投稿者 大葉柚子
引越しの達人。なりたくてなる人はきっといないと思う。もちろん、私もなりたくなんてない。けれど達人の域に向かいつつあるような気がする。数えてみると親元を離れて以来の引越しの数、なんと14回。そして今月15回目のまた、引越し。
引越しの良いところは、気分がかなり転換されるところ。無駄なものを捨てる良い機会にもなる。なので必要ないものは片っ端から捨てていく。引越しの悪いところは、とにかく面倒なところ。所有する全てのものを一度梱包しそしてそれをまた開梱なければいけないという、何のプラスにもならない、はっきりいって無駄な労力。そして、お金が相当かかるところ。引越し貧乏とはよく言ったもの。まさに、我が家のことを言い表している言葉。(苦笑)
今回、自分のためにも引越しの煩雑さを少しだけ軽くする技、気をつけるといいポイント、引越しのコツをまとめてみました。
【準備編】
●ご挨拶●
今まで住んでいた向こう三軒両隣、これから住む向こう三軒両隣にご挨拶。菓子折りをもって挨拶するのであればその菓子折りの手配もしておく。
●新住所の連絡●
メールで連絡を済ます人ばかりであれば問題ないけれど、はがきで知らせる場合にはその手配も。
●新居先で必要になる情報収集●
引っ越してから必要になるものも書き出す。銀行のATMの場所、病院。引っ越してからしばらくはネット環境も整わないので事前に調べておくと便利。
●預けてあるものを引き取る●
クリーニング・写真の現像・お直し他
●配達される予定のものを確認●
とくにネットで注文しておきながらまだ入荷されていないもの、配達されていないものを確認。引越し後に配達される可能性があれば届け先の住所を変更する。
●ゴミ出しスケジュール把握●
引っ越すまでに出るゴミを最後にいつまで出せるのか、粗大ゴミが出る場合は引越し業者に頼めるのか、引っ越した先ででるゴミはどんなスケジュールで出せるのか。全て把握しておくとスムース。
【手続き編】
引越しによる各種手続き、これをまず思いつく限り書き出す。
手続きが必要な順番・時間軸順に並べて終了したものから消去していくと分かりやすい。
●サービスをとめるもの●
新聞・電話・ケーブルTV・水道・電気・ガス
●住所変更をするもの●
保険・銀行・クレジットカード・携帯電話
●届け出るもの●
郵便局・役所に転出届
【梱包編】
これは本当に体力勝負。でも少しだけ頭も使って手順をふむと少しだけ労力軽減。
●順番●
当然ながら使わないものから梱包していく。季節はずれの洋服や靴をはじめに。壁掛けや調度品を次に。とくに割れやすいものは早めの時期に丁寧に梱包していく。忙しくなる最後のほうに包むとそれだけ梱包も雑になりやすいので。
●各部屋にダンボールを数個ずつ作っておいていく●
キッチン・ダイニング・浴室など、各コーナーごとにダンボールを数個まとめてつくっておき、まとまりのあるものをそれぞれ詰めていく。重いものは小さい箱、軽いものは大きい箱に入れていくと扱いやすい。
●ダンボールの中身を外書きする●
引越しに時間がある場合にはダンボールの外側に入れたものを書いていくと後が楽。時間がない場合にでも、大物の品名と行き先、どの部屋に収納するのかは必ず書いておく。たとえば、キッチン行き・グラス類、とか。
○海外転勤の場合○
海外転勤の場合は時間がなくても中身をパッキングリストとして提出する必要があるので、ダンボールのおおまかな外書きに加えて、詳細を別途メモしておく必要あり。ダンボールに番号をふっていき、その番号ごとの中身をだいたいでいいので書いていく。たとえば、カートンナンバー1<C/N 1>ジャケット 10着、パンツ 5本、Tシャツ 20枚、と。
●最後のエクストラボックス●
最後に何個かダンボールを用意しておく。必ず入りきらないもの、あ、これがいれてなかった!というものが出るから。
ああ、書いてるだけでもやっぱり引越しってタイヘンだ。と再認識です。
がんばるぞぉ。おー。
クリスマスに用意するもの
投稿者 大葉柚子
キリスト信者じゃないけれど、クリスマスは大いに祝うことにしている。だって楽しいのだもの。(笑) 我が家は11月終わりになるとクリスマスツリーを出す。ご機嫌なアレンジのクリスマスミュージックを大きな音でかけながら、年号のついたオーナメントを子供と一緒に飾り付けていく。この年には何があったね、とお話しながら過去を振り返る。
クリスマス気分をさらに盛り上げるために出すものは、
アドベントカレンダー。12月の1日からクリスマス25日までのカレンダー。数字の入ったポケットには、お菓子や小さな玩具を私たち親が入れて、12月になると1日には1の数字の入ったポケットを、次の日には2のポケットを。毎日小さなプレゼントをカレンダーから子供が取り出して25日になるのを心待ちにカウントダウンできる。敬虔なクリスチャンが聞いてあきれるだろうけれど、大人が子供と一緒になって楽しめるので我が家は大好きなクリスマスのなくてはならないアイテム。(笑) すでにチョコやスイーツが入っているできあいのものも売っているようだけれど、私たちのように外側だけのアドベントカレンダーを持っていると毎年使えてグッドです。
それから忘れてはいけないのは、ポインセチア。家族で一緒に買って、家の周りにおく。リースを玄関にかけて、ガラスのガーランドを部屋に飾る。派手なライトアップはしないけれど、これでずいぶんとクリスマス気分満載。
もうすぐ6歳の息子の今年のクリスマスプレゼントは、両親からはエルマーのぼうけん 3冊セットに決定。サンタさんから、両方のジジババから、の計3つは息子は何をおねだりするのかただいまニヤニヤしながら考え中。何をもらうか考えるのって最高に楽しい悩みらしい。いいな~、こどもって!
2006年10月23日
少子化対策の費用対効果
投稿者 大葉柚子

日本で少子化問題が叫ばれ始めて数年、対応が遅いと揶揄されて。対策がチラホラ出ても、抜本的な改善につながる様子はなく。それでも子供は国の宝だと、経済を考える人々が、政治を担う人々が、国の将来を憂慮する人々が少子化対策を練り続け、出し続ける。
そんな対策の一つが、私のすむ千葉の、とある市でも発表された。少子化対策の一旦として、10月1日から出産一時金として30万円補助が出ていたものが、35万円にUPするというもの。
私の第二子は、その制度を見抜いたかのように10月1日に産まれた。親孝行である。(笑)
しかし彼の親孝行は、ほとんど水の泡となり、消えた。なぜなら、
その理由は私が第二子を産んだ病院では10月1日から値上げをしたから。しかも、何の事前連絡もなく、支払い金額を告げるときに説明もなく、4万円もの値上げ。世知辛い世の中、人の足もとをみるビジネスは横行するけれど。私のケースだと、自治体が5万円の補助金増額をしても、産婦にはわずか1万円が渡るのみ。これでは費用対効果は当然、低くなる。
私が選んだ産院の平均出産費用は40万円前後。9月30日に第二子を出産した女性は、トラブルに見舞われ出産の2日前から入院し、さらに退院は1日伸びたので通常より3日間余分。それで、45万円を支払ったと聞いていた。私は日数は経産婦の平均通り。ただ、10月1日は日曜日の休日だったのと、朝方駆け込んだので時間外料金と、その二点が加算されるはずのみ。
そして退院の前の日、合計支払い額は45万円だと言い渡された。私は最初、聞き違いかと思った。休日料金と時間外料金だけで45万円になるのか、と、聞きなおしてもそうだ、という。疑問に思ったので同じ日に出産した隣の部屋の女性に聞いてみたところ、彼女は46万円だという。
退院の日に、会計の女性に問いただした。3日余分に入院した場合と、休日+時間外の追加金額が同額とは何故なのか。彼女は言いにくそうに、説明した。出産一時金の給付金額が上がったので、値上げになったのだ、と。10月1日以前の計算方法でいけば、私の出産は41万円の合計額だったと。そしてこの産院だけでなくこの地域の他の病院でも同じようになっているはずだ、と。
何かが、間違っている。
これでは、少子化は決して止まらない。
2006年10月18日
和食の味を調えるのは。
投稿者 大葉柚子

お料理の道具を選ぶのも大好きなのだけれど。素材を厳選するのも、大好き。そして、調味料にこだわるのも、大好き。(笑)
基礎調味料を特にこだわり始めたのは、ここ一年アメリカ駐在から帰国して以来。和食が思う存分作れるのが嬉しくて、自然と和の調味料にもこだわり出したら。もう止まらない。(笑) 当分これを使おうと、すっかり気に入ったものもあれば、まだまだ定住できない調味料もあり。調味料をこだわりはじめると、正直食費がぐんとUP。だって安売りのスーパーで買えば300円のものが600円するのだから、単純に2倍。でも、その二倍の価値があるものも、世の中にはある、と。一度知ってしまうと300円には戻れない....。
美味しい調味料を使いたいけど、お金はなるべく少なく使いたい。(笑) で、考えた。業務用の大きいものだと割安になる。これを買って、小瓶に差し替えて使う。よく使う、大量に使う基礎調味料だからできるオススメ案です。買い置きをしておくと思えば、スペース的にも問題なし。
【使い続けていきたい編】
●お酢は千鳥酢!
お酢が効いたお料理は大好き。しかしツーンとするのはいくらお酢好きでも、いただけない。そんな方にぜひ試してもらいたいのが、村山造酢 千鳥酢。ゴクゴクと飲むお酢ではないけれど、ためしに一口飲んでみるとおいしいと、思える。お酢は火を通さずに料理の前面にでる機会が多いので、お酢料理の腕が一段確実にあがります。この千鳥酢はここワーキングマザースタイルでもファンがいっぱいいるようだけれど、ほんっと、オススメ。
●お砂糖は素精糖!
お菓子の素材を扱っているクオカ。こちらの洗双糖もおいしいけれど、生協のひとつ生活クラブの素精糖も私は大ファン。どちらかのお砂糖を必ずストックしています。お菓子以外のお料理にはぜーんぶこのお砂糖たちの出番です。味はやさしくて、ほんのりした甘さが気に入っています。
●みりんは三河みりん!
みりんの場合、お酢とは逆に料理の前面に出るチャンスは少ないけれど。でも、この三河みりんは只者ではなく。これも、そのまま口に含んでおいしいと、思える。まろやかこの上なし。ちなみにこのみりんで血液サラサラ玉ねぎドレッシングを作ると極上です。
【玉ねぎドレッシング作り方】
玉ねぎ1個を薄切りスライス15分そのまま放置。
醤油50/砂糖50/みりん50/お酒50/サラダ油50/お酢75(各素材単位cc)
に玉ねぎを冷蔵庫で半日以上浸す。冷蔵庫保存で1週間は保存できます。
(私は漂白していない砂糖/三河みりん/太白胡麻油/千鳥酢を使用)
●ごま油は九鬼!
韓国料理もよく作る私。ごま油は欠かせない重要アイテム。で、ずいぶんと長い間カドヤにお世話になっていたのだけれど、この1年でヤマシチに完全乗換え。ぜんぜん、違います。かなーり美味しいです。で、このヤマシチ純正胡麻油を作っている九鬼が太白純正胡麻油も出しているのですが、こっちは胡麻の主張が少なめ。これはこれで、またおいしい。ドレッシングに使いたいときは太白使ってます。九鬼純ねりごまをちょうど注文して届いたところ。油が美味しいってことは、ねりごまも美味しそうでしょ?期待大です。(笑)
【まだまだ探索中編】
●醤油
<堀河屋野村>三ツ星醤油を絶賛する友達がいたので、使ってみた。いい。いいけど、これじゃなければ!というほどでもない。生協のひとつ、生活クラブの扱うタイヘイ天然醸造丸大豆醤油も試してみた。これも、いい。しかし感動するほどでもない。というわけで、私の醤油さがしの旅はまだまだ続きます。(笑)
●味噌
手ごろにスーパーやドラッグストアで調達できるマルサンの「こうじ味噌」をずっと使ってきたけれど、この頃ほかに良いものはないのかと、探検中。味噌は一生続くかなぁ。生活クラブの信州田舎みそこうじも素朴でよかったけど。白味噌と赤味噌とこうじをブレンドしてみたり、試行錯誤、楽しみたいと思ってます。
●塩
これも一生楽しみながら探し続けたい、と。やっぱり和食には日本国内のお塩が似合うみたい。でも、国外のお塩も興味津々。
妹がちょうど日本料理を勉強しはじめたので、和食をつくる際にもっとも気をつけねばならないことは、何かと問うた。彼女の答えは、ほどほどの素材と、その素材の味を生かす、引き立てる、調える調味料とが必要とのこと。もちろん、丁寧な仕事は必須なのでしょうけれど、シンプルな仕立てが多い和食だからこそ、素材や調味料の目利きが要。
たかが調味料、されど調味料。奥深くて、探索してたら出口を見失いそうです。(笑)
2006年10月09日
お試しあれ(土鍋でご飯)
投稿者 大葉柚子
日本の秋といえば。やっぱり食欲。(笑) 日本人に生まれてよかった、としみじみ思える秋の味覚、堪能中です。中でも、新米は楽しみの一つ。近頃玄米をなるべくたくさん食べようと心がけている私ですが、新米のときはついつい白米も食べたくなってしまいます。
で、同じ素材でより美味しいご飯を食べるために。構想10年・製作30分。面倒くさいかなぁと避けていた”土鍋で炊くご飯”をついに試してみました。やってみたら意外と簡単!ぜひ皆様もお試しあれ、です。
土鍋ごはんの良いところは、一番はその美味しさ。あまくふっくらツヤツヤと、炊けます。その一番に負けるとも劣らず、なのがプレゼンテーション。食卓に直接土鍋をもっていって、蓋を開けた瞬間立ち上がる湯気。うわ~、土鍋ご飯だ!となる。これがなんとも、食欲をそそるのです。作った料理が、盛る器によって印象がとても変わるのと同じく。ご飯もまた、演出によって変わってくるのです。
私が使った土鍋はこれ、伊賀・長谷製陶のヘルシー蒸し鍋。蒸し器にも通常の土鍋にもなる優れもの。だけれど静かなブームの炊飯用土鍋では、ないの。通常の土鍋とご飯土鍋の差は、二重蓋と一番上の蓋に穴があるか否か。通常土鍋でもアルミホイルで蓋の穴を閉じて使えば十分美味しいものが炊き上がったけれど、もし家にもっとスペースがあれば、これ、かまどさんを私は買いたい。そしてもしスペースだけでなく、家にもっとお金があれば、雲井窯のご飯土鍋が欲しい。ああ、人間の欲望はかくも深いもの。おほほほほ。ついでに、土鍋でご飯が美味しく炊けることが分かったのでさらに日本文化を愛でるためにこちらの”おひつ”も欲しいなぁ、と。ほんと、キリがない。(苦笑)
そして肝心の土鍋でご飯の炊き方ですが。試行錯誤(といっても数回だけれど)の末、分かったのは火加減が命。強火・中火・弱火といっても、それぞれどのくらい加減するかで変化します。その火加減をコンロさんと相談しながら、というのが要なのかな。
●沸騰するまでは強火。
●沸騰したら中火。約7分。
●その後は弱火。これも7分。
●消火。フタはあけず5-10分。
浸水の時間を30分としても1時間で炊けるし、7分ごとの火加減調節もタイマーに頼ればなんてことないし。何しろ、土鍋をヒラリとあけて出る湯気のもと。秋を愛でつつ、食卓を囲めば。幸せと、食欲増進間違いなし、です。
2006年09月25日
COSTCO・コストコジャパン初体験!
投稿者 大葉柚子
アメリカ系巨大スーパーCOSTCOコストコ。この"巨大"というのは、「倉庫のような店舗」にかかる形容詞でもあり、同時に「売る商品の量と大きさ」にもかかる形容詞。巨大な倉庫で巨大な商品を比較的お安く売るスーパー。アメリカでは長らくお世話になっていたのだけれど、日本のコスコにいくのは今回が初めて。そこで感じた違いは、客層。
もともとアメリカでは週末に家族総出でドカンと買物するスタイルが一般的なので、1商品を大量に買い込むのには抵抗があまりない。じゃあ、コスコが年会費50ドル以上も人々から取ってビジネスをやっていける理由は?クオリティーです。ちょっとグルメ(すごくグルメじゃないところが重要)な食材を、大量に、比較的安く売る。ホームパーティーを開くとき。人数が今回多いのよね、で何か1-2品足したい、でもケイタリングを頼むほどじゃない、というときにコスコのオードブルセットやサンドイッチ盛り合わせ、グリルされたチキンが登場したりする。これが巷にあるスーパーとは一線を画しレベルが、明らかに上。ケイタリングには及ばずとも、案外美味しいの。なのでコスコを利用する人は、料理がちょっと好きな食材にもちょっとこだわる人が多い。

で、日本はというと。日本独自の食材もあるけれど、半分以上はアメリカからの並行輸入品ですよね?だから、だろうけどお客の外国人比率がすごく高い印象。日本人のお客たちは、当然アメリカの消費財を好む人々。人のカートを覗き込むのが好きという、悪趣味な私。みなさんアメリカ輸入品がほとんどでした。あ、私も含んでます。(笑) ちなみに私がこよなく愛するフランス、マセズの半生チョコ。オススメですよ~。それからベーグルもでっかくて安くて適度に美味しいのでオススメ。バラは12本で1900円。
人によって、マチマチだとは思いますが、三回いけば年会費を払う意味もあるのかな。と。今は輸入品って近所のスーパーでも手に入ったり、ネットを駆使すれば手に入らないものはないし。一つ一つの商品はコストコじゃなければ!!というわけではないけれど。でも、まるでアメリカにいるみたい、というあの雰囲気と。まとめて買ってけ!という大雑把さが、私は好きだなぁ。
2006年09月21日
IKEA イケアジャパン初体験
投稿者 大葉柚子
待ちに待ったオープンから早5ヶ月たった北欧家具イケアジャパン船橋店に遅ればせながら行ってきました。感想は、アメリカとほとんど変わらない!という衝撃。まるでフィラデルフィアにいるかのような錯覚さえ覚えました。店舗はデザイン、大きさともにあまり変わらず、コンセプトも同じなので当然といえば当然だけれど。ディスプレイや値段、それだけでなく店員の対応さえもそっくり同じ。
最初の5月連休に訪れた友人は、駐車場に入るだけでも2時間かかったとか。その後初夏にいった義理の弟は1時間。また違う友人が夏休みにいった時には込んでいたものの、待ち時間は気になるほどではない、と。で、私たちは9月の3連休だったにもかかわらずスムースそのもの!駐車も、ランチも、レジもすべてスムースでした。港北店が9/15にオープンしているのが影響してるのかな。
これから、イケアジャパンに行ってみようと思う人に事前アドバイスが3つほど。
●託児キッズルームのスマランドを利用する場合
この託児、アメリカでは我が家毎回使ってました。1時間の託児、身長100-135CMでオムツが取れていれば無料で預かってくれます。イケアに到着したらまずこのスマランドにいって、空き時間を確認してからランチをとるなりショールームをのぞくなり、行動し始めるとGoodです。混んでいる場合、預けたい時間にさっと預けられず、指定時間に戻ってくることになるので早めの予約が肝心。息子はまるで遊園地にきた気分。親はゆっくり買物できてお互い幸せです。(笑) ちなみに、万が一子供に何かあった場合には子供を預けている間にもたされる呼び出しビーパーで呼び戻されます。買物金額に関係なく預かってくれるのも安心です。
●買物袋の用意
これが唯一アメリカ店舗と違って不便だなと感じたところ。買物袋が有料なんです。50円徴収されます。大物だけ買う場合は問題ないけれど、小物を買う場合買物袋がないと不便。私たちはケチなので(笑)小物はそのままカートに入れて車まで運び、そのまま車に乗せましたが電車できた人たちは50円支払うしかないだろうなぁ。と不憫でした。たかが50円、されど....。
●ランチには期待禁物
安いのです。値段はすばらしいのですが、味が。これもアメリカと変わらず。(苦笑)日本独特の牛丼とカレーというメニューがあったので挑戦したものの、やはり美味しくない。かろうじて食べられるのはサラダ。(当たり前か....)あとはサンドイッチ類かなぁ。ただ、ランチをとるカフェテリアの雰囲気は開放的でオススメです。ちょこっとお休みするには最高。お腹が空いて美味しいものを食べたいときには不向きかな。

私たちが買ったのは、生まれてくる赤ちゃんへの贈り物の子供ダンスと、画像の小物たち。キャンドルはアロマ付きで250円。タオルは290円。このタオル、大判でしかもドアノブに掛けられるのでキッチンタオルとして我が家は長年愛用してます。この値段がアメリカと変わらないのが嬉しい限り!
そのほか、今回私たちは買い足す必要がなかったけれどIKEAオススメ小物は、ブーメランという名のハンガー。これは安いのにしっかりしていて、かなり、オススメ。 それから、籠類。 特にブラナスという種類が私のお気に入り。丈夫です。そのほか、キャンドル類+フレーム類+照明類は種類も価格もブラボーです。逆にオススメできないのはリネン類。ベットカバー、シーツ類、バスマット系は失敗したものが多かったので注意。子供用のプラスティック食器や家具も要注意です。木製は大丈夫。
このあと、私たち家族は近くにあるアメリカ系巨大スーパーCOSTCOコストコに。
まるでアメリカに住んでる気がした一日でした。
2006年09月12日
妊婦の気晴らし
投稿者 大葉柚子
私は息子がいてとっても幸せだと思っているし、今回妊娠できたことも幸運だと思っている。けれど、妊婦はつくづく大嫌い。できないことがあまりにも、多すぎる。お腹はゴニョゴニョ勝手に動くし、ちなみに今回の赤ちゃんはすごぶる元気でゴニョゴニョどころか、痛いくらい活動。
で、できないことを嘆いていても仕方ないので今しかできそうもないことを、しようかと。家の滞在時間が多くないとできない、私がみつけた気晴らしは二つ。読書と自宅エステ。
まず、読書は気になっていた本をかたっぱしから読むことに。もともと活字中毒なのでこれはすんなり楽しめる。働いているときには縁のなかった図書館。(だって返す時間がないのだもの。) いいです、図書館、最高。(笑) まず、お金が全くかからない!ブラボーです。この頃の図書館はかなり発達していて読みたい本がなければリクエストを館内のPCでもできるし、先約がいればウェイティングリストで待つことも可能。フル活用してます。一日平均二冊のペースでビジネス書と料理本と小説をごっちゃまぜに読破中。(笑) あ、ワーキングマザースタイルのライターでもあるカトウさんの著書食べるアメリカ人も読ませていただきました!単純に読んで楽しかったのだけれど、同時にとても良い勉強になりました。アメリカの文化を著書の中で客観的に見せていただいたけれど、改めて日本の食文化ってすばらしいな、と。大切にしていかなければ、と痛感です。
もう一つ新たにみつけた気晴らしは自宅エステ。コスメに詳しい友人宅にたくさんあった、美容機器。お泊りしたときに試してみたけれど、かなーり気持ちいい。お高いのよね、と思っていたけど待てよ、エステに通うと思えばお安いもの。出産してからの気晴らしにもなりそうだし。と自分と旦那を納得させて、いろいろ吟味してついに買ってしまった、 ナショナルの ナノケア。水分の粒子を細かくして肌に浸透させるという代物なのだけれど、買って正解。 まず、気持ちがいい。これ、とっても大事。肝心の肌の調子はというと、劇的に変化するわけじゃないのだけれど、毛穴が少し引き締まったのと、肌が水分を持ってるなと実感できるようになったこと。いずれも画期的という形容詞でなく、少し良くなった、という程度。でも私はこれで満足です。だって、画期的に変わるということは、とても強い効能がある=強い刺激を与えてる。ちょっと、躊躇してしまう。
ちなみに、エステ情報を検索しているときに偶然であったこの石鹸、ねば塾 白雪の詩。ネットでの評価が高かった+値段が安かった(笑)ので挑戦してみたところ。これも、当たり。体の石鹸として使用してますが、キュキュっと落ちるのにつっぱらないのでオススメです。妊婦になってから初めてできた背中のニキビも良くなってきた様子。
旦那は妊婦って気楽でいいなと、いうけれど。違~う。好きでやってるんじゃないの!私だって妊婦はやく卒業したい。できることが少ない中でみつけた気晴らしがたまたま、お気楽そうなだけなの!(笑)
2006年08月31日
妹の結婚で考えたこと。
投稿者 大葉柚子
妹が今月結婚した。お相手はスペインで出会ったフランス人。ええ~、フランス人???と皆最初は一度驚いてみるけれど、実際の彼に会うとなんだか納得。フランス臭くないというか。(そんなにたくさんのフランス人知らないけど) 彼は日本語がこの半年ですごぶる上達はしたものの、喋れないときからフランス語はおろか英語さえ理解できない実家の両親とフツーに馴染んでる人。その普通加減が絶妙なんでしょうね。違和感がない。国を越えて結婚。苦労しなくていいことで苦労することもあると思う。でも、私は彼とならきっと妹はうまくやっていくと思う。
久々の結婚式、しかも唯一の妹の。で、あらためて結婚ってなんだろうなと考えた。
最近読んだ本が、「家族」という名の孤独という本。期待を裏切ってすごく、よかった。読み応えがあった。精神医学者の著者からみる、現代の結婚とは。家族とは。エラぶらず、一般人にもわかるよう例を満載して平易な言葉で説明してくれる。で、その著者斉藤先生曰く、結婚とは単なる後付の制度だと。子供を、家族を持つために必要だから作られた、と。子育てが終わった時点で一度区切りをつける(=熟年離婚)のは理にかなっている、と。
でも、子供を持てない場合だってある。子供を持たない選択をする場合だってある。母親になれることはとても幸運だと思う人もいれば、そうでない人だっている。幸運だと思いつつも母親業は苦行であることを認める人は、たくさんいる。「母たるものは子を愛す」と、母親になったからには全てを犠牲にするのが当然という日本社会の掟があるかぎり、少子化の歯止めはききそうにない。
もう一冊、子供不足に悩む国、ニッポン―なぜ日本の女性は子供を産まなくなったのかという本。フランス人で上智大学の教授が書いたものなのだけれど、彼女いわく、日本の女性は子育てが妻としての義務、嫁としての義務という意識が強い、と。一方フランスでは、人生の楽しみという位置づけだと。
動物学的に考えれば、子育てをしているときには自分でエサ(給料)をとれなくなるから代わりにとってきてくれるパートナーが必要となった。だから結婚という制度ができたのだと思う。でも、群れ全体で子供を育てることが、エサを分け与えることができれば。子供を育てあげるというゴールに対しては、結婚は必要ないということになる。
でも、それじゃあ人生寂しくないか。人生をもっとロマンティックに生きたっていいじゃないか。恋に落ちて、その人とずっと一緒にいたいと思う気持ちは、自然にうまれてくるもの。子育てを義務でなく人生の楽しみと位置づけるように、結婚を人生の楽しみとするのはどうだろう。子供を持つ持たないにかかわらず、人生を楽しむためのパートナー選び。
私が旦那さんと結婚したときの妹のコメントは”私が気軽に遊びにこれる旦那さんと結婚してくれてよかった。” そんな基準で選んだつもりはもちろんないけれど、妹の結婚式で私はまるきり、同じことを考えた。私たち姉妹は、二人とも自分が自分でいられる相手を選んだ、ということなのかもしれない。
結婚とは。私にとっては、ショートケーキの苺かな。子供はその上をともすキャンドル。
結婚も、子育ても、投げ出したくなることもあるけれど。でもやっぱり、楽しくて嬉しいことのほうが断然多い。
2006年08月02日
なごむ菓子と書いて和菓子
投稿者 大葉柚子

年を重ねるごとに、温泉が好きになってきました。そして、和食や和菓子が美味しいと思うようになってきました。和食は奥が深いけれど、生まれ育ったのが日本なので幼い頃から舌で覚え、横目で母や父が料理するのを見てきたため見よう見まねでなんとか、なる。でも、和菓子となるとしり込みしてしまう。その上、茶席で出るような本気の和菓子を作りたいわけでなく、ちょっとした和スイーツを作ってみたいなぁ。と、そんなところに出会ったのが、この本。私には、大当たりです。
材料も突飛なものは少なくて、レシピも簡単なものから少し凝ったものまで。手軽にできる和テイストのデザート。日本人でなくても美味しい、といってもらえそう。アメリカ駐在になる前にこの本があったらよかったなぁ、とちょっと残念。今から海外に移り住まれる方々、特にオススメです。(笑)
私が心惹かれたのは、ほうじ茶プリン。和だけでなくてアジアンテイストも取り入れているので、マンゴープリンのレシピがあったのも嬉しい限り。実際作ってみて、これはいけると思ったのは、スイカゼリー。次に挑戦したいのは、かぼちゃの水ようかん。これは敬老の日にでも作ったら喜ばれそう。
特に嬉しかったのは小豆をゆでる秘法。どうしても、時間がかかる、面倒くさい、と缶詰を使いたくなる小豆さん。しかし、これが炊飯器でできる!レシピが載っています。和菓子のハードルが一段低くなること、間違いなし。
ちょっと心の余裕がないとできないけれど、暑くなる夏に心がほっと和む、和デザート。作ってみたい方にはこの本、いいですよん。
2006年07月24日
ホストファミリー初体験
投稿者 大葉柚子
ロスから16歳の女の子が我が家に10日間ホームステイにやってきた。アメリカのティーンネイジャーの女の子。しかも、とても都会なロスから。旦那さんは舌にピアスしてるタトゥー(刺青)だらけの女の子がやってくるに違いないと覚悟を決めていたらしい。(笑) けれど、実際にやってきたのは日系のママと英国系パパをもつハーフのチアリーダーの女の子。めちゃめちゃ素直で良い子で、貴重な体験がお互いできたのではないか、と。
ただ、ホストファミリーをしてみて、これが良かった!ということもあるけれど、想定外だったことも。
【良かった点】
●家族の中に新しい風が吹き込まれた
これがなんといっても一番、良かった点。私たちは夫と5歳の息子の三人家族。そこに今までは全く違う環境で生まれ育ってきた彼女が”家族”として入ってくる。アメリカでは国の内外から赤ちゃんを、子供を、アダプトする(=養子養女にする)ことがよくあるのだけれど、今回感じたのはホストファミリーをするのはちょっとしたアダプト体験と似ているのではないのかな、と。何よりもその新しい風の影響を受けたのは息子。良い意味でも悪い意味でも。常に自分が家庭の中心で、目を、心を注いでもらうのが当然の環境。それが壊される、バランスが崩れる。兄弟や姉妹がいればもちろん、体験していることなのだろうけれど、彼にとっては新鮮だったのだと思う。
●世代や国による異なった価値観を共有できた
彼女は、16歳。私たち(30前半)の本当の子供にしてはちょっと大きいけれど、かといって友達という年齢でもない。なかなか交流がない世代なのでとても新鮮で、面白かった。もちろん世代だけでなく、彼女の生まれ育ってきた環境や考え方からくる話も、非常に興味深く、息子が寝てから旦那さんと三人で夜遅くまでお話もはずむ。
●英語環境を家庭に作れた
息子は日本に帰国してから1年もまだたっていないというのに、すっかり英語が喋れない。それは分かっていたけれど、彼女が我が家に来てから相手のいっていることさえわからなくなっていることが判明。週に一度英会話にいっているだけで、私が英語でしゃべりかけても「ママ、ここは日本だよ日本語で喋って」といわれると弱腰になり日本語に切り替える私。(苦笑) 英語は喋れるのに全く息子に対して使うつもりなどない旦那。(苦笑) 私たちが強制的に英語環境を作れば、と周りからはお叱りを受ける。中学校までのうちは、すべて親の点数が子供の点数なんだそうである。私たち夫婦は全く持って、落第。でも今回のホストファミリー体験で微妙に英語環境が作れて、息子の刺激にはなった模様。ただ、期待していたほどの効果はなかったかな。(たかが10日期待しすぎという話も)
【想定外だった点】
●時間的拘束
今回は私たちが手を挙げたのは現在在住する市と姉妹都市の学生交換プログラムのホストファミリー。よく調べもせず、てっきり市のどこかの高校に通うのだと思い込み、決め込んでいた。けれど。実際は小さな派遣員として、日本で見聞を広めて帰る、ということ。要は観光をしにきているだけ。となると、毎日のように入る予定にあわせて送り迎えが発生する。定刻でなく毎回違う場所、違う時間だったので核家族で5歳の息子を抱えながらの時間のジャグリングが意外と負担だった。たとえば、20時45分に駅まで迎え。息子は寝ている時間で、旦那さんは出張。さあ、どうする?歓迎会に同席参加することになったが、終了時間は夜20時半。帰宅すれば21時になる。息子は次の日楽しみにしているお泊り保育。そんなに遅くまで起こしておきたくない。と、まあ悩ましいスケジューリングだった。
●金銭的な負担
家に泊まってもらい、家族として過ごすのだから、当然食事はボランティアなのは承知の上。送り迎えだって、時間的なことを除けばまったく問題ない。ただ、細かい金銭的な部分でこれは何故私たちが負担するのだろう、と疑問に思った部分があった。具体的に例をあげれば、最初にホストをするときに必要だった3000円。なんでも協会に登録する費用だという。登録しないとホストになれないという。ボランティアをするのにお金を払う必要があるのは、いったい何故???と食い下がってみたが、60過ぎと思われる紳士な男性に申し訳ありませんがお願いしますと頭を下げられると、結局引き下がる私。とほほ。彼女たちの休日に、ほかのホストにお願いして一緒に原宿まで連れて行ってもらった。(世界のティーンネイジャーを惹きつける街、原宿!) その交通費はホストファミリーがもつそうである。観劇すればそのお金も、基本的に休日にかかるお金は全てホスト持ち、ということらしい。(さすがに買物の代金は各自負担。) 私が常識がないだけなのかもしれないけれど、ちょっと驚き。
ただ、想定外だっただけで二点とも、事前に調べていれば分かったこと。単なる予習不足なだけである。(苦笑)
アメリカに住んでいたときに借りていた家のオーナーが、賃貸契約のときにこういった。君たちは日本人だから信用できるよ。大学のときにね、日本からきたアキラって友達がいたんだ。彼はものすごく、いいやつだった。だから、日本人は信用できるんだ。
それだけの理由で私たちを信用してはいけないのではないか?とオーナーを心配してみたりしたけれど、自分にも思い当たるフシがある。一人良い人を知っている国の印象は、すごぶる良いもので、その逆も然り。一人だけで”判断”するのはよくないけれど、”印象”というのはなんともコントロールしにくく、そして、しやすい。
私たちはおこがましいけれど、アキラをやりたいのだと思う。その「私たちを知ってるから日本の印象がよくなった」をやりたいのだと思う。そして、自分たちの人間の幅を広げたいのだと思う。深みを持ちたいのだと思う。私たちは、今回のホスト体験をとても楽しませてもらった。また時間を見つけて。できる範囲でこれからも、ホストをし続けていこうと考えている。
【追記】
我が家に滞在している間にしたこと。回転寿司+原宿+サッカー観戦+陶芸+ホームパーティー。中でも回転寿司(一種のエンタテイメント)&原宿(やっぱり女の子は全世界的に買物好きが多い)&陶芸(友人の母が陶芸家で大変お世話になりました。感謝!)がいたくお気に召したらしい。
2006年07月18日
優秀な人材と幸せな家庭の相互関係。
投稿者 大葉柚子
頭脳明晰な精鋭が集まるといわれる米GEことゼネラルエレクトリック社。
彼らの流儀はいくつか独特のものがあるらしいけれど、その一つが「ストレッチ」と言われるもの。かなり高い目標を掲げて、そして新しい方法でそのゴールに到達する。そしてその目標を達成すると、さらにその先にまた目標をおく。ここまで届いたのだからもう少し遠くまで届くでしょ?と。
私はその経営方針を、旦那さんに強いている。らしい。(笑)
彼は、掃除と片付けが最高に上手。それだけじゃない。よほど疲れているときでないかぎり、夜の食器洗いもしてくれる。時間が見つかれば洗濯物だってやってくれる。しかも子供を連れ出してちょっとした休息の時間を私にくれたりする。優しくて理解があるだけでなく、すばらしく、協力的でなんとも良い旦那さん。
私は良い旦那さんがいて、とても幸せです。
なのに、私ったら。
食器洗いを週に5日してくれるとすると、6日目にあら、今日もできるじゃない。(笑)
俺ってかなり家事が優秀な夫だと思うのだけれど。そういう夫に、中国じゃあ夫婦できっちり家事を2分割するらしいわよ。アメリカ人のパパたちは一時間といわず、一日中子供を連れ出してくれたりしてるよね~。なんて。日本で一番?じゃあ世界レベルで考えてみよう、と。なのでこのごろ旦那さんは「日本人の旦那さんとしては」という形容詞を使うように。気が付いてみればほんと私って「ストレッチ」。GEのストレッチというと聞こえはいいけど、要はスパルタ式ってことです。(苦笑)
優秀な人材(=夫)を育てるという意味では、私の「ストレッチ」はほぼ成功しているといえるかもしれない。けれどこれじゃあ、まるきり鬼嫁だよね。もっと彼を評価して感謝して、労わねば。私、褒めて育てるって方法をすっかり忘れてなーい?と。
彼の立場で考えてみればいつも家庭で「ストレッチ」じゃ心地よいとは決していえない。
家庭がうまく回ることも大事だけれど、やっぱりそれぞれの幸せがあっての家族の幸せ。
と、反省と共に心新たにする梅雨の火曜日でした。
2006年07月11日
自分とは全く違う、魅力を持った人。
投稿者 大葉柚子
私は少し生意気なので、四年半アメリカに住んでいたときの最初の三年は、ほとんど現地の日本人の人たちと交流を持たなかった。アメリカに住んでいるのだからアメリカ人の友人を作ろう、と。日本人ばかりで固まるのは格好も悪い、と。
じゃ、なぜ三年もしてから急に宗旨替えをして日本人の人たちと積極的に付き合うようになったのかというと。ちょうど引っ越したばかりのタイミングだったということと、日本が恋しくなってきたこと。それから今思えばほんの少しだけ自分の考えは間違っているのかもしれない、と疑問があったのかもしれない。たまたま出会った日本人の女性に、他の日本人の友達を紹介するねと言われ、二つ返事で会わせてもらった。あっという間に文字通り芋づる式に日本人の知り合いが増えていくうちに”自分の考えは間違っているかも”ではなく”間違っていた”と確信するようになった。その理由は、「アメリカに住む日本人」、それだけの共通項をもつ、それ以外はなんら接点のない人々が想像以上に多様で、そして魅力に溢れていたから。
日本で知り合いになる、もしくは友人になってきたのは、似た者同士が多かった。アメリカで友達になった人も文化のバックグラウンドは違うけれど、似たような環境や考え方の人がおのずと集まる。もちろん似たものが悪いというわけでなく、似ている人には悩みや相談は最高にしやすい上に居心地もいい。ただ、そうして居心地よくしているうちに似ていない人々に知り合う、友達になるチャンスを自分から逃していたり潰していたりしていた。
自分とはまるきり違うバックグラウンドや職業、考え方や生き方を持っている人たちから受ける刺激と驚きは、とても心地がよいもの。というのをすっかり忘れていた私は、なんでもっと早く日本人の人たちと交わらなかったのだろうと後悔をするようにまで、なった。
その中の一人に、とびきり魅力的な人がいた。彼は、40半ばだけれど年齢不詳。日本の最高峰といわれる国立大学の医学部を卒業し、同じ医局で出会った彼女とオシドリ夫婦。夫婦そろって、頭脳明晰ぶりをひけらかすどころか、微塵も見せず、ユーモアがあって至って気さく。シャネルの太い黒ぶち眼鏡をかけ、宴をこよなく愛していつも笑顔で場を盛り上げる。世の中にこんな人がいたのか、と。奥様もまた、魅力的で二人とご一緒させてもらうヒトトキは、素直に、楽しかった。本当に楽しかった。
私が日本人の人々と最初の3年間交わってこなかったのを後悔する一番の根拠の理由にあげるだろう、その彼が、先週突然、この世からいなくなってしまった。まだまったく実感が沸かない。私とそして私の旦那さんもきっと、彼が不在となってしまったことが、とても、とても、悲しい。自分が好きな人が増えるということは、失うと悲しい人が増えるということ。あまり直視したくない事実が目の前にある。それでは彼に出会わないほうが良かったのかというと、そうではない。私たちは彼に出会えて本当に、良かったと。そう思う。
2006年07月03日
ひこうき好きには、航空科学博物館。
投稿者 大葉柚子
航空科学博物館という施設。成田空港の第一ターミナルから車で10分もしないところにあるのですが、飛行機好きにはかなり、オススメです。大人も子供も楽しめる隠れた名スポットだと、私は思います。(笑) 大きな理由は二つ。一つは、成田に発着陸する飛行機がベストポジションで見ることができるから。二つ目は、シュミレーター体験ができるから。
理由(1)のベストポジションは、本当にこれ以上ない、という最高の特等席なのです。成田は、2本しかない滑走路に頻繁に飛行機が発着する空港。その頻度は世界一という話も。とにかくすさまじいスケジュールで乗り入れてきて、出て行く様子が目の前で実感できます。場所は、ちょうど滑走路から直線状に進んだところに博物館はあるので、本当に目の前を飛行機が通り過ぎ、着陸するところが見えるのです。飛行機に乗るのには慣れっこの息子も大興奮、の迫力。私たちは休日の閉館間際にいったけれど、ほどよい数のお客さんが訪れていて、座ってその発着の様子が見れました。後ろには、飛行機のことなら何でも聞いてくれと顔に書いてあるお兄さんが、発着陸する飛行機の機体の説明から成田の裏事情までマイクで説明してくれて、至れり尽くせり。
理由(2)のシュミレーター。これも大人も子供も楽しめる、最高の体験。30年前に使用していたJALの”本当にパイロットさんが訓練に使っていた”飛行機のシュミレータです。20年前にこの博物館に寄付されたそうです。30年前という時間軸で考えれば、まあ、時代遅れではあるのですがシュミレータ自体、体験したことがない一般人の私たちには十分満喫可能。非常にダンディな元JALのパイロットさんが面白おかしく、シュミレータの今昔話なぞを聞かせてくれつつ、いざ出発。操縦席二席に座りたい場合には、一時間ごとにある体験のうち、かなり先の時間になるかもしれないけれど、来館してから予約可能。今回客席でも一番後ろの三列目に座って体験した息子は、今度は絶対操縦席に座るんだと、意気込んでマシタ。
地味な施設だけれど、かなり内容が濃い航空博物館。私がこの博物館長だったなら。閉館時間は18時なんかにしない。18時に一度博物館としての営業は終えて、再度19時からオープンでもいいけれど、最上階の飛行機発着が見える展望台をバーに改造して、成田に飛んできた/これから飛び立つ人をターゲットに集客するのに。飛行機の発着をみながらビール。いいね~。地元成田の若者にもきっとウケルはず。
なんて考えながら、飛行機自体も、人間が空を飛びたいというところから始まって、壮大なドラマがあるけれど、飛行機にのり、成田から飛び立ち、成田に帰ってくる人々にもそれぞれのプチドラマがあるのよね~。と、夏の航空博物館をあとにしました。
2006年06月12日
父の日プレゼントで Baccarat バカラ
投稿者 大葉柚子

お酒の飲みすぎは絶対に良くない。(1)健康に悪影響 (2)次の日に悪影響 (3)醜態をさらす危険も (4)その上、お金もかかる(笑)
でも、お酒をおいしく楽しくある程度の量を飲むのなら、人生のスパイスというか潤滑油というか。良い存在になれると思うのです。
で。義理の父曰く、お酒は雰囲気だ!グラスで酒の味が決まる!というので、今年の旦那への父の日のプレゼントはスコッチをカラーンと飲める極上のクリスタルグラスで。Baccarat バカラでいこうかと。

たしかに、お酒は雰囲気大事。たとえば紙コップでスコッチ飲んだらきっと美味しくない。傷だらけの湯のみでも駄目だろうなぁ。やっぱり透明なグラスがいいのだと思う。
自分が、好き勝手に生きてきた20代のほとんど。楽しい仲間と、雰囲気を楽しんで、たくさんのお酒を飲んできたけれど。結婚してからというよりも、子供ができてから雰囲気を重要視してお酒を飲むって機会がないなぁ。おうちの外だけでなく、内側でも。と近頃気が付いた。そうしたら、あ、そうだ。旦那さんも同じかもしれない。と、気が付いてしまった。で、世にも美しいグラスをカラーンと揺らしながらスコッチを飲むご満悦な旦那さんが浮かんじゃったわけです。お掃除をたくさんしてくれる、優しい旦那さんにも自分のゆっくりとした時間を持って欲しいな。と。
中途半端に高いグラスを買うくらいなら、究極的に美しいカットのスコッチグラスを買わねば。と調べに調べ、下見にもいって、決定したのはBaccarat バカラです。フランスの王侯貴族が愛してるクリスタルだっていうし。バチカンでも使うっていうし。お墨は真っ黒ついてます。
数あるシリーズの中で今回勝ち残ったのは、アルクールシリーズのオールドファッションという形。最後まで迷ったのはタリランドシリーズのオールドファッション。両方ともカッティングが美しい。重厚感も申し分ない。両方とも確実にスコッチが美味しく見えそう。ただ光のあて具合でどのような光ができるかまでは下見ではわからず。アルクールの美しさは大胆なエッジのあるカット。逆にタリランドはそれに丸みを加えた柔らかさが加わるところがまた美しい。でも結局、どうしてアルクールに決めたのかというと、アルクールには同じシリーズでワイングラスがあるけれど、タリランドにはないから。将来的に揃えたくなったらアルクールでまとめられるかな、と。旦那へのプレゼントなのに、すごく計算高いのが私らしい。(笑)
ちょっと父の日のプレゼントとしては予算オーバーだけど、日頃の父としての労苦をねぎらって。父になれた幸運を乾杯してもらうには最高の杯かと。それでさらに、よい父になっていただけたら、と。違う意味でも計算高い私でした。おほほほほ。
2006年06月05日
手ぬぐいで、四季を愛でる。
投稿者 大葉柚子

このところのお気に入りは、手ぬぐいを和室に飾ること。日本に帰国してからというもの、和テイストの家具や小物にやけに敏感になっていて。和室って今までは使えない部屋だとの位置づけだったけれど。そこには床の間という贅沢な空間があって、季節の掛け軸をかけてその季節を愛でる、という日本人独特の文化があって。
今まで、見過ごしてきたこと。あたりまえだと、気にとめてもいなかったこと。若かったからかな。日本を知ろうとしていなかったのかな。心の余裕がなかったのかな。日本の情緒というか肌理細やかな心配りって、今頃だけれど素敵だなぁ、と。頻繁に思うのです。
ただ。
掛け軸は、高い。(笑) せっかくだから気に入ったものを少しづつ揃えていきたい。なので、今のところ手ぬぐいを飾ることにしました。手ぬぐいを飾る~??と思うけれど、結構素敵ですよん。値段も1000円前後だし。たとえば。

こんなかんじの手拭たち。5月はこいのぼり柄をかけてました。今は金魚柄。7月になったら七夕柄に変える予定で、その後はほおずき柄が控えてます。手ぬぐい専用の?飾り棒というのを近頃の和雑貨屋さんは取り揃えているようですが、これがほとんどプラスティックの黒で格好悪いことこのうえなし。(苦笑) せっかくのキッチュな手ぬぐいが台無しになることほぼ確実。私が手拭掛け棒を探し求めて歩いた先は、アジア雑貨屋さん。竹細工でアジアの布を飾るための布かけ専用ハンガーを発見。これに手ぬぐいをかけて裏側で待ち針止めしてます。これが見つからなければ適当な竹や木でできた1本棒を気に入った紐でくくりつけて掛けようと思ってました。そのほうが味、でそうでしょ。
部屋に飾る手ぬぐいは、柄物で総柄のいわゆる伝統的手ぬぐいよりも、大柄(一枚絵)のほうが様になります。手拭タペストリー、お手軽でおすすめです~。
2006年05月22日
春の房総、潮干狩り&マザー牧場
投稿者 大葉柚子

旦那さんが出張でいない週末。何をすべきか。旦那さんがしたくない行事を入れよう!と、行ってきました息子と母の週末お泊り旅行。この時期にしかできないこと、片道のドライブが3時間以内、で決定したのは潮干狩り。GWが有名だけれど、今もまだやっているようなので、初めての潮干狩りにいくことにしました。感想は。天気にも恵まれて、楽しかった~。現在劇的な筋肉痛を患ってますけど。(苦笑)
今回誤算だったのは。

潮干狩りを甘くみていたこと。養殖だと聞いていたので、もっとザクザク取れるかとおもってました。甘かった。深く掘ろうが浅く掘ろうが、いない、いない。潮が引き始めと同時に海に入ったので、これがまず間違い。だんだんと潮が引くところから掘っていく=海岸から探索。体力消耗に繋がるのでオススメしません。ターゲットは沖合いにいます。潮が引き始めてから1時間くらい。私たちの場合12時から16時までの潮干狩り可能時間のうち、12時からはじめました。そうでなく。13時くらいからはじめるのがオススメ。そして海岸は無視して、どんどん沖合いに進む。人だかりができているほうに行くのもお勧め。アマノジャクな私は、人がいないほう、居ないほうを探しました。そして分かったこと。アサリがいないから、人がいないんです。(泣) 入場料を大人1名1200円で2KG、子供600円で1KGのアサリを持って帰っていいのだけれど、元来、貧乏性な私。3KG持って帰っていいと言われれば、500Gで帰るわけには行きません。でもね、3KGのアサリを見つけるのってかなり、重労働です。延々3時間腰をまげてアサリ検索を続ける母。息子はマイペースに暖かい春の海と戯れつつ、潮干狩りを堪能。母と子の旅行、あるべき姿、というべきか。とほほ。
ちなみに数ある房総の潮干狩りから私たちが今回選んだのは久津間(くづま)海岸。有名な富津(ふっつ)も宿から近かったのですが、宿情報によると、みんな養殖でどこでも漁協が同じ料金設定にしているのでほとんど同じように潮干狩りできる、とのこと。ただ、富津はあまりにも有名なので人が多いこと。そしてあまりにも広いので迷子になりやすいこと。を聞いたので比較的小さな海岸にしました。といっても、潮の満ち干が海岸によって微妙に異なるので自分が潮干狩りをしたい日にできるか、時間はどうかを必ず潮見表で確認すること、必須です。
今回の週末旅行、宿泊先を探すとき。息子がまだ5歳なので、息子に対してお金がかからない宿、という条件で探しました。旅館ってたいていものすごい夕食の量がでてくるし。私一人で食べきれる量じゃないのにそれを二人分持ってこられても。布団を二つ敷かれても、結局私の布団で寝る息子。ならば一人分だけ払えばいい宿もきっとあるはず!と探してみると、たいてい手数料とかなんとかいって、いくばくかのお金を取るものらしいです。でも。探せばあるんですね~。一人で泊まれてしかも添い寝無料の宿。
今回の宿情報を手に入れたのは、「トクー!」。選んだ宿は木更津にあるホテルロイヤルヒルズ八宝苑。土曜日に泊まるというのに、セミダブルベットのお部屋一泊二食で7500円でした。画期的!お部屋は、7500円にしては上々。ビジネスホテルというかんじ。大浴場は、ちょっとオススメできないので、お部屋のシャワーが良し。レストランで和食のお食事だったのだけれど、東京湾に沈む夕陽をみながら、非常に美味な海の幸を楽しみました。ここのご飯は、ハナマルです。ホテルの従業員の方々も感じよいし、潮干狩りのアサリは冷蔵庫保管してくれるし。また利用したくなる、場所でした。

次の日の朝はホテルで教えてもらった裏道を通って、らくらく渋滞知らずでマザー牧場へ。この牧場、結果からいうとオススメです。オススメですが、いかにお金を使わずに楽しむか、が難しい。(苦笑) 入園料、入るだけで大人1500円と子供800円。ホテルで割引購入して1200円と650円になったけれど、それでも駐車料金800円がかかる。足を踏み入れる時点で2650円かかります。何をするにも少しずつお金がかかっていくので、気が付くと軽く5000円を越えてます。それでも、行ってよかったなと思うのは。まず、眺めが最高。緑がいっぱい。母的には乳搾り初体験を息子ができたこと。息子的には子豚のレースを見れたこと。が良い思い出。朝9時OPENと同時に入園して、帰りの渋滞を避けるべく2時半には牧場を後にしました。息子はもう少し遊びたそうだったけれど。また来たいなと思うあたりが、いいのかな。
日曜日の夕方家に着くと、息子と一緒にアサリの砂抜き開始。今朝、キッチンに行ってみると。元気よくアサリが水を噴出していてあたり一面水だらけ。それを最高の笑顔で、楽しそうに見つめる息子をみていると。土日に家にこもってないで、お外に出て良かったなと。筋肉痛の甲斐があるなと。思うのでした。
2006年05月18日
夏によく似合う、透明で癒される歌声
投稿者 大葉柚子

マニアってほどではないけれど、私たち夫婦は音楽が好き。気に入った音楽を部屋になんとなく流していたり、朝目覚めるとラジオをつけたり。ドライブ中は、もちろん。ジャンルはこれと決まっているわけでもなく、レゲエでもジャズでもポップでも気に入れば、聴く。勘弁してほしいと思うのは息子がたまにリクエストする日米いずれも童謡系の音楽と、旦那の松田聖子。(苦笑)
最近、ラジオで聴いた曲で心にストレートにヒットしたのが、これ。Corinne Bailey Rae(コリーヌ ベイリー ラエ、かな。レイ、かな。)の "Like a star"。
ゆっくりと、澄み切ったハスキーボイスで気だるく口ずさむように歌うコリーヌ嬢。夏によく似合いそう。夏の昼下がりにレモネードのみながら聞いたら癒されそう。夏の夜でも、リラックスできる。そうそう、リラックスとか癒しって最近の大きなキーワードだけれど、彼女の歌声はまさに、そんなかんじ。非常に、安らぎます。かなーり気に入って、現在ヘビーローテーション中。
ノックアウトされた「ライク ア スター」以外のアルバム収録曲もかなりよかったので、アルバムごと、おすすめ。アマゾンで試聴できるのでぜひ聴いてみてください。
2006年05月15日
一度、とまって考える。
投稿者 大葉柚子
妊娠を知ったとき、あまり深く考えずに上司に報告。その上司を信頼もしていたし、可愛がられているという実感もあったから、出産まで働き続けたいという私の意見をなんとか形にできるのではないのか。という深い根拠のない予測があって。今考えればこれが、そもそもの間違い。ああ、そういわれてみればこの私特有の根拠のない予測とか根拠のない自信とかで自分の、そして私の周りの人々の人生振り回してきたなぁ。(反省)
上司の反応は、
まず驚き。それから落胆。それを通り過ぎると、あきらめ。では会社はいつ辞めるのか。という話も出て私は予想外の上司の反応に戸惑うばかり。
本来、私が上司に報告するまえに考えるべきだったことは。
(1)当時の会社の状況
当時私が働いていた会社はITベンチャー企業の旗手と呼ばれ、社員の平均年齢はたしか29才、深夜残業・休日出勤は当たり前。出産を機に退社した人はいても、その激務に戻ろうという人はまだいない状態でした。人事部の仕事といえば、福利厚生というよりも、人材登用と解雇が仕事。との印象。
(2)部署と上司の状況
上司にとっては私が二人目の女性部下。ちなみに一人目の部下は結婚退職。つまり一時休職した女性社員は皆無。私にとっても初めてのことだけれど、上司にとっても全て初めてのこと。その上自分に子供もまだいなかったので身近な経験がない。部署は少人数だったため、私が営業を退くとなると担うべき仕事が見当たらない。
(3)自分の職種
そんな会社で私の職種は営業。当時担当していたのは大手の企業で支店や支社が星の数ほどあり、本社を巻き込んだ提案もあれば、ある支店だけをターゲットにした仕掛けもあり、とにかく外出が多かった。当然、社内に帰れば山のようなフォローアップと仕込みが待つ。かなーり多忙。
上司の反応は、明らかに重荷は切り離したいというものだった。可愛がられていただけに、裏切りと映ったのかもしれない。長い間、話した。結局人事部に相談しようということになり、人事部が入ってきてから様子が変わった。
おそらく。上司は人事部から怒られた様子だった。私はというと、ショックから立ち直り逆に武装してこの問題に挑む姿勢になっていた。当然、上司とわだかまりが残る。
結果的に旦那さんが海外転勤になったので退職をしたけれど、私の報告の仕方や、その後の処し方は深い後悔が残る。今であれば、自分が置かれた状況と、そして自分にできることを考えて、タイミングを見計らって話しをすすめた、だろうなぁ。上司の反応も予測して、そこで提案なのですが、と切り出せるのになぁ。ダイビングでも教えてもらったはず。STOP, THINK, ACT。一度とまって考えろって。
本当、いまさら、なんですけど。(苦笑)
2006年05月08日
還暦祝いで春の伊豆。
投稿者 大葉柚子
父親が還暦を過ぎ、退職もしたのでGWは両親と弟妹&その伴侶たちとお祝い旅行にお出かけ。ゴールデンウィークの伊豆なんて自殺行為だろうなと思ったけれど。最高によい旅行を父にプレゼントできたのではないかと。自己満足中。(笑) 旅行でとにかく大事だなと、個人的にしみじみ思うのは宿泊先。今回の旅行が成功したのは8割がた御宿 ひいらぎが快適だったから。なぜ良かったのかというと。
1)料理がとにかく、美味。
今回の旅行、弟カップルが定宿としていたのでこの宿を知ることができたけれど。彼ら曰く、東京で1万円出して食べるよりもオイシイ料理がお腹いっぱい食べれる、と。わざわざ食事のためだけにこの宿を定期的に訪れるらしいです。その前評判を聞いていたから期待がいっぱいだったのに。本当に期待を上回るお食事でした。銀座で料亭を持たれていた女将ならではと思わせる上品な前菜の数々をいただき、イセエビや真鯛などの地魚のお刺身盛がどーんと。金目鯛で有名なこの地域ならではの、金目の煮付けやお刺身はクラクラするほどの絶品。魚をこよなく愛する父は、夢心地。弟カップルの株も上昇です。
2)貸切にできる。
三部屋のみの小さな宿だから、できるメリットは。貸切。今回、総勢大人8名、子供1人だったのですが貸切にしていただきました。大きなホテルや、大型リゾートもいいけれど。自分たちだけのためにお料理を作っていただき、お風呂を入れていただき。顔の見える、かゆいところに手に届くサービスをしていただき。非常に、贅沢だなと。特に数家族集まっての旅行の場合、この宿だけに限りませんが、貸し切るというのはとても良い手だと実感です。貸し切ることによって、まるで、おかかえ料理長つき別荘です。

もちろん、この二つだけの理由だけでなく。よく手入れされたお庭も部屋もしっぽりと和風でこ気味よくまとめられているし、お風呂は天然温泉で気持ちがいいし、火曜サスペンス劇場で出てきそうな城ヶ崎の断崖絶壁には徒歩5分でいけるし。ゴルフをしたいと相談すれば、本来宿泊客しか予約できないといわれる、かの川奈ゴルフ場の予約まで手配していただき。残るメンバーが苺狩りと蜜柑狩りをしたいといえば、両方ができる格安な穴場、丸鉄園を紹介してくれました。この紹介してもらった場所が、またよかった。教えてくれなければ絶対わからない、山奥の場所。(笑) 山半分が無農薬のオーガニック蜜柑畑と低農薬苺ハウスでできていて、竹林を下っていけばイワナ釣りまで、堪能できます。
旦那さんとまた、来たい場所ができたね、と。旅は道連れ、一緒にいく相手も良くないといけませんが、やっぱり泊まる場所と食べるものは、大事です。
※残念ながら御宿ひいらぎのホームページはまだないようですが、楽天に登録されています。

御宿 ひいらぎ
リンク先:http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/50239/50239.html
2006年05月01日
Rent・レントが映画化されました。
投稿者 大葉柚子
今までみたミュージカルの中で一番好きなのはRent・レント。その、
レントが映画化されました。ぜひ、見に行かなくては! 音楽よし、ダンスよし、ストーリーよしの三拍子。当然トニー賞もとったし、ピュリッツァー賞までとった。どんな風に映画化されているのか興味深深。
ニューヨークのオンブロードウェイミュージカルというと、現実離れしたものが多い。美女と野獣は魔法で野獣になってしまった王子様のお話だし、キャッツに至っては猫が喋る。ライオンキングは言わずと知れたライオンが主人公で脇役もサバンナの動物たちだし。みんな華やかで、感動的で、音楽も壮大な印象。でも、このレントはすごく現実的なのが魅力。すぐ隣の国で、すぐ隣の街で、すぐ会えそうな人たちの、自分にもありそうな話。音楽もゴスペル風味、ロック風味の口ずさみやすい心に残るメロディー。
一番、人気の高い曲Seasons of Love(シーズンズオブラブ)は、メロディーもいいけど、歌詞もいかしてる。525600分。一年を分で計るとこうなる。でも計るものって分だけなのか。朝陽の数でもいいんじゃない?愛の数でもいいんじゃない?
ミュージカル・レントのストーリーがすばらしいと感動した理由は二つ。
一つ目は、エネルギー。人種や性別を超えて誰もにチャンスがあるニューヨークが舞台。チャンスは確かに平等にあるけれど、実際それをつかめるのはごく一握り。夢を抱き、何かを目指し、何かを求め。今の自分ではなくて何者かになりたいニューヨークの若者のそのエネルギーに圧倒される。
二つ目は、愛。夢を抱いていても、目指すゴールが今の自分でなくても、今の自分を愛してくれる人が誰しも必要。友人の愛。恋愛。愛が弱音を吐く自分を受け止めてくれる。愛がまた前に進めるよう背中を押してくれる。いいなぁ、愛って。
この映画、ぜったい見たい今年の映画。
ダビンチコードも期待しちゃうけど、レントはそれ以上期待してしまう。
2006年04月25日
便秘解消に、水。
投稿者 大葉柚子
ちっとも自慢になりませんが、わたしは慢性便秘症です。しかも、おそらく思春期から、ほぼずーっと。ただ、そんなにひどい状態でないので、なぜ漢方や薬を飲んだりしないと解消されないのだろう、もっと自然な解消方法、根本的な解消方法はないのかと、疑問に思いつつも差し迫った問題が起きないので放置していました。
それが、先日とても久しく集まった女の子の親友お泊り大会で晴れて便秘解消、です。もちろん、お泊りが便秘解消したわけでなく(笑)、お泊りで聞いた体験談とそれに基づくアドバイスが。
肌がきれいなアジアンビューティー友人Aいわく、便秘があまりにもひどいので腸内洗浄にいった、と。そうしたら君の便通が悪いのは水分が足りないからだと指摘された、と。それ以来オフィスのデスクにペットボトルを常備して一日1.5リットル以上水だけで飲むようにしている、と。そうしたら便秘が解消され腸内美人になれた気がする!そのうえ肌の調子もよくなった!という素敵なお話。
そういえば、私は便秘の問題とされる食事環境はつとめて気にして改善してきている。食物繊維はたくさん摂るよう心がけてきているし、ヨーグルトも毎日食べてるし、最近はプルーンだって毎日食べてる。寒天もたまに使ってる。お酒は飲んでないし、あまり冷えないようにもしてる。ま、運動不足はあるけれど、それだけでこんなに便秘って良くならないものなのか。私自身の体に何か問題があるのか。疑問はもちつつも、次なる行動は起こしてこなかった。
そうか、私には水が足りなかったのか。よし、友人Aの言うとおり、水をガンガン飲もう。よくモデルさんが水を2リットルも3リットルも一日に飲むから美肌をキープできる、なんていってるもの。きっと体にいいんだろう。と、ここ数日アルカリイオン水を一日にペットボトル1本(1.5リットル)は飲むことに。
すると、本当に、便秘が解消されたのです。
詳しくは述べませんが(笑)不思議なくらい、すっきりと。
便秘気味のみなさま、水、オススメです。
2006年04月14日
北欧家具のIKEA(イケア)がオープン!
投稿者 大葉柚子

実はIKEA(イケア)の大ファンです。北欧家具のメーカーなのですが、まず価格がお手ごろ。なのに、デザインが、いかしてる。それでいて、品物もなかなかのもの。いっとき日本でも丸井のインテリア館一角でIKEA製品を扱っていたのですが、あえなく撤退。どんなに製品が魅力的でも、マーケティング次第でビジネスは確実に左右されると思い知りました。
その、IKEAが今月2006年4月24日千葉・船橋にオープンです。相次いで横浜、神戸にも出店予定の模様。いろいろな意味で今後が楽しみ、です。
さてさてその、イケア。その魅力を私なりに分解してみました。
●価格が手ごろ
価格が手ごろなため、短期間しか使わないだろうと思われる人に特にオススメ。短期間といっても数年単位。未来の住む場所が変化するかもしれない独身時代、体がどんどん成長する幼少時代、残念ながら単身赴任になった場合などなど。短期間しか使わないからこそ、価格は手ごろでなくては。かといって、デザインはほどほど良くないと。短期間といっても壊れてもらっては困る、という基本ニーズを全部満たしている。逆にどんな人にオススメでないかというと、一生これを使っていきたいという家具を探している場合。使い込むほど味が出るという家具を探している場合。
●デザイン性が高い
IKEAのシンプルかつ斬新なデザインにはいつもノックアウトされてます。直線を使ってシャープにモダンに、という製品も多々ありますが個人的には曲線が特に秀でている、と。椅子や机の描く曲線、非常に美しいです。
●品質がよい
ただ、この品質を語るときには値段を考慮すると、という但し書きが必ずつきます。たとえば1万円の商品であれば、他社製品の2ないし3万円の商品の品質より勝るか同等、というイメージです。わが叔父はある商品を買ってその脆弱さに驚いたとのコメントですが、あまりに評判がいいのと、そのため抱いた期待とのギャップが落胆につながったのかな、と思います。
商品以外でも、アメリカの場合でいえば全米で働きやすい企業TOP100にいつもランクインしているだけあって店員はいつも感じが良くて。店内は広々として清潔で。子供を1時間預かってくれて親はゆっくり買物できるシステムがあったり。開放感のあるカフェテリアでは嬉しい低価格のランチがあったりと、まさに、買いたくなる環境。(笑)
マイナス点としては、組み立て家具が圧倒的に多いため、自分で組み立てる時間と労力が必要だということ。(ま、これでコストダウンができているのですが!) 基本持ち帰りなので大きな家具を購入する場合、大きな車が必要となること。(配送もしてくれるが、高い。)万が一パーツが足りない場合(これがたまにある)、返品や交換はしてもらえるものの、遠方から来店している場合それが非常に煩雑だということ。
家具以外にも、かわいらしいけど格安な玩具もかなりおすすめ。シンプルな料理道具たち、食器たちもあり。カーテンや寝具、絨毯はもちろんのこと、キャンドルや額縁、籠や植木鉢まで。老若男女が楽しめることウケアイです。
我が家はもう足りない家具はないのですが。開店したら、たぶん行くのだろうなぁ。行ったらたぶん、手ぶらで帰ってこないだろうなぁ。(笑)
2006年04月06日
興味のスイッチを探す、未来館
投稿者 大葉柚子

東京お台場にある日本科学未来館。この名前をみて子供を連れて行ってみようと思う人、少ないですよね?(笑) とくに小学生以下であれば、なおさら。しかーし、心優しいわが叔父が招待券を送ってくれたので春休みだし、お台場気持ちよさそうだし、ちょっと5歳の息子よりもだいぶ年上をターゲットにしてそうだけれど、いってみるか、と出かけてみたら。あらら、5歳でもしっかり堪能どころか目をキラキラさせながら施設の中を走り回ってました。ひとこと、行ってよかった!行ってよかったと思う主な理由は。

●科学をどの年齢層の子供・大人でも楽しめるように仕組まれている
たとえば一階にある超高速飛行機の実物展示。これが実用化されれば地球を2時間だか3時間で一周できるという。映像で実験がみれたり(ほとんどロケットでした)実物の飛行機を触ったり覗いたり。もっと詳しく知りたい人にはパネルで技術的な説明があったりパンフレットがある。
●説明員のスタッフが多い、そのうえ、チビにも親切に教えてくれる
どの展示エリアにも数人の説明員スタッフが常駐している。誰の質問にも答えてくれるし、質問のない人にも興味がもてるように説明をしてくれたりする。ちなみに5歳の息子にでさえ、深海にすむカニの特徴をわかりやすく説明してくれたお兄さんあり。超伝導の仕組みも説明してくれようと努力してくれたナイスガイあり。そして災害にあった人々を助けるレスキューロボットの説明を笑顔でしてくれたかわいいお姉さんあり。

●手で触れる、ためせる、ものが多い
たとえば、ロボットの中に自分が小さくなって入る、という疑似体験ができるアトラクションがある。客は大画面とリモコンのついたアトラクションの中に入る。そのリモコンで30CM大の実際アトラクションの外にあるロボットを操縦、ロボットにはカメラがついていてその外の様子が大画面に映る、という仕掛け。ロボットを見るだけでなく、触るだけでなく、体験まで、できる。
息子だけでなくたくさんの子供たち、そして大人も心待ちにしていたのがASIMO、アシモの実演。実演時間ギリギリまで他の展示をみていたのだけれど、私たちがいったときには既に何重にも人だかりができていてとても息子が見られる状況ではなく、がっかりしていたところ、係りのお姉さんより耳より情報。小学生以下の子供たちにはアシモの目の前の特等席が用意されていて、親と離れられる子供であればその子供だけ特等席で見ることができる、と。すばらしーい。おかげで息子は良く見えたそうです。(ママはちっとも見えなかったけどね。)
春休みのためか、来場していた人は大半は子供たちとその親。一番多そうな年齢は小学校の中学年から高学年。(でも3歳くらいから小学生低学年でも十分楽しめます。)科学大好き!と顔に書いてある中学生が目をキラキラさせながら闊歩していたり、大学生あたりのデートのカップルもちらほら。観光客とおぼしき外国人の人々も結構たくさんいました。
しばらく前にみたテレビ番組で英語の塾を運営しているカリスマ先生がこう、いっていました。人間、好きになったら、興味をもったら、とてつもないパワーがでる。その興味のスイッチを用意するのが僕の役目。ただ、スイッチを押すのは生徒自身だから。押してくれるまで待つ辛抱が必要なんだ。
お台場のみらい館・Miraikanは子供が科学に興味をもてるよう、押したくなるスイッチがいたるところにある場所でした。息子のスイッチは今回は入ったようには見えないけれど、少なくとも脳は非常に刺激されたみたい。そう、一年に一度は連れて行ってあげたい場所かな。 スイッチに触れる機会がなければ押せないからね。
2006年03月08日
考える練習をしよう
投稿者 大葉柚子
息子は年中サンです。春から年長さん。来年からは小学生!いままでは、かわいいかわいいと愛情だけを注いできた私のモットーのない教育モットーも、この先はこれじゃあいけないのではないのか。そう疑問を抱き始めた矢先、「どんな子供に育って欲しいか」との問いかけ。あまりにもタイムリーです。
企業に理念や目標、ゴールがあるようにやっぱり子育てにも目標になる指針がないと。息子にこれだけは力をつけて欲しいと願うのは、自分で考える力。目標は、ありきたりだけれど幸せになって欲しいということ。
考える練習をしようという本がある。5歳の息子にはまだ早いけれどもう少し大きくなったら読めるようにもう本棚に並べてある。(笑) 10歳くらいからはいけるのかな。頭を使って考えるというのはどういうことなのか、すごくシンプルにしかも面白く導いてくれる本。
考える技術という大前研一の本。考えるということは、最初からできることではなく後から身に付ける技術なのだ、と。ではその技術をどうしてみんな付ける努力をしないのだ?と。切磋琢磨しないのか、と。耳が痛くなりそして触発される。
アイデアのつくり方も、考具―考えるための道具、持っていますか?も基本いいたいことは一緒。考えて、アイデアが浮かぶということは、ひとつの力で、システム化もできれば練習もできる。ということ。
何も頭のよい学校に行って欲しいと思っているのでは、私の場合は、ない。ただ、自分の頭を使って物事の情報を集めて、考えて、結論を出すというのは練習次第でできるようになる。と信じているのでこれは是非身につけて欲しい。自分が幸せだなと思える人生を送るには、どうすればいいのか、考える練習を手伝ってあげられたら。ト、オモイマス。
2006年03月02日
子供の叱り方の違い
投稿者 大葉柚子
「はやくしなさい!あんたってほんと、のろいんだから。」
アメリカで5年過ごし、日本に永久帰国することになったのはつい数ヶ月前。成田空港にたどり着いたときに最初に聞いた隣の家族の声がこれだった。
子供って本当になんでも時間がかかる。これは万国共通。てきぱきと機敏に動く4歳児なんて見たことがない。あ、子ども自身が本当に好きなことをやっているときは別ね。(笑)
せっかく楽しい家族の旅行なのだから、家につく最後まで仲良くすればいいのに。他人事ながらつい余計なことを考えてしまう。アメリカ人の女友達がゆっくりとかばんをしょって、ゆっくりと車から降りてくる子供を前に、空を見上げながらこういった。
「彼らは、痛々しくなるくらいゆっくりよね。」
比較的おおらかなアメリカ人でも、それは急ぐ時だってある。子供をせかすときも、ある。でも日本のあちこちでその後この「あんたってほんと、のろいんだから」を頻繁に聞くように、あなた=のろい、という叱り方はあまり聞かない。というよりも、はやい=いいこと、という前提もアメリカにはないのだろうと思う。
彼らが叱るとき、たいていの人は時間と余裕をもって叱っていたのが印象的。まず子供の目線まで必ず降りて、必要あれば問題のあった場所から離れたところまでいく。目をあわせて、何が問題だったのか、どうしたらいいのかを話す。
「ママ、これやって!」という子供に対して、また違う友人はこう答えた。「自分でやってみなさい。ママが助手で手伝うから。」
叱るときも、ほめるときも、子供の個性を認めて接している。そして、そこにはいつも、余裕がある。アメリカ人の子育てを横でみながら、アメリカで子育てをしてきて一番勉強になったのがその、余裕。このごろそのいい勉強を忘れがち。日本のいいところは吸収しつつ、アメリカのいいところは忘れないようにしなくては。ああ、ほんと。子育ては親育てでございます。(笑)
2006年02月14日
LOVE ACTUALLY ラブ・アクチュアリー
投稿者 大葉柚子
我が家のバレンタインデーは、アメリカ流で旦那様が花束を買っていつも私に贈ってくれるの。と自慢したいところなのですが、してくれないものは自慢できないので仕方ありません。(笑) 今日は人生初めてガトーショコラを焼いてみました。が、まだ味は未確認。
ところで最近私がみた映画は、ラブ・アクチュアリー。

愛っていたるところにいろんな形であるんだよ、と改めて教えてくれた映画。恋人同士の愛だけでなく、夫婦の愛、家族の愛、同志の愛。愛する人に裏切られれば悲しいし、愛する人が遠いところにいってしまえば寂しい。愛する人が自分を見てくれれば幸せだし、愛する人が帰ってくれば嬉しくて。
クリスマスの映画だけれど、愛する相手と一緒にみたらきっとあたたかい気持ちになれると思う。
愛する相手がそばにいなくても、この映画をみたら愛っていいよなぁと、思えてくると思う。
ちなみに私は旦那さんとみたけれど。
隣で愛っていいなぁ。とジンワリきてる妻の横で
すっかり夢の中の旦那さんでした。
こんな愛も、あり。(笑)
2006年02月08日
演奏は、指揮によって変化する。
投稿者 大葉柚子
昨年10月、フィラデルフィアオーケストラのBeethoven Surpriseという名のファミリーコンサートに親子三人でいきました。前回いった野外コンサートとは違い、今回は彼らの本拠地キンメルセンターでの演奏。ベートーベンの曲のある部分を切り取って、まず背景やテクニックの説明をしてくれる。それから曲全体を演奏してくれ、子供がベートーベンに親しみを持つように、興味を持つように手を引いてくれるコンサートでした。クラッシックは好きだけれどまったく細部に疎い私にはちょうどいいかんじ。おや、もしや私は子供なみ。(笑) 子供といっても小学生以上、がホットスポットかな。5歳の息子はオーケストラ自体に興味はもったけれど、ベートーベンに興味を持つまでにはいたらなかった模様。
ところでこのファミリーコンサートは。"Z"という愛称のアメリカで活躍する日本人指揮者のフィラ管(略です)デビューでもあったのです。

このZ氏。29歳だっていうのにバージニア交響楽団の専任指揮者だわ、アメリカ5大オーケストラの一つであるフィラデルフィア管弦楽団では指揮研究員だわ、すばらしい実力の持ち主。そんな指揮者って絶対偏屈な人とか、変わり者とか、きっとそうよ!と思っていた私は、はい。間違っておりました。本名桑原鎮男。とっても気さくで優しい、なかなかの好青年でございます。

個人的に特に、このコンサートで面白いと感じたのは、観客を巻き込んでベートーベンの嵐の雨の音を説明するパート。右側の席、左側の席、二階席、と分けて指で音を鳴らす組、手で拍手する組、足で音を立てる組に分かれて指揮者Z氏が観客を指揮する。最初は右だけ、少し雨が降り始める指の音。次は左だけで拍手の雨。そして二階の足踏みの豪雨。最後は全体の嵐の音。観客を相手に指揮を振るZさんは楽しそうで、生き生きとしてました。
自分が足踏み組みになってはじめて分かったこと。それは、指揮者によって本当に演奏が変わるということ。足を楽器にみたてて足踏みが演奏だったけれど、最初の足音は小さい、とばかりに観客席に向かって指揮するZ氏は頭をブンブン振ってダメダメポーズ。両手を下から上に大きく上げて、もっともっと大きく足踏みしろとジェスチャー。言葉でなくても体で伝わる。それが指揮であり、言葉でなくても音で伝わるのが音楽なのだなと、しみじみでした。
ところで演奏後に子供たちの質問に答えたり握手、サインをしていたZさん。少しお話をさせていただきました。たくさんの曲目を指揮しなければいけないなんて大変ですねとの問いかけに、楽譜をよむのは読書と一緒だと。自分にとっては楽しい、と。本をよむだけでなくて作曲家について勉強したり、指揮の仕方を勉強したり、いつまでも勉強していかなければいけないけれど。ただ、自分にとっては楽しいと。
指揮者というと一流の演奏者からの転身が多い中、彼は大学のときにラフマニノフをライブで聞いて、指揮でこんなに音楽が変わるのか!僕もこんな曲を作りたい=指揮したい、と指揮者の道を決心。高名な指揮者のところにいって頭を下げて弟子入りです。そんなバイタリティ溢れるゼットさん。息子にもいつか自分が輝ける場所を見つけて欲しいなと、そしてその場所にZさんのように飛び込めるバイタリティを持っていて欲しいなと。つくづく思った2005年の秋でした。
2006年01月30日
冬のいちご狩
投稿者 大葉柚子

息子が一番この世の中で好きな食べ物は苺、だと。たしかにおいしい。色もいい。形もキュート。種が外についてるのも不思議なかんじでなんともいい。じゃあ、君の誕生日にはいちご狩に行こう!と、いってきました冬のいちご狩。いまハウス苺の旬ですよ、旬。とりたての苺はみずみずしくて甘くて絶品!やっぱりフルーツは採りたて、もぎたてが最高です。圧倒的においしい。

息子は初めてみる苺畑に大興奮。ねえ、全部これ食べていいの?うん、いいよ。もし食べれたら、ママすごいと思っちゃうよ。なんて話しながらどれがおいしそうか、どれが大きいか、話ながらいちごを食べる食べる食べる。時間制限でなくて食べれるだけどうぞ、の畑にお邪魔したので一回休憩を入れて(笑)第二ラウンドまでいきました。息子は大喜び。よい誕生日の思い出になったみたい。旦那さんはしばらく苺みたくないそうです。(苦笑) ちなみに私たちがいったのは茨城にある八郷。 食べ放題で一人1500円でした。今だったら苺を3パック買える値段ではあります。でもね、苺の畑をみせてもらって苺がどういう風になってるのか見て。そしてもぎたて苺でお腹いっぱいになるのなら、リーズナブルなのではないかと。冬のいちご狩、空いているし、苺も確実に甘くておすすめです。


この八郷、私たちは常磐道を通っていったのですが途中で山を越えます。この山の山頂でグライダーをやっている人発見!!車をとめてしばしの見学。近くで見るグライダーはかなりの大きさ。その翼が空にふわりと浮いていく瞬間はちょっと感動してしまいました。
大きくなったらパパと一緒にやるという息子。
ええ、ママは地上で待たせていただきます。
待ってるだけでも怖そうだけどね。
2006年01月10日
使わない力を持続する
投稿者 大葉柚子

昨年末にアメリカ駐在5年間を経て日本に帰国した我が家。旦那・息子・私ともとりあえず英語を操るのですが、この力を持続するのが難しいのを私も、旦那も、よ~く知っています。二人とも今回の駐在の前に英語圏でしばらく生活した後に日本で数年過ごしたことがあるのです。日本帰国後、英語を日常的に使わないと。
忘れます。それも、きれいさっぱりと。しかもいとも簡単に。
私は帰国当時日常的にまではいかなくとも、週に1-2度アメリカと電話会議をしたり。毎日英語でのメールを受取、返信し、とやっていました。が。これでは日常会話をよどみなく話す力を持続することはできませんでした。帰国三年後、めでたく、友人のアメリカ人婚約者に”君のいってることは半分くらいわからなくなった”の烙印を押されるまでになりました。
じゃあ、今回日本に帰国して。使わない言語の会話力を持続する難しさを知っている私たちが、何をして、英語力が劣らないよう悪あがきしてみるのかというと。
●ネイティブスピーカとともに時を過ごす
やはりこれに勝るものはありません。英語を学ぶのでなく、何かを一緒にすること。お酒を飲んでもいい。料理を一緒にしてもいい。街を歩いてもいい。子供と一緒に遊んでも。長続きの秘訣です。
●英語のテレビを見る
本を読んでもいいのですが、雑誌を見てもいいのですが、やっぱりテレビは生の英語が入ってくるのでお手軽、確実、退屈しません。流すだけでいいという人もいますが、私の場合は真剣に聞いていないと英語の力は衰えるように思います。ドラマでもニュースでも、ある一定の時間を真剣に見ます。私は今何を見ているかって?もちろん、子供番組です。(笑)
●TOEIC・TOEFLを受ける
これは今回新しい試みです。流されがちな日本語に溢れる日常生活に加えるスパイスみたいな存在かな。夫婦で受けてみるつもり。定期的に。折れ線グラフは下降するだろうけれど、いかにこの下降線をゆるやかなものにできるのか、が課題です。
無駄なあがきなのかもしれません。英語をしゃべれるからといって、良いことはないかもしれません。でも、使わない力をどれだけ持続できるのか、挑戦してみるのも楽しいかなと。楽しんでやってみるつもりです!
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今週のお題にTB!
1、仕事で英語を使いますか?
現在 無職に限りなく近いので、N/A。
2、自分の英語力はどのくらいですか?自信がありますか?それとも不満がありますか?
英語をベラベラ・ペラペラ・ヘラヘラしゃべれる、の三段があるとすれば真ん中のペラペラ。
3、英語力を維持するために、もしくは向上するために、どんなことをやっていますか
↑の三点。ネイティブと時間を過ごし、英語でのテレビを見て、テストを受ける(つもり)
2005年12月20日
ワインとシャンパンで。
投稿者 大葉柚子

まだ現役スチュワーデスをしている美人な友達がソムリエの資格を取った。彼女曰く、これでただの飲兵衛じゃない、とのこと。たしかに今まではワインボトルを抱いて寝るイメージだったけど。(笑)
と彼女の悪口をいうとあーただって一緒でしょといわれそうな飲み友達は、そう、私です。はい、お酒飲ませていただいております。とくにワインが好きです。クリスマス直前になってイブはどのワインを開けようかなぁ、シャンパンは何にしようかなぁと悩むのも好きなくらい好き。世の中にはたくさんのワインやシャンパンがあるけれど、最近の私のオススメは。
シャンパンならポール ロジェこれは、元宰相のウィンストンチャーチルが愛したというブランドのシャンパン。とっても上品なんです。おいしかった。私になにか贈り物をしたい人、ぜひチャーチルに捧げて作ったというこのボトル、ください。(笑)
あと気になるのはこのシャンパン。ドンペリと飲み比べておいしいって人がいるんだったらと思って注文してみました。まだ味は未確認。
最近当たった赤ワインだとヘス エステイトのカベルネ。これは値段とのバランスが良かった。それから、ランカスター リザーヴ アレキサンダー ヴァレー 1998これは、いけます。
相変わらずこよなく愛しているのはレイヴェンスウッドのジンファンデル オールド・ヴァイン ソノマ 。私のカリフォルニアワイン好きはここから始まった、原点です。
といいつつもやっぱりフランスワインも飲んじゃうけどね。そしておいしいと思っちゃうけどね。
2005年12月13日
伊賀の土鍋
投稿者 大葉柚子
フィラデルフィアから日本に永久帰国した私たち家族。この二ヶ月というものドタバタと奔走し、よく動きよくお金を使いました。(苦笑) ようやく落ち着き、クリスマス&年末年始を迎えられそうです。
よくお金を使った。のは承知なのだけれど、まだどうしても欲しいものがあるのです。日本に帰ってきたからには。この冬ならでは、どうしてーも欲しいもの。それは、土鍋!
飛行機の中で読んだ雑誌に載っていた伊賀の鍋というのに興味深深。なんでも遠赤外線効果もある上にステーキも焼けるし蒸し物にもいいという。うーん気になる。
しかも長谷園という会社が作る鍋は形もいかしてるハンサム鍋が多いのです。値段はしっかりしてるけど、外見も良くて内面もいいなんて、やっぱり気になる。
楽天で探してみるとちょっとだけど正規サイトから購入するよりもお買い得。長年使うと心に決めて、これは買うしかないか? サンタさーん、土鍋ください! <と、毎年調理器具をサンタさんにお願いする私でした。成長してないな。(苦笑)
2005年10月04日
アメリカ人はDip(ディップ)好き。
投稿者 大葉柚子

パーティの時に何かを持って言ったり、料理の話をしているとDid you make FROM SCRATCH??(ディージューメイクフロムスクラッチ?) とよくきかれます。「最初から作ったの?」という意味なのだけれど、出来合いのものをよく使うアメリカ人にとっては最初から作るということがとても、すごいことをしている、という位置づけみたい。
そんな彼らがパーティにいくと必ず出す、というくらいこよなく愛しているのはDip(ディップ)と呼ばれるもの。ディップだけは最初からFROM SCRATCHで作るという人も多いです。野菜やチップやクラッカー、パンに何かをつけて食べるのだけれど、そのつける何か、がディップです。
今日はディップ二種をご紹介!
ええ?サルサなのに果物入れるの?と思いますが、これがこれが、たまらなくおいしいですよん。香菜のフレッシュなものが絶妙な風味を出すのですが、お嫌い/手に入らない場合には入れなくてもおいしいとは思います。
【ストロベリーアボカドサルサ】
苺角切り 1カップ
たまねぎみじん切 1/4カップ
生の香菜みじん切 大2
(シラントロ=シャンツァイ=パクチー=コリアンダーのこと)
よく熟れたアボカド2個 角切り
生ライム1/2個分の絞りジュース
これをまぜて塩と砂糖で整えます。
最後にアボカドをのせてライムを上からかけると変色しなくてグッドです。
まぜて10-20分後が一番おいしい。(冷蔵庫で保存してくださいね)
お好みで生パラペーニョ(みじん切り)をいれてもOK!
【ホワイトネクタリンサルサ】
白ネクタリン3個 角切り
1/2 紫たまねぎ みじん切り
生ライム1個分の搾りジュース
1/2カップ 生の香菜みじん切
(シラントロ=シャンツァイ=パクチー=コリアンダーのこと)
まぜて塩で整えます。30分は寝かせて4時間以内がベスト。(冷蔵庫で保存してくださいね)
お好みで生パラペーニョ(みじん切り)をいれてもOK!
2005年09月30日
トゥース・フェアリー(Tooth Fairy)
投稿者 大葉柚子

4歳だというのに息子の前歯がぐらぐらしてきたのは数ヶ月前。もう永久歯?はやいなぁ。とびっくりしていると、なんだか前歯が斜めに上に押し上げられていくだけで、抜ける様子がない。でも次の歯がなんとなく見えてきている。なんだか、おかしいぞと歯医者に連れて行ってみると。
息子には過剰歯がある、とのこと。

過剰歯???初耳もいいとこでした。20本はえそろってる息子には、乳歯がもう一つ余分な歯があって、前歯の間に生えてこようとしている、のだそうです。これを正中過剰歯とよぶらしいです。
歯医者さんの決断は乳歯の抜歯。過剰歯が生えるスペースが十分でないからです。息子は麻酔をして抜歯をしました。歯を抜くことをきちんと前日に説明しましたが、息子は涙一つ流さず、堂々と治療室に入り、堂々とでてきました。4才ですよ?普通泣きません?(笑) でもね、彼には怖がらない&泣かない理由があったのです。
それは、Tooth Fairyという歯の妖精がその夜彼のもとにくるから。
アメリカに伝わる言い伝えで、抜けた乳歯をまくらの下において寝ると、トゥースフェアリー(歯の妖精)がきて、歯をもっていくのです。で、その代わりにお金やプレゼントを置いていってくれる。ちょっと面白くてかわいい慣習でしょう?
彼はそれが楽しみで仕方なかったのです。私は息子が寝るとアメリカ人のママ友に連絡してねえ、朝起きると歯はなくなってるんだよね?お金はコイン?え?おもちゃでもいい?と、質問攻めにして泣かなかった息子のため立派なTooth Fairyになろうと奔走です。(苦笑)
次の朝、彼が起きると、クオータコイン(25セント、30円くらいですか?)とちいさなおもちゃを発見して、狂喜の息子。それを眺めて幸せに浸る母。と、息子が叫ぶ。ママー、ない、ない!なくなってるよーー!!そう、フェアリーが歯をもっていったのよ。でもね、ママ。フェアリーは歯が入ってた箱までもってちゃったよ。
箱はもってかないはずなのに....。
君のところにきたトゥースフェアリーはちょっとそそっかしいんだね、きっと。
2005年09月14日
息子が泳ぎはじめた日
投稿者 大葉柚子
4歳の息子が泳げるようになるために、必要だったのは。よい先生とたったの二日だった。
子供の可能性を引き出す、というのはどういうことなのかまざまざと見せ付けられた2日。ほとんど、感動。
正しく言えば、それまでも水泳教室に通ってはいたので、顔を水につけられたり、ビート板をもってバタ足ができたり、はできた。通算10ヶ月週に一回だから40回通って、この程度。教室はそれなりに息子は楽しんでいたし、顔をつけられてから1ヶ月すると、顔をつけて目を開けられるようになり、ゆるやかではあるけれど、成長曲線を描いているといえば、いえないこともなかった。ただ、教室は4-5人の生徒に対して一人の先生が指導する。一人の子供を見ている間、他の子供たちは、ただ待つのみ。30分のうち6分間だけみてもらっているようなもの。もちろん他の子供たちから刺激をもらったり上手な子供の真似をしたり、とできればいいのだろうけれど、4歳の子供にはちょっと難しいらしい。結局友達と遊んでまってるのみ。(笑)

ジャマイカにいったときに、4歳の男の子がゴーグルをつけて、脚がつくかつかないか微妙なところをガンガンプールで泳ぎまくっていたのに驚いた。浮き輪もビート板も、なく。水中を潜って脚をキックしてる。水がついたら顔をぬぐうわが息子とのその差に愕然とした。
フィラデルフィアに帰ってきて、またいつものように水泳教室に通った。何か違うな、と思いつつ。そんなある日、水泳の個人レッスンを受ける場面に居合わせた。その生徒は息子と同じくらいの年齢。ジャマイカの男の子と同じように、ほんとまるで魚のように泳いでる。そしてなにより、彼女が笑いながら楽しそうに。夢中で先生のいうことをきいている。この先生に教えてもらいたい!直感的にそう思った。個人レッスンといっても、値段は教室形式に比べて倍にもならない。30分息子だけをみてもらえるのに。当然、即決。
一回目は、息子がどの程度水に慣れているのか、何ができるのかを確認していたみたい。二回目に、突然彼女がここまで泳いでみなさい、あなたならできるから。そう励ましていきなり泳ぐことを教え始めた。浮き輪もビート板もなく。ケノビを教えるのでなく。(笑) もちろん、最初はあまり泳げるというかんじでなく、ケノビの状態でもがくというかんじだったけれど、先生はひたすら息子をほめて、励まして、修正して。笑顔で、楽しく、泳げるって楽しいでしょう?と繰り返す。
突然、息子は泳げるようになった。ほんの5Mだけれど、彼は自分から足を踏み出して、水中でバタ足をして、確実に泳いだ。私は鳥肌がたった。たったの二回で泳げるようになると思わなかったから。ちなみに今日は、6回目のレッスンにいってきたけれど、彼の今の成長曲線は右肩あがり。もう飛び込んでそのまま泳ぎ始めることもできるし、120CMはあると思われる水の底に落ちたものを潜ってとりにいくこともできる。泳げる長さもすでに15Mはいっている。もちろん、きれいに泳げるわけではない、息継ぎなんて当然できない。でも。わたしは息子をとても誇らしく思ってる。笑顔で、水泳が大好きになったという息子をみてると幸せな気もちになる。
と、同時に先生の力量は並々ならぬと尊敬、そして感謝する。何かを学ぶときに、先生が大事だなとは自分が学んできたときも、感じていた。楽しく勉強させる先生、情熱をもって教える先生に子供は敏感に反応する。自分のある能力を最大に出そうとする。それを先生ががっちりつかんで伸ばす。息子のこれからの教育、なんとかなるでしょ、なんて気楽に構えてたけど。息子が泳ぎはじめた日、母は少し背筋が伸びる思いがした。先生によって、息子は確実に変わる。なんとかなるでしょ、なんていってられないな。(笑)
2005年09月04日
夏の思い出【2】セサミプレイス
投稿者 大葉柚子
セサミストリートはアメリカで子供たちが大好きなロングランテレビ番組のひとつ。1968年からだというから、もうすでに37年!!日本でもおなじみになってきましたよね。そのセサミストリートのテーマパークが我が家から程近くにあります。名前は
セサミプレイス。調べてみたら
日本にもあるじゃないですか!!東京あきる野市ですって。アメリカより少し小ぶりですが、あるということ自体に感激。
この夏は、セサミプレイスのメンバーシップに参加しました。このメンバーシップというのはアメリカのテーマパークや動物園にほとんど、どこでもあるのですが要は年間パスポートです。このメンバーシップというのが非常によくできていて、罠かもなぁ、と思いつつもほぼ毎回捕らわれてます。(笑) その罠は、
たとえばこのセサミプレイスだと、年間66.95ドルというそう高くもない設定。そして一回の入場料は41.95ドルと高いこと!(子供と大人同じ料金)25ドル余分に払えば、何回もこれるのかぁ。じゃあ、参加しようかな。となる。が。こうやってセサミプレイスにもメンバーになり、動物園にもメンバーになり、とやっているとどれか一つくらいは元がとれても、結局差額を払いすぎただけで二度といかないうちにシーズンが終わってしまった、となってしまっています。とほほ。敗因の一つは年間パスポートといいつつも、アメリカのテーマパークは冬閉鎖するところが多いのです。西海岸や南は違うのでしょうが、中部/東部は夏だけの営業が多いです。テーマパーク側としては、地元の人にリピータになってもらえるという利点もあるし、結局テーマパークに入るとロッカー代だ、ランチ代だと結構な金額を落としていきますものね。夏だけ短気集中一気に稼ぐぞ!というアメリカならではの方法なのかもしれません。

ところでそのテーマパークはどうなのだというと。<これが本題でした。(笑) 意外と大人も楽しめる。というのもウォーターパークがほとんどなのです。波のあるプール、シャワーのプール、迷路になってるプール、巨大水滑り台、流れるプールなどなど!暑い夏にはぴったりの冷たい水がありがたい。私と息子が大好きだったのは、ゴムボートにのって流れ落ちるウォータースライド、ラバーダッキースライド!!1時間も並んで待たされたけど、いやー大興奮。もちろん、セサミストリート本物の通りも存在します。そこで記念写真をアーニーとテリーととれたり、パレードを見たりします。ほかに、エルモズワールドと呼ばれるテレビでおなじみのエルモのコーナがあるのですがそれとまるきり一緒のショーをみられたり、ほとんど全員のキャラクターがでるダンスショーがあったりと、一日ではとても全てを満喫できないくらいです。
もちろん、ランチはエルモに入ったホットドック。(笑) 体にわるそーですが、まあたまにはいいかと。ぶつぶついいつつも、息子の笑顔をみるとやっぱりつれてきてよかったなぁ、と思います。いちばん大事なのは、息子と一緒に過ごす時間。考えれば、彼一人を見つめている時間のなんと少ないことか。海にいったり、山にいったり自然の中で過ごす夏も素敵だけど、準備や時間や労力を考えると、そうそう頻繁にいけないのであれば。商業施設の罠にはまるのもたまには悪くない、と思う夏でした。
2005年08月31日
夏の思い出【1】メジャーリーグ観戦
投稿者 大葉柚子
メジャーリーグ観戦は、何のためにいくのか?私たち三人家族はそれぞれの明確な目的があります。私は、野球には申し訳ない、あまり興味がない。でも、野球場の熱気って好き。ビールも好き。だから球場は夏のビールを楽しみにいくところ。(きゃー、野球ファンの方々石なげないで~)息子はアイスクリームを食べに行くところ。なんだか母と息子、花よりだんご、か? もしや旦那はピーナッツが目的か?? いえいえ。(笑) 旦那は
日本人選手がでる試合を一通りみたい、という目的があるようです。この日に見に行った試合は地元フィリーズ対ミルウォーキーのブルワーズ。相手方に在籍する日本人投手
Tomo Ohka (大家友和)がその日の標的。メジャーリーグを最初に見に行ったときに
驚いたことは二つ。

驚き一つ目は、球場に入ると子供全員にくれる野球グッズ。これがくだらないものじゃないの。買ってでも欲しいグッズばかり。たとえばヤンキースのときにはハッピをくれた。シャツみたいな素材で作られた白地に紺ストライプで。背中にヤンキースのロゴ「NY」があって。まるで日本の応援団が着てそうなかんじの代物。今回は、プラスティック製フィリーズの試合帽子。息子は当然大喜び。スポンサーがもちろんお金出してるんだろうけど、子供に対するこの力の入れようはすごい。苦労の賜物かな?子供たちがすごくたくさん、観戦にきてます。
驚き二つ目は国歌斉唱。ゲームの前のチームもあるけれど、2回裏が終わってから斉唱するチームも。とにかく球場にきたアメリカ人全員が起立して胸に手を当てて、アメリカ国旗に向かい、国歌斉唱。そのあとに、Take me out to the ball game(僕を野球場につれてって)という曲がかかります。で、この二曲を球場によってはスペシャルゲストをよんで無名/有名歌手に歌わせたりして。ラップ風にしたりゴスペル調にしたり毎回趣向を凝らしてます。
ちなみにこの記事を書く際にびっくりしたのはメジャーリーグの日本語サイトが存在すること!さらに日本人選手が現時点で16人もいること!!ものすごく多いですよね??
メジャーリーグの観戦は、ほんとお祭りみたいで楽しいです。試合の途中に入るトンボかけのおじさんたちが変な格好してたり、ヒップホップの曲にあわせて腰フリフリで踊りながらトンボかけしたり。(笑) ビール売り、アイスクリーム売りに観客席をまわるおじさんたちも、「これ持ってるの意外と重いんだよ、早くだれか買ってくれよ」なんていってたりして。球場で働く全員の人が楽しんで、ゲームを作り上げてる、雰囲気満載。家族全員で楽しめた夏の思い出の一つです。
この日は7回裏で球場をあとにしましたが大家投手そこまでは完封状況でした。お見事!
ビールが目的の私ですが、日本人選手をみるとやっぱり応援したくなります。
一番応援してるのは、ゴジラですが、一番ハンサムだと思うのはイチローです。(笑)
※追記
松井秀喜の僕のメジャー日記を読み始めました。
彼曰く、日本とアメリカの球場の違いは大きく二点。フェンスの有無と、芝生が人口と天然の差だそうです。フェンスがないので子供たちと握手したりサインしてあげたり、できるとか。そういわれてみれば、よく握手してる光景みかけますね~。芝生が天然だとちょっと無理をしてボールを拾いにいけるそうです。なのでファンとしてはもっとつっこんだプレーがみれる、とのこと。なるほど~。それにしても、松井さんの考え方がさらによくわかって、ますますファンになってます!
2005年08月23日
アメリカのお宅を拝見!
投稿者 大葉柚子

アメリカってほんと物質的に豊かだなとこのごろ改めて思う。なんでそう思うのかというと、子供が夏休みになってお友達のお宅にお邪魔する機会が増えているから。
外から見ても広大な庭が表と裏にあって子供がいる家だと裏庭には滑り台やブランコもあって。家は大きくて、ガレージもあって。でも中に入るともっと大きい。一部屋ずつが大きいということはもちろんのこと。リビングが二つあるとか、ダイニングも二つだとか、お風呂は3つだとか、数も多いの。(笑) で、それはとっても金持ちの話をしてるのだろうと思うでしょ?
違うんです。小金持ちなんです。アッパーミドルなんです。公認会計士とか弁護士、企業のマネージャとか、そのくらい。それで巨大リビング二つです。(笑)

この前、お邪魔した御宅でさらにびっくりしたのは、空気で膨らます水の滑り台が出現したこと。なにやらビニールの塊がでてきたと思ったら、モーターをそれに取り付けてビニールの中にどんどん空気がはいっていく。5分後には広大なバックヤードに現れた巨大すべり台。でもここじゃ終わらない。それにホースを差し込んで、電気仕掛けで水をまわす。流れる滑り台の出来上がり。子供たちはそれはそれは狂喜したけれど。でもこれってやりすぎじゃない?と思った。これっていくら?と値段を聞いてみたら700ドルだという。誕生日パーティを家で開く場合、この手のアトラクションを借りることも一案なのだけれどレンタルするときに、500ドルはかかるそう。だったら200ドル余分に出して買ってしまえ!何年も使えるし、ということらしい。まあ、たしかに。その思考の道筋は理解できる。
でもなぁ、何かが違う気がする。
大きな家や広々とした庭は羨望の対象。素直に、広いっていいなぁ。と思う。
そこに、どんどん詰め込まれる物に、違和感を覚えるのは私だけかな。
すべてが家にあったら、逆につまらなくない?
2005年08月13日
★TEAM YUKA★チームユカの海外バスケキャンプ
投稿者 大葉柚子
心の底から楽しんでいる人の笑顔は最高!と思わせてくれたのは、
日本の4人の女子中高生たち。先週末彼女たちと夕食をご一緒しました。なんで彼女たちがフィラデルフィアにきているのかというと。フィラデルフィアの大学で開かれた「FUTURE STARS CAMP」(将来のスターたちのキャンプ)という中高生のための女子バスケサマーキャンプ5日間に参加するため。
名は
「★TEAM YUKA ★チームユカ」。帯同講師は元アトランタオリンピック代表の
原田裕花さんと参河紀久子さん。日本からチームが同キャンプに参加するのは今年がはじめて。
参加した彼女たち4人にとっても、今回いろんな「はじめて」があったと思う。
アメリカにくるのが、はじめて。結花さん、キッコさんに教えてもらうのも、はじめて。アメリカのキャンプが、はじめて。もちろん、アメリカ人とバスケをするのも、はじめて。はじめてを数えたら一体いくつになるのだろう。
そんな初めてをたくさん経験した1週間のほとんど終わりに近いところでキャンプ終了あとの夕食をご一緒したのでした。キャンプ楽しかった?と聞くと間髪いれずに、「楽しかった!!」と。もちろん、最高の笑顔つき。
その昔、数学がとてもよくできる日本人女性と会った。彼女はアメリカのNASAで働いていたことがあるという。衛星が宇宙で描く飛行進路を計算していたという。すごい。もちろん、英語も堪能なのかと思ったら、旅行に必要な会話くらいしかできないという。それでも、専門用語さえわかれば、何とかなった、と。
彼女たちはきっと、そんなことを感じたのではないのかな。
バスケットを通じて、言葉も越える何か。
目的が一緒の人々が集まるとき、言葉を越えるものがある、と。
元全日本のユカさん、キッコさんの、そして仕掛け人秦さんの。
「将来バスケットに限らず世界に出て行く架け橋になれば」
という思いがきっと彼女たちにも伝わったと思う。
バスケが大好きな女の子たちが、その道一流の人と一緒に。海外で1週間バスケを学んで過ごす。アメリカの人々や暮らしや歴史にも触れる。新しいものばかりを吸収して満面の笑顔で日本に帰り着いたとき、彼女たちの親はどんな気持ちで迎えたのだろう。私も息子がもう少し大きくなったら。そんな笑顔になれる機会を必ず与えてあげようと、強く思った週末でした。
※追記
詳しいTEAMYUKAキャンプの内容はこちらのブログを参照ください!
http://blog.so-net.ne.jp/TEAMYUKA/
2005年08月09日
胡椒ひき*ペッパーミル*はプジョーに限る。
投稿者 大葉柚子
はるか昔。
イギリス人は夢を求めて航海にでた。そうしたら、インドに出会った。胡椒が素敵だった。だから植民地にした。という理解でうけた中間試験。なつかし。
当時は嫌いだった試験だけれど。そのおかげ?で胡椒の存在は忘れない。ヨーロッパに胡椒の存在を知らしめたのは。印度そして英国。
わたしは小さい頃から料理が好きだった。でも。当時中間試験を受けている頃には胡椒に惹かれたイギリス人の気持ちが分からなかった。胡椒の本当の大事さ、存在意義に気が付いたのは、数年前。料理をしていて、ああ、今日は胡椒がなかった!!というじぶんの定番料理に出会うとき。そのとき、胡椒のありがたみがわかる。(笑)
かくしてありがたみのわかった私。じゃあ、胡椒はどうあるべき??胡椒をすでにひいてあるもの使えば楽チンだけど、香りは落ちる。カリカリとまわすだけで香りが高く保てるのであれば、香りのために、ひと肌ひこうじゃないか!<ってまわすだけだけどね。
で、 カリカリまわして香りを出すペッパーミル/胡椒ひきってどこが選ぶポイントなの。どれがいいの?香りが大事なんだからまあとりあえず、ひければいいでしょ、と形が格好いいから買ったドイツ製と付き合って数年。これじゃだめだといまさらながら気が付いた。なぜ??

愛用胡椒ひきの重心がブレ始めたとき。あれれ、これは何か違うぞと思った。理由はひけないからじゃない。ひく荒さ、こまかさがまばらだから。どちらかに調節したのでなく。一定のひき方でまばらになる。荒いはずなのに細かいのと荒いのがまばらにでる。よくよく裏側見てみたら、ああ。ひく所の重心がズレテル!!
これじゃ、まばらになるはずよ。そう思って料理大好きな妹に聞いてみると。やはり胡椒ひきはプジョーだという。問答無用だという。そうか。そうなのね。とうなだれてプジョーを買う私。しかし、プジョーの重心をみて、ああ、これならずれないかも!と購入決定!
おうちにかえって勇んで胡椒をいてみると、ああ、こんなに細かい胡椒ってありえるの?から、粗引きまで、きれいに薫り高く胡椒をひきだすにくいヤツ!!
はやくもプジョー最高!!
2005年08月03日
真夏の夜の。野外コンサート。
投稿者 大葉柚子
アメリカ人は夏を外で過ごすのが大好き。そして楽しむのが上手。BBQパーティ、プールパーティ、ピクニック。とにかく家の中で楽しんでいたことをそのまま外でできることは全部する、という勢い。本を読むのもポーチで読んだり、夜夫婦でワインを傾けるのもバックヤードで。
先日、友人たちと一緒に夕暮れ時の野外コンサートにいってきました。なんと全米五本の指に入るといわれいているフィラデルフィア管弦楽団の演奏を生で聞けるだけでなく!しかも無料で!! でも本当に嬉しいのは無料で、というところよりも、野外で。だって4歳の息子をつれてフィラデルフィアオーケストラは聴きにいけないもの。でも野外でなら息子を連れて行けるのがなんとも嬉しい。
思い思いの食べ物をピクニックバスケットにつめて。本当は駄目なんだけれど小さな白ワインボトルを忍ばせたりして。日本のピクニックはビニールシートが定番だけれどアメリカは湿らないようにすることよりもすわり心地がいいことを重視するので大判タオルをしいたり、毛布を敷いたりして。デッキチェアも野外コンサートの定番です。
本来クラッシックのコンサートといえば、正装の上、演奏中は食事なんて持ってのほか。飲み物もお喋りも厳禁。けれど、カジュアルな野外のスタイルは、食べ物を食べてもOK、飲み物OK、子供もOK。こそこそ会話も大丈夫。子供が音楽にのって踊りまわったり指揮をとったりしても周りの人は暖かく見守ってくれる雰囲気が、とても居心地がいい。
夏の夜風に吹かれながら芝生の上で心地よい音楽に浸って。
自分好みのお手軽夕食で楽しいひと時を、心休まる友達とすごせば。
これ極楽なり~。
※追記
アメリカの五大オーケストラとはNY・シカゴ・ボストン・フィラデルフィア・クリーブランドのこと。
ちなみにわたしはフィラデルフィアオーケストラのガーシュイン:ラプソディー・インブルーが好き。ぜーひ聴いてみて下さい!
2005年07月26日
つりぼり初体験@白根魚苑
投稿者 大葉柚子

私の義理の父は多趣味。そしてセンスがある。彼らのすむ家の前はここは日光かと思われる木の遊歩道が車庫から家の玄関まで伸び、当然職人の仕業かと思うと、それは義父の作品だという。すごすぎ。

そんな父が息子を釣堀に連れて行きたいという。彼の趣味の一つである釣りを幼少から経験させたいよう。しかも、ずいぶんと遠く、日光だという。釣堀ならもっと近くにあるのに、なんて思いつつ、いってみたのが白根魚苑。これが、自然をこよなく愛しそしてセンスあるお父さまが薦めるわけもよくわかる、というとても見事な釣堀でした。
関越道の沼田ICから1時間の群馬県利根郡鎌田にある白根魚苑は、戦前から五代続く千明財閥の所有。この白根魚苑の手前にある千明美術館という代々の建物と美術品を公開しているあたりから車で2時間日光の戦場ヶ原、華厳の滝まで続く一体の土地がこの千明家の所有だという。戦後も解体されず、手付かずの珍しい財閥だとのこと。

その財閥が仕切る釣り堀。さすが、です。まず普通の釣堀ならコンクリートの箱の中にいる魚を釣るのが雛形イメージ。でも違う。まず広大な土地に日本庭園を作る。庭園をながれる川や池には大滝川の清流を利用している。そこにマス・ヤマメ・イワナが生息し、釣った魚をその場で炭焼きにしてくれる。大自然の山々を眺めつつ、日本庭園を愛でて、そして。釣りぼり。一石三鳥なかんじです。
私たちは一番簡単なマス釣りを息子が経験したのだけれど。1840円でマス800gの基本をお願い。800gはだいたい5匹が妥当だという。でもすぐにどんどん釣れてしまった息子がどうしてももう一匹釣るというので6匹釣って少しオーバーしてもオマケしてくれた。感謝。

炭火焼にするのは別途たしか300円かかるのだけれど、それでも釣ったばかりの魚をその場で焼いて丸かじりする体験はなかなか貴重。すっかり楽しんで帰る頃に。東京からきた小学校の生徒たちが大挙をなしてなだれ込んできた。なんだか隠れた人気スポットみたい。(笑) アウトドア派をめざす、真剣ではない家族におすすめスポットかな。
その日の息子は大興奮。帰ってきてからもお箸に紐をつけてつりぼりごっこをしたり、どんなに魚をつるのが難しかったのか説明してくれたりと、4歳の息子の心をつりぼりは鷲づかみ。とってもよい夏の思い出になりました。お父さん、ブラボー。
2005年07月18日
籠バックはカミンスキーが格好いい!
投稿者 大葉柚子
今週のテーマは節約と散財だというのに、さっそく散財の話を書くわたしは、そう。買物依存症。いや、節約もしたいんですよ。いかに安く買うかは興味おおありです。(それじゃだめ、かな?(苦笑)
ところで、夏のバックといえば籠バック。かといって籠って安っぽいからいやという人に朗報です。ヘレンカミンスキーというオーストラリアの、とっても高い帽子やさんがつくった籠バックが最高に使いやすくてしかも丈夫で。その上格好いい。でもその分高い。(笑) 私は値段に見合った格好よさだと思うし、その丈夫さから一生ものだと思うのでこれからずっと使おうと。買ってよかったと思っているけれど。たしかに籠としてはお高い。
でも何故高いかというと.....
マダガスカル産のラフィアという天然素材だけをを使っているから。その天然素材を作って天然のデザインかというと、そうじゃない。すごくスタイリッシュだし色といい、形といい、計算しつくされた感がある。素朴さを残す素材を使って野暮ったくなくスタイリッシュに仕上げる。これって素人ながら難しいのだろうなと思う。

本家本元の帽子をかぶれば、絶妙なつばの長さとつばの下がり具合にため息がでる人気商品プロバンス12。都市型で使うとなればプロバンス8でスタイリッシュに。いままでの麦藁帽子の価値観が総崩れになることまちがいなし。この帽子、折りたためるのが最高に便利。旅行にでるときにつぶせないむぎわら帽子なんていらない、とカミンスキファンが急増するのもうなずけるはず!あまり気に入らないものを何個も買い換えるよりも本当に気に入った本当によい品のものをずっと使うほうが私にとってはきもちのいい節約です。(ただし旦那は気持ちが悪い、らしい。)
アメリカの女優・モデルが気に入って人気に火がついたといわれるカミンスキー。
日本にも百貨店が入っているものの、人気に在庫がついていっていない様子。
でもね、帽子が最高だけれど、バックも感動です。
おっと、ちなみに籠つながりでオススメしたいのはロンガバーガーのピクニックバスケット。これはアメリカ駐在妻の三種の神器といわれる一品です。(ほかの二品は知らないのだけれど...)日本からは入手が難しいらしいけれど。わたしはこちらも高いが人にすすめたい、しっかりした素材のいかしたバスケットだと、思う。非常に気に入っている。買って良かったと思っている。日本ではオークションで手に入るのかな。
物質主義にはなりたくは、ない。物があれば幸せとは思わない。
だからこそ、ずっと使える愛をおぼえるうえに愛を受け続けられる耐久性をもった品物に、わたしはことのほか。弱いのでありました。
2005年07月13日
ビバ、ジャマイカ。ビバ、オールインクルーシブ。
投稿者 大葉柚子
わたしのおすすめビーチはジャマイカ、なんていったら、んな遠くに子連れでいけるか!と石がとんできそうだけれど。今回の旅行はオールインクルーシブという形のリゾートにいってきたのですが、それが子連れには大変便利だったので、オススメです。
ジャマイカだけでなく、多くのカリブの島のリゾートには私たちが今回初体験したかったオールインクルーシブと呼ばれるタイプのホテルがたーくさん。このオールインクルーシブ、宿泊費だけでなく食べ物飲み物ほぼ全てのアクティビティも含むのが魅力。
で、実際のオールインクルーシブはどうだったのかというと。最高。何が最高かというと。


1)キッズクラブが面白い!
キッズクラブという4歳-11歳の子供を預かってくれる場所があるのだけれどこれが、いい。(4歳以下のクラブも存在します) まず一時間ごとに違う遊びをしてくれる。プールにいったり、海にいったりかけっこ競争したり、絵を描いたり。一日いつからでもOK。いつまででもOK。9時から18時までならね。息子は最初の日だけ私たちと一日中過ごして、二日目からキッズクラブに参加。最初の日から最高に楽しかったらしく次の日も起きたとたんにキッズクラブにいきたい、というくらい。おかげで私たちは昼間からビール片手に浜辺で読書。優雅でした~。これがほんとの最高の理由。(笑) 私たちは家族の時間と夫婦の時間とそれぞれの時間をうまくミックスして全部を一度の旅行で楽しめるというのが、ことのほか気に入りました。

2)お金の心配がない!
オールインクルーシブの良いところはやっぱりここ。何をいつどこで食べても食べなくても飲んでも飲まなくても、全部同じ。食べ物ははっきりいって、食べられるものをみつけるレベルでたいていの日本人が毎晩楽しみにするようなメニューではないとは思うけれど、かといって目の前が暗くなるような味でもない。まあ、そこそこ。ジャークチキンと呼ばれる何種類ものスパイスがすり込まれ、BBQされた鶏肉とレッドストライプという名前のジャマイカンビールをこよなく愛し、ランチはいつもこれでした。ウォーターアクティビティにしても同じ。バナナボートをしようがシーカヤックを何回しようが、全部含まれているというのが精神的にすごくゆっくりできました。お金の心配をしなくていい、というのがこんなにゆったりできるのか、と実感。お金持ちの人はきっとこんな気分なのかな~。
3)エンタテイメントも充実
毎夜毎夜ライブミュージックが流れてました。スチールドラムで奏でるジャマイカンリズムは最高に心地よかったです。大人の時間も、あるのです。昼間にはセサミストリートのキャラクターの着ぐるみさんがリゾートをめぐってくれて子供たちは握手をしたり写真をとったり。子供たちへの配慮も忘れず。これも、静かな夜を過ごしたければいかなければいいし、どっぷり楽しむのもできる、それぞれの楽しみ方ができるのが嬉しいところ。
オールインクルーシブの悪いところをあえていえば、地元に接触できないということ。
切り取られた完全に独立した場所になってしまうのです。
ジャマイカ自体はどうだったのかというと、聞いてはいたのですが聞きしに勝る貧しさでした。ベニヤ板でできたバラック。トタンでできた海辺のおうち。作りかけ、でも作るのをだいぶ前にあきらめたおうち。そんな家の隣に豪邸がある。窓にはすべて鉄格子。この貧しさが理由からジャマイカのリゾートはほぼオールインクルーシブだといわれています。観光客と貧困層の差があまりにも激しくて融和できないと恐れたからとか。
でもね、リゾートで働く人や観光地で働く人。リゾートに貝殻を売りに来る人。みんな底抜けに明るいの。この国は貧乏だよ、でも幸せさ。そう、いう。もちろん彼らは貧困層ではないのだろうけれど。でもボブマーリーのレゲエソングを歌いながらNoProblem!(問題ないよ)っていう明るさが、まぶしかった。青い空とエメラルドの海がやっぱり人々を明るくさせるのかな。ビバ、ジャマイカ!
※ オールインクルーシブに行ってみたいと思う方への追記 ※
カリブをこのオールインクルーシブで網羅する有名どころアメリカ資本はスーパークラブと、サンダルズあたりかな。全世界的に有名なクラブメッドも数箇所もってます。前者二社はカップルズオンリー(子供不可)とファミリー向けと二つのタイプに分けてリゾートを運営してます。私たちは今回ジャマイカ、オーチョリオスにあるサンダルズのビーチズにしました。このビーチズはサンダルズのファミリー版。
日本から近くで考えると、クラブメッドが日本の石垣と北海道にあります。タイのプーケットにもあるようです。そのほか、グアムサイパンにはちらほらオールインクルーシブがあるようです。
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2005年06月27日
人の子供を預かる日
投稿者 大葉柚子
先月、初体験をしました。人の子供を預かり遊ばせました。
しかも、初体験だってのにいきなり双子を預かりました。
前日は3人の四歳児をかかえて私はどうなってしまうのだろう、そう不安がよぎりましたが。
でもね、実際やってみたら案外簡単でした。その後何人か子供を預かりましたがいずれもうまくいったのです。(と思う。)
その秘訣は...
一緒に遊ぶ。
とにかく家事も電話もほっぽって、とにかく全神経を子供たちにむけて、一緒に過ごす。そうすると、日頃片手間ばかりで全身全霊で遊んでくれるチャンスの少ないママが、たとえ他人のママでも、嬉しいものらしく三人が喧嘩になったりぐずったりすることもなく、あっという間に時間が過ぎていくのです。
アメリカは州によっても異なりますが、だいたい10歳までは子供一人にすることは犯罪となります。お留守番不可なのです。そのためベビーシッターを頼んだり、友達ママ同士で預けあったりして仕事をしたり自分の時間をつくったりしています。
自分の子供を人に預けるのも勇気が要りましたが、預かるのも勇気が要りました。けれど、人生いきていれば、子供がいて困るときの一つや二つは必ず、あり。そういう困ったときに助けてあげられるのって、喜びですよね。そして困ったときに助けてくれる人がいると知っているのは、安心です。
2005年05月23日
@MoMA
投稿者 大葉柚子

今頃?といわれそうですが、行ってきました、リニューアル後のMoMAことニューヨーク近代美術館。何しろこのリニューアル、日本人建築家Yoshio Taniguchi氏がデザインを手がけたもの。このモマの建物のリニューアルデザインは、コンペで決まったのだけれど、谷口吉生氏の勝利は誰もが予想しなかったと評判。ここフィラデルフィアの地元紙でも新生MoMAがオープンしたときに、改めて谷口氏をでかでかと取り上げてました。そしてそれももちろん、君たち知らないのも当然だよ、って説明で始まってましたから。
じゃあその予想外のTANIGUCHIがどうしてコンペに勝ったのか。どんなデザインにしたんだ?という意味でみんなリニューアルあとのMoMAを見たがってる。で、私もその一人でした。(笑)
実際のモマはどうだったかというと。


めちゃめちゃ格好いい。の一言。空間が、最高にきれい。中心に吹き抜けのギャラリーがあって、それを囲むように各階のギャラリーがあるのだけれど、時々作られるガラスの大きな窓から下のギャラリーを眺めたり、また違う窓から取り入れた日差しがつくるストライプが芸術的なのにため息をついたり。こんなに空間や光を重視して作ってるのに、前身MoMAより約二倍のフロア面積というのだから建築ってなんとも奥深い。
実際の展示作品自体は、おなじみのものがたくさん目に付いたけれど、飾る空間がかわると作品の印象も変わるのだと、新鮮な驚きを覚えました。考えてみれば同じ絵が私の家に飾られるのと、ミリオネアーの家に飾られるのでは、ずいぶんと印象がかわるのだろうな、と。当たり前じゃないか、と。それと一緒なのだろうけれど、どうしても美術館というと、中身の展示物を見に行っているわけであって、建物を見に行くという印象が薄かったので、今回は箱も大事であると気づいた貴重な経験でした。
ところで、今回、忘れちゃいけない息子の美術館デビュー!!結構うまくいきました。近代美術なのがよかったのかも。ねえ、みてみて!この時計、ゆがんでるね。どうしたんだろうね? この絵は何を書いたのだと思う? え?ただのぐちゃぐちゃに見える?そうだね、ママもそう思う。(笑) 楽しめなかったのは旦那のみ。ああ、自分のペースでみれない、ああ、息子が何か触らないか心配だ、ああ、これは何千万円する作品だろう、これを息子が破ったらと考えただけで....。そんなことばかりいいつつ、ちっとも楽しくなさそうでした。よーく考えてみたら、美術に興味なんかあったっけ?>相棒どの。
2005年05月17日
ライオンキングのブロードウェイ版ミュージカル
投稿者 大葉柚子
わたしの旦那さんに言わせると、このミュージカル、ライオンキングを一番楽しんだのは私らしいです。
最初そういわれたときに?マークが頭の上にたくさん浮かびました。なんで?なんで?みんな楽しくなかったの?最高のショーだったじゃない。ダンスも演出もよかったでしょ?彼の言うところによると、みんな楽しかったと。ただ、シンバ(ライオンキング主役)の肉体美によだれがたれそうな顔で、私はじーっとみていたと。そういわれたときに思わず、笑ってしまった。でも旦那さんは、間違っている。わたしはシンバがよかったんじゃない。特定の誰かでもなくて、踊るみーんなの肉体美にボーっとしてたの!だがしかし、ボーっとしてたのは、本当かもしれない。いや、本当です。(笑)
このライオンキングのミュージカル。本家本元のNYブロードウェイでも
ロングランもいいとこ。
しかも、オンブロードウェイで。マンハッタンでは本当にブロードウェイという道があって、この道の上にあるメジャー劇場で公演するミュージカルのことをオンブロードウェイと呼び、道からそれた、もしくは小さな劇場でのミュージカルをオフ、もっと小さなものはオフオフ、と呼び方が代わってくる。オンブロードウェイはミュージカルのメジャーリーグ。そこでロングランももちろんのこと、一番高い値段帯(最低100ドルから)で販売してもどの日も満席という異常なくらいの人気。
4歳の息子に本場ミュージカルを見せてあげたかった。エンタテイメント=テレビの方程式を早めに壊してあげないと。で、1月の彼の誕生日に両親からのプレゼントとしてこのミュージカルのチケットをあげることにした。値段が高いのは心していたのだけれど、どうせ高い値段を出すならある程度いい席がいいな、とみていくと、2ヶ月先でようやくなんとか妥協できる席がでてくる状態。どうせ2ヶ月で妥協なら、どのくらい先で「いい席」が取れるのだろう。土曜日のマチネ(昼間の公演)だけをみていくと、ええ~。皆無!! みんないつ予約してるんだろう?? で、仕方ないので5月GWの水曜日のマチネに決定。あらら、三ヶ月先だよ。でもね、前から2番目の席が取れました。これが、私のよだれ顔につながることになります。
そして、当日。息子は怖いムファサ(主役シンバの叔父)とハイエナがでてくる場面で数回泣きべそをかいてもう帰る、おうちにかえるんだーと訴えたけれど、これは私の想定範囲内。すでに用意してあったドライマンゴー(彼の好物)で、これあげるからもう少し頑張ってみようねと励ます、物でつる作戦。その後は目を手で覆い、隙間から覗いてたみたい。でも、楽しい場面では、ママこれってBeautiful Songだね、ってささやいてきたりティモン&プンバ(ディズニーのTV番組でおなじみのコメディ役)がでてくれば、嬉しそうに音楽にのって踊ってみたり。3時間以上のショーをしっかりと楽しんだみたい。結果、大成功!次の日に幼稚園で、ぼくは本物のライオンキングをみたんだよと先生に教えた模様。いい刺激になったかな?なったといいな。
で、私はというと。いままででオンもオフも含めブロードウェイで8つのミュージカルをみてきた。これで9つめ。でも今回、いままでと決定的に違うのは、席の位置。二番目で見たことなんてもちろんないし、初めての体験。ミュージカル自体もすばらしかったのだけれど、今回は席による感動の差というのがあるだろうなと痛感、でした。二番目の悪いところは舞台奥で起きていることが見えないこと。見えにくいのでなくて、見えない。しばしば私たち三人は腰を浮かせて奥でおきている場面をなんとか見ようとしてました。劇場にもよるのだろうけれど、10番目あたりが最高なんじゃないかな、と思った。だがしかし。二番目の良いところは、役者さんの吐き出すツバや汗がみえるところ。(笑) いや、それくらい近いので、セリフをいうときの息遣い。ジャンプするときの躍動感がモロに伝わってくる。これは、感動でした。
人種のるつぼといわれるNYで、強いものだけが生き残るこの街で、
きっと血がにじむような努力を重ねて、
みんなこの舞台で踊っているのだろうな。
一言で感想をいうとすれば。最高のエンタテイメントの中に「生きる姿」を観た。かな。
2005年05月02日
スーパーナニーの親改革
投稿者 大葉柚子
最近旦那さんと一緒に今さらながら毎週欠かさずみているTV番組が、スーパナニー。
アメリカの三大ネットワークのABCで、月曜夜10時からの放送。日本でいう月9のような存在で、プライムタイムという名のイチオシ番組を流す曜日と時間帯のとき。英国仕込みのナニー(子供の教育もするベビーシッター)が子供のしつけをどうしていいか分からない親、もしくはしつけようにもどうしようもできない子供のいる家庭に入り込んでコンサルティングする、という番組。これが、すごく面白い。
各家庭によって問題は異なるのだけれど、基本的には、親に問題があるか子供に問題があるか、どちらかもしくは両方なのだけれど、子供に問題がある場合にでも、それを親が真正面から向き合えなかったり、捉え方を間違えていたり、とにかく、要は大人が悪いんです。はい。(笑) 毎回親が苦言をいただく。当たってるだけに痛い苦言。で、そのスーパーナニーのコンサル方法としては、タイムテーブル、時間表の作成。毎回。時間軸で日々の生活のルーティーン、リズムを作っていく。そのリズムの中に、彼女の意図することが盛り込まれる。
たとえば、先週はSOHOをするママと外勤するパパと、3-4歳の二人の娘。さらに8歳の息子。この下の二人が、相当悪い。この番組をみるとああ、うちはそんなに悪くないのね、と安心するといっていた友達ママがいたけれど、わかる、わかる。私もそう思った。(笑) この家族の問題点は、下の二人は親に耳を傾ける準備がないということ。二つ目の問題点は下に手がかかるあまり、上の息子の意見や気持ちをほとんど無視した状態になってしまっていること。それを時間表に盛り込む。下の二人は一日にやることを完全に習慣化してその習慣を守れない場合にはノーティーコーナ(悪い子の場所)で立ち番を3分しなければいけない。上の子の場合、ママには何でも思ったことをいっていいのよ、と、話をした上で、目安箱を用意してその日ママにいいたいことを紙に書いていれる。その紙に書いたことを夜必ず二人でお話する。以上を決めてスーパーナニーは一日一緒にいたあと、立ち去るが、その時間表を数日後から守れなくなる家族にさらに微調整をしにまた戻る。
大手企業で、優秀な人もたくさんいるだろうに、あえて外部のコンサルティング会社に戦略をアドバイスしてもらう会社は多数ある。自分が中にいることで見えることもあるが、見えなくなることがたくさんあるのだと思う。家族も単位が小さいだけで一緒なのかな。外部の人に家庭の中に一度入ってもらい、根本的な問題を解決していく。小さな問題を単純解決していくだけではまた違う小さな問題がおきる、からね。
家族はみんなそれぞれが幸せであるのが理想。
誰か一人に負担がかかりすぎたり、誰か一人だけ幸せでは、いけない。
チームワーク。大事だな~。と毎回この番組をみて思うのでした。
そして、番組をみた次の日火曜日は必ず息子にスーパーナニーな行動をとる私たち二人。
影響されすぎ?(笑)
2005年04月12日
我が家のカフェ化計画withアルティガ
投稿者 大葉柚子
実は私もアルティガのモニターをしました。その基本7本線のシンプルなのに絶妙なバランス具合と、織りのしっかりした丈夫さと品質のよさに心打たれてすっかりファンになりました。ただ、正直アメリカからいわせると、値段が高い。ランチョンマットは3-5ドルで買えるのに1000円以上出すのはどうだろうと思ったけれど、モニターでいただいたのだから文句はいわない。(笑) でも使ってみたらよかったので、罠だとは知っていながらその罠にはまる私でした。アメリカは新しいものを使っては捨てる人々なので(最近の日本もその傾向ありますよね、残念なことに)フランスの高いものをずっと使うという考え方がある意味新鮮で、そして魅力を感じたというのも、大きい理由かな。
で、どんな罠にはまったかというと。
アルティガを提供したyoupi-franceのオーナヨウコさんがつづるブログを読んでいたら。バスク地方について書いたブログでみかけたバスクのカフェが異様に格好いい。わたしがいただいたアルティガがテーブルクロスになってるじゃあないか。これって、素敵。しかも白基調のテーブルクロスを汚すのは...と恐れるところで上に濃い色ベースのトップをかける。これってイイ! そういえば私の住処にサンルームかと思うほど日当たりのよいキッチンスペースがあるなぁ。あそこをカフェにしたいなぁ。
そう思って見積もりをお願いした。テーブルクロスはテーブルの大きさによって様々な大きさ/形になるため受発注商品らしい。それが...予想を上回る値段。なんでも素材の大きさによって値段も正比例とのこと。テーブルクロスってそういわれてみればずいぶんな布の量ですものね。でも買ってしまった...。
その代わり。わたしはもうスターバックスにはいかない。おうちでお茶することにします。でもさ、おうちで至福のお茶ができるほうが合理的で理想的よね。<と旦那を納得させるのでした。(笑)
追記: アメリカにいるので実際は定かでないのですが、友人によるとananの別冊でアルティガが紹介されてたらしいです。
2005年04月03日
Jazzyな夜はHiromiにて
投稿者 大葉柚子

昨晩、夜遊びをした。4歳の息子が寝入ってから、ベビーシッターの女の子に来てもらい、旦那さんと二人でジャズを聴きに行った。夜遊びなんてほんと久しぶり。4年ぶり?
正直、歳も重ねて。息子との生活もそれなりに楽しくて。アメリカでは親戚や両親など気軽に子供を預けられる相手もいなかったので、夜遊びをしようという気持ち事態沸かなかった。今回も、息子がお昼ねをやめ、早く寝るようになったのでそろそろ夜遊びでもしようか、なんていって気軽に決めたお出かけだったけれど、当日は二人とも、なんだか面倒だね、なんていいつつ出かけていったのでした。出不精ってやつです。出かけちゃえば楽しいのに出かけるまでが面倒くさいの。
で、出かけちゃったら楽しかった。(笑) お出かけのターゲットは...
hiromi。
まだ25歳の彼女。セッションが始まる前に挨拶してサインももらった!のだけれど、彼女本当に小さくて細くて、申し訳ないけどNYのグリニッジビレッジで絵を売ってても違和感ないかんじ。自然体で、気取ってなくて、落ち着いてるの。日本のテレビ番組でも取り上げられたことがあるらしいけれど、その経歴と100年に一度の逸材といわしめる実力をもってして、どうしてこう自然にいられるのだろう、と不思議に思うほど。
彼女の演奏は、最高だった。あんな小さな体から、出るとは思えないパワフルな音。激しく早いテンポで指が魔法のように動いていく。もうほとんど見えないくらい。(笑) 彼女はもともとはヤマハ音楽教室育ちらしい。クラッシックから転向してジャズ。彼女は作曲もするのだけれど、彼女のつむぐ音はジャズだけの域におさまらない。いろんなエッセンスやスパイスをきかせて多国籍ミュージックでもベースはジャズよ。というかんじ。そんな彼女のセッションで私も旦那さんも一番気に入ったのはグリーンフィールド。いつものバンドメンバー、ベースとドラムは抜いたソロだったから彼女のピアノを堪能できたというのもあるけれど、彼女が演奏前に曲紹介した、自分の故郷静岡をお茶畑を想い作曲したというくだり。これで私たち二人はまずノックアウト。曲もよかった、演奏もよかった。もう立ち上がれないくらいノックアウト。
その夜彼女の音を聞きにかけつけたお客さんは、いろんな人たちだった。もちろん、満員だったのだけれど、ジャズにはうるさいとされる黒人の人たちもたくさん。白人の人もたくさん。日本人は私たちとほか2-3組かな。アメリカジャズ界で25歳にしてすでに認められる彼女。これからも賞賛と応援の拍手を送りつづけていきたいな。
※彼女のサイトhiromi musicでサンプルの曲を試聴できるのでぜひきいてみてください~。
2005年03月27日
本日はエッグハンティングの日。
投稿者 大葉柚子
今日アメリカでは、イースター(復活祭)という祝日です。
イースターという語源は、どうやらギリシャの春の女神からきたらしく、女神を讃えて春のお祭りをしていた模様。キリスト教では、イエスが亡くなったけれど、その復活を祝うために。この二つが重なって今のイースターがあるようです。イースターは、毎年日にちが違います。春分の日のあとにある満月の夜、のあとの日曜日。それが今年は3月27日の日曜日。
キリスト教徒にしてみると、この復活祭はクリスマスの次に重要な祝日、らしいです。息子のプリスクール(幼稚園)のママ友達は自称なまけものクリスチャン。(笑) 教会には本来毎週日曜日のサービス(ミサ)にいくのがよしとされますが彼女は年に二回しかいかないのだって。当然、今日とクリスマス。(笑) その彼女にくっついて金曜日、子供たち向けのサービスにいってきました。


宗派によって、教会によってマチマチだとは思うけれど、そこの教会ではちょっと大きなお姉さんとお兄さんが劇を披露してくれました。劇といっても結構本格的。年齢はおそらく小学生+中学生の男女がイエスとその師弟と扮してイエスが命を絶たれ、その後復活するまでを30分くらいかけて演じていました。私にはとっても分かりやすかったですが、息子の頭の上には?が10個くらいみえました。(笑)


その後は、また違う友達の家のバックヤードに場所を移して、待望のエッグハンティング!エッグハントというのは、本来は生命の象徴である卵をゆで卵にしてきれいに絵の具で塗りつけて、それを木や草むらに隠してエッグハント(卵狩)するというのが姿らしいのですが今では簡易版というか、色とりどりのプラスティックの卵の中にお菓子をつめてそれをエッグハントします。子供たちはこのイベントがだーいすき。何日もまえから楽しみにして、その日は大興奮。エッグハントのあとにはもちろん、中に入ってるお菓子をたべて、大満足。
ところで、朝起きた息子にきいてみた。今日は何の日?エッグハンティング(狂喜)!!家に帰ってきた息子にきいてみる。今日はどうだった?楽しかった?イエーーース。何が一番たのしかったの?ジョー君としたエッグハンティング!!それほど、楽しいらしいです。 (笑)
わたしにとってはイースターが春の象徴。ヒアシンスの花の香りにつつまれて、チューリップの色に目を奪われながら、甘くなってきたイチゴを食べると。なんだか冬の終わりを感じてイースターな気がしてきます。
2005年03月21日
永遠の定番。フランスカフェ食器APILCO・アピルコ
投稿者 大葉柚子
何度もしつこいようだけれど、私はキッチン道具を愛してる。
キッチンに所属するものならなんでもいいの。鍋もカトラリも食器もぜんぶ心から好き。

日本以外の陶器、陶磁器に関してはわたしはいろいろ浮気していて最近まで一生このヒトといきてくだろうな、落として割れるその日まで。と確信がもてるものにめぐり合えてなかった。ウエッジウッドは今でも大好きなのだけれど、やはり陶磁器なので毎日使いには繊細すぎるかも。食器を洗うときに蛇口にカツンとあたると今にも割れてしまいそうな音がでる。それが頼りない。美しいけど、ね。で、最近であってしまったのが、このフランスのカフェでよく見かける食器、アピルコ。これが最高。 すでに我が家の永遠の定番入り決定です。一生ついてきて、いや、ついていかせて。(笑)
なにがいいかというと、
(1)色 青白すぎず黄味すぎず
白の食器は和洋中なんにでも使えて便利。でもこのアピルコの白は上品でいい。
(2)丈夫
若干重さはたしかにあるけれど、それにしても丈夫なことといったら頼りがい大有り。
(3)スタイリッシュ
形がね、すばらしくきれいでスタイリッシュなの。やりすぎず、ひきすぎない。最高。

以上を兼ね備えた、フランスカフェで長年愛用されてる、アピルコ。値段は半分で少し格好わるいものを買うよりも二倍だして格好いいものを三倍長年使うのが粋、とするフランスの食器。ちなみにウィリアムズソノマでも取り扱う商品。彼らがいいっていうのだから、いいはずよ。そうずっと狙っていたの。(参照:包丁グローバル 3点セットについて書いた記事)でも高いから二の足を踏んでたの。でも試してみたら、高いだけのことがあったの!!(興奮ぎみ)ぜーひ一度おためしあれ。惚れますよ。(こっそり)
※楽天さんで調べたところ、以下の二つのお店が2005年3月現在品揃えがたくさんあります。
値段もアメリカとそう変わらないかんじ。(フランスは安いのかなでも重いから送料かかりそ。)
●厨房の家
●プロキッチン
2005年03月14日
Shall we Dance?(ハリウッド版)
投稿者 大葉柚子
今日は喧嘩をして口をききたくもない旦那さんと木曜日は仲良くて、それで日本のShall We ダンス? のハリウッドリメイク版Shall we Dance?のDVDを借りてきてみた。一緒にお茶のみながら、仲良く楽しく見たのに。なんで喧嘩するんだろうね。ぶつぶつ。
おっと本題がそれました。(笑) 映画がどうだったかというと、私はよかったと思う。理由は三つ。
(1)間違い探し - ハリウッド版はかなり忠実に基本線を日本オリジナルに沿ってストーリー展開していると見受けるけれど、すこしずつはずしたところがかなり意図的でそれが間違い探しのように楽しく見れた。なので、オリジナル版を観たことがないヒトはハリウッドを見る前にオリジナル観る事、強くおすすめ。
(2)ジェニファーロペスの曲線美 - J.Loファンでもなんでもないけれど、しかし美人だ。しかも、見事なまでの曲線美を誇る体が鋼のように動く。ソシアルダンスを本気でしてるヒトからみれば、荒たくさんあるだろうけれど、彼女の体が動く美しさをみていたら、荒さがしするほうが嫌になってくるはず。いいものみせてもらいました。(って私なんかおやじみたいだな。)
(3)テンポ - やっぱり日本のテンポよりも速い。よく知っている日本の、自分が好きだなと思った映画をハリウッドリメイクしたものとを比較すると、よーく、わかる。なんでそういう気持ちになってるの?という細かい情緒の移り変わりがたくさんカットされてる。でも、ハリウッドにすればこれでもこんなに残したじゃないか!といわれる気がする。いいか悪いかはべつとして、そのギャップが楽しめた。
リチャードギアは相変わらずハンサムだし、竹中直人役もまた違う意味でいい味だしてたし。スーザンサランドンが胸が大きいのにびっくりした。(笑) 相変わらずよい役者さんです。自分は旦那にとって、どういう存在なのか。また旦那が自分にとってどういう存在なのか。それを表現するシーン。オリジナルにはなかったセリフが心にずしり、と響きました。ああ、そうか。日本では長年いると情がわく、というけれど。アメリカでは違う見方なのかな。と。
私は、楽しく観れました。ということで。Shall we 仲直り、しますか。>旦那さん
2005年03月07日
あなたの口に入るもの
投稿者 大葉柚子
ダイエットが盛んなアメリカ。ダイエット関連商品も文字通り星の数。
それもそのはず、この国にはとても太っている人が多いから。
私が始めてアメリカに実際きたのは高校生のときだった。叔父家族のところに遊びにきたのだけれど、まず心底びっくりしたのは、
あまりにも太っている人が多いこと。私の思い描くアメリカの世界は、映画やドラマからの映像からスライドしたもので。スラリと脚の伸びた白人と黒人の人たちが闊歩するマンハッタン。200KGはあると思う人々がフライドポテトを食べる姿では決してなかった。
アメリカはさらに太っているヒト人口を増やし続けている。そして次々とでる新しいダイエットのサプリメント、常に出版される新しいダイエットの方法を謳う本、ビデオ、番組と挙げればほんと、きりがない。太っていることが問題というよりも、健康でいるためには、太りすぎはよくない、というのが決まり文句だけれど、ほんと、そうだと思う。
アジア系アメリカ人は注目される。比較的スレンダーだからかな。例に漏れずアジア人の私は=なんで、そんなに痩せているの?=とよく尋ねられる。(私は日本に行けば、通常体型です、念のため)答えはやっぱり、たべもの、かな。
東洋医学が唱える、医食同源。食べ物は人生の中心に位置付けるべきだと思ってる。病気になるのは遺伝やストレスもあるだろうけれど、それよりも人間に大きい影響を与えるのは食べ物だと、私は思う。病気のみならず太っていくのも痩せていくのも、運動量はもちろんのことだけれど、食べ物の影響がかなりを占める、と思っている。
アメリカからヨーロッパを訪れたとき。太ったアメリカ人を見慣れた私は、びっくりした。なぜって、ヨーロッパの白人たちは、みなスリムだったから。アメリカのヨーロッパ系白人たちが太っているのは、遺伝では決して、ない。食べ物だ。生活だ、と強く思った。
以前は菜食主義!とこだわったときもあるのだけれど、今はなるべく新鮮でオーガニックで体に良いものを選ぶようにしていきたい。というモットー以外これといって食生活に関する信条はない。でも。近頃気になっているのはマクロビオティック。日本でもだいぶ認知度があるようだけれど、方法論から調理法まで一通り勉強してみたい。と、やりたいことリストに結構長い間のったままなのですが。(苦笑)
少し体重が増えてしまった!と思ったときに試してみたアトキンス博士のローカーボ(低炭水化物)ダイエットと低炭水化物ダイエットは私には合わないみたい。ご飯を食べないということは拷問に近いから。でも、数週間少しだけしかご飯を食べずにすごしたらたしかに体重は少し減った。なのでああ!昨日は食べ過ぎたなぁ、なんて日の次の日には炭水化物をとらなかったり、ちょっとこのごろ太ったかも、というときにご飯を減らすというのは即効性が確かにあるので今後もたまに登場するかな。でもわたしにとっては、常にできる食事法では、ない。<ご飯大好きだから。少なくできてもなくせない!
わたしが高校生のときにファンだった作家、宮本美智子さんは世にも美しいダイエットというダイエットを徹底的に実施して結果お亡くなりになってしまった。マクロビオティックでも同じような、なくなってしまった方がいる、という話を耳にした。口の中に入れるものは気をつけていかなければ、いけないけれど。あまりにも徹底的に何かを排除したり、徹底的にとりすぎたりすると、問題があるのかな。
健康のためにも、美容のためにも、ダイエットのためにも。
なるべく、体にいいものを選んで。そして量をコントロールしながら食べていこう、というくらいでいいのかもしれない。
2005年02月25日
スクラップブッキング:アルバム作りに挑戦!
投稿者 大葉柚子
いまどきはデジタルのカメラもあり。ビデオもあり。でもアナログなカメラが私は好き。時計もデジタル表示よりなぜかアナログのほうが心休まるというか。時計の針が動くのをみるのが落ち着くというか。カメラもメモリにつまっているのを消したり、保存したりできるのもいいけど。デジタル画像もフィルムもきちんと活用、保存しているけれど。フィルムを装填してシャッターを切り、後戻りはきかない、というアナログの良さは私は無視できないです。
で、その好きなはずのアナログ写真をわたしはずっと適当に保存。とりあえずアルバムは作るのですがどうも真剣味がない、のかな。息子が生まれて以来、アルバムを作るときにはいつも思っていたこと。それは、
息子が大きくなったときにこのアルバムをどう見るだろう。だからコメントもこの歳のあなたはこんな風だったのよ、という形になっていた。そんなときに公園であったママ友達が、アルバム作りの教室を開いているという。で、彼女のこの一言。子供のアルバム作りは子供へのラブレター。どんなにママが子供を愛していたのか、いつでも思い出せるようにね。そういわれて、ああそうなのか。と思った。私がやりたかったのは、これなんだ、と。

いざはじめてみると、非常に楽しい。私の性にあっている。基本は絵を描くのと一緒。ウェブサイトを作るのも一緒。スクラップブッキングはようはアルバム作り。写真をいろんな形にくりぬいたり、台紙をつけたり模様をつけたり、題名をつけたり。白い紙の上にどこに写真を乗せたいのか考える。その写真をどう強調したいのか。どう色を乗せていきたいのか。が決まれば実際切り貼り塗り、とやっていくだけ。アメリカから学ぶ新しい挑戦というのは正直これが始めて。ひとつくらい教室に通ってみるのも面白い、と半分おもって始めたけれど、このアルバム作り、スクラップブックをやって正解!

テクニックはいろいろあるのだけれど、基本的な方法はすぐに覚えられる。あとは自分の創作努力次第でどうにもなる。もちろん、テクニックをたくさん覚えればおぼえるほど、応用もまた深くなる。新しいことを学ぶのって本当に新鮮です。
私にぴったりだと思う理由は三つある。ひとつめは、まず当たり前だけれど、写真が整理できること。(こうでもしなければ写真はしばらく箱の中)二つ目は、レイアウトが決まれば図画工作なので、無言で作業をすすめていく。この時間が貴重。普段していない脳の刺激というのかな。異空間に身をおくとバランスがとれるのかな。非常にすっきりする。最後は前述のラブレター。万が一私に何かがあっても、このアルバムをみて思い出して欲しい。 といいつつも、単なる親の自己満足なんだけどね、
2005年02月14日
ホームパーティの極意!
投稿者 大葉柚子

わたしはホームパーティを開くのが、好き。
おいしい料理とお酒、好きな音楽と楽しい仲間がいると、極上の時間がすごせるから。子供が小さいから外に出かけにくくて、という理由ではない。家族を持ってからだけでなく、学生時代から頻繁にホームパーティをしたりしている。
今は料理の単価が多少あがっただけで、基本路線はあまり変わっていないような気がする。私のホームパーティで重要視するポイントは。
和食でも洋食でも、彩り。色鮮やかさ。出す料理のトーンが暗いときには、飾る花を思いっきり明るくする場合もあるしランチョンマットやナプキンの色を明るいものにしたり。逆に料理が色とりどりならほかをおさえたり、子供が多いときにはとにかくカラフルにしたり。
料理のポイントは時間配分と労力配分。前の日から下準備できるものを半分ちかく。当日でないとできないものを半分くらいにおさえてる。手を抜けるところは抜きまくるし、逆に細かいところに手は抜かない。

たとえばこの前のホームパーティでは、前菜3つ。うち2つは城川朝さんのおもてなしはデリ風ごはん
からとったレシピ、和風ニシソワーズとアボカドのローストビーフ巻き。もう一つは野菜をソースにディップして食べるもの。この和風ニシソワーズは手をかけた。前の日からインゲンはゆでておいて、ツナとたまねぎベースの中身をプチトマトの中身をくりぬきつめていく。アボカドのローストビーフは本来自分でビーフを作る城川レシピを近くのスーパーから買ってきて省略。(笑) 野菜のディップもおなじく近くのスーパーで、できあがりを調達。


メインは巻き寿司。これは手間はかかるけど、まあ難しくはない。最後にしめくくりでオデン。これは時間はかかるけれど、手間はかからない。デザートまで体力が残らないので、フルーツサラダ。これも彩り重視で盛り合わせると、なんだか立派にデザートしてる。
ホームパーティは体力は多少いるけれど、気兼ねしない友達と気兼ねなしの家で宴が開けて、私のお気に入りの週末のすごし方です。
2005年02月05日
世界の広さと視野の広さの関係
投稿者 大葉柚子

理由 - 宮部みゆき
私は活字中毒です。本を読んでいないと、情緒不安定になります。読む余裕があるかどうかは別として、読んでいる途中の本がないと、だめなのです。いや、これから読もうとおもっている本があるのでももちろん可。なので常時これから読む本が必ず1-2冊ある状態。これで幸せ。(笑)
フィラデルフィア友にいただいた宮部みゆきのこの本。活字中毒にはもってこい。スーっと入るサスペンスです。このまま火曜サスペンス劇場になりそうなかんじ。(あれ、この番組ってまだあるのかな...) 作品自体は、感動を呼ぶというものでもなければ、記憶に残る本でもない。でも、ああだから宮部みゆきはすごいな、と思うのは。
彼女はディテールがすごくしっかりしてる。一人の人物描写をするのも、決して手を抜かない。その人をイメージできるような背景の説明をいつのまにかしていて、その人物の価値観やものの見方をくどくなく、さらりと印象に残し、物語をすすめていく。
たとえば、女事業家の母親の描写。女事業家は離婚して、子供が2人いて。自分の母親と一緒に暮らしている。女事業家は多忙のため、実質祖母が子供たちの母親代わり。マンション住まいだが、隣の家族が惨殺された。隣の家族はどんな家族だったか警察からきかれたおりに、祖母が答える隣人の説明がいやに細かい。身なり、印象、行動。とても詳しく説明ができる。そこで女事業家は驚きとともに考える。ああ、これは自分が母親をマンションというせまい檻の中に閉じ込めてしまっているから、こんな細部にまで眼が行く、そして記憶に残るのであろう。と。
宮部の世界にここちよくひたりつつも、でも、この女事業家の母について、ふと、考えた。自分の世界がせまいと、視野が狭くなるのかな。わたしはそうは思わない。狭いからこそ見えるもの、広いからこそ見えるものというのはもちろんあると思う。見ようと思わなくても見えてしまうもの。でも、本来自分がみたいと思うものだけ見えるのじゃないかな。
たとえば私が20代のとき。それはたくさんの人々と出会ってきました。世界は確実に今より広かった。公私ともに。でも自分が妊娠するまでに妊婦なんて目に入らなかった。さすがに目の前に立ってればわかるけど、通り過ぎる人なんて目にはいらなかった。
たとえば自分がダイビングをしはじめたとき。音が聞こえない世界で視覚だけが異様に冴える海の底。ダイビングが終わって地上にあがってきても冴える視覚で空や大地をみつめて新しい発見がたくさんあった。
自分の世界が狭まったら、視野がせばまる。これはありがちな構図なのかもしれない。見たくなくても見えるものは確実に減るから。でも、自分が見たいと思うもの。これは世界が広がろうがせばまろうが、みえてくる。
世界が広くても見ようと思わなければ見えないものってたくさんあると、思う。
2005年01月31日
アメリカのバースデーパーティ
投稿者 大葉柚子
アメリカってイベントごと、大好きなんです。そして、私もイベントごとって、とっても大好き。お祭り好きというのかな。学生時代はなにか楽しいことがあると、じゃあ、記念に飲もう!とか、景気付けに飲もう!と。理由をみつけては大騒ぎしてました。あれ、ちょっと違う?(笑)
まあともかく。お祭り好きの私も今回はちょっとお疲れ。息子の誕生日は土曜日だったのだけれど、まず金曜日に幼稚園でお祝いしてくれるという。カップケーキをもってきてね、とのこと。ええ、作りましたよ。しかも星型。その上、パーソナライズつき。(それぞれのイニシャルをアイシングしてネームタグつけた) そう、私は完全に。やりすぎ....。どーも始めると止まらない。なのに...疲れたなんていってるんだから、世話ない、ですよね~。自業自得だってば。
で、土曜日は今度は本当の息子の誕生日。この日は幼稚園のクラスの子とそのほか中のいい友達を呼んで、ジムを借り切ってパーティ。これはアメリカでは結構メジャーな王道コースで、よほどの邸宅に住んでる人でない限り、外部のパーティパッケージを委託するんです。たとえば、空手教室の空手パーティとか。アート素材ショップの主催する工作パーティとか。夏ならプールがとりしきるプールパーティもあります。もちろん、大人数を呼ばずに小さなパーティにするという手も、あり。
息子のはじめてのアメリカで祝うバースデー。息子が以前からあこがれでもあった王道パーティにしてみました。まず私たちの場合、16人呼ぶと200ドルというパッケージを買いました。これ以上人数が増える場合には1人につき10ドル追加。これは相場としては平均的な数字です。息子のパーティには18人きたので、2人分追加を払って220ドルなり。
そのほか、風船、ケーキ、ジュース、ナプキン、お皿、フォークなどを用意していくとあっという間に50ドルくらい出費。お返しのちょっとしたおもちゃをいれるとすでに総額300ドル。
実際のパーティでは息子はもちろん、おおはしゃぎ。僕が主役!!っていうのがやっぱり嬉しいらしくとても幸せな顔してました。45分のジム(平均台、トランポリンほかの体操)をみんなでした後、ケーキタイム。みんながもってきてくれたプレゼントは端のテーブルのほうにおいてもらって、そのままお持ち帰りしました。

そう。このプレゼントが面白い。まずアメリカのプレゼントの相場は10-20ドル。ずいぶん幅があるけどほんとそれぞれです。おもちゃはだいぶ重なる場合が多いからギフトレシートという、返品はできないまでも違う商品と交換できるレシートをつけてくれる人もたくさんいます。なにしろ、18個もいっぺんに10-20ドルのプレゼントをもらうのです。考えてみてください。300ドルの投資額はすべておもちゃになって帰ってくるのです。
一瞬、そう喜んだものの、おもちゃで溢れる息子の部屋を眺めたとたん、いや、これはいかん。と思いました。300ドルのおもちゃはいらないよ、やっぱり。息子が苦手そうなおもちゃをトイザラスに自転車と交換してもらおう、と息子を説得する私でした。

そして、それぞれの友達にお礼のカードを書きます。来てくれてありがとう、君のプレゼントはこんなに嬉しかったよ、こうやって遊ぼうと思うんだ、ほんとにありがと!とそれぞれのコメントつき。そう。わたしの今日の午後はすべてこのカードにつぎ込まれました。ははは。日本の誕生日パーティってどんなかんじなのでしょう?
2005年01月23日
サラベス&たちばな屋のジャムに舌鼓!
投稿者 大葉柚子
出産してからというもの、不思議と甘いものが好きになった。
かといって毎日食べるわけでもなければ、食べたいと思うわけでもない。でも、興味がなかった状態から興味が出た、ということは大きな変化。
アメリカのスイーツは本当にスイート(甘い)です。中途半端はお嫌いらしい。甘いものはガツンと甘く!これには正直4年いてもなじめない。(苦笑)しかしながら日本人好みの上品な甘さがないかというと、
これがある。
ただ少ないだけ。(笑)
NYマンハッタンにサラベスというレストランがある。
アッパーウェストの人々のブランチ店として人気。ここのレストラン、マーマレードジャムがおいしいことでも有名。マーマレードは大嫌いだった私がいっぺんで好きになったフルーツスプレッド。なんでもいろんな賞をいただいているそうで。納得できる、この絶妙な味。ほかの種類も試しましたが、みんなおいしい。息子がすきなのはストロベリーラズベリー。旦那さんがすきなのはミックスベリー。わたしはやっぱりオレンジアプリコット。ぜひぜひ一度おためしあれ。ジャム一つといえど、こんなに違うものなのね、とうなずくはず。日本ではマリーフィールズという会社が代理店のようです。たしか三越にも入っています。

義理の母がこよなく愛しているのは信州の三宝柑という蜜柑の仲間のジャム。
生のジャムで旬の時期に出荷され、在庫がなくなると次の旬まで待たねばならぬというお品。これもマーマレード系ですが、すごくおいしいです。蜜柑とオレンジの間というのか、サラベスはしっとりとした甘さですが、こちらは透き通ったかんじのさっぱり甘さ。三宝柑は2月に出荷らしいので来月をお見逃しなく。義理の母は2月になると2時間弱かけてわざわざ夫婦で買いにいきます。通販もできるのですが、年に一度買いにいく、という習慣がまた楽しいみたい。
アメリカと日本、どちらもオススメ!
2005年01月15日
クラランスボディバームリラックス&トニックで極上気分極上肌
投稿者 大葉柚子

日本に比べればドライなアメリカ。感情的に、もそうだけど気候のお話です。
冬はとくに乾燥するからこの4年、シャワーからでたらすぐボディローションやクリームを塗る習慣ができました。友人にいわせると、年齢のせいもあるんじゃないのぉ。と。つ、つらい指摘。たしかにピンとはっていた肌がヒンとなったというか、若さってたしかに売りにできるのね、と実感。(ま、だれでも持ってたものだけど、誰でもなくなるし。)ピンじゃなければサラサラとかスベスベで売ろうと、方向転換です。
そしてこの4年試行錯誤の末いきついた最高のボディクリームは。
クラランスのボディバーム、”リラックス”と”トニック”。

たしかに5000円とちょっと気軽に買えるボディクリームの値段じゃないかもしれないけれど、値段以上に満足したクリームです。エステにいったと思えば安いもの。そう思えるくらいの充足感。なにがいいかというと、香りとその後の肌のさわり心地。リラックスのほうはハーブを中心にしたアロマセラピックな香り。嫌いな人もいるみたいだけれど、私は好き。トニックは日本人にはすごく受ける香りみたい。プチコスメヲタク気味の私は始めての商品を買う前にアットコスメの口コミ情報を確認して参考にしてから買うことにしてます。もちろん人それぞれなんだろうけど、ぜったいやめたほうがいい!っていうのだけは注意してます。(笑) そのアットコスメ情報によると、君島十和子さんもトニックの香りが好きなんだそうです。香りはお好み、でも肌のすべすべサラサラは両方とも最高です。いままでアーデン、サンローラン、ジバンシィほか試してきたけれどクラランスは実ははじめて。すっかり虜。もうほかのクリーム試せない、ってくらい気に入ってます。乾燥肌の方、ぜひお試しあれ。
乾燥肌じゃなくても、リラックスしたい人でもオススメです。
※ 楽天のオフィスルナさんは定価より1000円以上も安くてお買い得です。
2005年01月08日
どうぞ触ってください博物館(Please Touch Museum)
投稿者 大葉柚子
ここフィラデルフィアには、美術館や博物館がたくさんある。4歳の息子がいる私にはちょっとまだ絵をみせに連れて行く勇気はない。静かにしてなきゃだめよ、ああ、それには触らないで。息子のよい刺激にはなるだろうなと思いつつ、そう大騒ぎする自分が容易に想像できるから。(苦笑) ダメダメっていうのは親も疲れるよね。でも子供だって疲れちゃう。興味のあるものに触りたい、大きな声で喜びたいっていうのはこの年頃にはごくごく自然なことだから。
そんな子供と親の気持ちにぴたりと寄り添う博物館がある。プリーズタッチミュージアムという名前なのだけれど本当にそのまま、どうぞ触ってください博物館なの。あるもので触っていけないものはナシ。大きな叫び声歓迎。走るのOK!床に寝転ぶのもOK!ただ友達とは仲良くしてね。この子供のための博物館は息子の大のお気に入りスポット。子供が触って、見て、体中で感じて自然に学ぶことをコンセプトにしているらしい。

入るとまずバスが壁を破って入ってきたところに出会う。バスの運転席に座って操縦できるようになっている。ちなみにお客さんのシートも少しある。信号もある。バスだけでなくて路上電車も運転席に座れる。その隣には水の入った川があってそこをボートがたくさん浮かべてある。それを手につかんで水遊びできるようになっている。川の流れが見えるように、水は下に流れていくというのがわかるように工夫された場所で子供たちは思う存分水と遊べて大喜び。

その向かいは私と息子が大好きな冒険の絵本「Where the wild things are」の情景を再現したコーナ。床に浮かぶボートが動くようになっていて自分で操縦できる。絵本の中の少年が怪獣の世界に迷い込んだように、今度は自分たちが絵本に迷い込んだ気分。当然ここを訪れた日の夜はこの絵本を読んで、ここが楽しかったねなんてお話できるのも楽しい時間。あ、そうそう、この絵本日本語版「かいじゅうたちのいるところ」もでているようなのでぜひ読んでみてください。大人も楽しめますよん。

ちょっとした砂場を通り過ぎていくと、ミニ牧場がある。ニワトリに木でできた餌をあげたり、これまた木でできたキャベツの収穫をして荷台につんだりして遊ぶ姿は本当に、かわいらしい。子供って子悪魔じゃなくてやっぱり天使かも。そう思う瞬間。

そして最後。息子が一番ハツラツとする一角。グローサリーストア/スーパーマーケット。地元のスーパーが出資して子供用のカート、中身が抜けた箱もの商品。木でできた野菜をかい、レジで清算。お客さんになるだけじゃなくてレジで働くことも在庫を出す係りの人になることもできる。この日息子は在庫を出すベルトコンベアを手で回して回転させる係りに夢中になり、30分以上ずっとまわし続けていました。お役目ご苦労。
子供が心から楽しめる場所はどこの国でもあると思う。
しかしながらこのミュージアムにとくに感動したことがある。
それは、その運営の仕方。スーパーが地元実在のスーパーから出資されて作ったことは、触れたけれど。バスはバス会社のロゴが入ってるからたぶんここからお金がでてる。絵本の舞台はたぶん出版社だろう。出版社にとって決して悪い話じゃない。土地と箱と運営費以外のほとんどのものは、ほかの人たちがお金を出して作った博物館。
両者が嬉しい立場になること、両者に利益があることをWin-Winというならば、この触ってください博物館はWin-Win-Win-Win。出資した側も運営する側も訪れる子供たちもその親も。みんなハッピーな博物館です。
日本にももっと、こんなの、できるといいなぁ。
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追記:日本でも本はでていたり、少しですが子供の博物館もできはじめているようです。
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2005年01月04日
本当に欲しいものだけ、買う
投稿者 大葉柚子
今年の抱負のひとつ、本当に欲しいものだけ、買う。
これって時間がない場合難しい。悩んでる暇があまりない中、決断しなければいけないから。とくに子供が一緒にいる買い物はまさにゲームそのもの。まず戦略をたててどこのお店に何をみにいくか、その間どうやって息子の気を紛らわせるか、それを事前に考えた上で最長1時間でショッピングを終える。これがわたしのショッピング極意。(おおげさだな...)旦那さんにみてもらっていて買い物するときにも同じことがおきる。旦那さんにみてもらっているこの貴重な時間!どこにいくか真剣に考える。もっと気楽に買い物してくればいいのに、そういわれつつ、どうしてもほとんどスポーツゲームになってしまう悲しい性(サガ)のワタシ。
本当に欲しいものだけ、買う。
ショップホリック(買い物中毒)のわたしには非常に難しい。日本もかなりバーゲン時には値段を下げるときいているけれど、アメリカにはまだまだ及ばないと思うくらい、すごくたくさん値下がりする。たとえば....
今値下がりしているのはクリスマス商品。クリスマス前日までは50%オフになっていた商品が今日あたりで75%オフになる。そのあとは90%。本当に欲しい商品は90%に値下がりした中にあるとは思えないけれど、たまにあったりすると、どうしても次の年も見逃せなくなる、こまった私。
時間が短いから決断するのが難しい、買い物中毒だから難しい、とも思ったが意を決してはじめてみると、短いほうが正しい決断のほうが多いことに気が付いた。5分以上悩む商品はいらないに等しいのかもしれない。本当に必要なものは即座に決定する。必要じゃないけど本当に、欲しいものはきっと、5分以内に決まるのだろう、と。もちろん性格によって悩む時間はそれぞれだとおもうけれど。
アメリカではその悩む時間にあまーい言葉をささやく店員がたまにいる。「大丈夫よ、とりあえず買っておいて家に帰ってやだったら返品すればいいじゃない」 そういわれて、それもそうだな、と思ってしまう。そして、何度も買うことになっている。家に帰って、クローゼットを眺めると。やっぱりいらないかも、そう思う。結局返品。この労力が無駄だと旦那さんはしろーい目で私をみつめる。これは、つらい。ときたま返品しそびれて残る物たちもいる、しかし結局使わない。それが、さらにつらい。(アメリカでは期限がきまっている場合もあるけれど、無期限ののものあり、レシートさえあれば全額返金もしくは等価交換できる)
値段が下がっているから買いたくなるのも、呼吸をひとつおくことにした。友人はセールではあまり品物を買わないとのこと。高い値段を出してでも欲しいものは必ず欲しいもので、長い間大事にするそうです。一理あり。いまフランスに住む妹いわく、フランスは物価が高い、しかしそれだけの価値のあるあ良い品質の物が多い。高いお金を出していい物を買ってながーい間使う、そうです。これも前の友人と通じるものがある。しかしながら値段と商品のバランスを図るのは大事。でも値段ばかりが下がっているものに惹かれるのはショップホリックとして恥ずべき行為。(笑)
私はショッピングは好き。だったら美しく買い、売られたいと思う。
返品は美しくない。本当に欲しいものだけ買おうと自分を言い聞かせる、今年の年明けでした。
<追記>
辛口診断というのをやってみたら、あまりにもぴったりでコワイくらい当たってる診断結果が!!....診断結果タイプ ‘親分’ 【あなたの消費行動】「買い物好き」のあなたは、モノを買う前にきちんと情報収集してから買うというよりは、一目みて好きになって衝動的に買い物してしまうタイプのようです。欲しいものがあると居ても立ってもいられず、借金をしてでも買ってしまう性格です。ブランドものには目がなく、高価なものであっても、カードでひょいと買ってしまうことも多いのではないでしょうか。恋人からは「信じられない」といつも文句を言われ、無駄遣いを後になって嘆くことも。一度買う前に「私は本当にこれが欲しいんだろうか」と自問自答して、せめて買うならコーディネートを重視したり、永く使えるものに投資してみたらいかがでしょうか。 <承知っ。
2004年12月18日
体も、心も、あたたまる日
投稿者 大葉柚子
クリスマスが近くなると、アメリカではいたるところで貧しい人々へのプレゼントボックスが用意されてる。息子の通う幼稚園だとある1家族をその時期だけ‘アダプト’して(養子養女にして)子供たちにプレゼントをそれぞれ贈る。アダプトされた子供たちは‘ウィッシュリスト’(欲しいものリスト)のクリスマスツリーを作って.....
オーナメント1つ1つに欲しいものを書き入れる。
そのオーナメントから1つまたはもっとを子供たちがとって、その子にプレゼントするものを選んでいく。用意したものを一緒に箱にいれて、ラッピングをしてリボンをかける。彼女たちが欲しいものは寒い冬には必要なものばかり。コート、ブーツ、スリッパ。たまにバービーなんてあるけどほとんどが生活必需品の防寒用品なのが心が痛む。
郵便局では貧しい子供たちに贈るおもちゃを寄付するボックスが用意されていた。旦那さんのオフィスでは貧しいこどもたちが着るコートを寄付するボックス。新品のものを寄付するのが多いのだけれど、旦那さんの会社のものは古着も可。子供のジャケットはすぐに着れなくなるし、寄付する余裕はない家族でもお下がりをあげるのならばできるという家族もたくさんいる。
今日車の中で聞いていたラジオの曲は、こんな歌だった。僕が一生忘れられないクリスマスは。わたしのパパは私が欲しいものをクリスマスに買うことができない、そう娘にいわれたクリスマス。俺はその夜号泣したんだ。娘の欲しいものをクリスマスにさえ買ってやれない自分がなさけなくて号泣したんだ。朝になるまで。
アメリカの嫌いなところはもちろんある。でも、やっぱりいいなぁ、と思うのはクリスマス近辺かな。みんなが優しくなって、クリスマスくらい心も体もあったまるように自分たち家族だけじゃなくてほかの人も気にかける。
大事なのは心。
でも体もあったまらなくては心も大事にできないかもしれない。
2004年12月16日
(終了しました!)城川朝「そして、シーフード!」出版記念パーティ
投稿者 大葉柚子
城川朝、新刊「まずはストックそしてシーフード!」がNHK出版から出ました。これは前に書いた「もっと野菜が食べたいから まずはゆでる!」と姉妹本なのですが、開いたとたんに、これは使えると稲妻がはしったオススメ料理本。
この新刊の出版記念パーティにWMSごらんの方のみ限定で5名公募いたします。一般公開されていないイベントです。出版記念パーティの詳細は....
************** 詳細 **********************
日時: 2005年1月9日(日) 12:00~14:00
場所: レストラン キハチ・銀座店
内容: 『そして、シーフード』記念ランチパーティー
及びデモンストレーション
料金: ランチ込みで8000円(事前に銀行振込)
申し込み: 締め切り 2004年12月24日 ~締め切りました~
司会はNHKの『今日の料理』でお馴染み、後藤繁栄アナウンサー
『今日の料理』の収録さながらのデモンストレーション
および、キハチのランチ付のパーティー(予定参加人数65-70名)
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ところでこの本、シーフードは買ったらその日使う分以外は冷凍庫に直行しようというお話。たとえば新鮮なイカが4ハイで400円、1パイで200円。でも当日使う予定は1パイだけ。でも4ハイ買っても大ジョブ。冷凍庫がついている!と。新鮮でないイカを後日買うくらいなら新鮮なイカを冷凍してあったほうが処理もしやすいし、鮮度もいい。とのこと。(プラス経済的だしね)
前回の「まずはゆでる」と共通して嬉しいことは、ストックするからには一つの素材をいろいろな調理方法で食べるのを楽しみたいところ。それをきちんと網羅してくれている。満遍なく難しくもなく、ちょっとひねったレシピが満載。個人的に「そして、シーフード」が感動的だったのは、冷凍=新鮮でないという既成概念を壊してくれたところ。お肉はためらいなく冷凍できてたけど、魚介類って冷凍ものをそのまま冷凍以外はあまり実践していなかったので新しい出会いでした。
ゆでてストック、冷凍してストック、料理の鮮度と料理時間を短縮というのが コンセプトなので働く女性にも興味のあるところ、強い味方になること間違いなし!です。
2004年12月11日
アメリカの子供に日本を紹介!
投稿者 大葉柚子
11月12月は息子の通うモンテソーリの幼稚園では多文化の月。子供たちの両親や祖父母、親戚が幼稚園にきてそれぞれの文化を紹介するというイベントを行っている。ここフィラデルフィア近辺ではNYまでいかないものの、結構いろいろな人種がいる。アフリカ系、中南米系、アジアはいろいろ、ヨーロッパはもちろん。私はそのイベントがあることをきいてからぜひ私も聴講したいと思った。それで校長先生に直談判にいったらなんと私が日本を紹介することになった。(苦笑)ギブアンドテイクというやつである。そういわれれば、やるしかないよね。うまいなぁ、校長先生。だてに80歳の年とってない。
で、いろいろ考えた。お金をたくさん使うのは得策じゃない。こんな風習説明してもわからんだろうなぁ。というより自分が説明できない。ねえ、こいのぼりって何で鯉なんだろう。そんな質問されたら答えられない。(汗) 結局行き着いたところは.....
子供たちが少しジャンプをしたら届く日本を紹介しようと。
周りの日本人にも相談してお箸の使い方と日本語一言と数の数え方を教えることにした。アメリカでは中華をよく食べるのでお箸を目にする機会は多い。でも使い方って結構しらない。だから少なくとも握るチャンスがあると身近に感じると思ったのが理由。ほかのたくさんのアジアの国も箸を使うしね。日本語はまあ、とりあえず。数の数え方は面白い教え方をアメリカの大学で日本語を教える人から教えてもらっていたのでそれを流用。これを浴衣きて教えればなんとか日本ぽいかと。こんなかんじよと、浴衣をきて旦那さんにみせたら、ああ、こういう人日本食レストランで働いてるよね、だって。失礼なっ。
わたしは日本人ということでアメリカで損もしてきたし得もしてきた。得したときはたいてい、前にとてもよい日本人を知っているから君は信用できるといわれるとき。これって素敵だなと思う。なんだか知らない日本人から不意にプレゼントをもらった気分。私もいつか私をしってるから次の人を信用できるといってもらいたいなぁ、と常日頃思っていたので、幼稚園生に日本紹介なんて重責!とも思ったけれど同時にとてもよいチャンスだと思いなおした。よい人かどうかは分からないけれど、それにしても3歳から日本に慣れ親しむってのはすばらしいことじゃないか!と。
そしてその日本紹介のプレゼンテーションを幼稚園4クラスでやってきた。結果は?「私が感動」 そして楽しい!何が楽しいって子供が楽しい。クラスに私が入っていくとみんなシーンとして私を凝視する。ある先生がさあ、全部あなたのものよ。みんな全身耳になってるから。といった。本当にその通りなの。みんな何が始まるのだろうとワクワクした目で一つも聞き漏らさないようにシーンとしてるの。うわぁ、子供って本当にまっすぐだなぁ、と。改めて再確認。息子をみていてもときたま、そう思うけれどそれがx20倍になると圧巻です。スポンジの年とよくいうけれど、勝手に吸収するんじゃないんだ、この興味津々な目と耳が意思をもって吸い取っていくのだなぁと。そんな年齢を大事にしてあげたいと、強く思いました。来年はもっと楽しいプレゼンテーションにしよっと。(あんなにびびってたの、誰だ~!)
2004年12月04日
ルクルーゼと恋に落ちる
投稿者 大葉柚子

わたしは営業として働いていたことがある。物を売るのっていろんなスタイルがあるけれど、売れるというのがゴールだとすると、ゴールに到達できる営業に共通している1つはその商品に精通している、もしくは愛を感じているのどちらかなければ通用しない、と信じている。
お金をもらっていないのに勝手に営業する人がいる。私のことである。(笑) ブランドにとってはまたとない貴重な人材だと思う。が、困ったことに私が無料で営業をするのは限られた愛を感じるブランドだけ。その一つがル・クルーゼ。私が薦めて買った人は知ってるだけでももう5人。プレゼントした数はもう4つ。ところがこのルクルーゼ、私だけじゃなくて無償営業をする人が続出なの。一度恋に落ちると、思いはジワジワと続く幸せなのが理由なのかな。それをほかのひとにもわけてあげたいと思う商品なのかな。コレクターが出るブランド、無償営業が出るブランドってやっぱりそれだけの理由があるのだと、思う。
このルクルーゼ、フランスのおもーい鍋なのですが、最高なのです。なにが最高かって、
まず形がかわいい。愛の対象としては申し分なし。色もいい。発色のよさが、さすがおフランス。ガスレンジの上にのせてみてください。(今時はIHなのかな?) 思わず写真とりたくなります。なんだ外見がいいだけか?そうじゃないのです。中身もある。なにせ煮物が大得意。たとえばチキンのトマト煮を普通の鍋?で作ったものとルクルーゼで使った物と比べてみてください。比べ物にならない!と思うはず。どう比べ物にならないかというと柔らかさがぜんぜん違う。水分を逃さずジューシーに、でもホロっと柔らかく煮える。野菜はみずみずしさを残した上で、甘さを最大限引き出せる。料理の腕がない人は道具に頼るべきである!との持論を確立した私。思い立ったのはルクルーゼを使うようになってから。(苦笑)
