ワーキングマザースタイル ・アロハde親子留学by田村小梅



2007年06月03日

アロハde親子留学 vol.2 ~予防接種~


投稿者 田村小梅

前回、「急にハワイ親子留学を思いつきました!」という記事を書いてから、ずいぶん時間が経ってしまいました。これからはちゃんと、連載を続けていこうと思いますので、あらためてどうぞよろしくお願いします。
※こちらは今年の1,2月に通ったハワイのプレスクールの体験記です。


さて、何の準備もせず、まさに着のみ着のまま、ハワイに到着。

親子留学をされる方は皆さん気合十分でしょうから、「着いたら翌日からでも通いたい!!」と思う方も多いと思いますが、実際にはハワイ(アメリカ)に着いてからプリスクールに通えるまでは、数日開けなければなりません。
なぜなら、アメリカと日本では「必須」の予防接種の種類が異なり、日本で必要な予防接種を全て終えていても、絶対にいくつか追加をしなくてはいけないからです。

例えばツベルクリンは、日本で受けていても入国後に必ず受けなければならないし、ポリオは日本でヘ2回ですがアメリカでは3歳児なら3回。入学前には4回は必須だそう。
また、日本では任意の水疱瘡も必須

それを全てクリアして初めて、病院からの登園許可が下りるのです。

という訳で、我が家も到着の2日後にクリニックを受診。(もちろん、日本人の先生)

「ハワイに来る時は母子手帳を持ってくる様に」と再三言われていたにも関わらず、だらしない私は忘れてしまったので、親に母子手帳の予防接接種ページをFAXしてもらい、母子手帳に記入すらしていなかった水疱瘡は、注射をしたクリニックに何度も国際電話でお願いし、FAXを送ってもらいどうにか免除されました。
保険はきかないので、水疱瘡だけでもきっと1万円前後したでしょうからこれは大きい!!


そしてツベルクリンは、注射してから数日後に、陽性か陰性かを再度診察してもらい、
(注射のあとが規定の大きさ(1センチ位)以下ならok、それより大きければ肺のレントゲンを撮る)その結ハ、okという証明書が出て初めて登園が許可されます。


きっと子供も到着直後は時差があるでしょうから、この数日間でよく寝て、時差を直して、登園に備えるのが良いと思います。


小児科で受診し、我が家が「足りない」と指摘された予防注射はこの3つ。

・ポリオ
・インフルエンザ
・B型肝炎


そして、予防接種を受けれる小児科(こちらも日本人医師)を予約して行くと
「今日3ついっぺんにやりましょう」と。

え!?
予防注射を3ついっぺんに??

母親なら、誰もが耳を疑う発言でしょう。だって、日本なら「予防注射の間は、最低2週間空けて」と言われますから。それが一度に三種類って。。しかも、驚くべきことに「足に打つ」と!!足(太もも)に3回も注射なんて、なんてむごい!!


けど、
豪に入りては豪に従え、だからしょうがない(涙)

1本目は、よく意味が分からない息子は終わってから苦笑いしてましたが、
2本目をやろうとすると大号泣。
そして3本目は、もう泣き叫び暴れて大変でした。


3本の注射で合計約2万
足への注射は本当に可哀想で、私も顔をそむけながら押さえていましたが、「これで終わった!!」と思ったのもつかの間・・・何と、夜には38度を超える熱が!!その上、「足が痛いよ痛いよ」と大泣きして、全く立つ事も出来ません

ハワイの気候を考えると、風邪、なんて事はありえません。やっぱり注射を一度に3本、なんて異常だったんだ!!息子にもしものがあったらどうしてくれるっ!!
と、夫婦揃って発狂するほど心配しながら電話をするも、肝心の医者は既に帰宅していて連絡がつかず、慌てて、最初に受診した病院に駆け込みました。

ここで受診してもらうと、
予防接種後に熱が出る場合も時々ある
・○○は筋肉注射だから(確かインフルエンザだったと思うが不確か)、数日痛む事もある
と説明され、解熱剤及び痛み止めを処方されました。


痛み止めの量もダンナ曰く「日本の3歳児には多すぎる」量だったそうなので、半分程度飲んで就寝。とりあえず親はほとんど眠れませんでしたが、熱は下がり本当にホッとしました。

薬を処方してくれた病院の看護婦さん(日本人)は、「まぁ、アメリカではいっぺんに打つ事も多いですけどね・・・」とは言ってましたが、こっちの子供は、私たち夫婦が半分ずつ食べても余る様な料理を、平気で小学校低学年位の子が食べたりしている。
「豪に入りては・・・」とは言うけれど、
文化や風習はその通りだけど、体格&体質的なものは従えないでしょう!!


それにしても、
最初に「熱が出る事もある」「足が痛くなる事もある」と聞いていれば、なんら問題は無かった話。訴訟大国アメリカでは、日本よりさらにインフォームドコンセントが進み、起こり得るリスクは全て開示してくれるもの、と思ってましたが、全然そんな事無いんですね。「注射をいっぺんに3本打つ事で、どんな事態が想定されますか?」と、こちらから聞くべきだったのでしょうか。
もちろん、「注射は3本まとめて打たなきゃいけない」ってものではなく、こちらが急いでいたので、病院としては親切心でやってくれた事。もし、時間が許す様なら、せめて1日1本くらいにする事をオススメします。

それにしても、英語が全く分からない中、息子が38度の熱を出し立てなくなった時は、夫婦揃って泣きたかったです(涙)。


★部屋からの景色。海はもちろんきれいです
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★意外に夜景もキレイ!
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2007年03月27日

アロハde親子留学 vol.1


投稿者 田村小梅

アロハ~!!

私、1月10日からちょうど2ヶ月、産休を利用してハワイに滞在しておりました!ダンナの仕事の関係でハワイに来ているので、家族4人。ただただボーっと海を眺めているには長すぎるので、せっかくのチャンス!と、今流行の親子留学にトライしてみました!
正確には、3歳半の息子がプレスクールに通っているだけなので、「子供留学」ですが。

「子供はすぐに慣れる」
「言葉なんて簡単に覚えて、すぐに馴染める」
「異文化に触れられて、子供にとっても貴重な経験」
な~んて、業者の方々は甘い文句を囁きますが、実際は一体どうなんでしょう!?

これから何回かに渡り、「全く英語が分からない&外国人と話した経験もほぼ皆無」の小梅と、「ハロー」と「マイネームイズ○○」のみ仕込まれた3歳半の息子、タロウ(仮名)の、
行き当たりばったりな親子留学記をお届けしたいと思います。

どうぞよろしくお願いします!

<日本での準備編>

ダンナのアメリカ留学が決まったのは今から1年半ほど前。
それに合わせて「よし、私も産休を取ってついていくぞ!」と、無事、妊娠→出産をしたまでは良かったが、一番の懸念は3歳半の息子の事でした。

私はお恥ずかしながら、産まれてすぐから仕事を再開し(正確にはお産で入院の際もPC持参)生後半年から保育園に預けているので、「みっちり子供と向き合う」って経験はありません。
それを言葉も文化も分からない異国の地で、3歳児+赤ちゃんとずっと一緒、って、絶対に無理!!

それならば英語のプリスクールに入れよう!と決め、準備のために昨年の春から、家から徒歩5分の英語教室に週に1回、通い始めました。

そこは「プリスクール」と銘打ってはいるものの、先生も外国人は1人だけ。そして生徒は100%日本人、の『なんちゃってプリスクール』。もちろん、行事や毎回の工作など、子供が楽しめる要素は多いものの、「英語が聞き取れる」「少しは話せる」なんて事は、全く望めません。

息子は半年もそのクラスに通ったのに、な~んも英語の上達は見られないままハワイへ。ハワイに来てから慌てて「おしっこは『ピッピ』と言う」をネットで調べ、「これだけは!」と教え込みましたが、実は息子が通うプレでは「シーシー」で、何の役にも立たず・・・。

私自身も「プリの先生とのやりとりは全部英語なんだから(当たり前)、少しは話せる様に
英会話に通おう!」などと思ったものの、結局出産でバタバタして実行せず。
まだ、日本とアメリカの違いも、日本語と英語の違いも何も分かっていない息子。
そして、夫婦揃って全く英語が分からない私たち。

でも、ハワイに来たと同時に、プレスクール通いは幕を開けました!


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