履き
学校の上履きを、絶対に持って帰ってくるのを忘れそうなので。寒い季節なので、甲に開きのないタイプにこだわりました。

メガネ用のマス
メガネだと普通のマスクだと曇ってしまうので、これがなかなか見つかりませんでした。

水なし下痢止めのストッパやトローチ
近くの薬局で購入。ストッパは第2類薬品です。

ミニポカリスエット
暖かい飲み物と、冷たい飲み物両方持っていかせようとすると重いので、小さなボトル(200ml)を探しました。コンビニやスーパーでも売っています。

そして、縁起担ぎですが、今、大阪で話題の「すべらんうどん」というのがあって、今、取り寄せ中。前日の夕飯はこれかなぁ。

あと、これから買おうとおもっているのが、大宮アルティージャグッズ。わが町のJ1のサッカーチームなのですが、2005年にJ1に上がって以来、13位→12位→15位→12位→13位と、ずっと落ちそうで落ちない。今年こそ、もうダメだとファンは諦めるのですが、落ちない。その上、アントラーズに勝ったりする。弱いんだけど、落ちない。弱いんだけど、大物に強い。そういう素敵なチームなのです。なので、クラブショップが1月6日に開いたら、何か買ってこようと思います。公式サイトでも買えます。去年はお守りを売り出したのですが、今年は売らないみたいです。

最後は、やっぱり神頼みになってしまいますね。どうか全ての受験生のみなさんが自分の力を出し切れますように。お母様がたも、ご自身の体調を整えて、応援、お互い頑張りましょう。

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2009年12月23日

入学準備におすすめのバッグ


投稿者 和田理恵

IMG_5959_2.JPG

来春入園、入学を迎えるご家庭では年明けからグッズの準備や説明会などで忙しくなるかと思います。園や学校に行く時には自分の脱いだ靴を持ち歩いたりと予想以上に荷物が多くなることがあり、苦慮していました。そんな時、知人に勧められたのが、ランドセルも入るお受験・おけいこサポートバッグ。

ナイロン製とあったので、簡易な作りを想像していましたが、手元に届いたら厚手で張りのある布地で、しっかりした作りでした。白バラのモチーフとピンタックが洒落ていて、高級感がありました。

IMG_5968_2.JPG

水玉の裏地もついててグッドです。

IMG_5964_2.JPG

ランドセルも入ると銘打ってあるだけあってマチがしっかりとってあるので、荷物の多い時にとても役に立ちました。小さくたためて、必要な時に取り出せるのも使い勝手が良かったです。学校に入ってからは、学校から直接習い事に行く時に役に立ちました。

子供が掃除当番で下校が遅めの日は私が子供の水泳道具一式を持って教室に行き、学校から直接スイミングスクールに飛び込んできた子供のランドセルととりかえっこなんて時も。ランドセルを預かると、大人にとっては持ちにくいので身動きしずらく困っていましたが、このバッグならすっぽり入って肩にかけて持ち歩けるので助かっています。

IMG_5981_2.JPG

スクールアイテム専門ショップBARANの扱い商品です。

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2009年12月14日

受験生に役立つアロマブレンド


投稿者 雅薫子

中学受験戦争真っ只中の薫子です!!。

先日、「小6の為のアロマ講座」を地元小学校の5,6時間目の授業の一環として実施させて頂きました。娘が通う小学校で行いましたが、きっかけは1年前にさせてもらった、子供たちへのアロマ講習会がきっかけでした。娘の通う小学校は色んな理由から、中学受験率8割強なんです。ほんとに殆どの子供が受験生。。

1年前にさせていただいた子供たちへのアロマ講習会は、いろんな先生たちが学校を訪れて、「プチ名人による講習会」を行うもの。どのレッスンを受講したいのか、あらかじめ子供たちにアンケートを取って希望を出し、人数オーバーの「名人レッスン」は抽選で受講者を決めるというシステムで行ったものでした。その中で「アロマテラピー名人」という事で私が招かれました。子供たちは4人グループになって、「名人レッスン」を受けるので、私のアロマ講座を選んでくれた4人の子供たちが、招待状として手紙をおうちまで届けてくれるのです。その手紙には、「どうしてアロマを選んだのか?」という理由がそれぞれ書いてありました。その中で既に受験でストレスを感じている男の子から、「最近ストレスが溜まる事が多くて、アロマで癒されたくて希望しました」・・・、と手紙を貰った事がずっと忘れられなくて・・。

どうも、この8割強が中学受験をするというこの小学校の6年生達から、日々の学校生活でやはり「ストレス」を感じることがあるのかな。。そんな、先生たちの子供対への配慮も感じつつ、「卒業の思い出として何か心に残るものを一緒に作りながら楽しませてあげることをしたい!!」とのご要望に心打たれ、「小6の為のアロマテラピー講座」が実現することとなったのです。

私の小学生時代から比べれば、子供から「ストレス」という言葉が出るなんて信じられない!!・・・と、いいつつ子供に「ストレス」をかけて最後の追い込みをさせているお受験真っ只中の私。。。そして、「母&娘」で「ストレスの渦中」にいるのも事実。。

この12月は、親も子供もどうにかなりそうな空気ですよね(涙)。

そんな事から、この時期を乗り切るのに役立つ、「受験生の為の3種類のアロマオイル」をご紹介します!!

受験生に特に役立つアロマオイルは以下の3つです!!。
受験生の勉強部屋に香らせると集中力や思考力が高まり、作業効率がアップする効果をもつ精油です。

◆ローズマリー
◆ペパーミント
◆レモン

特に、「ローズマリー」「ペパーミント」は、「頭脳明晰化作用」を持っていて、「思考力」を高めてくれるのです。「ローズマリー」に関しては、「中枢神経に精油の成分が直接働きかける」という特徴まで持っているので、受験生にはとても役立つ精油なんです。「レモン」は、ローズマリーやペパーミントと違って「頭脳明晰化作用」という特別な作用は謳われてはいないのですが、ある一定作業を行う職場で、空調から「レモン」の香りを薫霧して仕事の作業効率を分析したところ、仕事の効率が「3割」向上したというデータが出たところがあるそうなんです。この事は、アロマを学んだ人は「レモン」の講座を受講すると必ず聞くエピソードなんですよ!。

「集中力、思考力、仕事効率アップ」これらを謳う「ローズマリー、ペパーミント、レモン」の3つの精油はブレンドしても相性バッチリ☆。

もちろん、それぞれで使ったり他の精油とブレンドしてもOKですが、「ラベンダー」などをブレンドするときに、「ラベンダーの香りを主流」にしてしまうと「鎮静効果」が強くなり、「まったりリラックス」してしまう可能性もあるので、受験生には「やる気」を起こさせるこの3つの精油を「主流として」、勉強部屋に香らせたり、ディフューザーなどで薫霧して香りの効果で脳を活性化してください!。

また、「ティートリーやユーカリ」などの「インフルエンザ予防、風邪予防」になるような精油に、3つの精油の何れかをブレンドして楽しんでももちろんOK!!。母と子供が煮詰まってどんよりしている空気をこれらの香りが爽やかに吹き飛ばしてくれる事間違いなしです(笑)。

◆ローズマリー、ペパーミント、レモンを使ったブレンドレシピ例◆

.蹇璽坤泪蝓次▲哀譟璽廛侫襦璽帖▲撻僉璽潺鵐
▲蹇璽坤泪蝓次▲レンジ、ゼラニウム(少々)
ローズウッド、レモン、ティートリー
ぅ撻僉璽潺鵐函▲譽皀鵝▲蹇璽坤Ε奪
ゥ撻僉璽潺鵐函▲謄ートリー、グレープフルーツ
Ε罅璽リ、レモン、ローズウッド
Д罅璽リ、ペパーミント、ローズウッド

さっと思いついた組み合わせを、サクッと挙げてみました♪。
どれも、大体はじめは1:1:1ぐらいの割合でブレンドしてみてください。
例えば、ディフューザーなどは、だいたい10滴くらいを落としてスイッチを入れるとしばらく香りが楽しめます。

(ブレンド例) 
 .蹇璽坤泪蝓次Д哀譟璽廛侫襦璽帖Д撻僉璽潺鵐函瓧嚇:3滴:3滴

で、1:1:1の割合で配合になりましたが、10滴ぐらいのレシピだと、あと1滴どこかを増やせばいいのです。好きな香りを増やせばOK!。ちなみに、私だったら、ここはグレープフルーツを増やして、3滴:4滴:3滴=計10滴とします。なぜなら、ペパーミントは、香りが強いので、1滴増やすとペパーミントが強すぎます。また、ローズマリーは香り立ちは強いのですが、後には残らないので、適度で十分。グレープフルーツは、柑橘系でも重い分子を持っていて、最後に甘い香りが残るので、ペパーミントの残り香の甘い香りと、グレープフルーツの甘い香りが合さったベースの香りがほんわか私の好みだからです^^。

と、こんな具合に、好きな香りの滴数を多くして、抑えたい香りの滴数を少なくして全体の滴数と帳尻を合わせる感じで大丈夫です。香りを楽しむときは、お料理を作るみたいに、とりあえずブレンドしてみながら自分なりのバランスを見つけてみてくださいね!!。ちなみに、ペパーミントは香りが強いので・・と説明しましたが、こういう強い香りは一番最後に香りのバランスを見ながらブレンドすると失敗が少ないと思います。

我が娘との険悪ムードは、こんな感じで精油の効果で浄化しながらずっと過ごしてます(笑)。娘が机になかなか座らない時は、部屋に香りを薫霧しておくと、なんとなく座りに行ったり・・ムード作りにも役立ちますよ。自分の仕事タイムにも同じく役立ちます。

今年は、鬼ババで年越しの薫子でした(笑)。

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2009年12月04日

【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第14回 暗記・暗記・暗記!の巻♪


投稿者 竹之内ふうこ

ふぅぅ、東京の入試本番まで、あと2ヶ月を切りましたっ。
千葉・埼玉の入試本番までは、あと1ヶ月ちょっとですね!
この1ヶ月も、恐ろしく早く過ぎ去ってゆきました・・
こんなにいっぱい!と思っていた模試も、残すところ、あと2回。
最後くらい、偏差値を見て小躍りしてみたーーい!!(涙)

さて、12月ともなると、受験生たちは、過去問に必死に取り組みつつ、知識の再確認をしています。
そう、暗記です、暗記!

典型的な暗記科目といわれる社会でも、資料を読み取る問題や作図の問題、時事問題など、ただの暗記では対応できない問題が増えてきています。
が、が、その手の問題でも、やはり基礎となる知識があるから「思考力」も発揮でき、ステキな記述だって書くことができるのよね・・と、過去問などを見て再認識。
理科だって、実験結果の考察の問題などでは「知識」が邪魔をする・・なんてことも言われますが、知識が必要ないという意味では決してないのです!それに中堅女子校にはまだまだ必須の生物分野は、もろ、暗記!の世界。


過去問の出来は気になるので、娘の解答用紙をチェックしているのですが、初めの頃は、基礎的な知識問題をあまりにボロボロ落としていることに愕然としました。

学習漫画すら読もうとしなかった「活字拒否症」気味の我が娘・・いちばん勉強がいいかげんになっていた5年後半の歴史分野は特に苦手。
私の情操教育が貧弱だったせいで(汗)、草花には興味なし!虫なんて大っきらい!な娘にとって、生物分野は(だけじゃないけど)、夏休みが終わってもまだまだ大穴だらけで、本当にヤバイ状態でした。
暗記が苦手というわけではないと思うのですけど、とにかく、歴史や生物に興味が持てないのでしょう。私もそうだったから、よく分かります。
9月以降の復習で、断片的だった知識がつながりはじめ、ちょっとはマシになりましたが、それでも今でもまだアヤフヤな知識分野がたっくさん(涙)
合否のボーダーラインをうろついている身としては、手っ取り早く、理科と社会の知識問題で、あと10点ずつアップしたいところです。

ほれ、暗記!暗記!とにかく覚えろーっ!

と叫んでみても、うざがられるだけなので、ちょっと楽しそうな暗記教材を収集してみました。


活字がだめなら、音声だ!


有名どころなので知ってる方も多いと思いますが、ミスターツカム氏の理科暗記CD「愛のメモリー」
随分前に買って、たま〜に聞かせてました。
つい先日、続編の「最愛のメモリー」も出ました!まさに、今の我が家には救世主!
たとえおもしろい替え歌でも、気分がのらない時にかけるとうざがられるので、かけどきを見計らって流します。
おもしろいことに、下の娘がやたらと反応するのです(笑)
つられて受験生の姉も反応するので、2人そろっている時に、妹に聞かせる感じで流します。
ノッテル時は、歌って踊って、絶叫したり、歌詞を書き始めちゃったり、と、やかましいけど、とってもよい感じです♪
私も、頭から離れなくって、気付けば口ずさんでいたりして、時々困ります(笑)
でも、暗記効果は抜群♪
それぞれの月の南中時刻とか、心臓から出る血管の名前と働きとか、虫媒花・風媒花、単子葉・双子葉、星座などなど、おかげでかな〜り覚えました。ミスターツカム、万歳!

もうひとつ、すごい!と思ったのが、荘司雅彦さんの「中学受験BIBLE」についていた付録のCDです。
外国(主に中国)から見た日本の歴史を解説してくれているのですが、一通り歴史の勉強をしてから聞くと、「そういうことだったのか!」と理解が深まるに違いありません。荘司さんもおっしゃってるとおり、このCDを目的に本を買ってもよいくらいだと思います。(本もすばらしいですけど)

もうひとつ!歴史の年号を覚えるのには、ゴロ合わせが必須ですよね・・
こちらのゴロ将軍を、音声で利用するのではなく、年号順に単語帳にしてそばに置いています。
年号の暗記なんて必要なの?歴史の流れを覚える方が大事なんじゃないの?と思っていたのですが、いやいや、年号暗記は大きな武器になる!と確信しています。
「歴史の流れを覚える」と一言で言っても、歴史が苦手な子にとっては、それが難しいのです。年号を暗記しておけば、問題文中の「○世紀前半」とか「○年頃」というヒントから、答えを推測できたりします。
笑えるゴロもたくさんありますし。

他に、社会の地理「ニッポン丸暗記」というCDを知り合いから譲ってもらえたので、それも聞かせたりしていました。

受験勉強は、こういう楽しげな暗記教材だけに頼る、というわけにはもちろんいきませんが、なんといっても相手は小学生!より楽しく、ラクに、暗記できたらいいですよね♪
下の娘は小2で、意味も分からず歌っている部分が大半だと思いますが、これから勉強が進むにつれて、「あ、これ知ってる!」とか「こういうことだったんだ!」という発見があるに違いありません。そんなことで勉強が楽しくなったりするんだろうな〜なんて、ちょっと期待しています。

ちなみに、我が家では、音声は、常に電源が入っているリビングのパソコンのiTunesに入れておき、それ用のプレイリストを作って、子たちが勝手に聞けるようにしています。
CDを出し入れしたりしなくてよいのと、この曲もう一回!とか、今のところもう一回!とか、そんな操作が簡単にできて使い勝手がよいです。

皆さま、他にも何かよい暗記術があったら、人助けと思い、ぜひぜひ、教えてくださいっ!
よろしくお願いいたします m(_ _)m


【働きながらお受験を目指す】 第1回 中学受験、する?しない?
【働きながらお受験を目指す】 第2回 中学受験の目的は?
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2009年11月28日

恩師との再会


投稿者 桜乃ゆめ

8年ぶりに、中高時代の恩師と再会しました。

母校の校長先生になった恩師が、仕事で上京されたのです。


先生が上京されると聞き、同期が7名集まり、神楽坂で楽しい夕食の時間を持ったのでした。


校長先生になられても、ぜんぜん変わっておられず、
いい年齢になった私たちも、中高時代にタイムスリップしたような錯覚が。

学校におられる先生は、世代交代もすすんでいるようですが、教えていただいた先生方もまだ、たくさんおられ、昔と変わらず授業をされているお話も聞きました。

母校は昔と変わらず、自由で闊達な雰囲気のまま。

私は関西で、中高大と一貫校に通っていました。
中高一貫校で過ごしてよかった点は前にもご紹介いたしましたが、
今回久しぶりに先生にお会いして、改めて、卒業して●●年たっても、師弟関係が変わらず続いていること、本当に貴重だと思いました。


在校中も先生の授業が大好きで、時間があれば、先生のいるお部屋に押しかけ、色々とお話を聞いていた学生時代。
大学にいっても、何度も遊びにいって、一緒にランチをしてもらったり。
わざわざ結婚式にも東京まで来ていただいたり。

こういう長ーい、変わらない師弟関係が出来るのは、中高一貫の学校だからこそだなぁ、、と改めて思いました。

先生のメールアドレスも教えていただき、早速先生とはメル友になりました♪(先生相手してくださってありがとうございます♪)
人生の先輩として、これからも色々とお話を聞いていただこうと思ってます〜


加熱する中学受験。賛否両論はあるでしょうが、
人生の中で本当に貴重な時間をすごす中高時代。その時代にどういう環境で、どういう出会いをするのか。
今後の人生に影響があることは間違いありません。


少子化が進むなか、関西にある母校が人気校であるのも、ずっと変わらない理念があるからなんだなぁと、最近やっと本当にわかるようになりました。
子供の小学校受験を経験して、学校の理念や目指す姿を一生懸命知ろうとしたことで、
色々な考えの学校があることがわかり、改めて、母校の素晴らしさを実感したわけです。


関西在住であれば、中学で母校を受験する選択肢もあったと思います。
ちょっびり、残念です。


中学受験まで本当にあと少し。
きっと、今が一番苦しい時期だと思います。
私が受験した時よりも何倍も何十倍も様子が変わっていると思います。
親も子供も一番ストレスがたまる時ですね。

エールを送ることしか出来ませんが、
本当に、みなさん、体調に気よつけて、がんばってくださいね。


「私の受験体験」はこちら

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2009年11月04日

【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第13回 志望校を絞るの巻♪


投稿者 竹之内ふうこ

ううう、入試まで、あと3か月を切りました(汗)。
夏休み明けからここまでの早かったこと!恐ろしいほどです・・
きっと本番もあっという間にやってくるんだろうな〜(涙)

この時期、週末などまとまった時間がとれる日は、過去問に取り組んでいます。
「過去問カレンダー」なるものが塾から配られ、自分の志望校に合わせて過去問実施スケジュールをたてています。
第一志望校は最低5年分、3回以上、なんて言われますが・・

思うほど時間がありませんっ

9月〜12月は、模試が多い・・塾のテストも入れると、月3回は模試です。
模試は入試問題に近い演習だと思えば、直しをしっかりすることで身につくことは多いと思うのですが、大事な大事な志望校の過去問対策にも時間が欲しい!

ということで、我が家は、皆が日曜日にとる入試演習ゼミをとらない、という勇気ある決断(笑)をしました。
その分、日曜日は塾の自習室で過去問に取り組む、そして、過去問の直しや解説をお願いするために、個別授業を増やしました。現在週3コマ。塾代はこわくて計算できません(涙)


さてさて、過去問を始めるにあたり、しておかなければいけないのが、「志望校を絞る」作業です。

そうでないと、過去問のスケジュールすらたてられません・・
お子さん自身が、「絶対ここ!」という志望校を持っているご家庭もありますが(それはそれで成績との兼ね合いや併願校に興味を示さないという悩みがあるらしいですが)、意外と、第一志望校を絞り切れずに悩んでいるご家庭も多いようです。特に女子は学校が多いので、そういう傾向があるのではないでしょうか。

我が家は、10月半ばに、3校に絞りました。
当初目指していた学校は、今の時点で、偏差値が10足りません(笑)また、この夏からの娘の様子を見ていても、これからガンガン伸びる可能性は少ないだろうと私が判断し、スッパリ諦めました。
娘も気に行っていた学校でしたが、どうしてもそこ!というほど強いものでもなかったようで、「過去問対策しきれないから、ここ、やめよっか」と私が言ったら、スンナリ「うん」と(汗)。こうして2年間の片思いに終止符がうたれたのでした・・。

今、絞っている3校は、レベル的にはよい組み合わせで、今の時点では、チャレンジ校1つ、実力相応校2つ、です。
といっても、今の娘は、点数の上下が激しくて、模試の判定はアテにならず、すべてチャレンジ校とも言える恐ろしい状況ですが。確実な押さえ校があと1つ欲しいところです。
この3校は、校風がそれぞれかなり違って、塾の先生にも笑われたくらいですが、それぞれ違った魅力があって、どこに行ってもいいと思ってます。昨日は、そのうちの1校の文化祭に行ってきましたが、「ここ第一志望にしてもいい?」なんてウキウキの娘。

実は、この3校に絞った(=志望校の偏差値を落としたとも言う)ことで、かなり気がラクになりました。おそらく娘もかな・・。
志望校を落とすのは最後の最後!とか、子供の強い希望があれば第一志望は受けさせるべし!とか、いろいろな意見はありますが、やはりこれも、その時の状況や子供のタイプによりますよね。

我が家の場合、この時期まで、受験や勉強に対して強いやる気を見せたことがなかったことを考えると、これから先の3か月で俄然燃え出すということはなさそう、と判断しました。
決して受験や勉強に燃えきれなかった娘を責めているわけではありません。乗り気じゃなかった受験をここまで引っ張ってこられたわけで、よく投げださずにここまできたな〜と褒めてあげたいくらいです。心配で眠れない親も多いこの時期に、なんて呑気なこと考えてるんだろう・・と自分でも思うのですが(笑)
あと3か月弱は、楽しい中学校生活を夢見ながら、過去問と基礎のおさらいをしっかりやって、自分の志望校レベルまで仕上げていってほしいです。

と、今は私も自分でも意外なほど穏やかな気持ちでおりますが、きっとまだまだ波乱はあるでしょう。
例えば、

「こんだけ志望校のレベル落としたんだから、過去問で合格最低点+30点くらいはとれるようになれよーーっオラオラーッ」

とか(汗)

ふぅ。寒くなってきましたね・・
先日、姉妹で(たぶん、新型)インフルエンザにかかりました。
やはりインフルエンザです・・リレンザを飲んでも、高熱が4日続き、寝込んでいました。
本番にインフルエンザだけは避けなければ・・。
入試前に、病気感染予防のために学校を休ませる親御さんの気持ちがとても理解できる今日この頃です。
今年は、季節性インフルエンザの予防注射を家族で受けに行きます!


【働きながらお受験を目指す】 第1回 中学受験、する?しない?
【働きながらお受験を目指す】 第2回 中学受験の目的は?
【働きながらお受験を目指す】 第3回 親の役目
【働きながらお受験を目指す】 第4回 中学受験の塾選び
【働きながらお受験を目指す】 第5回 受験勉強、ひと休み?
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第6回 「やらされる勉強」から脱出!?
【習い事と中学受験の両立を目指す!番外編】もうすぐ夏期講習の巻
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第7回 「個別指導」と「グループ授業」
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第8回 「あと1年!」を効率的に学習するために
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第9回 初めての外部模試♪
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第10回 学校行事との両立?
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第11回 夏は受験の天王山?ふぅ。
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第12回 カフェ勉のすすめ♪

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2009年10月30日

受験生の娘につきあって、ファイナンシャルプランナーの試験を受けてみた


投稿者 村山らむね

娘の受験につきあって今年は私も受験イヤーということで、ファイナンシャルプランナーの試験を受けました。

5月の3級、そして9月の2級。先日、2級の学科・実技、両方の合格が発表されて、ほっとしているところです。

なぜファイナンシャルプランナーかというと、金融で働いた経験がない私は、経済用語にあまり詳しくありません。なので、仕事ではもちろん、自分の今後の生活を考えるためにも、お金のことをしっかり考えたいということと、ちょっと来年以降、やりたい仕事の方向性があり、そのためにも短期でとれる2級まではとっておきたかったのです。(2級をとれるとAFPを取得する資格がもらえるので、AFPまではとってしまおうと思っています)

さて、もちろん資格がとれたことはよかったのですけど、何よりも受験生の娘の気持ちを理解することや、勉強法についていろいろ考えることができたことが収穫です。ただ、やっぱり直前の2週間くらいは、結構勉強でいらいらしてしまうので、受験生をもつ母親のみなさま全てにおすすめはいたしません。

ただ、せっかくですから、得られたエッセンスだけは情報としてお伝えできればと思います。自ら受験生になって気づいた、子どもにも応用できる(?)試験テクニックというところです。


■試験勉強編

●それほど人間の記憶力はよくない

よく子どもに、「このあいだやったばかりじゃない。どうして忘れたの?まじめにやってるの?」なんていいますよね。忘れます。さっき覚えたことがまったく覚えられません。そういうものなんです。一つまみの天才以外、人間の脳は、何度も何度も同じように繰り返してやっと6割覚えていられるかどうか。そんなものなんですね。

だから、忘れても忘れても、またやろうという気持ち。忘れてしまう自分にどうにか覚えさせる工夫。それが大事かと思いました。あと、どうしてそうなったか。法律でいうところの立法趣旨を一緒に覚えていくと、割と定着しやすいかなと思いました。

●暗記科目は最後の一週間が決め手

というか、正味2週間くらいしか勉強できなったのですが、あまりの勉強不足に、諦めかけた前日。それでもなんとか勉強したことがかなり出ました。つまり前の日の付け焼刃。意外と効きます。

●単語カードは覚えるには最適

私のように記憶力がない人間には、単語カードが最適。覚えられないものをどんどん抜いていき、3段階位に分けます。赤(ダメダメ)、黄色(ちょっと不安)、青(大丈夫)くらいに分けるといいかも。単語カードにいちいち書くのをめんどくさがって、これが有効ということはわかりながらも、ずるずるとすごしていたのですが、3日前くらいからあまりの覚えられなさに、単語カード作戦を挙行しました。この作戦をとらなければ学科もダメだったかも。

●前はできた問題ができない

問題集、参考書、ともに2回繰り返すのがやっとだったのですが、2回目は1回目に間違えた問題をやっていて、ちょっと気が向くと1回目に正解だった問題もやったのですが、意外とできない!2回目までは全問やり、3回目から1度でも間違えた問題を繰り返すくらいでちょうどいいのかも。実際の試験でも、できていたり知っていた問題をたくさんたくさん間違えていました。

●あんなに簡単な問題ができない

前項同様、私がバカだからというだけかもしれませんが、「こんな問題、目をつぶってもできるよ、ハハハ」と思った問題、帰って自己採点したら、間違ってる!!簡単な問題ほど、間違いやすい。基本問題を繰り返すことの大切さ。ああ、娘にあんなに口酸っぱく言っていたのに、私ったら。

●集中して勉強しなさい

あはは、無理です。今まで娘に対して、「なんて集中力のない娘だろう」と思っていたのですが、今は違います。よくこんなに集中力のない母から、ましな子が生まれたと、神に感謝したいです。15分勉強したら30分休む。そんな私でした。1時間勉強できるというのはすごいこと。ほんと。よくがんばっているんだなぁと、見直しました。

●計画どおりにやりなさい

無理ですね。どんどんずれ込みます。1日にこれだけやると決めたノルマも、どんどんずれます。自分がそうなんだから、子供もそうですよね。計画どおりに行かなくても、あまりカリカリしないほうがいいですね。

●記憶ものは、1ページでも多く、1回でも多く

上と矛盾しますが、理科や社会などの暗記科目の勉強は、1つの問題集をなるべく回数多くこなすことが重要なんだなと身をもって感じました。じっくりやるより、とにかく回数。

●サブノートや“できない問題集”

時間がないとついついサブノート的なものを作る手間を省いちゃいますけど、サブノートはまとめながら頭が整理されるのでやっぱり有用です。どうしても頭に入らない項目については、自作のサブノートを作って、それを試験の直前に見るなどの工夫がいいかもしれません。また、何度やっても間違えてしまうテーマは、鬼門問題集みたいなものを作って、これまた見直しするのがいいでしょうね。家庭用コピーなどを使えばすぐにできると思います(今回の自分の試験ではさすがにできなかったのですが、ちゃんとやればよかったなぁと、後悔)。


■試験直前編

●不安な気持ち・重圧

落ちても大丈夫。次がある。と、自分に盛んに逃げ道を作りました。こんな資格試験(受験と違って、別に受からなくても受かっても、どうということはない)でも、試験日が近付くにつれて、ものすごい重圧。夢も変なのをたくさん見ました(あ、これは日常的なんですけど・・・)。子供はきっともっと重圧なんでしょうね。秋くらいまではストレスに対して抵抗力をつける工夫を、そして直前はストレスを緩和させる工夫を、それぞれしておくべきだと痛感しました。


■試験当日編

●試験場に早く着きすぎない

学校の試験は待合室などもあるのでしょうが、大人の試験の場合、1時間前に会場があいていることはあまりなく、その近辺で立って参考書などを読みながら待つということもあります。受験の場合も、何時から学校があくのかを確かめたり、あまり早く行きすぎないというのも大切かもしれません。冬なのであまり長く待つのも、どうかと思います。

●おなか壊すよねぇ

春、秋と試験を受けたのですが、どちらも緊張でおなか壊しました。トイレは、何度も行っておきましょう。試験会場についたら1回、試験開始前に1回。行きたくなくても絞り出す感じで。そうすると安心します。

●欄の見直し

すれすれでだめだったかもしれなかった、実技試験。なんと、2問、欄を入れ替えて書いてしまったのです。「あっわかった」と書いてしまって、その間違いに気がつかなかった愚かな私。1問の出来が大きく結果に左右する試験では、それが命取り。答えのつき合わせと欄を間違えていないかの確認を徹底させましょう。

●筆記用具は万全に。

シャーペンの芯がなくなって、あたふた。消しゴム、鉛筆、万全に整えましょう。ほんとあったりまえのことをしっかりやる必要があります。

●のびをする

試験と試験の間は、昼食だったのですが、短い休憩でも伸びをするなど、体の血を巡らせるように言いましょう。頭の切り替えもできます。

試験が終わった後は、どっと疲れがでるのですが、変なアドレナリンも回っているために、意外と寝られません。試験が続く日程では、試験前のリラックスというよりは、試験後のリラックスという視点も重要かも。


自分が試験勉強をして、一番よかったこと。娘がすごくがんばっているということを身をもって感じられたこと。よく、自分の受験のほうが楽といいますよね。いやいや、やっぱり試験を自分で受けるのは大変。勉強は大変です。それを毎日やっているだけで、すごいなと思いました。みんな偉いなと、ほんと思いました。

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2009年08月31日

【緊急質問】中学受験するなら公立小から?私立小から??


投稿者 fellow

こんにちは。WMSスタッフです。
今、子供の小学校受験の事で悩みに悩んでいるのですが、今の受験事情が全く分からないので、色々教えて頂きたく匿名でスレッドを立てさせて頂きました!!

内容は、タイトルにある通り、
「中学受験するなら私立から?公立から??」

今現在、近所(片道30分強)の私立小学校の受験を検討しています。

がしかし、その学校は小学校まで=中学受験必須。
学校見学に行ったところ、授業内容は大変素晴らしく、授業を受けている生徒たちも生き生きと質問したり答えたりしていて、まさに「活気のある授業」に、私が一目惚れ。
(学生時代4年間塾の講師をしてたので、思いっきり講師目線)

そして、そんな授業と熱気に支えられ?進学実績もそれはそれは素晴らしい。
子供は本を読んだり、自分が興味を持った事をとことん研究するのが大好きなので、これはぴったり!と思っていました。
がしかし、ここに来て少々疑問が・・・。

1年から毎日ある程度(30〜1時間)の宿題が出る、ってきつい?
高学年で塾まで始まったら、片道30分程度と言えども負担は大きい?
夏休みとかは一体誰と遊ぶんだろう??

もちろん、私立公立、共にメリット・デメリットはあると思います。
今私が思い浮かぶ「想像上」のメリット・デメリットはこんな感じ。


<私立小のメリット>
・みんなが中学受験、という同じ目標を持っている
・先生も応援してくれる
・中学受験を見据えた、レベルの高い授業

<私立小のデメリット>
・往復の通学がハード
・地元で遊ぶ友達がいない
  ※うちの場合は、しょっちゅう遊ぶ保育園友達がたくさんいるのと、
   (既に卒園から3年経ってます)
   学校終了後は、地元の民間学童へ行くので、この辺りはだいぶクリア?
・子供&親の、ライバル意識が強い?

<公立小のメリット>
・とにかく友達がたくさん出来る!たくさん遊べる!
・通学の負担が無く、色々な意味で安全
・受験が始まっても、時間に余裕がある
・変なライバル意識も無く、学校は純粋に楽しめる

<公立小のデメリット>
・全員が受験をする環境ではないので、仲の良い友達が受験をしなかった場合、
 モチベーションを上げるのが難しい?
・担任によって、授業やクラス運営の質に大きな差が出る
・ゆとり教育の名残で、まだ授業内容が薄い??
  ※去年入学した友人が、「教科書の薄さに驚いて、副教材かと思った!」と。

・・・なんて思うのですが、これ全て、未経験者の想像・妄想です。

「出来る子はどこに居ても出来る。出来ない子はどこに行ってもダメ」
なのは当然ですが、今後子供がどちらに属すのかはさっぱり分かりません。

ちなみに子供のタイプは、
スポーツをするより本を読んだりレゴをするのが好きなインドア派。

中学受験を経験した方、今している方に質問です。
私が気付かないメリット・デメリットもあると思うのでぜひ教えて下さい!
そして、率直にどちらに一票か、そしてその理由も教えて頂けると嬉しいです。

どうぞよろしくお願いします!

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2009年08月17日

【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第12回 カフェ勉のすすめ♪


投稿者 竹之内ふうこ

お盆休みも終わり、夏休みもあと2週間!
受験の天王山を上っているのか下っているのかよく分からない我が家としては、
もっとあってほしいような、早く終わってほしいような、変な夏休みです(笑)

mac.jpg塾のお盆休みが5日間あったのですが、家ではなかなか集中できない娘・・
せっかく邪魔になる下の娘を単独帰省させ、勉強する環境は整えてやっているのにっ!

と、怒ったところで仕方ないので、気分転換に「カフェ勉」を提案してみました。
これが、娘にはヒット!
お盆休み、一日一軒、勉強道具を持って、いろんなお店に出かけてみました。

スターバックス、マクドナルド、サイゼリア、ジョナサン、モスバーガー。

娘に「どこが一番勉強しやすかった?」と聞いたところ、スタバとモスだそうで。
スタバは、隣のテーブルとの間隔がせまくて、私なんかは隣のカップルの会話が気になって仕方なかったのですが(想像するに、これから付き合い始めるかも??のカップルで、やたら盛り上がっていて、ところどころに駆け引きも・・笑)、娘は、うるさいと感じたら愛用のi-podで自分の世界に入り、気にせずカリカリやっていました。そんなものなのですね。私の感覚からすると、音楽を聞きながらなんて、とてもじゃないけど集中できないのですが。
モスは、夜ごはんの後、お散歩がてら行ったのですが、お店もすいていて、ぐっと集中できてました。

NGだったのが、ごはんを食べがてら・・というパターン。
そりゃそうですね、お腹一杯の時は、やる気しないですよね。朝マックの後も、眠い&満腹で、15分で終了!でした(涙)

ということで、今後のカフェ勉は、午後のお茶タイム、または、夜のお散歩タイム、に連れていってあげようと思います。

カフェ勉自体は、がんばっても一時間ですが、気分転換にもなるし、「ちょっと大人気分」がうちの娘にはツボだったようで。
勉強は受験が終わってからもまだまだ続くものだし、自分なりの勉強スタイルを見つけてほしいな・・という思いもあり。
でも、とにかく今は、少しでも勉強量を増やしてほしいハハとして、なかなかグッドアイデアだったなぁと思います。


そんな娘ですが、今朝、「栄光の森」という、栄光ゼミナールの勉強合宿に旅立ちました。
4泊5日、勉強漬けになるらしい(笑)
娘は、旅行感覚なのか!?結構楽しみにしていたのですが、毎年「脱走者」が出るとか(笑)
とにかく、

「少しでも何かを身につけて帰ってきてくれよーっ!(できれば、やる気を・・)

と心の中で叫びながら、送ってきました。

まだまだ暑さは続きます。親子ともども、夏バテしないよう、頑張りましょう!


【働きながらお受験を目指す】 第1回 中学受験、する?しない?
【働きながらお受験を目指す】 第2回 中学受験の目的は?
【働きながらお受験を目指す】 第3回 親の役目
【働きながらお受験を目指す】 第4回 中学受験の塾選び
【働きながらお受験を目指す】 第5回 受験勉強、ひと休み?
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第6回 「やらされる勉強」から脱出!?
【習い事と中学受験の両立を目指す!番外編】もうすぐ夏期講習の巻
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第7回 「個別指導」と「グループ授業」
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第8回 「あと1年!」を効率的に学習するために
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第9回 初めての外部模試♪
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第10回 学校行事との両立?
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第11回 夏は受験の天王山?ふぅ。

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2009年07月31日

【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第11回 夏は受験の天王山?ふぅ。


投稿者 竹之内ふうこ

とうとうやってきました、夏休み(涙)
受験生にとって、というよりは、受験生の親にとって、「今やらなきゃ、後はないよ」的なプレッシャーが、重く重くのしかかり、夏バテも倍増してしまいそうなアツイアツイ毎日ではないでしょうか(うちだけかしら・・涙)

夏期講習に通う生活も軌道にのり、あっという間に7月が終わろうとしています。
夏休みは1日10時間勉強!なんてことが当たり前のように決められている塾やご家庭も多く、そんな情報を見聞きしていると、ついついそれが普通のことのように思えて、それくらいしないと志望校合格はない!と確信してしまったりする愚かな私ですが。
実際、そのくらい頑張っているお子さんは山ほどいるわけですが、逆に、そんなに頑張れないお子さんだって山ほどいるわけで・・。

夏休みは頑張る!という兆候を見せていたにもかかわらず、7月にして完全に後者の我が家の娘。

親がちょっと助言しようものなら、耳を貸さないどころか、反抗ばかりで逆効果。


「バトルは時間の無駄・・」
「バトルはモチベーションアップには逆効果・・」
「この子なりに頑張ってはいる・・」
「大人なんだから、忍耐忍耐・・」


と呪文のように唱え、ぐっと、ぐぐっとこらえる夏休み。やたら疲れます(汗)


今日だって、塾が休みで時間はたっぷりあるのに、「今日の分は終わったもん!」(9日分たまってるだろーっ、怒)と、基本問題をさらっとやっただけで、平気でテレビを3時間見続け、マンガを読みながら寝てしまった娘を見て、イライラしつつ、深〜い溜息をついていたところです。
修学旅行から帰ってきたばかりで、明日からまた長い時間ずっと講習で、と、ゆっくりしたいのも分かるんだけど。
基礎がまだまだで、志望校ははるか遠く・・という現状を認識しているはずなのに、それでもなぜやるべきことをやれないのか、それが不思議で仕方ないというか、あきれてしまうというか、もうあきらめるしかないというか。

想像していた夏休みの受験生像とあまりにもかけ離れていて、7月はそれについていけずに悶々としていました。

が!やっとそんな娘を少しは理解できるようになってきた今日このごろだったりします(汗)

大体、今まで超マイペースでやってきた娘に、いきなり1日10時間の猛勉強を求めること自体、無理だったんです。
「はい、今日から夏休みです。今日から1日10時間、きっちり集中してがんばってね。」って言われてもねぇ・・多少やる気があったって、体も頭もついていきませんよね・・納得(苦笑)

君は、いつになったら、本気モードになるんだい?

と、イライラするのはやめ、夏から秋、冬、試験本番、と、ちょっとずつ本気モードになっていってちょうだい、と、笑顔でちょっとしたことも褒めながら、本気モードに導いていくしかないようです。

なんてことに気付いた、7月の終わりでした。

甘いなぁ・・と思いつつも、十人十色、我が家は我が家。
いやはや、ほんとに、親が思うようには進まない、中学受験道です・・(笑)


【働きながらお受験を目指す】 第1回 中学受験、する?しない?
【働きながらお受験を目指す】 第2回 中学受験の目的は?
【働きながらお受験を目指す】 第3回 親の役目
【働きながらお受験を目指す】 第4回 中学受験の塾選び
【働きながらお受験を目指す】 第5回 受験勉強、ひと休み?
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第6回 「やらされる勉強」から脱出!?
【習い事と中学受験の両立を目指す!番外編】もうすぐ夏期講習の巻
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第7回 「個別指導」と「グループ授業」
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第8回 「あと1年!」を効率的に学習するために
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第9回 初めての外部模試♪
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第10回 学校行事との両立?

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2009年07月13日

【随時更新】中学受験に便利なサイト


投稿者 WMS情報局

中学受験に便利なサイトを集めるつもりですので、チェックしてみてください。

東京私学ドットコム

8月22日、23日、また10月18日に主催する進学相談会の情報や、制服や部活動などの情報が充実しています。


オープンキャンパスガイド

「どうしていい中学に行くべきなの?」「いい大学に入るためよ」「いい大学って何?」という会話の一つの解決策として、大学のオープンキャンパスを利用して、大学を見学するというのはいかがでしょうか。大学の設備が見られるのと、それを見学にくる高校生を見ることもできます。


私立中高進学ガイド

首都圏の私立中学校・高等学校の最新学校案内(2010年度版)を 無料で何校でも 請求できる
「私立中学校・高等学校 資料請求WebSite」。
一度に何校でも、そして何度でも請求できて、しかも代金・送料など 費用は一切かかりません。
私立中高進学をお考えの方、興味はあるけどその前にちょっと研究したい方などなど……
このサイトからお気軽にお申し込みください!


キャンパスホットライン

首都圏の私学の情報が提供されています。


Willナビ

首都圏中学受験・入試・塾・学習情報サイト。学校説明会、文化祭、体育祭などの情報がまとまっています。


中学受験 夏のお勧め図書

中学入試に出やすい本の一覧です。読書感想文用や、普段の読書のために。

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2009年06月12日

【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第10回 学校行事との両立?


投稿者 竹之内ふうこ

春の行事も一段落し、東京も梅雨の季節を迎えてしまいました。
受験生にとっては、嵐(夏休み)の前の静かなひととき・・なのでしょうか。いや、それはうちだけか(汗)

我が家の娘が通う小学校では、春に運動会があります。
今年は、雨で延期になったり、終了間際にまた雨が降り出して残り種目を後日行うなど、バタバタしましたが、なんとか終了。
ほっと落ち着いたところです。

最高学年である6年生は、組体操やら騎馬戦やら、事前練習がヘビーな種目ばかりな上、係の仕事やら何やらで、運動会前は毎日ヘトヘトで学校から帰ってきます。
運動会前の数週間は、勉強に関しては多少目をつぶるというか、

運動会が終わるまで忍耐強く待つしかない

といったところでしょうか。

子供に、「朝練や居残りのない係を選びなさい」なんてこと、言えませんしねぇ(涙)

妙に張り切り屋の娘は、最もヘビーな応援団&吹奏楽クラブを自ら選び、そして軽量級ゆえ、組体操や騎馬戦では「上に乗る人」、と、運動会一色の数週間でしたっけ。

学校行事は、子供も楽しみにしているし、もちろん塾などよりも優先されるべきことであり、親も大いに応援すべきなのは明白です。

が、が!実際問題、毎日ドロドロヘトヘトで学校から帰ってきて、塾に行くので精一杯、未消化の宿題が積まれていくのを見続けるのは、親の精神衛生上、キツかったです。
今はとにかく、終わってほっとしてます。

「運動会、秋でなくてよかった・・」とまぁ、プラス思考で(笑)

しかし、運動会以外にも、まだまだあるんですよね、塾を休まなければいけない学校行事が!(笑)

ここらの小学校は、2泊3日の日光への移動教室(修学旅行?)が、なぜか夏休みにあります。「受験の天王山」である夏休みに、丸3日間、夏期講習を休むのです・・事前に分かっていたこととはいえ、「なんで夏休み〜〜??」と愚痴りたくもなります。

さらに我が家の場合、吹奏楽クラブに入っているので、土曜日に演奏に出かけなければいけないことが何度かあります。そしてその前には土曜の特別練習と毎日の朝練。

オプションでとっている土曜の授業が何度もパーになる・・

安くない授業料を払っている親としては、「もったいない」と愚痴りたくもなります。

いつか、ポロッと、

「あーあ、また土曜日の塾休まなきゃいけないんだね、もったいなーーい」

と娘の前でつぶやいてしまったことがあります。
その時、娘は、

「じゃぁ、演奏会に行かなきゃいいっていうのっ??」

とキレました。
ごもっとも・・母が悪うございました。
娘は、6年生として、学校のクラブ活動を一生懸命頑張っていたのです。その頑張りに、母が水を差すようなことを言ってどうするんでしょうね・・母、反省しました。こんなこと言うくらいなら、吹奏楽クラブに入れなきゃよかったんですから。ふぅ。


これから受験が近くなると、不安と焦りから、親の判断能力が普通でなくなってしまうことがあるかもしれません。
せめて、学校行事は事前に分かっているのですから、その前後は勉強がいつもどおりに進まないのが当然、くらいに考えておく、いや、覚悟しておこうと思います。
子供たちにも貴重な気分転換になるでしょうし、どうせなら気持ちよく、親も一緒に楽しんであげた方が喜ぶことでしょう。「勉強がおろそかになる・・」なんて親がプンプンしていていいことは一つもありませんしねー。

気持ちよく親子で学校行事を楽しんだ後は、また勉強を頑張る!
メリハリをつける、切り替えをうまくする、そんな訓練になるといいな。
って、大人でも難しいんだけど・・(汗)

なんてことを、自分に言い聞かせている、今日この頃です(笑)

体調を崩しやすい時期です。
健康管理に気をつけ、塾弁の中身にも気を付け(笑)、がんばりましょ〜う!!

【働きながらお受験を目指す】 第1回 中学受験、する?しない?
【働きながらお受験を目指す】 第2回 中学受験の目的は?
【働きながらお受験を目指す】 第3回 親の役目
【働きながらお受験を目指す】 第4回 中学受験の塾選び
【働きながらお受験を目指す】 第5回 受験勉強、ひと休み?
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第6回 「やらされる勉強」から脱出!?
【習い事と中学受験の両立を目指す!番外編】もうすぐ夏期講習の巻
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第7回 「個別指導」と「グループ授業」
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第8回 「あと1年!」を効率的に学習するために
【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第9回 初めての外部模試♪

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2009年04月20日

ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート その14


投稿者 fellow

まだまだ、2008年に受験した方、2009年のほやほやの方、たくさんの体験をお待ちしております。
こちらからどうぞよろしくお願いいたします。

今までのアーカイブ
その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7

その8 その9 その10 その11 その12 その13

今回は、中学受験です。

●データ編

・お子さんが受験した年
2009年

・受験した学校数
千葉・埼玉の2校を入れて、4校

・幼稚園・小学校・中学校・高校・大学?
中高一貫校

・本命
都内私立

・4月から通う学校。本命かどうかも。
都内私立、第一志望校

・お母さんの働き方
フルタイム

・ご自分の受験経験
大学卒業までずっと公立(なので私立受験経験なし)

●意識編

・受験を意識しだしたのはいつごろ
5年生

・自分の受験体験と子供の受験への考え方、どうシンクロしていますか?
自分に経験がない分、全くシンクロしていません。お友達(小学校女子)に私立受験者が多かったことや本人の強い希望で中学受験することになりました。

・旦那さんとはどう話し合いましたか?
夫は中学受験経験あり、むしろ私よりも受験に賛成でした。が、6年後半まではサポートをするわけでもなく、私が大変でした!

・旦那さんのサポート体制はいかがでしたか?
私の残業・出張時にお迎え、塾弁(買い弁?)の対応をするなど。通勤途上に塾があるので、帰り道にお迎えし一緒に帰宅するなど。受験直前の過去問コピーとりや、ファイリングは専ら夫が担当していました。

●準備編

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【塾・教材】
学童(3年で終了)の後、なんとなく中学受験専門塾へ入塾。塾は通塾の便も考え、2,3見学したものの、結局はお友達が多く行っているところに本人の希望で決まりました。時間が長く、テキストの課題も多いので、塾以外の教材は過去問を除いてやる暇がありませんでした。直前は志望校対策として、他塾のそっくり模試活用も。

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【生活面】
幸い体力があり、健康だったので、インフルエンザが流行った受験一週間前も含めて普通に学校生活を送っていました。生活面ではリズムを崩さないようにする、しっかり食べる、うがいの習慣を守る、といった健康面で気を配った程度でしょうか。

・働いていることでの苦労と、どうそれを乗り越えたかを教えてください。
説明会は平日しか開催されないところは、半休をとったり、掛け持ちするなどしてなるべく効率よくまわりましたが、6年後半は本当に忙しくなるので、情報収集は4年後半からぼちぼち始めるようにしました。子供にあった学校かどうか、教育方針に共感できるかどうか、見学した学校は10校以上になります。志望順位が高い学校は行事も含め複数回いくこともありますので、6年後半は自分の仕事が忙しかった(海外出張)こともあり、かなり大変でした。
また、大規模合同説明会は手っ取り早く資料が集められるので参加しました。

塾弁は基本的には朝、お味噌汁とおかずをつくって冷蔵庫へ入れ、炊飯器をタイマーセット。塾へ行く前に本人がレンジで温め、炊けたご飯を保温ジャーにつめ、麦茶をボトルに入れて出かける、というスタイル。慣れればなんとかなりました。

一方、朝から出かけてしまって上記スタイルが使えない夏期講習時の塾弁が困りました。(朝から持っていくといたむので)夕方お弁当を届けるお母様がほとんどでしたが、フルタイムではそれもできず・・・。
本人が買い弁を嫌がったので、夏期講習時は、空のお弁当箱を持って出社し、19時くらいまでに仕事を切り上げ、ダッシュで最寄のお弁当屋さんで中身をつめてもらって塾に届けた、ことも。弁当配達サービスがあれば、間違いなく利用したのですが・・・(探したのですが適当なものが見つけられませんでした)。

中学受験は親子でするもの、と結局実感しましたが、働いていることで、子供の勉強面でのサポートは直前まであまりできませんでした。(何がわかって何につまづいているのか、や家庭学習で何をしているのか等把握できない。)

働いていて、家庭学習のサポートがうまくできないことを塾の先生にもお話し、なるべく先生から様子を聞くようにしました。帰途お迎えに塾に寄ったとき、立ち話的に相談、アピールするなど、普段の勉強については塾に任せていた部分が大きかったと思います。志望校にあった学習方法を教えてもらったり、個別に課題をもらって、添削していただくなど。

●直前・当日

・どのように調整しましたか?仕事との調整などはいかがでしたか?
職場にも中学受験経験のある上司や同僚は多いので、理解は得やすかったのですが、早め早めに予定を調整しました。

今年は2月1日が日曜でしたので、第一志望校は受験前日・当日とも休む必要はありませんでした。2日校の受験日と翌日の発表・入学手続き(半休)の1.5日休で対応できました。

・当日に心がけたことは?
業務メールはリモートで携帯からアクセスできるので、平日の試験では待機中、対応できるものはメールで対応・連絡とれるようにしました。

・面接のときに働いていることについてどう説明しましたか
面接は夫が対応。女子校で働く女性に理解がある、という前提でしたが、「お子さんが寂しい思いをしませんでしたか」という質問が出たそうです。夫婦が協力し、却って父親が子供になるべくかかわるなど、共働きをプラス印象にアピールしました。

●感想

・乗り切っての反省点
子供と話し合う時間が不十分だったかも・・・親が本人に向いていると思っていた学校と本人が志望した学校にギャップがあり、志望校決定が11月と、かなり遅くなったうえ、志望校対策(過去問)がぎりぎりでした。

・ここが成功もしくは失敗のポイント
中学受験は、当人でない母親の心理的ストレスが大きいのですが、フルタイムでどっぷり中学受験につからなかったことで、思いつめずにこのストレスを若干軽減できたのではないでしょうか。娘の方も、母親と距離があることで、マイペースを維持し、追い詰められなかったようです。

・これから受験をするワーキングマザーにアドバイスを
ワーキングマザーは要領がよいので、情報収集や整理(取捨選択)は得意なはず。ここの部分が親の仕事(小学生には無理)なところでもあるので、ネットや経験者の話も参考に乗り切ってください。

========================
ありがとうございます。そしておめでとうございます!塾弁の対処法など具体的でありがたいアドバイスです。また、最後のアドバイスも、とっても勇気づけていただけるものかと思います。情報の取捨選択、心したいと思います。本当にありがとうございました。

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2009年04月14日

【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】第9回 初めての外部模試♪


投稿者 竹之内ふうこ

子どもたちの新学期も始まりましたね!
我が家の娘も正真正銘の6年生・・ということは、私もいよいよ受験生のハハ(>_<)
ということで、今後は【習い事と中学受験の両立を目指す】改め【プラス志向で行こう!中学受験奮闘記】でお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

天才でもなく、かといってコツコツ努力型でもなく、現在の成績は中の中、口だけは達者なプレ思春期6年女子の現在進行形の中学受験奮闘記を、これまた中学受験初体験のハハ目線でお届けしていきたいと思います。

近頃、周りの受験生ハハたちと話していると、新6年になって、子供が一気に勉強に身が入るようになったと言います。

グチを言い合っていたママ友たちも、「もう夜はテレビついてないよ」とか「春期講習は、今までにないくらいよくやった」とか「勉強にかける時間だけはすごいよー」とか。
そういう発言を聞いてかなり焦っている私。

娘も、前よりは勉強しているとは思うし、新6年になって受験を自分のものと意識し始めたことは大きな進歩だとは思います。
ただ、勉強に関しては、客観的に見ても、これまでの頑張りレベルが低すぎたので、「まだまだできるでしょー」と思ってしまうハハ。

でもそれを口に出してしまうと、一気に娘のやる気をそぐことになるし、この時期にバトルをしたっていいことは一つもなし!
娘は娘なりにいろいろ考えてはいるみたいだし、今はそれを行動に移せていないだけ(のハズ)。
娘の性格を考え、忍耐強く、ハハは「見守るだけ」と決心しています。ああ、忍耐。
でも、これも客観的に見て、じっと見守られるだけで、自分で成績上げられるほどデキル子ではないので、ここは塾の先生と密談をして(笑)、お力をがっつり借りたいところです。

さて、6年ともなると、模試が増えますね。

おとといは、大きな模試のひとつ、四谷大塚の「第一回 合不合(ごうふごう)判定予備テスト」でした。
(「合不合」ってすごいネーミングですね、涙)

この四谷大塚の合不合判定テストは、秋までに6回あり、志望校判定の大きな目安とされます。
春の2回の「合不合判定予備テスト」は、サピックス生がまだ受けないので、判定はあまりあてにならない・・ようなことを言われていますが、まずは「場慣れ」ということで、塾から受けるように言われます。

娘も、今までは塾内でのテストしか受けたことがなかったので、昨日は初めての外部模試!
娘ったら、何かイベント感覚だったらしく、前日からソワソワ、準備はバッチリ!
テスト会場は、近くの私立中学校です。ゾロゾロと受験生親子たちが会場に向かう中、キョロキョロしつつも緊張気味で吸い込まれていきました。

終わってから「どうだった?」と聞くと、

○○ちゃんと○○ちゃんもいた!

とか、そんな話を延々と(涙)

友達探しに行ったんじゃなーーーい!!

受けさせてよかったです・・。
場所が変わっても、テストに集中できるよう、慣れてもらわないと。

でも、正直、学校のお友達にこんなに会うとは思いませんでした・・
クラスの同じ班の子が全員受けていたとは・・改めて受験する子の多さに驚きます。


夜になって、おもむろに自己採点し始めました。
これも6年になってからするようになったことです。感心感心。

が、毎度点数を出すだけで終わっている・・
点数にもクラクラきましたが、採点後に問題用紙を捨てようとしていた娘の手をガシッとつかみ、

ハハ:「間違ったところはやり直そうね」
ムスメ:「やだね」

これも今後の大きな課題のひとつです。
間違い直し、大嫌いなんですよね・・。
塾外のテストでも、解説授業してほしい・・。

今週末は、これまた大きな模試の一つ、「統一模試」です。
会場は、先週とは別の私立中学校を選んでいます。
ここは志望校の一つなので、学校見学も兼ねて、ふんばってほしいところです。


ああ、まだ4月です。だけど、あと9か月!
息切れしないよう、受験生チチハハの皆さん!明るくプラス志向でがんばりましょうねっ!!

【働きながらお受験を目指す】 第1回 中学受験、する?しない?
【働きながらお受験を目指す】 第2回 中学受験の目的は?
【働きながらお受験を目指す】 第3回 親の役目
【働きながらお受験を目指す】 第4回 中学受験の塾選び
【働きながらお受験を目指す】 第5回 受験勉強、ひと休み?
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第6回 「やらされる勉強」から脱出!?
【習い事と中学受験の両立を目指す!番外編】もうすぐ夏期講習の巻
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第7回 「個別指導」と「グループ授業」
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第8回 「あと1年!」を効率的に学習するために

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2009年04月08日

ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート その13


投稿者 fellow

今までたくさんのワーキングマザーのお受験体験記をいただいて感謝しております。

まだまだ、2008年に受験した方、2009年のほやほやの方、たくさんの体験をお待ちしております。
こちらからどうぞよろしくお願いいたします。

今までのアーカイブ
その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 その9 その10 その11 その12

今回は、小学校受験です。

●データ編

・お子さんが受験した年
2008年

・受験した学校数
1校

・幼稚園・小学校・中学校・高校・大学?
小学校

・本命
都内国立

・4月から通う学校。本命かどうかも。
地元の公立校です

・お母さんの働き方
パートタイム

・ご自分の受験経験
中学から私立

●意識編

・受験を意識しだしたのはいつごろ
受験年の秋(遅い!)

・自分の受験体験と子供の受験への考え方、どうシンクロしていますか?
自分自身は「受験する」と自分で考えて決めて中学を受験しました。基本的に、子どもがやる気がなければやる必要はない、と思っています。地元の公立の環境にもよりますけれど・・・。今回の受験は、記念受験に限りなく近いです。

・旦那さんとはどう話し合いましたか?
国立で面接もないし、夫の負担もほとんどないので、話し合うほどのことはありませんでした。

・旦那さんのサポート体制はいかがでしたか?
模試(一日だけですが)の送り迎え、抽選、試験日の付き添いをしてくれました。

●準備編

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【塾・教材】
一次抽選に通ってから筆記まで一ヶ月ほどあったので、抽選日に駅でちらしをいくつかもらい、その中から選んだ幼児教室の講習を3日間、直前模試を一回受けました。

過去問は抽選の前に買い、抽選の後に買い足しました。一ヶ月間、ほとんど毎日、過去問をやらせました。

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【生活面】
体調管理が第一(いつもより生活に負荷がかかるので、寝る時間はできるだけ普段通りに)。本人のモチベーション維持が第二(最初のうちは楽しくやっていたが、だんだん飽きてきたので、「○○校に遊びにいきたくても、くじで外れちゃった子もいるから、せっかく通ったからがんばろうね」「試験が終わったら、アイスをダブルで食べよう!」といったような感じで)。

・働いていることでの苦労と、どうそれを乗り越えたかを教えてください。
試験以外に、抽選や発表、書類受け取りなどで何度も決まった時間に学校に足を運ばな
ければならないのが大変でした。私が行けない時は、夫に協力してもらいました。

●直前・当日

・どのように調整しましたか?仕事との調整などはいかがでしたか?
夫に行ってもらいました。

・当日に心がけたことは?
朝ご飯に子どもが大好きなフレンチトーストを作り、ハッピーな気分にさせて送り出しました。

・面接のときに働いていることについてどう説明しましたか
面接はありませんでした。

●感想

・乗り切っての反省点
記念受験なので、「反省」というのもちょっと違うかもしれませんが、「記念」とはいえ、やっているうちにヒートアップしてきてしまう部分がどうしてもあるので、どうせ記念なら、もっと気楽にやればよかったと思いました。とはいえ、ある程度できるようになっていないと、「何やってんだか、全然わかんなかったよ〜」で試験が終わってしまうのもかわいそうだし、その兼ね合いが難しいのですが・・・。

・ここが成功もしくは失敗のポイント
本気で受験するなら、せめて夏ぐらいから準備した方がいいんだろうな、と思います。過去問を早めに入手して、ちょっと遊び感覚でやらせてみて、自分でみてあげられるか、幼児教室に通わせるならどれくらいの頻度にするか、など見極めることをおすすめします。とはいえ、国立は抽選が何回もあるので、準備は十分にしたものの抽選は通らなかった・・・ということもあり得るのが悩みどころです。

・これから受験をするワーキングマザーにアドバイスを
「お受験」の世界をかいま見ての感想は、お子さんのタイプが受験向きかどうかもあると思うのですが、親が向いているか、というのも、けっこうなポイントかなあと。たとえば、自分より子どもを優先させられる、お受験スーツを着こなせる、子どもの受験準備に労をいとわない、そういう点では私自身はどれも失格でした。

もうひとつ、子どもの受験って、私のようなお気楽組でも、自分のこと以上に心が揺れるのですね。受験期間中も仕事はしていましたが、正直、物理的にという面もありますが、精神的にきつかったです。仕事で大きなプロジェクトを抱えているような時は、うまく息抜きしてバランスをとってくださいね!

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結果は残念でしたが、でも何かに挑戦したということできっとすばらしい体験になったのではないでしょうか。今頃、入学式ですね。心からのおめでとうという言葉をお送りいたします。

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2009年03月03日

ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート その12


投稿者 fellow

今までたくさんのワーキングマザーのお受験体験記をいただいて感謝しております。

まだまだ、2008年に受験した方、2009年のほやほやの方、たくさんの体験をお待ちしております。
こちらからどうぞよろしくお願いいたします。

今までのアーカイブ
その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 その9 その10 その11

今回は、中学受験です。

●データ編
・お子さんが受験した年
2009

・受験した学校数
3校

・幼稚園・小学校・中学校・高校・大学?
中学校

・本命
都内私立

・4月から通う学校。本命かどうかも。
都内私立 第一希望校

・お母さんの働き方
フリーランス 

・ご自分の受験経験
私立一貫中学校受験 

●意識編

・受験を意識しだしたのはいつごろ
私自身は小学校4年生
娘は6年生の11月の終わり頃

・自分の受験体験と子供の受験への考え方、どうシンクロしていますか?
大学進学までの中高6年間を勉学、部活、コミュニケーション能力育成を楽しみながら将来も見据えるために伸び伸びとした時間と環境を重視した部分

・旦那さんとはどう話し合いましたか?
主人は地方の自然溢れる環境で伸び伸びと育ち受験経験は高校からでし たが上記にまったく同意でしたので特に問題はありませんでした。

・旦那さんのサポート体制はいかがでしたか?
頻度は高くありませんでしたができる限りの学校説明会への同行、塾の送り迎えや試験当日の付き添い、家族で過ごす休日の時間に明るい環境づくりを目指してくれました。

●準備編

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【塾・教材】
受験まで二ヶ月しかなかったので集団の授業は取らずに、一回2時間の週三回個別と自主的に本屋に行き、問題集を選び、購入して自宅学習で臨みました。

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【生活面】
健康面の管理(食事、睡眠 )時間の管理、精神面のケアが親とし て重要となりますが最も先にやっておいた方が良いことは志望校選びだと思います。初めにだいたい、三校から五校くらいに絞り、実際に足を運び、生徒の 様子、説明会、体験授業、子供が実際通学する時間帯の交通機関のシュミレーション(小さな子供が毎日通うところなので時間 や混み具合はとても重要)など現実的に結びつきやすいよう気をつけました。

・働いていることでの苦労と、どうそれを乗り越えたかを教えてくださ い。
私はフリーランスですので、時間の調整はできた方ですが、最近はフルタイムで働いている保護者のために 土日や平日の夜間(トワイライト説明会)などを設けてくださる学校も在ります。

●直前・当日

・どのように調整しましたか?仕事との調整などはいかがでしたか?
ご主人とふたり、午前と午後で交代したりしている方が多く見られました。

・当日に心がけたことは?
当日や試験期間中はジタバタしても仕方がないので普段と変わらな い生活を心がけました。問題集はパラパラと見させましたが、リラックスさせることの方が先決だと思います。精神面では親はできるだけ笑顔でいてあげることがとても大切だと思います。

・面接のときに働いていることについてどう説明しましたか
面接がなかったのでお答えすることができません、すみません。

●感想

・乗り切っての反省点
娘が希望したのが11月の終わりでしたから正直やはり準備時間のゆとりが欲しかったです。

受験校を大きく三つに分けるとチャレンジ校、実力校、ここで止めたい校と選択し親が綿密な情報収集と判断力を持つことではないでしょうか?行き当たりばったりでは後悔することになるような気がします。

・ここが成功もしくは失敗のポイント
足繁く見学に何度も何度も通った方がいいと思います。
偏差値やうたわれている言葉だけではその学校の良さや特徴は計れない と思うからです。また、子供自身が持つ 皮フ感というか、本人が感じる「合う合わない」という感覚がとても左右するとも思います。
是非学校へはお子さんとも行ってみて欲しいですね。実際に学校に通うのは親でなくお子さん自身ですから。

この時期は(中学受験)達成感や成功体験を積ませてあげることが最も重要だと思います。親の見栄や虚栄心で強気受験させるのは絶対に禁物だと思います。

・これから受験をするワーキングマザーにアドバイスを
仕事を続けながらの受験は大変厳しいものだと思います。物理的な時間も足りなく焦燥感に苛まれることもあるでしょうが、子供にとって大切なのはまずは子供自身の強い意志と学習時の孤独感からの解放を目的に。

独りで戦っている。という気持ちにさせない様にたとえ短時間でも しっかりと子供に集中してあげることが最も大事だと思います。

また、他に兄弟がいる場合はその子にも注意が必要です。(ひとりの子の受験にかかり切りになっていると荒れ出したりするのです)事前に個別でよく話し合いをし また同じ話しを家族ですることをお勧めします。今、家族の誰は何に向かっていっているのか、そのためには何が必要かを皆で考える。というプロセスを家族皆で踏むことをお勧めします。

受験はある意味、そのときだけです。その日がきたら必ず終わりますから頑張ってください。家族の絆も強くなりますよ
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「精神面では親はできるだけ笑顔でいてあげることがとても大切だと思います。」さらりとおっしゃる言葉。これができそうで、できないんだなぁ。アドバイス、身に沁み入ります。ありがとうございました。

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2009年02月20日

ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート その11


投稿者 fellow

今までたくさんのワーキングマザーのお受験体験記をいただいております。
今年も、2008年に受験した方、2009年のほやほやの方、たくさんの体験をお待ちしております。
こちらからどうぞよろしくお願いいたします。

今までのアーカイブ
その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 その9 その10

●データ編
・お子さんが受験した年
2007年11月

・受験した学校数
1校

・幼稚園・小学校・中学校・高校・大学?
小学校

・本命
国立大学附属小学校

・4月から通う学校。本命かどうかも。
国立大学附属小学校

・お母さんの働き方
在宅SOHO

・ご自分の受験経験(例:中学まで公立、あとは私立)
高校まで公立、大学は国立

●意識編

・受験を意識しだしたのはいつごろ
学区内で通いやすいから、という理由で、上の子も同じ小学校を受験していたので(結果は×)、下の子もとりあえず受けるだけは受けようとは思ってました。

・自分の受験体験と子供の受験への考え方、どうシンクロしていますか?
自分は田舎育ちなので、受験といえば高校受験。自分の子供がこの年齢になるまで、まだ小さい子に勉強をさせて受験させるなんて、全く別世界の話だと思ってました。

・旦那さんとはどう話し合いましたか?
夫婦とも、入れたらラッキーだね、という意識で一致していました。

・旦那さんのサポート体制はいかがでしたか?
合格発表と抽選は、旦那に一人で行ってもらいました。

●準備編

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【塾・教材】
塾には行ってません。市販の過去問の問題集を購入し、直前に3年分くらいをやらせてみました。

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【生活面】
指示行動や、質問にハッキリと即答することなど、試験で必ず試されると思われることは、2週間前くらいから意識的に普段の遊びの延長で試したりしていました。

・働いていることでの苦労と、どうそれを乗り越えたかを教えてください。(説明会出席や塾弁などを具体的にお願いします)
1校だけだったのと、準備という準備はしなかったので、問題はなかったです。

●直前・当日

・どのように調整しましたか?仕事との調整などはいかがでしたか?
SOHOなので時間の調整はつくのですが、当日は、午前中の早い時間に終わったので、あっという間の出来事でした。とても寒かったのを覚えています。

・当日に心がけたことは?
子どもには「受験する」ということを伝えていなかったので、試験当日は、「もう1回、別の小学校の就学時健診に行こうか!」と言って連れていきました。それでも、子供なりに、場の雰囲気が大がかりだなぁ・・とは感じていたはず(汗)物怖じしないタイプの子だったのでこの方法が使えたのだと、今は思いますが、お勧めできる方法ではありません・・。
また、雪がちらつくくらいとても寒い日だったのですが、「寒い〜」とぐずられるのが分かっていたので、分厚いタイツにタートルネック、手袋マフラー着用、と、お受験ルックよりも、本人のテンションが下がらないことを優先しました。

・面接のときに働いていることについてどう説明しましたか
親の面接はありませんでした。
アンケートがあることは事前にわかっており、質問項目もほぼ毎年一緒なので、下書きをしてしっかりびっちり埋めました。

●感想

・乗り切っての反省点
小学校受験に挑む態勢は、各家庭の価値観がすべて。まわりにまどわされず、「我が家風」を貫くのが大事なんだと思いました。

・ここが成功もしくは失敗のポイント
受験校の試験の傾向と対策、どのような資質の子供が求められているか、などを早い時期から把握していたことが、準備期間と言われる時期にストレスなく過ごせたポイントだと思います。例えば、服装は関係ないとか(笑)、アンケート記入時はメモ持ち込みOKとか。
受験するからには準備は必要ですし、それを子供に有意義な形で与えられれば一石二鳥。

その上で、御縁があったということは、子供がその学校に合っているということ。御縁がなかったということは、子供がその学校に合わなかったということ。子供2人を受験させ、どちらの結果もいただき、今はそれがよーーく分かります。

・これから受験をするワーキングマザーにアドバイスを
国立小の場合、抽選という非情な現実もありますので、過大な期待をせずに受験されるのがよいと思います。また、入学後のことでいうと、ワーキングマザー、特にフルタイムは少なめです(子供のクラスにはフルタイムママは一人)。家庭学習日と称するお休みが多く、長期休暇も公立小より若干長いので、入学後の預け先などは私立小に入学した時と同様の準備が必要だと思います。

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国立に入ることができるといいですよね。ちょっとあこがれです。お子さんに受験することさえ言っていなかったというのも、性格によるとは思いますが、かなりのテクニックですね。(らむね)

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2009年02月15日

ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート その10


投稿者 fellow

今までたくさんのワーキングマザーのお受験体験記をいただいております。
今年も、2008年に受験した方、2009年のほやほやの方、たくさんの体験をお待ちしております。
こちらからどうぞよろしくお願いいたします。

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その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 その9 

今回はハンドルネーム、アンチョビ様からの投稿です。ありがとうございます。

●データ編

・お子さんが受験した年 
 2008年

・受験した学校数     
 4校5回

・幼稚園・小学校・中学校・高校・大学?  
 中高一貫校

・本命          
 神奈川私立中高一貫校 

・4月から通う学校     
 神奈川私立中高一貫校 本命(どちらかといえばチャレンジ校)

・お母さんの働き方 
  フリーライター

・ご自分の受験経験    
 大学まで公立

●意識編

・受験を意識しだしたのはいつごろ
  小学3年になって、まわりで中学受験する人が多いことに気づいて。

・自分の受験体験と子供の受験への考え方、どうシンクロしていますか?
  シンクロしていません。
  自分は地方出身で中学受験なんて考えたことがありませんでした。

・旦那さんとはどう話し合いましたか?
  地域の進学状況と、子供の性格、我が家の経済状況などを一緒に検討しました。

・旦那さんのサポート体制はいかがでしたか?
  理科と算数は、家庭教師のように見てくれました。これは私には手が出せない部分だったので、とても助かりました。

●準備編

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【塾・教材】
 四谷大塚準拠の小規模塾に4年生(3年生の2月)から通塾。
 4年生は週2回、5年生は週3回+週例テスト、6年生は週3回+週例テスト+各種模試他夏期、冬期、春期講習
 でも、受験塾としてはかなり拘束時間が少なく、時間的にも金銭的にも助かりました。

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【生活面】
 拘束時間が短いかわりに、宿題が多い塾でしたので、必然的に家庭学習が多くなりました。最初は大変でしたが、うまくリズムに乗ってくると、その方が効率よくできたと思います。子供も自由になる時間が多く、ストレスが少なく済んだのでは。

・働いていることでの苦労と、どうそれを乗り越えたかを教えてください。
 自分で自分の時間の調整がつくので、あまりそういう苦労はありませんでした。
 ただ、時間が有り余っているわけではありませんから、説明会などは選んで出席しました。資料だけもらって帰る、途中参加、途中退席も問題なしとわかってからは、楽でした。
 
●直前・当日

・どのように調整しましたか?仕事との調整などはいかがでしたか?
 仕事は事前にしっかり調整して、受験日当日などに締め切りが入らないようにしました。夫は2日間会社を休みました。受験した学校がそれぞれ離れていたので、試験の付き添いに一人と合格発表の確認、入学手続きに一人の計2名は絶対必要でした。

・当日に心がけたことは?
 とにかく親は平常心を装っていること(もちろん演技です)。

・面接のときに働いていることについてどう説明しましたか
 面接はありませんでした。

●感想
・乗り切っての反省点
憧れの学校に合格できて、入学後は良い友達もでき、学校生活にも大満足です。
ただし、成績では大変苦労しています。やってもやっても上がらない成績に、本人はちょっと劣等感すら抱き始めているようです。成績のよい友人と競って、良い刺激を受けてくれることを望んではいたのですが、時々ちょっとかわいそうにもなります。チャレンジ校合格にはこういう面もあるのですね。

・ここが成功もしくは失敗のポイント
受験した学校は、いわゆる滑り止めも含めてどの学校もとてもいい学校で、どこへ行くことになっても、楽しい学校生活が待っていると、親子で心から思えるようにしました。「○○中学でなければ」という強い気持ちは、時にはパワーになりますが、プレッシャーにもなります。特に親の思い込みはプラスには働かないと思います。

・これから受験をするワーキングマザーにアドバイス
日ごろの勉強を見るのは、塾に個別指導を頼んだり、家庭教師を頼んだりと、いろいろな手段があるので、自分でやらなくてもOKだと思います。ただ、テストの結果を詳細にチェックし、子供の得意不得意を把握することと、さまざまな学校の情報の収集・分析、併願作戦の立案などは、ぜひ自分の目と手で行ってください。
つまり、スポーツで言えばコーチの部分は外部に委託できるけれど、監督の部分は自分でやる必要があるという感じでしょうか。後は「自分流」でがんばってください。

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アドバイスありがとうございます。“監督は自分でやる必要がある”という言葉、貴重ですね。また、テスト結果はついつい偏差値ばかりに気を取られて、子供の得意不得意まで見てあげていないなと反省しました。(らむね)

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2009年02月10日

【募集】受験体験記募集します!


投稿者 WMS情報局

2007年に募集して大きな反響を呼んだ、受験ママアンケート。2年ぶりに募集いたします。

今までのアーカイブ
その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 その9

幼稚園・小学校・中学校・高校・大学、公立・私立を問いません。ぜひ他のワーキングマザーの受験力を高めるためにぜひぜひお力を貸してくださいませ。

以下をコピペして、メールで送ってくださいませ。


====ここからコピー=======

●データ編
・お子さんが受験した年
・受験した学校数
・幼稚園・小学校・中学校・高校・大学?
・本命(例:都内私立など)
・4月から通う学校。本命かどうかも。(例:都内国立。第二志望)
・お母さんの働き方(例:フルタイム)
・ご自分の受験経験(例:中学まで公立、あとは私立)


●意識編

・受験を意識しだしたのはいつごろ

・自分の受験体験と子供の受験への考え方、どうシンクロしていますか?

・旦那さんとはどう話し合いましたか?

・旦那さんのサポート体制はいかがでしたか?

●準備編

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【塾・教材】


・受験準備の様子を具体的に教えてください。【生活面】


・働いていることでの苦労と、どうそれを乗り越えたかを教えてください。(説明会出席や塾弁などを具体的にお願いします)

●直前・当日

・どのように調整しましたか?仕事との調整などはいかがでしたか?

・当日に心がけたことは?

・面接のときに働いていることについてどう説明しましたか

●感想

・乗り切っての反省点

・ここが成功もしくは失敗のポイント

・これから受験をするワーキングマザーにアドバイスを

========ここまでコピー==========

メールにていただけると幸いです。

どうぞご協力よろしくお願いいたします。

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2009年01月22日

【習い事と中学受験の両立を目指す】第8回 「あと1年!」を効率的に学習するために


投稿者 竹之内ふうこ

埼玉と千葉では、既に中学受験が始まりましたね。東京・神奈川の受験生も、「1月受験」と称したお試し受験をされた方も多いことでしょう。
受験シーズンに突入し、5年生の我が娘にも変化が見られました。冬期講習あたりからでしょうか、塾がピリピリとした受験モードになったらしく、ここにきてやっと「受験する」ということが具体的にどういうことなのかを把握した様子(笑)
「1年後は○○も必死で過去問やってるんだよね」なんて発言に、こっちがびっくりです(笑)受験モードの伝染(?)、これもグループ授業のメリットの一つですね。
今年の2月1日は日曜日ですし、この際、せっかくなので、受験会場に連れていって、遠くからでも眺めさせようかな、とも思っています。
受験生の皆さんには、とにかく体調を整え、持っている力を発揮して悔いのない受験をしてほしいな、と、心から願います。


さて、現5年生も、塾では来月からは新6年生。本当にあと1年(汗)・・

新しい単元の学習は夏休み前までで、夏休み以降はそれまでの復習と演習に入っていきます。
保護者会で室長先生の話を聞いてなるほど、と感じたのは、基礎・基本はもちろん最重要だけど、これからは効率よく点数をとるための工夫も必要になってくる、ということ。
夏休み以降の復習・弱点補強・演習の時期には、志望校の出題傾向に沿って勉強するのが効率的、ということです。
例えば、過去の出題傾向から察するに、世界地理なんて出ない学校なのに、貴重な夏休みを世界地理の細かいところまで一生懸命覚えるのは無駄、です。
その時間を使って、確実に出る時事問題を鍛えておいた方が断然点数に結びつきます。

つまり、夏休み前までに出題傾向を知るには、「夏休み前までに志望校を絞っておく」必要があるということなんですね・・。
そして、志望校の出題傾向を知るには、やはり過去問を見るのが確実です。

一応の我が家の第一志望は、今のままでは99%無理・・という学校なのですが、今からあきらめるのもどうかと思い、思い切って過去問を買ってみました。
中学校の過去問なんてどうやって手に入れるのだろう・・と思ったら、大学の赤本と同じように、きちんと本になって販売されているのですね。

ネットで注文し、届いてからバラバラッと見ましたが、うーーん、買ってよかった!
各教科の出題傾向、出題分野分析表、対策などが詳しく載っています。
今から子供に「出題傾向に沿って勉強しなさい」と言っても無理な話ですが、親が把握していると、「○○中は、平面図形の問題がいっぱい出るから得意にしておいた方がいいよ」とか「細かい文法の問題はほとんど出ないから、軽くでいいよ」のような声がけができるのです。
社会は資料の読解や作図が多いので、頻出資料はコピーしてトイレに貼ってやろうかしら・・とか、理科は実験・観察の問題が多いので、受験用の実験塾を一部利用するのも効率よさそう・・などと先の計画もたてられます。

このようなことを、夏休み前から知っておくのと、過去問を本格的に解き始める10月以降に知るのとでは、実際の勉強効率も違うはずだし、気持ちの面での焦りも随分違ってくるような気がします。
塾で、個々の生徒の志望校の出題傾向を把握して、早い時期からそれに合った指導をしてくれれば助かるのですが、大ざっぱな志望校別クラスはあるにしても、個別指導で特別にお願いしているのではない限り、そこまでは期待できないのかなぁと思うので、親がやるしかないですよね・・。

「夏休み前には志望校を絞り、過去問から具体的な出題傾向をつかんでおく(親が)」

新6年生になるにあたって、このことを頭に入れておこうと思います。


さて、ここからは我が家の話ですが・・

今のままの偏差値では、思い描いている志望校は絶対に無理・・という我が家にとっては、この1年が勝負。

「今まで好きなこと・やりたいこと、めいっぱいやってきたんだから、これから1年くらい、気合い入れてガリッと勉強しなさいよっ」

というのが、私の本音。

それを分かっているのかどうかは不明ですが、娘は、1月いっぱいで水泳を辞めることになりました。
コーチが皆の前で「週3回練習に来られないのは認められない」とはっきり宣言したそうで、年末から塾で練習を休みがちだった娘は、その場でスッパリと水泳を終了する決意をしたそうです。
口では「絶対辞めない」って言いながらも、本人なりに辞める時期を考えていたのでしょうね。晴れ晴れした顔をしていたので、ほっとしました。
いざ辞めるとなると寂しい気持ちもありますが、本人が納得するまで続けられたので、娘には、あえて「卒業」と言っています。

水泳を卒業したので、新6年生からは4教科すべてグループ授業にすることにしました。でも、算数の個別授業も1コマ残しています。とても相性のよい先生なので、今後の保険として(涙)
これからは週に4日通塾しますが、平日の放課後に何もない日が2日もできるので、その時間の使い方がどうなることやら・・。

しかしまぁ、過去問を買って見たはいいのですが、どの教科も、正しい基礎基本を身に付けていることを前提として、思考力を問う応用問題や記述問題が中心であることに、クラクラきました・・
1年後の娘がこんな問題を解けるレベルに達するんだろうか・・いやはや、いまどきの小学生は大変ですね(汗)
受験のためとはいえ、こういう勉強(訓練?)をしている生徒としていない生徒が、学校では同じ教室にいるのですものね。「6年生は荒れるよ〜」というコワイ噂も、ちょっとは分かるような気がします。

さて、習い事を終了したので、次回からは【習い事と中学受験の両立を目指す】というタイトルも変更させていただきます。結局、ごく普通に、習い事を整理した感じですね(汗)
現在進行形なもので、どうかご了承くださいませ(笑)


【働きながらお受験を目指す】 第1回 中学受験、する?しない?
【働きながらお受験を目指す】 第2回 中学受験の目的は?
【働きながらお受験を目指す】 第3回 親の役目
【働きながらお受験を目指す】 第4回 中学受験の塾選び
【働きながらお受験を目指す】 第5回 受験勉強、ひと休み?
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第6回 「やらされる勉強」から脱出!?
【習い事と中学受験の両立を目指す!番外編】もうすぐ夏期講習の巻
【習い事と中学受験の両立を目指す】 第7回 「個別指導」と「グループ授業」

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2008年11月09日

ごくごく一般的な子の勉強


投稿者 湯河原こむぎ

今までにも何度も書いていますが、うちの娘(中学1年です。)はのんびり屋です。勉強も「できない」わけではないのですが、理解するのに時間がかかりますし、もちろん、授業中も積極的に「はい!はい!」と手を挙げるタイプではない。わからないところを「ここがわかりません」とはっきり聞いたりも出来ないような子です。

そう、絶対に「優等生」とは呼べない子。でも「劣等生」ではない。ほんとうにごくごく普通の一般的な子です。こんな感じのうちの娘は、何もかもがゆっくりなので、みんなと一緒にゴールするためには、少し早く出発しないといけません。

娘は、将来「グラフィック・デザイナー」になりたいと言っています。一番好きな授業は美術。そして、部活も美術部です。絵を描くのが大好き。パソコンでも、IllustratorやPhotoshopを使って絵を描いています。

もちろん、私も「夢に向かって進むのはすごくいい事よ!」と言っていますが「だからって絵だけうまければいいってもんじゃないんだよ。うまくプレゼンする事ができなければ、良い作品を作りあげても伝わらないし、一般常識を知らなければ、お客さんとスムースに会話をする事も出来ないよ。計算が出来なければ、歪みのないきちんとしたデザインは出来ないし、海外を相手にするなら英語も出来ないといけないし・・・。」とかいろいろと御託を並べて、「とりあえず今は、全教科をきちんとやれって事だよ。」という結論を押し付けています^^;

私はいろいろと考えて、小学校2年生の夏から公文(算数のみ)に行かせました。2年生になっても指を使って計算をしていましたから。公文にしたのは「与えられたプリントが終わるまで帰れない」ので、自分が「やるしかない」ので必然的にやるようになります。塾だと学校の教室スタイルで、うちの娘は、みんながバリバリとやってても、一人、ほわわわわーんとしちゃうのが目に見えてる。ぼーっとしてても終わる時間が来れば帰れる、それでは困ります。(もちろん、塾では、ひとりひとりあてられたりするので、のんびりばかりはしていられないのだろうとは思いますが)

公文に行っていたので、6年間授業の算数に普通について行く事が出来ました。授業が理解出来ない・・・という事はありませんでした。

さて、中学から英語の授業が始まりますが、これも中学一年生の4月にみんなと一緒にスタートラインに並んだのでは、うちの場合は遅いのです。で、4年生からECCに行きました。ECCは先生がとても楽しい人で、クラスも少人数、自分に英語の名前をつけて、みんなでその名前で呼び合う(「cherry!」とか「violet!」とか「Ben!」とか・・・)ので、毎週楽しみにして行っていました。「4年生からやっていたから文法も会話もバリバリよ!」というために行かせたのではなく「英語って楽しいんだよ。」という気持ちにさせるために行かせていました。そ、警戒心をなくすためって言うのかな。



そして中学。小6の3月いっぱいで公文とECCをやめ、国語・数学・英語の3教科の塾に行く事にしました。これも、周りのママ達に聞いてみると「一学期は様子を見てみる」とか「一年のうちはまだいいかなって思ってる。」という人もけっこういました。しっかりした子、自分で計画を立てて勉強を進めて行ける子の場合はそれでいいと思います。でもでも、うちは「様子を見ている」間にどんどん遅れてしまうタイプなんです。

私が娘を塾に行かせている目的は「学校の授業がきちんと理解出来るように」「県立のごくごく普通レベルの高校に入れるように」の二つ。「レベルの高いむずかしい高校に合格するため」ではなくて・・・。

娘は、のんびり屋ですが、A型なので、出された宿題はきちんとやって行きます。A型の娘にとって「宿題やって行かないなんてありえない」世界。おもしろいですよね。のんびり屋だけど、几帳面。

1学期のテスト、2学期の中間テストが終わって感じた事があります。

「私がやらせて来た事は間違っていなかった~!」

・・・と言いますのは・・・先日の中間テストの結果を見てびっくりしました。この結果には各教科ごとに100~91点○人、90点~81点○人・・・、40点~31点○人、30点以下○人」と点数分布が表示されています。数学のテストがとても難しかったらしく、30点以下にものすごくたくさんの人数がいてびっくりしました。ちょっとー、先生ちゃんと教えてるの~?と聞いてみたくなるような人数でした。きっと娘も塾に行っていなかったらその分布の仲間入りをしていた事でしょう。でも、そこに入る事無く、よく出来ました。

英語もとっても良い点が取れました。

最近は、娘も「勉強すれば良い順位が取れる」という、あたりまえの事がわかって来たようです。(←今頃かっ!・・・でも小学校の時は「順位」ってなかったですからね。のんびり屋だし。)

しっかりした子の場合、親の助言・手助けはあまり必要ないのかもしれません。でも、ごくごく普通の子の場合、その子の性格を親がよく理解し、その子に一番合った方法を選んであげる事がとても大切なのでは?と思いました。先は長い!頑張ろう!・・・と自分に言い聞かせるこむぎであった・・・。

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2008年11月03日

【習い事と中学受験の両立を目指す】 第7回 「個別指導」と「グループ授業」


投稿者 竹之内ふうこ

我が家の娘も、あっという間に5年生の秋を迎えています。本当に月日のたつのは早い早い・・こうやってあっという間に受験1か月前とかになるのでしょうね(汗)

娘は、習い事(水泳)の関係で、算数と国語は、個別指導のみを受けています。
中学受験の場合、個別指導というと、グループ授業も受けた上で苦手分野を別途見てもらう、という利用の仕方が一般的かと思いますが、我が家のように、習い事などでグループ授業のスケジュールに合わせられない場合に利用するケースもあります。

4年生の7月から個別指導を受けてきて感じたのは、

個別指導は、「先生と子供の相性」と「先生の力量」で成果が決まる。

ということ。
「相性」は、単に子供が先生のことを好きとか授業が楽しいとかではなく、先生と生徒のよい関係をキープできているかということ。なぁなぁはいけません。
「力量」は、ずばり教える技量のこと。授業振替でいつもと違う先生になった時、「今日の先生、全然わかんなかった」なんてことがあったので、実際問題、教え方の上手下手や熱意の違いはあるのだと思います。

受験目的で塾に通うからには、成果(偏差値)が上がっているのか、を常にチェックしていなければいけません。
上がっていなければ、要軌道修正!!特に個別指導ならば、塾長や担当の先生とよくコミュニケーションをとって、より有効な授業にしてもらわないともったいないです。

まず第一に、個別だけに、先生がコロコロ変わったりすることもあるようですが、それは避けてもらうよう、塾に要望を出すべきです。
子供の性格や能力を把握した上で指導してもらえる方が効率がよいというのもありますが、正直、先生にとっても、「自分の教え子」という意識があるのとないのとでは、力の入り方が違うのではないでしょうか。
先生だって人間ですから、自分の教え子は合格させたい、だからいい加減な指導にはならないはずです。

第二に、担当の先生とのコミュニケーションを大事にする、ということ。
送り迎えの時に会えるなら、日頃のお礼、子供の様子、テスト結果についてなど、普段から何でも相談してよい関係を築いておくと、いざ成績が下がった!なんていう時にも、有効な対策を考えてもらいやすいのではと思います。


さて、5年の2学期は、「速さ」「比」「相似」などの算数の最重要単元目白押しの地獄の時期です。今まで算数が順調だった子も、算数が苦手!嫌い!になるかどうかの分かれ道だそうな(特に女子)。
とにかく、分からないことを残さないようにするのが肝心だそうです。

我が家の場合、算数に関しては、個別指導がうまく機能しているようです。
グループ授業の受験コースも教えているベテラン先生に、ずっと、週に個別2コマ担当してもらっています。
厳しいところもある先生なので、娘がなめてしまったりわがままになったりすることもなくて、関係は良好です。娘がダラダラしていた時に厳しく注意されて娘が泣いてしまった、なんて報告されたこともありますが、それはそれでありがたいことです。
宿題もやっていかないと怒られるとかで、それなりにやっていますし、マメに電話連絡もいただけるので、私も頼りにしています。
教え方は、ベテランのプロの塾講師なので問題ありませんし、基本的にグループ授業と同じテキスト、同じ進度で進めてもらっているので、塾の定期テストでも算数に関しては安定しています(今のところ・・)。
分からないことの積み残しが心配なこの5年の2学期も、先生に個別で厳しくチェック&フォローしてもらいつつ、なんとか乗り切って、算数を得意科目にしてほしいなぁ・・と強く強く願っています(他が足をひっぱるので・・涙)。

一方、国語に関しては、これがうまく機能していないのです(涙)。
週に1コマしかとっていない、というのもあるとは思うのですが、国語に関しては、知識問題や漢字など、重要だけど家庭学習に任せられる部分が多いのですが、ハードスケジュールな我が家に家庭学習で・・というのは厳しいし、チェックがゆるければ子供はやりません(きっぱり)。
算数の先生くらい厳しくやってくれればいいのですが、先生も何度か変わり、頼りない感じです。
面談の時などに、漢字の確認テストをしてほしいとか、宿題をやっていない時は自習室で居残りさせてほしいとか、要望は伝えているのですが、なかなかうまくまわりません。
つい最近では、塾内の定期テストまでに、範囲が全然終わりそうにないことが発覚し、娘自身も「これじゃぁ今度は全然点数とれない~」とメソメソする始末。
娘がテストの点数にこだわり始めていることを知り(今までは全然だった・・)、「国語はグループ授業にしない?」とささやいてみました。
国語のグループ授業は、水泳の練習曜日と重なります。水泳は絶対辞めたくない娘。
「水泳を辞めなくても大丈夫なら国語はグループでもいい」と言うので、まずは私が水泳のコーチに直談判・・なんとかうまく話をまとめ(笑)、期間限定で週3日の練習を週2日にしてもらいました。よっしゃーっ!!
はれて、国語は今月からグループ授業です。グループでは格段に宿題が多くなりますが、授業時間も長いのでその時間内で身につくことも多くなるでしょうし、宿題チェックも厳しいのでがんばって宿題もやるでしょうし、かなーり遅れをとっている娘ですが、周りのお子さんたちから刺激を受けて、うまくまわることを祈るのみ。

こんな感じで、個別については、うまくいけば最高、そうでなければ最低、になるのかな、と思います。教科による向き不向きもあるでしょう。
親は塾に任せっきりにしないで、成果をきちんとチェックし、時に口うるさい親になって塾と交渉することも必要だと思います。


一方、グループ授業に関しては、メリットはやはり、周りの頑張っている子から刺激をもらい、競い合って伸びる、ということでしょうか。
我が家では、季節講習だけは4教科ともグループ授業でした。
娘の場合、「塾が楽しい」=「塾のお友達との交流が楽しい」のようなので、個別よりもグループの方が楽しいみたいです。
お友達と志望校の話をしたり、この夏休みは超ハードは勉強スケジュールをともに頑張ったり、「受験」がちょっとずつ現実のものになってきたのは、グループ授業のおかげです。
デメリットは、個別ほどはチェックやフォローが手厚くないので、分からないことを積み残しやすい、ということや、あとは、さぼろうと思えばいくらでもさぼれる・・ということでしょうか(汗)。

個別もグループも、うまく組み合わせて効率よく利用できればよいですね!

それにしても、どんどん塾代に鈍感になっていく自分がコワいです・・

【働きながらお受験を目指す】 第1回 中学受験、する?しない?
【働きながらお受験を目指す】 第2回 中学受験の目的は?
【働きながらお受験を目指す】 第3回 親の役目
【働きながらお受験を目指す】 第4回 中学受験の塾選び
【働きながらお受験を目指す】 第5回 受験勉強、ひと休み?
【働きながらお受験を目指す】 第6回 「やらされる勉強」から脱出!?
【働きながらお受験を目指す】 【習い事と中学受験の両立を目指す!番外編】もうすぐ夏期講習の巻

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2008年07月17日

【習い事と中学受験の両立を目指す!番外編】もうすぐ夏期講習の巻


投稿者 竹之内ふうこ

こないだ新学期が始まった!と思ったら、あっという間に夏休みです。夏期講習です(汗)

普段の娘は、習い事の関係で、理科と社会はグループ授業(栄光ゼミナール)、国語と算数は個別指導(栄光ビザビ)を受けています。
でも、時間的に余裕のある夏休みは、個別はお休みし、グループ授業の夏期講習にみっちり行ってもらいます。

ハハの狙い
その1:少しでも周りの子たちの受験ムードに触れさせたい!
その2:塾に通う時間と日数を多くして、少しでも勉強モードの時間を長くしたい!

さぁどうなる!?

「夏休みは受験の天王山!」などとよく言われますが、うちはまだ5年なので、ノンビリしたものです。
・・というのは親だけみたいで、娘は何やら塾でお尻をたたかれている様子!!

自分が受講する講習や習い事・旅行のスケジュールを全部書き出し、先生に提出すると・・なんと、夏休みの学習スケジュールがみっちりと書き込まれて返ってきたではないですか!!


・時間
・場所
・具体的な勉強内容(テキスト)

この3つを揃えてやらないと、子供はなかなか勉強しない、と室長先生が言っていたのを思い出しました。
このスケジュール表は、この3つが盛り込まれた細か~いものです。

私だったら、


「実現可能なスケジュールじゃないと、意味がなーーい!」


と「即却下」するハードな(非現実的な)ものなのですが、娘は、

「わー、この日は自由時間が30分しかなーい♪」

なんて言いながら、ルンルンで眺めてます。
こんなの初めてなので新鮮な気分なのでしょうか。それとも、スケジュール作っただけで、やった気になってるんでしょーか(涙)
まぁ、どこまでやれるか、見守ることにしますけど。

ちなみに、夏期講習突入前の今は、「夏休みからやるから、いいの!」なんて、最低限の宿題すらあやうい状態です。とほほ。


それにしても、こんなビッチリ勉強だらけのスケジュール表を子供に受け入れさせる、というのは、グループ授業だからこそ、周りのお友達が同じようなスケジュールで頑張っているからこそ、だと思います。
個別では考えられないし、ましてや家庭でそんなスケジュール表を作ったって見向きもされないでしょう。

あれほど拒否していた自習室なのに、「○○ちゃんと朝から自習室行くから、ママ、お弁当つくってね」なんて言ってます。


さぁどうなるのでしょう・・5年の夏。
受験生の自覚が少しでも芽生えてくれるといいのですが・・。

また途中経過を報告したいと思います。

さぁ夏休み!
受験生とその家族の皆さん、頑張りましょーう!!
お弁当作りもね・・(汗)

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2008年04月30日

家庭でできる、小学校お受験の準備


投稿者 竹之内ふうこ

つい先日、卒業・入学シーズンだったのに、早いものでもうGWに突入!
我が家の次女@新1年生も、やっと一人で登下校できるようになり、慣らし給食も始まって、なんとか学校生活のリズムができてきたところです。

私が長女の中学受験の是非や塾通いのことで頭を抱えている時、次女は、1校だけ受験した国立の小学校に合格。
お教室にも行かず、過去問3年分を数日前にパラッとやっただけ。「失うものは受験料だけ」という、いわゆる「記念受験組」でした。

真剣にお受験準備に取り組まれている方に失礼だとは思いつつ、他の方に話す時には「ラッキーでした」と言うしかなかったのですが、「本当にラッキーだけだったのか??」と考えると、普段の生活の中で「結果的にこれがお受験準備になっていたのかな」と思えることがいくつか浮かんだので、これから・・という方にご紹介したいと思います。

<お手伝いをよくさせた>
洗濯物をたたむ(当日の試験では洋服たたみがあったらしい)、お風呂を洗う、お米をとぐ、食器を手洗いする、野菜を洗う・切る、買い物したものを袋につめる、新聞をとりにいく、お手紙をポストに入れる、録画予約をする、などなど、本人がやりたがることは割と何でもさせていました。(そのうち、ハハの代わりにやってね・・という下心あってのことですが)

「毎日やるお手伝い」などとは決めず、その時々にやりたいことだけ、かえって手間がかかることになっても、可能な限り説明付きで、一緒にやりました。
お手伝いのお願いの仕方も、一気に3つくらい言って、順番に全部できるかな~?と試したり。電気のスイッチを消したり、引き出しから何かとってもらう時にも「一番右側の上から2番目」という言い方をしたり。(指示行動の基礎になる?)
1回ではできなくても、そのうちできるようになるものです。そうすると、子供もおもしろくなるし、興味も広がります。
できれば、志望校の試験の過去問を親が見て傾向をつかんでいると、日常のお手伝いなどでも、試験内容とリンクした効果的な教え方ができると思います。
私は、長女の時に一応試験問題は見ていたので、なんとなく頭に入っていたのだと思います。
やっていればよかったかな・・と思うのは、バスや電車に乗って公共交通機関のルールを教えること!試験に必ず出る問題だった、というのもありますが、ほとんどバスに乗ったことのない娘がバス通学することになったので。

<自分のことは自分でさせる>
上履きを洗う、デスクの整理整頓、出かける時の持ち物準備、など、任せられる部分は任せました。何のためにそれが必要なのか、というのを考えられる訓練になるのかな・・と。

<絵本は昔話を中心に読み聞かせ>
昔から読み継がれているお話だからいいものに違いない、と、長女が1歳の時に祖母から贈ってもらった絵本の昔話シリーズを、せがまれるままに何度も読んであげました。
本編の後ろに簡単な問題がついているシリーズだったのですが、それが「お話の記憶」や、数、順番、長さ比べなどの、ペーパー試験の基礎になるものが多かったので、私は居眠りしつつもそこまで付き合いました。娘は2人とも、その問題を解くのが楽しみだったみたいです。

<集団生活を大切に>
これは親の都合でそうなったのですが、幼稚園の延長保育には大変お世話になりました。その前は認証保育室にお世話になっていました。
集団で生活していると、やはりお友達とのかかわり方を学びますし(ケンカもしますし、先生に怒られもします)、我慢することも学びます。習い事でも何でも「集団で過ごす」ことで得ることって大きいんだなと思わされます。
私の預けっぷり(笑)をよく知る人は、「○○ちゃんは自力で合格したね」と変な褒め方をしてくれますが、とても興味深いデータが・・。
娘の園から同じ小学校に3人合格しましたが、なんと、3人とも延長保育仲間だったのです。3人とも保育園並の預けっぷり。3年間、そこで培われたモノも大きかったんじゃないかなと思い、改めて延長保育のおばあちゃん先生に感謝です。

<まだ早い?と思わず、何でもやらせる>
上の子のために用意した、ことわざかるた、部首かるた、都道府県カード、日本地図、星座カード、学習漫画、など、姉と同じことをしたい一心(ライバル心)でやろうとします。
賢くなるのはハハと妹だけ・・という現象も起きたりしていますが(涙)、今はまだ意味も分からずに覚えているだけでも、今後いろいろな場面で「あ、その言葉聞いたことある。それ知ってる。」と引っかかってくることが多くなってくるといいなと思います。
「すごいねぇ!」と褒められること、「自分はこんな難しいことも知っている!」という思いは、すべてのモチベーションアップにつながるのではないでしょうか。

ざっとあげてみましたが、家庭でできる準備ってまだまだたくさんあるんだと思います。こんなことを家庭で取り組んでおいてからお教室などに通われると、グッとお受験準備の効率があがるんじゃないかなと思います。
私立小の場合は、家庭ではできないその学校独特の準備(礼儀作法など)も必要でしょうし、塾が持っている情報なしには太刀打ちできないという面もあると思いますが、国立小の場合は(難易度がさまざまなのでひとくくりにはできませんが)、準備は必須だけど、必ずしもミッチリお教室に通わないといけないわけではないのかな・・とも思います。何といっても「抽選」というものがありますし。

我が家は、試験では合格し、その後の抽選で一度ははずれました・・が、辞退者が出たので、繰り上がったクチです(笑)しかも1月中旬に。
娘は、受験したことも知らないし(もう1回、就学児検診に行こうね!と連れて行った)、試験に合格したことも、その後抽選ではずれたことも知りません。なので、抽選ではずれたことによって子供が残念がったり・・という影響はなかったのですが、くじ引き担当の夫は、それはそれは悔しがっていました。しばらく引きずっていたと思います。これは、はずした本人じゃないと分からない気持ちだと、残念だった方は口を揃えておっしゃいます。
そんなこともあるので、これから国立に絞って受験される方は、「抽選がある」ということだけは念頭に、小学校生活につながる有意義な準備をされるとよいのでは、と思います♪


そんなわけで、我が家はこの4月から、長女は近所の公立小、次女はバス通学で国立小、と、別々の小学校に通わせています。
クラス替があった長女もとても素晴らしい担任の先生に恵まれ、私も日々の学級通信が楽しみです。
次女も張り切ってバス通学しています。噂には聞いていたものの、本当に国語や算数という教科がなくて、毎日遊んだ話しか聞いてません(笑)

最後に、以前WMSで大好評だった「お受験アンケート」で、国立小を受験した方のエントリーをリンクしておきます。

ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート その2
ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート その4
ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート その5

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2008年03月29日

塾選びに不可欠なママ友情報


投稿者 湯河原こむぎ

らむねさんの「新5年生 悩ましい塾選び」のエントリーを読んだ時、「中学受験をする子はやっぱり大変よね~。」なんて他人事のように考えていました。我が家ののんびり娘は小学校を卒業し、4月から町立の中学に行きます。もちろん受験もなかったので気楽なものでした。

小学校の間、公文とECCに行っていましたが、お友達の多くは、6年生ともなると受験をしない子でも進学塾に変える子も多く「さくらちゃんも公文やめて塾にしなよってお友達に言われた」なんて娘から言われる事もしばしば。でも、うちののんびり娘の場合、学校スタイルの授業では、「みんながいっぱいいれば、ぼーっとしててもばれないかも・・」みたいになっちゃいがち。学校の授業参観でも、みんなが黒板を見ている時に、一人「いい風~♪」みたいに目を細めて窓の外を見ていたりする。風のそよぎに気づく、そんな娘が大好きではあるが、でも、勉強もしてもらわなくてはならないので心を鬼にする私。

公文は「プリントが終わらなければ帰れない」ので、終了時間は、自分の頑張りにかかっている・・・。そういうスタイルを小学校の間は続けさせたかった。

さて、卒業。中学からはどうする?「どこにも行かないで一学期の間は様子を見る」・・・なんて事は、こののんびり娘にはさせられない。みんなと同じにゴールするためには、少し早く出発しないと。

卒業式が終わってからバタバタと塾を探しました。・・・と言っても田舎なので選択肢は少ない。特に送り迎えもあるので、家から歩いて行けるところに限定。すると駅前の3つだけ。ここは、うまい具合に学校と家の中間地点なので、学校帰りにそのまま塾へ・・という場合も都合がよい。

お友達でも行ってる子が多いA塾とB塾。個別指導を売りにしているC塾。この3つ。

A塾は、たまたま説明会をやっていたので娘と二人行ってみました。「アルバイトの先生はいない。全員社員で生徒の来ない午前中は、頻繁に研修会を行っている」と言っていました。かなり厳しそうな環境でした。「携帯の電源は切る。無断欠席したら家に電話をする。授業中はおしゃべり禁止。茶髪・ピアスなどは禁止・・・」などなど。私も娘も聞いているうちに「だめだこりゃ」風な気持ちになって来ました。ただ高校進学のとても詳しい資料がきちんとした一冊の冊子にまとめられていて、その本はとても参考になりました。

B塾は、若いスタッフが多かったです。壁に成績が貼ってあって、娘のお友達の名前も何人か貼り出してありました。私が受付のお兄さんと話している間、もう一人のお兄さんが娘に「今度中学生?」などと話しかけて、娘にも資料をくれました。

C塾は、個別指導をうたっている塾で、一人ずつ仕切られたデスクに座り、1人の先生が3人の生徒を見る・・・というスタイル。娘自身は「机がひとりひとりに仕切られているからここがいい。」と言う。私も、娘のような子には、こういうスタイルが合っているなと思ったので、とりあえず第一希望はここにしました。



今までA塾とB塾がそこにあるのは知っていましたが、C塾はある事さえ知らず、まったくのノーマークだったため、帰ってからすぐにネットでリサーチしてみると、よい事はみつからず「先生が全員バイト」の記述が多く見つかりました。うーん、除外だな。

考えているうちにわからなくなり、ママ友に助けを求めました。中学生以上のお子さんがいるママ友何人かにメールを送ってみると、みんなすごく詳しく教えてくれて、ほんとにその情報が役立ちました。電話をくれて詳し~く教えてくれた人もいて感謝感激。

★「○○高校合格!」の文字ほしさに、実力以上の高校を勧めるので、毎年失敗する子が何人も出てるんだよ。
★授業中、ケータイが鳴っても鳴りっぱなし。
★おしゃべりしててもそのまま。
★宿題忘れても忘れっぱなし。
★うちの子は、○に行ってたけど、今本人に聞いてみたら「行くなら◎の方がいいよ」って言ってるよ。
★合格者が少なかったために○塾は「合格者の喜びの声!」の広告、同じものを二回出したよ。
★上のお兄ちゃんの友達で○塾に行ってた子が数人いたけど、みんな途中でやめて他の塾に移ったよ。
などなど・・・。

「聞いてみるもんだねえ~!」という役立つ口コミが続々。総合するまでもなく評判はダントツA塾がよかったです。「高いお金を払って行かせるんだから、勉強する環境もきちんとしてもらわないと困るよね。厳しくやってもらわなくちゃ行かせる意味がないし。」・・・確かにそうだ!その通り。

みんな、PTAで知り合った頼りになるママ友です。ひとりっ子の我が家は、塾選びはもちろん、中学での生活についても(「どんな靴を履いていくの?」「どんなソックスを履かせるの?」「体操服の必要枚数は?」)詳しく教えてもらって、とっても助かっています。頑張ってPTAをやった甲斐があったってもんです。宝物のような友達がいっぱい増えました(*^-^*)



これらの情報を元に、夫と娘とよく話し合い、まずはA塾の春期講習(3/26~4/1、英・数・国の三教科)を申し込んでみました。水曜日から初めて今日で3日目が終わりました。1日目、「おかあさん、すごく楽しかったよ~!先生がみんなおもしろくて、数学の先生が小林聡美みたいなのー。勉強するからノート買いに行こう!」とヤル気満々。ま、いつまで続くかわかりませんが「勉強楽しい!」なんて言葉、あまり聞いたことなかったので、ちょっとほっとしています。同じ学校の友達が何人かいたのも心強かったようです。「春休みの講習が終わっても行っていいの?」と娘。

春季講習は13時~15時25分で真昼間なので送り迎えなしなのもありがたい(家から徒歩7分くらい)。学校が始まったら、夜遅くなるので迎えは必須になりますが、そのくらいは親の務め、私も頑張ります。

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2008年03月24日

【習い事と中学受験の両立を目指す】 第6回 「やらされる勉強」から脱出!?


投稿者 竹之内ふうこ

そろそろ春休み♪ 2か月前はまだ渦中にいた「元」中学受験生たちも、受験から解放されて、新しい学校生活を楽しみに過ごしていることでしょう。
何人かの身近な知り合いが渦中にいましたが、受験生本人はもちろん、親もこんなに過酷な状況になるのか・・と思い知らされました。ああ、2年後の我が家は一体どんなことになっているのでしょう・・想像できません(涙)


さて、テーマを「習い事と中学受験の両立を目指す」に勝手に変更させていただいたまま、間があいてしまいました。

我が家の娘も、細々とですが、新5年生として、個別指導とグループ受講を組み合わせて、受験勉強続行中です。4年生の間は、個別指導で国語と算数を、本当に細々と。2月の新5年生からは、それに加えて、理科と社会をグループ受講しはじめました。


さて、まずは少しばかり、昨年を振り返ってみたいと思います。

昨年6月に大手進学塾のサピックスを辞めた娘は、その後すぐに体験授業を受けた個別指導塾(栄光ビザビ)を大そう気に入り、週に一度、国語と算数を1コマずつ受講し始めました。
娘が大そう気に入ったのは当たり前といえば当たり前で、裏では事前に室長に全てを話し、当時の娘に合った学習内容や進め方、先生のタイプなど、受け入れ体制を整えていただいていたのです。なんとか「勉強なんて嫌いだ!」という状態を脱して、細々とでも受験勉強を続けさせたかったのです。

体験授業を担当してくださった先生は、

「いやぁ、○○ちゃんの体験授業の70分で、あの日のエネルギーすべてを使い果たしました」

と後で告白してくれましたっけ(笑)。
自分でお膳立てしておきながら、「なんでここまでしてやらないといけないのか!娘よ、お前は何様だ!」と逆ギレしたくなることはその後もしょっちゅうで、「ここまでして中学受験という選択をするのか?よかれと思ってしていることが、本当は娘のためになっていないのでは?」と自問自答の日々。今でも揺れることはあります。それでも、中学受験の目的は?に立ち返り、気持ちを持ち直す・・といったことを繰り返す日々でございました。


さて、塾を週に一度の個別指導塾に変えてゆるやかにしたところで、習い事の方はというと・・

タイミングよく、通っていたスイミングスクールで、念願の選手コースに入れてもらえました。(ピアノとそろばんは、時間的に無理なので、キッパリ辞めました。)
スイミング選手コースは、週3日、5時半に家を出て8時半に帰ってきます。ガリチビの娘は、帰ってくるとクタクタです。が、楽しいのでしょう、どんなにハードな練習でも、前向きです。弱音は吐きません。

もうひとつ、習い事ではありませんが、学校の器楽クラブの活動も本格化してきました。トロンボーンを与えられた娘は、前夜のスイミングの練習で疲れていても、週3日の朝練の日は自分で起き、張り切って登校します。演奏会前は、朝練は毎日になり、放課後練習や土曜日の練習もあるのですが、感心するくらい真面目にやっています。
(余談ですが、受験優先のママは、子供が「器楽クラブに入りたい」と言っても、絶対阻止するのだそうです。活動がハードですからね・・。でも、私は、一生懸命取り組む娘を見て、入れてよかったなぁと心から思います!)

こんな感じで、スイミングとトロンボーンは、私はほぼノータッチですが、自ら本気で取り組むし、それなりの成果も出しています。


一方、勉強の方はというと、残った時間と体力でとりあえずやっている、まさにそんな状況でした。塾には行くことは行きますが、宿題(娘に合わせて量はかなり少なめ)すら進んでしようとはしませんし、やらずに済むならやりたくないと思っていたに違いありません。なので、私とのバトルは絶えませんでしたし、塾のテストの成績は、はっきり言って、問題外。着々と受験勉強を進めている子たちとの差は開く一方で、新5年を前に、焦るのは母のみ(涙)
「これってもしかして、状況は前と変わっていないのでは?でも、子供ってこんなもん??」
と、悶々とする母なのでした。

勉強にも、スイミングやトロンボーンのように取り組んでくれたら・・。そのうち何かのきっかけでそんな日がやってくるかしら?来なかったりして・・などなど、ママ友に愚痴ってはいましたが、「まだ4年だし」と思っていたのも事実(汗)


そんな状況の我が家でしたが、ちょっとした転機がありました。
ちょうど塾の保護者会でこんな話を聞いた直後でした。

5年生からは、「やらされる勉強」ではなく「自発的にやる勉強」に変えていく必要が絶対にある、と。

子供の性格とか親子関係にもよるのでしょうが、我が家の場合、まさにここを変えていかなければ、親子ともどもどんどん苦しくなっていくというのは分かりきっていることでした。

そんな時、いつものようにバトルになり、そこで娘が泣きながら言い放ったんです。
ママに管理されるのが大っきらい!算数好きだったのに、ママにあれやれこれやれ言われて、もう嫌いになっちゃった!算数が嫌いになったのはママのせいだっ。理科と社会は自分で管理するから、ママは絶対口出ししないでっ!」と。

いつもなら「ママが言わなかったら永遠にやらないでしょーがっ」から始まり、10倍返しの刑になるのですが、その時は妙に納得してしまい、「今だ!このタイミングで自立させなければ!」と決断しました。

「算数を台無しにしてしまってごめんね。これから、勉強に関してはママは一切指示しないから、自分で管理してやってね。勉強以外のことは何でも協力するから言ってね。」と一方的に伝え、「算数はママが台無しにしたからもうやらないからねっ」なんていう悪態は無視し、その日からは勉強に関しては一切口出ししないことにしました。

それまでは、「今日はコレとコレ。ここは間違ってたからやり直して。」など、かなり細かく管理・指示していました。そうじゃないと、絶対とりこぼしだらけになると思っていたのです。

だけど、とりこぼしがあろうと、自分で学習スケジュールをたてる・時間管理をする、という根本的なことは、「トライ&エラー」を繰り返して、今から少しずつでもできるようにならないといけないんだ、と気付きました。
「やらされる勉強」と「自分の意思でやる勉強」では、同じことをやっても、吸収の度合が全く違うことが、この1年でよく分かりましたし(笑)


いやぁぁ、口出ししないと決めてからは、楽になりました(笑)娘も、私に指示されるストレスから解放されてほっとしているんだと思います。バトルがほとんどなくなりました(笑)
塾の先生には、宿題の指示をもっと子供に分かりやすいフォーマットで出してもらえるように、また、宿題をやっていなかったり、間違い直しをしていなかったら、居残りさせてやらせてください、とお願いしましたけど。


とりあえず自分で「やるべきこと」を把握し、自分から机に向かうようになった、というのは、大きな進歩です。(もうすぐ5年なのに、レベル低くてすみません)

「やり方」はまだまだで、夜10時くらいから始めてみたり、貯めていた宿題1週間分を塾に行く前の1時間で必死にやっていたり(ものすごい集中力♪やればできるじゃないか)、私がいなければテレビを見ながら寝そべって宿題やっていたり、など、説教したいことはいっぱいあるけど、今は我慢我慢。

スイミングはもう少し続けたいみたいだし、両方やるには時間の使い方を工夫するしかないということにも気がつくでしょう。昨夜は、また夜10時頃から始めようとして、疲れて眠くて、「宿題が多すぎるーっ」と泣き叫んでいましたが、多少学習したのか、今日はスイミングに行く前に半分終わらせていましたし。
自分で考えながら時間の使い方とか、勉強方法を確立していく、そんな体験ができるのも受験のメリットかなーと思うので、ちょっと口は出さずに、見守ってみることにします。
欲を言えば、目的意識を持って勉強してほしい、とかありますけど、まぁ、それは我が家の10歳児にはまだ無理・・追々ということで。。

まずは、「やらされる勉強」から脱出しかけているかも!?の我が家の娘の新5年の3月なのでした。


次回は、個別指導とグループ受講について、我が家が感じた、そのメリット・デメリットを書きたいと思います。

【働きながらお受験を目指す】 第1回 中学受験、する?しない?
【働きながらお受験を目指す】 第2回 中学受験の目的は?
【働きながらお受験を目指す】 第3回 親の役目
【働きながらお受験を目指す】 第4回 中学受験の塾選び
【働きながらお受験を目指す】 第5回 受験勉強、ひと休み?

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2007年11月02日

サイエンス倶楽部の体験実習に参加してきました


投稿者 竹之内ふうこ

これはおもしろそう・・と目をつけていた習い事、サイエンス倶楽部
WMSでも、以前、トラックバックテーマ「習い事や塾の情報交換しましょう!」で話題になりました。
理科の実験教室のパイオニア「サイエンス倶楽部」

知り合いでも通っているお子さんがちらほらいるのですが、皆口を揃えて「すごーく楽しいみたい」と言うので、とっても気になっていたのです。
通っているお友達の紹介があると、体験実習の申込みが一足先にできるというので、早速申し込んで、先日、体験実習に行ってきました!

来年入学の娘なので、幼児コースの体験実習です。

この日の実験は、「つめたいせかい」。
氷、アイスクリーム、ジュースが用意され、「見る」「さわる」「温度計で測る」などで冷たさ比べをします。しまいには-196度の液体窒素まで登場して、1人1本づつカーネーションをつっこんでパリパリにしたり、風船を入れてしぼませて風船の中に液体がたまることを確認したり・・と、まぁ、幼児相手にそこまでやってくれるのです。

すっかり私も楽しんでしまいましたが、もちろん娘も大満足。
「平日&親同伴」ということで全く考えていなかった11月から3月までの「プレ幼児コース」にその場で申し込んできてしまいました(弱)


理科実験とはいえ、好奇心旺盛な子供にとっては、純粋に「楽しい」内容なんだと思います。
楽しみながら、その学年に応じて理科に親しめる・・なんてすばらしいんでしょう!


それと、もうひとつ、とても感じたのは・・

これって、小学校お受験の、いわゆる指示行動の訓練になるのでは・・と(笑)
小学生だけかと思ったら、なんと、年中・年長のクラスもあるのです。

実験ですから、危険だって伴います。グループで一つの器具を順番に使ったりもします。
つまり、ここでは、最初から最後まで、先生の指示に従って行動することが要求されます。
実験の手順や注意事項をきちんと聞いてその通りに行動しますし、自分の考えを手をあげて発表したり、テキストに実験結果をあらわすシールを貼ったり。

実際、落ち着きのないお子さんや途中で飽きてしまうお子さんも中にはいましたが、サブの先生がニコニコしながら、「手はおひざ」「お話をきちんと聞こうね」などと指導してくれます。
めちゃくちゃよい訓練になると思います。

割としっかりしていると言われる娘を見ていても、集中してはいたものの、姿勢が悪かったり、ハンカチいじりっぱなしだったり・・、お受験する身だとしたらどんなにかイライラしたことでしょう(笑)

普段の園生活とは一味も二味も違った時間を過ごした娘は、ちょっと「お姉さん」になった気分だったのでしょう。その日の夜、どこからかくもんのカタカナドリルを引っぱりだしてきて、机に向かって「お勉強」していました(笑)

実験そのもの以外にも、とてもよい刺激のある教室なんだと思います。


もうひとつ、正直なところ、教育ママとしての下心もあります(笑)
現在、上の子の中学受験を考えている身としては、通わせておけばよかったなぁ・・と本気で思います。本物の理科実験で得られるものは、百聞は一見にしかず・・で、どんな塾の授業でもかなわないだろうな・・と。理科の苦手単元も、実際に実験したら克服できたりするのではないでしょうか。(中学受験目的の実験教室もいろいろありますね)

思いがけず幼児コースから通ことになった下の娘は、きっと白衣の似合う「理科少女」になってくれることでしょう。(親の超希望的観測)

月に1回の実験教室、今から楽しみです。

※サイエンス倶楽部は、入会が激戦らしいのですが、途中入会の募集もあるみたいです。
教室別 途中入会 募集状況

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2007年10月29日

中学受験 ホンネで語る成功と失敗


投稿者 WMS情報局

来年春受験のご家庭は、現在、競馬にたとえれば第3コーナー付近でしょうか?今、真っ最中のみなさまにはもちろん、まだ中学年のお子さんのいるご家庭にもとても役に立つ資料をベネッセがプレゼントしています。我が家でも取り寄せてみました。

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1、中学受験 ホンネで語る成功と失敗
458組の受験家庭が本音で語る「家庭での勉強」「過去問対策」「出願準備・当日・合格発表」など。子どもがやる気になった親の言葉という子どもたちのホンネのコーナーがなかなか興味深いです。

2、私立中学受験ココだけの話
森上教育研究所の森上展安氏のアドバイス集。抽象的な教育論ではなく、学費などかなり具体的なアドバイスがあるので、受験を迷っている親たちにもかなり有意義です。中学受験とは何か、深く具体的に考える契機になる一冊です。

3、2008年度版 私立中学校・高等学校 受験年鑑
これは先着5000名への特別プレゼント。
大学合格者一覧は、10年間の伸びが一覧できるすぐれもの。一冊早めに入手して損のない一冊です。
これは先着5000名なので、入手したい場合はなるべく早く!

まあ、これだけの資料が無料で入手できるのですから、すぐに登録してソンはないでしょう。

■進研ゼミ 難関私立 中高一貫講座

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2007年08月31日

さあ9月、私立の文化祭・学園祭花盛り


投稿者 WMS情報局

もうすぐ夏休みも終わり。ほっとされている方も多いでしょう。でも、来年受験を控えているご家庭はこれからが本番。エンジン全開と行きたい所でしょうが、9月はモチベーションをあげるために志望校の文化祭に行ってみるのもいいかもしれません。

9月8日から文化祭シーズンの幕開け。私立中はもちろん、高校・大学までさまざまな文化祭や学園祭が行われます。幼稚園や小学校でも、公開イベントが行われる可能性もあるので、ぜひぜひチェック!

志望校をネットで検索すれば、日程が出ているでしょう。早い人は3年生くらいから見学するそうです。我が家も、いまいちピンと来ていない娘を連れて、近くの学校を見てこようかなと思っています。(暑くないといいな)

東京私学ドットコム 文化祭日程東京の私立中学校・高等学校の文化祭・体育祭の日程一覧です。

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2007年07月10日

教育ママ宣言、その後・・・。案の定


投稿者 村山らむね

あー、もう言っちゃいます。教育ママ宣言をして、3ヶ月が過ぎました。途中経過を報告します。

もう無理です。中学受験、すでに見直しモード。

というのも、

中学受験させるなら、まずはPTAなどの子供関連の役員をきちんとやってからと思い、いくつかの役員を引き受ける
→忙しい
→中学受験のことについて真剣に考えたり勉強を見てあげる暇なんてない!
→なので今ひとつ娘の成績も伸びない
→ああ、もういいや。

とまあ、完全な主客転倒悪循環モード(笑)。

それに、娘さんたら、

・くもん(算数・国語に加え英語)を週2回
・塾(週一回)
・レゴ(ブロックを使ったゲーム塾)
・アルゴ(カードゲームを使った思考塾)
・バレエ

に加えて4月から吹奏楽クラブへ。吹奏楽はほぼ毎日放課後に練習があり、帰宅は夕方。学童をやめさせたので、仕事を持っていると夕方自分で帰ってきてくれるのはたいへんありがたいのですが、さすがに4月からの疲れが出たのか、先月は娘さん、倒れちゃいました。

私も、仕事はあるし、PTAはあるし、バレエの発表会の役員はあるし、塾の送り迎えはあるしで、もう、倒れそうです(何度か、プチ倒れ。でも長く倒れている暇もない!!)どんどん敵が襲ってくるロールプレイングゲームをやっているようなもの。

そんななか、ちょっと考えてみたのです。

吹奏楽とバレエをやっているんですけど、そのメンバーが結構同じなんです。

4年生ともなると
・塾に毎日を捧げる派
・習い事やクラブ活動に毎日を捧げる派

に、クラスのメンバーがぼんやりとではあるのですが色分けされるのです。特に吹奏楽は進学塾との両立はかなり難しい。吹奏楽クラブに入るということは、ほぼ「受験はしません」と、宣言しているようなものなのです。もちろんスーパー優秀なお子さんなどは、吹奏楽と受験も両立させていたりするんですけど。

市内には日能研だけがあったのですが、最近学区内にSAPIXができてから、そこに通う子が急増。そこでは「体力の必要な習い事はやめさせてください」といわれるらしく、知人も通っていた水泳をやめたりしています。

そこで、考え込んじゃって。

周りの友達とクラブ活動に精を出したり、趣味をもったり、体力のつく運動クラブに入ったりって、それなりに大切だと思うのです。それを阻んで勉強して難関中学に入って、またいい大学を目指して塾にいって。なんだか、終わりがないですよね。

とはいえ、知で武装しないと、これからますます広がるであろう格差社会についていけないのは私にもよくわかっています。こんなふうに揺らいでいるだけで、もう失格かも。

とにもかくにも、夏休みの間にちょっと英気を養って、今後について考えたいと思います。それまではちょっと待って。目の前の敵(バレエの発表会と、PTAのカーテン製作ボランティアと、子ども会のお祭りのお手伝いと・・・・・)をやっつけない限り、視界が開けません。よーし、リポDローヤル11を飲んで、もうひとがんばりいたしましょ♪

教育ママは、体力も必要ですね。とほほ。

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2007年07月03日

【働きながらお受験を目指す】 第5回 受験勉強、ひと休み?


投稿者 竹之内ふうこ

中学受験塾に通い始めて早9か月の4年娘ですが、ここでひと休み?または、ちょっとひと休みが休みっぱなしになって受験しないかも?という、ちょっと前までは考えられなかった状況の我が家です。母である私、今、どうするのが娘のためにベストなのか、ぐるぐると考えに考えていたここ数週間でございました。
【働きながら中学受験を目指す】というこのシリーズですが、現在進行形であること、また、受験にはスランプもつき物、方向転換もアリということで、こんなエントリーもお許しください(笑)

さて、なぜ「ひと休み」かというと、娘が塾に通うことをいやがり始めたからです。
前回のエントリーで、塾通いのことについて書きましたが、思いもよらず、早くも一回目の退塾を経験してしまいました(苦笑)

<娘の訴え>

・とにかく宿題がイヤ!やりたくない!
・仲良しの友達は公立に行くので、自分も公立に行きたい
・受験をしないなら、夜遅くまで塾で難しい勉強や宿題をする必要はない
・塾より、スイミングとそろばんと器楽クラブを頑張りたいし、遊びたい
・塾優先で、やりたいこと↑を休んだりするのはイヤだ

<親の本音>

・生活面勉強面とも、安心して娘を預けられるような中高一貫校に入れたい
・せっかく身に付きつつある学習習慣が、塾をやめることで崩れるのは避けたい
・とはいえ、まだ9歳の娘に不要なストレスは与えたくない
・勉強一本ではなく、スポーツなどの習い事にも力をそそいでほしい


入塾自体は娘の意志(淡い憧れ・・)だったのですが、やはり、学校よりも先取りのレベルの高い勉強は、幼い彼女にはそれほど楽しいものではないらしく、積み上げられた宿題を前にゲンナリしていたり、やりながら癇癪を起こすことはしばしば。塾に行くこと自体は楽しかったのが、徐々に塾に行くこともいやがり始めました。
そして、退塾を決意させたのは、何よりも、娘の「勉強させられている」「ママのために宿題をやっている」という態度でした。それと、他の習い事もめいっぱいやっているので、毎日いっぱいいっぱい、疲れ切ってイライラしている娘を見るにつけ、これは絶対間違っている!受験するしないの問題ではない!今すぐ何とかしなければ!と思いたちました。
ただし、本人のせいということではなく、このような状態になるということは、塾・親を含めた学習方法が、今の娘に合っていないからなのでしょう。とはいえ、中学受験を目指す身で、「塾をやめる」という選択がこんなにも勇気のいることだとは知りませんでした。


4年女子は、何よりお友達が大事、というお年頃なのですよね。だから、お友達と同じ公立中学校に行きたいという気持ちを否定するつもりはありません。でも、この先お友達だってまだまだ変わるでしょうし(特に女子は・・)、5年6年になって、娘も、中学のこと、もっと先のことを自然に考えるようになるでしょう。私も親として、もう一つの選択肢である中高一貫校のことを聞かせたり見せたりするつもりです。娘がどちらを選ぶかは分かりませんが、もしも受験することを選んだ場合、その時こそ、遊びや習い事ともうまく折り合えるようになるのかな・・と思います。

今の私の課題は、後で「受験する」という道に戻れるように、最低限の準備はしておく(させる・・のか)ことです。
「受験するしないにかかわらず、勉強はきちんとしなければいけない」ということだけは、さんざん言い聞かせてきたので、塾をやめたからといって勉強せずにいられるわけでないことは娘も承知している様子(笑)

というわけで、習い事を続けながら、娘が納得できる形で、それなりに受験勉強できる方法をいろいろと探索中。今こそ、親の出番ですね・・。
教材研究の他にも、個別指導も含め、いろんな塾に面談に行きました。今月は体験授業もいくつか受けさせる予定です。
いやぁぁ、あるのですね、塾にもいろいろと!(涙)

タイムリーな雑誌も、2冊同時に出ましたので、ご紹介いたします。

プレジデントファミリー8月号 「うちの子にいい塾、悪い塾」
AERA with Kids 2007夏号 親子関係を決める「9歳の壁」/失敗で伸ばす学習法


首都圏では、中学受験が過熱していると言われます。
私も本当にそう思います。
塾をやめて、これからしばらくは、9才の娘と毎日夜ご飯を一緒に食べられるのだと思うと、正直、ほっとしています。お帰りなさい・・と。週に2回も、夜8時まで、よく頑張って勉強していたね・・と。

でもでも、次こそ、あなたに合った勉強方法を、ママはじっくり探し出しますからね(笑)

こんなわけで、しばらくは、「習い事と両立しながら中学受験を目指す」をテーマに、エントリーしていきたいと思います!

【働きながらお受験を目指す】 第1回 中学受験、する?しない?
【働きながらお受験を目指す】 第2回 中学受験の目的は?
【働きながらお受験を目指す】 第3回 親の役目
【働きながらお受験を目指す】 第4回 中学受験の塾選び

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2007年04月10日

教育ママになるためにやると決めた8のこと


投稿者 村山らむね

教育ママに目覚めたわたし。「教育ママになるの」と、あちらこちらで口にしていると、ものすごい胡散臭い目で見られてしまう。みんな教育ママというと、子供に詰め込み教育をさせて、がみがみ言うお母さんというイメージが強いのだろう。

そうじゃないんです。

私の目指す教育ママは“勉強の楽しさと、結果を出すまでの努力の大切さと、失敗しても挑戦し続けるねばり強さと楽観性”を子供の芯に定着させる努力を怠らないママなのだ。

他人を変えることはできない。自分の子供だって、変えることはできない。犬の芸当じゃないので、勉強を仕込むことなんてそう簡単にはできないでしょう。

ということで、子供に変化を望むなら、まずは自分が変わらなきゃ!と、基本的なことがことごとくできていなかった私は、この春から変わります!(ええい、マニフェストしちゃうぞぉ!!)

1●早起きをする
いきなりの難関(-_-;)
すみません。私、ものすごい夜型でした。でも変わります。すでに少しずつですが、変わっています。土日など夕方まで寝ていて「今日、どんな天気だったの?」と聞くくらいの駄目人間は、もういません。雪解けとともに、どこかに行ってしまいました。
実現可能性:43%

2●フラダンスを習う
私にストレスがたまっていたら、きっとよくない。なので、念願のダンスを習う!スポーツクラブのプログラムに、ラテンダンス、フラダンスなどいろいろとダンスプログラムがあるので、かたっぱしからやってみるぞ!
実現可能性:70%

3●深夜番組を観るのをやめる
通常テレビを消しており、娘が寝てからテレビをつけるという生活の我が家。特に11時以降のお笑い番組はわたしにとっての超ゴールデンタイム♪草野キッド、宿題の嵐、Goro'sBar、くりいむなんとか、などなど。食卓に向かい合って、お互いにPCを操作しながら、横目で観る深夜番組でのばか笑いタイムは、よい夫婦のコミュニケーションになっていたのだが、これを観ていると、早起きができない。なので極力(怪しい)みない。HDDレコーダーにとってみようと思う。(そこまでするか)
実現可能性:60%

4●漢字検定と江戸検定に挑戦
漢字検定は3月から通わせている塾で必須になっていて、親も申し込みができるので、一緒に受けようと思っている。それから、江戸検定はできたときから受けたかった。こういう検定試験は今後も増えるだろう。勉強して結果を出すというのを、楽しんでみたい。
実現可能性:80%

5●古典を読む
子供に本を読め!と言っても自分がノウハウ本や推理小説のたぐいばかり読んでいたら、やっぱりどうかと思う。意外と読んでいない、古典を今年からちょっとずつひもといてみようと思う。特に、東京大学出版会からでている、「教養のためのブックガイド」や日経新聞の大好きなコラム「やさしい経済学」で紹介されていた経済学の古典をぜひ読んでみたいな。(経済学ってまったく知らないので。アダム・スミスをある人に「とにかく読め」と厳しく言われたことも大きい)難しいことをわかりやすくしたものを読むこともいいだろうが、難しいまま読むというのも、重要な気がする。
実現可能性:90%

6●ママ友を今まで以上に大切にする
保育園や学童を通じて、働くお母さんのママ友はたくさんいるのですが、それ以外のママ友をたくさん作るのが今年の目標。情報交換にもなるというよりも、真剣に近くにすむ友達がほしいから。
実現可能性:70%

7●朝ご飯はお米のご飯を作る
朝はパン食だった我が家。夜のうちに野菜たっぷりスープを作って食べさせていた。でもよくよく聞くと、4時間目はおなかが減ってかなりつらいそうだ。なので腹もちのいいご飯にしてみたら、4時間目までおなかが減らなかったらしい。ふりかけや、炒ったシラスなどでを入れたおにぎりと、和風スープという朝ご飯づくりを新学期からスタートさせよう。ただ、我が家の炊飯器、かなり古いのでタイマーが壊れている。買い替え時か?
実現可能性:40%

8●チャンレンジサタデー&のんびりサンデー
土曜日にたくさん娘の習い事をいれてしまったので、日曜日は逆に何も予定はいれずにのんびりする。私も土曜日の仕事はなるべく入れない。日曜日は基本的に仕事の外出はご法度。土曜日は塾や教室の送り迎えで、日曜日はおでかけなどで、一緒にいる時間を大切にしたい。家族の濃密な時間をすごせるのもあと何年か。もちろん自主性は大切にしながらも、家族で一緒という最高の贅沢を楽しみたい。
実現可能性:100%

来年の今頃、マニフェストを見直して自己評価をしっかりやってみたいと思います。いやぁ。がんばろう。

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2007年03月30日

高学歴母の陥りやすい罠に、どうかあなただけは陥らないで


投稿者 村山らむね

いきなり刺激的なタイトルで、すみません。

かなり嫌われそうな記事です。嫌味な記事と思われても仕方ありません。しかし、恥をかくことを承知で書きます。書かずにはいられません。同じような罠に、陥らないようにしていただくために。

普通の人は成功談から学ぶと言います。
賢い人は失敗談から学ぶと言います。

どうか、賢い読者のみなさま。私の失敗談から学んでください。そして、わたしの屍を越えて行って下さい。

最近、大学時代の友人とランチをしました。そのときに彼女が「高校時代の友達よりも、大学時代の友達のほうが子供の成績に苦労している」と言ったことではっとしました。

私は慶応の法学部を卒業しました。ひのえうまということもあり、周囲は現役が多く、あまり受験で苦労していません。東大・京大など超難関校とはレベルの差はあれど、中学くらいまでは勉強や成績に苦労した経験のない人が周囲には多かったと思います。私自身も、小学校時代は5段階評価でどうしても5のとれなかった図工を心配されて、絵を習いに行かされたほど。勉強も運動も自然とできていました。

そして、大学の友人たちは、自分と同等もしくはそれ以上の学歴の人と結婚しています。わたしも国立理系現役院卒の旦那と結婚しました。

だから、「普通にしていれば、自分と同じくらい、もしくは理系の血も入っているので、それ以上にはなるだろう」と、たかをくくっていました。

3月生まれの娘の場合、ひどい成績をとってきても、「まあいつかは追いつくだろう」と思っていました。

・・・・・・追いつきません。それどころか(以下略)

そして、もうひとつ。別に慶応の法学部を出たからって、大したことがない。社会に出れば学歴なんてあまり関係なく、実力がある人が伸びるものだ。そう思っていました。ほんと、学歴なんてまったく関係ないですものね。社会では。慶応なんて大したことがない。慶応を出ている割には大したことがない。そのどちらかしか言われた覚えしかなく、あれほどがんばって受験を勝ち抜いても、得をした記憶があまりないのです。学歴じゃ駄目なんだという実感しか今、私の手元には残っていないのです。

・・・・・・だけど、だけど。

ここに、もしかしたら高学歴(というにはわたしの場合、中途半端ですが)な母親の陥りやすい罠があるのではないかと思うのです。

●自然に勉強ができるようになったというのは大間違い

教育本を読み漁って気がついたこと。教育のカリスマたちが「理想の家庭教育」としてあげていた家庭像が、なんと私の育った環境と似ていることでしょうか。決して裕福ではなかったのに、私の母は、私にたくさんの習い事や塾を経験させてくれました。私は自然に勉強や運動ができるようになったのではなく、両親のたいへんな努力と犠牲の上にそうなったのだと、今更ながら気がつきました。

●学歴なんてあまり役に立たないのではと思うのは大間違い

社会に出れば実力主義です。ただ、学校は人。すばらしい優秀な友人、先輩、後輩と、共通のものをもっているというだけで、どれほどのメリットがあったか。あまりに当然過ぎて、そのありがたみに気づいていないだけで、やっぱり恩恵に授かっているのだと思います。

家庭環境、人脈。あまりに当然過ぎて、そのありがたみに気がついていないだけだったような気がします。学歴を粗末に考えがちだったと、今痛烈に反省しています。自分の親に、子育てで負けていると、今猛烈に反省しています。

高学歴ワーキングマザーのみなさんに、メッセージです。

あなたは自然に勉強が出来るようになったわけではない

あなたと同じくらいの子供にするためには、あなたのご両親がしてくれたことを子供にやってあげるしかない

あなたの学歴は、あなたが思っている以上にあなたの現在に寄与しているかもしれない

これが言いたいのです。

これを読んでむかむかしている人もいるかもしれません。でも、もしお子さんが高学歴となった場合に、ぜひ、この記事を思い出して、この記事の言わんとしていることを伝えてあげて欲しいのです。

もうすぐ娘は4年生。中学受験させます。そして失敗するかもしれません。きっとその失敗が、たくさんの果実を与えてくれるでしょう。わたしも無敵だったと思っていたのに、慶応女子高に落ちたことが、4年後のリベンジにつながったことを、最近思い出しました。

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2007年03月16日

教育ママ教則本


投稿者 村山らむね

教育ママ見習い中の、らむねです。

まあ、今年の冬休みは読みましたよ。教育本。それもきっかけは、このワーキングマザースタイルの冬からやった「ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート」。これは反響も大きかったのですが、何よりも私自身が影響を受けてしまったのです。ものすごく。

それで、冬休みから最近にかけて、かなり読みました。教育ママ育成マニュアル本。現在の教育界のカリスマといわれている人たちの本を片っ端から読みあさりました。

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その中で、ぜひみなさんにも一日も早く読んでほしいと思うおすすめの教育本をご紹介します。できればすべて小学校入学前に読んでおいて欲しいと思います。(あともうちょっと早く読んでいたらと、涙したので)

勉強できる子のママがしていること 12才までの家庭教育マニュアル

著者:和田秀樹
灘中・灘高から東大医学部。そして現在は心理学をビジネスに応用するシンクタンクの代表を務める。

灘中進学後、「学力は素質だ」という思いから伸び悩みを経験。その後、勉強のやり方を変えることで、東大医学部への進学を果たす。精神医ならではの心理学的な裏づけとともに、勉強のさせ方が12歳までの段階別に具体的に書かれています。たくさんの著書がありますが、コンパクトにまとまっている本です。

成績が悪いのは、頭が悪いからではなく、勉強のやり方が悪いからだ。子供によってそのやり方は違う。やり方を見つけてあげよう。という、メッセージに勇気付けられます。

中でも目からうろこだったのが、126ページの「勉強のできる子か、性格のよい子か」というパラグラフ。

子供のうちに、誰からも好かれるようなよい性格を身につけさせるか、あるいは、努力する習慣を身につけさせるか、どちらが先かといえば、努力する習慣のほうが先だと考えます

これは、頭がよすぎていじめられっこだった経験をもち、かつ精神科医として「人間は変わるもの」との見解をもつ著者だからこそ、説得力のある言葉でしょう。

■この本からのアクションプラン
・お受験に合格するかよりも、勉強好きに。学歴よりも学力を身につけさせる
・論理的な文章を読ませる、書かせる
・英語・パソコンよりも、国語と算数

和田秀樹監修 学力向上親の会


強育論-The art of teaching without teaching-

著者:宮本哲也
早稲田大学第一文学部卒。大手進学塾講師を経た後、無試験先着順の入塾で首都圏トップ校へ多数の実績を誇る宮本算数教室を設立。

「優しさ」より「強さ」
「ゆとり」より「ひたむきさ」
「習う」より「考える」
学習は本能です。どんな子でも必ず伸びます。親が余計なことをしない限り。

というオビの通り、考え抜く力を育てることの大切さを説く。

本の内容は、お母さんにはかなり刺激的な言葉がたくさん出てきますが、あまりカリカリせずに、とにかく読みきってください。ビジネス本としても応用できるような、生き方そのものへの示唆があります。

特に目からウロコだったのは89ページ

修復可能な傷であれば、身体の傷であっても心の傷であっても子どものうちからどんどん負わせるべきです。その痛み、悲しみ、つらさを経験し、乗り越えることによって、心が強くなり、他者に対する思いやりや優しさが芽生えるのです。

というパラグラフ。宮本氏の主張は一貫しています。試行錯誤、頭を働かせることが学力の基本。そのための堪え性を、親も子ももつべきで、それは「ゆとり」教育からは絶対に育たないということです。

■この本からのアクションプラン
・著者の書いた「強育パズル」を毎日少しずつやらせる
・成功から得られるのは結果だけ、さっさと忘れて前に進む。失敗や挫折は、それを克服するまで忘れない。現在、私が抱いている挫折感こそ、重要。それを忘れない。
・努力もせずに他人の子育てを羨ましがらない。

※続編の超強育論も出ていますが、強育論だけでいいと思います。


女の子を伸ばす母親は、ここが違う!

著者:松永暢史
慶応大学文学部卒。教育環境設定コンサルタント。受験プロ。

大人気だった男の子を伸ばす母親は、ここが違う!の続編として書かれています。

ここに書かれた、「女の子を伸ばす母親」こそが、びっくりするほど、自分の母親に似ているのです。ちょっと驚きました。

特に、

12ページ

親に「かわいい」と言われて育った女の子は勉強ができる

お世辞にも美少女ではなかった私に、母はいつも「かわいい、かわいい」と言っていました。それがどれほど、女の子の自信になるかが書かれています。もう、読んだその日から、娘に可愛い可愛いと、言い続けています。

また137ページ

ピアノが弾ける子は、頭がよくなる

私はピアノが大嫌いで9年も習ったのに、今では「猫ふんじゃった」さえ弾けません。なので、娘には無理強いせずにさっさとやめさせてしまったのですが、楽器は無理強いでも続けさせるべきであることが書かれていて母は正しかったとつくづく感謝と反省です。

この本の根底を流れているのは、「人生を楽しむ人間こそすばらしい」というとても幸福な人間観です。だから読んでいてとても幸せな気分になります。

人生における趣味の大切さなど、子育てだけでなく自分の人生にもすぐにでも取り入れたいエッセンスが溢れていて、大変魅力的な本となっています。女の子を産んでよかった、女性に生まれてよかったと、心から思える本です。たぶん、男の子を伸ばす母親は、ここが違う!は男の子を産んでよかったと、心から思える本なんでしょう。こちらもたいへんよい本だそうです。

■この本からのアクションプラン
・受験も重要だが、それ以上に趣味的な習い事は重要。受験が迫っても、なるべく続けさせる。
・かわいい、かわいいと、心から言う
・自由に使えるお金は、与えない
・旅行先、外食のレストランなど、家族で行動するときはなるべく子どもに決めさせる

ブイネット教育相談事務所


「親力(おやりょく)」365日! <伸びる子>の土台をつくる毎日の習慣

著者:親野智可等
静岡県の小学校で23年間教鞭をとった経験から、メルマガを発行。大人気になり、著書多数。また朝日小学生新聞などの連載も好評を博す。

朝日小学生新聞の連載は、すべて切り取り、メルマガもとっているので、もうだいぶ前から「親力」教の信者です。とにかくこの人の言葉は、具体的でわかりやすいのが特徴。

親が何をすべきなのかが、本当に手に取るようにわかります。鉛筆の持ち方、便秘の治し方。つまらないことと思うかもしれませんが、こういうつい見過ごしそうなことが、とても大きな岐路となっていることが、現場の先生の言葉として、素直に入ってきます。生活を見直すために、おすすめの一冊です。

特に巻末の親力の言葉12ヶ月は、すべて引用したいくらいです。全部具体的なアクションプランになっているところがすばらしい。

■この本からのアクションプラン
・すべての教科の基礎は国語。読書好きにするために、改めて毎日読み聞かせをする。
・質のよい漫画は読書好きへと導く。よい漫画を与える。
・カルタは日本古来伝統の楽勉。よいカルタを一緒に!

親力公式ホームページ


小3までに育てたい算数脳

著者:高濱正伸
東京大学、東京大学大学院卒。学生時代から予備校などで受験生を指導するなかで、大学受験の成功や、学力の伸び悩み・人間関係での挫折とひきこもり傾向などの諸問題が、幼児期・児童期の環境と体験に基づいていることを確信。小学校低学年向けの「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を重視した学習教室「花まる学習会」を設立。算数オリンピック問題作成委員などもつとめる。

今、時代のニーズはクリエイティブな人材である。クリエイティブな人材とは、知識ばかり詰まった脳ではなく、空間発想ができる人材である。だからこそ、中学受験の花形問題は図形問題だ。国語や計算問題ではそれほど差はつかない。差がつくのは、図形問題。

図形つまり立体の問題ができるようになるために重要なのが、外遊び。算数脳をつくるためには、野外で思いっきり遊ぶことが重要だ。

というのが、この方の主張。まあ、明快。おもいっきり納得。高濱先生の講演も2度も聴きに行った。そして、完全に心酔。

この本はぜひぜひぜひ、お父さんにも読ませてください。お願いします。

■この本からのアクションプラン
・すぐに「花まる学習会」へ入会させた
・その上、アルゴにも入会させた
・お母さんはいつもニコニコしている

花まる学習会

アルゴ


とまあ、駆け足でご紹介しました。

この5冊は絶対に読んで損はしないと思います。早ければ早いほどいいと思います。ぜひ、熟読してください。そして、何かしらの行動をしてみてください。

ああ、これらの本をあと1年、いや、2年早く読んでいたら。。。

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2007年03月14日

【働きながらお受験を目指す】 第4回 中学受験の塾選び


投稿者 竹之内ふうこ

早いものでもう3月も半ば・・そろそろ卒業式の季節ですね。
中学受験塾では、2月の中学受験が終わってすぐに、新学年の授業が始まっています。我が娘も、学校では3年生だけど、塾では4年生という不思議な状態。私が塾に電話する時も、「4年生○クラスの○○の母です」と言わないといけません(笑)

小学生が塾に入るのは、圧倒的に新4年生が多いようです。娘が通っている塾の教室でも、新4年の2月にクラスが2倍になって、3月にはまた一クラス増えました。おそらく、周りのお子さんが皆行きだして、「うちもそろそろ?」と動き出すご家庭も多いのだと思います。(らむねさんも?(笑)「小1の壁の次に来た、小4の壁」

塾選びについては、本当にたくさんの選択基準があるので、本当に悩みますね・・。

・通いやすさ
・お子さんの性格
・拘束時間
・目指す学校と合格実績
・習い事との兼ね合い
・求められる親の関わり度
・カリキュラム
・宿題の量
・学校のお友達の人数

などなど。
「出来る子はどこに行っても出来る!」というのは私もそう思わずにいられませんが、そうでない子にとっては「どこの塾だって同じ!」では決してないので、なおさら迷います。「勉強して学力をつける」「受験に合格する」という目的があって塾に通うのですから、ぜひぜひ、実際に見学や説明会に行って、「目的が達成できる=我が子に合う塾」を探してあげたいものですね・・。

首都圏の話で恐縮ですが、一般に、中学受験塾には、大手3つの塾と、地元密着型や個人経営の塾とに分けられます。

大手中学受験塾とは、
日能研
四谷大塚(準拠塾:早稲田アカデミー栄光ゼミナール
サピックス

大手以外では、地元密着型や特定の中学に強い塾などもあり、市進学院ena、個別指導のTOMAS東京個別指導学院 など、補習塾も入れると、それこそ無数にあるのだと思います。

どちらにも、メリットとデメリットがあります。(あくまでも、私見です)

■大手のメリット
カリキュラムの確かさ、優れたテキスト、情報量。集団授業で他の子の考えを聞けたり、お互いに切磋琢磨する環境。受験生同士での連帯感(6年生)。

■大手のデメリット
人数が多いので、個別対応が難しい。受験への意識が高く、親子でプレッシャーを感じる(笑)

■中小塾や個別指導のメリット
少人数制なので、個別に弱点補強などの指導をしてもらえる。雰囲気が柔らかい。

■中小塾や個別指導のデメリット
情報量に不安がある。受験生同士の刺激が少ない。


我が家もいろいろ考えましたが、現在娘が通っているのは、大手のサピックス。小3の9月から通ってます。
決め手は、通いやすさと「授業の質の高さ」でした。記述力・思考力を鍛えてくれる授業内容とカリキュラム、それに親の私が惚れてしまったのです。ワーキングマザーの大きな負担の一つ「お弁当」が不要というのも、ちょっと魅力的(笑)娘も、夏期講習だけ通った日能研よりも好印象だったみたいです。

ただ、サピックスに不安がなかったわけではありません。サピックスと言えば御三家などの難関校を目指す子たちが行く塾で、授業レベルも高く、中くらいの成績以下の子はただのお客さんになるので行く意味がない、宿題が膨大で親のサポートが大変、という通説があったからです。それでも、他の塾にもこれといった決め手がなく、そうなったらなったで転塾すればいいや・・と、とりあえず入塾。
我が家のこの半年の塾生活はまた後々書くとして、半年経って思うことは、中下位のクラスでも、そのクラスのレベルに合った授業・課題で学力はきちんと伸びるようになっている、ということ。大切なのは、子供の学力レベルに合ったクラスで授業を受け、指定された課題をきちんとこなすこと、ということです。思いっきり下位クラスだった我が家の実感です(笑)

ちなみに、小3の夏は、5日間くらいの日能研の夏期講習をお試しで受けさせました。送り迎えをして教室の様子も見ましたが、あの人数の多さに私が参ってしまいました。授業の合間の生徒の入れ替えの時など、酸欠になるかと思ったほど。自習室の雰囲気も賑やかで、学校みたいです。こんな雰囲気ではうちの娘は勉強よりお友達との遊びに走りそうだと思い、候補から消えました・・


前向きな転塾や、やむをえない転塾もあるでしょうが、転塾自体は子供にもストレスになってしまうので、やはり親が情報収集をしっかりして、我が子に合う塾を選んであげることが大事なのかなと思います。

皆さんの塾選びのお話も、ぜひコメントやトラックバックで伺いたいです!

【働きながらお受験を目指す】 第1回 中学受験、する?しない?
【働きながらお受験を目指す】 第2回 中学受験の目的は?
【働きながらお受験を目指す】 第3回 親の役目

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2007年02月19日

ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート その9


投稿者 村山らむね

本当に大きな反響をいただいております、ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート第8弾です。今回は、幼稚園受験に成功なさった方からの体験です。

引き続き質問に答えていただける方を募集しております。ぜひぜひメールくださいませ。

●プロフィール編

・お子さんが受験した年
2006年11月

・受験した学校数
  1校(+近所の幼稚園一つ)

・幼稚園・小学校・中学校?
  幼稚園

・本命
  大学までの一貫校(男子は小学校まで)

・4月から通う学校。本命かどうかも。
  本命校

・お母さんの働き方
  フルタイム

・ご自分の受験経験(例:中学まで公立、あとは私立)
  高校までは公立で大学のみ私立
  夫は中学まで公立、高校・大学は私立

●意識編


・受験を意識しだしたのはいつごろ
  2006年の夏。一つ上の保育園の友達が二保の受験準備を始め、「小学受験だと100万以上、準備期間も2年はかかるから、もし小学受験を考えるなら、お金も時間も少なくて済む幼稚園受験が良いよ!」と言われたのがきっかけ。
  ※100万以上、2年、と言うのが正しいかどうかは分かりません。

・自分の受験体験と子供の受験への考え方、どうシンクロしていますか?
  私は高校まで公立でのびのびと育ち、特に高校3年間の経験が一番人格形成に大きく影響しているので自分の進路としては大満足ですが、のびのびしすぎていて、私も含め、周囲も、受験では大変厳しい結果となりました。私自身が流されやすい性格だったと言うのも大きいですが、受験を終えてみて、環境の大切さを身を持って知ったというのはあります。  

・旦那さんとはどう話し合いましたか?
  夫の職場に本命幼稚園の付属の小学校出身の人がいて、その小学校の良さを何度も聞いていた様で、そもそも最初に興味を持ったのは夫でした。
  
・旦那さんのサポート体制はいかがでしたか?
  受験勉強は特にしなかったのでサポートはありませんでした。
  幼稚園~小学校はお弁当なので、私が料理が苦手なのでお弁当つくりをお願いしたところokしてくれたため、それが受験へ踏み切る大きな決め手となりました。
  

●準備編

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【塾・教材】
  春から数校の塾の見学に行きましたが、どこもあまり良いと思えず、無駄にお金を取られそうな気がして、塾には行きませんでした。

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【生活面】
  塾に行かない分、様々な情報を徹底的にネットで収集し、幼稚園で毎年どんな試験をするのか、面接では親子それぞれ何を聞かれるのかを調べました。

  息子は人見知りがとても強く、夏の3歳児検診では、名前も言えなかったので、「これはまずい!」と、毎朝・毎晩、保育園の送り迎えの時に、「バイキンマンは悪い子だから、お名前聞かれても答えられないんだって。○○は答えられるよね?お名前は?年は?」と聞いていました。(ちょうど息子のブームが「バイキンマンは悪い子だから××するんだよ!!」と私に言いつける事だったので)
  それから徐々に質問を、「好きな食べ物は?昨日遊んだおもちゃは?パパとの遊びで好きなのは?」と、ネットで調べた面接の内容にしていきました。これは試験当日まで、毎朝毎晩、100回以上やったと思います。

  また、面接では初めて会った人の質問に答えなければいけないので、マンションのエレベーターで一緒になった人に挨拶をする練習をしました。これも、同じくバイキンマン方式です。このやり方が良いとは思いませんが、結果、そのお陰で、7月後半の3歳児検診では固まって名前すら言えなかった息子が、たった3ヶ月後の面接では、全てにすらすら答える事が出来ました。

・働いていることでの苦労と、どうそれを乗り越えたかを教えてください。
  幼児教室に行けない分、家で色々やりたい事はありましたが、時間も無く何も出来ませんでした。そのため、ネットで徹底的に情報収集をしました。

●直前・当日編

・どのように調整しましたか?仕事との調整などはいかがでしたか?
  産休に入っていたため、休みは問題ありませんでした。面接は「夫婦同伴でなくても構わない」と言われていましたが、主人と一緒に行きました。実際ほぼ100%夫婦同伴でした。

・当日に心がけたことは?
  息子は緊張しやすいので親の緊張が伝わらない様、「これから楽しい幼稚園に遊びに行こうね~!」と、ワクワクしている感じを演出しました。また、いつも初めての所では私から離れなくなるので、敷地内に入ってからも小声で、「今日はおもちゃの部屋があるけど、一人しか入れないんだって。だからママが遊びに行くね!」と何度も言っていました。  最近の息子は、私にわざと意地悪をするのがブームなので、息子の名前が呼ばれた時に私が、「さ、ママが代わりに行っちゃおう!」と立つ真似をしたところ、「○ちゃん(自分)が行くっ!」と元気に返事をして飛び出して行きました。

  周りを見ると、子供が嫌がると親が焦って「他の子も行ってるでしょ!」とか、「ママは待ってるから一人で行きなさい!」「テストだって言ったでしょ!」など言っている親も多く、そういう子はほとんど泣いてしまっていました。3歳児には正論は通じないので、いかにうまく「のせるか」が大事だと思いました。

・面接のときに働いていることについてどう説明しましたか
  仕事の事は一切聞かれず、願書にも書く欄はありませんでした。


●感想

・乗り切っての反省点
  急に思い立って、お金もかけずに受かったので反省点は特にありません。

・ここが成功もしくは失敗のポイント
  幼稚園受験は小学校受験と違って、ペーパーなども無く、難しい事は何もありません。集団での遊び及び先生との一対一の遊びをかなり長時間見られていましたが、規律を守る、おもちゃを取らてもぶったりしない、などの集団生活でのルールは保育園で十分身についているので、我が家にとっては、半年から通わせていた保育園が幼児教室以上の役割を果たしていたと思います。そして、かなり倍率が上がっているせいか、突然親が作文を書かされました。(今年初めてだった様です)
  それは、志望動機の様なものではなく、子供を3年間育ててきた「親」としての考え・在り方を問うものでした。
  願書や志望動機、面接の準備などはいくらでも塾で手を加えられる、と幼稚園側も思ったのかもしれません。時間も短く夫婦で相談する事も出来なかったので、受験対策、という視点だけでなく、日頃から夫婦で子供の育て方の方針や様々な事をしっかりと話しあっておく必要があると思いました。

・これから受験をするワーキングマザーにアドバイスを
  幼稚園受験に関して一番大事なのは、その後の預かり先だと思います。受験を必要とする幼稚園で預かりをしているところは、ほとんど無いと思います。そしてお弁当というところも多く、園によっては平日の参加(バザーなど)もあるので、そういった事をしっかりと調べて、本当に仕事と両立できるかを考える必要があるでしょう。
  我が家は、行きたい幼稚園が決まってから、その周辺全ての保育園に「二重保育が可能か」を電話で聞きました。幸い、「もしかしたらお迎えも含めて二重保育が出来るかも」という保育園を見つけ、実際は、そこの保育園が迎えに行ける範囲からギリギリ外れていたのですが、園長先生に何度もお願いに行き、無事、お迎えに行って頂ける事になりました。それと平行して、小学校後の預かりについても、かなり広範囲に渡って調べました。地域の学童は、全て私立小学生の受け入れが不可でしたが、民間の学童を最寄り駅に発見し、この学童と二重保育のokが出た事で受験に踏み切りました。
  
  様々な機関や費用を調べたり、万が一保育園が満員で入れなった場合はどうするか、平日の必須行事はどれ位あるのかなど、あらゆる角度から「本当に通園可能かどうか」をよく調べておいた方が良いと思います。

  また、今は私立の小学校ならどこでも少なからずワーキングマザーはいると思いますが、幼稚園となると皆無か、いたとしてもごくごく少数だと思います。
  仕事をしていないママ達は、送り迎えなどですぐに仲良くなるでしょうし、「小さいうちから預けて働くなんて」という偏見が残っているかもしれません。そういった心構えは必要かもしれません。
 (まだ入園していないので分かりませんが)

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3歳児をのせるという術、すばらしいですね。また、小学校の学童まで調べ上げてからの準備。さすがです。お母さん同士の付き合いも、もちろんまったくの無風だとは思いませんが、このバイタリティーがあれば少々のことは乗り切れるでしょう。またぜひ、幼稚園入学後の様子も教えてくださいねありがとうございました。(らむね)

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2007年02月08日

ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート その8


投稿者 村山らむね

本当に大きな反響をいただいております、ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート第8弾です。今回は、なんと合格ほやほや、今週合格結果がわかった読者の方からのご投稿です。ありがとうございます!!!そして、おめでとうございます!!!!

自分の時もいろいろな体験談に励まされましたが、余りに長期間頑張れる子がメインの様な気がして.. こんな子もいるのよ、と言いたくて思わず投稿してしまいました。

というメッセージをいただいております。

引き続き質問に答えていただける方を募集しております。ぜひぜひメールくださいませ。現在、たくさんの方からアンケートをご回答いただいており、感謝に堪えません。ありがとうございます。

●プロフィール編

・受験した学校数
3校

・幼稚園・小学校・中学校?
中学校

・本命
都内私立

・4月から通う学校
都内私立

・お母さんの働き方
フルタイム

・ご自分の受験経験
小学校まで公立、あとは私立(中学校受験経験)

●意識編

・受験を意識しだしたのはいつごろ
小4年の9月ごろ

・自分の受験体験と子供の受験への考え方、どうシンクロしていますか?
自分の頃とは、受験人数もクラスで2,3人から息子の時は10人強と違いますし、難易度も比べ物になりません。 ただ、中高一貫で教育熱心な先生方と教育内容、似たような家庭環境にいる友人達、のんびりと過ごせた中2から中3、部活の充実振りどれを取っても子供自身のメリットとなると考えます。

・旦那さんとはどう話し合いましたか?
受験については、主人は田舎育ちで余り理解していませんでした。ですが今の教育環境のあり方などを考えて、 何がなんでも私立と説得しました。

・旦那さんのサポート体制はいかがでしたか?
母親の時間がない分、兄弟のケアに務めてもらいました。

●準備編

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【塾・教材】
がり勉タイプではなく、且つお尻を叩かれるとやらないので個別で気の合う先生をとことん探し、
受験校の傾向にあわせた勉強と計算を欠かさずにやりました。秋以降の伸びが悪かった為、4科から2科に変更し算数に週5時間注ぎました。最後の1ヶ月は毎日自習室で7時間演習3時間とかなり過酷でしたが、第一志望への 思いいれから自分で実行でき合格にこぎつけました。

 
・受験準備の様子を具体的に教えてください。【生活面】
11月までは週2回は友達とも遊び、寝る時間も11時、TVも見ていましたが、 自由時間がほぼなくなったのは塾が週5日になった12月に入ってからでしょうか。
それでもTVは週2時間は見てましたし、好きなペットショップにも毎週1-2時間足を運んでました。心配もしましたが、息抜きがあってこそメリハリのある生活を送れたのではと思います。

・働いていることでの苦労と、どうそれを乗り越えたかを教えてください。
手のこんだ食事がなかなか作れず健康管理が大変でしたので、果物を朝晩と間食で工夫しました。 やはり、話がなかなかできなかった先生や室長に手紙やメールを書いたりしてコミュニケーションをとりました。 また息子には激励メールを欠かせませんでした。

●直前・当日編

・どのように調整しましたか?仕事との調整などはいかがでしたか?
受験する話は、会社のなかでオープンにしていましたので、上司は休みを取ることには特に問題にしていませんでした。

・当日に心がけたことは?
普通にすること。
親の緊張は、子供に伝わります。
それでも緊張はしていましたので、やはり1日目は実力を発揮できず落ち込みました。
2日目は慣れて全く問題なく合格点が取れました。

●感想

・乗り切っての反省点
毎日連続して受けさせる事を考えたのは失敗でした。
4日目は心身共にぐったりで余り受けた意味がありませんでした。
3日目の結果が翌々日で1校も受からずやむをえなかったのですが...

学校選びはあくまでもその子の性格を最大限考慮してあげて下さい。単に大学実績だけを見ても子供の為にはなりません。子供の可能性を最も伸ばしてくれて、何よりも子供が楽しく健全に6年間通える学校でないと 受験する意味がないように思います。ここが駄目なら公立へ行こうと割り切っておかないと 急遽余り性格に合わない単に受かる所に流れてしまう事もなきにしもあらずです。子供自身が納得いく学校を予め何度も足を運んで決めておくのが最も重要に思います。

・ここが成功もしくは失敗のポイント
子供を追いつめないこと。結果が出なくても受験した経験は一生の宝になると継続して言いきかせました。

・これから受験をするワーキングマザーにアドバイスを
ワーキングマザーでも受験できますが、塾にまかせきりにすると時間がないために、弱点フォローが把握できないまま終りかねません。弱点だけでも個別に見ていただける環境がいいのではと思います。

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本当にご苦労様でした。お疲れのところ、アンケートにご投稿いただいたことにまずは心からお礼申し上げます。主宰者冥利につきます。息子さんへの激励メールでのコミュニケーションは、きっと今後の親子関係の礎になるでしょうね。4月からの新生活。心から応援いたします!本当に、本当にありがとうございました。(らむね)

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2007年01月31日

頑張れ!中学受験生!


投稿者 竹之内ふうこ

明日は2月1日。一部地域をのぞく首都圏では、数日にわたる中学受験が始まります。
明日は、難関校と呼ばれる学校の試験日であるとともに、多くの受験生が、第一希望の中学校を受ける日です。

我が家はまだ先ですが、試験本番を明日に控えた受験生本人、そして頑張る我が子をサポートしてきたご両親は、今一体どんな心境なんだろう・・と、考えるだけで動悸が激しくなってきます。
どうか、どの子も、持っている力を存分に発揮して、志望校合格を勝ち取って欲しいと、心から願います。

娘が通っている塾では、娘の学年(新4年生)は、この2週間は、塾はお休みです。
「私たちは、これから2週間、6年生のサポートに全精力をそそぎます」
と、強い口調で言われた室長先生の勢い、ただものではありませんでした。

「所詮、塾だって一企業・・利用されるのではなく、利用しなければ。」などと私も思っておりましたが、そんなドライなものではないんだな・・と。
長い期間子供たちの伴走をしてくれた塾の先生たちの存在は、親が考える以上に、子供たちにとっては大きな存在なのだろうな・・と、なんだかジーンとしてしまいました。

ここにきてインフルエンザが流行りだしているようですが、体調を崩すことなく、受験生の皆さん、そしてお父さまお母さま、頑張ってください!!応援しています!!

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2007年01月30日

ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート その7


投稿者 村山らむね

大きな反響をいただいております、ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート第7弾です。今回は、まだなかなか体験者がいないと思われる、幼稚園のお受験体験です。

引き続き質問に答えていただける方を募集しております。ぜひぜひメールくださいませ。現在、たくさんの方からアンケートをご回答いただいており、感謝に堪えません。ありがとうございます。

●プロフィール編
・お子さんが受験した年
 2006年 秋

・受験した学校数
5園

・幼稚園・小学校・中学校?
  幼稚園

・本命
都内私立一貫校付属幼稚園

・4月から通う学校。
都内私立一貫校付属幼稚園

・お母さんの働き方
フルタイム 残業あり

・ご自分の受験経験
小学校まで公立、中学より私立女子校

●意識編

・受験を意識しだしたのはいつごろ
 小学校受験をするつもりで、2年ほど前から幼児教室を探していました。
当初電車に乗って幼児教室に通うのは年長からでいいかなと思っていましたが、いくつかの教室見学をし、お子さんたちの様子をみて、小学校受験の前に幼稚園を受けるチャンスがあるなら受けてみようと軽い気持ちで年少の7月から本格的に幼児教室へ通い始めました。

・自分の受験体験と子供の受験への考え方、どうシンクロしていますか?
 中学受験を経験し、友達と遊びたい時期に遊べず精神的につらかったこと、中学からの女子校生活は非常に楽しく、生涯にわたってつきあっていける友人得ることができたので、子供が生まれたら早いうちから私立に入れたいと考えていました。

・旦那さんとはどう話し合いましたか?
 主人は中学受験をしましたが私立に縁がなく、高校まで公立育ちでしたので私立の学校生活については判断しかねるといったスタンスでした。しかし、近所の公立小学校児童の様子などを見るにつけて、小学校受験は試しにやってもいいのではないかと思っていたようです。
 さすがに幼稚園受験については、準備期間が短かすぎるということで最初はかなり難色を示しておりましたが、見学や説明会に参加するうちに、だんだん私学の持つ教育方針について、関心を持つようになってきました。
 志望校については通う時間、園の方針、教室の先生などから入学後の雰囲気などを聞いて、いくつか候補を私が出していきました。

・旦那さんのサポート体制はいかがでしたか?
 週末のお教室への送迎と、夏期講習(平日)の送迎を半分負担してもらいました。また学校説明会など週末の場合は共に出てもらい、願書配布や提出もいくつか分担してもらいました。面接の練習はイヤイヤつきあっていましたが、お教室の模擬面接で先生から指導があり、ようやく10月から本腰をいれて問答集を考えるようになりました。総体的に見て、短期間でしたが本当によく協力してくれたと感謝しております。

●準備編

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【塾・教材】
 6月下旬に大手幼児教室の体験授業を受け、その後週1回通いました。他に夏期講習と直前の講座、模擬面接も1回受けました。
 教室で行った授業の復習は、時間があって気が向いたらする程度でしたので、週に2回くらい、1回15分程度でした。
またお受験とは関係なく、0歳から絵本は毎晩読んでいました。
 願書は私が書いて主人にもチェックしてもらいました。
 面接用のスーツは早めに(夏に)購入したのですが、肝心の写真館の予約を怠り、願書を入手してから予約がとれずにあわてました。もともと、子供の服は汚したときを考え2着用意していましたが、母親も不測の事態(雨天の泥ハネなど)を考え周囲の受験される方々は、面接用に紺+グレーなど2着くらい用意していることを知り、面接1週間前にあわてて自分用を買い足したりしました。

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【生活面】
 これまでと同じように、きちんと挨拶をすることや自分のことは自分でする、おもちゃや本は決められた場所に片付けること、家族の一員としてできるお手伝いは参加することなど躾のうえでは特に変わらず続けておりました。
 風邪をひかないように、バランスよく食事を摂るだけでなく、外で思いっきり遊ばせて体力もつけるようにしました。
・働いていることでの苦労と、どうそれを乗り越えたかを教えてください。
 幼児教室の特別講座は平日に行われることが多く、それに参加させるために半休(または全休)を多く使わざるを得ませんでした。またお教室に通うことで保育園を早退したり遅刻するなど、保育リズムが崩れてしまいもとのお迎え時間に慣れるまで子供のほうが苦労しました。

●直前・当日編

・どのように調整しましたか?仕事との調整などはいかがでしたか?
 夏季休暇や有給休暇を使ってお教室に通い、あらかじめその日は会議や打ち合わせを入れないようにしていました。また、子育て経験者が職場に少なかったので、周囲にお受験宣言して理解を求め、試験本番の1週間は休暇をいただいて対応しました。
試験のない日は子供とふたりでアミューズメントパークに行ったり、映画を見たりとリラックスして過ごしました。

・当日に心がけたことは?
 あたりまえですが持ち物については入念なチェックを行いました。(替えの服一式とか)あとは、時間にゆとりを持って行動するよう心がけておりました。また、お昼寝をまだするので、考査時間に眠くならないように食べ物や食事時間を調整し、試験当日の生活リズムを計画していました。


・面接のときに働いていることについてどう説明しましたか
どの園の願書にも両親ともに勤務先を記入する欄がありましたので、正直に記載いたしましたが、働いていることについて聞かれる園と、まったく聞かれない園がありました。
聞かれる場合のほとんどは、送迎についてでしたので送りは母親が、お迎えは祖父母に協力してもらう予定であることを話しました。1つだけ「子育てを今の仕事にどのように生かしているか」といった質問を受け、子育てをしているからこそ得られた視点を仕事においてどのような場面で生かしたかといったことを述べました。

●感想

・乗り切っての反省点
始めた時は軽い気持ちでしたが、最後のほうはどうしても力が入ってしまい、子供にプレッシャーを与えてしまったように思いました。
また説明会やパンフレットだけでは、なかなか園の雰囲気や保護者・通っているお子さんの様子はわからないと思いました。見学させていただける幼稚園もあれば、まったく非公開なところもあり、今となっては子供の性質や家庭の環境・方針に合致しないところも志望して、回り道した感があります。
立地的な面より、多少離れていても園の方針を重視して絞り込めば3つくらいになり親も子供も体力的・精神的な負担が少なくなったのではと反省しております。
またどのような結果であっても、ご縁をいただいたところが子供にあっているところと考えて、前に進むことが大切だと感じました。

・ここが成功もしくは失敗のポイント
 どの学園も教育理念・方針がすばらしく、家庭の価値観と一致する部分が必ずあるのですが、我が家の第一に考えている価値観と学園の基本理念や望んでいる家庭像が、パンフレットに書かれていない部分を含め(ここが難しいのですが)、本当に一致したときにはじめてご縁がいただけるのではないかと感じました。
 つまり、成功や失敗のポイントがあるとすれば、どれだけ子供や自分たちの家庭にあった学校を探せるかということが第一のポイントなのではと思っております。
 

・これから受験をするワーキングマザーにアドバイスを
ワーキングマザーが子供を幼稚園や私学に通わせるというのは、小学校低学年までの送迎や親の行事の参加、制作物など非常に手間も時間もかかることが多く、ハードルが高いと思いますが、苦労と思えば何でも(子育ても)苦労になってしまいます。
入園(入学)してからの行事参加などを考えれば、受験のための苦労はたいしたことではないように思いました。(ここで燃え尽きては4月からやっていけないですから。)
子供の受験は夫婦で子育てについて向き合ういい機会ですし、前向きに子供と受験を楽しむくらいでもいいのではないでしょうか。
入園後の行事参加や送迎など大変かもしれませんが、ひそかに楽しみでもあります。
人によって大変さの感じ方には個人差があると思いますが、これぐらい楽天的で前向きなほうが道は開けるような気がします。
働きながら主婦も母親もやっているのですから、もっと自信をもって働いていることに負い目を感じたりせずチャレンジしてみてください。

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最後の「働きながら主婦も母親もやっているのですから、もっと自信をもって働いていることに負い目を感じたりせずチャレンジしてみてください。」という言葉が、勇気付けられますね。批判的な人の目を気にしていたら何もできません。温かい目を待つこともありません。わかってくれない人は無害ですからね。「前に進むことが大切」という言葉は、どの段階での受験でも胸に沁みる言葉です。本当に貴重な体験談をありがとうございました。(らむね)

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2007年01月22日

ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート その6


投稿者 村山らむね

大きな反響をいただいております、ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート第6弾です。

引き続き質問に答えていただける方を募集しております。ぜひぜひメールくださいませ。現在、たくさんの方からアンケートをご回答いただいており、感謝に堪えません。ありがとうございます。

●プロフィール編


・受験した学校数
3校

・幼稚園・小学校・中学校?
小学校

・本命
都内私立

・4月から通う学校
都内私立

・お母さんの働き方
フルタイム

・ご自分の受験経験
小学校まで公立、あとは私立(中学校受験経験)

●意識編

・受験を意識しだしたのはいつごろ
年中の9月ごろ

・自分の受験体験と子供の受験への考え方、どうシンクロしていますか?
シンクロしています。自分が私立中学、高校、大学と一貫教育の環境で育ったことで、子供にも私立で、一貫教育を受けさせたいと考えていました。受験させる時期は、自分が中学受験を経験したので中学と思っていたのですが中学受験の現状をみて、小学校受験させてもいいのかもしれない、、と思いました。

・旦那さんとはどう話し合いましたか?
小学校受験については、主人はもともと反対でした。ですが、娘の性格、教育環境のあり方などを考えて、失敗しても、小学校受験の経験は娘にいい影響を与える、、と判断し、がんばってみよう、ということになりました。

・旦那さんのサポート体制はいかがでしたか?
全面バックアップ体制でした。
塾のお迎え、父親教室への参加、学校行事への参加、願書素案作成など。勉強をみるのは私。運動部分は旦那担当。

●準備編

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【塾・教材】
 中堅の幼児教室に年中の11月から通わせました。
 基本クラス(学習中心)、行動観察クラス
 3月から絵画クラス、志望校別クラスも受講。
 上記以外に、別の模擬テスト、季節講習会も行かせました。
 6月から、受験体操クラス受講させました。
 教材は、幼児教室の復習教材と、補助教材が中心でした。
 そのほか、具体物(積み木、パズル、記憶カードなど)を使いました。
 我が家の場合、諸事情があって、夏から家庭教師のベビーシッターの方に週2回来てもらいました。

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【生活面】
●朝と夜に、1時間程度お勉強。(週4-5日)
  ペーパー、具体物をつかっての問題、などを盛り込みました。ペーパーばかりはやらせませんでした。
●生活の中で、巧緻性の訓練
  お手伝い、エプロンりぼん、風呂敷、雑巾を絞るなど、、
●季節を感じる体験や、行事体験も。

・働いていることでの苦労と、どうそれを乗り越えたかを教えてください。
家でペーパーをみる時間を確保するのが大変でした。
あと、教室の送迎。ここは、割り切ってベビーシッターの方にお願いいたしました。
子供の教室での様子は、教室に電話して確認したり、自分が迎えにいけたときに、直接お話をきいたり、手紙やメールを書いたりして教室の先生とのコミュニケーションをとりました。実家の母にも集中的に来てもらって、季節講習会の送迎などを助けてもらいました。

●直前・当日編

・どのように調整しましたか?仕事との調整などはいかがでしたか?
受験する話は、会社のなかでオープンにしていましたので、まわりの雰囲気も「がんばって!」という感じで本当に助かりました。なので、試験当日については、半年ぐらい前から、上司や部下には11月上旬は連続して休む!と宣言してました。 試験当日より、日程がギリギリにならないと決まらない面接の方が調整大変でした。

・当日に心がけたことは?
普通にすること。
親の緊張は、子供に伝わります。
子供が緊張していたので、前日にお休みして動物園に行きました。リラックスできて、とてもプラスでした。

・面接のときに働いていることについてどう説明しましたか
きちんと説明しました。学校行事には積極的に参加できる。父母会などにも関わりたい旨をいいました。保育園で父母会役員をしていることは好反応でした。

●感想

・乗り切っての反省点
小学校受験は、さまざまなウワサが流れます。正確な情報がなかなかつかめず、ママ友情報に右往左往することも。いろいろな人の話を聞きすぎたかなぁ、、と反省。でも、渦中にいると聞かないと私は不安だったので、しょうがなかったかなぁと思います。

・ここが成功もしくは失敗のポイント
親が精神不安定にならない。
子供を追いつめない。私は一時期子供をかなり追い詰めてしまいました。。。

・これから受験をするワーキングマザーにアドバイスを
ワーキングマザーでも受験できます。ただし、覚悟をもってのぞんでください。家族一致団結は必要です。親の迷いは子供に伝わります。小学校受験は親の受験でもあります。そこが中学受験とは大きく違います。かなりの時間が取られますが、子供の教育について、子育てについて、真正面から考えられるいい機会と考えてみてください。

====================

最後の「子供の教育について、子育てについて、真正面から考えられるいい機会と考えてみてください」という言葉が、心にズシンと来ます。お子さんの受験をプロジェクトとしてみたときに、たいへん優れたプロジェクトマネージメントがなされているような気がして、きっとこの方は仕事もできるのだろうなと、感心して読ませていただきました。ありがとうございました。(らむね)

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2007年01月15日

ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート その5


投稿者 村山らむね

大きな反響をいただいております、ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート第5弾です。

引き続き質問に答えていただける方を募集しております。ぜひぜひメールくださいませ。現在、たくさんの方からアンケートをご回答いただいており、感謝に堪えません。ありがとうございます。

●プロフィール編

・お子さんが受験した年    
2005年秋

・受験した学校数       
1校

・幼稚園・小学校・中学校?  
小学校

・本命
都内国立(国立大附属)

・4月から通う学校。本命かどうかも。 
 都内国立。1校のみだったので本命。現在1年生。

・お母さんの働き方      
フルタイム。残業も結構あり。

・ご自分の受験経験      
高校まで公立。大学のみ私立。

●意識編

・受験を意識しだしたのはいつごろ
 受験の2ヶ月ほど前でした。保育園で同じクラスのお子さんが受験すること、1学年上にも合格したお子さんがいることを知り、お二人ともお母さんがフルタイムで働いている方なので、国立小学校なら共働きでも通わせられるのか?と、急遽調べ始めました。そして、学校については息子に合っていそうなこと、校風や環境にも賛同できることなどを確認しました。また、住んでいる地域の学童保育所が、地域の公立小学校以外の児童も受け入れていることも確認しました。

 受験を決める上で一番大きかったのは、過去問題集を見て、合否にかかわらず就学前につけておいたほうがよい力が準備によって培われると感じたことです(「お話の記憶」「見て作業する」などの集中力、人の話を聞く態度や話す態度、蝶結びなどの生活面ほか)。親は決して「記念受験」という気持ちではなく、短期間ながら本気で取り組みましたが、子供には「受験のための準備」というより「小学校入学のための準備」という意識で取り組ませました。

・自分の受験体験と子供の受験への考え方、どうシンクロしていますか?
 私も夫も高校まで公立学校でした。子供も0歳から6年間、地域の認可保育園にお世話になってきましたので、急遽受験を決めるまでは、卒園後も地域の公立小学校へ行かせるつもりでいました。小学校から宗教色や特定の理想像をもつ学校へ行かせる気持ちはなく、私立は考えませんでしたが、国立には以前から好感をもっていました。

・旦那さんとはどう話し合いましたか?
 上記にも書きましたが、合否にかかわらず「入学前につけておいたほうがよい力」をつけるメリットを重視して準備に取り組むこと、国立小学校は抽選もあるので期待は禁物であること、受かった場合の家庭の体制などを話し合いました。
・旦那さんのサポート体制はいかがでしたか?
 私が残業で遅いときなどは、過去問題集に取り組ませてくれるなど、よく協力してくれました。

●準備編

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【塾・教材】
 準備は直前2ヶ月のみ。
 平日は市販の過去問題集を中心に、夕食後家庭学習(30分程度)。
 週末に幼児教室の事前講習に通いました(全部で6回程度)。

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【生活面】
 子供は、絵をかいたり細かい作業をするのは比較的苦手な反面、体を動かすことが好きで、人見知りせずなんにでも前向きに取り組もうとする姿勢がありました。よい面を生かすように心がけました。
 秋に行われた、地域の公立小学校の入学前健診のとき、子供だけの簡単な面接があり、応答の最後に「完璧です」と先生に言っていただけたと胸をはって会場から出てきました。自信を持って考査に臨むきっかけになったと感謝しています。
 落ち着かないとモジモジしてしまうところがありましたが、自信がもてたおかげで当日はクセが出なかったようです。

・働いていることでの苦労と、どうそれを乗り越えたかを教えてください。
 準備期間は2ヶ月程度でしたが、仕事がたまたま繁忙期でなく、残業が少なかったのが助かりました。一人っ子だからできたことですが、子供とその時期に向き合って過ごせたのがよかったと思います。長期間にわたっては、あのような濃密な時間はつくれなかったと思います。

●直前・当日編

・どのように調整しましたか?仕事との調整などはいかがでしたか?
 前日までは、保育園に普段どおりに登園しました。 当日二日間は、考査のある午前中は私が半休をとり、午後は夫に休んで家でみてもらいました。発表の日は合格候補発表→抽選→合格者保護者会とあり、結局私が全休しましたが、夜は空くのがわかっていたので会議を入れました。

・当日に心がけたことは?
 朝一番だったので、寒さ対策。あとはリラックスですね。

・面接のときに働いていることについてどう説明しましたか
 面接はありませんでした。

●感想

・乗り切っての反省点
 とにかく慌しい準備で、子供に全く無理がかからなかったといえば嘘になると思います。よく頑張ってくれたと思います。

・ここが成功もしくは失敗のポイント
 まず、合否にかかわらず準備が子供のためになると親が割り切り、初めての幼児教室や問題集を、親子で楽しんだことだと思います。子供の力については、6年間の保育園生活が大きかったと思います。友達とかかわる力、大人と話す力、定番の昔話との出会い、季節ごとの体験、体を動かす喜びなど、総合的な力がついていたこと、多くの保育士さんが子供にかかわってくださり、一家庭の価値観では補えないさまざまな経験ができたことが大きかったです。感謝しています。
 数回の幼児教室はあくまでも技術習得と場馴れの位置づけでしたが、有効だったと思います。家庭では以前から、休日にピザや餃子を一緒に作ったり、掃除の手伝いでトイレ掃除をさせたりしていました。考査のとき「お家のお料理では何が好きですか」の質問に、「お母さんと一緒につくるピザや餃子です。」と答え、「餃子~!!」と先生が笑っていたよと考査が終わってから言っていました。模範解答ではなかったかもしれませんが、それはそれなり。普段の生活が大切だと感じました。

・これから受験をするワーキングマザーにアドバイスを
 働く母親にとって、子供と一緒にいられる限られた時間を、長期にわたって受験準備一色にしてしまうのは、親にとってもお子さんにとっても辛いと思います。それより、日々の生活を大切に楽しく過ごすことを心がけることが、結果としてよい方向へつながると思いました。
 国立の小学校は、中学校へ全員が内部進学できるわけではありませんし、内部進学率も流動的になってきているようです。私立中学や中高一貫校の受験を考えるなら、公立小学校+通塾でじっくり準備されるのもよいかと思います。

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大変貴重な体験談をありがとうございました。保育園生活が小学校受験の力になる。たいへん勇気を与えてくれる一文です。もちろんご家族の努力もあるでしょうが、保育士さんへの感謝のお気持ちがあるからこその合格だったのではないでしょうか。ありがとうございました。(らむね)

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2007年01月10日

ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート その4


投稿者 村山らむね

大きな反響をいただいております、ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート第4弾です。

引き続き質問に答えていただける方を募集しております。ぜひぜひメールくださいませ。

●プロフィール編

・お子さんが受験した年
2006年秋

・受験した学校数
1校

・幼稚園・小学校・中学校?
小学校

・本命
国立附属

・2007年4月から通う学校
国立附属

・お母さんの働き方
フルタイム

・ご自分の受験経験
国立附属中学を受験(中高一貫)
大学も国立を受験

●意識編

・受験を意識しだしたのはいつごろ
2005年秋

・自分の受験体験と子供の受験への考え方、どうシンクロしていますか?
私自身が国立の学校で学んだことに、とても満足していたので、できれば娘にも同じ教育環境(学校は違いますが)で学ばせたいと受験を思い立ちました。

また、自分自身の中学受験勉強が小学6年の9月、転校を機に始まった超短期学習だったため、娘も短期間集中学習でのぞませたいと考えました。

・旦那さんとはどう話し合いましたか?
夫の方から「国立附属を受けさせないか」と言い出しました。

実は私、今回志望した国立附属小学校の通学区域に我が家の地域が入っていることを知らなかったんです。

それから二人で教育理念等を調べ、自分たちの理想の教育にかなり近いことを知りました。そして国立ならば、と私も大賛成した次第。

その時、私から夫に出した条件は「受験の準備はあなたが主体でやること」でした。小学校受験は「親の受験」ともいうべき受験ですので、それほど真剣な気持ちでなければ、乗り切れないと感じたからです。

・旦那さんのサポート体制はいかがでしたか?
幼児教室への送り迎えは、仕事がない方が行くことに。ともに休みの日は家族そろって出かけました。

平日に行われた学校説明会にも、仕事を休んで夫婦で出かけました。(娘は幼稚園にいる時間帯でした)

試験の1ヶ月前ぐらいからは、夫が問題集などを使って、猛特訓をしてくれましたし、願書作成も「丸文字のお前にはまかせられない」と二人分書いてくれました。

幼児教室の直前講習最終日に「親子面接練習」があったのですが、教育方針を丸暗記するなど真剣にのぞみ、きわめつけは、娘の誕生以来、ずっとはやしていた髭を面接練習の前日に剃ってくれました。彼の本気度が伝わってきましたよ。

●準備編

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【塾・教材】
先にも書きましたが、幼児教室に通うなどの具体的な準備はかなり遅めのスタートでした。

小学校受験、ということで私なりに1つのリスク想定をしたんです。

受験のシーズンは風邪やインフルエンザなどが流行りやすい季節だし、幼稚園児ゆえ、おたふく風邪や水ぼうそうなどの伝染病にもかかる可能性が高いです。

病気で受験できない可能性が高いことを想定して、幼児教室等への出費は最低限に抑えました。もし、ダメだった場合でも「あ~、あの費用が水の泡になるとは・・・」と後悔しない範囲と決めたのです。国立附属志望だったので、併願ができなかったのも、そうさせた理由です。

幼児教室の選定は、ネット上のクチコミを活用しました。そこで、我が家が志望する小学校受験に比較的強いと評判だったヒューマンアカデミーにターゲットをあて、年長に進級する頃(2006年4月)に資料を取り寄せました。

我が家の作戦は、年長の9月から模擬試験をまず受けさせ、娘の得意・不得意分野を見つけ出し、家庭で教育し、11月から6日間の直前講習を受講させ、プロの先生に仕上げをしていただく、という作戦でした。

ところが、9月に受けた最初の模擬試験の結果をみてビックリ!なんと、38人中、36位だったんですよ。ここで、両親とも、かなりあせりました。「こんなことぐらい、できると思っていた」というジャンルがまったくできていなかったりするんです。その後、模擬試験でできなかった分野(・・・ほとんど)を私たちなりに、特訓しました。

模擬試験は附属小学校向けのもので、本番までに4回受けました。結果は、どん底の初回から、2回目は少々あがり、3回目はまたどん底近くに、そして4回目でやっと、「もう少しで合格圏内」までたどりつきました。

家では、こぐま会の教材を買い込んで使いました。運動については、特に苦手ではなかったので、ボールつき、なわとび、などを夫が特訓しました。

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【生活面】
過去問題や市販の問題集などを使って、週末に集中して「ママ学校」「パパ学校」を開講しました。子供が集中できないようになったら、やめるようにしていました。

あと、晩ご飯の時に、行儀が悪いことをしていると「さて、問題です。この中で間違ったことをしている子に×をしてください」と言い、夫が娘の顔の前で指で大きく×と書くなどの「問題ごっこ」もやり、人の問いに答えるという訓練をさりげなくやりました。
畑で野菜を見つけては問題をだし、実生活の物で数を数える練習をしたり、機会をみつけては、「問題ごっこ」を遊びのように実践しました。

お絵かきについては、もともと大好きでしたので、特に課題は与えず、描きたい時に描かせていました。幼児教室で「ピンクのうさぎなんていないでしょ?」と叱責されたこともありますが、あまり気にせず、普段どおり、家庭では娘が好きなように、のびのびと描かせていました。

・働いていることでの苦労と、どうそれを乗り越えたかを教えてください。
毎日、自分自身が勉強をみてやることができないので、正直あせったこともありましたが、私だけが頑張っても
意味がないと考え直し、両親そろって、娘のモチベーションをあげていくことに心をそそぐことに気持ちを切替えました。そういう意味では、夫の協力・・・というか、主体的参加は不可欠だと思いました。

●直前・当日編

・どのように調整しましたか?仕事との調整などはいかがでしたか?
募集要項が発表され、日程がわかった時点で「学校説明会」「検査日1日目(子供の検査)」「検査日二日目(親子面接)」すべて年休を予定し、仕事の予定を入れないようにしました。

また、検査日の前日は定時で帰社すべく調整していたのですが、二日目の前日は夕方から会議が入ってしまい、帰宅が9時過ぎになってしまいました。

・当日に心がけたことは?
親が緊張すると必ず子供に伝わり、ぐずったり能力を発揮できないので、とにかく自分が緊張しないことを心がけました。

当日は「頑張って」という言葉は使わず、「楽しんでおいで」とできるだけ、普段の態度を取るようにしました。問題に関することや、挨拶のことなどを念押しすることはしませんでした。(緊張を高めるので)

また、「最後に魔法をかけよう」と夫が言い出し、試験当日の朝、「夜中、パパのところに神様がやってきて、ワインの空き瓶に魔法の水をわけてくれたよ。この水を飲むと、試験の時に大きな声が出るんだって」と言って、飲ませました。試験が終わって「パパー、神様のお水のおかげで大きな声でお返事できたよ」と元気な報告がありました。

・面接のときに働いていることについてどう説明しましたか?
親の職業等については、願書に記載する欄もありませんでしたし、面接の際、聞かれることもありませんでした。(国立ならでは?)

●感想

・乗り切っての反省点
受験勉強に取り組んで、最もビックリしたことは、娘が昔話をほとんど知らなかったこと。毎日というわけにはいきませんが、小さい頃から絵本の読み聞かせは努めてやっていたつもりでしたが、「ぐりとぐら」や「こぐまちゃん」絵本ではダメなんですよね。

「昔話100話」の本も買っていたのですが、私自身、「かぐや姫」や「かちかち山」といったメジャーな話が
好きでなく、ちょっとマイナーな話を選んで読んでいたようなのです。模擬試験で昔話の絵を見て「これは何のお話ですか?」とたずねられても答えられず、日本人としてこれでいいのか・・・と唖然としました。よく出そうなお話を今さらながら読んでやり、我が家の場合、時間がなかったので、昔話カードを活用して、とにかく覚えさせたという荒業をやりました。絵本の読み聞かせには自信があっただけにショックでした。日本人の常識として知っておいた方がよい昔話は小さい頃から読んでやってください。

・ここが成功もしくは失敗のポイント
子供自身が「あの学校に行きたい!」と思わせるモチベーション向上の工夫が最も大切だと思います。大人とは違う価値観ですので、子供の性格に合わせて高めていく必要があります。

あと、試験直前まで、まわりで様々な噂(願書は前夜から並んで早めに出した方が有利とか、どこどこのお母さんはエステに通ったとか、読者モデルのお母さんの子供は合格したとか・・・)がとびかいますが、本質に関係ない情報には親がまどわされてドキドキ、くよくよしないことも大切です。

・これから受験をするワーキングマザーにアドバイスを
今回の受験を体験するまで、私は子供を塾に通わせることに反対派でした。特に幼児教室については、かなり懐疑的で受験をするとしても、できるだけ親が努力し、親が教育すればよいと考えていました。けれども実際に幼児教室に預けてみると、子供は親には見せない一面を見せることに気づきました。親に対しては、どうしても甘えが出ます。幼児教室で多少緊張もしつつ、他人からの評価に時には落ち込み、大きな「はなまる」をもらえば有頂天になり、子供なりに、一つ一つできるようになっていくことに達成感を覚えていったようです。環境とプロの先生たちのなせるワザですね。

「時間がないから子供の教育をアウトソーシングする」というのではなく、
他人様に預けて子供の一面をのばしていただく。そう考えて、幼児教室を選び向き合えば、きっとよい成果が得られると思います。

あと、受験シーズンは風邪やインフルエンザなどが流行る季節ですので、体調管理と予防には、十分に気をつけてやってください。これは親にしかできないことです。
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大変貴重な体験談をありがとうございました。旦那様が本当にがんばってくださったのですね。ひげを剃られたというのが、象徴的だと思います。家族全体で、受験を契機に成長した過程が手に取るように見えるようです。ありがとうございました。(らむね)

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2006年12月31日

ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート その3


投稿者 村山らむね

大きな反響をいただいております、ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート第3弾です。

引き続き質問に答えていただける方を募集しております。ぜひぜひメールくださいませ。

●プロフィール編

・お子さんが受験した年
2005年

・受験した学校数
3校

・幼稚園・小学校・中学校?
中学です。

・通っている学校
東京都の私立中高一貫校

・お母さんの働き方
在宅ワーク

・ご自分の受験経験
小学校受験(国立)。高校まで国立、大学は私立。
父親は小学校は公立、中高大とも国立。というわけで私立中学に関する情報はありませんでした。

●意識編

・受験を意識しだしたのはいつごろ
周囲から小学校受験はしないの?と聞かれ夫と話し合い、小学校は地元の公立に行かせて近所の友達と遊ばせたい。中学からは私立か国立、ということを決めていました。近くに私立中高一貫校があったので、低学年から文化祭に連れて行ったり、中学受験のことは話していました。中学受験すると高校受験しなくていい、公立中学に行ってもいいが、高校受験があるよ、など。小学校3年の冬から塾に通いだしましたが、なぜ塾に行くのか、ということは理解していたと思います。土地柄かクラスの3分の1は塾に通っていたので、わりとすんなり受験体制に入れました。

5年生のとき、学級崩壊があり、その中心になっていた子と同じ中学には絶対に行きたくない、ということも受験へのモチベーションになった、と後から話していました。親としては複雑ですが、今はこういうこともあるのですね。

・自分の受験体験と子供の受験への考え方、どうシンクロしていますか?
私は小学校で受験し、学校から帰ってからは近所の公立小学校に通う子と遊んでいたので、小学校受験でも良いと思ったのですが、夫が男の子は小学校のうちは公立で色々な子どもとかかわっておいた方がよい、地元の友達が将来財産になる、という考えでした。小学校入学と同時に今の家に引っ越したので、私もそれに賛成でした。ただし、自分たちの頃と比べて、受験が格段に大変になっていて驚きました。

・旦那さんのサポート体制はいかがでしたか?
学校選びの際の情報収集、休日に本人を文化祭に連れて行く、宿題を見る、など積極的にかかわりました。ただし、仕事の関係で平日はほとんど家にいませんでしたので、休日に限り、でしたが。

●準備編

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【塾・教材】
小3までは通信教材(SAPIXのピグマ)、小3の2月からはSAPIXに通いました。たまたま通信教材と同じ塾に行きましたが、塾を決めるのに、通える範囲の塾にはほとんど全部行って話しを聞きました。平日の説明会には行けなくても土日に行けば個別に説明してくれます。

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【生活面】
SAPIXはお弁当を食べる時間がないので、塾に行く前に軽食を食べていくので、その準備(ほとんど冷凍食材利用)と帰りは最寄の駅まで車で迎えに行きました。塾の日は夕食の時間が遅くなるので、最初は消化のいいもの、など考えましたが、子どもは案外たくましく、肉が食べたい、などというので、家族と同じものを食べさせていました。あとは6年生のときの健康管理(インフルエンザの予防接種など)ぐらいでしょうか。

・働いていることでの苦労と、どうそれを乗り越えたかを教えてください。
私は在宅ワークですので、フルタイムの方に比べて時間のやりくりはそれなりにできました。ただ、仕事が忙しいと、夕食がコンビニ弁当、それも息子に買ってきてもらう、なんてこともありました。息子はのんびりした性格ですので、家でも最低限の勉強しかせず、最後までのんびりしていました。それを間近で見ていると親の私の方がいらいら、キリキリしていました。

仕事をしていたので100%息子の受験に時間をかけるわけにはいかなかったのが、私にとっては良かったと今では思います。塾の保護者会に行くと、教材や自宅学習の管理など、親が色々やってくださいといわれるのですが、「私にはそんな時間は無い!」といつも内心思っていました。うちにはうちの受験の仕方がある、と割り切っていました。

中学受験の場合、勉強は塾にお任せでも良いのでは、と思います。子どもも親の言うことより塾の先生の言うことを聞きますし。高い授業料を払っているのだから、その分利用してやろう、と思った方がいいと思います。

●直前・当日編

・どのように調整しましたか?仕事との調整などはいかがでしたか?
願書を取りにいくなど事務的なことは私がしました。4歳下に娘がいますので、受験当日は夫が試験会
場まで連れて行きそのまま出勤、試験が終わる頃私が迎えに行きました。仕事のほうは受験することを説明し、当日はお休みさせてもらいました。仕事仲間も全員母親なので、助け合う体制が出来ていてとても有難かったです。

・当日に心がけたことは?
なるべく普通にしていましたが、親子ともども緊張するのは当たり前のことですよね。寒いので防寒には気をつけました(使い捨てカイロなど)。試験はお昼前に終わるので、帰りがけに子どもの好きなものを食べさせました。

・面接のときに働いていることについてどう説明しましたか
男子校だったので、面接はありませんでした。また、中学受験では私立でも共働きだったり片親だったりすることは受験には影響ありません。(女子校のことはわかりませんが。。。)

●感想

・乗り切っての反省点
小3から塾に通わせて、遊ぶ時間が減ることに躊躇しました。学年が上がるにつれ、休日も塾。勉強以外のことを経験する時間が激減するので、子どもとしてどうなのか、と思いました。しかし、私立中学に入学して、インドア派だったはずの息子がバスケ部に入部し、OBの大学生のコーチ、広い体育館という恵まれた環境でのびのびと中学生活を楽しんでいるのを見て、本当に良かったと思っています。受験前は私の方が不安で、息子に勉強しなさい!と怒鳴りまくったのを反省しています。

・ここが成功もしくは失敗のポイント
私は近くの中高一貫校に行かせたかったのです
が、息子は片道1時間以上かかる学校を受けたい!と言い出しました。行きたい学校が決まってからは勉強の姿勢が変わってきたと思います。どこの塾でも月1回程度のテストの結果がデータになって戻ってきます。息子の塾はその成績でクラスが変わります。親の方はそれで一喜一憂してしまいますが、子どもはさほど気にしていないようで、第一希望校の偏差値に届いたのは最後の最後でした。仕事をしているとデータに対して何か対策を立てようとしてしまいがちですが、子どもは大人と違います。不安に思ったら子どもにあれこれ言う前に塾の先生に相談してみるといいと思います。受験のプロの意見を聞くといくらか安心できました。

息子はゲームが好きで、一度封印しようとしたのですが、ストレス解消になるらしく、結局受験の前の日までゲームをしていました。親がいろいろ周りでお膳立てするより、本人のペースに任せた方が、うちの場合は良かったようです。

・これから受験をするワーキングマザーにアドバイスを
中学受験の場合はWMかどうかはあまり影響が無いと思います。息子が通う学校のお母さんも半数以上が仕事を持っています。なぜ受験をするのか、どのような学校に行かせたいのかなどの方針が家族の中
でしっかり決まっていれば、あとは塾にまかせていいと思います。情報収集も今はネットで知ることができます。私は中学受験母の掲示板にずいぶん助けられました。お子さんの普段の様子を把握して、疲れているようなら早く寝かせる、好きなもの(うちは肉!)を食べさせる、気分転換をさせる、など、生活面でのサポートに徹しましょう。
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大変貴重な体験談をありがとうございました。学級崩壊についてのお子さんの思いの記述は特に胸がきゅんとします。当時はお子さんがおっしゃらなかったというのがとても印象的です。のんびりしていらっしゃるようで、きっと期すところがおありになったのでしょうね。ほんとうにありがとうございました。(らむね)


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2006年12月26日

ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート その2


投稿者 村山らむね

大きな反響をいただいております、ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート第2弾です。

引き続き質問に答えていただける方を募集しております。ぜひぜひメールくださいませ。

●プロフィール編

・受験した学校数
国立小学校1校

・幼稚園・小学校・中学校?
小学校

・4月から通う学校
区立小学校

・お母さんの働き方
フルタイム

・ご自分の受験経験
高校まで公立、大学から私立

●意識編

・受験を意識しだしたのはいつごろ
子供が3歳くらいのとき。
保育園で年上の子供たちが近くの小学校に入学するのをみて自分の子供ならどこに行かせたいかな?とおぼろげに考えるようになりました。

・自分の受験体験と子供の受験への考え方、どうシンクロしていますか?
自分は公立で育ったので当初、公立しか考えていませんでした。また「エリート教育をしたい」という意識もなかったのですが、学級崩壊や公立にいっても塾にいかないとろくな勉強ができないといった話を聞くにつれ、時代の変化を感じ、「いい先生がいる環境」におきたいなと思いました。ただ働きながら子供の受験サポートは時間的に無理があって結局「形だけ受けてみる」ようになってしまったので中途半端で子供にも悪かったかなと思いました。

・旦那さんのサポート体制はいかがでしたか?
一緒に私立の小学校を見に行ったり最後の3ヶ月くらい週末の試験勉強を子供と一緒にやってくれました。

●準備編

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【塾・教材】
私がフルタイムで働いていたので塾にいかせる時間的余裕はありませんでした。ただ教材は本屋やネットで購入して国立関係の筆記試験は3ヶ月くらいやらせました。私立は2校見に行ったのですが、あまりにお行儀がよすぎてのびのびした感じがなく、魅力を感じなかったので挫折。もともと「お行儀のよさ」をもとめる私立は選択肢になかったので、私立向けの受験準備は全くしませんでした。

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【生活面】
生活面では特になしです(笑)

・働いていることでの苦労と、どうそれを乗り越えたかを教えてください。
 やはり子供の受験対策に時間をさけないことが一番の苦労でしょうか。

●直前・当日編

・どのように調整しましたか?仕事との調整などはいかがでしたか?
受験の学校説明会にも行く時間がなく、受験票は祖母にとりに行ってもらいました。また試験日が2日あったので、1日は私が担当し、もう一日は主人にいってもらう形でなんとか調整。

・当日に心がけたことは?
子供の本当の姿で判断してもらえばいいと思っていたので、萎縮させないように、気負わず、時間に余裕をもってのぞみました。

・面接のときに働いていることについてどう説明しましたか
面接はありませんでした。

●感想

・乗り切っての反省点
結局落ちてしまったので乗り切ってないですね(笑)

・これから受験をするワーキングマザーにアドバイスを
うーん、やっぱり小学校受験は特殊なので、塾は必須のように感じました。その場しのぎの対策や記念受験が通用する世界ではないのかなと。なのでフルタイムで働きながら受験対策するには、身内のサポート(祖母とか旦那とか)が必須だと思います。

ということで小学校受験では、いかせたい学校もちゃんと見つけられず途中で諦めてしまいました。最終的には、公立が現実的な選択肢だと考えていたので、前から気に入っていた公立の小学校の入学を前提に、いいきっかけなので引越しをする予定です。

また公文の先生から男の子ならちゃんと小学生の間に勉強して中学受験をするべき、というアドバイスがあったので中学受験ではしっかりと対策をとって臨もうかなと思っています。

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ありがとうございました。いい区立にお子さんを入学させるために引越しをするというのは、すごいですね。もしかしたら、受験と同じくらい、いい学校に入れるための住宅選びも重要になってくるかもしれません。(らむね)

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2006年12月22日

ワーキングマザーのお受験 体験者アンケート その1


投稿者 村山らむね

ワーキングマザーもお受験への関心が強くなってきました。わたしの周囲でも、ずいぶん「受験した」「受験する」との声が聞かれます。

そんななか、今年お受験を体験したての方々に無理を言ってアンケートをさせていただきました。不利といわれるワーキングマザーのお受験。集合知によって少しでもみなさんの今後のお役に立てばということで、掲載させていただいております。ぜひ、参考にしていただければとの思いとともに、もし、質問に答えていただける方がいらしたら、ぜひぜひメールくださいませ。

●プロフィール編

・受験した学校数
3校

・幼稚園・小学校・中学校?
小学校

・本命
埼玉県 私立

・4月から通う学校
埼玉県 私立

・お母さんの働き方
フルタイム

・ご自分の受験経験
高校まで公立(都立)、あとは私立

●意識編

・受験を意識しだしたのはいつごろ
2005年春

・自分の受験体験と子供の受験への考え方、どうシンクロしていますか?
基本的に、私の勢いにつられて、子供は取り組んだ感じです。子供自ら勉強に積極的に取り組んだり、意識的に私立の小学校へ行きたいというのはありませんでした。

公立の小学校の先生や教育指導の不安から、母親としてはより楽しく勉強できる環境へ子供を進ませたい、と思っていました。このため、子供に時々勉強が楽しくなる学校へ行けるよ。という説明はしました。ただ、本人はそれほど理解したり、同感した感じはありませんでした。

・旦那さんとはどう話し合いましたか?
私のほうから、設備と教育プログラムの整っている私立の小学校へ行きたいと説明し「それなら挑戦してみれば?」という感じでした。最初は、母親まかせというか、好きにしてみれば?いう感じでした。

・旦那さんのサポート体制はいかがでしたか?
時折、塾の送り迎えには行きましたが、メインの土曜の塾の送迎と勉強は母親が担当しました。
また、受験の佳境に入る夏休み以降の平日の講習は、義理の母が送り迎えに、フル活動しました。(これは本当に助かりました)

しかし、夫も直前2ヶ月からエンジンがかかり、面接の下調べをしたり説明会に行ったり、応募する学校3校すべての願書作成をしてくれました。

●準備編

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【塾・教材】
2005年4月から個人経営の塾に通いましたが、家庭的な母の役割を重視するところだったので(それが合格の条件、のような感じ)働く私には続けるの難しいと判断し、やめました。

小学校受験大手のJackへ2006年1月から転校しました。集団行動や、ペーパー、巧緻性などをバランスよく習うことができ、また、親に余計なプレッシャーをかけずに親身に相談にのってくれました。

家で、使った教材はこぐま会のものが中心です。子供は運動が苦手だったので、週2回、受験体操も習いました。

・受験準備の様子を具体的に教えてください。【生活面】
平日は朝、出勤前の20分~30分 4~5枚のプリントをやりました。(週2~3回、1回のときも)
土日は、1時間ずつくらいプリントやお絵かきをしました。


・働いていることでの苦労と、どうそれを乗り越えたかを教えてください。
毎日勉強をみることができない、そのハンデをお金で解決しようとして失敗講習を受ければすむ、と思って手をぬくと、子供が伸びません。そこで、毎日でなくても少しずつ、子供と勉強したり遊んで、成長の様子を実感するよう心がけました。

●直前・当日編

・どのように調整しましたか?仕事との調整などはいかがでしたか?
試験日がわかった時点で、仕事の予定は入れませんでした。自分が行く必要がないときは、夫または親に頼みました。

・当日に心がけたことは?
自分が緊張しないこと。子供をリラックスし楽しませること。(電車やバスに乗れるよ、など)

・面接のときに働いていることについてどう説明しましたか
特に働くことについては聞かれませんでしたが、病気や怪我などがあったときには、迎えにこれますか?という質問はありました。義理の母が同居なので、大丈夫です。と説明しました。

●感想

・乗り切っての反省点

日々、子育てを手を抜いていたことを痛感。一緒に絵を描いたり、外で遊んだり、何かを作ったり。
そんな、普通のことをあまりやっていなかったので、普通のことが苦手な子を標準値にひきあげるのがまず大変でした。。

・ここが成功もしくは失敗のポイント
続ける意思。

・これから受験をするワーキングマザーにアドバイスを
受験をすると決めたら、受験をするか・しないか迷わない!

公立が中心だった家庭の場合、周りからは、小学校から私立に行く必要はない、かわいそう、という意見が多数集まりますが、そんなことは気にしないで、つき進みましょう。迷いがあると、親が受験対策に集中できません。

また、受験をするなら、遅くとも年中のクラス。つまり年少の11月から準備をはじめることをオススメします。子供の得手・不得手が早めにわかります。できれば、年少にあがる前の11月からはじめたほうがよいと思います。(実際、下の3歳の子は今から初めています)

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ありがとうございました。「迷いがあると、親が受験対策に集中できません。」という言葉は、受験以外でもまったくそうですね。(らむね)

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2006年12月16日

小学校受験に必要なもの


投稿者 桜乃ゆめ

今年の11月、我が家では小学校受験をいたしました。

おかげさまで、第一志望の学校に合格することができ、先日、第一回の保護者会に参加してまいりました。

今年の小学校受験は、ゆとり教育への反発、教育熱心な親が増加したこと、ミレニアムベビー世代ということもあり、どこの小学校も過去最高の受験者数だったそうです。昨年にくらべ、どこの学校も10~15%増しだったとも。

今年は、補欠のまわりも遅いらしく、すべてが、例年とは違い、大変な年であったということが徐々にわかりました。
慶應幼稚舎の受験者数は男女ともに1000人を突破し、かなりの話題になりました。

もともとワーキングマザーだったので、小学校受験は無理だなろうなぁ、とずっと思っていました。

受験経験者の友人によると、幼児教室のつきそいは絶対母親、しかも、お教室は平日にあるのが普通というではありませんか! また、子供が小学校から帰ってきたら、母親がいるもの、、という、いわゆる良妻賢母を求める学校が多いのも現実です。たしかに、時代がかわり、世の中の動きとして「働く母親」への理解が広まりつつあるとはいえ、幼児教室に入るときにも「お母様が働いていることは不利な学校もあります」といわれるケースもあるらしいと、聞いていたので、全然考えていなかったのです。

そんな我が家が受験を決意したのは、昨年の9月末。

ある日、「娘は、環境に非常に流されやすく、このままでは、野生児になってしまい、とんでもない子なってしまう。。。」と夫婦そろって自覚する出来事があったからでした。

元気いっぱい、少しぐらいお転婆でもかまわないと思っていました。でも、主人も私も娘には、「当たり前のことを、きちんとできる子供になってほしい」と思っていたのですが、それが出来ない子供になってしまうかもしれない!と直感的に思ったのでした。人前で挨拶をする、人にやさしくする、自分の思っているいことをお話できる、自分のことをきちんとお話できる、、そんな当たり前のことが出来なくっていくのではないか、、、と不安になったのです。

ワーキングマザーに小学校受験を乗り切れるか。

正直、迷いました。

でも、「やる」と決めたら、結構なんでも乗り切れました。
この最初に、「何とかなるから、やってみよう」と思えるかどうか、、、これが一番のハードルだったなぁと思いました。


そして、小学校受験を体験をしてみなさんに知ってもらいたいことがあります。
小学校受験は、子供の能力以上に、親の力が試されます。


ずばり、親に必要なのは、、、「体力」・「気力」・「財力」です。


これから小学校受験を考えられているみなさん。

決心されたら、覚悟を決めて臨んでください。
親の頑張りが子供を支えます。 母親だけではなく、父親の力も重要です。
家族一丸となって取り組まないと乗り切れないのが小学校受験です。

これは、絶対です。

ワーキングマザーだからってあきらめないでください。

まずは、はじめないと、スタートラインにも立てませんから。 あきらめるのは、まだ早い。

私は、受験本番まで1年しかなかったのですが、やるべきことをすべてやり、悔いを残さず1年過ごすことができました。
ワーキングマザーでも合格された方もたくさん、いらっしゃいます。

この1年体験したこと、不安になったこと、いろいろありました。

それについては、これから少しずつ書いていきたいと思っています。


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2006年08月22日

【働きながらお受験を目指す】 第3回 親の役目


投稿者 竹之内ふうこ

小学校受験ほどではないにしても、中学受験も、親の負担はかなりのものになることでしょう。
受験するのは子供、勉強は塾にお任せ!とはいかないのが現実。
中学受験を真剣に考えるのであれば、親だってそれなりの覚悟が必要です。

具体的に、受験生の親がやるべきことをリストアップしてみました。

 ・我が子に合った塾選び(説明会に出席、親子で見学など)
 ・必要に応じて、塾の送迎・お弁当作り
 ・必要に応じて、勉強・宿題等のサポート
 ・学校説明会・オープンスクール・行事巡り
 ・志望校についての情報収集、志望校選び
 ・子供の健康管理、精神面でのサポート
 ・塾との連携

これらが一般的な「親の仕事」かと思いますが、つまりは、

我が子にベストな勉強方法を、親が戦略的に選んであげる

ということじゃないかと思います。
おそらく、この戦略次第で、子どもの受験生活が大きく左右されるのでは・・と想像します。

やはり、受験すると決めたら、いかに楽しんで、前向きに、そして効率的に受験勉強をしてもらうか、を考えるのが親心・・。
基本的には知識欲旺盛な時期の子どもたちですが、所詮小学校中学年、子供の意志だけでは充分ではなく、何かにつけ、親が仕向ける・方向付けることが必要なんだと思います。

例えば、

■塾選び

数ある塾の特徴を知った上で、我が子が向いている塾かどうかを判断し、体験授業を受けさせたり見学させたりする。子ども自身も納得して決めた塾なら「通わされている」感は少なくなるでしょうし、転塾が必要になった場合でも、情報を持っていれば最善の策をとれるのではと思います。

■志望校選び

まずは親が校風や通いやすさ、難易度、費用面などで検討した上で、子どもと一緒に見学に行って、子どもの意志を確認する。「この学校に入りたい!」という本人のしっかりとした目的意識が、塾通いや受験勉強の原動力にもなることでしょう。そういう目的意識を持つように仕向けるのも、結局は親の役目なのだと思います。

■志望校に合った学習計画をたてる

受験生とはいえ、睡眠時間を削って勉強・・は、心身共に成長期の大事な時期には避けたいもの。子どもの実力や性格を的確に把握し、早めに志望校を絞り、試験問題の傾向を調べる。もし中堅校狙いなら、いたずらに難しい難関校向けの勉強は不要なのでカットする・・塾に勧められても不要と思われる講習はパスする・・など、志望校に合った無理のない学習計画をたてる(たててもらう)。塾は難関校に一人でも多く入れることを目的とした企業なので、そこは惑わされないよう、親がしっかりかかわらないと、子どもに余計な負担をかけ、余計なお金も使うことになります。

■子どもそれぞれの性格を利用して、ノリノリ状態に持って行く

どのように接したら子どものやる気を引き出せるか、というのは、親が一番知っていることですね。(知っているのと実行できるのは違う・・というのが実感ですが)

そこで、受験への親のかかわり方について、とても共感した本をご紹介します。

新・勉強の常識―成績がイイ子の親だけが知っている!

子供が勉強に集中できるノリノリ状態にさせられるかは親次第(親技)、塾や家庭教師を最大限効果的に利用するには・・など、親ができることについての、目から鱗状態の興味深い内容が盛りだくさんです。忘れた頃に読み直したい1冊として、手元に置いています。


書いているうちに、どんどん弱気になってくる私ですが、でも、完璧なお受験ママをこなしている方って、ごく少数派なのではないでしょうか?(超勝手な想像ですが、汗)
山あり谷ありで、子供と一緒に泣いたり笑ったり悩んだりしながら乗り越えていくものなのかなーと想像しています。


次回は「親の関わり方 ~ワーキングマザーの工夫~」の予定です。

【働きながらお受験を目指す】 第1回 中学受験、する?しない?
【働きながらお受験を目指す】 第2回 中学受験の目的は?

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